JPS61209554A - サイレ−ジの製造方法 - Google Patents

サイレ−ジの製造方法

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JPS61209554A
JPS61209554A JP60051170A JP5117085A JPS61209554A JP S61209554 A JPS61209554 A JP S61209554A JP 60051170 A JP60051170 A JP 60051170A JP 5117085 A JP5117085 A JP 5117085A JP S61209554 A JPS61209554 A JP S61209554A
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JP
Japan
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lactic acid
silage
acid bacteria
lactobacillus
cellulase
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JP60051170A
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JPH0334909B2 (ja
Inventor
Keiichiro Hiyama
圭一郎 檜山
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OOSAKASHI
Taiyo Kogyo Co Ltd
Osaka City
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OOSAKASHI
Taiyo Kogyo Co Ltd
Osaka City
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、サイレージ原料自体を乳酸菌の糖質源として
利用することのできるサイレージの製造方法に関するも
のであり、詳細にはサイレージ原料例えば稲わら等の繊
維素をセルラーゼやヘミセルラーゼで分解することによ
り生じた糖類を乳酸菌に利用せしめて乳酸の生成を促し
もって良質のサイレージを得ることのできるサイレージ
の製造方法に関するものである。
[従来の技術] 一般にサイレージとは、そのまま飼料となり得る植物組
織等のサイレージ原料を微生物による障害から守りなが
ら栄養価の高い飼料として保存することを目的とするも
のである。
例えば良好な上記サイレージ原料とされているプントコ
ーン、青刈りトウモロコシ等を用いた場合、これを密閉
容器中に堆積すると、植物自体の呼吸作用によって酸素
が速やかに消費され嫌気的条件が達成される。そこでは
好気性微生物の生育が抑制されると共に植物由来の乳酸
菌が嫌気的条件下において増殖を開始する。その結果植
物中の炭水化物が発酵され乳酸を生成してpHが低下し
ていき、この低pH条件が好気性微生物の活性化を抑制
して良質のサイレージを得ることができるといった様に
して上記目的が十分達成されている。
しかるに■嫌気的条件が必ずしも満足なものとは言えな
い場合、■乳酸菌が好気性微生物や嫌気性酪酸菌等の雑
菌に比し相対的に少ない場合、070%以上の高水分材
料を使用する場合、■乳酸産生に利用される可溶性糖分
の少ない材料を使用する場合等では、良質のサイレージ
を得ることが困難でありサイレージ化の目的を十分達成
できているとは言い難い状況にある。こういった場合に
対処する為次に示す様な方法が提案されている。
(A)乳酸菌育成助長法 (1)化学的方法(炭水化物添加法) (2)生物学的方法(乳酸菌添加法) (B)有害菌抑制法 (1)化学的方法(酸添加法、殺菌剤添加法。
抗生物質添加法) (2)物理的方法(圧搾密封法、予乾法、空気置換法、
真空法) これらのうち圧搾密封法、空気置換法、真空法等は物理
的手段によってサイレージ中から空気を除去し、より嫌
気的条件に近づけることを目的としている。又殺菌剤の
添加や抗生物質の添加等の化学的方法は不都合な微生物
を薬剤によって抑制し変敗を防止しようとするものであ
る。更に上記(A)の乳酸菌育成助長法は乳酸発酵を直
接的に促進しようとする積極的な方法として重要な位置
をしめるものである。
ところで上記■で述べた如く乳酸産生に利用される可溶
性糖分の少ないサイレージ原料例えば稲わら等を用いる
場合には、上記提案方法のうち(A)の乳酸菌育成助長
法である(1)炭水化物添加法及び(2)乳酸菌添加法
