JPS61200924A - 合成免疫原 - Google Patents
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- JPS61200924A JPS61200924A JP61028749A JP2874986A JPS61200924A JP S61200924 A JPS61200924 A JP S61200924A JP 61028749 A JP61028749 A JP 61028749A JP 2874986 A JP2874986 A JP 2874986A JP S61200924 A JPS61200924 A JP S61200924A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はキャリヤーに結合(カップル)した少なくとも
1種の抗原又は抗原決定基からなる免疫原と、両親媒性
アジュバントを含むコンパウンド(化合物)と、前記免
疫原及び両親媒性アジュバント含有コンパウンドの各々
の製法と、免疫化活性を有し且つ前記免疫原を含む医薬
製剤(薬剤組成物)とに係る。
1種の抗原又は抗原決定基からなる免疫原と、両親媒性
アジュバントを含むコンパウンド(化合物)と、前記免
疫原及び両親媒性アジュバント含有コンパウンドの各々
の製法と、免疫化活性を有し且つ前記免疫原を含む医薬
製剤(薬剤組成物)とに係る。
人間及び動物においては、非自己由来抗原の接種によっ
て免疫応答が生起し得る。これは特に、ウィルス、バク
テリア、寄生虫等々の如き病原体生物による感染から人
間及び動物を保護する場合に利用されるが、また非病原
性物質に対する抗体の産生を刺激する場合、例えば診断
テスト及び免疫学的断種もしくは虚勢に使用される抗血
清を産生ずる場合にも利用される。
て免疫応答が生起し得る。これは特に、ウィルス、バク
テリア、寄生虫等々の如き病原体生物による感染から人
間及び動物を保護する場合に利用されるが、また非病原
性物質に対する抗体の産生を刺激する場合、例えば診断
テスト及び免疫学的断種もしくは虚勢に使用される抗血
清を産生ずる場合にも利用される。
このような能動免疫は通常、保護すべき被検者又は動物
に病原体の不活性化した又は弱毒化した株を接種するこ
とによって実施される。
に病原体の不活性化した又は弱毒化した株を接種するこ
とによって実施される。
不活性化物質の接種における欠点の1つは、不活性化の
間に生じる抗原の部分的変性に起因して免疫力がしばし
ば低下することにある。弱毒化株の接種には、これらの
株が依然として成る程度の病原性を保有しているか又は
自然突然変異によって再び病原性になるという危険が伴
う。
間に生じる抗原の部分的変性に起因して免疫力がしばし
ば低下することにある。弱毒化株の接種には、これらの
株が依然として成る程度の病原性を保有しているか又は
自然突然変異によって再び病原性になるという危険が伴
う。
以上の理由から、これに代るより良い方法が益々強く求
められている。その−環として、特にキャリヤーに結合
した抗原もしくは抗原決定基からなる免疫原の使用が行
なわれている。この方法では、それ自体免疫応答を生起
せしめないような抗原又は抗原決定基さえも免疫原とし
ての活性を示すようになり得る。
められている。その−環として、特にキャリヤーに結合
した抗原もしくは抗原決定基からなる免疫原の使用が行
なわれている。この方法では、それ自体免疫応答を生起
せしめないような抗原又は抗原決定基さえも免疫原とし
ての活性を示すようになり得る。
この目的に使用される種々のキャリヤーは通常、一般的
使用、例えば人間における使用を困難にする欠点、例え
ば毒性及び内因物質との交差反応の可能性等を有する。
使用、例えば人間における使用を困難にする欠点、例え
ば毒性及び内因物質との交差反応の可能性等を有する。
本発明の目的はこのような欠点を解消することにある。
本発明の免疫原は、少なくとも1種類の両親媒性アジュ
バントのミセルを主体として含み、抗原及び/又は抗原
決定基がこれら両親媒性アジュバントの少なくとも一部
分に共有結合されることを特徴とする。
バントのミセルを主体として含み、抗原及び/又は抗原
決定基がこれら両親媒性アジュバントの少なくとも一部
分に共有結合されることを特徴とする。
本発明の免疫原の抗原及び/又は抗原決定基は例えばポ
リペプチド、タンパク質、タンパク質断片、オリゴ糖も
しくは多糖、オリゴヌクレオチドもしくはポリヌクレオ
チド、又は他の抗原性物質(化合物)であってよい。こ
れらは−例としてウィルス、バクテリア、寄生虫等の如
き病原体生物から誘導し得、場合によってはこれら生体
に由来する抗原の断片からなり得、又は天然の抗原もし
くはFC原決定基に相当するように合成するが或いはこ
れら天然の抗原もしくは抗原決定基から誘導し得る。本
発明の免疫原はまた、例えばホルモンもしくはホルモン
アナログ又は特定薬物等に対応する抗原もしくは抗原決
定基を含み得る。更に、抗原は抗イデイオタイプ抗体又
はその適切な断片であってもよい。このような抗イデイ
オタイプ抗体は関連免疫学的特性に関して抗原又は抗原
決定基に類似している。
リペプチド、タンパク質、タンパク質断片、オリゴ糖も
しくは多糖、オリゴヌクレオチドもしくはポリヌクレオ
チド、又は他の抗原性物質(化合物)であってよい。こ
れらは−例としてウィルス、バクテリア、寄生虫等の如
き病原体生物から誘導し得、場合によってはこれら生体
に由来する抗原の断片からなり得、又は天然の抗原もし
くはFC原決定基に相当するように合成するが或いはこ
れら天然の抗原もしくは抗原決定基から誘導し得る。本
発明の免疫原はまた、例えばホルモンもしくはホルモン
アナログ又は特定薬物等に対応する抗原もしくは抗原決
定基を含み得る。更に、抗原は抗イデイオタイプ抗体又
はその適切な断片であってもよい。このような抗イデイ
オタイプ抗体は関連免疫学的特性に関して抗原又は抗原
決定基に類似している。
抗原及び抗原決定基は生物学的又は微生物学的試料から
単離し得、その後所望であれば精製し得る。また、それ
が適切な場合には、前記試料からより大きめの分子を単
離し、これを分裂又は断片化することによって得ること
もできる。
単離し得、その後所望であれば精製し得る。また、それ
が適切な場合には、前記試料からより大きめの分子を単
離し、これを分裂又は断片化することによって得ること
もできる。
更に、特に低分子量の抗原及び抗原決定基は化学的合成
によっても有利に得られる。この方法は例えば小さいポ
リペプチド、オリゴヌクレオチド及びオリゴ糖の場合極
めて容易に使用し得る。
によっても有利に得られる。この方法は例えば小さいポ
