JPS61195920A - デタツチヤブルチエンとその製造方法 - Google Patents

デタツチヤブルチエンとその製造方法

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Publication number
JPS61195920A
JPS61195920A JP3608485A JP3608485A JPS61195920A JP S61195920 A JPS61195920 A JP S61195920A JP 3608485 A JP3608485 A JP 3608485A JP 3608485 A JP3608485 A JP 3608485A JP S61195920 A JPS61195920 A JP S61195920A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detachable chain
chain
detachable
cast iron
spheroidal graphite
Prior art date
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Pending
Application number
JP3608485A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Abe
哲男 阿部
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明はデタッチャブル、チェンとその製造法に関する
ものである。
〔従来の技術〕
デタッチャブルチェン1は、例えば第1図に示すように
、一端にピン2を備え、他端にバレル3を有する構造で
あり、このピン2とバレル3とは2本のサイドリンク部
4で連結されている。バレル3はチェノの横手方向に延
在するフック5を有し、ピン2の一端には切欠6が設け
られている。
ピン2は切欠き6側よりフック5内に着脱自在に嵌入さ
れるが運転中にはずれることはない。
このようにデタッチャブルチェンは構造も取り扱いもき
わめて簡単であるため、動力伝達用チェノとして、ある
いは種々のアタッチメントを取付けた物品の搬送用チェ
ノとして広く用いられている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、このデタッチャブルチェンは、黒心可鍛鋳鉄製
であるため強度が必ずしも充分ではなく、物品搬送用と
しては比較的軽荷重のものにしか利用できず、また−動
力伝達用としては低速用としてしか使用できないという
欠点があった。
本発明の目的は、破断荷重を向上し耐用寿命を大幅に増
大したデタノチャブルチェンとその製造法を提供するも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明のデタッチャブルチェンは鋳造製一体構造であっ
て、球状黒鉛鋳鉄で基地組織をベイナイトとオーステナ
イトの混合組織としたものである。
また、このデタッチャブルチェンの製造法は、球状黒鉛
鋳鉄製のデタッチャブルチェンを、830〜900℃に
0.5〜3時間加熱保持した後200・〜400 ’C
に急冷して035時間以上保持するオーステンパー処理
を行ない、基地組織をベイナイトとオーステナイトの混
合組織とするものである。
以下本発明によるデタッチャブルチェンの製造法につい
て詳細に説明する。
まず、化学組成については、一般に知られている球状黒
鉛鋳鉄と同じであるので詳述しないが、その成分範囲は
一般にCは3.5〜3.7%、Siは2.0〜2.3%
、Mnは0.3〜0.4%、Pは0゜03%以下、Sは
0.01%以下、Mgは0.03〜0.05%である。
このように通常の化学組成を有する球状黒鉛鋳鉄製のデ
タッチャブルチェンを、オーステナイト化条件として8
30〜900℃で0.5〜3時間加熱保持した後すみや
かに200〜400℃の塩浴あるいは流動層中に浸漬、
急冷し、0.5時間以上保持してベイナイト変態させた
後、常温まで冷却するものである。
このオーステンパー処理条件の限定理由について説明す
る。オーステナイト化加熱を830〜900℃x0.5
〜3時間としたのは、830℃より低いと肉厚品の場合
、オーステナイト化に要する時間が長すぎ、900℃よ
り高いとオーステナイト結晶粒が粗大化し強度が低下す
るためである。
保持時間は肉厚によって異なるが、オーステナイト化に
必要な最低時間は0.5時間で肉厚部でも3時間保持す
れば充分である。
恒温変態処理条件を200〜400℃X0.5時間以上
としたのは、200℃より低いと硬度が高くなって靭性
が低下し、また400℃より高い温度では耐摩耗性上大
きな効果も期待できず、熱エネルギー的にも不利であり
、いたずらに原価の高騰を招くからである。
〔実施例〕
本発明を以下の実施例によりに詳細に説明する。
(1)化学成分 鉄と不可避的不純物と下記の成分とからなる材料から、
第1図に示す構造のチェノを作製した。
その時の注入温度は1,400〜1,420℃であった
。                 (%1t%)(
2)熱処理 作製したチェノを870℃に2時間保持し、380℃ま
で急冷し、その温度に1時間保持し、しかる後放冷した
(3)機械的性質 熱処理したチェノの機械的性質は以下の通りである。
(4)組織 第2図は本発明によるデタッチャブルチェンの400倍
の金属顕微鏡組織写真であり、ベイナイトとオーステナ
イトの混合組織を有する良好な基地組織であることがわ
かる。
(5)破断強度試験 本発明によるデタッチャブルチェンを3リンク連結して
破断試験を行った。結果は第1表に示すこれに対し、同
一形状の焦心可鍛鋳鉄製(FCMB32)のデタッチャ
ブルチェン(#124)は5.400kgの平均破断強
度を有しているので、本発明品は2倍以上の破断強度を
有していることがわかる。
(6)摩耗試験 次に連続運転時のチェンバレル部摩耗量について魚心可
鍛鋳鉄品と本発明品との比較を行った。
第3図から明らかなように、本発明品はきわめて優れた
耐摩耗性を有することがわかる。
〔発明の効果〕
本発明により製造されたデタッチャブルチェンの特徴を
列記すると下記の通りである。
(1)球状黒鉛を有するため、自己潤滑性及びなじみ性
が良く、スプロケットホイールの寿命増大に効果的であ
る。
(2)基地組織がベイナイトとオーステナイトの混合組
織であるため優れた機械的性質を有す。
(3)デタッチャブルチェンのバレル部は、スプロケッ
トホイールとの接触による加工硬化により耐摩耗性が一
段と向上する。
(4)平均破断強度の向上により利用分野を著しく拡大
することができた。
以上の説明で明らかなように、本発明によるデタッチャ
ブルチェンは、平均破断強度が大で、しかも耐摩耗性に
富み、デタッチャブルチェンに最も適した特性を備える
など工業的に顕著な効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はデタッチャブルチェンの斜視図、第2図は金属
顕微鏡組織写真、第3図は摩耗試験結果を示すものであ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、鋳造製一体構造のデタッチャブルチェンにおい
    て、球状黒鉛鋳鉄で基地組織をベイナイトとオーステナ
    イトの混合組織とすることを特徴とするデタッチャブル
    チェン。
  2. (2)、球状黒鉛鋳鉄製デタッチャブルチェンを、83
    0〜900℃に0.5〜3時間加熱保持した後200〜
    400℃に急冷して0.5時間以上保持するオーステン
    パー処理を行ない、基地組織をベイナイトとオーステナ
    イトの混合組織とすることを特徴とする一体構造のデタ
    ッチャブルチェンの製造法。
JP3608485A 1985-02-25 1985-02-25 デタツチヤブルチエンとその製造方法 Pending JPS61195920A (ja)

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