JPS61204212A - グラフト複合体 - Google Patents

グラフト複合体

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Publication number
JPS61204212A
JPS61204212A JP4521285A JP4521285A JPS61204212A JP S61204212 A JPS61204212 A JP S61204212A JP 4521285 A JP4521285 A JP 4521285A JP 4521285 A JP4521285 A JP 4521285A JP S61204212 A JPS61204212 A JP S61204212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vinylcarbazole
fine particles
graft
oxidized
polymerization
Prior art date
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Pending
Application number
JP4521285A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinnosuke Miyauchi
信之助 宮内
Naohiko Fujino
直彦 藤野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP4521285A priority Critical patent/JPS61204212A/ja
Publication of JPS61204212A publication Critical patent/JPS61204212A/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、特定の金属を主成分とする表面が酸化された
金属微粒子にトビニルカルバゾール系化合物を含む単量
体をグラフト重合させたグラフト複合体に関する。
[従来の技術] 従来、鉄を主成分とする表面が酸化された金属微粒子は
、強磁性体としての特性を利用した各種材料、たとえば
磁気材料、磁気記録材料などの多くの用途に供せられて
いる。
しかし、前記金属微粒子を成形して、たとえばフィルム
状やシート状などにして使用するばあいには、通常、該
金属微粒子に樹脂を混合して基板上に塗布したりして使
用されている。
[発明が解決しようとする問題点1 鉄を主成分とする表面が酸化された金属微粒子を成形す
るために樹脂を混合しようとすると、均一に混合するの
が容易でなく、たとえば分散器などで分散せしめても単
分散しにくく、たとえ単分散したとしてもまもなく凝集
するというような問題があり、また樹脂を混合したもの
を塗布する際にも、引張り強度は弱く、伸びも小さく、
初期ヤング率も低く、また酸化物粉末の樹脂中への充填
量も少ないというような問題がある。
本発明は、鉄などを主成分とする表面が酸化された金属
微粒子を溶媒などに良好に分散せしめ、かつ成形を容異
にせしめるためになされたものである。
E問題点を解決するための手段] 本発明は、N−ビニルカルバゾール系化合物をFe。
Mn%Zn、 Tc5Ru、 Rh、 Os、 Irの
少なくとも1種(以下、Feなとの少なくとも1種とい
う)を主成分とする表面が酸化された金属微粒子と溶液
中で接触させると、N−ビニルカルバゾール系化合物が
重合し、Feなとの少なくとも1種を主成分とする表面
が酸化された金属微粒子とグラフト複合体を作ること、
またN−ビニルカルバゾール系化合物と同時に他のビニ
ル単量体を存在させると、共重合体がグラフトした複合
体かえられることが見出されたことによりなされたもの
であり、Feなとの少なくとも1種を主成分とする表面
が酸化された金属微粒子に、N−ビニルカルバゾール系
化合物を含む単量体をグラフト重合させてなるグラフト
複合体に関する。
[実施例1 本発明に用いるFeなとの少なくとも1種を主成分とす
る表面が酸化された金属微粒子とは、Fe、Mn、 Z
n、 Tc、 Ru、 Rh、 Os、 Irの1種以
上を50〜100%(重量%、以下同様)、さらに好ま
しくは80− ioo%含み、副成分としてV、 Cr
、 Cu、 Ga、 Nb。
No%Pd、^gSCdSTa、 Ill、Re、 p
t、^u、 TI、Pb1Tix Zr%Ba、 Hg
s Srなどを含む金属からなる、好ましくは平均粒径
数十μ讃以下、さらに好ましくは数μl以下の微粒子で
