JPS6120034A - 写真乳剤の保管方法 - Google Patents
写真乳剤の保管方法Info
- Publication number
- JPS6120034A JPS6120034A JP14024984A JP14024984A JPS6120034A JP S6120034 A JPS6120034 A JP S6120034A JP 14024984 A JP14024984 A JP 14024984A JP 14024984 A JP14024984 A JP 14024984A JP S6120034 A JPS6120034 A JP S6120034A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gelatin
- emulsion
- photographic emulsion
- photographic
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C1/00—Photosensitive materials
- G03C1/005—Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
- G03C1/04—Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein with macromolecular additives; with layer-forming substances
- G03C1/047—Proteins, e.g. gelatine derivatives; Hydrolysis or extraction products of proteins
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
■ 発明の背景
[技術分野]
本発明は写真乳剤の保管方法に関し、特には、有機高分
子材料容器を用いた場合、容器壁面への乳剤の付着を防
止する写真乳剤の保管方法に関する。
子材料容器を用いた場合、容器壁面への乳剤の付着を防
止する写真乳剤の保管方法に関する。
[従来技術]
写真乳剤は、乳化、調製するごとに多少特性の相違する
ものとなる。そこで、均一な特性を有する製品を得るた
め、数回に分けて作られた乳剤を一定量ずつ混合して、
特性が変化するのを防いでいる。また、製造方法が異な
り、特性の相違する写真乳剤を2種あるいはそれ以上を
混合して、目的とする特性を備えた写真乳剤を作る場合
もある。
ものとなる。そこで、均一な特性を有する製品を得るた
め、数回に分けて作られた乳剤を一定量ずつ混合して、
特性が変化するのを防いでいる。また、製造方法が異な
り、特性の相違する写真乳剤を2種あるいはそれ以上を
混合して、目的とする特性を備えた写真乳剤を作る場合
もある。
さらにまた、乳剤調製後、他の場所において調製する場
合等があり、移送中に冷却保管される。
合等があり、移送中に冷却保管される。
そこにおいては、第1熟成(物理熟成>n7後、または
第2熟成(化学熟成)終了後の写真乳剤に、安定剤等の
種々の添加剤を加えゾル状で、ポリエチレン等の有機高
分子材料の容器に分割し、冷蔵庫等に貯蔵、保管される
。
第2熟成(化学熟成)終了後の写真乳剤に、安定剤等の
種々の添加剤を加えゾル状で、ポリエチレン等の有機高
分子材料の容器に分割し、冷蔵庫等に貯蔵、保管される
。
この冷蔵庫等に保管後、ゲル化した写真乳剤を容器から
取り出す際、容器壁面への乳剤の付着が発生するという
問題点があった。
取り出す際、容器壁面への乳剤の付着が発生するという
問題点があった。
これに対し、特公昭45−35952号には、ゲル化し
た写真乳剤をナイフ等で細かく砕いて転倒機にかけ、人
手により取り出すことが示されているが、この方法は、
取り出し作業の非能率性に加えて、容器壁面に付着した
写真乳剤が残り、乳剤回収率が悪かった。また、特開昭
57−169743号には、マイクロ波を用いて乳剤の
一部を加熱し、溶解させながら取り出すことが示されて
いるが、この方法では、付着乳剤処理の作業工数の増加
と併せて、加熱装置の設置り経済的にも作業工数的にも
負担となっていた。
た写真乳剤をナイフ等で細かく砕いて転倒機にかけ、人
手により取り出すことが示されているが、この方法は、
取り出し作業の非能率性に加えて、容器壁面に付着した
写真乳剤が残り、乳剤回収率が悪かった。また、特開昭
57−169743号には、マイクロ波を用いて乳剤の
