JPS61198715A - 堆積膜形成法 - Google Patents

堆積膜形成法

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JPS61198715A
JPS61198715A JP60039049A JP3904985A JPS61198715A JP S61198715 A JPS61198715 A JP S61198715A JP 60039049 A JP60039049 A JP 60039049A JP 3904985 A JP3904985 A JP 3904985A JP S61198715 A JPS61198715 A JP S61198715A
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Japan
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film
chamber
compounds
compound
activation
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Application number
JP60039049A
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English (en)
Inventor
Shunichi Ishihara
俊一 石原
Shigeru Ono
茂 大野
Masahiro Kanai
正博 金井
Toshimichi Oda
小田 俊理
Isamu Shimizu
勇 清水
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は窒素を含有する堆積膜、とりわけ機能性膜、殊
に半導体デバイス、電子写真用の感光デバイス、画像入
力用のラインセンサー、撮像デバイス、光起電力素子な
どに用いる非晶質乃至は結晶質の窒素を含有する堆積膜
を形成するのに好適な方法に関する。
〔従来技術〕
例えば、アモルファスシリコン膜の形成には、真空蒸着
法、プラズマCVD法、CVD法、反応性スパッタリン
グ法、イオンブレーティング法、光CVD法等が試みら
れており、一般的には、プラズマCVD法が広く用いら
れ、企業化されている。
面乍らアモルファスシリコンで構成される堆jA I々
は電気的、光学的特性及び、繰返し使用での疲労特性あ
るいは使用環境特性、更には均一性、再現性を含めた生
産性、量産性の点において、更に総合的な特性の向上を
図る余地がある。
従来から一般化されているプラズマCVD法によるアモ
ルファスシリコン堆積膜の形成に於ての反応プロセスは
、従来のCVD法に比較してかなり複雑であり、その反
応機構も不明な点が少なくなかった。又、その堆積膜の
形成パラメーターも多く、(例えば、基体温度、導入ガ
スの流量と比、形成時の圧力、高周波電力、電極構造、
反応容器の構造、排気速度、プラズマ発生方式など)こ
れら多くのパラメータの組合せによるため、時にはプラ
ズマが不安定な状態になり、形成された堆積膜に著しい
悪影響を午える事が少なくなかった。そのうえ、装置特
有のパラメータを装置ごとに選定しなければ反らず、し
たがって製造条件を一般化することがむずかしいのが実
状であった。一方、アモルファスシリコン膜として電気
的、光学的、光導電的乃至は機械的特性の夫々を十分に
満足させ得るものを発現させるためには、現状ではプラ
ズマCVD法によって形成する事が最良とされている。
面乍ら、堆積膜の応用用途によっては、大面積化、膜厚
均一化、膜品質の均一性を十分満足させ、しかも高速成
膜によって再現性のある量産化を図らねばならないため
、プラズマCVD法によるアモルファスシリコン堆積膜
の形成においては、量産装置に多大な設備投資が必要と
なり、またその量産の為の管理項目も複雑になって、管
理許容幅も狭くなり、装置の調整も微妙であることから
、これらのことが、今後数片すべき問題点として指摘さ
れている。他方、通常のCVD法による従来の技術では
、高温を必要とし、実用可能な特性を有する堆積膜が得
られていなかった。
」二連の如く、アモルファスシリコン膜の形成に於て、
その実用可能な特性、均一性を維持させながら、低コス
トな装置で量産化できる形成方法を開発することが切望
されている。これ等のことは、他の機能性膜、例えば窒
化シリコン膜、炭化シリコン膜、酸化シリコン膜に於て
も同様なことがいえる。
本発明は、上述したプラズマCVD法の欠点を除去する
と共に、従来の形成方法によらない新規な堆積膜形成法
を提供するものである。
〔発明の目的及び概要〕
本発明の目的は、形成される膜の諸特性、を膜速度、再
現性の向上及び膜品質の均一化を図りながら、膜の大面
積化に適し、膜の生産性の向上及び量産化を容易に達成
することのできる堆積膜形成法を提供することにある。
上記目的は、基体上に堆積膜を形成する為の成膜空間内
に、ゲルマニウムとハロゲンを含む化合物を分解するこ
とにより生成される活性種(A)と、該活性種(A)と
化学的相互作用をする、成膜用の窒素含有化合物より生
成される活性種(B)とを夫々別々に導入し、これらに
熱エネルギーを作用させて化学反応させる事によって、
前記基体上に堆積膜を形成する事を特徴とする本発明の
堆積膜形成法によって達成される。
〔実施態様〕
本発明方法では、tイl積膜を形成する為の成膜空間に
おいてプラズマを生起させる代りに、ゲルマニウムとハ
ロゲンを含む化合物を分解することにより生成される活
性種(A)と成膜用の窒素含有化合物より生成される活
性種(B)との共存下に於て、これ等に熱エネルギーを
作用させることにより、これ等による化学的相互作用を
生起させ、或いは促進、増幅させるため、形成される堆
積膜は、エツチング作用、或いはその他の例えば異常放
電作用などによる悪影響を受けることはない。
