JPS61197522A - 脂質組成物 - Google Patents

脂質組成物

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JPS61197522A
JPS61197522A JP4007585A JP4007585A JPS61197522A JP S61197522 A JPS61197522 A JP S61197522A JP 4007585 A JP4007585 A JP 4007585A JP 4007585 A JP4007585 A JP 4007585A JP S61197522 A JPS61197522 A JP S61197522A
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JP
Japan
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dolichol
formula
general formula
compound
pharmacologically acceptable
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JP4007585A
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English (en)
Inventor
Sakirou Kimura
聰城郎 木村
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Publication date
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は脂質組成物に関し、さらに詳しくは一般式 (式中、 −CH2−C二C−CH雪−はトランスーイ
ソプレH3CH レンム位であり、nFi1z〜18の整数を表わす)で
示される化合物および/iたはその薬理学的に許容され
るエステルを特定量含有する脂質組成物に関する。
本発明によって提供される脂質組成物は、生体内の種々
の生理機能に関与しかつ医薬としても注目されている一
般式(1)で示される化合物および/またはその薬理学
的罠許答されるエステルの消化管吸収性を高め、仕口投
与を可能にするものである。
〔従来の技術〕
1960年K J、F、 Pennock  らニヨッ
テヒトノ腎臓、ブタの肝臓などから初めてドリコールが
単離され(N’ature (London) a  
186 & 470(1960)参照〕、のちに該ドリ
コールは前記一般式(1)で示される構造を持つポリプ
レノール同族体の混合物でろって、上記式中のシス−イ
ソグレア単位の数(n)は一般に12から18まで分布
しo n =14 &n=tsおよびn=16の3種の
同族体が主体となっていることが明らが圧された〔分子
構造に関L テld J 、 Burgosら、Bio
chem、Journal、 88.470(1963
)、 同族体分布に関してはR,W、 Keenanら
、  Riochem、 Journal、 16L 
405(1977)を参照のこと〕0 また、ドリコールはヒトの腎臓、ブタの肝臓表とに限ら
ず、1乳動物体内に広く分布しており。
生体の生命維持のうえで極めて重要な機能を果している
ことが知られている。とくに、ドリコールは生体内にお
ける糖蛋白質合成に際して、その糖鎖合成を行うための
細胞内の糖成分キャリアーとしてf[要な役割を果すこ
とが明らかKされ(F、W。
HHemmln、 Biochem、 Soc、 Tr
ans、、 11.497(1983)参照〕。まな細
胞の分化、増殖が活発に起っている段階において、細胞
形成に必須成分となる糖蛋白質を合成するための律速因
子として機能することが報告されティる( W、 J 
、 Lennarz、 Proc、Natio−nal
 Academy of 5cience、 U、S、
A、、  7L 5709(1979)オよびJ、B、
Harford、 Biochem、 Biophys
Res、 Communl、 7L 1036(197
7)参照〕。
一方、ドリコールを積極的に生体内に投与し。
その薬理的効果を調べる研究も行われるようKなシ、最
近、浦部品夫らは生体内圧投与したドリコールが造血幹
細胞の分化増殖を有効に促進する作用を有することを認
メ(Experimental Hematology
