JPS61198135A - 弾性表面波トランスデユ−サ−アレ− - Google Patents
弾性表面波トランスデユ−サ−アレ−Info
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- JPS61198135A JPS61198135A JP3740985A JP3740985A JPS61198135A JP S61198135 A JPS61198135 A JP S61198135A JP 3740985 A JP3740985 A JP 3740985A JP 3740985 A JP3740985 A JP 3740985A JP S61198135 A JPS61198135 A JP S61198135A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- idt
- frequency
- light
- diffracted
- acoustic wave
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は光導波型音響光学(aeoustooptic
、以下AOと記す)装置に利用される弾性表面波(as
urface acoustlc wave、以下SA
Wと記す)トランスデューサーアレーに関する。
、以下AOと記す)装置に利用される弾性表面波(as
urface acoustlc wave、以下SA
Wと記す)トランスデューサーアレーに関する。
光偏向器、スペクトラム・アナライザー、相関器などの
光導波型AO装置の構成要素として用いられるトランス
デユーサ−として次第に広帯域のものが要求されるよう
になっている。広帯域のSAWト2ンスfエーサーを作
製する方法は既にいくつか知られている。その中で互い
に異なる中心周波数を持つ複数のくし型トランスデユー
サ−(IDT)を導波光に対しそれぞれブラッグ条件を
満足するように異なる傾角にて配置してなるマルティグ
ル・ティルテッド・5AW)ランスデューサーアレー(
MTSアレー)は構成が簡単であり、トランスデユーサ
−作製後の電気的調整が可能であるという利点がある。
光導波型AO装置の構成要素として用いられるトランス
デユーサ−として次第に広帯域のものが要求されるよう
になっている。広帯域のSAWト2ンスfエーサーを作
製する方法は既にいくつか知られている。その中で互い
に異なる中心周波数を持つ複数のくし型トランスデユー
サ−(IDT)を導波光に対しそれぞれブラッグ条件を
満足するように異なる傾角にて配置してなるマルティグ
ル・ティルテッド・5AW)ランスデューサーアレー(
MTSアレー)は構成が簡単であり、トランスデユーサ
−作製後の電気的調整が可能であるという利点がある。
しかし、隣接するIDTの持つ各々の周波数帯域の交わ
るクロスオーツ々−周波数において各IDTによる回折
光間の位相差を補償してそれらが強め合うように加え合
わせるためには通常電気的な位相推移器が必要である。
るクロスオーツ々−周波数において各IDTによる回折
光間の位相差を補償してそれらが強め合うように加え合
わせるためには通常電気的な位相推移器が必要である。
IDTを適切に配置することによってそのような電気的
位相推移器を不要にする方法がC,S、Tsai:Gu
ided−Wave Acoustooptic Br
agg Modulatorsfor Wide−Ba
nd Integrated 0ptic Coryu
nunica−tions and Slgnal P
rocessing、 IEEE、Trans−act
ions on C1rcuits and Syst
ems、 Vol、CAS−26e1072−1098
(1979)あるいは本出願人による特願昭57−23
0080号(昭和57年12月28日出願)明細書に開
示されている。
位相推移器を不要にする方法がC,S、Tsai:Gu
ided−Wave Acoustooptic Br
agg Modulatorsfor Wide−Ba
nd Integrated 0ptic Coryu
nunica−tions and Slgnal P
rocessing、 IEEE、Trans−act
ions on C1rcuits and Syst
ems、 Vol、CAS−26e1072−1098
(1979)あるいは本出願人による特願昭57−23
0080号(昭和57年12月28日出願)明細書に開
示されている。
それらに示されている方法によれば、第1のIDTと、
