JPS61195538A - 有極電磁継電器 - Google Patents
有極電磁継電器Info
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- JPS61195538A JPS61195538A JP3689485A JP3689485A JPS61195538A JP S61195538 A JPS61195538 A JP S61195538A JP 3689485 A JP3689485 A JP 3689485A JP 3689485 A JP3689485 A JP 3689485A JP S61195538 A JPS61195538 A JP S61195538A
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- Japan
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- magnetic pole
- pole plate
- yoke
- iron core
- magnetic
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H51/00—Electromagnetic relays
- H01H51/22—Polarised relays
- H01H51/2227—Polarised relays in which the movable part comprises at least one permanent magnet, sandwiched between pole-plates, each forming an active air-gap with parts of the stationary magnetic circuit
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、永久磁石を磁気回路中に使用した有極電磁継
電器に関する。
電器に関する。
従来、この種の有極電磁継電器としては、例えば、特開
昭59−79508号公報に記載されたものか提案され
ている。第9図はその磁気回路構造を示す斜視図である
。この磁気回路構造は、励磁コイル52が巻回された略
I字状の鉄心51と、対向する一対の突片53A、53
Bをその両端部に有するヨーク53と、永久磁石55の
着磁面の両面に磁極板54A 、 54Bを固定した磁
石ユニット71.非磁性体からなる可動支持部材56の
両端に取りつけられた可動ブロック70とから構成され
ている。ここで、鉄心51の両端部の両側面はヨーク5
3の両端の対向した一対の突片53A 、 53B間に
配置され、鉄心51の両端部とヨーク53の両突片53
A 、 53B間で都合4つの磁気ギャップが形成され
ると共に、可動ブロック70の両端に取りつけられた磁
石ユニッ)71の一対の磁極板54A 、 54Bはそ
の一端部が前述の励磁ギャップ間に配置され、ヨーク突
片53A、磁極板54A、鉄心51端部、磁極板54B
、ヨーク突片53B、が層をなすように励磁空間を形成
している。可動ブロック70中央付近には軸受が設けら
れ、コイルスプール中央付近に設けられた支軸(不図示
)により可動ブロック70は水平面内で軸心72回りに
回動自在に保持されている。なお、接点ばね58(第1
1図参照)、励磁コイル52側面方向に配置され、可動
ブロック70の両端付近から延出した可動部57により
自由端近傍を駆動され、可動ブロック70の回動に従っ
て接点の切換えを行なう。
昭59−79508号公報に記載されたものか提案され
ている。第9図はその磁気回路構造を示す斜視図である
。この磁気回路構造は、励磁コイル52が巻回された略
I字状の鉄心51と、対向する一対の突片53A、53
Bをその両端部に有するヨーク53と、永久磁石55の
着磁面の両面に磁極板54A 、 54Bを固定した磁
石ユニット71.非磁性体からなる可動支持部材56の
両端に取りつけられた可動ブロック70とから構成され
ている。ここで、鉄心51の両端部の両側面はヨーク5
3の両端の対向した一対の突片53A 、 53B間に
