JPS61193600A - 超音波探触子 - Google Patents

超音波探触子

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JPS61193600A
JPS61193600A JP3272485A JP3272485A JPS61193600A JP S61193600 A JPS61193600 A JP S61193600A JP 3272485 A JP3272485 A JP 3272485A JP 3272485 A JP3272485 A JP 3272485A JP S61193600 A JPS61193600 A JP S61193600A
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JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric material
substrate
composite piezoelectric
acoustic impedance
probe
Prior art date
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Pending
Application number
JP3272485A
Other languages
English (en)
Inventor
Chitose Nakatani
中谷 千歳
Hiroyuki Takeuchi
裕之 竹内
Kageyoshi Katakura
景義 片倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Medical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は超音波診断装置に係り、特にそのセンサ一部に
好適な複合圧電材料を用いた超音波探触子に関する。
〔発明の背景〕
生体の内部撮像に用いる超音波探触子では電気材料結合
係数が高く、音響インピーダンスが低い圧電材料を用い
ることが望しい。ところが、従来のポリフッ化ビニリデ
ン(PVDF)を代表とする有機圧電材料は電気機械結
合係数が低いという欠点があり、ジルコン・チタン酸鉛
(PZT)やチタン酸鉛(PTO)などを代表とする無
機圧電材料は音響インピーダンスが高いという欠点があ
ツタ。PVDFやPZT(もしくはPTO)を用いた探
触子構成は、それぞれの圧電材料の特性に応じた構成が
ある(たとえば、PVDFについては日本超音波医学会
講演論文集、37、P2S5)。
しかし、PVDFを用いた探触子は感度が低いという欠
点があり、PZT(もしくはPTO)を用いた探触子は
パルスが長くなるという欠点がある。
最近、電子通信学会技術研究報告US83−30に示さ
れたように、PZTなどの柱状圧電体を有機物中に多数
理め込んだ構成の複合圧電材料が開発され、その形式の
複合圧電材料で、電気機械結合係数が高< (PZT以
上)、音響インピーダンスカ低い(PVDF並)圧電材
料を構成することが可能であるということがねかった。
さらに、この形式の複合圧電材料は柱状電体の体積分率
を変化させるなどすれば、従来の有機圧電材料から無機
圧電材料までの特性に近い圧電材料を実現することがで
きる。したがって、この形式の複合圧電材料を用いて、
PVDFの特性を生かした探伝子構成とすれば、PVD
Fを用いた探触子より高感度の探触子となり、PZTの
特性を生かした探触子構成とすれば、PZTを用いた探
触子より性能の優れた探触子となることが期待できる。
しかしながら、この複合圧電材料は、これまでの均一な
圧電材料とは異なり、柱状の圧電体が分布した不均一な
圧電材料となっている。したがって、この複合圧電材料
を用いてそれぞれの構成の高性能探触子を実現するため
には、複合圧電材料のその特殊性に応じた探触子構成を
配慮しなければならない。
本発明はこれらの点に鑑みてなされるもので、柱状圧電
体が多数有機物中に埋め込まれた形式の複合圧電材料を
用いた高性能探触子を実現する。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、柱状圧電体が有機物中に多数理め込ま
れた形式の複合圧電材料を用いた効果的な探触子構成を
