JPS61198614A - 金属化フイルムコンデンサ - Google Patents
金属化フイルムコンデンサInfo
- Publication number
- JPS61198614A JPS61198614A JP60038011A JP3801185A JPS61198614A JP S61198614 A JPS61198614 A JP S61198614A JP 60038011 A JP60038011 A JP 60038011A JP 3801185 A JP3801185 A JP 3801185A JP S61198614 A JPS61198614 A JP S61198614A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- film capacitor
- aluminum
- metalized film
- vapor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は金属化フィルムコンデンサに関するものである
。
。
従来の技術
]ンデンサを製作する上で、誘電率の大きなフィルムを
用いることはコンデ/すの小形化、省資源、コストダウ
ンにとって極めて重要なことであり、従来よシ誘電率の
大きいフィルム用樹脂が多種提案されている。しかしな
がらこれらの樹脂に分子構造上、大きな極性基を作るた
めにハロゲン原子を附加したハロゲン化物が多く用いら
れている。
用いることはコンデ/すの小形化、省資源、コストダウ
ンにとって極めて重要なことであり、従来よシ誘電率の
大きいフィルム用樹脂が多種提案されている。しかしな
がらこれらの樹脂に分子構造上、大きな極性基を作るた
めにハロゲン原子を附加したハロゲン化物が多く用いら
れている。
発明が解決しようとする問題点
一方、金属化フィルムコンデンサは、誘電体中の電位傾
斜を大きくシ、コンデンサの小形化をはかり、更に高信
頼性を持たせる上でセルフヒーリング(SH)現象を利
用することが不可欠である。
斜を大きくシ、コンデンサの小形化をはかり、更に高信
頼性を持たせる上でセルフヒーリング(SH)現象を利
用することが不可欠である。
しかしこの8H現象では誘電体の一部が小さな放電で分
解されガス化するため、誘電体材料がハロゲン化物、特
に弗化物で構成されている場合には強酸のガスが生成さ
れ易く、このガスが誘電体材料や電極である金属蒸着膜
を腐蝕あるいは劣化させることが多かった。従ってハロ
ゲン化樹脂からなるフィルムが大きな誘電率を有するに
もか−わらずコンデンサ、特に金属化フィルムコンデン
サに実用化することが困難であった。
解されガス化するため、誘電体材料がハロゲン化物、特
に弗化物で構成されている場合には強酸のガスが生成さ
れ易く、このガスが誘電体材料や電極である金属蒸着膜
を腐蝕あるいは劣化させることが多かった。従ってハロ
ゲン化樹脂からなるフィルムが大きな誘電率を有するに
もか−わらずコンデンサ、特に金属化フィルムコンデン
サに実用化することが困難であった。
本発明はか〜るハロゲン化物から成る金属化フィルムコ
ンデンサの問題点?解決する手段を提供するものである
。
ンデンサの問題点?解決する手段を提供するものである
。
問題点を解決するための手段
本発明は前記の問題点を解決するために、蒸着金属より
もイオン化傾向の大なる金属の酸化物もしくは塩を混入
したハロゲン化樹脂からなるフィルムを誘電体としたも
のである。
もイオン化傾向の大なる金属の酸化物もしくは塩を混入
したハロゲン化樹脂からなるフィルムを誘電体としたも
のである。
作用
このように構成することで、ノ・ロゲン化樹脂から発生
する強酸をフィルム中の金属酸化物もしくは塩と反応し
て電極を腐蝕するのを抑制できる。
する強酸をフィルム中の金属酸化物もしくは塩と反応し
て電極を腐蝕するのを抑制できる。
実施例
以下本発明の詳細を実施例で説明する。
ポリ弗化ビニリデン樹脂中に約5重量%の炭酸カルシウ
ム粉末を加えてよく練合し、Tダイから押し出し、さら
に2軸に延伸したフィルムにアルミニウムを約3−50
/Sqの面抵抗を持つように蒸着して電極としてコンデ
ンサを構成する。一方炭酸カルシウムを加えないポリ弗
化ビニリデン樹脂を同様に延伸し同じ厚みのフィルムを
作り、かつアルεニウムを蒸着したコンデンサと共に8
o′Cで75v/μの電位傾斜で寿命試験を行なうと、
炭酸カルシウム粉末を加えた場合には1000時間後の
容量減少が約1.3%であったのに反し、炭酸カルシウ
ム全添加しない場合には同じく容量減少が約18%であ
った。更にこのコンデンサを分解して内部を調らべると
、SH現象の痕跡が前者で13ケ所、後者で21ケ所あ
り、かつSH現象の痕跡周辺のアルばニウムの消失部分
も前者の方が後者の釣部と著しく小さいことも分かった
。これはSH現象が生じた時に樹脂から発生した弗酸が
前者ではアルミニウムよりイオン化傾向の大きい炭酸カ
ルシウム塩と反応してアルばニウムとは殆ど反応しない
のに反し、後者では同様に発生した弗酸がアルミニウム
と反応し、アルばニウムの電極としての機能を損なうた
めである。
ム粉末を加えてよく練合し、Tダイから押し出し、さら
に2軸に延伸したフィルムにアルミニウムを約3−50
/Sqの面抵抗を持つように蒸着して電極としてコンデ
ンサを構成する。一方炭酸カルシウムを加えないポリ弗