配置され、鉄心51の両端部とヨーク53の両突片53
A 、 53B間で都合4つの磁気ギャップが形成され
ると共に、可動ブロック70の両端に取りつけられた磁
石ユニッ)71の一対の磁極板54A 、 54Bはそ
の一端部が前述の励磁ギャップ間に配置され、ヨーク突
片53A、磁極板54A、鉄心51端部、磁極板54B
、ヨーク突片53B、が層をなすように励磁空間を形成
している。可動ブロック70中央付近には軸受が設けら
れ、コイルスプール中央付近に設けられた支軸(不図示
)により可動ブロック70は水平面内で軸心72回りに
回動自在に保持されている。なお、接点ばね58(第1
1図参照)、励磁コイル52側面方向に配置され、可動
ブロック70の両端付近から延出した可動部57により
自由端近傍を駆動され、可動ブロック70の回動に従っ
て接点の切換えを行なう。
しかしながら、このような従来の有極電磁継電器の磁気
回路構造では、鉄心51、ヨーク両端部53A 、 5
3Bの取付は位置精度が十分で無い場合には、以下のよ
うな問題点があった。第10図は永久磁石55の背面側
から見た励磁ギャップ部を示したものであるが、寸法精
度が十分な場合には、第10図(a)に示すように、ヨ
ークの突片の53Bと磁極板54B、鉄心51と磁極板
54Aがそれぞれ当接し、閉回路の磁気回路が形成され
る。これに対し、鉄心51の取付は寸法精度が不十分で
、例えば、第10図(b)に示すように、鉄心51の側
面と対向したヨーク突片53A 、j3B間の距離り、
、L2が茶杓(’L+ >L2 )である場合には、磁
極板54A。
回路構造では、鉄心51、ヨーク両端部53A 、 5
3Bの取付は位置精度が十分で無い場合には、以下のよ
うな問題点があった。第10図は永久磁石55の背面側
から見た励磁ギャップ部を示したものであるが、寸法精
度が十分な場合には、第10図(a)に示すように、ヨ
ークの突片の53Bと磁極板54B、鉄心51と磁極板
54Aがそれぞれ当接し、閉回路の磁気回路が形成され
る。これに対し、鉄心51の取付は寸法精度が不十分で
、例えば、第10図(b)に示すように、鉄心51の側
面と対向したヨーク突片53A 、j3B間の距離り、
、L2が茶杓(’L+ >L2 )である場合には、磁
極板54A。
54Bが1左方向に吸引されると、磁極板54Bがヨー
ク突片53Bに当接し、鉄心51と他方の磁極板54A
との間にはLG+ (−LI L2)なる磁気間隔
が生じてしまう。反対に、第10図(c)に示すように
、磁極板54A 、 54Bが国有方向に吸引されると
、ヨーク突片53Aと磁極板54Aとの間にはLG2な
る磁気間隔が生じてしまう。このため、いづれの場合に
も、磁気抵抗の変動が発生し、磁気吸引力の低下、磁気
効率の低下等を招き、安定な動作が行なえないという事
態が発生する。
ク突片53Bに当接し、鉄心51と他方の磁極板54A
との間にはLG+ (−LI L2)なる磁気間隔
が生じてしまう。反対に、第10図(c)に示すように
、磁極板54A 、 54Bが国有方向に吸引されると
、ヨーク突片53Aと磁極板54Aとの間にはLG2な
る磁気間隔が生じてしまう。このため、いづれの場合に
も、磁気抵抗の変動が発生し、磁気吸引力の低下、磁気
効率の低下等を招き、安定な動作が行なえないという事
態が発生する。
さらに、第11図に示すように、磁極板54A。
54Bの上部には可動支持部材5Bから延設した可動部
57が設けられ、これによりその外側に設けられた可動
接点ばね58が、可動ブロック70の回動に従って押圧
され、接点切換え動作が行なわれるが、この可動部57
は、磁極板54A 、 54Bに働く反発力と吸引力の
合力Fを効率よく伝えるためには・合力Fのベクトルの
直線−Lの磁極板54A。
57が設けられ、これによりその外側に設けられた可動
接点ばね58が、可動ブロック70の回動に従って押圧
され、接点切換え動作が行なわれるが、この可動部57
は、磁極板54A 、 54Bに働く反発力と吸引力の
合力Fを効率よく伝えるためには・合力Fのベクトルの
直線−Lの磁極板54A。
54Bの側面の外側の正確な位置に設けられることが望
ましい。しかし、このような従来の有極電磁石構造にお
