JPS61195871A - プリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、コンピュータ及びワード・プロセッサ等の
出力装置として用いられるプリンタに関するものである
。

更に詳しくはこの発明は、印字機構が一定振幅、一定周
期で往復するプリンタに係るものである。

従来の技術 この種のプリンタは、印字機構が高速度で往復運動する
ため、振動が発生する。従来のプリンタでは特開昭５１
−４０２２１号公報に記載されている様にカウンタバラ
ンサーと称し印字機構とは反対方向へリンク、カム等の
駆動機構を用いて強制的に往復運動させる重りを設ける
ことによって、その振動を防止している。

発明が解決しようとする問題点 このため従来の振動防止の構成は、重りを駆動するリン
ク、カム等の駆動機構を要し、複雑になシ、価格の上昇
、騒音の増加、並びに駆動力の増加を招いている。又、
小形・軽量化をも妨げている。

問題点を解決するための手段 本発明は印字機構を往復運動させる駆動機構を取り付け
たフレームに弾性体が固定される。その弾性体の他端に
電源トランスが取り付けられる。

そして、弾性体の弾性係数（ばね定数）と電源トランス
の重量が印字機構の駆動角速度と所定の関係に選定され
る。すると電源トランスは印字機構とπラジアンの位相
差（すなわち反対方向）で振動を行なう。

作用 電源トランスは印字機構と反対方向へ弾性体を介して振
動されることにより、印字機構の往復運動に伴う振動を
打ち消し、プリンタの振動を防止する。

実施例 第１図及び第２図を参照して、本発明の一実施例を説明
する。

印字機構部１０を装着したフレーム３に板バネ等の弾性
体ｌの一端１ａが固定されている。板バネ１の他端１ｂ
には、一定質量の電源トランス２が取り付けられている
。そして、弾性体１０弾性係数（ばね定数）をＫ　Ｎ／
ｍ１電源トランス２０重定する。すると、電源トランス
２は自動的にωの角速度で印字機構とはπラジアンの位
相差（すなわち反対方向）をもって振動を始め、印字機
構部の往復運動に伴う振動を打ち消しプリンタの振動を
防止することができる。

第４図は第１図のプリンタの機構部全体の力学的モデル
である。このモデルにおいて、定常時でプリンタ・フレ
ーム３の変位ｘ２を示す式を求める。

第４図で、ｋ２＝プリンタ本体Ｍ２が支持面Ｈで支持さ
れた際のプリンタ本体Ｍ２と支持間Ｈ間の弾性係数（ば
ね定数）、Ｍ２＝プリンタ本体の質量、ｘ２＝プリンタ
本体Ｍ２の変位、ＭＯ＝印字機構部１０の質量、ＸＱ＝
印字機構部１０の変位、Ｆ＝印字機構部１０が変位Ｘｏ
した際の力、ａ＝印字機構部１０の往復運動の振幅、Ｍ
１＝電源トランス２の質量、Ｘｌ＝電源トランス２の変
位、ｋｌ＝弾性体ｌの弾性係数、ω＝印字機構部１００
角速度とする。