リペプチド、オリゴヌクレオチド及びオリゴ糖の場合極
めて容易に使用し得る。
このような小さい抗原分子は、但し特定的にはより大き
い分子も、特定分子の産生をコードする組換DNAを含
む細胞培養株又は微生物培養株を用いても有利に製造し
得る。また、組換DNA技術を用いて、例えば複数の異
なる病原体から誘導されるか又は1つの病原体の複数の
変種から誘導される種々の天然抗原に存在する複数の抗
原決定基を含むような抗原分子を製造することもできる
。
い分子も、特定分子の産生をコードする組換DNAを含
む細胞培養株又は微生物培養株を用いても有利に製造し
得る。また、組換DNA技術を用いて、例えば複数の異
なる病原体から誘導されるか又は1つの病原体の複数の
変種から誘導される種々の天然抗原に存在する複数の抗
原決定基を含むような抗原分子を製造することもできる
。
この場合抗原決定基とは、これを指向する1種以上の抗
体に対する認識部位を形成し得る化学的構造(体)を意
味する。従ってこの場合の抗原決定基は1つ以上のエピ
トープからなり得る。抗原決定基はまた、いわゆるハブ
テン、即ち比較的小さい大きさを有するためにキャリヤ
ーに結合されない限り免疫原としては作用し得ない独立
して存在する化学的実体、も意味する。
体に対する認識部位を形成し得る化学的構造(体)を意
味する。従ってこの場合の抗原決定基は1つ以上のエピ
トープからなり得る。抗原決定基はまた、いわゆるハブ
テン、即ち比較的小さい大きさを有するためにキャリヤ
ーに結合されない限り免疫原としては作用し得ない独立
して存在する化学的実体、も意味する。
本発明の免疫原に使用し得る適切な両親媒性アジュバン
トの特定具体例としては、アブリジン(avridin
e、 N、N−ジオクタ−7シ)Lt−N’、N’ −
ヒス(2−ヒドロキシエチル)−プロパンジアミン)、
リボイダルアミン(Iipoidal amine)
4−アミノメチル−1−(2,3−(ジ−n−デシルオ
キシ)−n−プロピル)−4−フェニルピペリジン、ジ
メチル−ジオクタデシルアンモニウムブロマイド、ラウ
リル−ムラミル−ジペプチド、ラウリルテトラペプチド
(82−[N−(N−ラウリル−し−アラニル)−γ−
ローグルタミル]−N6−(グリシル)−〇、D −L
、L−2,6−ジアミンビメラミン酸、し−チロシン及
びそのアルキル誘導体、マルトーステトラパルミテート
、プルロニックポリオール、し−チロシン−アゾベンゼ
ン−p−アルソネート、ソルビタンモノオレエート(ス
パン(Span)80)、トレハロース誘導体(トレハ
ロースジミコレートなど)、レチノール酸(ret+n
o+c acid)及びその誘導体、D、L−α−トコ
フェロール(ビタミンE)、゛リビドA及び類縁グリコ
シド、例えばサポニン(キラヤ ザボナリア モリーナ
(Quillajasaponaria Ho1ina
)の樹皮からのキル(Quil)Aな(R) と)及びカルボボール(Carbopol) 934
、カル(R) ボボール940、カルボボール カルボメル(carbomers) 、並びに疎水性及
び親水性フェニル誘導体のコポリマーが挙げられる。
トの特定具体例としては、アブリジン(avridin
e、 N、N−ジオクタ−7シ)Lt−N’、N’ −
ヒス(2−ヒドロキシエチル)−プロパンジアミン)、
リボイダルアミン(Iipoidal amine)
4−アミノメチル−1−(2,3−(ジ−n−デシルオ
キシ)−n−プロピル)−4−フェニルピペリジン、ジ
メチル−ジオクタデシルアンモニウムブロマイド、ラウ
リル−ムラミル−ジペプチド、ラウリルテトラペプチド
(82−[N−(N−ラウリル−し−アラニル)−γ−
ローグルタミル]−N6−(グリシル)−〇、D −L
、L−2,6−ジアミンビメラミン酸、し−チロシン及
びそのアルキル誘導体、マルトーステトラパルミテート
、プルロニックポリオール、し−チロシン−アゾベンゼ
ン−p−アルソネート、ソルビタンモノオレエート(ス
パン(Span)80)、トレハロース誘導体(トレハ
ロースジミコレートなど)、レチノール酸(ret+n
o+c acid)及びその誘導体、D、L−α−トコ
フェロール(ビタミンE)、゛リビドA及び類縁グリコ
シド、例えばサポニン(キラヤ ザボナリア モリーナ
(Quillajasaponaria Ho1ina
)の樹皮からのキル(Quil)Aな(R) と)及びカルボボール(Carbopol) 934
、カル(R) ボボール940、カルボボール カルボメル(carbomers) 、並びに疎水性及
び親水性フェニル誘導体のコポリマーが挙げられる。
本発明の免疫原は前述の如き分子化合物、又は例えば種
々の形状及び/又は大きさを有し得るミセル複合体(n
+icellar complexes)に結合した多
数の前記分子を含む。
々の形状及び/又は大きさを有し得るミセル複合体(n
+icellar complexes)に結合した多
数の前記分子を含む。
前記ミセルは複数の同種の両親媒性アジュバント間の相
互作用、又は2種類以上の異なる両親媒性アジュバント
間の相互作用により形成され得る。
互作用、又は2種類以上の異なる両親媒性アジュバント
間の相互作用により形成され得る。
本発明免疫原では抗原及び/又は抗原決定基が両親媒性
アジュバントの少なくとも一部分に共有結合される。
アジュバントの少なくとも一部分に共有結合される。
この結合の性質は、両親媒性アジュバント並びに抗原及
び/又は抗原決定基上でこの結合に関与する基に依存す
ると共に、特定反応成分自体の性質にも依存する。この
結合は抗原もしくは抗原決定基の前記基とアジュバント
分子の前記基との間で直接生起し得るか、又は抗原及び
抗原決定基とアジュバント分子との間にいわゆる「リン
カ−(linker)Jを存在せしめて間接的に生起し
得る。
び/又は抗原決定基上でこの結合に関与する基に依存す
ると共に、特定反応成分自体の性質にも依存する。この
結合は抗原もしくは抗原決定基の前記基とアジュバント
分子の前記基との間で直接生起し得るか、又は抗原及び
抗原決定基とアジュバント分子との間にいわゆる「リン
カ−(linker)Jを存在せしめて間接的に生起し
得る。
本発明の免疫原は1種類の抗原又は抗原決定基と結合す
るミセル、又は少なくとも2種の異なる抗原及び/又は
抗原決定基と結合するミセルで構成し得る。後者の場合
は異なる種類が、それに対する免疫(対抗免疫)が望ま
れるような1つの特定病原体又は物質もしくは、必要で
あれば、この物質の種々の変種の特徴を表わし得、又は
互いに無関係な複数の異なる種類のそれに対する免疫が
望まれるような病原体及び/又は別の物質の特徴を表わ
し得る。