該IDTに隣接して配置された第2のIDTと、該第2
のIDTに隣接し第1のIDTの反対側に配置された第
3のIDTとの位置を決定する場合、まず第1のIDT
と第2のIDTとのクロスオーバー周波数において高い
回折効率が得られるように第1と第2のIDTの位置を
決め、次に第2のIDTと第3のIDTとのクロスオー
バー周波数において高い回折効率が得られるように第2
と第3のIDTの位置を決めており、第1のIDTと第
3のIDTとのクロスオーバー周波数において各IDT
から励振されたSAWによる回折光間の位相差による回
折効率の劣化は考慮されていない。
該IDTに隣接して配置された第2のIDTと、該第2
のIDTに隣接し第1のIDTの反対側に配置された第
3のIDTとの位置を決定する場合、まず第1のIDT
と第2のIDTとのクロスオーバー周波数において高い
回折効率が得られるように第1と第2のIDTの位置を
決め、次に第2のIDTと第3のIDTとのクロスオー
バー周波数において高い回折効率が得られるように第2
と第3のIDTの位置を決めており、第1のIDTと第
3のIDTとのクロスオーバー周波数において各IDT
から励振されたSAWによる回折光間の位相差による回
折効率の劣化は考慮されていない。
しかるに、一般に第1のIDTと第3のIDTのクロス
オーバー周波数は第2のIDTの中心周波数付近に位置
しており、従って従来のトランスデューサーアレーにお
いては、特に比較的狭い帯域幅で高い回折効率を得るた
めに各IDTの中心周波数を接近させて設定した場合、
第1のIDTと第3のIDTとのクロスオーバー周波数
において回折効率の劣化が顕著に生ずるという問題があ
った。
オーバー周波数は第2のIDTの中心周波数付近に位置
しており、従って従来のトランスデューサーアレーにお
いては、特に比較的狭い帯域幅で高い回折効率を得るた
めに各IDTの中心周波数を接近させて設定した場合、
第1のIDTと第3のIDTとのクロスオーバー周波数
において回折効率の劣化が顕著に生ずるという問題があ
った。
本発明によれば、以上の如き従来技術の問題点を解決す
るものとして、隣接する任意の2つのトランスデューサ
ーがほぼ以下の条件を満足することを特徴とする、弾性
表面波トランスデユーサ−アレーが提供される:(ii
) N雪=Nt+1 但し、fl及びN!はそれぞれ一方のトランスデューサ
ーの中心周波数及び電極指対数であり、fl及びN2は
それぞれ他方のトランスデューサーの中心周波数及び電
極指対数であり、kはθ〜0.5の定数である。
るものとして、隣接する任意の2つのトランスデューサ
ーがほぼ以下の条件を満足することを特徴とする、弾性
表面波トランスデユーサ−アレーが提供される:(ii
) N雪=Nt+1 但し、fl及びN!はそれぞれ一方のトランスデューサ
ーの中心周波数及び電極指対数であり、fl及びN2は
それぞれ他方のトランスデューサーの中心周波数及び電
極指対数であり、kはθ〜0.5の定数である。
以下、図面を参照しながら本発明の具体的実施例を説明
する。
する。
第1図はMTSアレーを用いた通常の光導波型AO素子
を示す図である。1はTI拡散LINbO,等の先導波
路、2は光導波路1を伝搬する導波光(入射光)である
。3.4,5.6はそれぞれ異なる中心周波数をもち且
つ導波光2に対しそれぞれ異なる傾角をもって配置され
たIDTであり、7はSAW、8は5AW7による回折
光、9は非回折光である。尚、第1図はMTSアレーの
駆動周波数がSAWからIDT4からのみ励振されるよ
うな周波数である場合について描かれている。IDT
4によって励振されたSAW 7は入射光2に対して移
動する回折格子として働き、入射光2の一部はブラッグ
回折され回折光8となシ、一部はそのまま透過し非回折
光9となる。回折光8は非回折光9から分離され、信号
処理、載録等に用いられる。
を示す図である。1はTI拡散LINbO,等の先導波
路、2は光導波路1を伝搬する導波光(入射光)である
。3.4,5.6はそれぞれ異なる中心周波数をもち且
つ導波光2に対しそれぞれ異なる傾角をもって配置され
たIDTであり、7はSAW、8は5AW7による回折
光、9は非回折光である。尚、第1図はMTSアレーの
駆動周波数がSAWからIDT4からのみ励振されるよ
うな周波数である場合について描かれている。IDT
4によって励振されたSAW 7は入射光2に対して移
動する回折格子として働き、入射光2の一部はブラッグ
回折され回折光8となシ、一部はそのまま透過し非回折
光9となる。回折光8は非回折光9から分離され、信号