又、本発明によれば、成膜空間の雰囲気温度、、S体温
度を所望に従って任意に制御することにより、より安定
したCVD法とすることができる。
本発明において活性種(A)又は/及び活性種(B)に
作用し、これらの間で化学反応させるための熱エネルギ
ーは、成膜空間の少なくとも基体近傍部分、乃至は成膜
空間全体に作用されるものであり、使用する熱源に特に
制限はなく、抵抗加熱等の発熱体による加熱、高周波加
熱などの従来公知の加熱媒体を用いることができる。あ
るいは、光エネルギーから転換された熱エネルギーを使
用することもできる。また、所望により、熱エネルギー
に加えて光エネルギーを併用することもできる。光エネ
ルギーは、適宜の光学系を用いて基体の全体に照射する
こともできるし、あるいは所望部分のみに選択的制御的
に照射することもできるため、基体上における堆積膜の
形成位置及び膜厚等を制御し易くすることができる。
本発明の方法が従来のCVD法と違う点の1つは、あら
かじめ成膜空間とは異なる空間(以下、活性化空間とい
う)に於いて活性化された活性種を使う事である。この
ことにより、従来のCVD法より成膜速度を飛躍的に伸
ばすことができ、加えて堆積膜形成の際の基体温度も一
層の低温化を図ることが可能になり、膜品質の安定した
堆積膜を工業的に大量に、しかも低コストで提供できる
。尚、本発明での#喜活性種(A)とは、前記窒素含有
化合物より生成される活性種(B)と化学的相互作用を
起して例えばエネルギーを付与したり、化学反応を起し
たりして、堆積膜の形成を促す作用を有するものを云う
。従って、活性種(A)とじては、形成される堆積膜を
構成する構成要素に成る構成要素を含んでいても良く、
あるいはその様な構成要素を含んでいなくともよい。
また、これに相応して、本発明で使用する窒素含有化合
物は形成される堆積膜を構成する構成要素に成る構成要
素を含むことにより堆積膜形成用の原料となり得る窒素
含有化合物でもよいし、形成される堆積膜を構成する構
成要素に成る構成要素を含まず単に成膜のための原料と
なり得る窒素含有化合物でもよい、あるいは、これらの
堆積膜形成用の原料となり得る窒素含有化合物と成膜の
ための原料となり得る窒素含有化合物とを併用してもよ
い。
本発明で使用する窒素含有化合物は、活性化空間(B)
に導入される以前に既に気体状態となっているか、ある
いは気体状態とされて導入されることが好ましい。例え
ば標準状態において液状及び固状の化合物を用いる場合
、化合物供給系に適宜の気化装置を接続して化合物を気
化してから活性化空間CB)に導入することができる。
窒素含有化合物としては、窒素単体(N2)。
並びに窒素と窒素以外の原子の1種又は2種以上とを構
成原子とする化合物が挙げられる。
前記窒素以外の原子としては、水素(H)。
ハロゲン(X=F、C1,Br又はI)、イオウ(S)
、炭素(C)、酸素(O)、ケイ素(Si)、ゲルマニ
ウム(Ge)等があり、この他に周期律表各族に属する
元素の原子のうち窒素と化合し得る原子であって、本発
明の目的を達成し得る化合物の構成原子となる原子であ
るならば大概の原子を使用することができる。
因みに、例えばNとHを含む化合物としては。
NH3,NH4N3.NH3,H2NNH2゜第1乃至
第3アミン、このアミンの/\ロゲン化化物上ヒドロキ
シルアミン、NとXを含む化合物トシテハ、NX3 、
N3X、N2X2 、NOX。
N02X、N03X4等、NとSを含む化合物としては
、N4S4 、N255等、NとCを含む化合物として
は、N (CH3)3 、HCN及びシアン化合物、H
OCN 、H3CN 、Nと0ヲ含ム化合物としては、
N20 、No 、NO2。
N2O3、N2O4、N2O5、NO3等が挙げられる
この他に、シラザン及び5i−N結合をもつ有機ケイ素
化合物1例えばオルガノシラザン、オルガノシリコンイ
ソシアナート、オルガノシリコンイソチオシアナート等
を挙げることもできる。具体的には、 シラザンとしては、 ジシラザン、トリシラザン、 オルガノシラザンとしては、 トリエチルシラザン          (C2)(5
)3S iNH2ヘキサメチルジシラザン      
 ((CH3)3S 1)2NHへキサエチルジシラザ
ン      ((C2H5) 3si)2NHオルガ
ノシリコンイソシアナートとしては、トリメチルシリコ
ンイソシアナート  (CH3)3SiNCOジメチル
シリコンジイソシアナート (CH3)2Si  (N
CO)2オルガノシリコンイソチオシアナートとしては
、トリメチルシリコンインチオシアナート (CH3)
 3 S i NCS等を挙げることが出来る。
本発明で使用する窒素含有化合物はこれらに限定されな
い。
これらの窒素含有化合物は、1種を使用しても、間(A
)からの活性種(A)は、生産性及び取扱い易さなどの
点から、その寿命が0.1秒以上、より好ましくは1秒
以上、最適には10秒以上あるものが、所望に従って選
択されて使用される。
本発明において、活性化空間(A)に導入されるゲルマ
ニウムとハロゲンを含む化合物としては、例えば鎖状ま
たは環状水素化ゲルマニウム化合物の水素原子の一部乃
至全部を7・ロゲン原子で置換した化合物が用いられ、
具体的には、例えば= Ge uY2u+2 (uは1
以上の整数、YはF、CI、Br及び工より選択される
少なくとも一種の元素である。)で示される鎖状ハロゲ
ン化ゲルマニウム、GevY2v(Vは3以上の整数、
Yは前述の意味を有する。)で示される環状ハロゲン化
ゲルマニウム、Ge u、HxYy (u及びYは前述
の意味を有する。X+Y=2u又は2u+2である。)
で示される鎖状又は環状化合物などが挙げられる。
具体的には例えばGeFa、(GeF2)5 。
(GeF2)6 、(GeF2) 4.Ge2Fs 。
Ge3FB 、GeHF3.GeHBr3゜GeCl4
.(GeCI2)5.GeBr4゜(GeBr2)5.
