JP3410158B2 - 鉛蓄電池の劣化判定方法及び劣化判定器 - Google Patents

鉛蓄電池の劣化判定方法及び劣化判定器

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JP3410158B2 JP17954593A JP17954593A JP3410158B2 JP 3410158 B2 JP3410158 B2 JP 3410158B2 JP 17954593 A JP17954593 A JP 17954593A JP 17954593 A JP17954593 A JP 17954593A JP 3410158 B2 JP3410158 B2 JP 3410158B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉛蓄電池の内部抵抗と
容量の関係から鉛蓄電池の劣化状態を検知する鉛蓄電池
の劣化判定方法及び劣化判定器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の液式鉛蓄電池は、電解液の比重測
定が可能であるため、劣化状態の把握が容易に出来た
が、密閉されているシール鉛蓄電池はこのような測定が
出来ない。したがって、一般にシール鉛蓄電池では容量
試験によって劣化判定が行われている。
【0003】特開昭59−54982号で説明されてい
るような簡易な容量試験法によれば、組電池のうち1個
のみ放電するので、無駄な電力消費が無いこと、また万
一試験中に停電が発生しても組電池のうち放電していな
い残りの電池より放電できること、さらに大きな疑似負
荷が不要であるというメリットがある。
【0004】しかし、試験時間は充電時間も含めると2
0時間以上に及び、保守者が長時間に亘って拘束される
という欠点は改善されていない。この問題を解決するた
めに、特開平1−134877号で説明されているよう
に、秒単位の短時間放電の過渡電圧変動特性から劣化判
定を行うという方法が提案されている。
【0005】しかし、上記秒単位の放電特性から劣化判
定を行う方法では、電池端子に疑似負荷付きの大形クリ
ップなどを接続して行うため、短時間放電中に誤って電
池端子から大形クリップを外した場合、火花が発生し人
体に火傷を負わす危険がある。また、充電終了直後に試
験を行った場合、火花が発生すると爆発の危険性があ
る。したがって、安全性の点では短時間放電の時間は短
ければ短い程よい。しかし、極端に短い時間では、放電
時の過渡電圧変動が電池の劣化と関係のない配線のイン
ダクタンス成分の影響を受け、正確な測定が出来ない問
題が生じる。
【0006】このような問題を解決する鉛蓄電池の劣化
判定方法として、本出願人による特願平5−12108
号で説明されているような、鉛蓄電池の内部抵抗と容量
の関係から鉛蓄電池の劣化状態を検知する方法がある。
図5はその従来の劣化判定方法を示す流れ図である。こ
の方法は、内部抵抗と鉛蓄電池の劣化に相関があること
に着目した劣化判定方法であり、判定の手順は次のとお
りである。まず、あらかじめ鉛蓄電池の内部抵抗と容量
の関係を求め、図または回帰式にする。次に、被試験鉛
蓄電池の内部抵抗を求める。次に、求めた内部抵抗を前
記図または回帰式に当てはめて、被試験鉛蓄電池につい
ての容量推定あるいは劣化状態検知を行う、というもの
である。このような内部抵抗と容量の関係を表す図、ま
たは回帰式は、鉛蓄電池の電圧及び容量別につくられる
ことが多い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、同一電
圧で同一容量の鉛蓄電池であっても、電池メーカごとに
格子の形状・寸法・活物質等に違いがあり、内部抵抗と
容量の関係が異なる特性となることが多く、複数の電池
メーカ製鉛蓄電池について、容量推定あるいは劣化状態
検知をする場合、劣化判定精度が悪くなるという問題が
ある。
【0008】これを、具体例で説明する。図6は、図5