処理、載録等に用いられる。
第2図はクロスオーバー周波数における導波光の回折を
示す図である。11.12は互いに隣接するIDTであ
シ、異なる中心周波数をもつ。13゜14はそれぞれI
DTII、12によって励振されたSAWである。15
は回折光束中の光線であり入射光束中の光線16と17
の回折光が加え合わさったものである。クロスオーバー
周波数においてはSAW 13 、14の2つのSAW
がそれぞれIDT 11 。
示す図である。11.12は互いに隣接するIDTであ
シ、異なる中心周波数をもつ。13゜14はそれぞれI
DTII、12によって励振されたSAWである。15
は回折光束中の光線であり入射光束中の光線16と17
の回折光が加え合わさったものである。クロスオーバー
周波数においてはSAW 13 、14の2つのSAW
がそれぞれIDT 11 。
12から同時に励振される。入射光束中の光線16はA
点でSAW 13 Kよって回折され、光線17はB点
でSAW 14によって回折されて回折光束の中の一つ
の光線15となる。
点でSAW 13 Kよって回折され、光線17はB点
でSAW 14によって回折されて回折光束の中の一つ
の光線15となる。
光線15は2つの回折光線が加え合わさったものである
ため、光線15の強度を大きくするためには2つの回折
光線の位相が揃っていなければならない。そのためには
、IDTII及び12によシ励振されるSAWがクロス
オーバー周波数において同一の初期位相を有する場合に
は、以下の2つの条件が満足されればよい。
ため、光線15の強度を大きくするためには2つの回折
光線の位相が揃っていなければならない。そのためには
、IDTII及び12によシ励振されるSAWがクロス
オーバー周波数において同一の初期位相を有する場合に
は、以下の2つの条件が満足されればよい。
(1)光線16がA点に到るまでの光路長と光線17が
B点を経てその回折光線がA点に到るまでの光路長との
差が導波光の波長λの整倍数であること。
B点を経てその回折光線がA点に到るまでの光路長との
差が導波光の波長λの整倍数であること。
(2) IDT 11からA点までの距離とIDT 1
2からB点までの距離の差がクロスオー74−周波数に
おける音波の波長Acの整倍数であること。
2からB点までの距離の差がクロスオー74−周波数に
おける音波の波長Acの整倍数であること。
IDT11.12はそれぞれの中心周波数において入射
光に対してブラッグ条件を満足するように傾けられるの
で、第2図におけるD6とhすなわちX方向とy方向の
IDT11.12間の距離が定まれば2つのIDTの配
置は定まる。そして、上記2条件を満足するようなり、
とhは既に上記特願昭57−230080号明細書で述
べられているように、D=yOshlΔθ −1−(mλcmF )/ (2m!θ。)+m’At
kΔθ (1) h +g+ 2yo dn” (Δθ/2)+(tnλ
幽F)/(2血冨θe) −m’AcmΔθ (2) で求められる。
光に対してブラッグ条件を満足するように傾けられるの
で、第2図におけるD6とhすなわちX方向とy方向の
IDT11.12間の距離が定まれば2つのIDTの配
置は定まる。そして、上記2条件を満足するようなり、
とhは既に上記特願昭57−230080号明細書で述
べられているように、D=yOshlΔθ −1−(mλcmF )/ (2m!θ。)+m’At
kΔθ (1) h +g+ 2yo dn” (Δθ/2)+(tnλ
幽F)/(2血冨θe) −m’AcmΔθ (2) で求められる。
ここで、
Δθ−θ2−01
V=Zθ。−〇1
m t m’は整数
θ1.θ3はそれぞれIDTII、12の中心周波数に
おけるブラッグ角 θ。はクロスオーバー周波数におけるブラッグ角yoは
IDT 11の中心からA点までの距離。
おけるブラッグ角 θ。はクロスオーバー周波数におけるブラッグ角yoは
IDT 11の中心からA点までの距離。
MTSアレーが第1図のように3つ以上のIDTより成
る場合各々のIDTの配置はまずIDT 3とEDT4
の位置を前記(1)式と(2)式に従りて決定し、次K
IDT 4とIDT 5の位置を同様に決定し、然る後
にIDT 5とIDT 6の位置を同様に決定する。
る場合各々のIDTの配置はまずIDT 3とEDT4
の位置を前記(1)式と(2)式に従りて決定し、次K
IDT 4とIDT 5の位置を同様に決定し、然る後
にIDT 5とIDT 6の位置を同様に決定する。
第3図はかかるMT8アレーにおける各IDTの一般的
な周波数特性や一例を示す概略図である。41゜42.
