JPS61194412A - 光コネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は光ファイバコードの位置決め結合を実現する光
コネクタに関するものである。

（従来技術） 光ファイバコードの位置決め結合を着脱可能な状態で実
現する部品として、既に光コネクタが種々開発されてい
るが、いずれも最大外径がＩ　Ｏｍｍφ以上と大きく、
かつ着脱において、光コネクタアダプタと光コネクタプ
ラグの結合がねじ又はバヨネット等で実現されているた
め、軸方向の操作に加えて回転動作が要求されるため、
これらをつかんで操作するための指の動作スペースが廣
く必要となり、結果的に光ファイバ配線盤等での光コネ
クタの取付は密度を向」−できないという問題があった
。

第８図は従来の光コネクタの一例の上半分断面をあられ
した側面図（同図イ）及びＢ−Ｂにおける横断面図（同
図口）を示している。

」ユ記光コネクタは光コネクタプラグ部（３１）　（左
側の光コネクタプラグ部は省略してある）及び光コネク
タアダプタ部（３２）により構成されている。

光コネクタプラグ部（３１）は光ファイバ（３）及び光
ファイバ被覆部（４）の一部を位置決め固定し、これら
と一体に成形樹脂等により一体化されたフェルール部（
３３）と、フェルール部（３３）の後部（３ｓ）　Ｊ二
に位置しフェルール部（３３）の鍔部（３５）を軸方向
に加圧する加圧用スプリング（４５）、Ｊ−記加圧用ス
プリング（４５）を内部に有する形で組立て結合してい
るインサーションガイド（４０）及び押し輪（４１）、
押し輪（４１）の一部及び光ファイバコードの被覆部（
５）の端部」二に位置し、押し輪（４１）の端部との間
に光ファイバコード（９内のケブラー等の抗張力繊維＋
１７１の端末部を押えて保持する抗張力繊維押え（４２
）１．Ｊｚ記抗張力繊維押え（４２）の外周に接し一端
が押し輪（４１）に嵌合し、他端を光ファイバコードの
被覆部０」二に密接して設けたゴムブーツ（４３）　、
及び内周面の一端に光コネクタアダプタ部（３２）のハ
ウジング（３８）の外周上のネジに螺合するネジを有し
インサーションガイド（４０）ｌを軸方向に移動可能に
設けた締め輪（４４）により構成されている。

一方、光コネクタアダプタ部（３２）は内部に光コネク
タプラグ部（３１）のフェルール部（３３）の先端の挿
入部（３４）を挿入しその位置決め固定を実現するスリ
ーブ（３７）を具えたアダプタ（３９）及びその外側の
ハウジング（３８）により構成されており、光コネクタ
アダプタ部（３２）のアダプタ（３９）及びハウジング
（３８）のフランジの間に光コネクタプラグ部（３１）
のインサーションガイド（４０）の端部を嵌合し、ハウ
ジング（３８）の外周ネジと締め輪（４４）の内周ネジ
を螺合させることにより、図のような光コネクタプラグ
（３１）と光コネクタアダプタ（３２）の位置決め結合
が実現できる。

（解決しようとする問題点） 」二連した従来の光コネクタによれば、光コネクタプラ
グ（３１）と光コネクタアダプタ（３２）の結合は締め
輪（４４）によるネジにより実現しているため、前述の
ような問題点を有するが、さらに下記のようないくつか
の問題点を有するものである。

■光ファイバコードに光コネクタプラグ（３■）を取付
ける場合、フェルール部（３３）と光ファイバコード内
にある抗張力繊１１（＋７）の固定部とは独立して別個
に取付けられているために、組立て作業性が悪く、さら
には、抗張力繊維（１７）を余長を残して保持固定する
と、光ファイバコードに張力が加わったときに直接光フ
ァイバ（３）に張力が印加し断線の危険性を有している
。

■従来の光コネクタにおけるフェルール部（３３）は回
り止めを実現するために、第８図（【Ｊ）に示すように
鍔部（３５）に溝（３５ｄ）が施してあり、この溝（３
５６Ｌ）にインサーションガイド（４０）の内周に設け
た凸部（４０＾）が嵌合するように構成されているが、
）フェルール部（３３）が金属製ではこの溝加工が別途
必要になってコスト高になり、プラスチ・ツク製の場合
には溝（３５α）の深さ及び鍔部（３５）の厚さを強度
」二ある程度大きく設計する必要があり、小型化できな
いという問題点を有している。