あり、該微粒子の表面層の、好ましくは30〜100%
、さらに好ましくは80〜100%が酸化されているも
のである。
前記金属中にしめるFeなとの少なくとも1種の含量が
50%未満になると、重合がおこりにくくなったり、あ
るいは全くおこらなくなる。
重合は前記微粒子の比表面積に比例するため、比表面積
が、大きいほうがすみやかに重合は進む。
そのため微粒子の比表面積が、0.1m”7g未満にな
ると、重合は進みにくくなる。また前記微粒子の表面層
の酸化される割合が30%未満になっても、重合は進み
にくくなる。
本発明に用いるN−ビニルカルバゾール系化合物を含む
単量体とは、N−ビニルカルバゾール系化合物を、好ま
しくは敗モル%〜100モル%、さらに好ましくは30
〜100モル%含み、他の単量体成分として、たとえば
メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチルなどのメタク
リル酸アルキルエステル、アクリル酸メチル、アクリロ
ニトリル、メタクリロニトリル、酢酸ビニルなどのよう
に、N−ビニルカルバゾール系化合物と共重合しうる成
分を含むものである。
前記N−ビニルカルバゾール系化合物の具体例としては
、たとえばN−ビニルカルバゾール、N−ビニルカルバ
ゾールの骨格であるベンゼン環部分の水素原子が、塩素
原子、臭素原子、77素原子などで1個以上置換された
N−ビニルカルバゾール誘導体などがあげられる。
本発明のグラフト複合体は、Feなとの少なくとも1種
を主成分とする金属微粒子の表面酸化物にN−ビニルカ
ルバゾール系化合物を含む単量体をグラフ1重合させる
ことによりえられる。なお本明細書にいうグラフト複合
体とは、前記表面酸化物の存在下でN−ビニルカルバゾ
ール系化合物を含む単量体を重合させたばあいに生ずる
、表面の酸化物にトビニルカルバリール系化合物を含む
単量体がグラフト重合した複合体をさす概念である。
前記グラフト複合体は、通常、溶媒中でN−ビニルカル
バゾール系化合物を含む単量体とFeなとの少なくとも
1種を主成分とする表面が酸化された金属微粒子とを接
触させることによって製造される。
N−ビニルカルバゾール系化合物はFeなとの少なくと
も1種を主成分とする表面が酸化された金属微粒子にグ
ラフト重合し、一旦重合が始まると、Feなとの少なく
とも1種を主成分とする表面が酸化された金属微粒子の
存在下で重合しない他の単量体の重合を開始させる能力
を有する。したがって、他の単量体、たとえばビニル系
単量体が含まれていでも重合し、他の単量体を主体とし
て重合させたいときには、N−ビニルカルバゾール系化
合物を少量使用し、前記表面が酸化された金属微粒子の
存在下で重合を開始せしめ、N−ビニルカルバゾール系
化合物以外の他の単量体をひきつづき重合せしめればよ
い。
これらの他の単量体がN−ビニルカルバゾールを溶解す
るばあいには、溶媒なしで重合させてもよい。
重合時に用いる前記溶媒としては−N−ビニルカルバゾ
ールが溶解して重合を妨げなり1ものであれハヨく、た
とえばトルエン、ベンゼンなどの芳香族炭化水素系溶媒
、シクロヘキサンなどの脂環式炭化水IP、溶媒、テト
ラヒドロフランなどのエーテル系溶媒などがあげられる
重合は、Feなどの少なくとも1種を主成分とする表面
が酸化された金属微粒子の存在下でN−ビニルカルバゾ
ール系化合物を含む数%〜100%の単量体溶液を所定
の反応温度、たとえば40〜110℃に上げて行なうこ
とが好ましい、このようにして、Feなとの少なくとも
1種を主成分とする金属微粒子の表面酸化物とN−ビニ
ルカルバゾール系化合物を含む単量体とのグラフト複合
体がえられる。
重合時のN−ビニルカルバゾール系化合物を含む単量体
成分と、Feなとの少なくとも1種を主成分とする表面
が酸化された金属微粒子との使用割合としては、重量比
で1 /100以上であることが好ましい。
重合収率は使用する単量体量の増加にともない増加する
傾向があり、そのため前期側合が17100未満になる
と、Feなとの少なくとも1種を主成分とする表面が酸
化された金属微粒子の表面改質をおこすにたりるグラフ
トがおこりにくくなる傾向が生じる。
重合反応の停止は、たとえばメタノールのようにイオン
重合を停止させるものを加えればよい。
えられたグラフト複合体は、トルエンなどの溶媒への分
散性が良好で、このような複合体を用いることによって
、樹脂に均一に混合する事ができ、均一な被膜やシート
を作ることができる。また共重合成分を適当に選ぶこと
によって熱可塑性を有するグラフト複合体をうることが
できるので、バルクな成形物をうろこともできる。
このようにしてえられるフィルムやシートあるいは成形
物はFeなとの少なくとも1種を主成分とする表面が酸