明らかにし、高性能探触子を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明で対象としている複合圧電材料の構成を第1図に
示す。PZTなどの柱状圧電体101が有機物102に
多数理め込まれている。この加工は芝しく、従来では例
えばマテリアルズ・イン・エンジニアリング(Mate
rials in Engineering)誌第12
巻1980.第99頁に示されるような有機物として硬
いエポキシを用いて小型の複合圧電材料しかなかった。
最近、新しい加工方法が考案され、大型複合圧電材料を
実現することができるようになった。さらに、有機物と
してエポキシばかりでなく、シリコンゴム、ポリウレタ
ンなども用いることができ、軟らかい有機物を用いフレ
キシブルな複合圧電材料も作ることが可能となっている
。この複合圧電材料は、圧電体の体積分率を変えること
により、種々の特性のものが得られる。たとえば、音響
インピーダンスについては、PVDF並のものからPZ
T程度までを自由に作ることが可能である。電気機械結
合係数は高いので、各種圧電材料に応じてすでに開発さ
れている構成の探触子を実現すれば、従来の圧電材料に
よるものよりも高感度となる。
しかしながら、対象とする複合圧電材料は第1回かられ
かる様に不均一であり、探触子を構成する場合この不均
一性に起因する次のような問題がある。
(1)複合圧電材料の背面の基板に対して、定められた
方向に柱状圧電体が配列されなければならない、PZT
などは、その形状(たとえば凹面の平−素子)によって
探触子の音波送受波面の形状がすでに決まっている。ま
たPVDFはフレキシブルであるので、背面の基板によ
って探触子の送受波面の形状が決まるが、均一の圧電体
であるからこの形式の複合圧電材料はど難しくはない。
(2)音波送受波面が、同一振動に近い振動となる構成
としなければならない。
本発明では、複合圧電材料を用いた探触子における以上
の問題点および解決方法を見い出し特許化するものであ
る。この形式の複合圧電材料を用いた探触子では、昭和
52年電気四学会連合大会、113、P3−129で示
されているPVDFを用いた探触子構成、あるいは、P
ZTなどを用いたすでに公知の探触子構成のほかに、複
合圧電材料の背面基板を所定形状とし、その背面基板の
硬度を複合圧電材料の有機物より硬くシ、さらにその背
面基板の硬度よりも、前面付加層の硬度を小さくした構
成により上記の問題を解決するものである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の詳細な説明する。なお、ここでは簡単の
ため、単一素子探触子について述べるが、対象とする複
合圧電材料探触子は、多重リング探触子、アレーなどの
多素子探触子にも関連することは言うまでもない。
対象とする探触子構成を第2図に示す。
第2図(A)、(B)はすでに日本超音波医学会講論集
、37、P2S5などに示されているPVDFを代表と
する有機圧電材料を用いた探触子で、圧電体201の両
面に電極202,203があり、201の背面には20
1より音響インピーダンスの大きな基板204があり、
さらに前面には付加層205がある。さらに、第2図(
B)においては、204.205の厚みは、駆動周波数
に対して、インピーダンスの小さな第2の基板206が
設けられている。後方からの反射をなくすために音波吸
収体207が設けられることもある。この形式の探触子
では、駆動周波数に対して、201の厚る。
第2図(C)はPZTなどを用いた探触子で良く知られ
ている構成で、圧電体208の両面に電極209.21
0があり、背面に音波吸収体を兼ねた基板211、前面
に付加層212が形成されている。通常、駆動周波数に
対して208の厚みはている。なお、204,211、
あるいは205゜212が導電性のものであれば、20
2,209あるいは203,210の代りにこれらを用
いることも可能である。
複合圧電材料の密度ρは、柱状圧電体の密度をρ1、有
機物の密度をρ2とし、柱状圧電体の体積分率をvlで
表わすと、 ρ=V工ρt+(t−vi)ρ2となる。複合圧電材料
の音速Cは、厚み振動の共振周波数をfr、厚みをtと
するとC=2frtで表わす。音響インピーダンスZは
、前述の密度と音速を用い。
Z=ρc=2(v1pt+(1vt)pz)frtで表
わされる。
複合圧電材料の特性例を第3図に示す。第3図は柱状圧
電体の体積分率に対する複合圧電材料の電気機械結合係
