JPS6119970Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6119970Y2 JPS6119970Y2 JP5852980U JP5852980U JPS6119970Y2 JP S6119970 Y2 JPS6119970 Y2 JP S6119970Y2 JP 5852980 U JP5852980 U JP 5852980U JP 5852980 U JP5852980 U JP 5852980U JP S6119970 Y2 JPS6119970 Y2 JP S6119970Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shell
- cylindrical portion
- outer circumferential
- annular groove
- diaphragm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 17
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 19
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Braking Systems And Boosters (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は一対のシエルを相互に連結して構成さ
れた真空倍力装置に関し、より詳しくは上記一対
のシエルの連結構造の改良に関するものである。
れた真空倍力装置に関し、より詳しくは上記一対
のシエルの連結構造の改良に関するものである。
ブレーキ倍力装置、クラツチ倍力装置等の倍力
装置は、一般に、一対のシエルを相互に連結して
その外穀体を構成している。この外穀体における
シエル間の連結構造の一例を第1図a,bに示す
ブレーキ倍力装置1について説明すると、このブ
レーキ倍力装置1はフロントシエルたる第1シエ
ル2とリヤシエルたる第2シエル3とを備えてお
り、これら第1および第2シエル2,3の結合部
分を利用して上記外穀体内に収納されるダイヤフ
ラム4の外周部を挾持させる。
装置は、一般に、一対のシエルを相互に連結して
その外穀体を構成している。この外穀体における
シエル間の連結構造の一例を第1図a,bに示す
ブレーキ倍力装置1について説明すると、このブ
レーキ倍力装置1はフロントシエルたる第1シエ
ル2とリヤシエルたる第2シエル3とを備えてお
り、これら第1および第2シエル2,3の結合部
分を利用して上記外穀体内に収納されるダイヤフ
ラム4の外周部を挾持させる。
しかして、第1シエル2は概ね有底筒状に形成
されており、その開口部側の筒状部5には、滑ら
かな段状部6が形成され、筒状部5の開口部の内
径はそれより内側の内径よりも僅かに大きく設定
されている。また、第1シエル2の開口端周面に
は、所定間隔複数箇所に切欠部7が刻設されると
ともに、切欠部7を形成しない周面帯状部8に
は、その一部を半径方向内方に膨出させた複数個
の係合爪8aが形成される。なお、上記切欠部7
の底部端面7aと係合爪8aの内側端面との軸方
向間隔は、以下に詳述する第2シエル3の肉厚に
一致している。
されており、その開口部側の筒状部5には、滑ら
かな段状部6が形成され、筒状部5の開口部の内
径はそれより内側の内径よりも僅かに大きく設定
されている。また、第1シエル2の開口端周面に
は、所定間隔複数箇所に切欠部7が刻設されると
ともに、切欠部7を形成しない周面帯状部8に
は、その一部を半径方向内方に膨出させた複数個
の係合爪8aが形成される。なお、上記切欠部7
の底部端面7aと係合爪8aの内側端面との軸方
向間隔は、以下に詳述する第2シエル3の肉厚に
一致している。
一方、第2シエル3は概ね円板状に形成されて
おり、その外周部にはダイヤフラム4の外周部を
係合させるための半径方向外方に開かれた環状溝
部9が形成される。そして、この第2シエル3の
半径方向に延びる外周端の直径は上記第1シエル
2に形成された段状部6より外方の大径部の内径
に一致しており、またその外周部には、上記切欠
部7に係合し、第1シエル2と第2シエル3との
所定角度の相対回転を許容する突状部10が連設
されている。さらに第2シエル3の外周部には、
上記突状部10の円周方向一側を上記切欠部7の
円周方向一側に一致させた状態で第2シエル3を
第1シエル2に嵌合させる際に、第1シエル2に
形成された係合爪8aとの干渉を避けるための切
欠部11が刻設されている。