Ge2C16,Ge2Br6゜GeHCL 3 、Ge
HBr3 、GeHI 3 、Ge2c13F3などの
ガス状態の又は容易にガス化し得るものが挙げられる。
また本発明においては、前記ゲルマニウムとハロゲンを
含む化合物を分解することにより生成される活性種(A
)に加えて、ケイ素とハロゲンを含む化合物を分解する
ことにより生成される活性種(SX)及び/又は炭素と
ハロゲンを含む化合物を分解することにより生成される
活性種(CX)を併用することができる。
このケイ素とハロゲンを含む化合物としては1例えば鎖
状または環状シラン化合物の水素原子の一部乃至全部を
ハロゲン原子で置換した化合物が用いられ、具体的には
、例えば、5iuY2u+2 (L!は1以上の整数、
YはF。
C1、Br及び工である。)で示される鎖状ハロゲン化
ケイ素、5iyY2v(vは3以上の整数、Yは前述の
意味を有する。)で示される環状ハロゲン化ケイ素、S
 i uHXYy (u及びYは前述の意味を有する。
x+y=2u又は2u+2である。)で示される鎖状又
は環状化合物などが挙げられる。
具体的には例えばSiF4.(SiF2)5゜(SiF
2)e、  (SiF2)4 、Si  2Fs。
5i3FB、SiHF3.SiH2F2,5iC14,
(SiC12)  5.SiBr4゜5iBr2)  
5,5i2C16,5i2Br6゜S  i HCl3
  、S  1HBr3  、S  1HI3  。
5i2C13F3などのガス状態の又は容易にガス化し
得るものが挙げられる。
これらのケイ素含有化合物は、1種用いても2種以上を
併用してもよい。
又、炭素とハロゲンを含む化合物としては、例えば鎖状
または環状炭化水素化合物の水素原子の一部乃至全部を
ハロゲン原子で置換した化合物が用いられ、具体的には
1例えば、CuY2u+2(uは1以上の整数、YはF
、CI。
Br又はIである。)で示される鎖状/\ロゲン化炭素
、CVY2V(Vは3以上の整数、Yは前述の意味を有
する。)で示される環状ハロゲン化ケイ素、CuHXY
Y (u及びYは前述の意味を有する。x+y=2u又
は2u+2である。)で示される鎖状又は環状化合物な
どが挙げられる。
具体的には、例えばCFa 、(CF2)5 。
(CF2)e 、(CF2)4 、C2F8 。
C3F8 、CHF3 、CH2F2 、CC14。
(CCI2)5.CBr4.(CBr2)5゜C2Cl
6 、c2cr3F3などのガス状態の又は容易にガス
化し得るものが挙げられる。
これらの炭素含有化合物は、1種用いても2種以上併用
してもよい。
活性種を生成させるためには、例えば前記ゲルマニウム
とハロゲンを含む化合物の活性種(A)を生成させる場
合にはこの化合物に加えて 必要に応じてゲルマニウム
単体等地のゲルマニウム化合物、水素、ハロゲン化合物
(例えばF2ガス、C12ガス、ガス化したBr2゜I
2等)などを併用することができる。
本発明において、活性化空間(A)及び(B)で活性種
(A)及び(B)を生成させる方法としては、各々の条
件、装置を考慮して−yイクロ波、RF、低周波、DC
等の電気工ネルキー、ヒータ加熱、赤外線加熱等にょる
熱エネルキー、光エネルギーなどの活性化エネルギーが
使用される。
本発明に於いて、成膜空間に導入される窒素種の種類な
どで適宜所望に従って決められるが、好ましくは10:
1〜1:10(導入流量比)が適当であり、より好まし
くは8・2〜4.6とされるのが望ましい。
本発明において、窒素含有化合物の他に、成膜のための
原料として水素ガス、ハロゲン化合物(例えばF2ガス
、C12ガス、ガス化したBr2.I2等)、ヘリウム
、アルゴン、ネオン等の不活性ガス、また活性化空間C
B)に於いて、活性種(B)を生成させて堆積膜形成用
の原料としてケイ素含有化合物、炭素含有化合物、ゲル
マニウム含有化合物、堆積膜形成用の原料及び/又は成
膜原料として醜素含有化合物などを活性化空間(B)に
導入して用いることもできる。これらの化学物質の複数
を用いる場合には、予め混合して活性化空間(B)内に
ガス状態で導入することもできるし、あるいはこれらの
化学物質をガス状態で夫々独立した供給源から各個別に
供給し、活性化空間CB)に導入することもできるし、
又、夫々独立の活性化空間に導入して、夫々個別に活性
化することもできる。
堆積膜形成用のケイ素含有化合物としては。
ケイ素に水素、ハロゲン、あるいは炭化水素基などが結
合したシラン類及びハロゲン化シラン類等を用いること
ができる。とりわけ鎖状及び環状のシラン化合物、この
鎖状及び環状のシラノ化合物の水素原子の一部又は全部
をハロゲン原子で置換した化合物などが好適である。
具体的には1例えば、SiH4、Si2H6、S i 
3 HB、 S i 4H10,S i 5H12,5
i6H14kJ、のS i pH2p+2 (pは1以
上好ましくは1〜15、より好ましくは1〜10の整数
である。)で示される直鎖状シラン化合物。
5iH3SfH(SiH3)SiH3,5iH3S i
H(S pH3)S 13H7,5i2H5SiH(S
iH3)Si2H5等の5ipH2F+2 (Pは前述
の意味を有する。)で示される分岐を有する鎖状シラン
化合物、これら直鎖状又は分岐を有する鎖状のシラン化
合物の水素原子の一部又は全部をハロゲン原子で置換し
た化合物、S i 3H6,S 14HB、S i 5
H1o、 S i e H12等の5iqH2q(qは
3以上、好ましくは3〜6の整数である。)で示される
環状シラン化合物、該環状シラン化合物の水素原子の一
部又は全部を他の環状シラニル基及び/又は鎖状シラニ
ル基で置換した化合物、上記例示したシラン化合物の水
素原子の一部又は全部をハロゲン原子で置換した化合物
の例として、SiH3F、5iH3C1,5iH3Br
、5iH31f、の5irHsXt (Xはハロゲン原
子、rは1以上、好ましくは1〜10、より好ましくは
3〜7の整数、s+t=2r+2又は2rである。)で
示されるハロゲン置換鎖状又は環状シラン化合物などで
ある。これらの化合物は、1種を使用しても2種以上を
併用してもよい。
また、堆積膜形成用の炭素含有化合物としては、鎖状又
は環状の飽和又は不飽和炭化水素化合物、?2素と水素
を主構成原子とし、この他ケイ票、ハロゲン、イオウ等
の1種又は2種以上を構成原子とする有機化合物、炭化
水素基を構成分とする有機ケイ素化合物などのうち、気
体状態のものか 容易に気化し得るものが好適に用いら
れる。このうち、炭化水素化合物としては、例えば、炭