を併用的に適用することが適している。なんとなれば稲
わら等を用いる場合では稲の成長期を外し、成長のおと
ろえた時期になってから収穫しているので、サイレージ
原料として利用する段階では稲わら組織の呼吸能力が非
常に乏しく、そのまま堆積しても植物自体による酸素消
費は望みようがなく、むしろ好気的殺菌による腐敗が進
行しているからである。そこで稲わら等に乳酸菌を添加
すると共に廃糖蜜、みかん搾汁かす、ビールかす等の糖
質源を加えて乳酸発酵を行なわしめるのが一般的である
。この様な糖質源の必要量はサイレージ重量の0.3〜
1.0%程度であるが、上記廃糖蜜、みかん搾汁かす等
を現場で取り扱う際には貯留、運搬、保管更には混合作
業等多大な困難を伴なうものである。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明はこうした事情に着目してなされたものであって
、良質のサイレージ原料を用いた場合はもとより可溶性
糖の少ない例えば稲わら等のサイレージ原料を用いた場
合であっても該原料の一部を分解することにより生じた
糖質源を乳酸菌による乳酸発酵に利用せしめ糖質源を外
部から加えることなく良質のサイレージを得ることがで
きるサイレージの製造方法を提供することを目的とする
ものである。
[問題点を解決するための手段] 上記目的に適う本発明のサイレージの製造方法とは、サ
イレージ原料に乳酸菌及びサルラーゼ若しくはヘミセル
ラーゼを加えることに要旨が存在するものである。
[作用] 次に本発明の特徴をその着眼点を踏まえつつ説明する。
可溶性糖の少ない例えば稲わら等を用いて良質のサイレ
ージを得るには従来であれば前述の如く乳酸菌を加える
と共にこれに利用されるべき糖質源を外部から添加する
必要があったが、本発明者等は乳酸菌に利用されるべき
糖質源を外部から加えなくともよいような方法はないも
のかと考え色々な角度から検討してきた。その結果サイ
レージ原料自体のam素を利用すれば良いのではないか
との全く新しい発想を得るに至り鋭意研究を重ねた結果
本発明を完成するに至ったものである。すなわち本発明
は、上記繊維素を分解する酵素としてセルラーゼ又はヘ
ミセルラーゼあるいはそれらを含む麹類を選定し、それ
らの作用によって生成されるグルコース、グルコースを
含む少糖、キシロース、キシロースを含む少糖等を乳酸
菌によって資化させる様にしたちのでる。以下項分けし
て夫々説明する。
■セルラーゼやヘミセルラーゼの添加 ここに言うセルラーゼ又はヘミセルラーゼには、トリコ
デルマ属、アスペルギルス属、ペニシリウム属、ケトミ
ウム属等の糸状菌、バチルス属、シュードモナス属等の
細菌、ストレプトミセス属等の放線菌、ウバタケ、ヒイ
ロタヶ等のきのこ類といった生物が産生ずるものが含ま
れるが、勿論セルラーゼ剤又はヘミセルラーゼ剤自体で
も良い。
■乳酸菌の添加 ここで使用される乳酸菌としては、グルコース及びキシ
ロースの両方から乳酸を生成するラクトバチルス−ペン
トサス又はラクトバチルス・キシロサス等が適当である
が、本発明者等は特にキシロースの発酵性が優れている
菌株2株を、イタリアンライグラスサイレージより分離
した。この菌を微工研菌寄第8074号及び第8075
号として寄託したが、これらの菌学的性質は第1表の通
りである。尚第1表には前者をD−55,後者をI−9
として記入した。
以上の菌学的性質から判断すると両菌株は乳酸菌のラク
トバチルス属に分類されるものと考えられる。D−55
株は、II4の発酵性をみる限りではラクトバチルス$
プランタラムに分類されるものと考えられるが、細胞壁
糖組成及びペプチドの型を考慮するとラクトバチルス・
カゼイであるとも考えられる。しかしながら本菌株がキ
シロースの資化性を有すること、グルコースからL(+
)乳酸を多く生成することを考え合わせると、本菌株は
ラクトバチルス・カゼイの類縁菌であるラクトバチルス
・キシロサスD−55であることが分かった。一方1−
9は、ラクトバチルス・プレビスと同定され、ラグトバ
チルス会プレビスI−9とした。尚I−9株は、ヘテロ
型発酵を行なう乳酸菌であり好気的条件下でグルコース
から乳酸。
酢酸、エタノール、炭酸ガス等を生成するが嫌気的条件
下ではグルコースの発酵性を持たない。
以下実施例に従って本発明をより具体的に説明する。但
し以下の実施例に示すセルラーゼ又はヘミセルラーゼの
酵素力価は、カルボキシメチルセルロース又は稲わらキ
シランを夫々基質として40℃で1分間にt=モルのグ
ルコース又はキシロースを生成する能力を1単位として
表示した。
[実施例] 藍直豊ユ 繊維の長さを5■薯以下に粉砕した稲わら15gを50