■従来の光コネクタにおけるゴムブーツ（４３）は、第
８図（イ）に示すように最外部に露出して取付けられて
いるために、光ファイバコードとの接触部長を十分に長
くとることができず、又接触部長を長くとろうとすると
、ゴムブーツ（４３）を長くしなければならないという
問題があった。

■ゴムブーツ（４３）を抗張力繊維押え（４２）の外周
に接し、その先端部を押し輪に嵌合して設けるため、ゴ
ムブーツ（４３）の内径を２段階とし、又先端に突起を
有する複雑な形状にする必要があり、このためにゴムブ
ーツ（４３）の肉厚を薄くできず、結果として光コネク
タの寸法が大きくなるという問題がある。

■さらにゴムブーツ（４３）が最外部にあるために、光
ファイバコードの曲がりなどに対して光コネクタ端部の
局部的な曲がりはある程度防止できるものの、曲がりに
対する側圧の保護の役割が乏しいという問題がある。

（問題点を解決するための手段） 本発明は」二連の問題点を解消した改良された光コネク
タを提供するもので、光コネクタプラグ部と光コネクタ
アダプタ部で構成されており、光コネクタプラグ部はフ
ェルール部、フェルールの外側に位置しフェルール部の
鍔部を軸方向に加圧する加圧部材と、該加圧部材を内部
に有する形で相互に組立て結合している外部に溝部を有
するインサーションガイド及び押し輪、インサーション
ガイド及び押し輪の外側に位置し加圧部材により軸方向
に加圧された状態で位置決めされているイジェクタガイ
ドにより形成されており、光コネクタアダプタ部は内部
に光コネクタプラグのフェルール部を位置決め保持する
スリーブと、外部に前記インサーションガイドの溝部と
嵌合するツメ部を具えたアダプタハウジングにより形成
されていることを特徴とするものである。

（実施例） 第１図は本発明に係る光コネクタの４二半分断面をあら
れした側面図、第２図（イ）及び第３図は第１図の光コ
ネクタを構成する光コネクタプラグ部及び光コネクタア
ダプタ部の上半分断面をあられした側面図、第２図（ロ
）は第２図（イ）のＡ−Ａ断面図である。

光コネクタプラグ（１）は、フェルール部■とフェルー
ル部■の後部０（Ｉｔ−Ｊ−、に位置しフェルール部■
の鍔部■を軸方向に加圧するバネ等よりなる加圧部材（
＋５＾）、該加圧部材（＋５＾）を内部に有する形で組
立て結合している外部に溝部Ｏｂを有するインサーショ
ンガイドＯＤ及び押し輪０３１さらにインサーションガ
イドＯＤの外周」二に設けたイジェクタガイドｑＩｌｌ
により構成されている。

一方、光コネクタアダプタ部（２０）は光コネクタプラ
グ部（１）のフェルール部■の先端の挿入部（８）を挿
入し、それを位置決め固定するスリーブ（２１）を内部
に有し、前記光コネクタプラグ（１）のインサーション
ガイドＯＤの溝部Ｏｂと嵌合するツメ部（２３）を具え
たハウジング（２２）により形成されている。

−Ｊ二記光コネクタプラグ部（１）と光コネクタアダプ
タ部の結合は第１図に示すように、インサーションガイ
ド０１）の溝部０２１と光コネクタアダプタ部（２０）
のツメ部（２３）を嵌合することによって実現している
。光コネクタプラグ部（１）を光コネクタアダプタ部（
２０）に結合するとき゛は、押し輪（ＩＩＩを軸方向に
加圧することにより、光コネクタアダプタ部（２０）の
ツメ部（２３）がインサーションガイドＯＤの先端のガ
イド部（１１＾）で押し」二ぼられて変形し溝部０７Ｊ
に届いたところでロックされる。逆に取外すときは、光
コネクタプラグ（１）の外層部に設けであるイジェクタ
ガイド０４１を前方に押し付けることにより、その先端
がツメ部（２３）を持ち」ユげるように作用してツメ部
（２３）と溝部Ｏｂの嵌合が解除され、光コネクタプラ
グ部（１）を軸方向に引抜くことができる。このように
プラグ部（１）とアダプタ部（２０）の着脱において、
従来のように回転させるといった操作が不要となる。

