JPS61193636A

JPS61193636A - 血圧測定装置

Info

Publication number: JPS61193636A
Application number: JP60035134A
Authority: JP
Inventors: 宇都宮　俊二; 古田　正; 寺本　勤; 北浦　均
Original assignee: Omron Tateisi Electronics Co
Current assignee: Omron Corp
Priority date: 1985-02-22
Filing date: 1985-02-22
Publication date: 1986-08-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野この発明は血圧測定装置に関し、特に腕帯の巻き方等の
測定情報を音声報知する血圧測定装置に関する。

（ロ）従来の技術一般に、血圧測定装置には、腕帯内を加圧ポンプで加圧
した後、微速排気して減圧しつつ、圧力センサで腕帯内
の圧力を検出すると同時に、コロトコフ音センサでコロ
トコフ音を検出し、両センサの出力信号をマイクロコン
ピュータで処理シ、最高血圧値と最低血圧値とを導出し
、表示器で表示するようにしているものがある。この種
の血圧測定装置では、使用方法の説明を取扱説明書で行
っている。

ところで、一般に血圧測定は、腕帯の巻き方等、取扱い
に注意を払わねばならないことが多く、いくつかの注意
点を守らないと、不正確な測定値を表示し、例えば、高
血圧であるにもかかわらず正常の表示がなされることが
ある。また、周囲の騒音、体動、測定者の体質等により
、測定不能のエラーを発生することもある。それゆえ、
腕帯の巻き付けは、所定の方法によりなす必要があり、
また測定状況に応じて適切な措置をとる必要があり、従
って、測定時には取扱説明の確認が必須である。

しかしながら、従来の血圧測定装置では、取扱説明書は
購入時に読まれる程度であり、管理が悪いと紛失してし
まうという問題があり、また、不慣れな測定者にとって
は、取扱説明書を読んで操作方法を習熟することは、面
倒であった。

そこで、これらの問題点を解決するために、この出願の
発明者等は、音声で腕帯の巻き方等の測定情報を報知す
る血圧測定装置を別に出願した。

（ハ）発明が解決しようとする問題点上記音声報知式の血圧測定装置において、測定情報の報
知、例えば腕帯の巻き方を報知する場合、人によって操
作速度が相違するし、また作業中に第三者が話しかけて
来る場合がある。このような場合、音声報知を測定者か
ら中断でき、必要なタイミングで再開できれば便利であ
る。

この発明は、上記に鑑み、音声報知を任意の時点で中断
・再開のできる血圧測定装置を提供することを目的とし
ている。

（ニ）問題点を解決するための手段この発明の血圧測定装置は、カフと、カフ内を加圧する
加圧手段と、カフ内の圧力を検出する圧力検出手段と、
カフ内を減圧して血管情報を検出する情報検出手段と、
前記圧力検出手段及び情報検出手段の出力信号により最
高血圧値及び最低血圧値を導出する血圧導出手段と、測
定に関する情報を音声出力する音声報知手段とを含む血
圧測定装置において、前記音声報知手段からの音声出力
を停止させる停止入力手段と、停止された音声報知手段
を再起動させる再報知指示入力手段とを特徴的に備える
ようにしている。

（ホ）作用この発明の血圧測定装置では、測定開始前に、例えば腕
帯の巻き方等の測定情報が音声報知手段より出力される
。音声出力中に停止入力手段が操作されると、その時点
で音声出力による報知が中断される。その後、再報知指
示入力手段が操作されると、中断点から測定情報が再度
音声で出力される。

（へ）実施例以下、実施例により、この発明をさらに詳細に説明する
。

第１図は、この発明が実施される血圧測定装置の回路ブ
ロック図、第２図は、同装置の外観斜視図である。

この実施例血圧測定装置１は、操作並びに表示を行う本
体２と被測定者の腕に巻付けられる腕帯３とがチューブ
４で連接されて成り、腕帯３を自動的に加圧するように
構成されている。

腕帯３には加圧ポンプ５（加圧手段）が連係されると共
に、急速排気弁６と微速排気弁７が連係され、加圧ポン
プ５の駆動により腕帯３内が加圧されて腕を阻血するよ
うに構成されている。更に、腕帯３に圧力センサ８（圧
力検出手段）とコロトコフ音センサ９（情報検出手段）
とが連係されており、圧力センサ８により腕帯３内の圧
力を検出、する一方、コロトコフ音センサ９により血管
情報であるコロトコフ音を検出するように構成されてい
る。尚、３ａはコロトコフ音センサ９を腕帯３に取付け
るリボンである。