第４図で印字機構部１０（Ｍｏ）が角速度ωでｘＯ方向
に移動された場合、次の（１１〜（４）式が成立する。

ＭＯｘ□“＝Ｆ　　　　　　　　　　　・・・・・・・
・・・・・（１）Ｍｌｘｌ“＋に１　（Ｘｔ　−Ｘ２　
）　：Ｏ−・−−（２１Ｍ２　Ｘ２”　　ｋｔ　（Ｘ＋
　　ｘｚ）＋ｋｚ　Ｘ２　＝　−Ｆ　　・・・・・・・
・・・・・（３）Ｘｏ　＝　Ｘｚ　＋　ａ　虐ωｔ・・
・・・・・・・・・・（４）（１）と（４）から Ｆ　＝Ｍｏ　Ｘ２″−ａ　ＭＯω２　ｇｍωｔ　　　　
　、、、、開、、、、　（５）（２）よシ ＭＩ　ＸＩ“＋に４　Ｘｌ−ｋ４　ｘｚ　＝　Ｏ−−（
６）（３）と（５）よシ Ｍ２ｘ２“＋（ｋｌ＋に２）Ｘ２　　ｋｔｘｔ＋Ｍｏｘ
２”＝ａＭＯω２ｇ＞ωｔ・・・・・・・・・・・・（
７） （６）よプ ＭＨ／／ Ｘ２＝ＸＩ＋−む−Ｘｌ　　　　　　　　　　・・・・
・・・・・・・・（８）但し、、（４Ｌ　ｄ’ｘｓ ｄｔ４ （８）　、　（９１を（７）に代入すれば＝　ａ　Ｍｏ
ω２画ωｔ これを整理すると、 Ｍ６ｋｌω２ ＝ａＭ口【薗ゴ５ｉｎ（ｄｔ　　　　・・・・・・・・
・・・・ａｌｌＩｌここで　１　２−五一＝ω２２とお
けば＝ω１　。

Ｍｒ　　　　　　Ｍｏ十隆 ａｌは 、　　Ｍｏ−ω１２ω２虐ωｔ　　　・・・・・・・・
・・・・αυ−鳩＋逸 ｘｌの定常解を　ｘｌ＝Ａｓｔｎωｔ＋Ｂｃｏｓωｔ　
とおけばＸγ′＝−ω２Ｘ１ ｘｌ（４）＝ω４ｘｌ　　　となる。

これをαυに代入すれば ＝ａ−籏−ω１２ω−ωを 鳩＋Ｍ２ 故に ａ′５よシ （８）式より ｘ２＝ｘ１＋讐ｉｘ１〃　であるから α９よりωｌ＝ωとすればｘ２＝０となシプリンタ本体
は動かないことになる。

又このときは（１４）からＸｉは Ｘｌ＝−ａｒω２ｇ１ｌ（ｄｌ ＝−ａ強ｔωｔ　　　　　・・・・・・・・・・・・（
１６）したがって、１　＝　Ｇ、２になるようにに、を
選べば重シ２は印字機構部１０と反対の方向に動き、そ
の振又ｘ２＝０であるから印字機構部１０の変位はａｓ
ｉｎωｔである。

以上の様に ようにに、及びＭｔを選べばｘ２＝０となりプリンタフ
レーム３は動かないととＫなる。

発明の効果 本発明によると印字機構部の角速度とπラジアンの位相
差をもって電源トランスが弾性体を介して振動するため
、印字機構部の往復運動に伴う振動を打ち消し、プリン
タの振動は、本発明を用いない第３図の場合の５分の１
以下に抑えることができる。

また、きわめて単純な構成によって目的を達成するため
価格の上昇はわずかで、かつ、このため特別な駆動力を
必要としない。さらに、特別にリンク・カム等の機構が
ないので騒音の発生を伴わない。そしてプリンタに搭載
される電源トランスの重量を利用するものであシ、他に
重りを必要とせず、軽量、小形化が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す斜視図、第２図はそ
の弾性体と電源トランスの簡略正面図、第３図は本発明
の力学的モデル図、第４図は従来技術の一例を示す斜視
図である。 １・・・弾性体 ３・・・プリンタ・フレーム（プリンタ本体）１０・・
・印字機構部 １３・・・プラテン ２・・・電源トランス

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 印刷用紙の走行方向に対し、直角に移動できるように設
   置された印字機構部とその印字機構部を往復運動させる
   ための駆動機構を装着したフレームに、その一端が固定
   された弾性体とその弾性体の他端に取り付けられた電源
   トランスとを有し、かつ弾性体の弾性係数を前記電源ト
   ランスの重量で除した値の平方根が印字機構部の駆動角
   速度にほぼ等しくなるように設定されていることを特徴
   とするプリンタ。