で示した従来の鉛蓄電池の劣化判定方法による内部抵抗
と容量の関係を表す図の一例であり、加速劣化された国
内電池メーカ5社の2V,200Ah容量シール鉛蓄電
池について、短時間放電方式によって測定した内部抵抗
と容量の関係を表す図である。○印はA社のデータであ
り、●印は他の4社のデータである。図中の曲線は、最
小二乗法により求めた回帰式を図示したものである。電
池メーカごとに格子の形状・寸法・活物質等製造面での
差があり、同じ内部抵抗でも容量に差があるため、ばら
つきが大きい。従って、この図を使用した容量の推定で
は精度が悪くなってしまう。
【0009】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は、どの電池メーカや製造
時期等の異なる鉛蓄電池においても、高い精度で判定で
きる鉛蓄電池の劣化判定方法及び劣化判定器を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の鉛蓄電池の劣化判定方法は、鉛蓄電池の内
部抵抗と容量の関係を表す図、または回帰式を利用して
鉛蓄電池の容量推定あるいは劣化状態検知を行う方法に
おいて、容量、公称電圧、電池メーカ、製造時期、製造
ロットの情報をもとに劣化特性を同じくすると想定され
る母集団を劣化試験判定単位として、まず、同一電圧で
同一容量電池の内部抵抗と容量の関係を表す図、または
回帰式を複数の前記劣化試験判定単位ごとに求めて記憶
しておき、次に、被試験鉛蓄電池の劣化試験判定単位に
あわせて前記記憶した図、または回帰式を選定し、次
に、前記被試験鉛蓄電池の内部抵抗を測定し、次に、前
記測定した内部抵抗を前記選定した図、または回帰式に
当てはめて前記被試験鉛蓄電池の容量推定、あるいは劣
化状態検知を行うことを特徴とする。
【0011】また、同じく上記の目的を達成するための
本発明の鉛蓄電池の劣化判定器は、鉛蓄電池の内部抵抗
と容量の関係を表す回帰式を利用して、鉛蓄電池の容量
推定あるいは劣化状態検知を行う装置において、容量、
公称電圧、電池メーカ、製造時期、製造ロットの情報を
もとに劣化特性を同じくすると想定される母集団を劣化
試験判定単位として、少なくとも、内部抵抗測定手段
と、複数の前記劣化試験判定単位ごとの回帰式を記憶す
る記憶部と、被試験鉛蓄電池の劣化試験判定単位ごとに
前記記憶した回帰式を選定する回帰式選定手段と、前記
選定した回帰式に前記内部抵抗測定手段で測定した内部
抵抗を代入して容量の推定、あるいは劣化状態検知をす
る演算部と、前記容量の推定、あるいは劣化状態検知の
結果を表示する表示部と、を具備し、前記回帰式選定手
段が、被試験鉛蓄電池に貼り付けられた前記回帰式選定
に資する情報を表したバーコードを読み取って前記回帰
式を選定するものであることを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の鉛蓄電池の劣化判定方法では、内部抵
抗と容量の関係から被試験鉛蓄電池の容量の推定、ある
いは劣化状態検知を行う際に、あらかじめ劣化の特性を
同じくすると想定される劣化試験判定単位ごとに、内部
抵抗と容量の関係を求めておき、被試験鉛蓄電池の劣化
試験判定単位にあわせて前記関係を表す図、または回帰
式を利用し、容量の推定あるいは劣化状態検知を行うこ
とにより、電池メーカによって異なる格子の形状・寸法
・活物質等の違いや製造時期等の製造条件の違いによる
ばらつきを排除し、複数の電池メーカ製の鉛蓄電池を高
い精度で判定することを可能にする。
【0013】また、本発明による劣化判定器は、上記し
た劣化試験判定単位ごとの回帰式を記憶部に複数記憶さ
せておき、回帰式選定手段の操作によって被試験鉛蓄電
池の劣化試験判定単位にあわせて回帰式を選定すること
により、電池メーカによって異なる格子の形状・寸法・
活物質等の違いや製造時期等の製造条件の違いによるば
らつきを排除し、電池メーカや製造時期等に関係なく、
