JPS61192770A - カ−ボンペ−スト - Google Patents

カ−ボンペ−スト

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JPS61192770A
JPS61192770A JP3144085A JP3144085A JPS61192770A JP S61192770 A JPS61192770 A JP S61192770A JP 3144085 A JP3144085 A JP 3144085A JP 3144085 A JP3144085 A JP 3144085A JP S61192770 A JPS61192770 A JP S61192770A
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acrylate
carbon
parts
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Akiyoshi Hashimoto
橋本 明義
Shiro Kojima
児島 史郎
Takashiro Azuma
東 貴四郎
Hiroyuki Kato
博之 加藤
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Toagosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (1)発明の目的 〔産業上の利用分野〕 本発明は回路に組み込まれる炭素皮膜固定抵抗器、炭素
皮膜可変抵抗器、メンブレンスイッチ、信号回路、面発
熱体等に使用される導電性カーホンペースト、自動車用
メーター表示板に使翔される一般カーボンペースト、更
には一般のカーボン系黒色塗料に関するもので、しかも
結合剤として活性エネルギー線硬化型樹脂を使用するこ
とにより電子線、r線、紫外線等の高エネルギー線照射
硬化手段をとり得るカーボンペーストに関するものであ
る。
〔従来技術〕
電子線、rR1紫外線等の高エネルギー線照射硬化手段
をとり得るカーボンペーストは従来の熱硬化型カーボン
ペーストに比べ高生産性、加熱不要、省エネルギー、省
スペースという特長を有しており、近年その実用化に向
けて盛んに研究が進められている(例えば特開昭58−
164663号公報、特開昭59−175702号公報
、特開昭59−195802号公報)。
しかし一般にグラファイト以外のカーボン粉末は吸油量
が大きく、低粘度の電子線硬化型樹脂を使用してもその
ペーストの流動性は尚小さく、実用上エチルカルピトー
ル等の高沸点溶剤を多量に使う必要がある。
〔発明が解決しようとする問題〕
電子線硬化型樹脂を使用するカーボンペーストの場合、
高エネルギー線照射硬化手段単独では高沸点溶剤が残り
、硬化後経時的に特性が変わるという問題(例えば抵抗
体の場合、抵抗値が経時変化する)があり、加熱硬化手
段を併用子る場合にも公害問題、省エネルギーという観
点から溶剤の使用を極力少なくすること及び流動性のよ
いことが望まれている。
2 発明の構成 〔問題を解決するための手段〕   □本発明者らは主
としてカーボン粉末、電子線硬化型結合剤から成るカー
ボンペーストの流動性を向上させる手段について鋭意研
究した結果、分散能を有する特殊なグラフトポリマーを
使用することによりカーボンペーストの流動性が著しく
向上することを見出し本発明に至りたものである。
即ち、本発明はカーボン粉末、活性エネルギー線硬化減
結合剤からなるカーボンペーストに対して、親木性官能
基を有するモノマー(A)5〜60重量%、下記に示す
モノマーCB)10〜85重量%及び疎水性のマクロモ
ノマー(C)15重量−以上を共重合してなるグラフト
ポリマーを、カーボン粉末゛100重量部に対して5〜
30重量部配置部てなるカーボンペーストである。
モノマーの): 下記(1)式又は(2)式で表わされる化合物及びスチ
レン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、シク
