JPS61203508A - 電気絶縁体の製造方法 - Google Patents
電気絶縁体の製造方法Info
- Publication number
- JPS61203508A JPS61203508A JP60044457A JP4445785A JPS61203508A JP S61203508 A JPS61203508 A JP S61203508A JP 60044457 A JP60044457 A JP 60044457A JP 4445785 A JP4445785 A JP 4445785A JP S61203508 A JPS61203508 A JP S61203508A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- weight
- polyvinylidene fluoride
- crosslinking
- oil resistance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は耐油性に滑れた電気絶縁体の製造方法に関する
ものである。
ものである。
[従来の技術]
ポリエチレンに代表されるポリオレフィンは、電気絶縁
特性、耐熱特性、機械特性および加工性に優れているこ
とから、電線・ケーブルの絶縁体や保護被覆として多用
され、ざらにチューブ、テープ、シート状に形成して各
種電気機器の絶縁体として広く用いられてきている。
特性、耐熱特性、機械特性および加工性に優れているこ
とから、電線・ケーブルの絶縁体や保護被覆として多用
され、ざらにチューブ、テープ、シート状に形成して各
種電気機器の絶縁体として広く用いられてきている。
しかしながら、ポリオレフィンは耐油性、特に結晶融点
以上の温度における耐油性が著しく劣るため、耐油性が
要求される用途には使用されないできている。
以上の温度における耐油性が著しく劣るため、耐油性が
要求される用途には使用されないできている。
[発明が解決しようとする問題点]
本発明は、上記に基いてなされたものであって、ポリオ
レフィン本来の特性を損なうことなく、耐油性を向上で
きる電気絶縁体の製造方法の提供を目的とするものであ
る。
レフィン本来の特性を損なうことなく、耐油性を向上で
きる電気絶縁体の製造方法の提供を目的とするものであ
る。
[問題点を解決するための手段]
本発明は、ポリオレフィン100重量部に対し、粒径が
100μ以下のポリふつ化ビニリデン粉末を20重量部
以上含有し、更に100℃における半減期が10時間以
上である有機過酸化物を添加してなる樹脂組成物を15
0℃以下の温度で押出成形し、しかる後上記ポリふつ化
ビニリデンの融点以上の温度で加熱架橋せしめることを
特徴とするものである。
100μ以下のポリふつ化ビニリデン粉末を20重量部
以上含有し、更に100℃における半減期が10時間以
上である有機過酸化物を添加してなる樹脂組成物を15
0℃以下の温度で押出成形し、しかる後上記ポリふつ化
ビニリデンの融点以上の温度で加熱架橋せしめることを
特徴とするものである。
本発明において使用されるポリオレフィンとしては、ポ
リエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン
−エチルアクリレート共重合体、エチレン−プロピレン
共重合体、エチレン−ブテン共重合体、ポリプロピレン
、ポリブテン、ポリ・4メチル・ペンテン−1等があり
、これらは単独での使用おるいは2種以上の併用が可能
である。
リエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン
−エチルアクリレート共重合体、エチレン−プロピレン
共重合体、エチレン−ブテン共重合体、ポリプロピレン
、ポリブテン、ポリ・4メチル・ペンテン−1等があり
、これらは単独での使用おるいは2種以上の併用が可能
である。
かかるポリオレフィンに対するポリふつ化ビニリデンの
含有量は、ポリオレフィン1001部に対して20重量
部以上とする必要かあり、これ以下では耐油性を向上で
きない。その上限は特に規定しないが、加工性の点から
100重量部程度とするのが好ましい。
含有量は、ポリオレフィン1001部に対して20重量
部以上とする必要かあり、これ以下では耐油性を向上で
きない。その上限は特に規定しないが、加工性の点から
100重量部程度とするのが好ましい。
また、ポリふつ化ビニリデンは、粒径か100μ以下の
ものを使用する必要があり、これを越える粒径のものを
使用すると絶縁体の表面の荒れが激しくなり、かつ架橋
特性も失われる。
ものを使用する必要があり、これを越える粒径のものを