素数1〜5の飽和炭化水素、炭素fi2〜5のエチレン
系炭化水素、炭素数2〜4のアセチレン系炭化水素等、
具体的には、飽和炭化水素としてはメタン(CHn)、
エタン(C2Hs) 、プロパン(C3H8)。
n−−ブタン(n−C4H1O)、ペンタン(C5H1
2)、エチレン系炭化水素としてはエチレン(C2H4
)  、プロピ1/ン(C3H6)。
ブテン−1(C4H8)、ブテン−2(C4H8)。
インブチレン(、C4H3)、ペンテン(C5H1O)
アセチレン系炭化水素としては、アセチレン(C2H2
)、メチルアセチレン(C3H4)。
ブチン(C4He)等が挙げられる。
ハロゲン置換炭化水素化合物としては、前記した炭化水
素化合物の構成成分である水素の少なくとも1つをF、
CJI、Br、Iで置換した化合物を挙げることが出来
、殊に、F、CMで水素が置換された化合物が有効なも
のとして挙げられる。
水素を置換するハロゲンとしては、1つの化合物の中で
1種でも2種以上であっても良い。
有機ケイ素化合物として1本発明に於いて使用される化
合物としてはオルガノシラン、オルガノハロゲンシラン
等を挙げることが出来る。
オルガノシラン、オルガノハロゲンシランとしては、夫
々 一般式: Rn5iH4−1,RmSiX4−(1(但
し、Rニアルキル基、アリール基、X:F、CJI、B
r、I、n=1.2,3,4、m= 1 、2 、3)
で表わされる化合物であり、代表的には、アルキルシラ
ン、アリールシラン、アルキルハロゲンシラン、アリー
ルハロゲンシランを挙げることが出来る。
具体的には、 オルガノクロルシランとしては、 トリクロルメチルシラン       CH35i(、
Q3ジクロルジメチルシラン        (CH3
)251cJL2クロルトリメチルシラン      
  (CH3) 3 S i Clトリクロルエチルシ
ラン       C2H5SiC立3シク町レジエチ
ルシラン        (C2H5)2S 1ci2
オルガノクロルフルオルシランとしては、クロルジフル
オルメチルシラン    CH35iF2(、Qジクロ
ルフルオルメチルシラン    CH3S i FCu
 2クロルフルオルジメチルシラン    (CH3)
 2S i FCfLクロルエチルジフルオルシラン 
   (C2H5)S i F2Clジクロルエチルフ
ルオルシラン    C2H55iFCfL2クロルジ
フルオルプロピルシラン   C3H75iF2CJl
ジクロルフルオルプロピルシラン   C3H75iF
CI2オルカツシランとしては、 テトラメチルシラン          (CH3) 
43 iエチルトリメチルシラン        (C
H3)3S 1c2H5トリメチルプロピルシラン  
     (CH3)3S 1c3H7トリエチルメチ
ルシラン        CH35i  (C2H5)
3テトラエチルシラン          (C2H5
)4S iオルガノヒドロゲノシランとしては、 メチルシラン             CH35iH
3ジメチルシラン            (CH3)
 2S i H2トリメチルシラン         
  (CH3)3SiHジエチルシラン       
     (C2H5)2S iH2トリエチルシラン
           (C2H5) 3 S i H
トリプロピルシラン          (C3H7)
3S iHジフェニルシラン          (C
aH2)2SiH2オルカツフルオルシランとしては、 トリフルオルメチルシラン      CH3SiF3
ジフルオルジメチルシラン       (CH3) 
2S i F2フルオルトリメチルシラン      
 (CH3) 3S i Fエチルトリプルオルシラン
      C2H5Si F3ジエチルジフルオルシ
ラン       (C2H5)2S t F2トリエ
チルフルオルシラン       (C2H5) 3 
S i Fトリフルオルプロピルシラン      (
C3H7) S i F3オルガノブロムシランとして
は、 ブロムトリメチルシラン        (CH3)3
S iBrジブロムジメチルシラン       (C
H3)25iBr2等が挙げることが出来、二の他に オルガノポリシランとしては、 ヘキサメチルジシラン        ((CH3) 
3 S i) 2オルガノジシランとしては、 ヘキサメチルジシラン         ((CH3)
 3 S i) 2ヘキサプロピルジシラン     
  ((C3H7) 3 S i) 2等も使用するこ
とが出来る6 また、有機ケイ素化合物としては、 (CH3)4Si、CI(3sic13.(CH3)2
5iCI2、(CH3)3SiC]、C2H55iC1
3”Vのオルガ/クロシルラン、CH3S i F2O
1,CH3S i FC12、(CH3> 2SiFC
1,C2H55iF2Ci、C2H55i FCl 2
.C3H75i F2OI、C3H75iFC12等の
オルガノクロフルオルシラン、  [(CH3)3si
l 2.  [(C3H7)3S il 2等のオルガ
ノジシラザンなどが好適に用いられる。
これらの有機ケイ素化合物は1種用いても2種以北゛を
併用してもよい。
また堆積膜形成用のゲルマニウム含有化合物としては、
ゲルマニウムに水素、ハロゲンアルいは炭・化水累基な
どが結合した無機乃至は有機のゲルマニウム化合物を用
いることができ、例えばGeaHb(aは1以上の整数
、b=2a+2又は2aである。)で示される鎖状乃至
は環状水素化ゲルマニム、この水素化ゲルマニムの重合
体、前記水素化ゲルマニムの水素原子の一部乃至全部を
ハロゲン原子で置換した化合物、 rin記水素化ゲル
マニムの水素原子の一部乃至は全部を例えばアルキル基
、アリール基等のできる。
具体的には、例えばGeH4、Ge 2H6。
Ge3HB 、n−Ge4H10、t e rt −G
e4Hto 、Ge3H6,Ge5Hto 。
GeH3F、GeH3C1、GeH2F2゜GeHsF
e、Ge (CH3)4.Ge (C2H5)4 、G
e (GeH5)4 、ae  (cH3)2F2.0
H3GeH3,(CH3)2GeH2,(CH3) 3
GeH,(C2H5)2GeH2、GeF2 、GeF
4.GeS等が挙げられる。これらのゲルマニウム化合
物は1種を使用してもあるいは2種以上を併用してもよ
い。
更に酸素含有化合物としては、酸素(02)。
オゾン(03)等の酸素単体から成る化合物ならびに酸
素と酸素以外の原子の1種又は2種以−Lを構成原子と
する化合物が挙げられる。前記酸素以外の原子としては