いては、磁極板54A 、 54Bの両外側にはヨーク
突片53A 、 53Bが設けられているため、第11
図に示すように、可動部57はヨーク突片53A 、
53Bの上部にこれをまたぐような形状をとって設ける
必要があり、そのため、可動部57の形状が複雑化し、
上述の位置精度を出しにくくなると同時に、さらに強度
も不十分になるという欠点もあった。
ましい。しかし、このような従来の有極電磁石構造にお
いては、磁極板54A 、 54Bの両外側にはヨーク
突片53A 、 53Bが設けられているため、第11
図に示すように、可動部57はヨーク突片53A 、
53Bの上部にこれをまたぐような形状をとって設ける
必要があり、そのため、可動部57の形状が複雑化し、
上述の位置精度を出しにくくなると同時に、さらに強度
も不十分になるという欠点もあった。
したがって、本発明の目的は、鉄心とヨーク両端部の可
動磁石ユニットに対する取付は位置精度が十分でない場
合でも、磁気変動が少ない、安定な動作の有極電磁継電
器を提供することにある。
動磁石ユニットに対する取付は位置精度が十分でない場
合でも、磁気変動が少ない、安定な動作の有極電磁継電
器を提供することにある。
本発明の有極電磁継電器は、磁気系部品を構成する鉄心
の端部およびヨークの突片と磁極板とが、該磁極板の高
さ方向の相異なる位置において当接するように構成され
ていることを特徴とし、これにより、磁気系部品間の取
付は位置精度が十分でなく、組立状態においては、いづ
れかの部品間に間隙が生ずるものであっても、磁気吸引
時には、1−記聞隙間に働く吸引力で発生する回転モー
メントで可動磁石ユニットが回動、かつ傾倒I7、該間
隙が閉ざされる。したがって、電気回路が確実に形成さ
れる。
の端部およびヨークの突片と磁極板とが、該磁極板の高
さ方向の相異なる位置において当接するように構成され
ていることを特徴とし、これにより、磁気系部品間の取
付は位置精度が十分でなく、組立状態においては、いづ
れかの部品間に間隙が生ずるものであっても、磁気吸引
時には、1−記聞隙間に働く吸引力で発生する回転モー
メントで可動磁石ユニットが回動、かつ傾倒I7、該間
隙が閉ざされる。したがって、電気回路が確実に形成さ
れる。
次に本発明の実施例について図面を参照して説明する。
先づ本実施例の有極電磁継電器の磁気回路構造を第1図
、第2図により説明する。
、第2図により説明する。
磁気回路構造は、その長手方向を縦に配置した一対の磁
極板4A、 4Bの間に永久磁石5を配設してなる磁石
ユニット41を、非磁性体の支持部材6の両端に取伺け
た可動ブロック40と、励磁コイル2を備えた略■字状
の鉄心lと、対向する一対の突片3A、 3Bを両端に
有するヨーク3から構成されている。ここで、磁極板4
A、 4Bは磁束密度を高めるためにおのおのに方の端
部4AIJ、 4BUと下方の端部4AI5,4BLと
に切欠きで分たれており、L方の端部4.AU、 4B
Uの間には鉄心lの両端部が配置され、下方の端部4A
L、 4BLの外側にはヨーク3の両端部の対向した突
片3A、 3Bが配置されている。
極板4A、 4Bの間に永久磁石5を配設してなる磁石
ユニット41を、非磁性体の支持部材6の両端に取伺け
た可動ブロック40と、励磁コイル2を備えた略■字状
の鉄心lと、対向する一対の突片3A、 3Bを両端に
有するヨーク3から構成されている。ここで、磁極板4
A、 4Bは磁束密度を高めるためにおのおのに方の端
部4AIJ、 4BUと下方の端部4AI5,4BLと
に切欠きで分たれており、L方の端部4.AU、 4B
Uの間には鉄心lの両端部が配置され、下方の端部4A
L、 4BLの外側にはヨーク3の両端部の対向した突
片3A、 3Bが配置されている。
また、可動ブロック40は不図示の軸受などを介して軸
心42周りに回動ならびに軸心42に対して傾動自在に
不図示のシャフトに支持されている。
心42周りに回動ならびに軸心42に対して傾動自在に
不図示のシャフトに支持されている。
次に、本実施例の有極電磁継電器の組立てを第3図によ
り説明する。
り説明する。
先づ、磁石ユニット41がそれぞれ可動支持体6の両端