一部を加熱し、溶解させながら取り出すことが示されて
いるが、この方法では、付着乳剤処理の作業工数の増加
と併せて、加熱装置の設置り経済的にも作業工数的にも
負担となっていた。
また、写真乳剤の保管後の取り出しに際し、容器への乳
剤付着をなくすために、乳剤中のゼラチン濃度と乳剤中
に添加される有機溶媒量との闇の相関を規定することが
本発明者等による昭和59年6月30日付提出の明細書
に示されているが、写真乳剤中のゼラチン濃度と有機溶
媒量の相関規定を実施するには安定剤、色素等の添加剤
も疎水性のものが多く、有機溶剤に溶解して添加する等
の点において、その実施が困難であった。
剤付着をなくすために、乳剤中のゼラチン濃度と乳剤中
に添加される有機溶媒量との闇の相関を規定することが
本発明者等による昭和59年6月30日付提出の明細書
に示されているが、写真乳剤中のゼラチン濃度と有機溶
媒量の相関規定を実施するには安定剤、色素等の添加剤
も疎水性のものが多く、有機溶剤に溶解して添加する等
の点において、その実施が困難であった。
■発明の目的
本発明は上記の事情に鑑み為されたもので、加熱装置等
の設備を設ける必要もなく、写真乳剤中のゼラチン濃度
および有機溶媒の含有量の相関関係を緩和させた条件で
、写真乳剤の保管後の取り出しに際し、容器壁面への乳
剤の付着を防止する技術を提供することである。
の設備を設ける必要もなく、写真乳剤中のゼラチン濃度
および有機溶媒の含有量の相関関係を緩和させた条件で
、写真乳剤の保管後の取り出しに際し、容器壁面への乳
剤の付着を防止する技術を提供することである。
■発明の具体的構成
本発明の上記目的は、保存容器を用いる写真乳剤の保管
方法において、写真乳剤の保護コロイドとして用いられ
るゼラチン中のカルシウムイオン(Ca )濃度を乾
燥ゼラチンに対して2500p1)−以下とする写真乳
剤の保管方法により達成される。
方法において、写真乳剤の保護コロイドとして用いられ
るゼラチン中のカルシウムイオン(Ca )濃度を乾
燥ゼラチンに対して2500p1)−以下とする写真乳
剤の保管方法により達成される。
本発明の保管方法に適用される写真乳剤おいて、ゼラチ
ン中のカルシウムイオン(Ca++)含有量を乾燥ゼラ
チンに対し、25001)11m以下とするには、ゼラ
チンを水に溶解した後、ゼラチン水溶液を陽イオン交換
樹脂のカラムに通すか、またはバッチ処理により陽イオ
ン交換樹脂と接触させることにより容易に達成できる。
ン中のカルシウムイオン(Ca++)含有量を乾燥ゼラ
チンに対し、25001)11m以下とするには、ゼラ
チンを水に溶解した後、ゼラチン水溶液を陽イオン交換
樹脂のカラムに通すか、またはバッチ処理により陽イオ
ン交換樹脂と接触させることにより容易に達成できる。
ここで用いられる陽イオン交換樹脂としては、市販され
ているものがすべて適用できる。本発明に用いられる陽
イオン交換前のゼラチンとしては、動物の皮や骨の主成
分であるコラーゲンまたはオセインから得られる。ゼラ
チンを実験室で得るにはコラーゲンまたはオセインを熱
水中で可溶化して柘造するのであるが、■業的には、原
料の皮や骨を熱水中で抽出するのは困難であり、原料を
石灰液に1〜3ケ月間浸漬する前処理、即ち石灰漬けと
称する長期間の前処理によってコラーゲンまたはオセイ
ン(前記石灰漬けの前に塩酸でリン酸カルシウムを除去
して行う)を予め部分的に加水分解している。本発明に
用いられるゼラチンは、上記で待られる如き無処理ゼラ
チン、官能基を置換した誘導体ゼラチン等が挙げられる
が、好ましくは無処理ゼラチンである。構造式は以下の
如くである。
ているものがすべて適用できる。本発明に用いられる陽
イオン交換前のゼラチンとしては、動物の皮や骨の主成
分であるコラーゲンまたはオセインから得られる。ゼラ
チンを実験室で得るにはコラーゲンまたはオセインを熱
水中で可溶化して柘造するのであるが、■業的には、原
料の皮や骨を熱水中で抽出するのは困難であり、原料を
石灰液に1〜3ケ月間浸漬する前処理、即ち石灰漬けと
称する長期間の前処理によってコラーゲンまたはオセイ
ン(前記石灰漬けの前に塩酸でリン酸カルシウムを除去
して行う)を予め部分的に加水分解している。本発明に
用いられるゼラチンは、上記で待られる如き無処理ゼラ
チン、官能基を置換した誘導体ゼラチン等が挙げられる
が、好ましくは無処理ゼラチンである。構造式は以下の
如くである。
また、ゼラチンの分子量については、100,000〜
300,000の範囲が好ましく、分子量があまり小さ
くなると本発明の効果が得られにくくなる。本発明に用