るミセル、又は少なくとも2種の異なる抗原及び/又は
抗原決定基と結合するミセルで構成し得る。後者の場合
は異なる種類が、それに対する免疫(対抗免疫)が望ま
れるような1つの特定病原体又は物質もしくは、必要で
あれば、この物質の種々の変種の特徴を表わし得、又は
互いに無関係な複数の異なる種類のそれに対する免疫が
望まれるような病原体及び/又は別の物質の特徴を表わ
し得る。
前述の如き本発明の免疫原は所望であれば安定化さゼ得
る。このような安定化は例えば、抗原及び/又は抗原決
定基の少なくとも一部分及び/又は両親媒性アジュバン
トの少なくとも一部分を互いに結合させることによって
達成し得る。また、結合してもしなくても該免疫原を安
定化のためにカプセルに封入して使用することもできる
。適切なカプセルとしては例えば体内で分解し得るポリ
マーからなるものが挙げられる。このようなポリマーに
はポリ乳1g!(polylactic acid)
、ポリグリコール酸、乳酸とグリコール酸との混合ポリ
マー、ポリアミノ酸、乳酸と 1種類以上のアミノ酸と
の混合ポリマー、重合アルブミン等がある。
る。このような安定化は例えば、抗原及び/又は抗原決
定基の少なくとも一部分及び/又は両親媒性アジュバン
トの少なくとも一部分を互いに結合させることによって
達成し得る。また、結合してもしなくても該免疫原を安
定化のためにカプセルに封入して使用することもできる
。適切なカプセルとしては例えば体内で分解し得るポリ
マーからなるものが挙げられる。このようなポリマーに
はポリ乳1g!(polylactic acid)
、ポリグリコール酸、乳酸とグリコール酸との混合ポリ
マー、ポリアミノ酸、乳酸と 1種類以上のアミノ酸と
の混合ポリマー、重合アルブミン等がある。
本発明の免疫原の製造には様々な方法を使用し得る。
一例として、少なくとも1つの抗原及び/又は抗原決定
基と少なくとも1つの両親媒性アジュバントどのコンパ
ウンド(化合物)から出発することができる。抗原及び
/又は抗原決定基と両親媒性アジュバントとは所望であ
れば1つ以上のリンカ−により互いに結合させてもよい
。このような両親媒性アジュバントの誘導体も本発明の
一部をなす。
基と少なくとも1つの両親媒性アジュバントどのコンパ
ウンド(化合物)から出発することができる。抗原及び
/又は抗原決定基と両親媒性アジュバントとは所望であ
れば1つ以上のリンカ−により互いに結合させてもよい
。このような両親媒性アジュバントの誘導体も本発明の
一部をなす。
本発明の免疫原は、前述の如きコンパウンド(化合物)
の場合に通常使用される方法によりこの種のコンパウン
ドからミセルを形成し、次いでこの免疫原を分離すると
いう手順で前記コンパウンドから製造し得る。そのため
には、少なくとも1つの抗原及び/又は抗原決定基と少
なくとも1つの両親媒性物質とを含む1種類の]ンパウ
ンドから出発し得るが、少なくとも2つの異なる抗原及
び/又は抗原決定基を含むコンパウンド混合物から免疫
原を製造することも可能である。
の場合に通常使用される方法によりこの種のコンパウン
ドからミセルを形成し、次いでこの免疫原を分離すると
いう手順で前記コンパウンドから製造し得る。そのため
には、少なくとも1つの抗原及び/又は抗原決定基と少
なくとも1つの両親媒性物質とを含む1種類の]ンパウ
ンドから出発し得るが、少なくとも2つの異なる抗原及
び/又は抗原決定基を含むコンパウンド混合物から免疫
原を製造することも可能である。
好ましくは、前記ミセルは前述の如き両11媒性アジュ
バントの誘導体を少なくとも臨界ミセル濃度に等しい量
だけ含む溶液を超音波処理して製造する。所望であれば
、前記アジュバント誘導体を、対応するか又は異なる遊
離の両親媒性アジュバントと混合し、この混合物から、
部分的に未結合アジュバント分子からなる混合ミセルを
含む免疫原を製造することもできる。
バントの誘導体を少なくとも臨界ミセル濃度に等しい量
だけ含む溶液を超音波処理して製造する。所望であれば
、前記アジュバント誘導体を、対応するか又は異なる遊
離の両親媒性アジュバントと混合し、この混合物から、
部分的に未結合アジュバント分子からなる混合ミセルを
含む免疫原を製造することもできる。
本発明の免疫原の別の製法では、抗原及び/又は抗原決
定基を、共有結合反応で通常用いられる方法により、主
として両親媒性アジュバントからなるミセルに共有結合
させ、その後免疫原を単離する。この結合はアジュバン
トミセルの反応基と抗原及び/又は抗原決定基の反応基
との間の反応を通して行なわれる。
定基を、共有結合反応で通常用いられる方法により、主
として両親媒性アジュバントからなるミセルに共有結合
させ、その後免疫原を単離する。この結合はアジュバン
トミセルの反応基と抗原及び/又は抗原決定基の反応基
との間の反応を通して行なわれる。
所望であれば、両親媒性アジュバント、抗原及び/又は
抗原決定基は反応基を含むリンカ−を有し得る。
抗原決定基は反応基を含むリンカ−を有し得る。
適切な反応基としては、アミン基、カルボキシル基、ヒ
ドロキシル基、チオール基、ジスルフィド基、カルボニ
ル基、マレイミド基及び活性化カルボキシル基等が挙げ
られる。
ドロキシル基、チオール基、ジスルフィド基、カルボニ
ル基、マレイミド基及び活性化カルボキシル基等が挙げ
られる。
本発明の免疫原は製法に拘らず所望であれば安定化(例
えばアジュバント分子、抗原及び/又は抗原決定基の相
互結合による)及び/又は加水分解による消化からの保
護(例えば結合してもしなくてもよい免疫原を体内で分
解し得るポリマーの如きカプセル内に封入する)が可能
である。
えばアジュバント分子、抗原及び/又は抗原決定基の相
互結合による)及び/又は加水分解による消化からの保
護(例えば結合してもしなくてもよい免疫原を体内で分
解し得るポリマーの如きカプセル内に封入する)が可能
である。
抗原、抗原決定基及び/又は両親媒性アジュバントの相
互結合は、結合すべき成分との反応に適した反応基を少
なくとも2つ有する任意の試薬を用いて生起させ得る。
互結合は、結合すべき成分との反応に適した反応基を少
なくとも2つ有する任意の試薬を用いて生起させ得る。
ポリペプチドの結合の場合には、例えばグルタルアルデ
ヒドもしくはホルムアルデヒド又は同質二官能性(ho
iobifunctional)試薬(ビスアミデート
もしくはビスクシンイミジルエステル)もしくは異種二
官能性(heterobiru−nCtiOnal)試
薬(例えばアジドフェニル基とマレイミド基、アミデー
ト基、スクシンイミジル基、へロケトン基又は活性化フ
ルオロベンゼン基とを有する化合物)の如き二官能性試
薬を用いると有利である。