光コネクタプラグ（１）の構成の主体をなすフェルール
部■は、第４図にその側面図（同図イ）及び縦断面図（
同図口）を示すように、光ファイバコードの被覆部（５
）及び光ファイバコード内の抗張力繊に４１　（１７＋
を保持し、さらに大径部で光ファイバコードの被覆部（
５）　ｊ−に挿通したゴムブーツ（力を保持している端
末スリーブ（６）と、光ファイバ（３）及び光ファイバ
被覆部（４）を樹脂成形により一体に形成されている。

一体化の手段としては２つの方法があり、第１の方法は
第５図（イ）に示すように、まず光ファイバコードの被
覆部（５）ｌ−にゴムブーツを挿通すると共に、端部被
覆部（５）を除去して光ファイバ（３）、光ファイバ被
覆部（４）及びケブラー等の抗張力繊維（１７＋を露出
し、ついで図の左側より端末スリーブ（６）を挿通して
同図（ロ）に示すように抗張力繊維０７１及びゴムブー
ツ（７）を光ファイバコードの被覆部（５）上に保持す
る。しかる後、第５図（ハ）に示すように」二金型ＯＤ
及び下金型０９よりなる金型内にセットし、樹脂注入口
（２５）よりエポキシ樹脂等の成形樹脂を金型内に注入
し成形して第４図に示すようなフェルール部■を得る。

なお図面において、（２［ｉ’）はゲート、（２７）は
光ファイバ（３）の位置決め穴である。第２の方法とし
ては、第５図（ロ）のように光ファイバコードの被覆部
（５）にゴムブーツ（η及び端末スリーブ（６）を取付
けた状態で、あらかじめ成形したフェルール部■の樹脂
成形部に挿入し、接着剤を用いて固定一体化する方法で
ある。このように形成されたフェルール部■を用いるこ
とにより組立作業が簡便化できると共に、抗張力繊維０
力の固定部と光ファイバ（３）が一体化されているので
、抗張力繊維０７１のたるみ等により光ファイバ（３）
に直接張力が印加されるという問題を解消できる。

フェルール部■の回り止めに関しては、第２図（ロ）及
び第４図（ハ）に）に示すように、フェルール部■の鍔
部の一部分が直線状に除去されており、これに対応する
インサーションガイドＯＤの内部に突部が設けてあり、
これにより従来と比較して単純にフェルール部■の回り
止めを実現し、さらに」二記インサーションガイドＯＤ
の突部の外周部の一部に溝部が設けられており、肉厚を
有効に利用することにより光コネクタをより小型化でき
る。

又従来と比較して、ゴムブーツ（７）は直接光ファイバ
コードの被覆部（５）ｌに設け、かつゴムブーツ（力の
長さの半分量」二が押し輪０）及び端末スリーブ０に保
護されるように設計してある。これにより、光ファイバ
コードの被覆部０との接触長さを最大限長くとれると共
に、ゴムブーツ■の形状が単純化し、光ファイバコード
の曲がりに対してもゴムブーツ（７）が光ファイバコー
ドと押し輪ｆｆ１ｌの間に位置するために側圧を緩和す
る方向でも作用する。

以上、本発明の光コネクタを構成する光コネクタプラグ
部（１）及び光コネクタアダプタ部（２０）について、
特に光コネクタプラグ（１）の主要構成要素であるフェ
ルール部■について詳述したが、さらに下記のように構
成することにより一層利点が生じる。

■第６図に縦断面図を示すように、フェルール部■の先
端のアダプタ部のスリーブ（２１）　（第３図参照）と
結合する部分（８）の外周を金属パイプ（２７）で形成
することにより、樹脂成形では離形が容易になると共に
、フェルール部■の寸法安定性及び曲げ強さが金属フェ
ルール並みに向上する。

■第７図に示すように、端末スリーブ（６）の小径部の
抗張力繊維０７１の固定部（６１）に第７図（イ）に示
すように割り（６３）を入れてスプリングスリーブの状
態にして抗張力繊維０７１を保持し易くしたり、同図（
ｌ」）のように１部に切欠き部（６４）を設けて抗張力
繊維（１７）を露出させて成形樹脂又は接着剤との密ｉ
ｔ性を増大させるように′してもよい。

■光コネクタプラグ部（１）のインサーションガイド（
ＩＤの溝部（１２＋とこれに嵌合する光コネクタアダプ
タＨ（２０）のツメ部（２３）を複数設ける場合には、
同一円周」ユにこの円周を等分割しない形で配列するこ
とにより結合方向を一意的に決定することができる。又
少くとも１組の溝部Ｏｂ及びツメ部（２３）の幅を他の
組と異ならしめることによっても同様の効果を奏するこ
とができる。