化ビニリデン樹脂を同様に延伸し同じ厚みのフィルムを
作り、かつアルεニウムを蒸着したコンデンサと共に8
o′Cで75v/μの電位傾斜で寿命試験を行なうと、
炭酸カルシウム粉末を加えた場合には1000時間後の
容量減少が約1.3%であったのに反し、炭酸カルシウ
ム全添加しない場合には同じく容量減少が約18%であ
った。更にこのコンデンサを分解して内部を調らべると
、SH現象の痕跡が前者で13ケ所、後者で21ケ所あ
り、かつSH現象の痕跡周辺のアルばニウムの消失部分
も前者の方が後者の釣部と著しく小さいことも分かった
。これはSH現象が生じた時に樹脂から発生した弗酸が
前者ではアルミニウムよりイオン化傾向の大きい炭酸カ
ルシウム塩と反応してアルばニウムとは殆ど反応しない
のに反し、後者では同様に発生した弗酸がアルミニウム
と反応し、アルばニウムの電極としての機能を損なうた
めである。
又、誘電体フィルムとして塩化ビニル樹脂、蒸着電極と
してニッケル蒸着膜、添加物として酸化マグネシウム?
用いて同様の比較を行なったところ、同様゛の好ましい
効果が現出できた。
してニッケル蒸着膜、添加物として酸化マグネシウム?
用いて同様の比較を行なったところ、同様゛の好ましい
効果が現出できた。
又、本発明では蒸着金属として亜鉛、錫、鉄などを、樹
脂として4弗化エチレン、ポリ塩化ビニリデンなどを用
いても同様の効果が見られ、樹脂中に添加する金属酸化
物あるいは金属塩の金属原子のイオン化傾向が蒸着され
念金属のイオン化傾向より大きいことが必要条件である
ことが分かった。
脂として4弗化エチレン、ポリ塩化ビニリデンなどを用
いても同様の効果が見られ、樹脂中に添加する金属酸化
物あるいは金属塩の金属原子のイオン化傾向が蒸着され
念金属のイオン化傾向より大きいことが必要条件である
ことが分かった。
発明の効果
このように本発明では、セルフヒーリング現象で誘電体
の一部が分解されガス化しても、このガスをフィルム中
の金属酸化物もしくはその塩と反応させて除去しうるた
め、電極の腐蝕を抑制することができる。
の一部が分解されガス化しても、このガスをフィルム中
の金属酸化物もしくはその塩と反応させて除去しうるた
め、電極の腐蝕を抑制することができる。
Claims (1)
- 蒸着金属よりもイオン化傾向の大なる金属の酸化物もし
くは塩を混入したハロゲン化樹脂からなるフィルムを誘
電体とした金属化フィルムコンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60038011A JPS61198614A (ja) | 1985-02-27 | 1985-02-27 | 金属化フイルムコンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60038011A JPS61198614A (ja) | 1985-02-27 | 1985-02-27 | 金属化フイルムコンデンサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61198614A true JPS61198614A (ja) | 1986-09-03 |
Family
ID=12513634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60038011A Pending JPS61198614A (ja) | 1985-02-27 | 1985-02-27 | 金属化フイルムコンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61198614A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018139262A1 (ja) * | 2017-01-25 | 2018-08-02 | 株式会社クレハ | フッ化ビニリデン系樹脂フィルム |
US11136440B2 (en) | 2017-01-25 | 2021-10-05 | Kureha Corporation | Vinylidene fluoride resin film |
-
1985
- 1985-02-27 JP JP60038011A patent/JPS61198614A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018139262A1 (ja) * | 2017-01-25 | 2018-08-02 | 株式会社クレハ | フッ化ビニリデン系樹脂フィルム |
JPWO2018139262A1 (ja) * | 2017-01-25 | 2019-07-25 | 株式会社クレハ | フッ化ビニリデン系樹脂フィルム |
US10988586B2 (en) | 2017-01-25 | 2021-04-27 | Kureha Corporation | Vinylidene fluoride resin film |
US11136440B2 (en) | 2017-01-25 | 2021-10-05 | Kureha Corporation | Vinylidene fluoride resin film |
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