ヒドもしくはホルムアルデヒド又は同質二官能性(ho
iobifunctional)試薬(ビスアミデート
もしくはビスクシンイミジルエステル)もしくは異種二
官能性(heterobiru−nCtiOnal)試
薬(例えばアジドフェニル基とマレイミド基、アミデー
ト基、スクシンイミジル基、へロケトン基又は活性化フ
ルオロベンゼン基とを有する化合物)の如き二官能性試
薬を用いると有利である。
体内で消化され得且つ免疫原の封入に適しているポリマ
ー材料の具体例は既に列挙した。これら材料はこの目的
に適した従来の方法で免疫原の上または周りに施用し得
る。
ー材料の具体例は既に列挙した。これら材料はこの目的
に適した従来の方法で免疫原の上または周りに施用し得
る。
本発明の免疫原は特にワクチンとして使用するのに適し
ている。
ている。
このようなワクチンは主に、人間または動物を成る種の
病原体(ウィルス、バクテリア、寄生虫等々)もしくは
アレルゲンに対して免疫する場合、いわゆる「ブライミ
ング(primino) J (体を特定遊離抗体の
形成のために直接刺激するのではなく、後で生じる感染
もしくは再接種後に強力な免疫反応が誘起されるように
予め条件付けておくこと)を行なう場合、又は例えば免
疫学的断種もしくは去勢(生殖ブDセスに必要な物質、
例えば成る種のホルモンに対する抗体を産生させる)を
行なう場合に使用し得る。
病原体(ウィルス、バクテリア、寄生虫等々)もしくは
アレルゲンに対して免疫する場合、いわゆる「ブライミ
ング(primino) J (体を特定遊離抗体の
形成のために直接刺激するのではなく、後で生じる感染
もしくは再接種後に強力な免疫反応が誘起されるように
予め条件付けておくこと)を行なう場合、又は例えば免
疫学的断種もしくは去勢(生殖ブDセスに必要な物質、
例えば成る種のホルモンに対する抗体を産生させる)を
行なう場合に使用し得る。
前記ワクチンは所望であれば、例えば同一ミセルに結合
される2つ以上の異なる抗原及び/又は抗原決定基を含
み得、又は各々が特定タイプの抗原もしくは抗原決定基
を1つ有するような本発明の免疫原を2つ以上混合した
ものを含み得る。これらの種々の抗原及び/又は抗原決
定基は種々の病原体専又は同一病原体の変種等を表わし
得る。
される2つ以上の異なる抗原及び/又は抗原決定基を含
み得、又は各々が特定タイプの抗原もしくは抗原決定基
を1つ有するような本発明の免疫原を2つ以上混合した
ものを含み得る。これらの種々の抗原及び/又は抗原決
定基は種々の病原体専又は同一病原体の変種等を表わし
得る。
本発明の免疫原をワクチン接種の目的に使用できるよう
にするためには、この免疫原を特定医薬投与に適した形
態に変換しなければならない。筋 ゛内投与又は皮下投
与の場合には、この免疫原を適切な液体、例えば生理食
塩水と混合する必要がある。
にするためには、この免疫原を特定医薬投与に適した形
態に変換しなければならない。筋 ゛内投与又は皮下投
与の場合には、この免疫原を適切な液体、例えば生理食
塩水と混合する必要がある。
例えばスプレーなどの形態で鼻腔内投与又は眼内投与す
る場合にも水性ts質が最も適している。
る場合にも水性ts質が最も適している。
経口投与の如き局部投与の場合には通常、免疫原と例え
ば口腔内に存在する糖分解酵素、又は胃内に存在するタ
ンパク質分解酵素、又はデタージェントから一時的に保
護せしめるような投与形態を用いる必要がある。
ば口腔内に存在する糖分解酵素、又は胃内に存在するタ
ンパク質分解酵素、又はデタージェントから一時的に保
護せしめるような投与形態を用いる必要がある。
このような保護は例えば本発明の免疫原を1つ以上−緒
に適切な物質内に封入するか、免疫原を遅延放出(de
layed−release)及び/又は調節放出(C
OntrOI 1ed−release)投与形・態に
組成するか、又はポリペプチド抗原及び/又は抗原決定
基ではタンパク質分解酵素に敏感な部位をタンパク質開
裂が生起し得ないか或いは大幅に抑制されるように化学
的に改質することによって実施し得る。
に適切な物質内に封入するか、免疫原を遅延放出(de
layed−release)及び/又は調節放出(C
OntrOI 1ed−release)投与形・態に
組成するか、又はポリペプチド抗原及び/又は抗原決定
基ではタンパク質分解酵素に敏感な部位をタンパク質開
裂が生起し得ないか或いは大幅に抑制されるように化学
的に改質することによって実施し得る。
宜[
ケー・ダルスガート(に・Dalsgaard) (全
ウィルス研究論文集(^rchiv fuer die
aesamte Virus−forschung)
rサポニンアジュバント(saponin^djuv
ants) 444,298−254 (1974年)
〕暢従い、0[^E−セファセル(Sephacel)
上で予め精製したキルA45#lをpH8,0の0.1
モル/1リン酸ナトリウム緩衝液0.8d中に溶解する
。この透明溶液をメタノール1.5#d!で希釈し、次
いで2−(2−ピリジルジチオ)−エチルアミン、HC
l60ayを前記リン酸 ゛塩緩衝液0.2ae中に溶
解した溶液と混合する。シアノボロ水素化ナトリウムの
1モル/1メタノール溶液0.05II11を加え、こ
の反応混合物を室温で201 EDTAを含むI)H6
,0の0.1モル/Rリン酸ナトリウム緩衝液中のセフ
ァデックス(Sephadex)G−25を用いてゲル
濾過により低分子量成分を除去する。
ウィルス研究論文集(^rchiv fuer die
aesamte Virus−forschung)
rサポニンアジュバント(saponin^djuv
ants) 444,298−254 (1974年)
〕暢従い、0[^E−セファセル(Sephacel)
上で予め精製したキルA45#lをpH8,0の0.1
モル/1リン酸ナトリウム緩衝液0.8d中に溶解する
。この透明溶液をメタノール1.5#d!で希釈し、次
いで2−(2−ピリジルジチオ)−エチルアミン、HC
l60ayを前記リン酸 ゛塩緩衝液0.2ae中に溶
解した溶液と混合する。シアノボロ水素化ナトリウムの
1モル/1メタノール溶液0.05II11を加え、こ
の反応混合物を室温で201 EDTAを含むI)H6
,0の0.1モル/Rリン酸ナトリウム緩衝液中のセフ
ァデックス(Sephadex)G−25を用いてゲル
濾過により低分子量成分を除去する。
その後キルAを含む画分にジチオエリトリトールを濃度
が20−モル/lになるまで加える。室温で20分放隨
した後、前記リン酸塩/ EDT^緩衝液中でセファデ
ックスG−25を介してゲル濾過することによりチオー
ル化キルAを単離する。