ロヘキシルアクリレート、シクロヘキシルメタクリレー
ト、ベンジルアクリレート、ベンジルメタクリレート、
アクリロニトリルから選ばれた1種以上のモノマー。
CH,=C−C0OR,・・・・・・・・・ (1)R
,COOCH=CH,・・・・・・・・・ (2)ただ
し、XはH又はCH,であり、R1は炭素数20以下の
フルキル基又はCH,CH,CnFt n +、 (n
は平均が8以下の正数)であり、R2は炭素数17以下
のアルキル基である。
〔グラフトポリマー〕
本発明で用いられる分散能を有するグラフトポリマーは
、前記のように特定の親水性官能基を含むモノマー(A
)5〜60重量%、特定のモノ″′″マー@10〜85
重量慢及び疎水性のマクロモノマー(C)15重量−以
上を共重合してなる共重合体である。
ここで親水性官能基とは、水との相互作用の強い官能基
であって、例えばカルボキシル基、リン酸基、スルホン
酸基これらのアルカリ金属塩、例えばナトリウム塩、カ
リウム塩、ヒドロキシル基、ジメチルアミノ基及びジエ
チルアミノ基があげられる。
カルボキシル基を有する反応性上ツマ−の一例として次
のものをあげることができる。尚本明細書中ではアクリ
レート及び/又はメタクリレートを(メタ)アクリレー
トと総称し、アクリル酸及び/又はメタクリル酸を(メ
タ)アクリル酸と総称し、アクリロイルオキシ及び/又
はメタクリロイルオキシを(メタ)アクリロイルオキシ
と総称する。
(メタ)アクリル酸、2−(メタ)アクリロイルオキシ
エチルコハク酸、2−(メタ)アクリロイルオキシエチ
ル7タル酸、マレイン酸、フマル酸、4タコン酸、アリ
ルマロツ酸。
リン酸基を有するモノマー^の例として次のものをあげ
゛ることができる。
2−(メタ)アクリロイルオキシエチルアシッドホスフ
ェート、2−メタクリロイルオキシ−1−クロロメチル
−エチルアシッドホスフェート、2−メタクリロイルオ
キシ−1−メチル−エテルアシッドホスフェート。
スルホン酸基を有するモノマー囚の例として次のものを
あげることができる。
2−アクリルアミド−2−メチルプロピルスルホン51
、P−スチレンスルホン酸、スルホエテルメタクリレー
ト。
ヒドロキシル基を有するモノマー(8)の例とし【次の
ものをあげることができる。
2−とドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシ
ブチル(メタ)アクリレート、3−ブトキシ−2−ヒド
ロキシプロピルアクリレート、3−クロル−2−ヒドロ
キシプロピルアクリレート、グリセロールモノ(メタ)
クリレート、ポリエチレングリブール又はポリプロピレ
ングリコールのモノ(メタ)クリレートでポリスチレン
換算による数平均分子量が1000以下のもの。
ジメチルアミノ基を有するモノマー(8)として、例え
ばジメチルアミノエテル(メタ)アクリレートを、また
ジエチルアミ7基を有するモノマー(5)として1例え
ばジエチルアミ7基テ/I/(メタ)アクリレートをあ
げることができる。
次に、モノ−−(B)は疎水性モノマーであって、前記
したように一般式 %式% (ここでXはH又はCH,であり、R1は炭素数20以
下のアルキル基又はCH,CH,CnFtn+t(ここ
でnは平均が8以下の正数であり、R7は炭素数17以
下のアルキル基である。)で表わされるモノマー、スチ
レン、α−メチルスチレン、P−メチルスチレン、シク
ロヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)ア
クリレート及びアクリロニトリルから選ばれた一種以上
のモノマーである。上記一般式で表わされるモノマーと
しては例えば次のものをあげることができる。
メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレ
ート、ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ
)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステ
アリル(メタ)アクリレート、及びその他のアルキ/I