、口、438(1984)参照〕、さらにヒトまたは動
物の造血機能を高める薬剤として有用であることを見出
した〔特願昭59−132945号参照〕0しかしなが
ら、ドリコールは一般式(1)で示されるように分子量
が約1,000またはそれ以上とかなり大きく、かつ極
性基としてα−末端にヒドロキシル基しか有さす、極度
に非水溶性であシ、経口投与されたとしても消化管から
生体内へは極めて吸収され難い。J K、 Kelle
rらは、トリテクム標識されたドリコールをトリオレイ
ン〔後述の一般式(II) においてB1. R2およ
びRsが表わす脂肪酸残基の炭素数がそれぞれ18であ
る化合物〕K溶解し、これを脱脂粉乳を用いて水に乳化
し、その乳濁液をラットの冑の中ヘゾンデ注入し、その
生体内吸収性を追跡した結果、ドリコールは実質的に生
体内圧吸収されなかったと報告している( Journ
al  of Biological Chemist
ry、 257.8985(1982)参照〕。また、
 T、Chojnackiらは、一般式(1)において
nが15でめるドリコール(IQ)を卵黄レシチン(2
5111F)および0.9−食塩水(8#l/ )とと
もに超音波処理し、得られた乳濁液をラットの冑の中ヘ
ゾンデ注入し、その生体内吸収性および各臓器への移行
性を調べた結果、ドリコールの体内吸収は極めて少なく
、大部分が胃または小腸から吸収されずにそのまま回収
されたと報告している( Journal  of B
iological Chemistry。
zs8,916(1983)参照°〕。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のとおり、一般式(1)で示される化合物(すなわ
ちドリコール)は優れた薬剤であるにもかかわらず、そ
の消化管からの生体内吸収が殆んど認められておらず、
経口投与形態をとシ得ない薬剤であることが知られてい
る。
しかして1本発明の目的は、一般式(I)で示される化
合物の消化管から生体内への吸収を可能にし、これによ
って一般式(1)で示される化合物を1口投与形態をと
り得る薬剤として提供するKめる0 〔問題点を解決するための手段〕 本発明によれば、上記の目的は、一般式(1)で示され
る化合物および/またはその薬理学的に許容されるエス
テル、一般式 %式% (式中 11.11およびR3は同一または異なシ。
それぞれ炭素数3〜lOの脂肪酸残基を表わす)で示さ
れる化合物ならびに薬理学的に許容される非イオン系界
面活性剤から成る組成物であシ、該一般式(1)で示さ
れる化合物および/またはその薬理学的に許容されるエ
ステル、一般式(n)で示される化合物ならびに薬理学
的に許容される非イオン系界面活性剤の重量比が1対(
1〜100)対(2〜10)の範囲であることを#微と
する脂質組成物を提供することによって達成される。
一般式(りで示される化合物(すなわちドリコール)は
前述のととく哺乳動物の臓器から抽出することにより得
ることかで龜[例えば、 J、Burgosら、Bio
chem、 Journal、  $3.470(19
63); R。
W、 Keenanら、Biochem、 Journ
al、  165. 405(1977)等参照〕、ま
た。米国ジグ−r (Stgma)イチョウ(Gink
go biloba ) 、 と−tラヤスギ(Ced
rusdeodara )などの植物の葉から抽出され
るポリプレニル画分をCs伸長することにより多量かつ
純粋に合成することもできる。ドリコールは哺乳動物体
内ではnの値に関して12から181で分布して存在す
るが1本発明において一般式(f)で示される化合物を
用いる場合、#化合物は生体内におけるとほぼ同様の分
布を有する混合物として、または2棟もしくはそれ以上
の任意の割合の混合物として使用することができ、或い
はさらに必!!に応じて1分子量ごとに単離して使用す
ることも可能でるる。分子量ごとの単品への分離は例え
ば上記#I開昭58−83643号公報に記載されてい
るよりにシリカゲルカツムクロマトグ2フィーによって
行うことができる@ 一般式(1)で示される化合物の薬理学的に許容される
エステルとしては1例えば、酢酸、プロピオン酸などの
低級脂肪酸のエステル;パルミチン酸、オレイン酸など
の高級脂肪酸のエステル;リン酸、モノマンノシルホス
フェートなどのエステルなどが挙げられる。これらのエ
ステル類の合成は従来から知られている高級アルコール
をエステル化するそれ自体公知の方法に準じて実施する
