JPS61210216A - 船外機のエンジン冷却装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、船外機におけるエンジンの冷却装置に関す
るものである。

従来の技術 従来、船外機においては、ドライブユニットのケースに
開口した取入れ口から海水ポンプによって冷却水を汲上
げ、この海水をエンジンへ供給して直接冷却している。

発明が解決しようとする問題点 即ち、従来においては、海水による冷却である゛ため、
エンジンを含めて各冷却水路系に塩害を生ずるという欠
点がある。特に、エンジンに塩害を生ずると、このエン
ジンを交換をしなければならないが、シリンダヘッドと
ブロックが一体となってものにおいては、エンジン全体
を取外さなければならないこととなり、極めてコスト的
に高（なる。

即ち、この発明は、海水冷却方式による欠点を解消して
、エンジンの耐久性を向上させた船外機の冷却装置を提
供することを目的としている。

問題点を解決するための手段 上記の目的を達成するため、この発明では、ドライブユ
ニットのケース（１１内へ清水クーラ（１２）を設け、
この清水クーラ（１２）によって冷却した清水冷却水に
てエンジン（５）を冷却することを特徴とするものであ
る。

作　　用 この発明では、海水による冷却でなく、清水による冷却
であるため塩害の問題を生じない。

実施例 第１図においては、＋１１は、アッパケース（２）とロ
アケース（３）とからなるドライブユニットのケースで
あり、このドライブユニットケース（１）上にエンジン
マウント（４）を介してエンジン（５）が搭載されてい
る。（６）は該エンジン（５）を囲むカウリングである
。

また、ドライブユニットケース（１１内には、垂直方向
にドライブシャフト（７）が配置され、このドライブシ
ャフト（７）の上端がエンジン（５）のクランク軸（８
）へ連結されるとともに、その下端がプロペラ軸（９）
へ連結されている。このドライブシャフト（７）には、
アッパケース（２）とロアケース（３）との接合部分に
おいて、海水揚水ポンプ（１０）が取付けられて、該ド
ライブシャフト（７）によってこの海水揚水ポンプ（１
０）を駆動する。そして、ロアケース（３）の側壁部に
は、海水取入れ口（１１）が設けられ、この海水取入れ
口（１１）より、前記海水揚水ポンプ（１０）によって
海水をドライブユニットケース（１）内へ汲上げるよう
にしている。

他方、エンジン（５）の下方には、アッパケース（２）
とエンジンマウント（４）とに跨って清水クーラ（１２
）が配置されており、前記エンジン（５）を冷却するた
めの冷却水を該エンジン（５）からこの清水クーラ（１
２）を循環させる。　　（１３）が、該エンジン（５）
の上部に取付けた清水循環用の冷却水ポンプであり、こ
れは、クランク軸（８）上に取付けたプーリ　（１４）
と該冷却水ポンプ（１３）駆動軸に取付けたプーリ（１
５）を介し、ベルト（１６）によって駆動するようなっ
ている。即ち、エンジン（５）は清水クーラ（１２）に
よって冷却される清水冷却水によって冷却されるもので
あるが、前記海水揚水ポンプ（１ｏ）によって汲上げた
海水を、この清水クーラ（１２）に導き、該海水にて清
水を冷却するものである。

清水クーラ（１２）を通った海水は、ロアケース（３）
より外部へ排出される。

第２図が上記清水クーラ（１２）の詳細構造を示してい
る。上記海水揚水ポンプ（１０）よりも上方部には、該
海水揚水ポンプ（１０）に連通ずる空洞部（２０）が形
成されている。この空洞部（２０）は、アッパケース（
２）から前記エンジンマウント（４）に跨っており、ま
ず、この空洞部（２０）の上端部と中間部にパイプ支持
板（２１）　　（２１）を挿入している。

そして、このパイプ支持板（２１）　　（２１）間には
、垂直方向の多数の冷却水管（２２）　　（２２）・・
・が取付けられ、この冷却水管（２２）は、その下端が
前記海水揚水ポンプ（１０）に通ずる空洞部（２０）へ
開口し、上端は、上部支持板（２１）の上方においてエ
ンジン（５）の下面に形成した凹部（２３）内に連通し
ている。また、前記空洞部（２０）の後部には、アッパ
ケース（２）の後部に開口する排水通路（２４）が形成
されており、前記の凹部（２３）がこの排水通路（２４
）へ連通穴（２５）によって通じている。

従って、上記海水揚水ポンプ（１０）によって汲上げた
海水は、空洞部（２０）から前記冷却水管（２２）　　
（２２）・・・を通って上昇し、エンジン（５）の凹部
（２３）から連通穴（２５）を経て排水通路（２４）よ
りケース後方へ排出される。他方、上記冷却水管（２２
）　　（２２）・・・の上下の支持板（２１）　　（２
１）によって挟まれる冷却水室（２６）には、その上部
側壁部分に、エンジン（５）からの清水冷却水を該冷却
水室（２６）内に導く入口穴（２７）が、同じく冷却水
室（２６）の下部には、該冷却水室（２６）をエンジン
（５）側に連通ずる出口穴（２８）が形成されており、
従って、前記エンジン（５）の清水冷却水は、この入口
穴（２７）から冷却水室（２６）内に入り、該冷却水室
（２６）内において冷却水管（２２）を通る海水との熱
交換によって冷却されながら下方に流下し、出口穴（２
８）より再びエンジン（５）側に供給される。

この場合、清水冷却水と海水は上下対向方向に流れるの
で冷却効果が良好である。　　（２９）　　（２９）・
・・は、冷却水室（２６）内に取付けた複数のバフフル
板であり、清水冷却水は、このバッフル板（２９）（２
９）・・・に沿って蛇行しながら下方へ流下する。

（３０）は、エンジンの排気通路であり、この排気通路
（３０）は、その出口がロアケース（３）の後部に開口
しており、前記の海水をこの排気通路（３０）内へ排出
させて、排気とミキシングして海水中へ排出させるよう
にしてもよい。

発明の効果 この発明によれば、エンジンの冷却を海水によらない清
水冷却によっており、従って、エンジンの冷却水経路特
にエンジン部分の塩害の問題がな（、エンジンの耐久性
を向上させることができる。

また、清水を循環させる冷却方式であるため暖機が比較
的速り１．シかも、高温でかつ均一に保持できるので、
エンジンの耐久性をより向上できるという効果がある。

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【図面の簡単な説明】

第１図は本発明において、海水冷却水の循環経路を示す
船外機の側面図、第２図は同じく船外機の要部縦断面図
である。 ＋１１・・・ドライブユニットケース、（５）・・・エ
ンジン、（１０）・・・海水用水ポンプ、（１２）・・
・清水クーラ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ドライブユニットのケース内へ清水クーラを設け、
   この清水クーラによって冷却した清水冷却水にてエンジ
   ンを冷却することを特徴とする船外機のエンジン冷却装
   置。 ２、海水揚水ポンプによって汲上げた海水を清水クーラ
   の冷却用水として用いるようにした特許請求の範囲第１
   項記載の船外機のエンジン冷却装置。