JPS61202660A - 廃血液の飼料化処理方法 - Google Patents

廃血液の飼料化処理方法

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JPS61202660A
JPS61202660A JP60045389A JP4538985A JPS61202660A JP S61202660 A JPS61202660 A JP S61202660A JP 60045389 A JP60045389 A JP 60045389A JP 4538985 A JP4538985 A JP 4538985A JP S61202660 A JPS61202660 A JP S61202660A
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alcohol
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Toshihiko Saito
敏彦 斎藤
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DABOSU KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は廃血液の飼料化処理方法に関し、一層詳細には
、液体状態のまま、腐敗させることなく長期間保存でき
、かつ蛋白源として良質な飼料とすることができる廃血
液の飼料化処理方法に関する。
(背景技術およびその問題点) と殺生豚からは多量の血液が排出される。血液は当然の
ことながら各種栄養分に富み、特に蛋白源に富む。
従来このような廃血液の有効利用方法としては、乾燥し
て粉末化して家畜の飼料とする方法が試みられている。
しかしながら血液を乾燥すると、単に水分が逸散するの
みでなく、血液細胞の細胞膜が固くなり、消化、吸収が
悪くなるという問題点がある。
また血液を単に乾燥しても短期間に腐敗しやすく、特に
蛋白源の腐敗したものは有害物が生成する場合が多く、
飼料として用いた場合に家畜が中毒を起す問題がある。
このため従来においても血粉として用いるのは、乾燥後
直ちに飼料として利用できる場合に限られ、はとんどの
血液はそのまま汚水として廃棄されているのが現状であ
り、処理槽の問題、腐敗臭の問題等が発生している。
発明者は上記種々の問題に鑑み鋭意検討を重ねた結果本
発明を完成したものである。
(発明の概要) すなわち本発明の目的とするところは、腐敗を生じさせ
ることな(長期間保存することができ、かつ蛋白源に富
む飼料とすることができる廃血液の飼料化処理方法を提
供するにあり、その特徴とするところは、と殺牛豚等の
と殺動物からでる廃血液を集め、この廃血液を高速回転
ミキサーによって攪拌して均一化するとともに、廃液に
対して0.3〜2.5%の酢酸および0.3〜2%のア
ルコールを添加することにある。
(作用) 本発明においては上記のように、廃血液を必要処理量集
めた後、これを高速回転ミキサーによって攪拌して均一
化する。血液は周知のように血小板の作用によって凝固
する性質をもつ。これを高速回転ミキサーによって破砕
し、はぼコロイド粒子大にして液中に分散するのである
酢酸とアルコールの添加は、あらかじめ廃血液中に混入
してもよいし、廃血液を高速回転ミキサーで攪拌する際
に混入するようにしてもよい。
腐敗防止作用は酢酸とアルコールとの協同作用による。
この腐敗防止機構は定かでないが、酢酸添加による弱酸
性化により、腐敗の環境条件が抑制されること、これに
伴う他の有用な菌の繁殖が旺盛になること等が原因する
と考えられる。なお酢酸単独でも腐敗防止効果はあるが
、酢酸とアルコール併用の場合よりも酢酸添加量を多く
必要とし、刺激臭が発生する難点がある。アルコールの
みの添加の場合にも防腐効果がある程度性じるが、アル
コールの蒸散によって次第に防腐効果が減少し、長期の
保存に耐えない。
酢酸とアルコールとが混在することによって、アルコー
ルが直ちに蒸散することが防止され、またアルコールが
長期間のうちに徐々に酸化して酢酸に変化することから
、酢酸自体の使用量が少なくてすみ、防腐効果が長期間
維持される。そして本発明においては、前記のように、
廃血液を高速回転ミキサーによって微粒に破砕するから
、上記の酢酸とアルコールの浸透性がよく、廃血液全体
に均一に作用する。したがって一部に腐敗現象が生じ、
これを核として周縁に腐敗現象が広がるという不都合は
回避される。
酢酸の添加量は廃血液全体量に対して、1重量%程度が
最適である。酢酸添加量の下限は0.3重量%程度であ
り、これより低いと防腐効果の長期間の維持が困難とな
る。また酢酸添加量の上限は2.5%程度であり、これ
よりも多いと刺激臭が強くなり、飼料に適さなくなる。
