JPS61174332A - コネクチングロツドの製造方法 - Google Patents
コネクチングロツドの製造方法Info
- Publication number
- JPS61174332A JPS61174332A JP1602485A JP1602485A JPS61174332A JP S61174332 A JPS61174332 A JP S61174332A JP 1602485 A JP1602485 A JP 1602485A JP 1602485 A JP1602485 A JP 1602485A JP S61174332 A JPS61174332 A JP S61174332A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connecting rod
- cast iron
- spheroidal graphite
- graphite cast
- holding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は製造法に係り、特に内燃機関に用いるコネクチ
ングロッドの製造方法に関するものである。
ングロッドの製造方法に関するものである。
コネクチングロッドは1強靭性と、耐摩耗性を要求され
るためパーライト可鍛鋳鉄品、鍛造品さらには球状黒鉛
鋳鉄品などが一般に広く使用されている。
るためパーライト可鍛鋳鉄品、鍛造品さらには球状黒鉛
鋳鉄品などが一般に広く使用されている。
パーライト可鍛鋳鉄品は鋳造歩留りが悪く、しかも長時
間の熱処理を必要とする。従って歪が発生しこの歪取り
作業に多くの工数を費している。
間の熱処理を必要とする。従って歪が発生しこの歪取り
作業に多くの工数を費している。
鍛造品は重量のバラツキが大きいため、重量を計測して
同一重量のものを選出して使用している。
同一重量のものを選出して使用している。
また球状黒鉛鋳鉄品は鋳放品では炭化物が析出しやすい
ため慎重な検査を要し、特に高負荷の内燃機関に使用す
るには信頼性に欠ける。
ため慎重な検査を要し、特に高負荷の内燃機関に使用す
るには信頼性に欠ける。
このように従来から使用されているコネクチングロッド
は2品質向上、原価低減など多くの問題が残されている
。
は2品質向上、原価低減など多くの問題が残されている
。
本発明の目的は、製造原価を低減し、耐用寿命を増大し
得るコネクチングロッドの製造方法を提供するものであ
る。
得るコネクチングロッドの製造方法を提供するものであ
る。
本発明の要旨は、球状黒鉛鋳鉄製コネクチングロッドを
、素材のまま又は荒加工後、830〜900℃に0.5
〜3時間加熱保持した後、200〜400℃に急冷して
0.5時間以上保持するオーステンパー処理を行ない、
基地組織をベイナイトとオーステナイトの混合組織とし
、ついで正寸加工する構成としたものである。
、素材のまま又は荒加工後、830〜900℃に0.5
〜3時間加熱保持した後、200〜400℃に急冷して
0.5時間以上保持するオーステンパー処理を行ない、
基地組織をベイナイトとオーステナイトの混合組織とし
、ついで正寸加工する構成としたものである。
つまり、オーステンパー処理された球状黒鉛鋳鉄製のコ
ネクチングロッドは、重量のバラツキが少なく、長時間
の熱処理も不要であり、通常のパーライト組織と異なっ
て機械的性質がきわめて良好であるため高負荷の内燃機
関用としても高い信頼度で使用し得るものである。
ネクチングロッドは、重量のバラツキが少なく、長時間
の熱処理も不要であり、通常のパーライト組織と異なっ
て機械的性質がきわめて良好であるため高負荷の内燃機
関用としても高い信頼度で使用し得るものである。
また鍛造品に比べ比重の差で約8%重量を軽減すること
ができる。
ができる。
以下本発明によるコネクチングロッドの製造方法につい
て詳細レビ説明する。
て詳細レビ説明する。
まず、化学組成については、一般に知られている球状黒
鉛鋳鉄と同じであり、かつその成分範囲もよく知られて
いるので説明を省略する。
鉛鋳鉄と同じであり、かつその成分範囲もよく知られて
いるので説明を省略する。
このように通常の化学組成を有する球状黒鉛鋳鉄製のコ
ネクチングロッドを、素材のまま又は荒加工後、オース
テナイト化条件として830〜900℃で0.5〜3時
間加熱保持した後すみやかに200〜400°Cの塩浴
あるいは流動層中に浸漬、急冷し、0.5時間以上保持
してベイナイト変態させた後、常温まで冷却するもので
ある。
ネクチングロッドを、素材のまま又は荒加工後、オース
テナイト化条件として830〜900℃で0.5〜3時
間加熱保持した後すみやかに200〜400°Cの塩浴
あるいは流動層中に浸漬、急冷し、0.5時間以上保持
してベイナイト変態させた後、常温まで冷却するもので
ある。
このオーステンパー処理条件の限定理由について説明す
る。オーステナイト化加熱を830〜900℃X0.5
〜3時間としたのは、830℃以下では、オーステナイ
ト化に要する時間が不足し、900℃以上ではオーステ
ナイト結晶粒が粗大化して強度が低下するためである。
る。オーステナイト化加熱を830〜900℃X0.5
〜3時間としたのは、830℃以下では、オーステナイ
ト化に要する時間が不足し、900℃以上ではオーステ
ナイト結晶粒が粗大化して強度が低下するためである。
保持時間は肉厚によって異なるが、オーステナイト化に
必要な最低時間は0.5時間で大型トラックの内燃機関
用コネクチングロッドのような肉厚品でも3時間保持す
れば充分である。
必要な最低時間は0.5時間で大型トラックの内燃機関