が20−モル/lになるまで加える。室温で20分放隨
した後、前記リン酸塩/ EDT^緩衝液中でセファデ
ックスG−25を介してゲル濾過することによりチオー
ル化キルAを単離する。
B、アミ゛ による
n製したキルA 10#ilを水0.2m及びジメチル
ホルムアミド0.2d中に溶解する。1モル# HCj
によってこの溶液のpHを3〜3.5にし、その後6、
Oqの1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル
)−カルボジイミド、HClを撹拌しながら加える。室
温で3分後に2−(2−ピリジルジチオ)−エチルアミ
ン、 HCj 7.O#F@1)118.0 (7)
0.2−Eル/Rリン酸ナトリウム緩衝液0.2se
に溶解したものを加える。エチルジイソプロピルアミン
を加えてこの溶液のpHを8にする。30分後、pHが
5〜6になるまで酢酸を加え、次いで5IiIモル/j
! EDTAを含むpH6、Oの0.1モル/!リン酸
ナトリウム緩衝液中のセファデックスG−25を介して
ゲルP遇することにより、誘導体化した(deriVa
tised)キルAを単離する。
ホルムアミド0.2d中に溶解する。1モル# HCj
によってこの溶液のpHを3〜3.5にし、その後6、
Oqの1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル
)−カルボジイミド、HClを撹拌しながら加える。室
温で3分後に2−(2−ピリジルジチオ)−エチルアミ
ン、 HCj 7.O#F@1)118.0 (7)
0.2−Eル/Rリン酸ナトリウム緩衝液0.2se
に溶解したものを加える。エチルジイソプロピルアミン
を加えてこの溶液のpHを8にする。30分後、pHが
5〜6になるまで酢酸を加え、次いで5IiIモル/j
! EDTAを含むpH6、Oの0.1モル/!リン酸
ナトリウム緩衝液中のセファデックスG−25を介して
ゲルP遇することにより、誘導体化した(deriVa
tised)キルAを単離する。
前記Aの方法と同様にジチオエリトリトールによる還元
と、チオール化キルAの分離とを行なう。
と、チオール化キルAの分離とを行なう。
Aの場合と同様に精漿したキルA 5oIyjを乾燥ピ
リジン中に溶解し、この溶液を真空下で蒸発させる。こ
の操作をもう一度繰返す。このようにして得たキル^を
乾燥ジオキサン(0,5d)中に懸濁させ、次いで8I
iIの2.2.2− トリフルオロエタンスルホニルク
ロリドを激しく撹拌しながら加える。
リジン中に溶解し、この溶液を真空下で蒸発させる。こ
の操作をもう一度繰返す。このようにして得たキル^を
乾燥ジオキサン(0,5d)中に懸濁させ、次いで8I
iIの2.2.2− トリフルオロエタンスルホニルク
ロリドを激しく撹拌しながら加える。
室温で10分撹拌した後、該混合物を予め4℃に冷却し
ておいた0、05モル/lHCl25tdlで希釈し、
次いで4℃で0.01モル/(l HCj (2x1
g)に対する透析を5時間行なう。
ておいた0、05モル/lHCl25tdlで希釈し、
次いで4℃で0.01モル/(l HCj (2x1
g)に対する透析を5時間行なう。
得られたキルA溶液に、40■の2−(2−ビリジルジ
チオ)−エチルアミン、HCflをpl+8.0の0.
5モル/1)リン酸ナトリウム緩衝液1mに溶解した溶
液を4℃で加える。NaOHの添加によってpHを8.
0にし、その後該混合物を4℃で18時間撹拌する。5
1モル/flのEDTAを含むpl+6.0の0.2モ
ル/lリン酸塩緩衝液中のセファデックスG−25を用
いてゲルP遇することにより誘導体化キル八を分離する
。
チオ)−エチルアミン、HCflをpl+8.0の0.
5モル/1)リン酸ナトリウム緩衝液1mに溶解した溶
液を4℃で加える。NaOHの添加によってpHを8.
0にし、その後該混合物を4℃で18時間撹拌する。5
1モル/flのEDTAを含むpl+6.0の0.2モ
ル/lリン酸塩緩衝液中のセファデックスG−25を用
いてゲルP遇することにより誘導体化キル八を分離する
。
Aの場合と同様にジチオエリトリトールでの還元とチオ
ール化キルAの分離とを行なう。
ール化キルAの分離とを行なう。
A、活性 アブリジンの
無水トリフルオロメタンスルホン酸2.82g (10
e+モル)を塩化メチレン20id中に溶解した溶液に
、N、N−ジオクタデシル−N’N’−ビス−(2−ヒ
ドロキシエチル)−プロパンジアミン[アブリジン:C
P 20961] 1.67g(251モル)を加える
。ピリジン0.4d (5,2raモル)を加え、この
混合物を室温で60分間撹拌する。水に2.55F (
,32mモル)のチオール酢酸を溶解し且つNaOHで
pHを1.5にした溶液を加える。この2相系を60分
間激しく撹拌する。
e+モル)を塩化メチレン20id中に溶解した溶液に
、N、N−ジオクタデシル−N’N’−ビス−(2−ヒ
ドロキシエチル)−プロパンジアミン[アブリジン:C
P 20961] 1.67g(251モル)を加える
。ピリジン0.4d (5,2raモル)を加え、この
混合物を室温で60分間撹拌する。水に2.55F (
,32mモル)のチオール酢酸を溶解し且つNaOHで
pHを1.5にした溶液を加える。この2相系を60分
間激しく撹拌する。
塩化メチレン層を分離し、HgSO4で乾燥し、蒸発さ
せる。残留物を塩化メチレン/エーテルから再晶出する
。
せる。残留物を塩化メチレン/エーテルから再晶出する
。
塩化メチレン中のアブリジンS−アセチル誘導体をアブ
リジンと混合する(1:1)。溶媒を蒸発させ、残留物
を0.1モル/1のNaCl1と0.05モル/lのE
DTAとを含む1)117.0の0.1モル−/1’リ
ン酸ナトリウム緩衝液中に分散させる(5sy/me)
。この分散液をN 下60℃で5分間超音波処理する[
プランソン ンニファイアー(Branson 5on
ifier) :マイクロチップ(microtip)
、20W]。
リジンと混合する(1:1)。溶媒を蒸発させ、残留物
を0.1モル/1のNaCl1と0.05モル/lのE
DTAとを含む1)117.0の0.1モル−/1’リ
ン酸ナトリウム緩衝液中に分散させる(5sy/me)
。この分散液をN 下60℃で5分間超音波処理する[
プランソン ンニファイアー(Branson 5on
ifier) :マイクロチップ(microtip)
、20W]。
B、β−エンドルフィン−(6−17)−j、の盗
実施例Aで製造した誘導体化アブリジンの溶液に脱酸素
化した(deoxygenated)pH7,2(7)
0.5モル/jヒドロキシルアミンを最終濃度が0.