アルコールの添加量は廃血液全体量に対して0.3〜2
重量%の範囲が好適である。0.3重量%以下だと酢酸
との相乗効果(酢酸の添加量を減少させる)が低くなる
。2重量%よりも多くても構わないが、アルコールは他
の原料に比して比較的高価であるから無駄となる。
以上のようにして廃血液を用いた液状の飼料を得ること
ができる。
このようにして得られた飼料は蛋白源に富み、他の固形
飼料中に混合して、すなわち練り餌として鶏の飼料等に
好適に用いることができる。このような液状飼料はそれ
自体消化、吸収性がよく、また他の固形飼料の消化、吸
収性をよくする。
また本発明によって得られる液状の飼料は、鶏糞を原料
として発酵させた液状飼料と混合して用いることによっ
て、各種栄養分に冨み、かつ芳香性に優れ家畜の嗜好性
を増加させる混合飼料とすることができる。
以下にはこの鶏糞を原料とする液状飼料の製法を示す。
まず、主原料たる鶏糞、アルコール廃液(あるいは糖蜜
)、および発酵助剤の混合物を酢酸で弱酸性に、そして
温度も40℃前後に調整して、高速回転ミキサーで混合
物が微粒子となるように粉砕し、混練する。この高速回
転ミキサーで混練する際に、空気が同時に巻き込まれ、
微少気泡となって混合物中に分散される。
なおこの空気の混入は、混合物中に適宜なパイプ等によ
って空気を吹き込んで行うようにしてもよい。
また高速回転ミキサー中での原料の加温は、電気的な加
温手段等によってもよいが、適当量の熱湯を入れて行う
のが最も簡易で、急速に行え、温度調節も自在であって
好都合である。
加温条件は40℃前後が適当であるが、30℃〜65℃
程度の温度範囲、すなわち乳酸菌の生息温度範囲であれ
ばよい。またpHも、酢酸によって、乳酸菌の生息範囲
である弱酸性(PH5〜6程度)に調整されるのである
このPHの調整はクエン酸その他の有機酸で行うことも
できるが、腐敗防止のうえでは酢酸が最も好ましい。
発酵は熟成槽中に移されて行われる。
発酵初期には、与えられた温度、PHおよび鶏糞中の尿
酸の在村のもとで、一時期好気性乳酸菌が繁殖する。こ
の好気性菌の繁殖を助長するためには、鶏糞はより微細
に粉砕され、かつ空気も適当に供給され、分散されるこ
とが必要である。
鶏糞の微粒子化が充分に行われず、粗粒あるいは団粒が
残存すると、この粗粒あるいは団粒の内部が乳酸菌の繁
殖環境とならず、異常発酵が起こる原因となる。また適
当な空気の混入がない場合には、もちろん好気性菌が繁
殖しない。
高速回転ミキサーによって鶏糞がコロイド粒子大に微細
化されて均一化されることによって、均一な乳酸発酵が
促進され、また同時に適当量の空気が微少気泡となって
混合物中に分散されているから、好気性発酵が可能とな
るのである。
好気性菌が繁殖し、空気が減少するにつれて、次に通性
嫌気性乳酸菌の繁殖に適した環境が生ずるようになり、
さらに空気が全面的に消費しつくされるに至れば、最後
に嫌気性乳酸菌の繁殖に通した環境になり、嫌気性乳酸
菌の中でも最も強力なバチルス・デルブリュッキーが定
着するようになる。
以上のような好気性から嫌気性に至る乳酸菌の一連の繁
殖過程の中で、種々の乳酸菌が繁殖、交替し、これによ
って各種の複合乳酸が生成される。
そしてこれによって芳香性の高い、家畜の嗜好性の極め
てよい飼料が得られるのである。
つまり好気性から嫌気性に至るまでの好気性−通性嫌気
性−嫌気性の3段階の乳酸菌の増殖、および比較的高い
温度(40℃前後)から常温に至るまでの広い温度範囲
に亘る、つまり高い温度から常温に冷やされるまでのす
べての温度範囲に亘る各種の乳酸菌の活発な増殖を図り
、与えられた条件をすべて最大限有効に活用することに
より、各種の乳酸発酵生成物をより多量に生起させるも
のである。以上の一連の過程の中で、諸材料中の各種糖
類や繊維類は分解されて乳酸に転化していくが、これが
単一種類の菌ではな(複数種の菌によってなされるため
に、より多種に、かつ効率よくなされるのである。また
この各種の有用な乳酸菌の増殖によって各種雑菌が死滅
し、異常発酵が抑止されるのである。
上記のようにして処理して得られた液状飼料に、前記の
廃血液を処理して得られた液状飼料とを混合する。混合
割合は任意である。両液状飼料共、安定した防腐効果が
発揮され、混合飼料も長期間の保存に耐え得るものとな
る。そしてまた両飼料共、酢酸、アルコール廃液、アル
コールを調整剤として用いているから、混合しても何ら
化学変化は生じず、両液状飼料の特徴を併せもった混合
飼料となる。すなわち、蛋白源に富み、芳香性、嗜好性
に優れた混合飼料となるものである。
(実施例) 実施例1 と殺牛豚の廃血液       100 Kg酢酸(廃
血液に対して)0.8重量% エチルアルコール(〃)0.5重量% 上記を25℃の温度で毎分1000回転の高速回転ミキ