おり、その外周部にはダイヤフラム4の外周部を
係合させるための半径方向外方に開かれた環状溝
部9が形成される。そして、この第2シエル3の
半径方向に延びる外周端の直径は上記第1シエル
2に形成された段状部6より外方の大径部の内径
に一致しており、またその外周部には、上記切欠
部7に係合し、第1シエル2と第2シエル3との
所定角度の相対回転を許容する突状部10が連設
されている。さらに第2シエル3の外周部には、
上記突状部10の円周方向一側を上記切欠部7の
円周方向一側に一致させた状態で第2シエル3を
第1シエル2に嵌合させる際に、第1シエル2に
形成された係合爪8aとの干渉を避けるための切
欠部11が刻設されている。
以上の構成を有する第1シエル2と第2シエル
3とを連結するには、まず第2シエル3の環状溝
部9にダイヤフラム4の外周を嵌合させ、次に第
2シエル3に突設した突状部10の円周方向一側
を第1シエル2に形成した切欠部7の円周方向一
側に一致させた状態、つまり第2シエル3の切欠
部11と第1シエル2の係合爪8aとを軸方向に
一致させた状態で、第2シエル3を第1シエル2
内に嵌合する。そして、上記第2シエル3の突状
部10が第1シエル2の切欠部7の底部端面7a
に当接したら、その突状部10の円周方向他側と
切欠部7の円周方向他側とが接触するまで、両シ
エル2,3を相対的に回動させればよい。この状
態では、第2シエル3は第1シエル2の切欠部7
と係合爪8aとの間に挾持されてその第1シエル
2に連結され、またダイヤフラム4の外周部は、
第1シエル2の内周面と第2シエル3の環状溝部
9内面とによつて密着挾持され、その部分の気密
を保持する。
3とを連結するには、まず第2シエル3の環状溝
部9にダイヤフラム4の外周を嵌合させ、次に第
2シエル3に突設した突状部10の円周方向一側
を第1シエル2に形成した切欠部7の円周方向一
側に一致させた状態、つまり第2シエル3の切欠
部11と第1シエル2の係合爪8aとを軸方向に
一致させた状態で、第2シエル3を第1シエル2
内に嵌合する。そして、上記第2シエル3の突状
部10が第1シエル2の切欠部7の底部端面7a
に当接したら、その突状部10の円周方向他側と
切欠部7の円周方向他側とが接触するまで、両シ
エル2,3を相対的に回動させればよい。この状
態では、第2シエル3は第1シエル2の切欠部7
と係合爪8aとの間に挾持されてその第1シエル
2に連結され、またダイヤフラム4の外周部は、
第1シエル2の内周面と第2シエル3の環状溝部
9内面とによつて密着挾持され、その部分の気密
を保持する。
ところで上記構成を有する従来装置の作動時に
おいては、上記第1および第2シエル2,3が形
成される外穀体内に真空圧が生起され、この結
果、上記突状部10には作動毎に繰返して荷重が
加わることになる。つまり従来装置では、段状部
6は両シエル2,3の連結時にダイヤフラム4の
外周部を案内するために滑らかに形成されていた
ためここで上記荷重を受けることは実質的に困難
で、上述のように荷重は突状部10で受けるよう
に構成されていた。したがつて、突状部10は充
分な強度性能を具えていなければならないが、こ
の突状部10の円周方向の幅を大きくすると、組
立上、第1および第2シエル2,3間に所定角の
相対回転を許容するために上記周面帯状部8の幅
を縮小せざるを得ず、この帯状部8に支持される
係合爪8aに充分な剛性が得られなくなるという
虞れが生じてくる。以上の観点から、上記突状部
10の幅には制限があり、その強度性能には一定
の限界の存在を余儀なくされていた。
おいては、上記第1および第2シエル2,3が形
成される外穀体内に真空圧が生起され、この結
果、上記突状部10には作動毎に繰返して荷重が
加わることになる。つまり従来装置では、段状部
6は両シエル2,3の連結時にダイヤフラム4の
外周部を案内するために滑らかに形成されていた
ためここで上記荷重を受けることは実質的に困難
で、上述のように荷重は突状部10で受けるよう
に構成されていた。したがつて、突状部10は充
分な強度性能を具えていなければならないが、こ
の突状部10の円周方向の幅を大きくすると、組
立上、第1および第2シエル2,3間に所定角の
相対回転を許容するために上記周面帯状部8の幅
を縮小せざるを得ず、この帯状部8に支持される
係合爪8aに充分な剛性が得られなくなるという
虞れが生じてくる。以上の観点から、上記突状部
10の幅には制限があり、その強度性能には一定
の限界の存在を余儀なくされていた。
本考案はこのような点に鑑み、上記荷重を支承
し得るに足りる充分強固なシエル締結構造を提供
しようとするものであつて、その特徴とするとこ
