JPS61206452A - 抗血栓性ポリウレタン又はポリウレタンウレア組成物 - Google Patents

抗血栓性ポリウレタン又はポリウレタンウレア組成物

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JPS61206452A
JPS61206452A JP60048570A JP4857085A JPS61206452A JP S61206452 A JPS61206452 A JP S61206452A JP 60048570 A JP60048570 A JP 60048570A JP 4857085 A JP4857085 A JP 4857085A JP S61206452 A JPS61206452 A JP S61206452A
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JP
Japan
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polyurethane
antithrombotic
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weight
hydrophobic
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JP60048570A
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隆一郎 依田
明 福留
勝 大川
和利 飯田
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Zeon Corp
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Nippon Zeon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は疎水性のソフトセグメントを有するポリウレタ
ン又はポリウレタンウレアと親水性のソフトセグメント
を有するポリウレタン又はポリウレタンウレアを混合し
て成る抗血栓性及び力学的強度の良好なポリウレタン又
はポリウレタンウレア組成物に関するものである。
(従来の技術) 抗血栓性のエラストマーとして従来よシポリテトラメチ
レンエーテルをソフトセグメントとするポリウレタンや
ポリエーテルウレタンとポリシロキサンのブロック共重
合体等が知られておシ、又市販もされている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このようなポリウレタンは力学的強度は
充分であるが抗血栓性が不充分であったシ、抗血栓性紘
優れてはいるものの、その製造工程が複雑で又力学的強
度が劣るといった問題があり、力学的強度と抗血栓性と
が共に優れ九ニジストマーの開発が望まれている。
セグメント化ポリウレタンの中では親水性のポリアルキ
レンエーテルをソフトセグメントとするポリウシタンは
疎水性のポリテトラメチレンエーテルをソフトセグメン
トとするポリウレタンよ〕優れた抗血栓性を示すが、力
学的強度が低く到底実用に耐えないことが知られている
本発明者等は力学的強度と抗血栓性が共に優れたポリウ
レタン又はポリウレタンウレアを開発すべく鋭意研究し
た結果、上記の二種のポリウレタンを混合することによ
シ驚(べきことには力学的強度と抗血栓性とが共に改善
され九ポリウレタン組成物が得られることを見い出し本
発明を完成したO (問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は疎水性のポリテトラメチレンエーテ
ルをソフトセグメントとするポリウレタン又はポリウレ
タンウレアと親水性のポリアルキレンエーテル(但しア
ルキレンの炭素aは2〜3〕をソフトセグメントとする
ポリウレタン又はポリウレタンウレアを混合して成る抗
血栓性ポリウレタン又はポリウレタンウレア組成物を提
供するものである@ 本発明で使用する疎水性のポリテトラメチレンエーテル
をソフトセグメントとするポリウレタン又はポリウレタ
ンウレアは両末端に水酸基を有するポリテトラメチレン
エーテルジオールとジイソシアネートを反応させて得ら
れるプレポリマーを分子中に活性水素を有する鎖延長剤
で鎖延長させたセグメントポリウレタン又はセグメント
ポリウレタンウレアである。満足すべき力学的強度及び
抗血栓性が得られるためKはポリテトラメチレンエーテ
ルジオールの数平均分子量は400〜s、oo。
の範囲が好ましく、よシ好ましくは500〜へ000の
範囲である。
本発明で使用する親水性のポリアルキレンエーテルをソ
フトセグメントとするポリウレタン又はポリウレタンウ
レアはアルキレンの炭素数が2〜3の両末端に水酸基を
有するポリオキシエチレンジオール、ポリオキシプロピ
レンジオール及びオキシエチレン−オキシプロピレンコ
ポリエーテルジオール(ランダムコポリマー及びブロッ
クコポリマーを含む)の1種以上を用い前記と同様にし
て得られるセグメントポリウレタン又はセグメントポリ
ウレタンウレアである。
満足すべき力学的強度及び抗血栓性が得られるためには
上記各ジオールの数平均分子量は500〜s、oooの
範囲が好ましく、さらに好ましくは1、000〜4oo
oの範囲である。
同一分子鎖中にオキシエチレンとオキシプロピレンが含
まれる場合にはオキシエチレンとオキシプロピレンの含
有割合は特に限定されないが、耐加水分解性、柔軟性の
点からオキシエチレンの含有量は70重量%以下が好ま
しく、よシ好ましくは50重量%以下である。
さらにブロックコポリマー中のポリオキシエチレンブロ
ック(A)とポリオキシプロピレンブロック(B)の配
列もe:限定されずAB型、ABA屋。
BAB型のいずれであってもよい。
本発明においては各ポリウレタン又はポリウレタンウレ
アの製造は公知の製造方法に従えば良く、製造方法の制
限はない。
従って、使用されるジイソシアネートについては特に制
限はなく、例えばジフェニルメタンジイソ7シアネート
、2.4(又は2.6 ) −)ルレンジイソシアネー
ト、p−キシリレンジイソシアネート、1.5−ナフチ
レンジインシアネートのような芳香族ジイソシアネート
やメチルシクロヘキサンシイイソシアネートのような脂
環族ジイソシアネートやヘキサメチレンジイソシアネー
トのような脂肪族ジイソシアネートなどウレタン樹脂、
工2ストマーの合成に使用される公知の化合物を用いる
ことができる。
又、鎖延長剤はイソシアネート基と反応し得る活性水素
を有する基を持つものであれば特に制限はす(、例エバ
、エチレンクリコール、1.3−7”ロビレンクリコー
ル、1.2−7’ロビレングリコール、1、4−7’タ
ンジオール、1.5−ベンタンジオール、1.6−ヘキ
