JPS6120115B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6120115B2 JPS6120115B2 JP1822376A JP1822376A JPS6120115B2 JP S6120115 B2 JPS6120115 B2 JP S6120115B2 JP 1822376 A JP1822376 A JP 1822376A JP 1822376 A JP1822376 A JP 1822376A JP S6120115 B2 JPS6120115 B2 JP S6120115B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- time
- discharge
- storage battery
- charging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000002253 acid Substances 0.000 claims description 14
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 239000003792 electrolyte Substances 0.000 description 2
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000010287 polarization Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- Y02E60/12—
Landscapes
- Secondary Cells (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は鉛蓄電池の放電量を充電開始直後の蓄
電池電圧により推定し、この放電量から充電所要
時間を検出する方法に関するものである。
電池電圧により推定し、この放電量から充電所要
時間を検出する方法に関するものである。
鉛蓄電池の放電量を検出して充電所要時間を検
出する方法については従来より種々考案されてい
たが、いずれも正確さに欠けるものであつた。こ
れは放電量を検出して鉛蓄電池の残存容量がそれ
までの放電電流の大小や時間的変化により異なる
ためで、次の放電に備えて充電する場合も満充電
に要する所要時間が不正確になつて過充電、不足
充電になる欠点を伴うものであつた。また放電後
の鉛蓄電池の開路電圧は電解液比重+0.85で示さ
れ、これをもとに充電所要時間を検出する方法も
知られているが、安定した蓄電池電圧を得るには
長時間静置する必要があり、次の放電に備えて充
電するまでの時間が一定でないためきわめて精度
の低いものであつた。
出する方法については従来より種々考案されてい
たが、いずれも正確さに欠けるものであつた。こ
れは放電量を検出して鉛蓄電池の残存容量がそれ
までの放電電流の大小や時間的変化により異なる
ためで、次の放電に備えて充電する場合も満充電
に要する所要時間が不正確になつて過充電、不足
充電になる欠点を伴うものであつた。また放電後
の鉛蓄電池の開路電圧は電解液比重+0.85で示さ
れ、これをもとに充電所要時間を検出する方法も
知られているが、安定した蓄電池電圧を得るには
長時間静置する必要があり、次の放電に備えて充
電するまでの時間が一定でないためきわめて精度
の低いものであつた。
このことを第1図により説明すると、充電電流
I1およびI2(I1>I2)で充電されている同じ放電状
態にある同一の鉛蓄電池B1,B2の充電電流を時
刻t1で零にすると、蓄電池電圧V1,V2の変化は次
式で示される。
I1およびI2(I1>I2)で充電されている同じ放電状
態にある同一の鉛蓄電池B1,B2の充電電流を時
刻t1で零にすると、蓄電池電圧V1,V2の変化は次
式で示される。
V1=V0+Vp1+I1R
V2=V0+Vp2+I2R
ここでV0は充電状態における電気化学的起電
力、Vp1,Vp2は分極電圧、Rは鉛蓄電池B1,B2
の等価内部抵抗で、充電電流I1,I2を零にすると
I1R,I2Rは瞬時に零となり、Vp1,Vp2は電気的
二重層のキヤパシタンスが放出するため指数函数
的に低下して一定量Vp0となり、蓄電池電圧V1,
V2はV1=V2=V0+Vp0として安定する。この電
圧が電解液比重+0.85で示されるが、安定するま
で長時間を要し、蓄電池電圧V1,V2を第1図の
V1′=V0×Vp1,V2′=V0+Vp2の如く時間の函数
として検出することも容量でないため精度を高め
ることが困難であつた。
力、Vp1,Vp2は分極電圧、Rは鉛蓄電池B1,B2
の等価内部抵抗で、充電電流I1,I2を零にすると
I1R,I2Rは瞬時に零となり、Vp1,Vp2は電気的
二重層のキヤパシタンスが放出するため指数函数
的に低下して一定量Vp0となり、蓄電池電圧V1,
V2はV1=V2=V0+Vp0として安定する。この電
圧が電解液比重+0.85で示されるが、安定するま
で長時間を要し、蓄電池電圧V1,V2を第1図の
V1′=V0×Vp1,V2′=V0+Vp2の如く時間の函数
として検出することも容量でないため精度を高め
ることが困難であつた。
本発明は上記の欠点を解消したものであり、パ
ルス状の電圧を一定時間印加して蓄電池を充電
し、パルスがオフした時の蓄電池電圧を測定して
あらかじめ設定された基準電圧と比較して放電量
を推定し、この放電量が0%になるまでの時間を
充電所要時間として検出するものである。
ルス状の電圧を一定時間印加して蓄電池を充電
し、パルスがオフした時の蓄電池電圧を測定して
あらかじめ設定された基準電圧と比較して放電量
を推定し、この放電量が0%になるまでの時間を
充電所要時間として検出するものである。
このことを第2図により説明すると、異なる放