ろは、半径方向外方に開かれた環状溝部を有する
第2シエルと、環状溝部に外周部を嵌合されたダ
イヤフラムと、第2シエルの環状溝部を受入れる
筒状部を有する第1シエルとを備え、上記第1シ
エルと第2シエルとを連結して環状溝部の内面と
筒状部の内周面とでダイヤフラムの外周部を密着
挾持した真空倍力装置において、上記第1シエル
の筒状部に段部を介して大径筒状部を形成し、こ
の大径筒状部には複数箇所の係合爪を半径方向内
方に突設するとともに、この係合爪の内側端面と
上記段部端面とにより、これら端面間に上記第2
シエルの環状溝部より外方に成した半径方向の外
周部を挾着する挾持支持面を構成させ、上記第2
シエルの外周部には、この外周部の上記第1シエ
ルの大径筒状部へ嵌合時に上記係合爪の挿通を許
容する切欠部を設けるようにしたことにある。
し得るに足りる充分強固なシエル締結構造を提供
しようとするものであつて、その特徴とするとこ
ろは、半径方向外方に開かれた環状溝部を有する
第2シエルと、環状溝部に外周部を嵌合されたダ
イヤフラムと、第2シエルの環状溝部を受入れる
筒状部を有する第1シエルとを備え、上記第1シ
エルと第2シエルとを連結して環状溝部の内面と
筒状部の内周面とでダイヤフラムの外周部を密着
挾持した真空倍力装置において、上記第1シエル
の筒状部に段部を介して大径筒状部を形成し、こ
の大径筒状部には複数箇所の係合爪を半径方向内
方に突設するとともに、この係合爪の内側端面と
上記段部端面とにより、これら端面間に上記第2
シエルの環状溝部より外方に成した半径方向の外
周部を挾着する挾持支持面を構成させ、上記第2
シエルの外周部には、この外周部の上記第1シエ
ルの大径筒状部へ嵌合時に上記係合爪の挿通を許
容する切欠部を設けるようにしたことにある。
以下図示実施例について本考案を説明すると、
第2図、第3図において、12はブレーキ倍力装
置の第1シエル、13は第2シエル、14はダイ
ヤフラムで、これらは基本的には上記第1図のも
のと同様に構成されている。上記第1シエル12
はその筒状部15に、前述の滑らかな段状部6の
代わりに、半径方向の段部16が形成され、その
段部端面が対向支持面16aとして利用される。
そしてまた、段部16より開口側の大径筒状部1
5aには従来装置と同様に係合爪17が形成され
ているが、前記切欠部7は省略されている。他
方、第2シエル13の環状溝部18に連設された
半径方向に延びる外周端部19の直径は、上記大
径筒状部15aの内径に一致しており、その外周
端部19にはやはり従来装置と同様に切欠部20
が形成されているが、上記切欠部7を省略したこ
とに伴なつてこれに係合されるべき突状部10は
省略されている。そして突状部10を省略した代
わりに、外周端部19には係合爪17に当接可能
な突起21を突出形成している(第4図参照)。
第2図、第3図において、12はブレーキ倍力装
置の第1シエル、13は第2シエル、14はダイ
ヤフラムで、これらは基本的には上記第1図のも
のと同様に構成されている。上記第1シエル12
はその筒状部15に、前述の滑らかな段状部6の
代わりに、半径方向の段部16が形成され、その
段部端面が対向支持面16aとして利用される。
そしてまた、段部16より開口側の大径筒状部1
5aには従来装置と同様に係合爪17が形成され
ているが、前記切欠部7は省略されている。他
方、第2シエル13の環状溝部18に連設された
半径方向に延びる外周端部19の直径は、上記大
径筒状部15aの内径に一致しており、その外周
端部19にはやはり従来装置と同様に切欠部20
が形成されているが、上記切欠部7を省略したこ
とに伴なつてこれに係合されるべき突状部10は
省略されている。そして突状部10を省略した代
わりに、外周端部19には係合爪17に当接可能
な突起21を突出形成している(第4図参照)。
したがつて両シエル12,13を連結するに
は、切欠部20と係合爪17とを軸方向に一致さ
せた状態で第2シエル13を第1シエル12内に
嵌合して対向支持面16aと外周端部19の内側
端面とを衝合させ、次に両シエル12,13を相
対的に回転させて突起21を係合爪17に当接さ
せ、切欠部20と係合爪17との軸方向位置をず
らせばよい。この状態では、外周端部19の内側
端面は対向支持面16aに支持され、かつこの支
持面16aは筒状部15の全周面に形成すること
が可能であるので、従来装置における底部端面7
aと突状部10との接触面積より遥かに大きな接
触面積を確保することができ、また切欠部7を省
略したことと相まつて大きな強度を得ることがで
きる。
は、切欠部20と係合爪17とを軸方向に一致さ