高い精度で鉛蓄電池を判定することを可能にする。さら
に、被試験鉛蓄電池に貼り付けられた回帰式選定に資す
る情報を表したバーコードを読み取って回帰式を選定す
ることにより、自動的に回帰式を選定して試験を行える
ようにする。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0015】図1は、本発明の鉛蓄電池の劣化判定方法
の一実施例を示す流れ図である。本実施例の鉛蓄電池の
劣化判定方法では、まず、あらかじめ鉛蓄電池の劣化試
験判定単位ごとに、内部抵抗と容量の関係を表す図、ま
たは回帰式を求めておく。次に、被試験鉛蓄電池の劣化
試験判定単位にあわせて、劣化判定する内部抵抗と容量
の関係を表す図、または回帰式を選定する。次に、被試
験鉛蓄電池の内部抵抗を求める。次に、求めた内部抵抗
を、選定した内部抵抗と容量の関係を表す図、または回
帰式に当てはめて、被試験鉛蓄電池の容量推定あるいは
劣化状態検知を行う。本実施例における劣化判定も、鉛
蓄電池の劣化が進むにつれて、内部抵抗すなわち電極内
部抵抗を含む液抵抗と電荷移動抵抗が増加するという、
劣化と内部抵抗に相関性があることを利用している。
【0016】ここで、劣化試験判定単位について述べ
る。鉛蓄電池を使うユーザの立場からすると、鉛蓄電池
の劣化状態や寿命がメーカ側から明らかにされていない
現状では、何らかの方法で予測する必要に迫まられてい
る。鉛蓄電池を予備電源として使用する場合、停電にな
ってはじめて、その良否が判明したのでは、間に合わな
い。鉛蓄電池はJISやカタログ等で、容量、公称電
圧、外形寸法等はわかるが、詳細な設計仕様や製造条件
は明らかにされていない。そこで、本発明では、容量、
公称電圧に加えて、電池メーカ、製造時期、製造ロット
など、また使用状態等、ユーザとして知りうる情報をも
とに劣化の特性を同じくすると想定される母集団を劣化
判定の単位とすることとし、これを劣化試験判定単位と
定義する。
【0017】図2は、本発明の劣化判定方法に用いる内
部抵抗と容量の関係を表す図の一例であり、電池メーカ
を1社(A社)に限定し、図6と同様に加速劣化させた
2V,200Ah容量のシール鉛蓄電池について、短時
間放電方式によって測定した内部抵抗と容量の関係を表
す図である。短時間放電方式による鉛蓄電池の内部抵抗
の測定方法は、1msec以下という極めて短い時間の
放電を行い、その放電の前後の電池端子電圧の差分電圧
ΔVと流れる電流Iを測定し、ΔV/Iから内部抵抗を
求めるというものである。図2において、○印がA社製
の鉛蓄電池の個々のサンプルについての内部抵抗と容量
の相関性を表すデータを示しており、それらの間に描い
た曲線がこの電池メーカ製の鉛蓄電池を劣化試験判定単
位とする劣化判定に利用される内部抵抗と容量の関係表
す回帰式を示している。この回帰式は、上記のデータに
基づいて最小二乗法により求めることができる。図2
は、従来の方法で求めた図6に比べ、曲線とデータのば
らつきが少ない。これは、電池メーカを限定したことに
よって、電池メーカの違いによる格子の形状・寸法・活
物質等の違いが排除されたためである。本実施例は、こ
のように電池メーカを限定した劣化試験判定単位ごとの
内部抵抗と容量の関係を表す図、または回帰式を利用す
ることで、精度の高い容量推定、あるいは劣化状態検知
が可能になる。
【0018】なお、図2および図6の例では短時間放電
によって内部抵抗を測定したが、短時間充電による方
法、または交流法による方法などから算出した内部抵抗
と容量の関係を表す図、あるいは回帰式が、本発明に適
用できることは言うまでもない。また、電池メーカを限
定した劣化試験判定単位は一例であり、製造時期、製造
ロット、使用状態等、ユーザとして知りうる情報をもと
に劣化の特性を同じくすると想定される母集団を劣化試
験判定単位とし得ることも言うまでもない。
【0019】図3は、本発明の鉛蓄電池の劣化判定器の
第1の実施例の構成例を示す図である。