サーで1分間攪拌処理した。
上記を35℃の温度で3ケ月間保存したところ、腐敗が
生じなかった。
これを鶏の固形飼料と混合し、練り餌をつくり、鶏に与
えたところ、食欲が旺盛であり、消化異常は全くみられ
なかった。
実施例2 鶏糞と、アルコール廃液又は糖蜜、およびこれに発酵助
剤として穀類および農産製造物の各種粕類等を適宜比較
的小型の高速回転ミキサーに入れ、酢酸でPHを弱酸性
に調整し、約40℃前後の温度に速やかに加温して、回
転数1200rpn+で約1〜2分間混練する。
鶏糞および他の原料も微粒子に分断、混合される。
また同時に高速回転時、空気も一緒に巻き込まれ、小さ
な気泡に分断されて分散し、−緒に混合される。
これを熟成槽に流下させ、上記の作業を何回かくり返し
ある量が熟成槽にたまった処で熟成槽内でこれを約2時
間間隔位で約15〜20分間位ゆっくり攪拌し、約10
時間(1晩)経過させる。この間に鶏糞中に多量に生息
する球菌が、与えられた温度、PH等の条件のもとて急
速に乳酸桿菌に変化しつつ複合乳酸発酵が進行し、芳香
性のある乳酸発酵生成物が出来上がる。これで鶏糞の飼
料は完成する。
この得られた液状飼料と実施例1で得られた液状飼料と
を1:lで混合して混合飼料をつくったところ、性状的
変化は見られず、高蛋白で、芳香性、嗜好性に優れる混
合飼料を得た。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、従来はとんど無駄に廃棄
されていたと殺生豚の廃血液を腐敗現象を生じさせるこ
となく、保存性のよい液状飼料とすることができ、高蛋
白源の飼料を得ることができる。
得られた飼料は液状であるから、その物自体あるいは他
の固形状、液体状飼料と混合して、消化、吸収性のよい
飼料となる。
また長期保存に耐え得るから、運搬ができ、商品として
広く流通させることができる。
さらには、汚水処理、悪臭等の公害問題を解消でき、資
源を有効に活用することができるという著効を奏する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、と殺牛豚等のと殺動物からでる廃血液を集め、この
    廃血液を高速回転ミキサーによって攪拌して均一化する
    とともに、廃血液に対して0.3〜2.5%の酢酸およ
    び0.3〜2%のアルコールを添加することを特徴とす
    る廃血液の飼料化処理方法。
JP60045389A 1985-03-07 1985-03-07 廃血液の飼料化処理方法 Granted JPS61202660A (ja)

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JP60045389A JPS61202660A (ja) 1985-03-07 1985-03-07 廃血液の飼料化処理方法

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JP60045389A JPS61202660A (ja) 1985-03-07 1985-03-07 廃血液の飼料化処理方法

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Publication Number Publication Date
JPS61202660A true JPS61202660A (ja) 1986-09-08
JPH03981B2 JPH03981B2 (ja) 1991-01-09

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ID=12717910

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60045389A Granted JPS61202660A (ja) 1985-03-07 1985-03-07 廃血液の飼料化処理方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109090438A (zh) * 2018-06-15 2018-12-28 南京黄教授食品科技有限公司 一种生鲜鸭血制备及保鲜方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109090438A (zh) * 2018-06-15 2018-12-28 南京黄教授食品科技有限公司 一种生鲜鸭血制备及保鲜方法

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JPH03981B2 (ja) 1991-01-09

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