サンジオール、1.6−シクロヘキサンジメタツール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコールなどの
ジオール類;エチレンジアミy、1.2−70ピレンジ
アミン、1.4−7’チL/ンジアミン、2.3−ブチ
レンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、シクロヘキサ
ンジアミン、1.4−7クロヘキシレンジアミン、1.
3−シクロヘキシレンジアミン、ピペラジン、1.4−
ジアミノピペラジン、キシリレンジアミン、トリレンジ
アミq)41:^−)マぐ1ノ頼eししψ→、−ンソ 
エノ丁ル番ルヒドラジンなどのヒドラジン類;アジピン
酸ジヒドラジドなどの酸ジヒドラジド類:エタノールア
ミン、アミノグロビルアルコール、3−アミノシクロヘ
キシルアルコールなどのアルカノールアミン類などウレ
タン樹脂、エラストマーの合成に使用される公知の化合
物を用いることができる〇疎水性のソフトセグメントを
有するポリウレタン又はポリウレタンウレア(以下疎水
性ポリウレタン化合物と称することがある)と親水性の
ソフトセグメントを有するポリウレタン又はポリウレタ
ンウレア(以下親水性ポリウレタン化合物と称すること
がある〕の使用割合は通常前者対後者99〜1:1〜9
9(重R%>である。ポリウレタン化合物混合物中の疎
水性ポリウレタン化合物の量が99重量%を超えると充
分な抗血栓は得られず、1重量%未満では力学的強度が
改善されない。
好ましくは5〜90重量%、よシ好ましくは10〜80
重量%である。
上記の二種のポリウレタン化合物はそれぞれを溶液状態
で混合する方法、ロール、インターナルミキサー等の通
常の混合機を用いて混合する方法等によシ混合される。
本発明の組成物は抗血栓性と力学的強度とが共に優れて
いるので、医用材料、特に血液接触医療器具の製造に適
した材料である。
使用に際しては、本発明の組成物で血液接触医療器具を
製造することもできるし、又他の材料で製造された該器
具の血液接触面に本発明の組成物の溶液を塗布して皮膜
を形成させることもできる0本発明の組成物を用いた血
液接触医療器具としては血管カテーテル、人工腎臓用A
−Vシャント、人工心肺、血液バイパスチューブ、人工
心臓ボンピンクチェンバー、バルーンボンビン/fxE
がH示される。
以下実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1 窒素気流中で加熱して充分乾燥させた反応容器中にポリ
テトラメチレンエーテルグリコール(分子量650)を
入れ、90℃、α1龍H4以下の減圧下で2時間脱水し
九〇温度を50℃に下け、これに50倍量の脱水精製し
たジメチルアセトアミドを加えた後、常法により4.4
1−ジフェニルメタンジイソシアネートを加え、2時間
攪拌下に反応させ、次いで鎖延長剤として1.4−ブタ
ンジオールを用いてポリウレタン(−)を合成した。
前記と同様にして別の反応容器中で両末端が水酸基のエ
チレンオキシド−プロピレンオキシドランダム共重合体
(分子量1.OOG、エチレンオキシド含量30%)と
4.4′−ジフェニルメタンジイソシアネートを反応さ
せ、次いで鎖延長剤として1.4−ブタンジオールを用
いてポリウレタン(b)を合成した。向いずれの場合も
ポリエーテルジオール1モル当シ該ジイソシアネート2
モル、1.4−ブタンジオール1モル使用した。
それぞれのポリウレタン溶Kt (at : (bl 
−2: 8.4:6.6:4.8:2の重量割合で混合
し、それぞれの混合溶液をメタノール中に滴下してポリ
ウレタンを析出させ、これをメタノールで3回縁シ返し
洗浄してポリウレタンを精製し、減圧下に乾燥させた。
比較例としてそれぞれ単独のポリウレタン溶液について
も同様に精製し次。
又、上記で1,4−ブタンジオールをエチレンジアミン
に代えて2種のポリウレタンウレア(a’)。
(1/)を合成し、(a’) : (t/)−4= 6
.6 : 4の重量割合で混合し九〇 実施例2 実施例1で両末端水酸基のエチレンオキシドーグロビレ
ンオキシドランダム共重合体に代えて、両末端水酸基の
ABA型のポリオキシエチレンブロック(A)とポリオ
キ7プロピレンブロツクCB)から成るブロックコポリ
マー(分子量1500、オキシエチレン含量20重量%
)を用い、実施例1と同様にして親水性ポリウレタン(
、)を合成した。実施例1で合成した疎水性ポリウレタ
ン(−)と親水性ポリウレタン(C)を(a)=(cl
= 4 : 6.6 : 4の重合比で混合した◇ 実施例3 両末端水酸基のポリオキシプロピレンジオール(分子量
2000)を用い実施例1と同じ条件で親水性ポリウレ
タン(klを合成した。
実施例1で合成した疎水性ポリウレタン(、)対親水性
ポリウレタン(1)が重合比で1:9,9:1となる様
に混合した。
実施例4 実施例1〜3で調製した各ポリウレタン組成物、ポリウ
レタンウレア組成物のそれぞれをテトラヒドロフランと
ジオキサンの2対1の混合溶媒に溶解しく10重量%濃
度)、このポリマー溶液をポリエステル糸(2−0号)
にコーティングし、充分に溶媒を蒸発させて乾燥後、各
基を5〜1sk)の成文の頚静脈と大腿静脈の血管中に
注射針を介して約10(至)程度挿入し、一端を固定し
て放置した01日後犬にヘパリンを靜注し友後、脱血死
させ、血管を開いて挿入し丸糸に付着し九血栓の状態を
観察し九〇 又、上記の各溶液をガラス板上に流延し、溶媒tを蒸発
させフィルムを作成し九〇フィルムをガラス板よりはが
し短冊状の試験片を作成して200鰭/ winの引張
シ速度で力学的強度を測定し7t。
以上の結果を第1表に示す0なお、比較例として、疎水
性ポリウレタン(,1、親水性ポリウレタン(b)。
(C)、(4)をそれぞれ単独で使用した場合を併記し
た0実施例5 ポリ塩化ビニル製サックを血液ポンプ4種の内表面をそ
れぞれ実施例1で調製し九ポリウレタン組成物(:(a
):(bl−2:a、 4:6,6:4.8:2)で被
覆した。被覆方法は、上記ポリウレタンをテトラヒドロ
フランとジオキサンの2対1混合溶媒に溶解し、この溶
液を前記ポリ塩化ビニル製血液ポンプに満たした後、直
ちに傾斜して除き、風乾する。
この血液ポンプを用いてヤギの左心補助を行った。血液
ポンプのストロークボリュームは40mである。使用条
件は抽出回数毎分80回で、吐出社を毎分21として7
日間左心補助を行った後、血液ポンプを交換した。
使用後の血液ポンプの血栓の付着状態を調べたところ、
上記ポリウレタンで被覆した血液ポンプ内面にはいずれ
も全(血栓の付着が認められなかった。
また、走査型電子顕微鏡で観察した表面は極めて平滑で
あり、ポリウレタンの疲労による亀裂は全(認められな
かった。
を九、血液ポンプ内表面のポリウレタン被膜の剥離も認
められなかつ九〇