■光ファイバコードに張力を加えたときにフェルール部
■が加圧バネ（＋５ａ）を締める方向で移動しようとす
るが、この場合、端末スリーブ（６）の後端が押し輪０
争の一部にバネの弾性変形内で先に接触するように設け
ておくことにより、フェルール鍔部（９）に過度な力が
作用するのを防止することができる。

■イジェクタガイド０１１１を加圧バネ（＋５１！Ｊ）
で位置決めしておくことにより光コネクタプラグ部（１
）の安定した挿入が容易となる。

なお、以−にの説明は端末スリーブと抗張力体であるケ
ブラー及び光ファイバ被覆、光ファイバ等が一体化され
た光コネクタフェルール部を例にとり説明したが、必す
しも一体化せず、例えば従来タイプのように抗張力体と
光ファイバを分離して構成しても、本発明の光コネクタ
は軸方向だけの着脱できることに変りなく、幅広く適用
できるものである。　　　□ （実験例） 第２図に示すような光コネクタプラグ（１）を次の手順
で作成した。光ファイバガラス（３）の径が０、＋２５
ｗφの」二にナイロンの被覆部（５）を設けた光ファイ
バ心線（径０．９闘φ）と抗張力繊維０７１としてのケ
ブラーの」二にポリ塩化ビニルの外被を設けた外径３．
０關φの光ファイバコード（５）に、あらかじめインサ
ーションガイドＯＤを取付けである押し輪０■及び加圧
バネ（＋５４）を挿通しておき、光ファイバコード０の
端末を第５図（イ）のように処理し、ついで第５図（ロ
）のようにバネ性のある端末スリーブ（６）（第７図イ
参照）を挿着してケブラー０７）を押える。このような
状態で第５図（ハ）のように金型ＯＤＯ印内にセットし
て第４図に示すようなフェルール部■を成形する。この
ときの成形条件は１７０℃、３０　ｋｇ／ｃ♂、５分で
成形樹脂としてはエポキシ樹脂を用いた。

その後、光ファイバコード（（ト）にあらかじめ挿通し
ておいた押し輪０湯とインサーションガイドＯＤを加圧
バネ（１５α）がフェルールツバ部（９）を加圧するよ
うに結合させる。このようにして出来た光コネクタプラ
グを研磨器に七ノトシて端面研磨を行なって第２図の如
き光コネクタプラグ部（＋１を得た。得られた光コネク
タプラグ部中の外径は７關φ、全長は３０ＩＩｌ＋１で
ある。

）」１記の光コネクタプラグ部（１）を第３図に示す光
コネクタアダプタ部（２０）の両側から挿入することに
より光ファイバコードの結合が実現した。この際インサ
ーションガイドＯＤの溝部＋１２１とアダプタ部（２０
）のツメ部（２３）の嵌合、イジェクタガイドＱＩｌｌ
を用いた取外しにより、軸方向の加圧動作のみで結合の
着脱が容易に実現できた。なお、アダプタのハウジング
部（２２）は金属の切削加工により作成した。

上述した光コネクタの特性試験の結果は次の通りであっ
た。

０本光コネクタの結合特性は平均０．４３ｄＢと良好な
値を示した。

０１０００回の着脱試験においても結合損失変化は±０
．１ｄＢと実用」二問題のない値となった。

■光ファイバコードに張力を加えた場合の引張り試験で
はｎ＝２０において平均１８．７ｋｇ、最小１４．９ｋ
ｇと実用」二問題のない強度であった。

■−３０°Ｃ−＋　７０°ＣＮ　ｅ　ｈ／ｃｙｃｌｅで
２０サイクルのヒートサイクルテストでも連続結合損失
モニターでの結合損失の変動幅は±Ｏ，ＩｄＢと良好で
あった。

■その他、±５　ｍｍ　Ｉ　Ｏｌｌｚの振動テスト２時
間、及び１ｍの落下テスト５回においても結合損失変動
は０．１　ｄＢ以下と良好であった。

なお、本実験例においては光コネクタプラグ部はフェル
ール部の樹脂成形部以外は金属を用い、光コネクタアダ
プタ部は金属の切削加工により作成したが、こ°れに限
定されることなくプラスチック成形品を用いてもよい。