43.44は第1図に示したIDT 3 、4 、5
、6の各々の周波a特性であシfA、f1fcはそれぞ
れEDT3とIDT 4 、 IDT 4とIDT 5
、 IDT 5とEDT 6のクロスオーツぐ一周波
数である。IDTの配置は、とれらの周波数f、、fB
、fcにおいて前述した条件(1)および(2)が成立
するように決定されている。ムとINはそれぞれIDT
3とIDT 5 、 IDT 4とIDT 6のクロ
スオーバー周波数である。かかるMTSアレーにおいて
は従来これらのクロスオーツヤ−周波数における回折光
の位相については考慮されていない。
な周波数特性や一例を示す概略図である。41゜42.
43.44は第1図に示したIDT 3 、4 、5
、6の各々の周波a特性であシfA、f1fcはそれぞ
れEDT3とIDT 4 、 IDT 4とIDT 5
、 IDT 5とEDT 6のクロスオーツぐ一周波
数である。IDTの配置は、とれらの周波数f、、fB
、fcにおいて前述した条件(1)および(2)が成立
するように決定されている。ムとINはそれぞれIDT
3とIDT 5 、 IDT 4とIDT 6のクロ
スオーバー周波数である。かかるMTSアレーにおいて
は従来これらのクロスオーツヤ−周波数における回折光
の位相については考慮されていない。
ところが1例えば周波数九においてSAWはEDT3゜
IDT 4 、 IDT 5の各々より励振されておプ
、主たる励振はIDT’ 4でなされるもののIDT
3 、 IDT 5から励振されたSAWの電力レベル
も無視できない。
IDT 4 、 IDT 5の各々より励振されておプ
、主たる励振はIDT’ 4でなされるもののIDT
3 、 IDT 5から励振されたSAWの電力レベル
も無視できない。
従って1周波数fDにおいてはIDT 3 、 IDT
4 。
4 。
IDT 5の各々よシ励振されたSAWによる回折光が
加えあわさることになるが、前述のようにIDTの配置
を決定した場合、一般にこれらの回折光の位相は揃わな
いため周波数九において回折効率の劣化が生じる。特に
、比較的狭い帯域幅で高い回折効率を得るために各々の
IDTの中心周波数を近接して設定した場合、この劣化
が顕著であることは既に述べた通シである。
加えあわさることになるが、前述のようにIDTの配置
を決定した場合、一般にこれらの回折光の位相は揃わな
いため周波数九において回折効率の劣化が生じる。特に
、比較的狭い帯域幅で高い回折効率を得るために各々の
IDTの中心周波数を近接して設定した場合、この劣化
が顕著であることは既に述べた通シである。
そこで1本発明においては、以上の如き中間に第2のI
DTをはさんだ位置にある第1のIDTと第3のIDT
とのクロスオーバー周波数における回折効率の劣化を防
ぐため、第1のIDTの振幅周波数特性における高周波
側第1トラツプと、第3のIDTの振幅周波数特性にお
ける低周波側第1トラツプが一致するように第1のID
T及び第3のIDTの周波数特性を設定する。更に、4
つ以上のIDTを用いたM′rSアレーの場合、相隣る
2つのIDT において、一方のIDTの第1トラツプ
と、他方のIDTの中心周波数が一致するようにすべて
のIDTの周波数特性を設定するのである。
DTをはさんだ位置にある第1のIDTと第3のIDT
とのクロスオーバー周波数における回折効率の劣化を防
ぐため、第1のIDTの振幅周波数特性における高周波
側第1トラツプと、第3のIDTの振幅周波数特性にお
ける低周波側第1トラツプが一致するように第1のID
T及び第3のIDTの周波数特性を設定する。更に、4
つ以上のIDTを用いたM′rSアレーの場合、相隣る
2つのIDT において、一方のIDTの第1トラツプ
と、他方のIDTの中心周波数が一致するようにすべて
のIDTの周波数特性を設定するのである。
第4図はかかる周波数特性の設定を第1図に示したMT
Sアレーに適用した場合の概略図である。
Sアレーに適用した場合の概略図である。
ところで第5図(a)に示したよう外交差幅や電極指幅
が各電極指部分によって変化しない、いわゆる正規型I
DTの周波数特性は第5図6)のような形となる。かか
るIDTにおける中心周波数/(e中心周波数から振幅
周波数特性における第1トラッグなる関係があることが
一般に知られている。ところが、本発明者らが実験した
結果、fcrΔ/、Nの間には厳密には c Δf = −(4) N−に なる関係があることがわかった。ここでkはf(2+N
によって決まる定数であシ、実験結果から0≦に≦0.