仁とが:cきる〔例えばり、L、 Danilov a
nd T、 Chojnacki 。
FEBS Latters、 131.310(198
1) ; 4?開昭58−83643号公報;特開FI
B59−62599号公報など参照〕。例えば、ドリコ
ールをヘキサン溶媒中ピリジンの存在下に無水酢酸と反
応させることによシ容易にドリコールの酢酸エステルを
得ることができる。
鋳記一般式(1)て示される化合物及びその薬理学的に
許容される°エステルを以下特にことわらない限り「ド
リコール類」と総称する。
一般式(n)で示される化合物はトリアジルグリ七ロー
ルとして知られる化合物でめシ、該一般式(II)にお
いて脂肪酸残基を表わすR1,R2およびRs′の種々
の組合わせの化合物は広く自然界に存在する0また。一
般式(U)で示される化合物は合成的手法によっても得
ることができる〔例えば。
WeatherbyらJ、Am、Chem、Soc、、
 47.2249(1925)参照〕〇一般式(II)
においてR1,R鵞およびR3は同一または異なシ、そ
れぞれ炭素数3〜lOの脂肪酸残基、好ましくは炭素数
4〜8の脂肪酸残基を表わす0ここて、脂肪酸残基とは
脂肪酸の水駿基部分を脱離させた*bの基を意味し1例
えば基(オレイン酸残基)などである。一般式(II)
で示される化合物を以下%にことわらない限シ「トリア
シルグリセロール類」と総称する。
トリアジルグリセロール類の脂肪eR浅基の炭素数はド
リコール類の消化管からの生体内への良好中 な吸収を可能としかつその吸収を持続させる重要な因子
となり、目的とする脂質組成物を得るためKはトリアジ
ルグリセロール類の脂肪rR3!!基の炭素数は3〜1
00範囲、好ましくは4〜8の範囲であることが必要で
ある。該脂肪酸残基の炭素数がlOを越える場合には1
例えばR,K、 Kellerらが報告しているように
、ドリコール類のトリアジルグリセロール類への溶解性
が高くなりすぎるためにドリコール類の消化管からの吸
収性が低くなる。また、脂肪酸残基の炭素数が小さくな
シすぎるとドリコール類のトリアジルグリセロール類へ
の溶解性が小さくなり、均一な脂質組成物を得ることが
難しい傾向にある大め、該炭素数は3以上。
特に4以上でるることが好ましい。
本発明の脂質組成物におけるトリアジルグリセロール類
の組成比率はドリコール類の消化管からの生体内吸収を
良好にするうえで重要な因子となる。トリアジルグリセ
ロール類のドリコール類に対する比率が小さすぎる組成
物の場合には該ドリコール類の消化管埒1らの生体内へ
の吸収性が不良であり、また縦比率が大きすぎる組成物
の場合には該ドリコール類が希釈されすぎており、いず
れも好ましい組成物ではない0かかる観点から、トリア
ジルグリセロール類とドリコール類との組成比率(重量
比)は1対1〜100対1の範囲であることが必要でめ
る0 薬理学的に許容される非イオン系界面活性剤としては1
例えば1次の一般式で示される化合物を挙げることがて
きる0 H 〔上記式中、Rは炭素数lO〜18の飽和ま六は不飽和
の脂肪酸残基を表わし、一般式(III)中のm−m”
、 m”およびm4の和、一般式(F/)中のms、 
msおよびm7の和ならびに一般式(V)中のm8の平
均値はそれぞれ約20である〕 上記の一般式CM)〜(■)で示される化合物は。
例えば、ソルビトールを硫改なとの鉱酸で処理して分子
内脱水させたのち、使用したソルビトール1モルに対し
て炭素数10〜18の飽和または不飽和の脂肪酸を約1
〜2モル加え、水酸化ナトリウムなどのアルカリの存在
下にエステル化することKよシ製造される。これら一群
の化合物は一般にスパンとして知られる。t+、このス
パンを酸化エチレンで処理することによ)一般式(ff
i)〜(V)で示される化合物が製造される。これら一
群の化合物は一般にポリソルベートtCはツインとして
知られる。
本発明の脂質組成物における上記の非イオン系界面活性
剤の組成比率はトリアジルグリセロール類の組成比率と
同様にドリコール類の消化管からの生体内吸収を良好に
するうえで重要な因子となる。非イオン系界面活性剤の
ドリコール類に対する比率が小さすぎる組成物の場合に
はその内容が不均質で69.ドリコール類の消化管から
の生体内への吸収性が不良となり、ま六該比率が大きす
ぎる組成物の場合には配合される非イオン系界面活性剤
が°薬理学的に許容される安全性の高いものとはいえ、
多量に生体内に投与される結果、生体に及ぼす影響が大
きくなり、いずれも好ましい組成物ではない。かかる観