本体２には、電源スィッチ１０、クリアスイッチ１１、
一時停止スイッチ１２、スタートスイッチ１３及び加圧
設定値切換スイッチ１４が設けられている。一時停止ス
イッチ１２は音声出力を一時停止させ、あるいは再開さ
せるために、またスタートスイッチ１３は測定を開始さ
せるために、それぞれ設けられている。本体２には、さ
らに表示部１５及びスピーカ１６が設けられる一方、マ
イクロコンピュータ１７等により成る血圧導出手段１８
が内蔵されている。

このマイクロコンピュータ１７からはスタートスイッチ
１３の操作等により加圧ポンプ５及び急速排気弁６に動
作信号が出力され、加圧ポンプ５を駆動・停止して腕帯
３を自動加圧するようになっている。一方、圧力センサ
８の検出信号はＡ／Ｄ変換器１９を介して、またコロト
コフ音センサ９の検出信号は増幅器２ｏを介してマイク
ロコンピュータ１７に入力されると共に、クロック回路
２１よりクロック信号が入力され、これらの検出信号よ
り最高血圧値と最低血圧値とを決定し、導出するように
構成されている。

更に、マイクロコンピュータ１７からは電源スィッチ１
０の投入により電源回路２２から電力供給され、電圧降
下検出回路２３の検出信号により、この電源回路２２に
停止信号が出力されるように構成されている。

前記加圧設定値切換スイッチ１４はスライドスイッチ等
より成り、このスイッチ信号に基づき、マイクロコンピ
ュータ１７が加圧ポンプ５を駆動して、設定値に腕帯３
を加圧するようになっている。

一方、表示部１５には、マイクロコンピュータ１７より
の信号により、最高及び最低血圧値が表示される。

また、マイクロコンピュータ１７の出力データとＲＯＭ
２４よりの信号によりシンセサイザ２５が音声信号を出
力し、さらにこの信号が増幅器２６を介してスピーカ１
６に入力され、これらの回路手段及び報知手段が構成さ
れ、腕帯の巻き方等を音声で報知するようになっている
。

また、一時停止スイッチ１２はワンタッチ式のスイッチ
であり、−回ＯＮされると音声出力を停止し、もう−回
ＯＮされると音声出力を再開し、さらにもう−回ＯＮさ
れると再度音声出力が停止されるようになっている。つ
まり、ＯＮされる毎に停止と再開が繰返されるようにな
っている。

次に、この血圧測定装置１の構成並びに作用を、第３図
及び第４図に示す制御フローに基づいて説明する。

以下の制御フローではステップＳＴ（以下ＳＴという）
４からＳｒ９までの処理が特に重要である。

電源スィッチ１０がＯＮされると動作がスタートし、Ｓ
ＴＩの１電源スイツチＯＮか”の判定がＹＥＳとなり、
続いてイニシャライズ処理が行われる　（Ｓｒ２．５Ｔ
３）。

イニシャライズが完了すると、次にＳｒ４に移り、音声
ＩＣ１即ちシンセサイザ２５に腕帯の巻き方、発声開始
のコマンドを送る。この発声開始のコマンドを受けたシ
ンセサイザ２５は、腕帯の巻き方の説明情報である、 ■「腕帯を左腕に通して下さい」 ■「マイクを動脈の位置に合わせて下さい」■「心臓と
マイクの位置を同じ高さにして下さい」等を所定の速度で順次出力し、スピーカ１６より音声出
力する。

発声が開始されると、次にＳｒ１で、発声完了か否か判
定される。まだ音声出力中の場合には判定がＮＯでＳｒ
１に移り、一時停止スイッチ１２がＯＮされたか否か判
定される。発声開始後、一時停止スイッチ１２がＯＮさ
れていない場合は、Ｓｒ１の判定がＮｏとなり、Ｓｒ１
に戻り、発声終了までＳｒ１、Ｓｒ１に留まる。