いられる陽イオン交換前のゼラチンとしては、市販され
ている宝塚(TM−0100) 、宝塚(TM−300
0) 、宝塚(PM)、宝塚(T −8000)、日ビ
(PH−1000)、ルースロー(TS−500)等が
挙げられ、好ましくは、宝塚(T M −0100)、
日ビ(P H−1000)である。
300,000の範囲が好ましく、分子量があまり小さ
くなると本発明の効果が得られにくくなる。本発明に用
いられる陽イオン交換前のゼラチンとしては、市販され
ている宝塚(TM−0100) 、宝塚(TM−300
0) 、宝塚(PM)、宝塚(T −8000)、日ビ
(PH−1000)、ルースロー(TS−500)等が
挙げられ、好ましくは、宝塚(T M −0100)、
日ビ(P H−1000)である。
本発明において、ゼラチン中のカルシウムイオン含有量
を2500pp−以下とすることにより本発明の目的を
達成することができるが、好ましくはカルシウムイオン
含有量が20001)11−以下であり、より好ましく
は500ppm以下である。
を2500pp−以下とすることにより本発明の目的を
達成することができるが、好ましくはカルシウムイオン
含有量が20001)11−以下であり、より好ましく
は500ppm以下である。
本発明の保管方法に適用できる写真乳剤としては、前記
カルシウムイオン含有量を2500ppg+以下とした
ゼラチン(以下、本発明のゼラチンという)を用いて、
例えば、第1熟成終了時、第2熟成終了時にあるもの等
、乳剤11fJ時のどの工程時にあるものでもよい。ま
た、写真乳剤の種類、例えば、一般撮影ネガフィルム用
、X線フィルム用、リスタイプフィルム用、一般引伸し
印画紙用、−膜密着印画紙用等に限定されず、本発明の
保管方法は適用できる。
カルシウムイオン含有量を2500ppg+以下とした
ゼラチン(以下、本発明のゼラチンという)を用いて、
例えば、第1熟成終了時、第2熟成終了時にあるもの等
、乳剤11fJ時のどの工程時にあるものでもよい。ま
た、写真乳剤の種類、例えば、一般撮影ネガフィルム用
、X線フィルム用、リスタイプフィルム用、一般引伸し
印画紙用、−膜密着印画紙用等に限定されず、本発明の
保管方法は適用できる。
本発明に適用できる写真乳剤のハロゲン化銀としては、
塩化銀、臭化銀、塩臭化銀、塩沃臭化鎖、沃臭化銀のい
ずれであってもよい。
塩化銀、臭化銀、塩臭化銀、塩沃臭化鎖、沃臭化銀のい
ずれであってもよい。
また、ハロゲン化銀の結晶形や晶癖、さらには乳剤中の
銀イオン濃度等には依存することなく適用できる。ハロ
ゲン化銀の量としては、0〜3モル/l、粒子サイズと
しては、θ〜1.5μ−の範囲で粒径分布が変動したも
のでも用いることができる。
銀イオン濃度等には依存することなく適用できる。ハロ
ゲン化銀の量としては、0〜3モル/l、粒子サイズと
しては、θ〜1.5μ−の範囲で粒径分布が変動したも
のでも用いることができる。
本発明に適用できる写真乳剤のI) 1」としては、4
.5〜8の範囲であればよく、好ましくはI)85〜7
の範囲である。
.5〜8の範囲であればよく、好ましくはI)85〜7
の範囲である。
本発明の方法に適用される写真乳剤において、後記する
種々の写真用添加剤を溶解、分散させるため、さらに防
腐剤等を兼ねて種々の有機溶媒が用いられている。有機
溶媒としては、例えば、市販されている変性アルコール
、メタノール、エタノール、ジメチルホルムアミド(D
MF)、アセトン、フッ化アルコール、酢酸エチル、プ
ロパツール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール
、ヘプタツール、フェノール等通常写真乳剤調製用に用
いられている有機溶媒が挙げられるが、本発明において
は、これら用いられる有機溶媒の種類には限定はないが
、その有fill媒の添加総量の写真乳剤中の含有率に
は限定があり、特に写真乳剤中のゼラチン濃度と前記有
機溶媒の添加含有率の相関の規定を緩和するものである
。
種々の写真用添加剤を溶解、分散させるため、さらに防
腐剤等を兼ねて種々の有機溶媒が用いられている。有機
溶媒としては、例えば、市販されている変性アルコール
、メタノール、エタノール、ジメチルホルムアミド(D
MF)、アセトン、フッ化アルコール、酢酸エチル、プ
ロパツール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール
、ヘプタツール、フェノール等通常写真乳剤調製用に用
いられている有機溶媒が挙げられるが、本発明において