使用すると絶縁体の表面の荒れが激しくなり、かつ架橋
特性も失われる。
本発明において使用される架橋剤としては、100℃に
おける半減期が10時間以上を有するパーオキサイドで
ある。半減期が10時間未満のものでは押出成形時に早
期架橋を生じるためで必る。かかるパーオキサイドとし
ては、ジクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2
,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ベンゼン、1.3−
ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、
t−プチルクミパーオキサイト、ジ−t−ブチルパーオ
キサイド、2.5−ジメチル−2,5−ジ(↑−ブチル
パーオキシ)ヘキシン−3,2゜2−ジ(t−ブチルパ
ーオキシ〉ブタン等があげられる。これらは単独必るい
は2種以上併用して使用可能であり、添加量は通常樹脂
成分100重量部に対して0.1〜10重量部、好まし
くは0.5〜5重檜部である。
おける半減期が10時間以上を有するパーオキサイドで
ある。半減期が10時間未満のものでは押出成形時に早
期架橋を生じるためで必る。かかるパーオキサイドとし
ては、ジクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2
,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ベンゼン、1.3−
ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、
t−プチルクミパーオキサイト、ジ−t−ブチルパーオ
キサイド、2.5−ジメチル−2,5−ジ(↑−ブチル
パーオキシ)ヘキシン−3,2゜2−ジ(t−ブチルパ
ーオキシ〉ブタン等があげられる。これらは単独必るい
は2種以上併用して使用可能であり、添加量は通常樹脂
成分100重量部に対して0.1〜10重量部、好まし
くは0.5〜5重檜部である。
本発明においては、架橋剤に加えて架橋助剤の使用が可
能であり、かかる架橋助剤としてはフタル酸シアリル、
リン酸トリアリル、シアヌル酸トリアリル、イソシアヌ
ル酸トリアリル等かあげられる。架橋助剤の添加量は、
樹脂成分100重量部に対して091〜20重量部、好
ましくは0.2〜10重量部でおる。
能であり、かかる架橋助剤としてはフタル酸シアリル、
リン酸トリアリル、シアヌル酸トリアリル、イソシアヌ
ル酸トリアリル等かあげられる。架橋助剤の添加量は、
樹脂成分100重量部に対して091〜20重量部、好
ましくは0.2〜10重量部でおる。
本発明において使用可能な組成物は、上記成分以外に充
填剤、補強剤、顔料、滑剤、押出助剤、酸化防止剤、安
定剤等を含有することができる。
填剤、補強剤、顔料、滑剤、押出助剤、酸化防止剤、安
定剤等を含有することができる。
また、発泡剤を添加して発泡絶縁体を得ることも可能で
ある。
ある。
かくして得られた組成物は、15,0℃以下の温度そ押
出成形する必要があり、これ以上の温度では押出機内で
早期架橋を発生することになる。
出成形する必要があり、これ以上の温度では押出機内で
早期架橋を発生することになる。
また、押出成形後の架橋は、ポリふつ化ビニリデンの融
点以上の温度で行う必要が必り、これ以下の温度では高
温での機械的強度を十分に改善できない。
点以上の温度で行う必要が必り、これ以下の温度では高
温での機械的強度を十分に改善できない。
[実施例]
各種成分を第1表の各側に示すような配合割合でもって
、120〜130℃に保持した8インチロールでもって
15分間混練した。
、120〜130℃に保持した8インチロールでもって
15分間混練した。
続いて、ヘッド:135°C1シリンダー−1:130
℃、シリンダー−2:120℃に設定した押出機(L/
D=22)に導入し、外径1.6mmのスズメッキ軟銅
線外周に厚ざ11Iwnに被覆し、第1表の各側に示す
条件でもって加熱架橋した。
℃、シリンダー−2:120℃に設定した押出機(L/
D=22)に導入し、外径1.6mmのスズメッキ軟銅
線外周に厚ざ11Iwnに被覆し、第1表の各側に示す
条件でもって加熱架橋した。
得られた被覆電線の耐油性および押出し外観についての
評価結果を第1表の下欄に示す。
評価結果を第1表の下欄に示す。
耐油性は、ASTM#2号油を用い、120℃に保持し
た中に18時間浸漬後の絶縁体の膨潤を測定した。
た中に18時間浸漬後の絶縁体の膨潤を測定した。
第1表から明らかな通り、本発明の範囲にある実施例1
〜4ではいずれも良好な耐油性および押出外観であった