の開口部21に圧入、接着等により固定され、可動ブロ
ックが構成される。次に、励磁コイル2が巻回されたコ
イルスプール14にコイル端子18および1字状鉄心1
が打ち込まれる。ヨーク3は、コイルスプール14両端
部下端の圧入突起15とヨーク3に設けられた圧入係止
穴18によって位置決めがなされ、コイルスプール14
の圧入係止部1Bと端子基台11に設けられた嵌合溝1
2とによりコイルスプール14、ヨーク3、端子基台1
1が一体化される。可動接点ばね8は、端子基台11上
面の長手中央付近に植設された共通端子9にその一端が
溶接等で固着される。可動接点が固着された可動接点ば
ね8の自由端側には、その内側と外側の可動接点に対向
する固定接点が固着された固定接点端子10が端子基台
11に植設される。可動接点ばね8の自由端側は、ばね
自体の弾性力により内側の可動接点端子10に接触させ
られる。可動ブロック40は、第5図に示すように、コ
イルスプール14の」二方より装着され、可動ブロック
40の中央に設けられた回転軸受20とならびに傾動コ
イルスプール14中央に設けられた回転支軸17が、遊
嵌合し、可動ブロック40は回動ならびに傾動自在に保
持される。i7動プロ・ンク40のト下方向の支持は、
可動ブロック40の両端の−1−面にある半球状突起2
2が、最後に装着されるカバー23のL面との間にわず
かな間隔を保つように半球状突起22の高さが設定され
、これにより、可動ブロック4oが回動するための上下
方向の位置が保たれる。可動ブロック40の回動に従っ
て、第6図に示すように、可動部7は、その両側に配設
された可動接点ばね8を抑圧、開放し、接点の切換えが
行なわれる。
の開口部21に圧入、接着等により固定され、可動ブロ
ックが構成される。次に、励磁コイル2が巻回されたコ
イルスプール14にコイル端子18および1字状鉄心1
が打ち込まれる。ヨーク3は、コイルスプール14両端
部下端の圧入突起15とヨーク3に設けられた圧入係止
穴18によって位置決めがなされ、コイルスプール14
の圧入係止部1Bと端子基台11に設けられた嵌合溝1
2とによりコイルスプール14、ヨーク3、端子基台1
1が一体化される。可動接点ばね8は、端子基台11上
面の長手中央付近に植設された共通端子9にその一端が
溶接等で固着される。可動接点が固着された可動接点ば
ね8の自由端側には、その内側と外側の可動接点に対向
する固定接点が固着された固定接点端子10が端子基台
11に植設される。可動接点ばね8の自由端側は、ばね
自体の弾性力により内側の可動接点端子10に接触させ
られる。可動ブロック40は、第5図に示すように、コ
イルスプール14の」二方より装着され、可動ブロック
40の中央に設けられた回転軸受20とならびに傾動コ
イルスプール14中央に設けられた回転支軸17が、遊
嵌合し、可動ブロック40は回動ならびに傾動自在に保
持される。i7動プロ・ンク40のト下方向の支持は、
可動ブロック40の両端の−1−面にある半球状突起2
2が、最後に装着されるカバー23のL面との間にわず
かな間隔を保つように半球状突起22の高さが設定され
、これにより、可動ブロック4oが回動するための上下
方向の位置が保たれる。可動ブロック40の回動に従っ
て、第6図に示すように、可動部7は、その両側に配設
された可動接点ばね8を抑圧、開放し、接点の切換えが
行なわれる。
次に、本実施例の電磁継電器の動作原理を第5図により
説明する。
説明する。
第5図(a)は、右側の磁石ユニット41の磁極板下端
部4BLがヨーク3の突端3B側(図上側)に、左側の
磁石ユニット41の磁極板下端部4ALがヨーク3の突
端3A側(図下側)にそれぞれ吸引された場合であるが
、永久磁石5から発生される磁束をφΔと表わすと、φ
八は左側の永久磁石5を始点とした場合、永久磁石5(
同左側)→磁極板上端部4BU(同左側)→鉄心1→磁
極板」二端部4AU(同右側)→永久磁石5(同右側)
→磁極板子端部4BL(同右側)→ヨーク突片3B(同
右側)→ヨーク突片3A(同左側)→磁極板子端部4A
L(同左側)→永久磁石5(同左側)の経路で閉回路を
作り、吸引状態が保たれる。一方、鉄心1に巻回された