用コネクチングロッドのような肉厚品でも3時間保持す
れば充分である。
恒温変態処理条件を200〜b
時間以上としたのは、200℃以下では硬度が高くなり
、切削性が低下する。また400℃以上の温度では耐摩
耗性上大きな効果も期待できず、熱エネルギー的にも不
利であり、いたずらに原価の高騰を招くからである。
、切削性が低下する。また400℃以上の温度では耐摩
耗性上大きな効果も期待できず、熱エネルギー的にも不
利であり、いたずらに原価の高騰を招くからである。
〔実施例、1〕
(1)化学成分 (%)(2
)注入温度 1,400〜1,420℃(3)熱処理 870℃X2H 〔実施例、2〕 (1)化学成分 (%)
(2)注入温度 1,400〜1,420”C(3)
熱処理 870℃X2H (4)機械的性質 (5)試験結果 本発明により製造されたコネクチングロッドの疲労試験
結果は図面に示す通りである。
)注入温度 1,400〜1,420℃(3)熱処理 870℃X2H 〔実施例、2〕 (1)化学成分 (%)
(2)注入温度 1,400〜1,420”C(3)
熱処理 870℃X2H (4)機械的性質 (5)試験結果 本発明により製造されたコネクチングロッドの疲労試験
結果は図面に示す通りである。
この図で明らかなように従来の鍛造品(S F)と比較
して疲労強度が大幅に増大していることがわかる。
して疲労強度が大幅に増大していることがわかる。
本発明により製造されたコネクチングロッドの特徴を列
記すると下記の通りである。
記すると下記の通りである。
(1)球状黒鉛鋳鉄であるため、素材重量と加工工数を
大幅に低減し得た。
大幅に低減し得た。
(2)鍛造品に比べ材料歩留がきわめて良好である。
(3)特殊鋼と同等に近い機械的性質と疲れ強さを有す
。
。
(4)鋳造品であるため、重量のバラツキが僅少である
。
。
(5)鍛造品に比べ8%重量を軽減し得る。
以上の説明で明らかなように、本発明により製造された
コネクチングロッドは、製造原価がきわめて低廉であり
、しかもコネクチングロッドとして最も適した特性を備
えるなど工業的に顕著な効果を有するものである。
コネクチングロッドは、製造原価がきわめて低廉であり
、しかもコネクチングロッドとして最も適した特性を備
えるなど工業的に顕著な効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
め−回着は疲労試験結果を示す
以上
第 / 図
繰返数
Claims (1)
- 球状黒鉛鋳鉄製コネクチングロッドを、素材のまま又は
荒加工後、830〜900℃に0.5〜3時間加熱保持
した後200〜400℃に急冷して0.5時間以上保持
するオーステンパー処理を行ない、基地組織をベイナイ
トとオーステナイトの混合組織とし、ついで正寸加工す
ることを特徴とするコネクチングロッドの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1602485A JPS61174332A (ja) | 1985-01-30 | 1985-01-30 | コネクチングロツドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1602485A JPS61174332A (ja) | 1985-01-30 | 1985-01-30 | コネクチングロツドの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61174332A true JPS61174332A (ja) | 1986-08-06 |
Family
ID=11904992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1602485A Pending JPS61174332A (ja) | 1985-01-30 | 1985-01-30 | コネクチングロツドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61174332A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8091668B2 (en) | 2008-11-06 | 2012-01-10 | Toyoda Jidosha Kabushiki Kaisha | Motor vehicle and control method of motor vehicle |
CN113564451A (zh) * | 2021-07-01 | 2021-10-29 | 杭州新松机器人自动化有限公司 | 一种高接触疲劳抗性新型奥贝球铁的制备方法、应用 |
-
1985
- 1985-01-30 JP JP1602485A patent/JPS61174332A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8091668B2 (en) | 2008-11-06 | 2012-01-10 | Toyoda Jidosha Kabushiki Kaisha | Motor vehicle and control method of motor vehicle |
CN113564451A (zh) * | 2021-07-01 | 2021-10-29 | 杭州新松机器人自动化有限公司 | 一种高接触疲劳抗性新型奥贝球铁的制备方法、应用 |
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