点から、薬理学的に許容される非イオン系界面活性剤と
ドリコール類との組成比率(重量比)は2対1〜10対
lの範囲であることが必要である。
本発明の脂質組成物は1例えば、ドリコール類の1重量
部にトリアジルグリセロール類の1〜100重量部を加
えて攪拌混合し、ついでこの混合物に薬理学的に許容さ
れる非イオン系界面活性剤の111または2種以上を2
〜10重量部加えて混合することKよシ製造される。混
合操作に要する時間はそれぞれ約1分間〜24時間、好
ましくは約1分間〜lO時間、さらKt!fましくは約
1分間〜5時間である。ドリコール類とトリアジルグリ
セロール類との混合は両者を有機溶媒に溶解して行うこ
ともできる。有機溶媒としてはドリコール類とトリアジ
ルグリセロール類の両者を溶解し得る溶媒であればいず
れも使用可能であり1例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘ
プタン、オクタン。
イソオクタン、シクロヘキサンなどの炭化水素系溶媒;
エタノール、プロパツール、メトキシエタノール、エト
中ジェタノールなどのアルコール系溶媒;酢酸メチル、
酢酸エチル、酢酸プロピル。
プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、プロピオン
酸プロピルなどのエステル系溶媒;アセトン、メチルエ
チルケトン、ジエチルケトン、シクロペンタノン、シク
ロヘキサノンなどのケトン系溶媒;ジエチルエーテル、
ジイソプロピルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン、ジメト中シエタンなどのエーテル系溶媒;四塩化
炭素、クロロホルム、ジクロロメタン、テトラクロo 
Z pン、?)9クロロエチレン、トリク關ロエチレン
などのハロゲン化炭化水素系溶媒などを挙げることがで
きる。これらの有機溶媒は単独でまたは2種以上を混合
して用いることができる。溶解混合の操作は約0〜10
0℃の温度範囲で行うことができるが、環境温度で行う
のが簡便である。この操作は通常、ドリコール類および
トリアジルグリセロール類を別個に有機溶媒に溶解し、
ついで両者を混合する仁とKよ〕行われるが、ドリコー
ル類およびトリアジルグリ七μmル類の粗浪合物に有機
溶媒を加え、溶解および混合の操作を同時に行うことも
可能である。ドリコール類とトリアジルグリセロール類
とを有機溶媒中に溶解混合したのち、この混合液から該
有機溶媒を留去させることKよりドリコール類とトリア
ジルグリセロール類との均質混合物を得ることができる
。有機溶媒が薬理学的に許容される非イオン系界面活性
剤を溶解する場合には、上記の混合液に該非イオン系界
面活性剤の1種または281以上を加えて攪拌混合し、
得られた混合液から有機溶媒を留去させることによシト
リコール類とトリアジルグリセロール類および薬理学的
に許容される非イオン系界面活性剤との均質混合物を得
ることができる。ドリコール類、トリアジルグリセロー
ル類および薬理学的に許容される非イオン系界面活性剤
の3者を溶解し得る有機溶媒としては前述の炭化水素系
溶媒、アルコール系溶媒、エステル系溶媒、ケトン系溶
媒、ハロゲン化炭化水素系溶媒などを挙げる仁とができ
る。また、ドリコール類とトリアジルグリセロール類と
の均質混合物に薬理学的に許容される非イオン系界面活
性剤の1種まfCは2種以上を加えて、これら3者の均
質混合物を得る場合には、その操作は上記のドリコール
類とトリアジルグリセロール類との均質混合物を得る場
合の操作と同様にして行うことができる。上記の溶解混
合の操作は攪拌下または無攪拌下に行われ、またドリコ
ール類およびトリアジルグリセロール類の分解を防ぐ目
的で減圧下に行うことが好ましい。
減圧度は約200〜0.001日HP、好ましくは約1
00〜O,l dl(rの範囲が採用される。温度範囲
は用いる減圧度にもよるが、約0〜lOO℃の範囲が好
ましい。有機溶媒の留出時間は採用する条件にもよるが
、約10分間〜48時間、好ましくは約10分間〜10
時間である。
上記の操作によシトリコール類の1を置部。
トリアジルグリセロール類の1〜100重量部および薬
理学的に許容される非イオン系界面活性剤の2〜1ol
iL部からなる脂質組成物が製造される0 本発明の脂質組成物はそのまま薬剤として経口投与する
ことが可能であり、また乳化液とじ六のち経口投与に供
することもできる。乳化液は本発明の脂質組成物に水を
加えるか、または水に本発明の脂質組成物を加えて攪拌