数と音響インピーダンスを示している。なお、柱状圧電
体としてPZT(密度7.4xlo3kg/m)、有機
物としてポリウレタン(密度1.77X10’kg/耐
)を用い、柱状圧電体の幅Wと高さの比w/l=0.5
とした。電気機械結合係数ktは圧電材料の電気エネル
ギーと機械エネルギーの変換効率を表わし、複合圧電材
料のが高いほど高感度な圧電材料となる。また、生体の
音響インピーダンスは1.5X10”kg/MS程度で
ある。したがって、探触子用圧電材料は電気機械結合係
数が高くかつ音響インピーダンスが生体に近いことが望
しい。第3図においては、PZTの体積分率が0.1〜
0.4の複合体重材料が非常に優れている。なお電子通
信学会技術研究報告US83−30にも複合圧電材料の
特性が記されているが、本特許で示すほど明確にされて
いない。
PVDF、PZTの電気機械結合係数はそれぞれ0.2
,0.5で、音響インピーダンスはそれぞれ4.2X1
0”kg/ms、35X10 ’kg/rn’sである
。第3図より、PZTの体積分率が0.15のとき音響
インピーダンスはPVDFとほぼ同等で電気機械結合係
数は0.7程度となり、PZTの体積分率が0.9以上
であれば、音響インピーダンスはPZTに近くなり電気
機械結合係数は0.6程度となる。このような複合圧電
材料を用いて、第2図の探触子を構返したところ、従来
の電圧材料によるものよりも高感度となった。
探触子は高感度、短パルスであること力1望しり為。
対象としている複合圧電材料は第1図のように不均一な
ため、所定の方向に柱状圧電体が配列され、かつ、音波
送受面が同一振動に近くなる構成としなければならない
以下、第1.2図を用いて説明する。
これらを満足する探触子構成としては、まず平面あるい
は凹面、凸面などの所定形状で、かつ、複合圧電材料の
有材物102より硬い背面基板204あるいは211に
、はとんど加圧することなく充分な接着力を有する接着
剤で接着することが必要となる。なぜなら、204,2
11が102より軟らかいと、接着後、102の応力に
より204,211が変形し、柱状圧電体101の方向
がそろわなくなり、また、音波送受信特番こ102の変
位が204,211に作用し、送受波面が同一振動から
かけ離れた振動をするようになるからである。柱状圧電
体101は、充分硬くかつ接着時の加圧も少ないので、
はとんど変形せず、したがって204,211を変形さ
せることばないが、たとえば凹面接触子を作ったとすれ
ば、102中には複合圧電材料の脊面側に縮みの応力、
前面側には伸びの応力が生じ、204,211に作用す
る。
次に、付加層205,212が形成されるが、205.
212はそれぞれ204,211より軟らかくなければ
ならない。第4図は第2図(C)の構成について実験し
た例で、102の硬度は70で、(A)、(B)、(C
)、(D)は、211の硬度がそれぞれ75,88,9
5,95で、211の硬度がそれぞれ95,95,95
,60の場合で、平板反射体からの反射波形である。硬
度測定はJISA規格にもとづき、大針後10秒の値を
用いている。これかられかるように、211の硬度に対
し、212の硬度が低い場合の波形が非常に良く、他は
良くない、なお、212を形成する前の反射波形と比較
したところ、212により波形が改善されたのは(D)
の場合のみであった。このことは、212なしの場合は
212として水と同じ材質のものを用いたと等価である
ので、212の硬度が211より硬い場合より、212
の硬度が211より軟らかい場合の方が望ましいことを
示す例である。なお、第4図の実験では、212の音響
インピーダンスは、水と複合圧電材料の昔同様な結果と
なった。また付加層として一層の場合しか示さなかった
が、多層にすることも考えられる。その場合にも、20
4,211などの背面基板より軟らかい付加層を用いる
ことが望しい。
また、第2図(C)の構成で、複合圧電材料を用いた場
合の211の音響特性は、211の音響インピーダンス
が複合圧電材料の有機物の音響インピーダンスと複合圧
電材料の音響インピーダンスの中間の値をとり、かつ2
11の減衰が送受信する超音波の周波数において15d
B/am以上であることが望しい、複合圧電材料は機械
的Q値が低い(US83−30)という特長があり、そ
の利点を生かし比較的音響インピーダンスの小さい21
1を用い、高感度で短いパルス波形を有する探触子を実
現できる。第2項(C)で212がない場合の探触子構