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 疎水性のポリテトラメチレンエーテルをソフトセグメン
    トとするポリウレタン又はポリウレタンウレアと親水性
    のポリアルキレンエーテル(但しアルキレンの炭素数は
    2〜3)をソフトセグメントとするポリウレタン又はポ
    リウレタンウレアを混合して成ることを特徴とする抗血
    栓性ポリウレタン又はポリウレタンウレア組成物。
JP60048570A 1985-03-12 1985-03-12 抗血栓性ポリウレタン又はポリウレタンウレア組成物 Granted JPS61206452A (ja)

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JP60048570A JPS61206452A (ja) 1985-03-12 1985-03-12 抗血栓性ポリウレタン又はポリウレタンウレア組成物

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JPH0138504B2 JPH0138504B2 (ja) 1989-08-15

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6415058A (en) * 1987-07-09 1989-01-19 Kanegafuchi Chemical Ind Antithrombogenic elastomer
EP0305346B1 (en) * 1987-08-26 1992-12-30 Astra Tech Aktiebolag Articles exhibiting a blood-compatible surface layer and process for providing articles with such a surface layer

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6415058A (en) * 1987-07-09 1989-01-19 Kanegafuchi Chemical Ind Antithrombogenic elastomer
EP0305346B1 (en) * 1987-08-26 1992-12-30 Astra Tech Aktiebolag Articles exhibiting a blood-compatible surface layer and process for providing articles with such a surface layer

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