することKより得られる。水としては通常、蒸留水また
は脱イオン水が使用されるが、必要に応じて、リチウム
、ナトリウム、カリウム、カルシウムなどの金属;アン
モニア;フッ素、塩素、臭素、:Iつ素などのハロゲン
原子;硫酸、リン酸などに起因するイオン類を含有する
水を使用することもできる。1+水として生理食塩水i
六は緩衝液なども使用される。
攪拌は回転翼を用いて機械的に行うか、ま六は約20〜
l OQ KHzの振動数と約100〜2,50 GW
 O強さを有する超音波による振動によシ行うのが好適
である。また、直径約0.1〜lam程度のガラスピー
ズなどの存在下”17’Eは非存在下にポルテックス型
ミキサーで攪拌する方法も好適な結果を与えるO 以上の操作は、ドリコール類の化学安定性のため、必要
に応じ、酸素を遮断しな系内で行うか、系内に既存の酸
化防止剤1例えばα−トコフェロ−ルなどを存在させて
行うことが可能である。
〔実施例〕
以下に、実施例によって本発明を観明するが。
本発明はこれらKよって限定されるものではない。
参考例1(ドリコールの合成) 特開昭58−83643号公報に記された方法に準じて
合成した。11月に倉敷市内で採取した黄葉しfc銀杏
の葉100kt(未乾燥重量)を約40℃で10時間熱
風乾燥し念のち、室温(約15℃)でクロロホルム80
ol中に浸漬して1週間抽出した。この抽出液からクロ
ロホルムを留去して得大濃縮物中にヘキサン501を加
えて不溶性成分をP別し、F液を濃縮後、ヘキサン/酢
酸エチル混合液を展開溶剤として用いたシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーにより、ヘキサン/酢酸エチル=
9/1 (容量比)の混合液を用い九シリカゲル薄層ク
ロマトグラフィー(メルク社製TLCplate 5i
lica 60 F254 、 precoatad 
、層厚0.25mを使用して1051展開)においてR
f=0.52となるフンクションを分離して約275t
の液状物を得大。
仁のものをメタノール21.水20017および水酸化
カリウム150fと共に2時間65℃に加熱したのちへ
キサン21を加えて有機層を抽出し。
水で5回水洗し大あと無水@E酸マグネシウムで乾燥し
、溶剤を留去して得九液状物をヘキサン/酢酸エチル混
合液を展開溶剤として用いたシリカゲルカラムクロマト
グツフィーによりnatして、約2272のポリプレノ
ールを得大。次いで、このものをピリジン25?および
無水酢酸509と共に51のヘキサンに溶解し、室温で
12時間攪拌した。得られ穴反応混合物を飽和食塩水で
洗浄し。
無水硫酸マグネシウムで乾燥し大のちaJIして228
fのポリプレニル7七テートを得た。
アルコン置換した三つロフシスコに−z クネシウム細
片(3,16f、 l 3 Qmmol )と無水テト
ラヒドロフラン(5d)および1.2−ジブロモエタン
(0,8m1)を入れ、これをドライヤーで激しく泡立
つまで加熱した。次K (R) −2−(4−プロモー
3−メデルプトキシ〕−テトラヒドロ−2H−ピラン(
25t、 l f &  l OQmmol、  (α
)y=−a、al’5C=4.0.CHα3) O無水
f ) 、F ヒI’ o 75 ン(30d)溶液を
、この活性化されたマグネシウムに溶媒が丁度沸騰する
ような速さで滴下した。滴下終了後仁の混合物を70℃
にて15分間攪拌した◎これに無水テトラヒドロフラン
(600517)を加えてグリニヤール溶液とし六〇 別にアルゴン置換した3つロフシスコに先に作成したポ
リプレニルアセテートC64,2℃% 50mmol 
)の無水テトラヒドロフラン(150aj)溶液とLi
zCuα4の無水テトラヒドロフラン溶液(0,1−v
−ル溶液、200d)を入れた。これに先に調製したグ
リニヤール溶液を0℃で4時間かけて滴下し、さらKO
℃で4時間反応を続けた。そののち、この反応混合物に
飽和塩化アンモニクム水を加えて加水分解し、エーテル
抽出した0工−テル層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸
マグネシラムで乾燥したのち回転蒸発器を用いて溶媒留
去して淡黄色欲状物を得た。次いでこのものをヘキサン
(400d”)に溶かし、これにp−)ルエンスルホン
酸ピリジン(1,3fs 5mmol)とエタノール(
200a/)を加えた。この溶液を55℃で3時間加熱
攪拌した。室温に冷却後、炭酸ナトリウム(2,5?)