は、これら用いられる有機溶媒の種類には限定はないが
、その有fill媒の添加総量の写真乳剤中の含有率に
は限定があり、特に写真乳剤中のゼラチン濃度と前記有
機溶媒の添加含有率の相関の規定を緩和するものである
。
本発明のゼラチンを用いず、例えば前記市販の通常のゼ
ラチン(カルシウム含有量的3000ppm )を用い
て調整した写真乳剤において、有機高分子材料の保存容
器を用いて冷却保管した後の取り出しに際し、容器に乳
剤の付着が発生する境界条件を写真乳剤中のゼラチン濃
度と有機ms添加含有率の相関関係として図面に点線で
示す。
ラチン(カルシウム含有量的3000ppm )を用い
て調整した写真乳剤において、有機高分子材料の保存容
器を用いて冷却保管した後の取り出しに際し、容器に乳
剤の付着が発生する境界条件を写真乳剤中のゼラチン濃
度と有機ms添加含有率の相関関係として図面に点線で
示す。
本発明の保管方法に適用できる温度条件としては、通常
冷却保管される潤度範囲が任意に用いられ、0〜26℃
、好ましくは1〜10℃の範囲、また、急冷保管等の条
件においても適用可能である。
冷却保管される潤度範囲が任意に用いられ、0〜26℃
、好ましくは1〜10℃の範囲、また、急冷保管等の条
件においても適用可能である。
本発明に適用される写真乳剤に用いられる添加剤として
は、通常用いられる任意のものが挙げられるが、例えば
、「ザ・ジャーナル・オブ・フォトグラフィック・サイ
エンスJ (The Journalof Pho
toaraphlc 5cience) 、 Vol、
13 (1965年)に記載されているような発泡抑
制剤、増感剤、減感剤、安定剤、色素、カプラー等が挙
げられる。
は、通常用いられる任意のものが挙げられるが、例えば
、「ザ・ジャーナル・オブ・フォトグラフィック・サイ
エンスJ (The Journalof Pho
toaraphlc 5cience) 、 Vol、
13 (1965年)に記載されているような発泡抑
制剤、増感剤、減感剤、安定剤、色素、カプラー等が挙
げられる。
本発明に用いられる保管容器としては、その取り扱いや
すさ、強度等と併せて、写真乳剤に接触する容器の表面
の材質が重要で、例えば、ポリエチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリプロピレン、ナイロン、テフロン、アクリル、
ポリエチレンテレフタレート、ポリビニリデン等一般に
用いられている有機高分子材料はすべて好ましく用いる
ことができる。また、容器表面の加工状Il!(凹凸)
等には影響は見られなかった。
すさ、強度等と併せて、写真乳剤に接触する容器の表面
の材質が重要で、例えば、ポリエチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリプロピレン、ナイロン、テフロン、アクリル、
ポリエチレンテレフタレート、ポリビニリデン等一般に
用いられている有機高分子材料はすべて好ましく用いる
ことができる。また、容器表面の加工状Il!(凹凸)
等には影響は見られなかった。
■発明の具体的実施例
以下、本発明を実施例により、さらに具体的に説明する
が、本発明の実施の11!Iはこれらに限定されない。
が、本発明の実施の11!Iはこれらに限定されない。
実施例1
ハロゲン化銀として臭化銀を1モル/lの濃度で、カル
シウムイオン含有量を表1に示す如くに変えたゼラチン
(T M −0100)を用い、表1に示す如くの有1
m溶媒を加え、PI−15,8に調製した第2熟成後の
写真乳剤を40℃に保ち、ポリエチレンの保管容器に液
状分割し、冷蔵庫に格納させてセットし、24時間保管
後、出庫し、乳剤を取り出した時の容器への乳剤付着状
態を目視観察した。
シウムイオン含有量を表1に示す如くに変えたゼラチン
(T M −0100)を用い、表1に示す如くの有1
m溶媒を加え、PI−15,8に調製した第2熟成後の
写真乳剤を40℃に保ち、ポリエチレンの保管容器に液
状分割し、冷蔵庫に格納させてセットし、24時間保管
後、出庫し、乳剤を取り出した時の容器への乳剤付着状
態を目視観察した。
結果を併せて表1に示す。付着状態の評価は、0;付着
なし、Δ:若干付着あり、×;付着ありの3段階評価で
行なった。
なし、Δ:若干付着あり、×;付着ありの3段階評価で
行なった。
表1
※すべて乳剤中の体積%を表わす。
表1の結果より、本発明のゼラチン(ca+十含量25
00ppm以下)を用いた試料では、比較試料に比べて