又抗張力繊維と端末スリーブをより強固に結合するので
あれば、この部分に接普剤を用いても勿論差支えない。

さらに、本実験例においては、光コネクタアダプタ部の
両側から光コネクタプラグを挿入した組合せについて説
明したが、本発明は光コネクタアダプタと少くとも一方
がそれに結合する光コネクタプラグを有することが基本
構成で、対向する側に発光体や受光体を設けても勿論適
用可能である。

（発明の効果） 上述した本発明の光コネクタは次のような効果を奏する
ものである。

■光コネクタプラグ部と光コネクタアダプタ部の着脱が
軸方向の動作のみで実現可能であるため、光コネクタの
配線盤等での高密度の実装が可能となる。

■光ファイバコードに、端末スリーブを用いて抗張力繊
維を含めて一体化したフェルール部を形成しているため
小型化を実現し、外径７　ｍｍφという小型の光コネク
タプラグを可能とした。

■フェルール部を成形する際に、金型で端末スリーブを
クランプすることにより、光ファイバコードの外被が熱
で変形することがなく、かつ、加］−精度の出し易い端
末スリーブをクランプするので、光ファイバコードを直
接クランプするのに比して確実にクランプすることがで
きる。

■抗張力繊維の固定を、端末スリーブを用い、フェルー
ル部の成形と同時に実現しているので、従来のように別
個に独立工程で行なっていたのに比して組立て時間が短
縮されるのみならず、抗張力繊維のたるみ等の問題がな
くなり引張り強度も安定したものとなる。

■フェルール鍔部は従来の溝を設けたものでなく、鍔部
の一部を直線」二に除去した形状でインサーションガイ
ド内部と結合で回り止めを実現しているので、成形が容
易であり、かつ、フェルールのねしりに対する強度も向
上する。

■ゴムブーツは端末スリーブ内にあり、端末スリーブで
加圧することにより容易に光ファイバコード上に位置決
め挿着できると共に、光ファイバコードとの接触長さを
十分長くとれ、かつ形状がシンプルなため挿着作業性、
保護性、生産性ともに向上する。

■端末スリーブの抗張力繊維の固定部に割りを入れてス
プリングスリーブのようにすることにより抗張力繊維の
固定が容易、かつ確実になる。

又−に記固定部の一部に切欠部を設け、この部分で抗張
力繊維を露出させることにより成形樹脂との接着強度が
向上する。この結果引張り強度はさらに平均で５．６ｋ
ｇ向上している。

■フェルール樹脂成形部の外周に金属パイプを設けるこ
とにより、成形金型からの離脱が容易になると共に、曲
げ強度も８　ｋｇ以上向」ニし、寸法安定性も６０℃、
９５％ＲＨ雰囲気においても±１μｍ以下に抑えること
が可能となる。

■イジェクタガ□イドは内部バネにより常に後方に加圧
位置決めされており、これにより着脱時に安定して操作
し易くなる。

［相］インサーションガイドの溝部とアダプタのツメ部
の結合方向を位置決めすることにより、常に回転方向の
決まった結合を実現でき再現性のある結合損失を得るこ
とができる。試験においては、この結合回転方向性を常
に一定に着脱することにより、通常±０．１　ｄＢ程度
のバラツキに対して士Ｑ、０ＧｄＢ程度に抑えることが
可能になった。

■光ファイバコードに張力を負荷した場合、端末スリー
ブが押し輪の一部に接触することにより抗力を生しるの
で、フェルール鍔部には張力が加わらず引張り強度に強
い構造となっている。

＠インサ−ジョンガイドの溝部を内部にフェルール部の
回り止め用に設けである突部を利用して設けることによ
り、インサーションガイドの肉厚を有効に利用すること
になり、結果的にインサーションガイドの小型化が実現
できる。

［相］前述のように、ゴムブーツは端末スリーブ内に位
置し、光ファイバコードに直接接触しているため、光フ
ァイバコードの局部的向がりを防止すると共に、光ファ
イバコードの曲がりに対する側圧にも有効に作用する。