化された金属微粒子の性質を有しているので、磁気材料
、磁気記録材料などの多くの用途に供せられる。
つぎに本発明のグラフト複合体を実施例にもとづき説明
する。
実施例1 平均粒子径約0.5μl、比表面積的50i+”/g(
B、E、T。
法で測定)のメタルテープ用メタル微粒子(主成分が鉄
の針状形の粒子で、粒子表面に薄いマグネタイト層を有
している)1.0gを100i+j!のナス型7ラスコ
に入れ、真空乾燥器中で80℃で8時間乾燥した。
これにトルエン51t1を加えて該メタル微粒子を懸濁
させた。これにN−ビニルカルバゾールO,S、を溶解
させ、90℃に昇温しで攪拌しながら6時間重合させた
。これにメタノール3011を加えて沈澱物を生成させ
、沈澱物をメタノールで24時間抽出処理をして、重合
収率を求めたところ95%であった。
えられた生成物をベンゼンで24時間抽出処理してグラ
フト率 冬重めスジqヴfh九n ↓L柄ト諸A槍九L n−〒
ン中に分散させると、複合体の一部は安定なコロイド分
散性を示した。用いた微粒子のうちのとりわけ微細な粒
子だけがこのような特性を示し、大きい粒子ではこのよ
うなことが生じないものと考えられる。
えられた複合体をポリメチルメタクリレート溶液および
ポリスチレン溶液とそれぞれ固形分重量比で171とな
るように混合し、均一に分散させて厚さ3μlのフィル
ムを製造すると、複合体でない微粒子を用いたものと比
べて、いずれも引張り強度が約2倍強いフィルムがえら
れた。また、フィルム形成時に対向電磁石を用いて磁場
配向させると、フィルムの磁気特性は角型比において着
しく改善された。
[発明の効果] 本発明のグラフト複合体は溶媒への分散性が良好で、か
つ樹脂中で安定に分散し、高充填可能であるため、これ
を用いることにより樹脂などに容易に混合することがで
き、均一な分散粒子を有する分散物をうろことができ、
結果として機械的強度の強い被膜やシートを容易にうろ
ことができる。
また成形物をうろこともできる。それゆえ磁気材料や磁
気記録材料、セラミック材料、などの分野に好適に使用
しうる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Fe、Mn、Zn、Tc、Ru、Rh、Os、I
    rの少なくとも1種を主成分とする表面が酸化された金
    属微粒子に、N−ビニルカルバゾール系化合物を含む単
    量体をグラフト重合させてなるグラフト複合体。
JP4521285A 1985-03-07 1985-03-07 グラフト複合体 Pending JPS61204212A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4521285A JPS61204212A (ja) 1985-03-07 1985-03-07 グラフト複合体

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JP4521285A JPS61204212A (ja) 1985-03-07 1985-03-07 グラフト複合体

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JPS61204212A true JPS61204212A (ja) 1986-09-10

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ID=12712959

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JP4521285A Pending JPS61204212A (ja) 1985-03-07 1985-03-07 グラフト複合体

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JP (1) JPS61204212A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009051923A (ja) * 2007-08-27 2009-03-12 Nof Corp 熱可塑性樹脂組成物
JP2009096890A (ja) * 2007-10-17 2009-05-07 Nof Corp 結晶性熱可塑性樹脂組成物
US8575268B2 (en) 2007-08-27 2013-11-05 Nof Corporation Thermoplastic resin composition

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