同じゼラチン含量、有機溶媒添加層でも付着を発生しな
いことがわかる。
00ppm以下)を用いた試料では、比較試料に比べて
同じゼラチン含量、有機溶媒添加層でも付着を発生しな
いことがわかる。
実施例2
ハロゲン化銀として平均粒径0.3μ−の塩化銀を1モ
ル/′lの濃度で、カルシウムイオン含有量を5001
)p−としたゼラチン(P H−1000)を用い、有
II溶媒どして変性アルコールをその含有率を種々変化
させ、PH5,8に調製した写真乳剤をポリエチレンの
保管容器に分割し、冷蔵庫に24時間保管後、乳剤を取
り出した時の容器への乳剤付着状態を目視観察した。写
真乳剤中のゼラチン濃度と添加布all媒量とをそれぞ
れ縦軸、横軸とした図面に示すグラフ上に実用的有効な
境界線を表わし、従来のカルシウムイオン含有量をその
ままとした乳剤との比較を示した。
ル/′lの濃度で、カルシウムイオン含有量を5001
)p−としたゼラチン(P H−1000)を用い、有
II溶媒どして変性アルコールをその含有率を種々変化
させ、PH5,8に調製した写真乳剤をポリエチレンの
保管容器に分割し、冷蔵庫に24時間保管後、乳剤を取
り出した時の容器への乳剤付着状態を目視観察した。写
真乳剤中のゼラチン濃度と添加布all媒量とをそれぞ
れ縦軸、横軸とした図面に示すグラフ上に実用的有効な
境界線を表わし、従来のカルシウムイオン含有量をその
ままとした乳剤との比較を示した。
■発明の効果
本発明方法においては、従来技術に比較して、写真乳剤
中のゼラチン含有率および有機溶媒の添加量等の処方域
を大幅に緩和させることがわかる。
中のゼラチン含有率および有機溶媒の添加量等の処方域
を大幅に緩和させることがわかる。
図面は本発明と従来技術との保管方法よる写真乳剤中の
ゼラチン濃度と有IIWI媒添加量の関係における容器
への乳剤付着状況の実用境界線(本発明を実線、従来技
術を点線で示す、)を示す相関図である。
ゼラチン濃度と有IIWI媒添加量の関係における容器
への乳剤付着状況の実用境界線(本発明を実線、従来技
術を点線で示す、)を示す相関図である。
Claims (1)
- 保存容器を用いる写真乳剤の保管方法において、写真乳
剤の保護コロイドとして用いられるゼラチン中のカルシ
ウムイオン(Ca^+^+)含有量が乾燥ゼラチンに対
して2500ppm以下であることを特徴とする写真乳
剤の保管方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14024984A JPS6120034A (ja) | 1984-07-06 | 1984-07-06 | 写真乳剤の保管方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14024984A JPS6120034A (ja) | 1984-07-06 | 1984-07-06 | 写真乳剤の保管方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6120034A true JPS6120034A (ja) | 1986-01-28 |
Family
ID=15264379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14024984A Pending JPS6120034A (ja) | 1984-07-06 | 1984-07-06 | 写真乳剤の保管方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6120034A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62255428A (ja) * | 1986-04-28 | 1987-11-07 | バイエル・コーポレーシヨン | 哺乳動物へのヒアルロン酸の遠隔投与 |
JPH02139545A (ja) * | 1988-08-03 | 1990-05-29 | Fuji Photo Film Co Ltd | カラー写真感光材料 |
JPH05188555A (ja) * | 1992-01-13 | 1993-07-30 | Fuji Photo Film Co Ltd | 熱現像カラー感光材料 |
-
1984
- 1984-07-06 JP JP14024984A patent/JPS6120034A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62255428A (ja) * | 1986-04-28 | 1987-11-07 | バイエル・コーポレーシヨン | 哺乳動物へのヒアルロン酸の遠隔投与 |