0m1容の広口瓶に入れ、水3001に溶かした60m
gの黒麹菌(Aapergillus niger )
 へミセルラーゼ剤(キシラナーゼ2200単位、セル
ラーゼ790単位を含む)を加え、更にグルコース舎酵
母エキス・ポリペプトン培地で培養した乳酸菌D−55
,あるいはキシロースψ酵母エキスーポリペプトン培地
で培養した乳酸菌I−9を夫々2.3X10”個添加し
て密栓をし、30℃に1週間保存した。対照区として乳
酸菌D−55のみを添加したものを用意した。その結果
を第2表に示す。
第   2   表 X轟勇ヱ 65メツシユ以下に粉砕した稲わら20gを5001容
の広口ビンに入れ、水200m1を加え、黒麹菌のへミ
セルラーゼ剤4.0g (キシラナーゼ14.TGO単
位、セルラーゼ5,270単位)あるいは、枯草菌(B
acillus subtilig )のヘミセル ゛
ラーゼ剤400鳳g(キシラナーゼ100単位)を加え
、更に乳酸菌D−55またはI−9を3.5×108個
接種して添加し、密栓をして30℃に10日間保存した
。対照区として乳酸菌D−55のみを加えたものを用意
し、結果を第3表に示す。
第   3   表 実施例3 直径約1mm+に粉砕したとうもろこし穂軸20gを5
00m1容の広口ビンに入れ、水200m1を加え、黒
麹菌ヘミセルラーゼ剤800mg(キシラナーゼ270
0単位、セルラーゼ90単位)、又はトリコデルマ−ビ
リデ4 (Trichodermaマ1ride)のセ
ルラーゼ剤aOO層g(セルラーゼ740単位、キシラ
ナーゼ340単位)、あるいはその両方を加え、更に乳
酸菌D−55又はI−9を2.8X l 0B個接種し
て添加し密栓をし、30℃に11日間保存した。対照区
には乳酸菌D−55のみを添加した。その結果を第4表
に示す。
第   4   表 X農賀A 稲わら20kgを小型バックサイロに入れ、黒麹菌ヘミ
セルラー諭剤40g (キシラナーゼ15万単位、セル
ラーゼ5.3万単位)または枯草菌へミセルラーゼ剤8
0g (キシラナーゼ2万単位)と、乳酸菌D−551
?、4tI−9(7)3.lX101G個を含む水60
文をこれに振りかけ、密封して30℃に1ケ月間保存し
た。対照区には乳酸菌D−55のみを加えた。結果を第
5表に示す。
第   5   表 実施例5 とうもろこし穂軸粉砕物(直径約0.5 c+o) 4
kgに水4文を加え、水蒸気減菌を行なった後、黒麹菌
を植え27°Cで3日間固体培養し、次いで水10Mを
加えると共に水酸化ナトリウムでpHを5.1に合わせ
て麹を作製した。これに乳酸菌D−55またはI−9の
3.5X 1010個を添加したものを、新たなとうも
ろこし粉砕物6kgに加え、バッグサイロ中で密封をし
て30℃に10日間保存した。対照区としてとうもろこ
し穂軸粉砕物に乳酸菌D−55のみを植えたものを用意
した。結果を第6表に示す。
第   6   表 [発明の効果] 本発明は上述の様に構成されているので、良質のサイレ
ージ原料を用いた場合はもとより可溶性糖の少ないサイ
レージ原料を用いた場合にあっても該原料の一部を巧み
に利用することにより外部から糖質源を加えることなく
良質のサイレージを提供することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. サイレージ原料に乳酸菌及びセルラーゼ若しくはヘミセ
    ルラーゼを加えることを特徴とするサイレージの製造方
    法。
JP60051170A 1985-03-14 1985-03-14 サイレ−ジの製造方法 Granted JPS61209554A (ja)

Priority Applications (1)

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JP60051170A JPS61209554A (ja) 1985-03-14 1985-03-14 サイレ−ジの製造方法

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JPH0334909B2 JPH0334909B2 (ja) 1991-05-24

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JPH01211487A (ja) * 1988-02-18 1989-08-24 Zenkoku Rakunougiyou Kyodo Kumiai Rengokai サイレージ調製用乳酸菌スターター
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