励磁コイル2に電流を流して、鉄心1の左端部がN極、
右端部がS極となるように励磁を行なうと、鉄心l左端
部と磁極板下端部4BUには反発力が、鉄心l左端部と
磁極板−h端部4AUには吸引力が、鉄心1右端部と磁
極板上端部4AUには反発力が、鉄心l右端部と磁極板
上端部4BUには吸引力がそれぞれ働き、この結果可動
ブロック4oは回動を起こし、第5図(b)の状態とな
る。そして永久磁石5による磁束φBは左側永久磁石5
→左側磁極板下端部4BL→左側ヨーク突片3B→右側
ヨーク突片3A→右側永久磁石5→右側磁極板上端部4
BU→鉄心1→左側磁極板上端部4AU→左側永久磁石
5の経路で閉回路を作り、励磁を1トめても吸引し続け
る。すなわち、可動ブロック40は双安定型の動作をし
、自己保持型の継電器が実現できる。
部4BLがヨーク3の突端3B側(図上側)に、左側の
磁石ユニット41の磁極板下端部4ALがヨーク3の突
端3A側(図下側)にそれぞれ吸引された場合であるが
、永久磁石5から発生される磁束をφΔと表わすと、φ
八は左側の永久磁石5を始点とした場合、永久磁石5(
同左側)→磁極板上端部4BU(同左側)→鉄心1→磁
極板」二端部4AU(同右側)→永久磁石5(同右側)
→磁極板子端部4BL(同右側)→ヨーク突片3B(同
右側)→ヨーク突片3A(同左側)→磁極板子端部4A
L(同左側)→永久磁石5(同左側)の経路で閉回路を
作り、吸引状態が保たれる。一方、鉄心1に巻回された
励磁コイル2に電流を流して、鉄心1の左端部がN極、
右端部がS極となるように励磁を行なうと、鉄心l左端
部と磁極板下端部4BUには反発力が、鉄心l左端部と
磁極板−h端部4AUには吸引力が、鉄心1右端部と磁
極板上端部4AUには反発力が、鉄心l右端部と磁極板
上端部4BUには吸引力がそれぞれ働き、この結果可動
ブロック4oは回動を起こし、第5図(b)の状態とな
る。そして永久磁石5による磁束φBは左側永久磁石5
→左側磁極板下端部4BL→左側ヨーク突片3B→右側
ヨーク突片3A→右側永久磁石5→右側磁極板上端部4
BU→鉄心1→左側磁極板上端部4AU→左側永久磁石
5の経路で閉回路を作り、励磁を1トめても吸引し続け
る。すなわち、可動ブロック40は双安定型の動作をし
、自己保持型の継電器が実現できる。
次に、本実施例の磁気回路構造の効果を第6図により説
明する。
明する。
第6図は、マグネット背面側から見たヨーク鉄心1.磁
極板4A、 4Bなどの位置関係を示す図で、第6図(
a)は鉄心1とヨーク3の寸法精度が正しく出ている場
合を、第6図(b) 、 (c)は、鉄心とヨーク3の
取イ1け寸法精度が十分でなく、鉄心l右側面とヨーク
突片3A間の距離L1と、鉄心l左側面とヨーク突片3
B間の距#L2とが一致していない(Ll>L2)場合
を示す。
極板4A、 4Bなどの位置関係を示す図で、第6図(
a)は鉄心1とヨーク3の寸法精度が正しく出ている場
合を、第6図(b) 、 (c)は、鉄心とヨーク3の
取イ1け寸法精度が十分でなく、鉄心l右側面とヨーク
突片3A間の距離L1と、鉄心l左側面とヨーク突片3
B間の距#L2とが一致していない(Ll>L2)場合
を示す。
第6図(a)の場合、すなわち、位置精度が正しく出て
いる場合は、前述の従来例の場合と同様に、磁気回路は
正常に形成されることは勿論である。
いる場合は、前述の従来例の場合と同様に、磁気回路は
正常に形成されることは勿論である。
一方、位置精度が正しく出ていない場合で、例えば、可
動ブロック(可動支持体6)が、ヨーク突片3B側に吸
引された場合(第6図(b))においては、磁極板4A
、 4Bの鉄心1ならびにヨーク3に対する接触面が上
下に分かれた構成であることから、吸引時にこれらの部
品どうしが平行移動して、先に磁極板、下端部4BLが
ヨーク突片3Bに当接し、上部の鉄心1と磁極板」二鎖
部4AUの間に間隙が生じたとき、」一方の鉄心1と磁
極板上端部4AUとの間に働く吸引力のために、ヨーク
突片3BのL端を支点として可動ブロック(可動支持体
6)に回転モーメントが発生し、可動ブロックは遊支持
の範囲内で傾き、磁極板上端部4AUが鉄心1と接触す
る。また、可動ブロックがヨーク突片3A側に吸引され