【0020】図3において、1は被試験鉛蓄電池、2は
内部抵抗測定手段、3は被試験鉛蓄電池1の劣化試験判
定単位ごとに回帰式を選定する回帰式選定手段、4はあ
らかじめ求めておいた複数の劣化試験判定単位ごとの回
帰式を記憶する記憶部、5は回帰式選定手段3で選定し
た回帰式に内部抵抗測定手段2で測定した被試験鉛蓄電
池1の内部抵抗を代入して容量の推定、あるいは劣化状
態検知をする演算部、6は演算部5で算出された容量の
推定、あるいは劣化状態検知の結果を表示する表示部で
ある。
【0021】このような構成の劣化判定器において、例
えば内部抵抗と容量の回帰式から鉛蓄電池の劣化判定を
行う手順例について説明する。まず、被試験鉛蓄電池1
と内部抵抗測定手段2とを接続する。次に、あらかじめ
記憶部4に記憶させておいた例えば電池メーカごとの内
部抵抗と容量の関係を表す回帰式を、回帰式選定手段3
の操作により被試験鉛蓄電池1にあわせて選定する。内
部抵抗測定手段2を、例えば短時間放電による方法とす
れば、被試験鉛蓄電池1に一定電流I、例えば30Aで
短時間(例えば500μsec)放電し、放電開始前の
電圧と放電開始から一定時間経過(例えば短時間300
μsec)後の電圧との差の電圧ΔVを算出し、ΔV/
Iによって内部抵抗を算出する。演算部5では内部抵抗
測定手段2で測定した内部抵抗を回帰式選定手段3で選
定した内部抵抗と容量の回帰式に代入し、被試験鉛蓄電
池についての容量の推定、あるいは劣化状態検知を行
う。表示部6は演算部5で算出した結果、すなわち、電
池容量あるいは劣化判定結果等を表示する。
【0022】この実施例で示したように、本発明では、
少なくとも、内部抵抗測定手段と、電池メーカなどの劣
化試験判定単位選定のための回帰式選定手段と、電池メ
ーカごとと言うような劣化試験判定単位ごとの回帰式を
記憶する記憶部と、選定した回帰式に内部抵抗測定手段
で測定した被試験鉛蓄電池の内部抵抗を代入して、容量
の推定、あるいは劣化状態検知を行う演算部とで構成
し、内部抵抗と容量の関係を表す回帰式を劣化試験判定
単位ごとに求め、一つの劣化判定器に組み込んだことを
特徴としている。
【0023】なお、上記実施例の説明では、内部抵抗測
定手段として短時間放電による方法について説明した
が、内部抵抗測定手段は、短時間充電による方法、交流
法などでも良いと言うように、その主旨にそって種々の
実施態様を取り得ることは言うまでもない。
【0024】次に、本発明の鉛蓄電池の劣化判定器の第
2の実施例を示す。図4は、その説明図であり、複数の
鉛蓄電池を連結した状態を上から見た図であって、バー
コードシールの貼り付け例を示している。図4におい
て、11は鉛蓄電池、12はバーコードシール、13は
+極柱、14は−極柱、15は隣合う鉛蓄電池11同士
の+極柱13と−極柱14を接続する接続バー、16は
防爆栓、17は電池番号シール、18は銘板シールを示
す。
【0025】本実施例では、あらかじめ、回帰式選定に
資する情報、例えば容量、公称電圧、電池メーカ、製造
時期、製造ロット、使用状態等の情報をバーコードによ
り表し、図4に示すようにバーコードシール12にして
鉛蓄電池11に貼り付けておく。試験に当たり、バーコ
ード読み取り機能を備えた回帰式選定手段でバーコード
シール12に表示されたバーコードを読み取り、自動的
に回帰式を選定して試験を行うことも可能になる。な
お、バーコード以外によって、あるいはシール以外によ
って回帰式選定に資する設計仕様等の情報を表現して
も、これを識別できれば良いと言うように、その主旨に
そって種々の実施態様を取り得ることは言うまでもな
い。
【0026】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
鉛蓄電池の劣化判定方法および劣化判定器によれば、被
試験鉛蓄電池の劣化試験判定単位にあわせて内部抵抗と
容量の関係を表す図、または回帰式を選定して劣化判定
をおこなうので、電池メーカや製造時期等の製造条件が