、水素(H)、/\ロゲン(X=F、C1,Brまたは
I)、イオウ(S)、炭素(C)、ケイ素(Si)、ゲ
ルマニウム(Ge)等があり、この他周規律表各族に属
する元素の原子のうち酸素と化合し得る原子であって、
本発明の目的を達成し得る化合物を構成する原子である
ならば大概のものを使用する和が出来る。
因に、例えばOとHを含む化合物としては。
H2O,H2O2等、0とSを含む化合物としてはso
2.S03等の酸化物類、OとCを含む化合物としては
、      −’Co、co2h4の酸化物等、0と
51を含む化合物としては、ジシロキサン(H3S i
Os 1H3)。
トリシロキサン(H3SiO3iH20SiH3)等の
シロキサン類、(CH3)25i(OCOCH3)2 
、CH3S i  (OCOCH3)3等のオルガノア
セトキシシラン。
(CH3)3S 1OcH3、(CH3)25 i(O
CH3)  2  、CH3S  i  (OCH3)
  3 等のフルキルアルコキシシラン、(CH3)3
S i OH、(CH3)2 (OCH5)S i O
H。
(C2H5)2S i  (OH)2等のオルガノシラ
ノール等、0とGeを含む化合物としては。
Geの酸化物類、水酸化物類、ゲルマニウム酸類、H3
GeOGeH3,H3GeOGeH20−OCH3等の
有機ゲルマニウム化合物等が挙げられる。
これらの酸素含有化合物は1種を使用してもあるいは2
種以上を併用してもよい。
また本発明の方法により形成される堆積膜は、成膜中あ
るいは成膜後に不純物元素でドーピングすることが可能
である。使用する不純物元素としては、p型不純物とし
て、周期律表第■族A17)元素、例えばB、AI、G
a、In。
TI等が好適なものとして挙げられ、n型不純物として
は、周期律表第V族Aの元素、例えばP、As、Sb、
Bi等が好適なものとして挙げられるが、特にB、Ga
、P、Sb等が最適でめる。ドーピングされる不純物の
量は 所望される電気的・光学的特性に応じて適宜決定
される。
かかる不純物元素を成分として含む物質(不純物導入用
物質)としては、常温常圧でガス状態であるか、或いは
少なくとも活性化条件下で気体であり 適宜の気化装置
で容易に気化し得る化合物を選択するのが好ましい、こ
の様な1.−合物としては、PH3、P2H4、PF3
PF5 、PCl3 、ASH3、ASF3 、ASF
5.AsCl3.SbH3,SbF5.SiH3,BF
3.BCl3.BBr3.B2Hs。
B4t(to、BsH+;+ 、B5Hu、BeHto
Bs)(12,AlCl3等を挙げることができる。不
純物元素を含む化合物は、1種用いても2種以上併用し
てもよい。
不純物導入用物質は、活性化空間(A)又は/及び活性
化空間(B)に、活性種(A)及び活性種(B)の夫々
を生成する各物質と共に導入されて活性化しても良いし
、或いは、活性化空間(A)及び活性化空間(B)とは
別の第3の活性化空間(C)に於いて活性化されても良
い、不純物導入用物質を前述の活性化エネルギーを適宜
選択して採用することが出来る。不純物導入用物質を活
性化して生成される活性種(P N)は活性種又は/及
び活性種(B)と予め混合されて、又は、独立に成膜空
間に導入される。
次に、本発明方法によって形成される電子写真用像形成
部材の典型的な例を挙げて本発明を説明する。
%1図は本発明によって得られる典型的な電子写真用像
形成部材としての光導電部材の構成例を説明するための
模式図である。
第1図に示す光導電部材10は、電子写真用像形成部材
として適用させ得るものであって、光導電部材用として
の支持体11の上に、必要に応じて設けられる中間層1
2、及び感光層13で構成される層構成を有している。
光導電部材10の製造に当っては、中間層12又は/及
び感光層13を本発明の方法によって作製することが出
来る。更に、光導電部材lOが感光層13の表面を化学
的、物理的に保護する為に設けられる保護層、或いは電
気的耐圧を向上させる目的で設けられる下部障壁層又は
/及び上部障壁層を有する場合には、これ等を本発明の
方法で作成することも出来る。
支持体11としては、導電性でも電気絶縁性であっても
良い。導電性支持体としては、例えばNiCr、ステア
L/ス、AI、Cr、Mo。
Au、Ir、Nb、Ta、V、Ti、PL。
Pd等の金属又はこれ等の合金が挙げられる。
電気絶縁性支持体としては、ポリエステル。
ポリエチレン、ポリカーボネート、セルローズアセテー
ト、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリスチレン、ポリアミド等の合成樹脂のフィル
ム又はシート、ガラス、セラミック、紙等が通常使用さ
れる。これらの電気絶縁性支持体は、好適には少なくと
もその−・方の表面が導電処理され、該導電処理された
表面側に他の層が設けら゛れるのが望まししX。
例えばガラスであれば、その表面がNiCr。
AI 、Cr、Mo 、Au、Ir、Nb、Ta。
V、Ti、Pt 、Pd、In2O3,5n02゜IT
O(I n203+5n02)等の薄膜を設けることに
よって導電処理され、あるいはポリエステルフィルム等
の合成樹脂フィルムであれば、NiCr、Al、Ag、
Pb、Zn、Ni 。
Au、Cr、Mo、Ir、Nb、Ta、V。
Ti、Pt等の金属で真空蒸着、電子ビーム蒸着、スパ
ッタリング等で処理し、又は前記金属でラミネート処理
して、その表面が導電処理される。支持体の形状として
は、円筒状、ベルト状、板状等、任意の形状とし得、所
望によって、その形状が決定されるが、例えば、第1図
の光導電部材10を電子写真用像形成部材として使用す
るのであれば、連続高速複写の場合には、無端ベルト状
又は円筒状とするのが望ましい。
中間層12には1例えば支持体11の側から感光層13
中へのキャリアの流入を効果的に阻11= シ且つ′1
に磁波の照射によって感光層13中に生じ、支持体11
の側に向って移動するフォトキャリアの感光層13の側
から支持体11の側への通過を容易に許す機能を有する
この中間層12は1例えばゲルマニウム原子を母体とし
、窒素(N)と、必要に応じて水素(H)及び/又はハ
ロゲン(X)を構成原子とする7モルファヌゲルマニウ
ム(以下、A−Ge(H,X、N)と記す)で構成され
ると共に、゛1ヒ気伝導性を支配する物質として、例え
ば水素(B)等のp型不純物或いはリン(P)等のP型
不純物が含有されている。
本発明に於て、中間層12中に含有されるB、P等の伝
導性を支配する物質の含有量としては、好適には、0.