た場合(第6図(C))においても、この場合は、可動
ブロックは先に鉄心lに接触し、間隙は磁極板下端部4
ALとヨーク突片3Aの間に生じるが、ヨーク突片3A
と磁極板下端部4ALの間にはたらく吸引力により同様
に回転モーメントが発生し、可動ブロックは鉄心lの下
端を支点として傾き、磁性板下端部4ALがヨーク突片
3Aと接触する。このようにして、磁気系部品の組立時
に多少の寸法誤差が生じても、磁極板4A、 4Bは必
ず鉄心1とヨーク3の両方に確実に接触し、閉回路が形
成される。したがって、磁気抵抗変動の少ない、安定し
た動作の電磁継電器が得られる。
動ブロック(可動支持体6)が、ヨーク突片3B側に吸
引された場合(第6図(b))においては、磁極板4A
、 4Bの鉄心1ならびにヨーク3に対する接触面が上
下に分かれた構成であることから、吸引時にこれらの部
品どうしが平行移動して、先に磁極板、下端部4BLが
ヨーク突片3Bに当接し、上部の鉄心1と磁極板」二鎖
部4AUの間に間隙が生じたとき、」一方の鉄心1と磁
極板上端部4AUとの間に働く吸引力のために、ヨーク
突片3BのL端を支点として可動ブロック(可動支持体
6)に回転モーメントが発生し、可動ブロックは遊支持
の範囲内で傾き、磁極板上端部4AUが鉄心1と接触す
る。また、可動ブロックがヨーク突片3A側に吸引され
た場合(第6図(C))においても、この場合は、可動
ブロックは先に鉄心lに接触し、間隙は磁極板下端部4
ALとヨーク突片3Aの間に生じるが、ヨーク突片3A
と磁極板下端部4ALの間にはたらく吸引力により同様
に回転モーメントが発生し、可動ブロックは鉄心lの下
端を支点として傾き、磁性板下端部4ALがヨーク突片
3Aと接触する。このようにして、磁気系部品の組立時
に多少の寸法誤差が生じても、磁極板4A、 4Bは必
ず鉄心1とヨーク3の両方に確実に接触し、閉回路が形
成される。したがって、磁気抵抗変動の少ない、安定し
た動作の電磁継電器が得られる。
さらに、ヨークの突片3A、 3Bは鉄心l端部より下
方にあるため、磁極板4A、 4Bの−L端部4AU。
方にあるため、磁極板4A、 4Bの−L端部4AU。
4BUの外側には空間が形成されており、第6図(a)
に明らかに示されるように、磁極板4A、 4Bとヨー
ク突片3A、 3Bおよび鉄心lの間に働く吸引力と反
発力の合力Fのベクトル方向に対して無理のない位置に
可動接点ばね8を駆動する可動部7を設けることが可能
となる。しかも、可動部7の形状も単純なものとなり、
強度および寸法精度も容易に得ることが可能となる。
に明らかに示されるように、磁極板4A、 4Bとヨー
ク突片3A、 3Bおよび鉄心lの間に働く吸引力と反
発力の合力Fのベクトル方向に対して無理のない位置に
可動接点ばね8を駆動する可動部7を設けることが可能
となる。しかも、可動部7の形状も単純なものとなり、
強度および寸法精度も容易に得ることが可能となる。
次に、磁気回路構造の他の実施例を第7図に示す。
本実施例は第1図の実施例のヨーク3を変更したもので
ある。すなわち(第1図参照)、可動ブロック40の一
方の吸引される側のヨーク突片3A2.3B4を他方の
ヨーク突片3A1.3B□ より小さくし、磁極板4A
、 4Bとの対向面積を減少させている。これにより、
可動ブロック40の磁極板4A。
ある。すなわち(第1図参照)、可動ブロック40の一
方の吸引される側のヨーク突片3A2.3B4を他方の
ヨーク突片3A1.3B□ より小さくし、磁極板4A
、 4Bとの対向面積を減少させている。これにより、
可動ブロック40の磁極板4A。
4Bは、非励磁状態において対向面積が大きくなり、磁
気抵抗の少ないヨーク突片3A、 、 3B1側に吸引
されようとし、可動ブロック40は単安定動作型となり
、電流保持型の電磁継電器が実現される。
気抵抗の少ないヨーク突片3A、 、 3B1側に吸引
されようとし、可動ブロック40は単安定動作型となり
、電流保持型の電磁継電器が実現される。
また、第8図はさらに他の実施例であるが、本実施例は
、第1図の実施例において、ヨーク3に対向する一方の
磁極板4A、 4Bの下端部4AL1゜4BL1(ヨー
ク突片3A、 3Bに当接する部分)の面積を他方の下