今、発声中に誰かが話しかけて来たり、あるいは発声に
合わせた作業が遅れていると、測定者は一時停止スイッ
チ１２をＯＮすることになる。これによりＳｒ１の判定
がＹＥＳとなり、続いて発声停止コマンドがシンセサイ
ザ２５に送られ（Ｓｒ７）、シンセサイザ２５よりの音
声出力は、その時点で中断される。次に、一時停止スイ
ッチ１２がＯＮか否か判定される（Ｓｒ８）が、二回目
の一時停止スイッチ１２がＯＮされない間は、この判定
がＮｏであり、このステップで待機する。

測定者が音声出力を再開させたい場合には、一時停止ス
イッチ１２をＯＮする。これにより、Ｓｒ８の判定がＹ
ＥＳとなり、続いて発声再開コマンドがシンセサイザ２
５に送られ（Ｓｒ９）　、シンセサイザ２５はこの再開
始コマンドを受けて、中断時点以降の音声信号をスピー
カ１６を通して出力させる。

Ｓｒ９で、再開始コマンドをシンセサイザ２５に送った
後は、Ｓｒ１に戻り、発声が終了するまでＳｒ１、Ｓｒ
１に留まる。

腕帯の巻き方についての発声が終了すると、Ｓｒ１の判
定がＹＥＳとなり、次の５ＴＩＯの処理に移る。

この５ＴＩＯにおいて、加圧設定値を読み取り、記憶す
る。つまり加圧設定値切換スイッチ１４で設定された値
をマイクロコンピュータ１７で読み取り、記憶する。そ
して、５Ｔ１１において、このマイクロコンピュータ１
７の出力信号によりシンセサイザ２５が音声信号を出力
し、増幅器２６を介してスピーカ１６より設定値を音声
で報知し、例えば“１８０ｍｍＨｇ”と発声する。

その後、５Ｔ１２においてスタートスイッチ１３の信号
を読み取り、ＯＮしているか否かを判定する（ＳＴ１３
）。ＯＮされていない時は発声終了まで時間待ちを行い
、なおスタートスイッチ１３がＯＮされない場合は、加
圧設定値の変更の有無を判定し、前回に対し設定値が変
更された場合は、その新たな加圧設定値が発声出力され
る（ＳＴ１４・・・・・・５Ｔ１７．５ＴＩＯ・・・・
・・５Ｔ１４）。

この一連の処理は、最初の加圧設定値の音声を聞いた測
定者がその値が不適切であると判断して、加圧設定値切
換スイッチ１４を操作して、加圧設定値を切換えた場合
等に実行される。

加圧設定値が適切であると判断して、測定者がスタート
スイッチ１３をＯＮすると、５Ｔ１３の判定がＹＥＳと
なり、続いて設定値Ｐ０を表示しく５Ｔ１８）、その後
、急速排気弁６を閉鎖しくＳＴ１’９）、加圧ポンプ５
を駆動させ（ＳＴ２０）、腕帯３内を加圧させる。そし
て加圧設定値Ｐ０の表示を表示部１５より消しく５Ｔ２
１）、その後、腕帯３内の現在の圧力値Ｐ、を読み取り
（ＳＴ２２）、設定値Ｐ０に達したか否かを判定する（
ＳＴ２３）。この設定値Ｐ０に達するまで５Ｔ２２．５
Ｔ２３に留まり、達すると加圧ポンプ５の駆動を停止す
る（ＳＴ２４）。

次に、５Ｔ２５に移り、タイマを１秒間セットして測定
を開始する（ＳＴ２６）。そして５Ｔ２７において、コ
ロトコフ音センサ９がコロトコフ音を検出したか否かを
判定し、検出すると続いて１秒が経過したか否かが判定
される（ＳＴ２Ｂ）。

この１秒経過後にコロトコフ音が検出されると、加圧が
正常であり、５Ｔ２Ｂの判定がＹＥＳとなり、最高血圧
値を測定しく５Ｔ２９）、最低血圧を測定しく５Ｔ３０
）、脈拍を測定する（ＳＴ３１）。つまり、コロトコフ
音の発生時と終了時等でマイクロコンピュータ１７が血
圧値を決定導出した後、急速排気弁６を開放しくＳＴ３
２）　、腕帯３内の残留加圧空気を排気する。