04モル/lになるまで加える。この混合物をN2雰囲
気下35℃に30分間維持する。その後、0.005モ
ル/llの[口TAを含むpH6,0の0.1モル/p
リン酸ナトリウム緩衝液中にチオール化アブリジンに対
して 1.5当吊のβ−エンドルフィン−(6−17>
マレイミド誘導体 を溶解した溶液を20℃で加える。
化した(deoxygenated)pH7,2(7)
0.5モル/jヒドロキシルアミンを最終濃度が0.
04モル/lになるまで加える。この混合物をN2雰囲
気下35℃に30分間維持する。その後、0.005モ
ル/llの[口TAを含むpH6,0の0.1モル/p
リン酸ナトリウム緩衝液中にチオール化アブリジンに対
して 1.5当吊のβ−エンドルフィン−(6−17>
マレイミド誘導体 を溶解した溶液を20℃で加える。
この混合物をN2下で15時間撹拌し、次いで0.1モ
ル/1のMaCjを含むpH7,4の0.05モル/p
リン酸ナトリウム1iWJ液に対して透析する。
ル/1のMaCjを含むpH7,4の0.05モル/p
リン酸ナトリウム1iWJ液に対して透析する。
実施例 3
β−エンドルフィン−(6−17−1r5II1モル/
pのEDTAを含むpH6,0の0.1モル/1リン酸
塩緩衝液中1,2モル当世(チオール基に基く)のβ−
エンドルフィン−(6−17)マレイミド誘導体、即ち υ を1八で製造したチオール化キル^の溶液(7M!!F
/ d )に加える。
pのEDTAを含むpH6,0の0.1モル/1リン酸
塩緩衝液中1,2モル当世(チオール基に基く)のβ−
エンドルフィン−(6−17)マレイミド誘導体、即ち υ を1八で製造したチオール化キル^の溶液(7M!!F
/ d )に加える。
この混合物を室温で1時間反応させ、次いで150mモ
ルAllのMaCjを含むpH7,4の0.02モル/
gリン酸ナトリウム!!!笥液に対して 0℃で15時
間透析する。
ルAllのMaCjを含むpH7,4の0.02モル/
gリン酸ナトリウム!!!笥液に対して 0℃で15時
間透析する。
ブタパルボウィルス(ppv)の65kD外殻タンパク
iを、’F:’)9−、 フィー−ダブル(Holit
or、TJ、 )。
iを、’F:’)9−、 フィー−ダブル(Holit
or、TJ、 )。
ジョオ、エッチ・ニス(Joo、H,S、 )及びコレ
ット。
ット。
エムφニス(Collet、H,S、 )によりウィル
ス季語(J、Virology)45.842−854
(1983年)に開示された方法に従い単離する。−P
Pv含有組織培養上澄に濃縮CaCj 溶液をCaC
l1211度が2511−E/L//〃になるまで加え
、 −その結果生じたウィルス沈澱物を12.000x g
で20分間遠心分離処理し、 −ウィルス含有ペレットをCsCN勾配遠心分離にかけ
、 一密度1.3g/dの画分を分離し、透析した後1%ド
デシル硫酸ナトリウム(SO3)で3分間処理し、−S
O8/PAGE分画により65kDタンパク質を単離し
、透析し且つ凍結乾燥した。
ス季語(J、Virology)45.842−854
(1983年)に開示された方法に従い単離する。−P
Pv含有組織培養上澄に濃縮CaCj 溶液をCaC
l1211度が2511−E/L//〃になるまで加え
、 −その結果生じたウィルス沈澱物を12.000x g
で20分間遠心分離処理し、 −ウィルス含有ペレットをCsCN勾配遠心分離にかけ
、 一密度1.3g/dの画分を分離し、透析した後1%ド
デシル硫酸ナトリウム(SO3)で3分間処理し、−S
O8/PAGE分画により65kDタンパク質を単離し
、透析し且つ凍結乾燥した。
B、プタバルボウイルス抗原の誘導体化Aで得たタンパ
ク質を濃度が3駕1g/IIIになるまでpH7,5の
0.1モル/ρリン酸ナトリウム辿衝液中に溶解し、次
いで5モル当量のN−スクシンイミジル−4−(N−マ
レイミド−メチル)シクロヘキサン−1−カルボキシレ
ート(SHCC)により室温で30分間処理する。
ク質を濃度が3駕1g/IIIになるまでpH7,5の
0.1モル/ρリン酸ナトリウム辿衝液中に溶解し、次
いで5モル当量のN−スクシンイミジル−4−(N−マ
レイミド−メチル)シクロヘキサン−1−カルボキシレ
ート(SHCC)により室温で30分間処理する。
0.9駕のNaCj!と5mモル/rのEOTAとを含
むpH6,0の0.1モル/ilリン酸ナトリウム緩衝
液中のセファデックスG−25を介するゲル濾過により
過剰5HCCを除去する。
むpH6,0の0.1モル/ilリン酸ナトリウム緩衝
液中のセファデックスG−25を介するゲル濾過により
過剰5HCCを除去する。
止−免交里工11
Bで製造した誘導体化PPv外殻タンパク質を実施例1
Aで得たチオール化キルAと1:4(キルA:タンバク
質) (重量/重量)の割合で混合する。
Aで得たチオール化キルAと1:4(キルA:タンバク
質) (重量/重量)の割合で混合する。
この溶液を5時間室温に維持し、その後250.000
XQ、+4℃で10時間10−40%(重量/重量)庶
糖濃度勾配遠心にかけて免疫原を分離する。
XQ、+4℃で10時間10−40%(重量/重量)庶
糖濃度勾配遠心にかけて免疫原を分離する。
次いで、150ff1モル/pのNaCjを含むpl+
7.4の0.02モル/Iリン酸塩緩衝液に対してPP
v免疫原を透析する。
7.4の0.02モル/Iリン酸塩緩衝液に対してPP
v免疫原を透析する。
PPv外殻タンパク質の部分配列に対応するペプチドの
マレイミド誘導体(アムジエンへHGenから入手)
H−Asn−Leu−Ala−Lys−Lys−Ly
s−Ala−Lys−Gly−Thr−〇 〇 を実施例3の方法でチオール化キル^に結合させる。
マレイミド誘導体(アムジエンへHGenから入手)
H−Asn−Leu−Ala−Lys−Lys−Ly
s−Ala−Lys−Gly−Thr−〇 〇 を実施例3の方法でチオール化キル^に結合させる。
HBsAa (B型肝炎表面抗原)から誘導されたアミ
ノ末端疎水部分の皆喋りペプチドを、フジサワ(Fuj
isawa)他の方法に従い(核酸リサーチ(Nucl
eic Ac1ds Re5earch)11.358
1−3590(1983)年)大腸菌♂を用いて製造す
る。これらのバクテリアから抽出したポリペプチドをア
フィニティクロマトグラフィにより精製する。