成において、複合圧電材料と従来材料としてPTOを用
いた場合の比較を第5図に示す。(A)は、音響インピ
ーダンスおよびQ値がそれぞれ7.4 X 108kg
/ポS、24で。
211(7)音11インピーダンXを2.2X10’k
g/ rrf sとした場合の平板反射体からの反射波
形で、(B)は、音響インピーダンスおよびQ値がそれ
ぞれ34X10’kg/ms、1000程度のPTOに
、音響インピーダンスが1oxlo”kg/msの21
1を用いた場合の反射波形である。これらの探触子は、
圧電振動子と211の音響インピーダンスの比をほぼ同
一としている。これかられかるように、複合圧電材料は
Q値が小さいので、短かいパルスとなっている。また、
211の音波減衰が小さいと、211を大きくしなけれ
ばならない。15dB/cm程度でよい。減衰がさらに
大きければ、211を薄くできるので、それだけ小型の
探触子を実現できるという利点がある。
以上、単一素子の探触子について述べたが、多重リング
探触子、アレーなどの多素子探触子凹面。
凸面、鞍型等各種形状探触子にも適用できることは言う
までもない。また、これまでは、第1図のような形式の
複合圧電材料について述べてきたが、第1図とは逆に、
板状の圧電材料に穴が形成され、その穴に有機物が入っ
た形式の複合圧電材料にも適用できる。
〔発明の効果〕
発明によれば、11合圧電材料による高性能探触子が簡
単に得られ、その工学的価値は多大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は複合圧電材料の模式図、第2図は本発明の対象
とした探触子構成図、第3図は複合圧電材料の特性例、
第4図は複合圧電材料による探触子の特性例で背面基板
と付加層の関係を示す図。 第5図は複合圧電材料と従来材料による探触子の特性比
較。 101・・・柱状圧電体、102・・・有機物、201
゜208・・・圧電材料、204,206,211・・
・反面基板、207・・・音波吸収体。 代理人 弁理士 小 川 勝 男 第 7 凶 菊 、2図 (A)        (B)       CC)P
AT惨槓分奉 躬4図 一σ炉〜             →/14>羊左図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、厚み方向に分極した圧電セラミックからなる領域と
    、有機物からなる領域とが板面方向で交互に分散して存
    在する板状の複合圧電材料と、該複合圧電材料の背面に
    設けられた基板と、該複合圧電材料の前面に設けられた
    付加層とを有し、該基板の硬度を該複合圧電材料の有機
    物より硬くしたことを特徴とする超音波探触子。 2、第1項記載の基板と付加層において、基板より軟ら
    かい付加層を用いたことを特徴とする超音波探触子。 3、第1項記載の基板の音響インピーダンスを、該複合
    圧電材料の音響インピーダンスより大きくし、かつ、該
    付加層の音響インピーダンスを、水の音響インピーダン
    スと該複合圧電材料の音響インピーダンスの間にしたこ
    とを特徴とする超音波探触子。 4、第1項記載の基板の音響インピーダンスを、該複合
    圧電材料の有機物の音響インピーダンスと該複合圧電材
    料の音響インピーダンスの間にし、該基板の音波減衰が
    使用超音波において150dB/cm以上で、該付加層
    の音響インピーダンスを、水の音響インピーダンスと該
    複合圧電材料の音響インピーダンスの間にしたことを特
    徴とする超音波探触子。
JP3272485A 1985-02-22 1985-02-22 超音波探触子 Pending JPS61193600A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63126283A (ja) * 1986-11-14 1988-05-30 Ngk Spark Plug Co Ltd ピエゾ探触子

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63126283A (ja) * 1986-11-14 1988-05-30 Ngk Spark Plug Co Ltd ピエゾ探触子

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