。
〜4ではいずれも良好な耐油性および押出外観であった
。
比較例1はポリふつ化ビニリデンを混和しないものであ
り、押出外観は優れているが、耐油性が劣る。比較例2
はポリふつ化ビニリデンの含有量が少ないものであり、
耐油性が劣る。比較例3は粒径が本発明で規定するより
も大きいポリふつ化ごニリデンを使用したものであり、
押出外観が悪い。
り、押出外観は優れているが、耐油性が劣る。比較例2
はポリふつ化ビニリデンの含有量が少ないものであり、
耐油性が劣る。比較例3は粒径が本発明で規定するより
も大きいポリふつ化ごニリデンを使用したものであり、
押出外観が悪い。
[発明の効果]
以上説明してきた通り、本発明によればポリオレフィン
本来の特性を損なうことなく、耐油性にけれ、しかも外
観が良好な電気絶縁体を実現できる。
本来の特性を損なうことなく、耐油性にけれ、しかも外
観が良好な電気絶縁体を実現できる。
Claims (1)
- (1)ポリオレフィン100重量部に対し、粒径が10
0μ以下のポリふっ化ビニリデン粉末を20重量部以上
含有し、更に100℃における半減期が10時間以上で
ある有機過酸化物を添加してなる樹脂組成物を150℃
以下の温度で押出成形し、しかる後上記ポリふっ化ビニ
リデンの融点以上の温度で加熱架橋せしめることを特徴
とする電気絶縁体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60044457A JPS61203508A (ja) | 1985-03-06 | 1985-03-06 | 電気絶縁体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60044457A JPS61203508A (ja) | 1985-03-06 | 1985-03-06 | 電気絶縁体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61203508A true JPS61203508A (ja) | 1986-09-09 |
JPH0467283B2 JPH0467283B2 (ja) | 1992-10-27 |
Family
ID=12692015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60044457A Granted JPS61203508A (ja) | 1985-03-06 | 1985-03-06 | 電気絶縁体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61203508A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63284715A (ja) * | 1987-05-15 | 1988-11-22 | Hitachi Cable Ltd | 電気絶縁組成物 |
WO2015133315A1 (ja) * | 2014-03-03 | 2015-09-11 | 株式会社クレハ | フッ化ビニリデン系樹脂の溶融成形方法および溶融成形物 |
-
1985
- 1985-03-06 JP JP60044457A patent/JPS61203508A/ja active Granted
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63284715A (ja) * | 1987-05-15 | 1988-11-22 | Hitachi Cable Ltd | 電気絶縁組成物 |
WO2015133315A1 (ja) * | 2014-03-03 | 2015-09-11 | 株式会社クレハ | フッ化ビニリデン系樹脂の溶融成形方法および溶融成形物 |
JP2015166138A (ja) * | 2014-03-03 | 2015-09-24 | 株式会社クレハ | フッ化ビニリデン系樹脂の溶融成形方法および溶融成形物 |
CN106029334A (zh) * | 2014-03-03 | 2016-10-12 | 株式会社吴羽 | 偏二氟乙烯类树脂的熔融成型方法和熔融成型物 |
CN106029334B (zh) * | 2014-03-03 | 2017-07-11 | 株式会社吴羽 | 偏二氟乙烯类树脂的熔融成型方法和熔融成型物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0467283B2 (ja) | 1992-10-27 |
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