電状態(放電量0〜100%)にある鉛蓄電池に対
しては、ある一定の充電電流を零にすると鉛蓄電
池の放電状態が大きいものほど蓄電池電圧が低く
なり、かつその蓄電池電圧は、零にする直前の充
電電流とほぼ比例関係にあり、放電状態に対して
もほぼ一定間隔で平行にスライドされた関係にな
る。例えば充電電流を5時間率電流の1.25倍
(1.25Cアンペア)に設定しておくと、第2図か
ら放電量100%の鉛蓄電池ではA点の電圧に、放
電量80%の鉛蓄電池ではB点の電圧に、放電量60
%の鉛蓄電池ではC点の電圧になり、これらの電
圧と基準電圧Vr(2.0ボルト)とを比較すれば放
電量(%)が推定でき、蓄電池容量に達するまで
の充電量を充電開始直後に印加されるパルスのオ
ン時間と充電電流との積の和として算出し、充電
所要時間を検出するものである。第3図は単相半
波のパルス電圧でピーク時に1.25Cの充電電流が
供給されるように設定した時の種々の放電量に対
する充電所要時間を示したもので、放電量と充電
所要時間とが直線関係になつていることがわか
る。従つて印加されたパルス電圧波形、ピーク電
流および時間とから種々の放電量における鉛蓄電
池の充電所要時間を検出することができる。なお
実用に際しては、基準電圧Vrとパルスがオフし
た時の蓄電池電圧とは差の微小であるため差動増
幅器を使用することが好ましく、基準電圧Vrも
周囲温度に対して補正する必要があり、本発明で
は第4図の如く充電所要時間と放電量とを温度補
正して一読できるようにした。
電状態(放電量0〜100%)にある鉛蓄電池に対
しては、ある一定の充電電流を零にすると鉛蓄電
池の放電状態が大きいものほど蓄電池電圧が低く
なり、かつその蓄電池電圧は、零にする直前の充
電電流とほぼ比例関係にあり、放電状態に対して
もほぼ一定間隔で平行にスライドされた関係にな
る。例えば充電電流を5時間率電流の1.25倍
(1.25Cアンペア)に設定しておくと、第2図か
ら放電量100%の鉛蓄電池ではA点の電圧に、放
電量80%の鉛蓄電池ではB点の電圧に、放電量60
%の鉛蓄電池ではC点の電圧になり、これらの電
圧と基準電圧Vr(2.0ボルト)とを比較すれば放
電量(%)が推定でき、蓄電池容量に達するまで
の充電量を充電開始直後に印加されるパルスのオ
ン時間と充電電流との積の和として算出し、充電
所要時間を検出するものである。第3図は単相半
波のパルス電圧でピーク時に1.25Cの充電電流が
供給されるように設定した時の種々の放電量に対
する充電所要時間を示したもので、放電量と充電
所要時間とが直線関係になつていることがわか
る。従つて印加されたパルス電圧波形、ピーク電
流および時間とから種々の放電量における鉛蓄電
池の充電所要時間を検出することができる。なお
実用に際しては、基準電圧Vrとパルスがオフし
た時の蓄電池電圧とは差の微小であるため差動増
幅器を使用することが好ましく、基準電圧Vrも
周囲温度に対して補正する必要があり、本発明で
は第4図の如く充電所要時間と放電量とを温度補
正して一読できるようにした。
次に本発明の充電所要時間検出方法を第5図の
ブロツク図に従つて説明する。1は整流回路で交
流入力を脈流の直流に変換して蓄電池4を充電す
るとともにトランジスタスイツチ3を該脈流の休
止期間中のみ導通させて蓄電池電圧を比較電圧検
出器2に与えるように構成する。さらに整流回路
1の出力を基準電圧発生回路6に供給して基準電
圧Vrを作り、トランジスタスイツチ3が導通し
た時に該基準電圧Vrと蓄電池電圧とを比較電圧
検出器2で比較、増幅して差電圧を放電量と充電
所要時間とに換算して表示器5に表示させる。な
お表示器5に表示させる方法としては比較電圧検
出器2と表示器5との間に押ボタンスイツチ7を
介在させて該押ボタンスイツチ7を押した時のみ
表示されるように構成してもよい。
ブロツク図に従つて説明する。1は整流回路で交
流入力を脈流の直流に変換して蓄電池4を充電す
るとともにトランジスタスイツチ3を該脈流の休
止期間中のみ導通させて蓄電池電圧を比較電圧検
出器2に与えるように構成する。さらに整流回路
1の出力を基準電圧発生回路6に供給して基準電
圧Vrを作り、トランジスタスイツチ3が導通し
た時に該基準電圧Vrと蓄電池電圧とを比較電圧
検出器2で比較、増幅して差電圧を放電量と充電
所要時間とに換算して表示器5に表示させる。な
お表示器5に表示させる方法としては比較電圧検
出器2と表示器5との間に押ボタンスイツチ7を
介在させて該押ボタンスイツチ7を押した時のみ
表示されるように構成してもよい。
上記した如く本発明は、蓄電池にパルス状の電
圧を与えてオフした時に蓄電池の放電量に比例し
た蓄電池電圧が得られることから、放電量と充電
所要時間とを簡単な構成で表示させることがで
き、蓄電池式電動車両などの稼動サイクルをシス
テム化するに際し、きわめて有効であり、その工
業的価値は大なるものである。
圧を与えてオフした時に蓄電池の放電量に比例し
た蓄電池電圧が得られることから、放電量と充電
所要時間とを簡単な構成で表示させることがで
き、蓄電池式電動車両などの稼動サイクルをシス
テム化するに際し、きわめて有効であり、その工
業的価値は大なるものである。
第1図は異なる充電電流で充電されている同じ
放電状態になる同一の鉛蓄電池の充電電流を零に
した時の蓄電池電圧―時間特性図、第2図は放電
量変化による蓄電池電圧―充電電流特性図、第3
図は単相半波のパルス電圧でピーク時に1.25Cの
充電電流を供給するように設定した時の充電所要
時間―放電量特性図、第4図は放電量と充電所要
時間表示器、第5図は本発明の一実施例ブロツク
図である。 1…整流回路、2…比較電圧検出器、3…トラ
ンジスタスイツチ、4…蓄電池、5…表示器、6
…基準電圧発生回路、7…押ボタンスイツチ。
放電状態になる同一の鉛蓄電池の充電電流を零に
した時の蓄電池電圧―時間特性図、第2図は放電