001〜5X104atOmfCPPm、より好適には
0.5〜lX1lX104atOPPm、最適には1〜
5X103atomic  ppmとされるのが望まし
い。
中間層12が感光層13と構成成分が類似、或いは同じ
である場合には、中間層の形成に続けて感光層13の形
成まで連続的に行なうことができる。その場合には、中
間層形成用の原料として、活性化空間(A)で生成され
た活性種(A)と、気体状態の窒素含有化合物、必要に
応じて水素、ハロゲン化合物、不活性ガス、ケイ素含有
化合物、炭素含有化合物、ゲルマニウム含有化合物、酸
素含有化合物より生成される活性、?!! CB)及び
不純物元素を成分として含む化合物のガス等を活性化す
ることにより生成される活性種と、を夫々別々にあるい
は適宜必要に応じて混合して支持体11の設置しである
成膜空間に導入し、各導入された活性種の共存雰囲気に
熱エネルギーを用いることにより、前記支持体ll上に
中間層12を形成させればよい。
中間層12を形成させる際に活性化空間(A)に導入さ
れて活性種(A)を生成するゲルマニウムとハロゲンを
含む化合物は1例えば容易にGeF2*の如き活性種(
A)を生成する化合物を前記化合物より選択するのが望
ましい。
中間層12の層厚は、好ましくは、30人〜10jL、
より好適には40人〜8戸、最適には50人〜5戸とさ
れるのが望ましい。
感光層13は、例えばA−SiGe(H。
X)で構成され、レーザー光の照射によってフォトキャ
リアを発生する電荷発生機能と、該電荷を輸送する電荷
輸送機能の両機能を有する。
感光層13の層厚としては、好ましくは、1−100声
、より好適には1〜80弘、最適には2〜50膳とされ
るのが望ましい。
感光層■3は/ンドープのA−5iGe(H。
X)層であるが、必要に応じて窒素原子あるいは所望に
より中間層12に含有される伝導特性を支配する物質の
極性とは別の極性(例えばn型)の伝導特性を支配する
物質を含有させてもよいし、あるいは、同極性の伝導特
性を支配する物質を、中間層12に含有される実際の量
が多い場合には、核量よりも一段と少ない隈にして含有
させてもよい。
感光層13の形成の場合、本発明の方法によって形成さ
れるのであれば中間層12の場合と同様に、活性化学u
(A)にゲルマニウムとハロゲンを含む化合物が導入さ
れ、高温下でこれ等を分解することにより、或いは放電
エネルギーや光エネルギーを作用させて励起することで
活性種(A)が生成され、該活性種が成膜空間に導入さ
れる。
更に、所望により、この感光層の上に表面層として、炭
素及びケイ素を構成原子とする非晶質の堆積膜を形成す
ることができ、この場合も、成膜l±、前記中n71層
及び感光層と同様に本発明の方法により行なうことがで
きる。
第2図は、本発明方法を実施して作製される不純物元素
でドーピングされたA−5iGeN(H,X)堆積膜を
利用したPIN型ダイオード・デバイスの典型例を示し
た模式図である。
図中、21は基体、22及び27は薄膜電極、23は半
導体膜であり、n型の半導体層24、i型の半導体層2
5、p型の半導体層26によって構成される。28は外
部電気回路装置と結合される導線である。
これ等の半導体層は、A−GeN(H,X)等で構成さ
れ1本発明の方法は、いずれの層の作成に於いても、適
用することが出来るが殊に半導体層26を本体発明の方
法で作成することにより、変換効率を高めることが出来
る。
基体21としては導電性、半導電性、あるいは電気絶縁
性のものが用いられる。基体21が導電性である場合に
は、薄膜電極22は省略しても差支えない。半導電性基
板としては1例えば、St、Ge、GaAs、ZnO,
ZnS等の半導体が挙げられる。薄膜電極22.27と
しては例えば、N i Cr 、 A I 、 Cr 
、 M o 。
Au、Ir、Nb、Ta、V、Ti、Pt。
Pd 、I n203,5na2.ITO(I n2○
3+5nO2)等の薄膜を 真空蒸着、電子ヒーム汰着
、スパッタリング等の処理で基体21J:に設けること
によって1与られる。電極22.27の層厚としては、
好ましくは30〜5X104久、より好ましくは100
〜5×103人とされるのが望ましい。
前記の半導体層を構成する膜体を必要に進じてn型又は
p型とするには1層形成の際に、不純物元素のうちn型
不純物又はP型不純物、あるいは両不純物を形成される
層中にそのjを制御し乍らドーピングしてやる事によっ
て形成される。
本発明方法により、n型、i型及びp型の半導体層を形
成する場合、何れか1つり層乃至は全部の層を本発明の
方法により形成することができ、成膜は、活性化空間(
A)にゲルマニウムとハロゲンを含む化合物が導入され
、活性化エネルギーの作用下でこれ等を励起し、分解す
ることで、例えばGeF2*等の活性種(A)が生成さ
れ、該活性種(A)が成膜空間に導入される。また、こ
れとは別に、気体状態の窒素含有化合物、と必要に応じ
てケイ素含有化合物、ゲルマニウム含有化合物、#素含
有化合物と、必要に応じて不活性ガス及び不純物元素を
成分として含む化合物のガス等を、夫々活性化エネルギ
ーによって励起し1分解して、夫々の活性種(B)を生
成し、夫々を別々にまたは適宜に混合して支持体11の
設置しである成膜空間に導入する。成膜空間に導入され
た活性種は、化学的相互作用を生起され、又は促進ある
いは増幅されて、支持体11上に堆積膜が形成される。
n型及びp型の半導体層の層厚としては、好ましくは1
00〜104人、より好ましくは300〜2000人の
範囲が望ましい。
また、i型の半導体層の層厚としては、好ましくは50
0〜104人、より好ましくは1000−10000人
の範囲が望ましい。
又、本発明方法は、この例のほか、rc、トランジスタ
1ダイオード、光電変換素子等の半導体デバイスを構成
するCVD法によるSi3N4絶縁体膜、部分的に窒化
されたSi膜などを形成するのに好適であり、また例え