端部4AL、 4BLの面積より小さくし、一方の吸引
状態でのヨーク突片との対向面積を減少させたもので、
前述の実施例(第7図)の場合と同様の効果が得られる
。
、第1図の実施例において、ヨーク3に対向する一方の
磁極板4A、 4Bの下端部4AL1゜4BL1(ヨー
ク突片3A、 3Bに当接する部分)の面積を他方の下
端部4AL、 4BLの面積より小さくし、一方の吸引
状態でのヨーク突片との対向面積を減少させたもので、
前述の実施例(第7図)の場合と同様の効果が得られる
。
なお、上記の実施例は、いづれも、鉄心が磁極板の上端
部に当接し、ヨークの突片が磁極板の下端部に当接する
場合を示したが、例えばヨークの突片の形状を変更する
ことなどにより、逆に鉄心が磁極板の下端部に当接し、
ヨーク突片が磁極板の1一端部に当接するように形成す
ることもできる。
部に当接し、ヨークの突片が磁極板の下端部に当接する
場合を示したが、例えばヨークの突片の形状を変更する
ことなどにより、逆に鉄心が磁極板の下端部に当接し、
ヨーク突片が磁極板の1一端部に当接するように形成す
ることもできる。
以1−説明したように、本発明は、磁気系部品を構成す
る鉄心の端部およびヨークの突片と磁極板とが、該磁極
板の高さ方向の相異なる位置において)1/I接するよ
うに構成することにより、磁気系部品間の寸法ならびに
取付は位置精度が十分でなく、組立状態においては、い
づれかの部品間に間隙が生ずるものであっても、磁気吸
収時には、1−記聞隙間に働く吸引力で発生する回転モ
ーメンI・が可動磁石ユニットが回動かつ傾倒し、該間
隙が閉ざされるように構成したものであるから、前述し
たように磁気系部品の各板厚や組立相対位置の精度に多
少の誤差があっても、電気閉回路がいつでも確実に形成
される。したがって、磁気抵抗の変動が少ない、安定な
動作の有極電磁継電器が得られる効果がある。
る鉄心の端部およびヨークの突片と磁極板とが、該磁極
板の高さ方向の相異なる位置において)1/I接するよ
うに構成することにより、磁気系部品間の寸法ならびに
取付は位置精度が十分でなく、組立状態においては、い
づれかの部品間に間隙が生ずるものであっても、磁気吸
収時には、1−記聞隙間に働く吸引力で発生する回転モ
ーメンI・が可動磁石ユニットが回動かつ傾倒し、該間
隙が閉ざされるように構成したものであるから、前述し
たように磁気系部品の各板厚や組立相対位置の精度に多
少の誤差があっても、電気閉回路がいつでも確実に形成
される。したがって、磁気抵抗の変動が少ない、安定な
動作の有極電磁継電器が得られる効果がある。
第1図は、本発明による有極電磁継電器の磁気回路構造
の一実施例の斜視図、第2図は第1図の分解斜視図、第
3図は第1図の磁気回路構造を使用した有極電磁継電器
の分解斜視図、第4図は第3図の組立斜視図、第5図(
a)、(b)は磁気回路の動作原理を示す模式図、第6
図(a)、(b)、(C)は第1図の磁気回路構造の動
作を説明するための一部側面図、第7図は第1図のヨー
ク3の他の実施例の斜視図、第8図は第1図の磁極板4
の他の実施例の斜視図、第9図は有極電磁継電器の磁気
回路構造の従来例の斜視図、第1O図(a) 、 (b
) 、 (c)ならびに、第11図は第9図の一部側面
図である。 1−m−鉄心、 2−m−励磁コイル、3−−−
ヨーク、 3A、 3B−m−ヨーク突片、4A、
4B−m−磁極板、 4AU、 4BU−−一磁極板上端部、4AL、 4B
L−一一磁極板下端部、5−m−永久磁石、 6一−
−可動支持体、7一−−可動部、 8−m−可動接
点ばね、9−−一共通端子、 11−m一端子基台、
14−m−コイルスプール、 20−m−回転軸受、 21−m−可動支持体開口部、 23−m−カバー。 第10図 第11図
の一実施例の斜視図、第2図は第1図の分解斜視図、第
3図は第1図の磁気回路構造を使用した有極電磁継電器
の分解斜視図、第4図は第3図の組立斜視図、第5図(
a)、(b)は磁気回路の動作原理を示す模式図、第6
図(a)、(b)、(C)は第1図の磁気回路構造の動
作を説明するための一部側面図、第7図は第1図のヨー
ク3の他の実施例の斜視図、第8図は第1図の磁極板4