5である。−例として!(−400MHz 。
が各電極指部分によって変化しない、いわゆる正規型I
DTの周波数特性は第5図6)のような形となる。かか
るIDTにおける中心周波数/(e中心周波数から振幅
周波数特性における第1トラッグなる関係があることが
一般に知られている。ところが、本発明者らが実験した
結果、fcrΔ/、Nの間には厳密には c Δf = −(4) N−に なる関係があることがわかった。ここでkはf(2+N
によって決まる定数であシ、実験結果から0≦に≦0.
5である。−例として!(−400MHz 。
N=10対のEDTにおいて実験したところ、Δfは約
41 MHz 、 kは約0.2であった。
41 MHz 、 kは約0.2であった。
理論式(3)と本出願人らによる実験式(4)の間の相
違は次のように説明できる。第6図(a)は(3)式を
導くときに用いられる正規型IDTのインパルス応答の
概略図である。一般!c (3)式は、第6図(、)の
ような、IDTの電極指に対して一様な強度をもつイン
パルス応答をフーリエ変換し、周波数特性を求めて導か
れる。ところが、実際には、IDT端部の電極指は片側
にしか反対符号電極指がな(、IDT端部以外の電極指
は両側に反対符号電極指があるので、IDTのイン14
ルス応答の強度は全電極指に対して一様ではなく、第6
図(b)のように両端において若干減衰した形となると
考えられる。このように両端で強度が減衰したインパル
ス応答をフーリエ変換した周波数特性は、強度が一様の
イン・Iルス応答をフーリエ変換した周波数特性に比較
して若干帯域幅が広くなる。従って等測的にIDTの電
極指対数が若干減少したことになシ実験式(4)は理論
式(3)と異なる訳である。
違は次のように説明できる。第6図(a)は(3)式を
導くときに用いられる正規型IDTのインパルス応答の
概略図である。一般!c (3)式は、第6図(、)の
ような、IDTの電極指に対して一様な強度をもつイン
パルス応答をフーリエ変換し、周波数特性を求めて導か
れる。ところが、実際には、IDT端部の電極指は片側
にしか反対符号電極指がな(、IDT端部以外の電極指
は両側に反対符号電極指があるので、IDTのイン14
ルス応答の強度は全電極指に対して一様ではなく、第6
図(b)のように両端において若干減衰した形となると
考えられる。このように両端で強度が減衰したインパル
ス応答をフーリエ変換した周波数特性は、強度が一様の
イン・Iルス応答をフーリエ変換した周波数特性に比較
して若干帯域幅が広くなる。従って等測的にIDTの電
極指対数が若干減少したことになシ実験式(4)は理論
式(3)と異なる訳である。
さて、第1のIDTの振幅周波数特性における高周波側
第1トラツプと該第1のIDTに隣接して設けられた第
2のIDTの中心周波数を一致させるためには、条件 f*=fx+Δf! (5)(但し、fx
及びf:はそれぞれ第1のIDT及び第2のIDTの中
心周波数、Δf!は第1のIDTの中心周波数から振幅
周波数特性における第1トラツプまでの周波数帯域幅) を満足することが必要であシ、また、第1のIDTの中
心周波数と第2のIDTの振幅周波数特性における低周
波側第1ドラツグを一致させるためKは、条件 fx−fs−Δf倉 (6)(但し、
Δf2は第2のIDTの中心周波数から振幅周波数特性
における第1トラツプまでの周波数帯域幅) を満足することが必要である。
第1トラツプと該第1のIDTに隣接して設けられた第
2のIDTの中心周波数を一致させるためには、条件 f*=fx+Δf! (5)(但し、fx
及びf:はそれぞれ第1のIDT及び第2のIDTの中
心周波数、Δf!は第1のIDTの中心周波数から振幅
周波数特性における第1トラツプまでの周波数帯域幅) を満足することが必要であシ、また、第1のIDTの中
心周波数と第2のIDTの振幅周波数特性における低周
波側第1ドラツグを一致させるためKは、条件 fx−fs−Δf倉 (6)(但し、
Δf2は第2のIDTの中心周波数から振幅周波数特性
における第1トラツプまでの周波数帯域幅) を満足することが必要である。