を加えて中和し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥し、溶媒を留去しな。残った液状物を0.
5 Torr、 150℃で30分間加熱して低沸成分
を除去し、残渣をへ午サン/酢酸エチル混合液を展開液
としたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによシ精製
して56.8Vの無色透明な液状物を得た。このものは
IRおよびNMR分析によシ先述の一般式(1)で示さ
れるドリコールでるることが確認された。このドリフ−
k K ライ? p −Bondapak −Cts 
(CuIの炭化水素系化合物で表面処理され次シリカゲ
ル)を充填剤とし、アセトン/メタノール=90/l 
O(容量比)を展開液とし、示差屈折計を検出器として
用いた高速液体クロマトグラフィーによシ得られたクロ
マトグラムにおける各ピークの面積比率を求め、一般式
(1)Kおけるnの値に関する含量比とし、以下に記す
0 n=12     1.2チ 13    6.7 14   26.6 15   40.4 16   20.0 17     5.9 18    1.2 参考例2 参考例1の方法によシ合成した一般式(1)においてn
=12から18までに分布するドリコール10Fをメル
ク社製セミ分取用高速液体クロマトカラム(C18タイ
プ)RP18−10を用い、アセトン/メタノール=9
0/I O(容量比)の混合浴 □剤を展開液2パ□い
、、。値ごと。各成分よ分 1離し以下のものを得た。
n=12   0.lF             ’
13   0.65F n=14     2.6f 15     4.0f 16     1.9f 17     0.6F 18     0.1? これらの分離物は全てIH−NMR,”C−NMRおよ
びFD−MA88分析の結果によシ、一般式(1)にお
いてnの値がそれぞれ12か°ら18にあたる化学構造
を有することが確認され大。
参考例3(りン駿エステル化) L、 L、 Dantlovらの方法(FEBS Le
tt@rs 、  131巻、31O頁、1981年)
K準じて行つ一1F、。
オキシ三塩化リン(1,92aj)のへキサン(75−
)溶液にトリエチルアミン(2,87aJ)を加え攪拌
したのち、室温で、参考例1で合成したドリコール(5
f)のヘキサン(75aj)溶液を滴下し、30分間攪
拌した。反応液をアセトン/メタノール/水=88/I
 O/2 (容量比)の混合液中に注ぎ、室温で一夜攪
拌後、分液ロートに入れ。
上層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去し、得られ大黄色液
状物をDEAE−セルロース(酢酸エステル型セルロー
スイオン交換体、 3. s am idx 12国)
を用い、クロロホルム/メタノール=271(容量比)
の混合液に少量の酢酸アンモニウムを加えた液を展開液
としたカラムクロマドグ2フイーによりドリコールリン
酸エステルを含むフックジョンを得た。次いで、このも
のをS@phadex LH−20(デキスト2ンゲル
、409)を用い、クロロホルム/メタノール=2/l
 (容量比)ヲ展開液としたグル口過によシ酢酸アンモ
ニウムを除去し、得られ大溶液を濃縮してドリコールリ
ン酸エステル(3,Of)を得な。このものをN M 
R9−7、えよ。う□□−一、。−Cす2゜Hよ、いオ
起因するシグナル(δ=3.90)が認められた以外は
原料とほぼ同じシグナルが認められた◇このことから、
この化合物がドリコールリン酸エステルでるることが確
認された。
参考例4(酢酸エステル化) 参考例1で得られたドリコール(13,IP、  t。
mmol )を無水塩化メチレン(loom/)K溶解
し、ピリジン(3,2f、40mmol)および4−ジ
メチルアミノピリジン(soot)を加えて水冷下攪拌
しながら無水酢酸(2,04F、2Qmmol)を滴下
した。室温で30分間攪拌後、氷水中に注ぎ。