JPH02139545A (ja) * | 1988-08-03 | 1990-05-29 | Fuji Photo Film Co Ltd | カラー写真感光材料 |
JPH05188555A (ja) * | 1992-01-13 | 1993-07-30 | Fuji Photo Film Co Ltd | 熱現像カラー感光材料 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US2614928A (en) | Method of preparing photographic emulsions | |
US2565418A (en) | Method of preparing photographic silver halide emulsions | |
US5045445A (en) | Continuous in-line preparation of photographic gelatin solutions | |
US4308332A (en) | Conductive latex compositions, elements and processes | |
EP0003627A1 (en) | Method for preparing a hydrophilic composition containing a matting agent, and photographic materials comprising a layer containing this composition | |
JPS6120034A (ja) | 写真乳剤の保管方法 | |
US3132945A (en) | Silver halide emulsions containing vinyl sulfone-gelatin derivatives | |
JPH04502819A (ja) | 写真材料の安定分散液の形成方法 | |
Heilbrunn | The physical effect of anesthetics upon living protoplasm | |
US2201762A (en) | Sulphamic acid salts of polymeric amino compounds | |
JPH05501242A (ja) | 酵素結晶成長方法 | |
US2518666A (en) | Method of preparing gelatin derivatives | |
US3186846A (en) | Process for producing silver halide emulsions containing gelatin derivatives | |
US3157506A (en) | Photographic film base subbed with acid-cooked pigskin gelatin | |
EP0492519A1 (en) | Method for manufacturing silver halide emulsion | |
US4970137A (en) | Process for sensitizing polyacetylenic films | |
EP0079800B1 (en) | Method of preparing a solution of an acrylonitrile polymer | |
JPS6115139A (ja) | 写真乳剤の保管方法 | |
US2728662A (en) | Method of preparing photographic emulsions | |
DE1006258B (de) | Photographisches Material | |
DE2153629A1 (ja) | ||
DE1046492B (de) | Lichtempfindliche Schicht | |
DE1547829A1 (de) | Verfahren zur Herstellung von photographischen Gelatine-Halogensilber-Emulsionen | |
US2158219A (en) | Method of producing photographic emulsions | |
JPS5937538A (ja) | ハロゲン化銀乳剤の製法 |