ば成膜空間への窒素含有化合物の導入時期、導入量等を
制御することにより層厚方向に窒素濃度の分布をもった
Si膜を形成することができる。あるいは、窒素含有化
合物のほかに、水素、ハロゲン、ケイ素含有化合物、ゲ
ルマニウム含有化合物、炭素含有化合物、酸素含有化合
物等を必要により適宜組み合わせることにより、Nとこ
れらH,X、S i、Ge、C10等との結合を構I&
単位とする所望する特性の膜体を形成することも可能で
ある。
以下に、本発明の具体的実施例を示す。
実施例1 第べ図に示した装置を用い、以下の如き操作によってj
型、p型およびn型の窒素含有アモルファス堆積膜を形
成した。
第1i図において、101は成膜室であり、内部の基体
支持台102上に所望の基体103が載置される。
104は基体加熱用のヒーターであり、1値ヒーター1
04は、成膜前に基体103を加熱処Jll! l、た
り、成膜後に、形成された膜の特性を一層向」−させる
為にアニール処理したりする際に使用され、導!!a1
05を介して給電され、発熱する。ノ、(体温度は特に
制限されないが、本発明方法を実施するにあたっては、
好ましくは30〜450°C1より好ましくは50〜3
00°Cであることが望ましい。
106乃至109は、ガス供給系であり、窒素含有化合
物、及び必要に応じて用いられる水素、ハロゲン含有化
合物、不活性ガス、ケイ素含有化合物、炭素含有化合物
、ゲルマニウム含有化合物、酸素含有化合物、不純物元
素を成分とする化合物等のガスの種類に応じて設けられ
る。これ等の原料化合物のうちe!準状態に於いて液状
のものを使用する場合には、適宜の気化装置を具備させ
る。
図中ガス供給源106乃至109の符合にaを付したの
は分岐管、bを付したのは流量計、Cを付したのは各流
量計の高圧側の圧力を計測する圧力計、d又はeを付し
たのは各気体流量を調整するためのバルブである。
123は活性種(B)を生成するための活性化室(B)
であり、活性化室123の周りには、活性種(B)を生
成させる為の活性化エネルギーを発生するマイクロ波プ
ラズマ発生装置122が設けられている。ガス導入管1
10より供給される活性種(B)生成用の原料ガスは、
活性化室(B)123内に於いて活性化され、生じた活
性種(B)は導入管124を通じて成膜室101内に導
入される。111はガス圧力計である0図中112は活
性化室(A)、113は電気炉、114は固体Ge粒、
115は活性種(A)の原料となる気体状態のゲルマニ
ウムとハロゲンを含む化合物の導入管であり、活性化室
(A)112で生成された活性種(A)は導入管116
を介して成膜室101内に導入される。
1 17 t+ す九 工 未 Iし ゴー塁ノ+: 
ジに苦 −水 −プ   碗えば通常の電気炉、高周波
加熱装置、各種発熱体等が用いられる。
熱エネルキー発生装置117からの熱は、矢印119の
向きに流れている活性種に照射され 照射された活性種
は相互的に化学反応する事によって基体103の全体あ
るいは所望部分にa−C(H,X)の堆積膜を形成する
。また、図中、120は排気バルブ、121は排気管で
ある。
先ずポリエチレンテレフタレートフィルム製基体103
を支持台102上に載置し、排気装置を用いて成膜室1
01内を排気し、約1O−67orrに減圧した。第1
表に示した基体温度でガス供給用ポンベ106よりNN
2150SCC,或いはこれとPH3ガスまたはB2H
6ガス(何れも11000pp水素ガス希釈)405C
CMとを混合したガスをガス導入管110を介して活性
化室(B)123に導入した。活性化室(B)123内
に導入されたN2ガス等lオマイクロ波プラズマ金千鍬
署122Lごより活性化されて活性化窒素等とされ、導
入管124をdじて、活性化窒素等を成膜室101番ご
導入した。
また他方、活性化室(A)Ja2に固体Ge粒114を
詰めて、電気炉113により加熱し、約1100℃に保
ち、Geを赤熱状態とし2そこへ導入管115を通じて
、不図示のボンベより、GeF4を吹き込むことにより
、GeF2*の活性種を生成させ、該GeF2)kを導
入管116を経て、成膜室101へ導入した。
Iな いはドーピングされた窒素含有アモルファス堆積IIg
(膜厚700人)を形成した。成膜速度は30人/ s
 e cであった。
次いで、得られたノンドープのあるいはp型またはn型
の各試料を蒸着槽に入れ、真空度1O−5Torrでク
シ型のAIギャップ電極(キャップ長さ250.、巾5
mm)を形成した後、印加電圧10Vで暗電流を測定し
、暗導電率σdを求めて、各試料の膜特性を評価した。
結果を第1表に示した。
実施例2〜4 H2と共に、S i 2H6、Ge2H6、又はC2H
6を用いた以外は、実施例1と同様にして窒素含有アモ
ルファス堆8I膜を形成した。各試料の暗導電率を測定
し、結見を第1表に示した。
第1表から、本発明によると電気特性に優れた窒素含有
アモルファス堆積膜が得られた。
また、ドーピングが十分に行なわれた窒素含有アモルフ
ァス膜が得られる。
実施例5〜8 N2の代りに、NH3、NOF 、NO2又はN20を
用いた以外は実施例1と同様にして窒素含有アモルファ
ス堆積膜を形成した。
かくして得られた窒素含有アモルファス堆積膜は電気的
特性に優れ、又、ドーピングが十分に行なわれた堆積膜
であった。
実施例9 第翫図に示す装置を使い、以下の如き操作によって第1
図に示した如き層構成のドラム状電子写真用像形成部材
を作成した。
ダ 第1図において、201は成膜室、202は活性化室(
A)、2Q3は電気炉、204は固体Ge粒、205は
活性種(A)の原料物質導入管、206は活性種(A)
導入管、207はモーター、208は第込図の104と
同様に用いられる加熱ヒーター、209,210は吹き
出し管、211はA1シリンダー状の基体、212は排
気バルブを示している。又、213乃至216は第す図
中lO6乃至109と同様の原料ガス供給源であり、2
17−1はガス導入管である。