実験式(4)を第1のIDT及び第2のIDTに適用す
ると、各IDTにおいてkの値は実際上はぼ同一とみな
し得るので、 (但し、Nl及びN、はそれぞれ第1のIDT及び第2
のIDTの電極指対数) が導かれるが、これらを(5)式に適用してf雪=/l
(1+ 、 ) (8)Nl−k が導出される。また(7)式を(6)式に適用して導出
し要式 と(8)式を組合せることにより N3窩Nt+1 (10が導かれる。
ると、各IDTにおいてkの値は実際上はぼ同一とみな
し得るので、 (但し、Nl及びN、はそれぞれ第1のIDT及び第2
のIDTの電極指対数) が導かれるが、これらを(5)式に適用してf雪=/l
(1+ 、 ) (8)Nl−k が導出される。また(7)式を(6)式に適用して導出
し要式 と(8)式を組合せることにより N3窩Nt+1 (10が導かれる。
以上述べたように、第4図に示したような周波数特性を
実現するためには、第1図に示したMT8アレーにおい
て隣接して配置された第1のIDTと第2のIDTの夫
々の中心周波数、h及びfx、と電極指対数N1及びN
、を(8)式及び01式、即ち(但し、O≦に≦0.5
) 及び N、=N、+1 をほぼ満足するように設定すればよい。
実現するためには、第1図に示したMT8アレーにおい
て隣接して配置された第1のIDTと第2のIDTの夫
々の中心周波数、h及びfx、と電極指対数N1及びN
、を(8)式及び01式、即ち(但し、O≦に≦0.5
) 及び N、=N、+1 をほぼ満足するように設定すればよい。
以上第1図に示したような4つのIDTより構成された
MTSアレーを例にとり本発明の詳細な説明したが、本
発明の適用はこの例に限られるわけではない。
MTSアレーを例にとり本発明の詳細な説明したが、本
発明の適用はこの例に限られるわけではない。
IDTの数は3つ以上であれば、いかなる数を用いても
、隣接して配置された2つのIDTの中心周波数と電極
指対数が前記(8)式とα9式をほぼ満すものであれば
本発明の実施態様と見なすことができる。
、隣接して配置された2つのIDTの中心周波数と電極
指対数が前記(8)式とα9式をほぼ満すものであれば
本発明の実施態様と見なすことができる。
また、IDTの配置は、電気的位相推移回路を除去する
ために提案された式(1)及び式(2)の配置を用いる
ものとして実施例を説明した・が、このような配置によ
らず電気的位相推移回路を用いるようにIDTを配置し
た場合においても本発明の適用は可能である。
ために提案された式(1)及び式(2)の配置を用いる
ものとして実施例を説明した・が、このような配置によ
らず電気的位相推移回路を用いるようにIDTを配置し
た場合においても本発明の適用は可能である。
以上説明したように本発明によれば、間に1つのトラン
スデューサーをはさんで位置する2つのトランスデュー
サーのクロスオーバー周波数においても回折効率が落ち
ず、全動作周波数帯域において一様な回折効率を達成で
きるトランスデューサーアレーが得られる。
スデューサーをはさんで位置する2つのトランスデュー
サーのクロスオーバー周波数においても回折効率が落ち
ず、全動作周波数帯域において一様な回折効率を達成で
きるトランスデューサーアレーが得られる。
第1図はMTSアレーを用いた光導波型AO装置の概略
図、第2図は相隣るIDTのクロスオーバー周波数にお
ける導波光の回折を示す概略図、第3図は、従来のMT
SアレーのIDTの周波数特性、第4図は本発明の一実
施例におけるMTSアレーのIDTの周波数特性を示す
概略図、第5図(轟)は、正規型IDTの形状を示す概
略図、第5図伽)は該IDTの周波数特性を示す図、第
6図(IL)は該IDTの従来より考えられているイン
パルスレスポンスを示ス概略図、第6図(b)は、ID
T端部での振幅の減少を考慮した該IDTのインパルス
レスポンスを示す概略図である。 1・・・光導波路、2・・・入射光、3,4,5.6・
・・IDT。 7・・・SAW、8・・・回折光、9・・・非回折光、
11 、12・・・IDT、13.14・・・SAW、
15・・・回折光、16゜17・・・入射光、41,4