の他の実施例の斜視図、第9図は有極電磁継電器の磁気
回路構造の従来例の斜視図、第1O図(a) 、 (b
) 、 (c)ならびに、第11図は第9図の一部側面
図である。 1−m−鉄心、 2−m−励磁コイル、3−−−
ヨーク、 3A、 3B−m−ヨーク突片、4A、
4B−m−磁極板、 4AU、 4BU−−一磁極板上端部、4AL、 4B
L−一一磁極板下端部、5−m−永久磁石、 6一−
−可動支持体、7一−−可動部、 8−m−可動接
点ばね、9−−一共通端子、 11−m一端子基台、
14−m−コイルスプール、 20−m−回転軸受、 21−m−可動支持体開口部、 23−m−カバー。 第10図 第11図
Claims (5)
- (1)磁気コイルが巻回された鉄心と、永久磁石および
対向して設けられた前記永久磁石を挾持するとともに前
記鉄心の両端部が遊嵌される開口部を対向面間に有する
2枚の磁極板からなり、非磁性体の回動可能な可動支持
部材の両端部に取付けられた2組の可動磁石ユニットと
、前記可動磁石ユニットの両磁極板とそれぞれ対向する
一対の突片を両端部に有するヨークとからなる磁気回路
構造を有する有極電磁継電器において、 前記鉄心の端部および前記ヨークの突片と前記磁極板と
が、該磁極板の高さ方向の相異なる位置において当接す
るように構成されていることを特徴とする有極電磁継電
器。 - (2)前記磁極板と前記鉄心の端部とは該磁極板の上方
の部分において当接し、前記磁極板と前記ヨークの突片
とは該磁極板の下方の部分において当接するように構成
されている特許請求の範囲第1項に記載の有極電磁継電
器。 - (3)前記磁極板と前記鉄心の端部ならびに前記ヨーク
の突片とのそれぞれの当接面の境界部分に切欠が形成さ
れている特許請求の範囲第2項に記載の有極電磁継電器
。 - (4)前記ヨークの一方の突片が他方の突片より小さく
形成されている特許請求の範囲第2項、第3項のいづれ
か1項に記載の有極電磁継電器。 - (5)前記可動磁石ユニットの一方の磁極板の下方の部
分の面積が他方の磁極板の下方の部分の面積より小さく
形成されている特許請求の範囲第2項、第3項のいづれ
か1項に記載の有極電磁継電器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3689485A JPS61195538A (ja) | 1985-02-26 | 1985-02-26 | 有極電磁継電器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3689485A JPS61195538A (ja) | 1985-02-26 | 1985-02-26 | 有極電磁継電器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61195538A true JPS61195538A (ja) | 1986-08-29 |
Family
ID=12482479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3689485A Pending JPS61195538A (ja) | 1985-02-26 | 1985-02-26 | 有極電磁継電器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61195538A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6191817A (ja) * | 1984-10-08 | 1986-05-09 | 日本電気株式会社 | 電磁継電器 |
-
1985
- 1985-02-26 JP JP3689485A patent/JPS61195538A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6191817A (ja) * | 1984-10-08 | 1986-05-09 | 日本電気株式会社 | 電磁継電器 |
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