ノ末端疎水部分の皆喋りペプチドを、フジサワ(Fuj
isawa)他の方法に従い(核酸リサーチ(Nucl
eic Ac1ds Re5earch)11.358
1−3590(1983)年)大腸菌♂を用いて製造す
る。これらのバクテリアから抽出したポリペプチドをア
フィニティクロマトグラフィにより精製する。
アジュバントへの結合前に、実施例4Bで説明したよう
に5HCCを用いて前記精製H[lSAg誘導体を活性
化する。
に5HCCを用いて前記精製H[lSAg誘導体を活性
化する。
次いで実施例4Cと同様の方法により、前記活性化ポリ
ペプチドをチオール化キルAに結合させる。
ペプチドをチオール化キルAに結合させる。
実施例 7
キルA(20■)をジメチルホルムアミド(0,5d)
中ニ溶解スル。HO2) (10μT−ル;DHF
中lNff1l>を加え且つ該溶液を0℃に冷却した後
、カルボニルジイミダゾール(DMFo、 04d 中
20u モル) ヲ加、する。この反応混合物を0℃で
30分撹拌する。2−(2−ピリジルジチオ)−エチル
アミン・HCI(50μモル)及びエチルジイソプロピ
ルアミン(50μモル)を加える。得られた透明溶液を
18m間室温に維持する。真空回転蒸発によりONFを
除去し、得られたシロップを水(2m)に溶解する。
中ニ溶解スル。HO2) (10μT−ル;DHF
中lNff1l>を加え且つ該溶液を0℃に冷却した後
、カルボニルジイミダゾール(DMFo、 04d 中
20u モル) ヲ加、する。この反応混合物を0℃で
30分撹拌する。2−(2−ピリジルジチオ)−エチル
アミン・HCI(50μモル)及びエチルジイソプロピ
ルアミン(50μモル)を加える。得られた透明溶液を
18m間室温に維持する。真空回転蒸発によりONFを
除去し、得られたシロップを水(2m)に溶解する。
5℃モ)It/II ノEDTA8ムpH6,0(7)
0.1モル/j !Jン酸ナナトリウム中セファデッ
クスG−25でのゲル濾過により誘導体化キル^を分離
する。実施例1Aで説明したようにジチオエリトリトー
ルでの還元とセファデックスG−25でのゲル濾過とを
行なってチオール化キルAをコる。
0.1モル/j !Jン酸ナナトリウム中セファデッ
クスG−25でのゲル濾過により誘導体化キル^を分離
する。実施例1Aで説明したようにジチオエリトリトー
ルでの還元とセファデックスG−25でのゲル濾過とを
行なってチオール化キルAをコる。
B、誘導 ブタバルボ イルス の、゛実施例4A
の方法で分離したパルボウイルスタンバク質(2II1
g)をpH7,6の0.1モル/1リン酸ナトリウム中
に溶解した溶液を、N−スクシンイミジル3−(2−ピ
リジルジチオ)−プロピオナート(SPDP;エタノー
ル0.3d中3.2μモル)により室温で3時間処理す
る。5mモル/gのEDT^も含むpH6,0の0.1
モル/1リン酸ナトリウム中のセファデックスG−25
でのグル濾過により2−ピリジルジスルフィド置換タン
パク質を分離する。
の方法で分離したパルボウイルスタンバク質(2II1
g)をpH7,6の0.1モル/1リン酸ナトリウム中
に溶解した溶液を、N−スクシンイミジル3−(2−ピ
リジルジチオ)−プロピオナート(SPDP;エタノー
ル0.3d中3.2μモル)により室温で3時間処理す
る。5mモル/gのEDT^も含むpH6,0の0.1
モル/1リン酸ナトリウム中のセファデックスG−25
でのグル濾過により2−ピリジルジスルフィド置換タン
パク質を分離する。
C1免疫原の製造
Aの方法で得たチオール化キルA (0,8μモルの遊
離チオール基を含む)の溶液を、Bの方法で得た2−ピ
リジルジスルフィド−置換ブタパルポウイルスタンバク
貿(0,45μモルの2−ピリジルジスルフィド基を含
む)の溶液に加える。
離チオール基を含む)の溶液を、Bの方法で得た2−ピ
リジルジスルフィド−置換ブタパルポウイルスタンバク
貿(0,45μモルの2−ピリジルジスルフィド基を含
む)の溶液に加える。
この結合反応はピリジン−2−チオンの放出を測定する
ことによりモニターされ、2時間以内で完了する。この
キル^−タンパク質接合体を、150I1モル/1 (
7)N a C1も含ム1)87.4 ノ0.02モル
/lリン酸ナトリウムに対して透析する。
ことによりモニターされ、2時間以内で完了する。この
キル^−タンパク質接合体を、150I1モル/1 (
7)N a C1も含ム1)87.4 ノ0.02モル
/lリン酸ナトリウムに対して透析する。
生後6週間のスイスアルピノマウス10匹からなるグル
ープ2組に、KLH又はキルAのいずれかに結合した狂
犬病ウィルス外殻ペプチドを繰返しi。
ープ2組に、KLH又はキルAのいずれかに結合した狂
犬病ウィルス外殻ペプチドを繰返しi。
p、接種した。
このペプチドはアミノ酸配列
八sp−Tyr−Arg−Trp−Leu−Arg−T
hr−Val−Lys−Thr−rhr−tys−e+
y−ser。
hr−Val−Lys−Thr−rhr−tys−e+
y−ser。
を有する。50mのキルA又はsoo、qのKL)Iの
いずれかに結合した前記ペプチド50Il!lを各マウ
スに繰′返し接種した。
いずれかに結合した前記ペプチド50Il!lを各マウ
スに繰′返し接種した。
これらマウスの血清を1780に希釈し、第3及び第4
回目の接種の後で夫々次のテストシステムを用いる酵素
標識イムノソーベントアッセイ(ELISA)によりテ
ストした。
回目の接種の後で夫々次のテストシステムを用いる酵素
標識イムノソーベントアッセイ(ELISA)によりテ
ストした。
第3回目接種の後:ウィルスでコーティングしたマイク
ロタイタープレート−マウス血清−抗マウスI(1−H
RP−接合体。
ロタイタープレート−マウス血清−抗マウスI(1−H
RP−接合体。
第4回目接種の後:ヒト抗狂犬病モノクローナル抗体で
コーティングしたマイクロタイタープレート−ER^ウ
ィルス抗原−二1区血j−抗マウスIg−HRP−接合
体。
コーティングしたマイクロタイタープレート−ER^ウ
ィルス抗原−二1区血j−抗マウスIg−HRP−接合
体。
結果を次表に示す。
下記のペプチドを接 応答(450nll)種した
マウスの血清 第3接種後 第4#8種後 に[■−ペプチド 0.185 0.93
9Quit−Aペプチド 0.200 0.