2,43,44,51.52.53゜54・・・IDT
の振幅周波数特性。
図、第2図は相隣るIDTのクロスオーバー周波数にお
ける導波光の回折を示す概略図、第3図は、従来のMT
SアレーのIDTの周波数特性、第4図は本発明の一実
施例におけるMTSアレーのIDTの周波数特性を示す
概略図、第5図(轟)は、正規型IDTの形状を示す概
略図、第5図伽)は該IDTの周波数特性を示す図、第
6図(IL)は該IDTの従来より考えられているイン
パルスレスポンスを示ス概略図、第6図(b)は、ID
T端部での振幅の減少を考慮した該IDTのインパルス
レスポンスを示す概略図である。 1・・・光導波路、2・・・入射光、3,4,5.6・
・・IDT。 7・・・SAW、8・・・回折光、9・・・非回折光、
11 、12・・・IDT、13.14・・・SAW、
15・・・回折光、16゜17・・・入射光、41,4
2,43,44,51.52.53゜54・・・IDT
の振幅周波数特性。
Claims (1)
- (1)光導波路上に複数の正規型弾性表面波トランスデ
ューサーを形成してなる弾性表面波トランスデューサー
アレーにおいて、隣接する任意の2つのトランスデュー
サーがほぼ以下の条件を満足することを特徴とする、弾
性表面波トランスデューサーアレー: (i)f_2=f_1(1+1/(N_1−k))(i
i)N_2=N_1+1 但し、f_1及びN_1はそれぞれ一方のトランスデュ
ーサーの中心周波数及び電極指対数であり、f_2及び
N_2はそれぞれ他方のトランスデューサーの中心周波
数及び電極指対数であり、kは0〜0.5の定数である
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3740985A JPS61198135A (ja) | 1985-02-28 | 1985-02-28 | 弾性表面波トランスデユ−サ−アレ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3740985A JPS61198135A (ja) | 1985-02-28 | 1985-02-28 | 弾性表面波トランスデユ−サ−アレ− |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61198135A true JPS61198135A (ja) | 1986-09-02 |
Family
ID=12496723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3740985A Pending JPS61198135A (ja) | 1985-02-28 | 1985-02-28 | 弾性表面波トランスデユ−サ−アレ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61198135A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01178935A (ja) * | 1987-12-29 | 1989-07-17 | Fuji Photo Film Co Ltd | 光偏向装置 |
JPH01178936A (ja) * | 1987-12-29 | 1989-07-17 | Fuji Photo Film Co Ltd | 光偏向装置 |
-
1985
- 1985-02-28 JP JP3740985A patent/JPS61198135A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01178935A (ja) * | 1987-12-29 | 1989-07-17 | Fuji Photo Film Co Ltd | 光偏向装置 |
JPH01178936A (ja) * | 1987-12-29 | 1989-07-17 | Fuji Photo Film Co Ltd | 光偏向装置 |
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