なお、本発明の説明は光コネクタプラグ部の外側にイジ
ェクタガイドを設けたものについて説明したか、イジェ
クタガイドを光コネクタと別部品、例えば専用の取出し
治具を使用する構造にしても勿論差支えない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の光コネクタの組立てた状態の−１−半
分断面をあられした側面図、第２図は本発明における光
コネクタプラグ部の上半分断面をあられした側面図（イ
）及びＡ−Ａ断面図、第３図は本発明における光コネク
タアダプタ部の」１半分断面をあられした側面図、第４
図はフェルール部の側面図（イ）、縦断面図的）、Ｂ−
Ｂ矢視図（ハ）及びＣ−ｃ矢視図である。 の説明図、第６図はフェルール部の他の例の縦断面図、
第７図（イ）（ロ）は端末スリーブの実施例の斜視図、
第８図は従来の光コネクタの一例の−に半分をあられし
た側面図（イ）及びＢ−Ｂ断面図である。 ■・・・光コネクタプラグ部、２・・・フェルール部、
３・・・光ファイバ、４・・・光ファイバ被覆部、５・
・・光ファイバコード被覆部、６・・・端末スリーブ、
７・・・ゴムブーツ、１１・・・インサーションガイド
、＋２・・・溝部、１３・・・押し輪、１４・・・イジ
ェクタガイド、２ｏ・・・光コネクタアダプタ部、２１
・・・スリーブ、２２・・・ハウジング、２３・・・ツ
メ部。

Claims (13)

【特許請求の範囲】
1. （１）光コネクタプラグ部と光コネクタアダプタ部によ
   り構成された光ファイバに取付ける光コネクタにして、
   光コネクタプラグ部はフェルール部、フェルール部の外
   側に位置しフェルール部の鍔部を軸方向に加圧する加圧
   部材、該加圧部材を内部に有する形で相互に組立て結合
   している外部に溝部を有するインサーションガイド及び
   押し輪、インサーションガイド及び押し輪の外側に位置
   し加圧部材により軸方向に加圧された状態で位置決めさ
   れているイジェクタガイドにより形成されており、光コ
   ネクタアダプタ部は内部に光コネクタプラグのフェルー
   ル部を位置決め保持するスリーブと外部に前記インサー
   ションガイドの溝部と嵌合部するツメ部を具えたアダプ
   タハウジングにより形成されていることを特徴とする光
   コネクタ。
2. （２）光コネクタフェルール部は光ファイバコードの被
   覆部及び抗張力繊維を固定する端末スリーブの一部と、
   光ファイバ被覆部及び光ファイバを樹脂成形により一体
   化されていることを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載の光コネクタ。
3. （３）フェルール部の鍔部の断面形状が円形の少なくと
   も１力所が単純切断形状に除去されており、この部分に
   インサーションガイドの内面突部がはまり込む形で組立
   てられていることを特徴とする特許請求の範囲第４項記
   載の光コネクタ。
4. （４）インサーションガイドの内面突部が形成されてい
   るところの外側部の一部に溝部を有していることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載の光コネクタ。
5. （５）端末スリーブの抗張力繊維固定部がスプリングス
   リーブで形成されていることを特徴とする特許請求の範
   囲第４項記載の光コネクタ。
6. （６）端末スリーブ後部の大径部内にゴムブーツを収納
   保持していることを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載の光コネクタ。
7. （７）ゴムブーツの外部に露出している長さはゴムブー
   ツ全長の半分以下であることを特徴とする特許請求の範
   囲第７項記載の光コネクタ。
8. （８）フェルール部は端末スリーブを光ファイバコード
   に取付けた状態で樹脂により一括成形されていることを
   特徴とする特許請求の範囲第２項記載の光コネクタ。
9. （９）フェルール部は端末スリーブを光ファイバコード
   を取付けた状態で別途製造してあるフェルール先端部に
   挿入し接着剤で固定して形成されていることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の光コネクタ。
10. （１０）フェルール部の光コネクタアダプタ部内部のス
    リーブと結合する部分の外周に金属パイプを具えている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第８項又は第９項記載
    の光コネクタ。
11. （１１）光コネクタプラグのインサーションガイドの溝
    部とこれに嵌合する光コネクタアダプタ部のツメが２組
    以上同一円周上に配列されており、かつ、この円周を等
    分割していない形で配列されていることを特徴とする特
    許請求の範囲第１項記載の光コネクタ。
12. （１２）光コネクタプラグのインサーションガイドの溝
    部とこれに嵌合する光コネクタアダプタ部のツメが２組
    以上同一円周上に配列されており、少くとも１組は他の
    組と溝部の幅及びツメの幅が異なっていることを特徴す
    る特許請求の範囲第１項記載の光コネクタ。
13. （１３）光コネクタプラグのインサーションガイドと押
    し輪が結合された状態での加圧部材が弾性変形の範囲で
    変化する量より、端末スリーブと押し輪の一部が接触す
    るまでの距離が短かくなっていることを特徴とする特許
    請求の範囲第１項記載の光コネクタ。