塩化メチレンで抽出した。有機層を希塩酸水および水で
洗浄したのち無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に
溶媒を留去し、黄色液状物を得次。
このものをヘキサン/酢酸エテル=99/l(容量比)
を展開液として使用し次シリカゲルカ2ムクロマトグ2
フィーによシ精製して無色透明な液状物(12,2F)
を得六〇仁のものをNMR分析したところ、原料ドリコ
ールの−C)IzOHK起因す〇 るシグナル(δ−3,66)が消失し、−C)izOc
cHs オ璽 よび−CHzOCCHs K起因するシグナル(δ= 
4.04および1.97)が認められ穴以外は原料とは
埋同じシグナルが認められた。IR分析により以下の結
果を得た。
3030、 2950.2910. 2845. 17
40゜1660、 1440.1370. 1230.
 1020゜830crR″1 以上のことから、このものがドリコール酢酸エステルで
あることが確認された。
参考例5(パルζチン酸エステル化) 参考例1で得られ六ドリコール(1,31F、1mmo
l ) を無水ジエチルエーテル(2aj)K溶解し、
ピリジン(80”l & l m mol )を加えて
室温で攪拌しつつパルζテン酸クロリドC275119
,1mmol)を加えた03時間攪拌後水中に注ぎジエ
チルエーテルで抽出し、希塩酸水および水で洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去して
1.4Fの黄色液状物を得た。このものをへ午サンを展
開液としたシリカゲルカツムクロマトグ、2フィーによ
り精製し無色透明な液状物1.32を得大0このものを
NMR分析したところ。
原料ドリコールの−CHzOHK起因するシグナル(δ
−3,66)が消失し、−Cリドo−c−an雪(C小
鳥−一に起因するシグナル(δ=4.04及びδ=1.
28)が認められた。IR分析により以下の結果を得た
◇IR分析:3040. 2970. 2935.28
60゜1740、 1665. 1450. 1380
. 1170゜835cm−’ 以上のことから、このものがドリコールパルミチン酸エ
ステルであることが確認された。
実施例1− 参考例1で得たドリコール20叩を容積100dのナス
型フラスコにとシ、ついでア七トンlOdを加えて溶解
した。この溶液にトリブチリン((C5HyCOO)、
 −Cskh 、東京化成工業■製)1.Ofを加え、
約5分開光分混和した。このナス型フラスコを予め雰囲
気を窒素ガスで置換しておいたロータリーエバポレータ
ーに堆付け、水流アスピレータ−減圧下、約40℃でア
七トンを留去させた。
フラスコ系内を窒素ガス雰囲気下に常圧に戻し。
該フラスコをロータリーエバポレーターカラ取外し、つ
いで真空ポ・ンプを用いて約0.1■Htの減圧下に室
温で約1時間を要して残存クロロホルムを完全rC留去
させ、ドリコールとトリブチリンの均一組成物を得た。
ついで、この組成物にζan −80〔一般式CI)〜
(V)で示される化合物の混合物;一般式(111)中
のml、m”、m”およびm4の和。
一般式(fl/)中のm’、m’およびm7の和ならび
に一般式(V)中のm8の平均値はそれぞれ約20でメ
ジ。
かりRはそれぞれオレイン酸残基である;東京化成工業
■製) s o myを溶解した蒸留水50auを加え
、水冷下に超音波攪拌装置(大岳製作所製、振動数20
 KHz 、出力100W)を用いて約5分間攪拌する
ことによ〕、乳化液を得た。
消化管におけるドリコールの吸収試験 Wistar系雄性ラット(体重180〜240?)を
ネンプタール麻酔下に開腹し、小腸の上端及び下端を結
紮した。胆汁を常に体外へ導出させた0結紮小腸に上記
の方法によシ調製した乳化液5dを注入し、1時間経過
後に小腸を摘出し、小腸内容物および消化管組織中のド
リコールをFolchらの方法に従って抽出しく J、
 Biol、 Chem、、 226.497(195