成膜室201にAIシリンダー211をつり下げ、その
内側に加熱ヒーター208を備え、ば通常の電気炉、高
周波加熱装置、各種発熱体等が用いられる。
また、活性化室(A)202に固体Ge粒204を詰め
て、電気炉203により加熱し、約1100℃に保ち、
Geを赤熱状態とし、そこへ導入管206を通じて不図
示のボンベからGeFaを吹き込むことにより、活性種
(A)としテc7)G e F 2 *を生成させ、該
GeF2)kを導入管206を経て、成膜室201へ導
入した。
一方、導入管217−1よりS i 2H6とN2の各
カスを活性化室(B)2≠4内に導入した。導入された
Si2H6,N2ガスは活性lノ 他室(B)2nに於いてマイクロ波プラズマ発生装置2
21によりプラズマ化等の活性化処理を受けて活性化水
素化ケイ素及び活性化窒素とそなり、導入管217−2
を通じて成膜室201内に導入し。この際、必要に応じ
て因 間201内の気圧を1.0Torrに保ちつつ、熱エネ
ルギー発生装置により成膜室210〜内を205°Cに
保持した。
A1シリンダー状基体211は220℃にヒーター20
8により加熱、保持され1回転させ、排ガスは排気バル
ブ212を通じて排気させる。このようにして感光層1
3が形成される。
ヌ、中間層12は、感光層13の形成に先立って感光層
13の作製時に使用されたガスに加えて導入管217−
1よりSi2H6,N2、N2及びB2H6(容量%で
B2H6ガスが0゜2%)の混合ガスを導入し、膜厚2
000人で成膜された。
比較例l GeF4とS i 2H6、N2 、N2及びB2H6
の各ガスを使用して成膜室201に13゜56MHzの
高周波装置を備えて、一般的なプラズマCVD法により
第1図に示す層構成の電子写真用像形成部材を形成した
実施例9及び比較例1で得られたドラム状の電子写真用
像形成部材の製造条件と性能を第2表に示した。
・・・・4 実施例10 窒素化合物としてN2を用い第3図の装置を用いて、第
2図に示したPIN型ダイオードを作製した。
まず、1000人のITO膜22を蒸着したポリエチレ
ンナフタレートフィルム21を支持台に載置し、1O−
GTorrに減圧した後、実施例1と同様に生成された
活性種GeF2*を成膜室101内に導入した。又、5
i3H6がス、PH3ガス(1000ppm水素ガス稀
釈)の夫々を活性化室(B)123に導入し、活性化し
た。次いでこの活性化されたガスを導入管116を介し
て成膜室101内に導入し、成膜室内の圧力を0.4T
orrに保って。
基体103の温度を210℃に保持して熱エネルギー作
用させて、pでドーピングされたn型A−S iGe 
(H、X)膜24(膜厚700人)を形成した。
次いで、PH3ガスの導入を停+h した以外はn型A
−S iGe (H、X)膜の場合と同一の方法テノン
ドープ(7)A−S iGe (H、X)膜25(膜厚
5000人)を形成した。
次いで、Si2H6ガスと共にN2ガス、B2H6ガス
(1000ppm水素ガス稀釈)それ以外はn型と同じ
条件でBでドーピングされたP型窒素含有A−3iGe
N (H、X)膜26(膜厚700人)を形成した。更
に、このP型膜上に真空蒸着により膜厚1000久のA
1電8i27を形成し、PIN型ダイオードを得た。
かくして得られたダイオード素子(面積1crn2)の
I−V特性を測定し、整流特性及び光起電力効果を評価
した。結果を第3表に示した。
また、光照射特性においても基体側から光を導入し、光
照射強度AMI (約100mW/cm2)で、変換効
率8.4%以上、開放端電圧0.9v、短絡電流10.
2 m A / c m 2が得られた。
実施例11〜13 窒素化合物としてN2の代りに、NO,N20 、N2
O4を用いた以外は、実施例10と同様にして実施例1
0で作成したのと同様のPIN型ダイオードを作製した
。この試料に就いて整流特性及び光起電力効果を評価し
、結果〔発明の効果〕 本発明の堆積膜形成法によれば、形成される膜に所望さ
れる電気的、光学的、光導電的及び機械的特性が向上し
、しかも高速成膜が可能となる。また、成膜における再
現性が向上し、膜品質の向上と膜質の均一化が可能にな
ると共に、膜の大面積化に有利であり、膜の生産性の向
上並びに量産化を容易に達成することができる。更に成
膜空間に於いて、励起エネルギーとして比較的低い熱エ
ネルギーを用いることができるので、耐熱性に乏しい基
体上にも成膜できる、低温処理によって工程の短縮化を
図れるといった効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を用いて製造される電子写真用像形
成部材の構成例を説明するための模発明方法を実施する
ための装置の構成を説明するための模式図である。 10−−−一電子写真用像形成部材、 11−−−一基体、 12−−−一中間層、 13−−−御名光層、 21−−−一基体、 22.27−−−−薄膜電極。 24−−−−n型半導体層、 25−−−− i型半導体層。 26−−−−p型半導体層、 101 、201−−−一成膜室、 106.107,108,109,213゜214.2
15,216−−−−ガス供給系、103 、211−
−−一基体。 117.218−−−一熱エネルギー発生装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 基体上に堆積膜を形成する為の成膜空間内に、ゲルマニ
    ウムとハロゲンを含む化合物を分解することにより生成
    される活性種(A)と、該活性種(A)と化学的相互作
    用をする、成膜用の窒素含有化合物より生成される活性
    種(B)とを夫々別々に導入し、これらに熱エネルギー
    を作用させて化学反応させる事によって、前記基体上に
    堆積膜を形成する事を特徴とする堆積膜形成法。
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