せた状態で第2シエル13を第1シエル12内に
嵌合して対向支持面16aと外周端部19の内側
端面とを衝合させ、次に両シエル12,13を相
対的に回転させて突起21を係合爪17に当接さ
せ、切欠部20と係合爪17との軸方向位置をず
らせばよい。この状態では、外周端部19の内側
端面は対向支持面16aに支持され、かつこの支
持面16aは筒状部15の全周面に形成すること
が可能であるので、従来装置における底部端面7
aと突状部10との接触面積より遥かに大きな接
触面積を確保することができ、また切欠部7を省
略したことと相まつて大きな強度を得ることがで
きる。
そしてこのように、係合爪17の内側端面と、
段部16の端面すなわち支持面16aとにより、
これら端面間に、上記第2シエル13の環状溝部
18より外方に形成された半径方向の外周部19
を挾着する挾持支持面を構成させるようにしてい
ため、ダイヤフラム14により区画された両シエ
ル内空間に真空圧が導入されて両シエルが互いに
引合いシエル締結部に圧縮力が作用するとき、第
2シエル13は第1シエル12に対して上記支持
面16aにより支持されてその半径方向外周部1
9を斜め外方に拡開させた擂鉢状に変形しようと
するが、この変形傾向は上記挾持支持面を構成す
る係合爪17の内側端面により外周部19が保持
されて阻止されることとなり、この係合爪17の
内側端面と支持面16aにより構成される挾持支
持面により、繰返し生起される上記変形に抗して
著しい強度性能の向上を期待することができる。
段部16の端面すなわち支持面16aとにより、
これら端面間に、上記第2シエル13の環状溝部
18より外方に形成された半径方向の外周部19
を挾着する挾持支持面を構成させるようにしてい
ため、ダイヤフラム14により区画された両シエ
ル内空間に真空圧が導入されて両シエルが互いに
引合いシエル締結部に圧縮力が作用するとき、第
2シエル13は第1シエル12に対して上記支持
面16aにより支持されてその半径方向外周部1
9を斜め外方に拡開させた擂鉢状に変形しようと
するが、この変形傾向は上記挾持支持面を構成す
る係合爪17の内側端面により外周部19が保持
されて阻止されることとなり、この係合爪17の
内側端面と支持面16aにより構成される挾持支
持面により、繰返し生起される上記変形に抗して
著しい強度性能の向上を期待することができる。
次に、第5図、第6図はそれぞれ本考案の他の
実施例を示し、第5図に示す実施例では半径方向
の対向支持面16aに、更にダイヤフラム14の
嵌着を容易にするためのテーパ状の案内面22を
連設し、また第6図に示す実施例では外周端部1
9の内側端面と対向支持面16aとの間でダイヤ
フラム14の一部を挾持するようにしている。そ
の他の構成は前記実施例のものと同一である。
実施例を示し、第5図に示す実施例では半径方向
の対向支持面16aに、更にダイヤフラム14の
嵌着を容易にするためのテーパ状の案内面22を
連設し、また第6図に示す実施例では外周端部1
9の内側端面と対向支持面16aとの間でダイヤ
フラム14の一部を挾持するようにしている。そ
の他の構成は前記実施例のものと同一である。
以上述べたように、本考案においては、半径方
向外方に開かれた環状溝部を有する第2シエル
と、環状溝部に外周部を嵌合されたダイヤフラム
と、第2シエルの環状溝部を受入れる筒状部を有
する第1シエルとを備え、上記第1シエルと第2
シエルとを連結して環状溝部の内面と筒状部の内
周面とでダイヤフラムの外周部を密着挾持した真
空倍力装置において、上記第1シエルの筒状部に
段部を介して大径筒状部を形成し、この大径筒状
部には複数箇所の係合爪を半径方向内方に突設す
るとともに、この係合爪の内側端面と上記段部端
面とにより、これら端面間に上記第2シエルの環
状溝部より外方に形成した半径方向の外周部を挾
着する挾持支持面を構成させ、上記第2シエルの
外周部には、この外周部の上記第1シエルの大径
筒状部へ嵌合時に上記係合爪の挿通を許容する切
欠部を設けるようにしているため、上記第2シエ
ルの外周部は第1シエルの段部端面により形成さ
れる支持面によつてほぼ全周に亘る広汎な接触面
積を介して支承されることとなり、しかも真空圧
により生起されるシエル締結部の圧縮力に対して
は第2シエルの擂鉢状の変形傾向に抗し第2シエ
ル外周部を上記係合爪の内側端面により支持して
変形を阻止でき、シエルに加わる繰返し変形に充
分対抗し得る強固なシエル結合構造を得られる効
果がある。
向外方に開かれた環状溝部を有する第2シエル
と、環状溝部に外周部を嵌合されたダイヤフラム
と、第2シエルの環状溝部を受入れる筒状部を有