量変化による蓄電池電圧―充電電流特性図、第3
図は単相半波のパルス電圧でピーク時に1.25Cの
充電電流を供給するように設定した時の充電所要
時間―放電量特性図、第4図は放電量と充電所要
時間表示器、第5図は本発明の一実施例ブロツク
図である。 1…整流回路、2…比較電圧検出器、3…トラ
ンジスタスイツチ、4…蓄電池、5…表示器、6
…基準電圧発生回路、7…押ボタンスイツチ。
Claims (1)
- 1 パルス状の充電電圧で蓄電池を充電し、該パ
ルスのオフ時に蓄電池電圧と基準電圧とを比較
し、その差電圧により放電量を推定するとともに
前記パルスのオン時間と、この時に供給される充
電電流との積が蓄電池容量に達するまでの時間を
充電所要時間として検出する鉛蓄電池の放電量お
よび充電所要時間検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1822376A JPS52101440A (en) | 1976-02-20 | 1976-02-20 | Detector for storage battery |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1822376A JPS52101440A (en) | 1976-02-20 | 1976-02-20 | Detector for storage battery |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52101440A JPS52101440A (en) | 1977-08-25 |
JPS6120115B2 true JPS6120115B2 (ja) | 1986-05-20 |
Family
ID=11965634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1822376A Granted JPS52101440A (en) | 1976-02-20 | 1976-02-20 | Detector for storage battery |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS52101440A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2730932B2 (ja) * | 1988-10-26 | 1998-03-25 | 松下電工株式会社 | 鉛蓄電池の充電制御回路 |
-
1976
- 1976-02-20 JP JP1822376A patent/JPS52101440A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52101440A (en) | 1977-08-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN102064571B (zh) | 电池的可充放电电流运算方法和电源装置以及配备该电源装置的车辆 | |
JP3379298B2 (ja) | シール鉛蓄電池の寿命判定装置 | |
JP3564885B2 (ja) | 密閉型鉛蓄電池を備えた電源装置 | |
JP3193486B2 (ja) | 電動車両におけるバッテリー残量表示方法及び装置 | |
CN100428559C (zh) | 估计二次电池充电状态的方法和设备 | |
US4876513A (en) | Dynamic state-of-charge indicator for a battery and method thereof | |
JP3192794B2 (ja) | 鉛蓄電池の劣化判定方法及び劣化判定器 | |
TWI579575B (zh) | Battery health detection method and its circuit | |
JP3371588B2 (ja) | 二次電池の残存容量表示装置 | |
JP4440406B2 (ja) | 電源装置 | |
JP3495139B2 (ja) | 蓄電池残存容量計測装置 | |
JPH10503080A (ja) | バッテリ再充電装置 | |
JP3412355B2 (ja) | ニッケル系電池の劣化判定方法 | |
EP3164727B1 (en) | A method, a circuit, and a battery charger | |
KR960027130A (ko) | 전기 자동차의 배터리 충전 제어 장치 및 그 방법 | |
JPS6120115B2 (ja) | ||
US5530361A (en) | Method and apparatus for measuring the state of charge of an electrochemical cell pulse producing a high discharge current | |
JP2001242204A (ja) | コンデンサの直流抵抗測定方法及びその装置 | |
JPH0821434B2 (ja) | 密閉形鉛蓄電池の劣化状態検知方法 | |
JP3410158B2 (ja) | 鉛蓄電池の劣化判定方法及び劣化判定器 | |
TW200816543A (en) | Charge capacity measuring method and system and electronic equipment using the same | |
JPS5845670B2 (ja) | バツテリ−テスタ− | |
JP3346003B2 (ja) | イオン二次電池の容量検出方法 | |
JP2000133322A (ja) | 二次電池の充放電システム | |
CN2171873Y (zh) | 蓄电池检测装置 |