異なる鉛蓄電池においても、それぞれ高い精度で容量推
定あるいは劣化状態検知をすることが可能になる。
、請求項2の発明によれば、特に、一つの劣化判定器
に複数の劣化試験判定単位ごとの回帰式を組み込んだこ
とで、例えば、特定電池メーカ専用の劣化判定器を複数
用意する必要がなくなり、経済的にも効果は大きい。
らに、被試験鉛蓄電池に貼り付けられた回帰式選定に資
する情報を表したバーコードを読み取って回帰式を選定
するようにしたので、自動的に回帰式を選定して試験を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鉛蓄電池の劣化判定方法の一実施例を
示す流れ図
【図2】上記実施例の鉛蓄電池の劣化判定方法による内
部抵抗と容量の関係を表す一例を示す図
【図3】本発明の鉛蓄電池の劣化判定器の第1の実施例
を示す構成図
【図4】本発明の鉛蓄電池の劣化判定器の第2の実施例
を示す説明図
【図5】従来の鉛蓄電池の劣化判定方法を示す流れ図
【図6】上記従来の劣化判定方法による内部抵抗と容量
の関係を表す一例を示す図
【符号の説明】
1…被試験鉛電池 2…内部抵抗測定手段 3…回帰式選定手段 4…記憶部 5…演算部 6…表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 一樹 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−250275(JP,A) 特公 平1−39068(JP,B2) 特公 平3−66625(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 10/42 - 10/48 G01R 31/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉛蓄電池の内部抵抗と容量の関係を表す
    図、または回帰式を利用して鉛蓄電池の容量推定あるい
    は劣化状態検知を行う方法において、 容量、公称電圧、電池メーカ、製造時期、製造ロットの
    情報をもとに劣化特性を同じくすると想定される母集団
    を劣化試験判定単位として、 まず、同一電圧で同一容量電池の内部抵抗と容量の関係
    を表す図、または回帰式を複数の前記劣化試験判定単位
    ごとに求めて記憶しておき、 次に、被試験鉛蓄電池の劣化試験判定単位にあわせて前
    記憶した図、または回帰式を選定し、 次に、前記被試験鉛蓄電池の内部抵抗を測定し、 次に、前記測定した内部抵抗を前記選定した図、または
    回帰式に当てはめて前記被試験鉛蓄電池の容量推定、あ
    るいは劣化状態検知を行うことを特徴とする鉛蓄電池の
    劣化判定方法。
  2. 【請求項2】 鉛蓄電池の内部抵抗と容量の関係を表す
    回帰式を利用して、鉛蓄電池の容量推定あるいは劣化状
    態検知を行う装置において、 容量、公称電圧、電池メーカ、製造時期、製造ロットの
    情報をもとに劣化特性を同じくすると想定される母集団
    を劣化試験判定単位として、 少なくとも、内部抵抗測定手段と、複数の 前記劣化試験判定単位ごとの回帰式を記憶する記
    憶部と、 被試験鉛蓄電池の劣化試験判定単位ごとに前記記憶した
    回帰式を選定する回帰式選定手段と、 前記選定した回帰式に前記内部抵抗測定手段で測定した
    内部抵抗を代入して容量の推定、あるいは劣化状態検知
    をする演算部と、 前記容量の推定、あるいは劣化状態検知の結果を表示す
    る表示部と、 を具備し、 前記回帰式選定手段が、被試験鉛蓄電池に貼り付けられ
    た前記回帰式選定に資する情報を表したバーコードを読
    み取って前記回帰式を選定するものであることを特徴と
    する鉛蓄電池の劣化判定器。
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