7)参照〕、高速液体クロマトグラフィーにより定量し
た。注入量からの減少量を消化管による吸収量とし大。
1時間当りのドリコールの吸収率を平均値士標本誤差で
表記すれば、18.0±2.2% (n=4 )でめっ
た。なお、nは試験に供したラットの因数を表わす。
実施例2 実施例Iにおいてトリブチリン1.Otの代りにトリカ
ブIJ 17 ン((C7HISCOO)、−CsHs
、東京化成工業■J11]1.OFを使用した以外は同
様の操作を行い、乳化asoa/を得た0得られた乳化
液について実施例IK示したと同様の方法で消化管にお
けるドリコールの吸収試験を行った結果、1時間当りの
ドリコールの吸収率は16.4±1.41(rl=3)
であった。
参考例6 実施例Iにおいてトリブチリン1. Ofの代シにトリ
オレイン((CtyHuCOO)、 −CsHs 、 
 東京化成工業@製]1.Ofを使用し九以外は同様の
操作を行い、乳化液50m/を得た。得られた乳化液に
ついて実施例1に示したと同様の方法で消化管における
ドリコールの吸収試験を行つな結果、1時間当シのドリ
コールの吸収率は11.8±1.0%(n=7)であり
、実施例1ま九は実施例2において得られた乳化液に比
べて有意にドリコールの吸収性が低かった(危険率p<
o、os)。
実施例3 実施例1において参考例1で得九ドリコール20 Qの
代りに参考例2で得た一般式(1)においてn=15で
あるドリコール20叩を用いた以外は同様の操作を行い
、乳化液50g17を得な。得られた乳化液について実
施例IK示したと同様の方法で消化管におけるドリコー
ルの吸収試験を行った結果% 1時間当りのドリコール
の消化管吸収性は実施例IKおけると同程度に良好であ
った。
実施例4 実施例Iにおいて蒸留水の代シに局方生理食塩水を使用
した以外は同様の操作を行い、乳化液59ajを得た。
得られた乳化液について実施例1に示し次と同様の方法
で消化管におけるドリコールの吸収試験を行った結果、
1時間当りのドリコールの消化管吸収性は実施例IKお
けると同程度に良好であった。
実施例5 実施例1において−an−80の50叩の代りに5or
bon S −20(一般式(■) 〜(Vi) ”T
:示すレル化合物の混合物;式中のRaラウリル酸残基
(炭素数14)である;東邦化学工業■製)50m+9
を使用した以外は同様の操作を行い、乳化液50−を得
た。得られた乳化液について実施例1に示したと同様の
方法で消化管におけるドリコールの吸収試験を行った結
果、1時間当りのドリコールの消化管吸収性は実施例1
におけると同程度に良好でめった。
〔発明の効果〕
本発明によシ提供される脂質組成物は実施例1〜5から
明らかなとおシトリフールの消化管からの生体内への吸
収を効果的に可能圧する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、▲数式、化学式、表等があります▼はトランス
    −イソプレ ン単位であり、▲数式、化学式、表等があります▼はシ
    ス−イソプ レン単位であり、nは12〜18の整数を表わす)で示
    される化合物および/またはその薬理学的に許容される
    エステル、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R^1、R^2およびR^3は同一または異な
    り、それぞれ炭素数3〜10の脂肪酸残基を表わす)で
    示される化合物ならびに薬理学的に許容される非イオン
    系界面活性剤から成る組成物であり、該一般式( I )
    で示される化合物および/またはその薬理学的に許容さ
    れるエステル、一般式(II)で示される化合物ならびに
    薬理学的に許容される非イオン系界面活性剤の重量比が
    1対(1〜100)対(2〜10)の範囲であることを
    特徴とする脂質組成物。
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