997対!lバ血清 0.072 0
.240この結果から明らかなように、キルA−ペプチ
ド複合体に対して生じる抗体はKLH−ペプチド複合体
に対する抗体と少なくとも同程度の優れたウィルス結合
性を示す。
マウスの血清 第3接種後 第4#8種後 に[■−ペプチド 0.185 0.93
9Quit−Aペプチド 0.200 0.
997対!lバ血清 0.072 0
.240この結果から明らかなように、キルA−ペプチ
ド複合体に対して生じる抗体はKLH−ペプチド複合体
に対する抗体と少なくとも同程度の優れたウィルス結合
性を示す。
生後9週間のスイスアルピノマウス10匹からなるグル
ープ4組に偏性狂犬病(PR)抗原を単独で又はテスト
すべきアジュバントと共にi]、接種した。
ープ4組に偏性狂犬病(PR)抗原を単独で又はテスト
すべきアジュバントと共にi]、接種した。
3.9及び15週間後に血清を採取し、酵素結合イムノ
ソーペントアッセイt (ELISA)で抗PR応答を
テストすべくプールした。
ソーペントアッセイt (ELISA)で抗PR応答を
テストすべくプールした。
結果を次表に示す。
ELISA(21ogカイ4.柊末点希釈)アジュバン
ト 331!間後9週間後 15遍間後アジュバント
無 9.4 10.6 9.9(サリーン中
) キルA(バッチNo、 11.4 12.4
12.0L−77,26) 実施例7^による 11.4 12.2 1
1.8活性化キル^ ペプチド結合キ 11.5 12.1 11
.6ルA(実施例7C) これらの結果はキルAのアジュバント活性がアジュバン
トの誘導体化後も、さらに(よペプチドの結合後さえも
そのまま存続することを示してもXる。
ト 331!間後9週間後 15遍間後アジュバント
無 9.4 10.6 9.9(サリーン中
) キルA(バッチNo、 11.4 12.4
12.0L−77,26) 実施例7^による 11.4 12.2 1
1.8活性化キル^ ペプチド結合キ 11.5 12.1 11
.6ルA(実施例7C) これらの結果はキルAのアジュバント活性がアジュバン
トの誘導体化後も、さらに(よペプチドの結合後さえも
そのまま存続することを示してもXる。
Claims (15)
- (1)キャリヤーに結合した少なくとも1種類の抗原及
び/又は抗原決定基から成っており、このキャリヤーが
主として少なくとも1種類の両親媒性アジュバント分子
のミセルから成り、該アジュバント分子の少なくとも一
部分が前記抗原及び/又は抗原決定基に共有結合してい
ることを特徴とする免疫原。 - (2)抗原及び/又は抗原決定基が少なくとも1つのリ
ンカーを介して両親媒性アジュバント分子に結合してい
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の免疫
原。 - (3)両親媒性アジュバントとしてサポニンを含むこと
を特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の
免疫原。 - (4)複数の異なる種類の抗原及び/又は抗原決定基を
含んでおり、これら抗原及び/又は抗原決定基が、対抗
免疫が望まれる複数の異なる種類の病原体及び/又はそ
の他の物質に特有のものであることを特徴とする特許請
求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに記載の免疫原。 - (5)抗原決定基及び/又は抗原及び/又は両親媒性ア
ジュバント分子の少なくとも一部分が互いに結合してい
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第4項の
いずれかに記載の免疫原。 - (6)カプセル内に封入されていることを特徴とする特
許請求の範囲第1項乃至第5項のいずれかに記載の免疫
原。 - (7)少なくとも1つの両親媒性グリコシドと少なくと
も1つの抗原及び/又は抗原決定基とから成り、これら
が互いに共有結合していることを特徴とする、両親媒性
アジュバント分子を含有するコンパウンド。 - (8)抗原及び/又は抗原決定基と、両親媒性アジュバ
ント分子とが少なくとも1つのリンカーを介して互いに
結合していることを特徴とする特許請求の範囲第7項に
記載のコンパウンド。 - (9)両親媒性アジュバントとしてサポニンを含むこと
を特徴とする特許請求の範囲第7項又は第8項に記載の
コンパウンド。 - (10)特許請求の範囲第1項乃至第6項のいずれかに
記載の免疫原のコンパウンド合成法であり、所望であれ
ば少なくとも1種類の遊離両親媒性アジュバントを存在
させて、特許請求の範囲第7項乃至第9項のいずれかに
記載の少なくとも1種類の両親媒性アジュバント含有コ
ンパウンドから、目的に合った従来法でミセルを形成し
、次いでこうして形成した免疫原を単離し、その後所望
であればこの免疫原を安定化し及び/又は加水分解性開
裂に対して保護することを特徴とする方法。 - (11)特許請求の範囲第1項乃至第6項のいずれかに
記載の免疫原の製法であって、必要に応じ少なくとも1
つのリンカーを有する抗原及び/又は抗原決定基と、必
要に応じ1つ以上のリンカーを有し且つ主に少なくとも
1種類の両親媒性アジュバントからなるミセルとを公知
の方法で反応させ、それによつて前記抗原及び/又は抗
原決定基又はこれらに結合していることのあるリンカー
と、前記両親媒性アジュバント又はこれに結合している
ことのあるリンカーとの間に共有結合を生起させ、次い
でこうして形成した免疫原を単離し、その後所望であれ
ばこの免疫原を安定化し及び/又は加水分解性開裂に対
して保護することを特徴とする方法。 - (12)特許請求の範囲第7項乃至第9項のいずれかに
記載のコンパウンドの製法であって、少なくとも1つの
両親媒性アジュバント分子と、少なくとも1つの抗原及
び/又は抗原決定基とを、この種のコンパウンドに対し
て通常用いられる方法により結合させることを特徴とす
る方法。 - (13)特許請求の範囲第1項乃至第6項のいずれかに
記載の少なくとも1つの免疫原を含むことを特徴とする
免疫作用を有する薬剤組成物。 - (14)複数の前記免疫原を遅延放出投与形態で含むこ
とを特徴とする特許請求の範囲第13項に記載の薬剤組
成物。 - (15)2つ以上の異なる種類の前記免疫原を含むこと
を特徴とする特許請求の範囲第13項又は第14項に記
載の薬剤組成物。
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NL8500411 | 1985-02-14 | ||
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- 1986-02-13 EP EP86200203A patent/EP0191536B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1986-02-13 NZ NZ215155A patent/NZ215155A/xx unknown
- 1986-02-13 DE DE8686200203T patent/DE3679209D1/de not_active Expired - Lifetime
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AU5338386A (en) | 1986-08-21 |
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