引き続き、測定結果が導出されたか否かが判定され（Ｓ
Ｔ３３）　、上述の如く測定されている時は測定結果、
つまり最高・最低血圧値を表示部１５に表示する（ＳＴ
３４）と共に、スピーカ１６より音声で報知しく５Ｔ３
５）た後、内部データと結果とを比較しく５Ｔ３６）、
その結果をスピーカ１６より音声で報知する（ＳＴ３７
）。即ち、予めマイクロコンピュータ１７に記憶された
データと比較し、正常か否か、異常の際は高血圧か低血
圧かを音声報知する。

その後、タイマを６分間セットしく５Ｔ３Ｂ）、スター
トスイッチ１３がＯＮされたか否かを判定しくＳＴ３９
）　、ＯＮされていると５ＴＩＯに戻り、次の新たな測
定が開始され、上述の動作が行われる。一方、ＯＮされ
ていないと、５Ｔ４０において６分経過したか否かが判
定され、６分間スタートスイッチ１３がＯＮされないと
５Ｔ４１において電源をＯＦＦする旨を音声で報知した
後、５Ｔ４２において電源を０ＦＦＬ、電力の消耗を阻
止する。これにより測定動作が終了する。

一方、５Ｔ２７において、１秒経過する前にコロトコフ
音を検出すると、加圧不足であるので５Ｔ２８の判定が
ＮＯとなり、５Ｔ４３において加圧設定値Ｐ０が２００
ｍｍ１ｇより大きいか否かが判定される。この２００ｍ
ｍＨｇより小さい時は、設定値Ｐ０が小さいので、３０
ｍｍＨｇ加算して（ＳＴ４４）、再加圧を音声で報知す
る（ＳＴ４５）。そして、５Ｔ１Ｂに戻り、再び加圧ポ
ンプ５を駆動して上述の動作に戻り、測定動作を継続す
る。

また、５Ｔ４３において設定値が２００ｍｍＨｇより大
きい時は、５Ｔ３２に移り、急速排気弁６を開放するこ
とになる。そして、５Ｔ３３において測定結果が導出さ
れていないので、判定がＮｏとなり、原因を調べた後（
ＳＴ４６）、その原因を音声で報知しく５Ｔ４７）　、
５７３Ｂに移って、上述の動作を継続することになる。

なお、上記実施例では、一時停止スイッチ１２をワンタ
ッチ式とし、ＯＮされる毎に一時停止と再開が繰返し指
示入力される場合について説明したが、一時停止用と再
開用に、それぞれ個別のスイッチを用いてもよい。

また、上記実施例はコロトコフ音で血圧を測定するよう
にしたが、この発明は脈波等を検出する情報検出手段を
用いて血圧を測定するようにしてもよい。

また、上記実施例では、腕帯の巻き方を電源ＯＮ後に音
声報知するようにしているが、この音声報知のタイミン
グは、電源ＯＮＮ基以外他のタイミングであってもよい
こというまでもない。

（ト）発明の効果この発明によれば、測定情報の報知の中断・再開を任意
になせるので、準備動作の遅い人でも音声出力を中断さ
せるから、作業を行え、焦ることなく落ち着いて準備作
業を行うことができる。また、突発的な事情が生じて作
業を中断しても、その事情に基づく必要な処理を済ませ
た後、中断以降の作業を継続して行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明が実施される血圧測定装置の回路ブ
ロック図、第２図は、同装置の外観斜視図、第３図及び
第４図は、同装置の制御フロー図である。ｌ：血圧測定装置、　２：本体、３：腕帯、　　　　　５：加圧ポンプ、８：圧力センサ
、　　　９：コロトコフ音センサ、１２ニ一時停止スイ
ッチ、１３ニスタートスイツチ、１５：表示部、　　　１６：スピーカ、１７：マイクロ
コンピュータ。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）カフと、カフ内を加圧する加圧手段と、カフ内の
圧力を検出する圧力検出手段と、カフ内を減圧して血管
情報を検出する情報検出手段と、前記圧力検出手段及び
情報検出手段の出力信号により最高血圧値及び最低血圧
値を導出する血圧導出手段と、測定に関する情報を音声
出力する音声報知手段とを含む血圧測定装置において、前記音声報知手段からの音声出力を停止させる停止入力
手段と、停止された音声報知手段を再起動させる再報知
指示入力手段とを備えたことを特徴とする血圧測定装置
。