する第1シエルとを備え、上記第1シエルと第2
シエルとを連結して環状溝部の内面と筒状部の内
周面とでダイヤフラムの外周部を密着挾持した真
空倍力装置において、上記第1シエルの筒状部に
段部を介して大径筒状部を形成し、この大径筒状
部には複数箇所の係合爪を半径方向内方に突設す
るとともに、この係合爪の内側端面と上記段部端
面とにより、これら端面間に上記第2シエルの環
状溝部より外方に形成した半径方向の外周部を挾
着する挾持支持面を構成させ、上記第2シエルの
外周部には、この外周部の上記第1シエルの大径
筒状部へ嵌合時に上記係合爪の挿通を許容する切
欠部を設けるようにしているため、上記第2シエ
ルの外周部は第1シエルの段部端面により形成さ
れる支持面によつてほぼ全周に亘る広汎な接触面
積を介して支承されることとなり、しかも真空圧
により生起されるシエル締結部の圧縮力に対して
は第2シエルの擂鉢状の変形傾向に抗し第2シエ
ル外周部を上記係合爪の内側端面により支持して
変形を阻止でき、シエルに加わる繰返し変形に充
分対抗し得る強固なシエル結合構造を得られる効
果がある。
第1図aは従来のブレーキ倍力装置の縦断面
図、第1図bは同図aの要部の側面図、第2図は
本考案の実施例を示す要部の縦断面図、第3図は
第2図の側面図、第4図は第3図に示す突起21
部分の拡大斜視図、第5図、第6図はそれぞれ本
考案の他の実施例を示す縦断面図である。 12……第1シエル、13……第2シエル、1
4……ダイヤフラム、15……筒状部、16……
段部、16a……対向支持面、18……環状溝
部、19……外周端部。
図、第1図bは同図aの要部の側面図、第2図は
本考案の実施例を示す要部の縦断面図、第3図は
第2図の側面図、第4図は第3図に示す突起21
部分の拡大斜視図、第5図、第6図はそれぞれ本
考案の他の実施例を示す縦断面図である。 12……第1シエル、13……第2シエル、1
4……ダイヤフラム、15……筒状部、16……
段部、16a……対向支持面、18……環状溝
部、19……外周端部。
Claims (1)
- 半径方向外方に開かれた環状溝部を有する第2
シエルと、環状溝部に外周部を嵌合されたダイヤ
フラムと、第2シエルの環状溝部を受入れる筒状
部を有する第1シエルとを備え、上記第1シエル
と第2シエルとを連結して環状溝部の内面と筒状
部の内周面とでダイヤフラムの外周部を密着挾持
した真空倍力装置において、上記第1シエルの筒
状部に段部を介して大径筒状部を形成し、この大
径筒状部には複数箇所の係合爪を半径方向内方に
突設するとともに、この係合爪の内側端面と上記
段部端面とにより、これら端面間に上記第2シエ
ルの環状溝部より外方に形成した半径方向の外周
部を挾着する挾着支持面を構成させ、上記第2シ
エルの外周部には、この外周部の上記第1シエル
の大径筒状部へ嵌合時に上記係合爪の挿通を許容
する切欠部を設けたことを特徴とする真空倍力装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5852980U JPS6119970Y2 (ja) | 1980-04-28 | 1980-04-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5852980U JPS6119970Y2 (ja) | 1980-04-28 | 1980-04-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56158362U JPS56158362U (ja) | 1981-11-26 |
JPS6119970Y2 true JPS6119970Y2 (ja) | 1986-06-16 |
Family
ID=29653013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5852980U Expired JPS6119970Y2 (ja) | 1980-04-28 | 1980-04-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6119970Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-04-28 JP JP5852980U patent/JPS6119970Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56158362U (ja) | 1981-11-26 |
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