/(メタ)アクリレート、酢酸ビニル、プロピオン酸ビ
ニル、カプロン酸ビニル、ラクリル酸ビニル、i=6の
パーフロロエチルアクリレート。
また、疎水性のiクロモノマー〇とは、分子鎖の片末端
に重合性の官能基を持つ比較的低分子量(数平均分子量
で1000〜20000)のぜリマーを意味する。
上記マクロモノマーの数平均分子量は、ゲルノぐ−ミエ
ーシ1ンクロマトグラフィー(以下GPCという)によ
るポリスチレン換算分子量であり、測定条件は次のとお
りである。
装置:高速液体クロマトグラフィー(例えば東洋首這工
業■製商品名HLC−80 20′R) カラム:ポリスチレンのゲル(例えば東洋曹達工業■製
部品名G4000H8及び G3000H8) 溶出溶媒:テトラヒドロフラン 流出速度:tOml/min カラム温度:40℃ 検出器:R■検出器 マクロモノマー(C)としては、前記モノマー(B)又
はジメチルシロキサンの重合物を使用して得られたもの
で数平均分子量t、ooo〜IG、000のものが好ま
しい。但)の重合物を原料とするマクロモノマーの製造
方法は、特開昭59−217714号公報、同60−1
:58G2号公報等に開示されており、その例を次に示
す。
前記モノマーの)をカルボキシル基を分子内に持つ連鎖
移動剤の存在下で重金させ、片末端にカルボキシル基を
持った重合体を製造し、次にカルボキシル基と反応性の
官能基例えばグリシジル基及びラジカル重合性二重結合
の両方を分子内に持つモノマー(例えばグリシジル(メ
タ)アクリレート)と反応させ疎水性のマクロモノマー
(Qを得る。
上記カルボキシル基を分子内に持つ連鎖移動剤として次
のものを例示することができる。
メルカプト酢酸、3−メルカプトプロピオン酸、2−メ
ルカプトプロピオン酸、チオサリチル酸等。
またジメチルシロキサンの重合物を使用したマクロモノ
マーの製造方法の一例としては、特開昭59−7825
6号公報に開示されている方法をあげることができる。
本発明で用いるグラフトポリマーの製造における各モノ
マーの使用割合は、親水性官能基を有スるモノマー(A
)5〜60重量%、モノマー(B)10〜85重量%及
び疎水性のマクロモノマ−(C)15重量%以上である
あり、モノマー(5)が60重重量風上、モノマー(B
)が10重量俤未満及びマクロモノマー〇が15重量−
未満の場合には疎水性が不十分となり、いずれの場合に
も親水性と疎水性のバランスが悪くなって、分散性の良
好なカーボンペーストは得られない。
上記各モノマーの種類、使用割合に関して、親水性官能
基としてヒドロキシル基を有するモノマー^を用いる場
合には、モノマー(5)が60〜40重量勲モノマー但
)が20〜40重量%が好マしく、マクロモノマー(q
としては数平均分子量1000〜3000のメチルメタ
クリレート系マクロモノマーであって、30〜40重量
−が好ましい。
また親水性官能基としてヒドロキシル基以外の親水性官
能基を有するモノマー囚を用いる場合には、七ツマ−(
5)が5〜40重量%が好ましく、七ツマ−(B)が2
0〜30重量%が好ましく、マクロモノマー(qが30
〜65重量%が好ましい。
グラフトポリマーの製造方法は、親水性官能基を有する
モノマー(5)、モノマー(B)及び疎水性のマクロモ
ノマー(qを共重合すればよく、具体的には従来公知の
重合法例えばラジカル重合開始剤の存在下、溶液重合法
、バルク重合法、エマルジ百ン重合法、分散重合法、な
どの方法を用いて重合させる方法があげられ、これらの
うち重合反応中での相分離現象を回避するため、また反
応のコントロールのしやすさのために溶液重合法が好適
である。
またグラフトポリマーは、後記する結合剤と反応し得る
ように変性することが可能である。
即ち活性エネルギー線硬化型結合剤を用いる場合には、
(メタ)アクリロイル基をグラフトポリマーに持たせれ
ばよく、その方法として例えば、分子内にカルボキシル
基を持つグラフトポリマーにグリシジル(メタ)アクリ
レートを反応させれば良(、またグリシジル(メタ)ア
クリレートを併用してグラフトポリマーの合成を行ない
、その後、そのエポキシ基に(メタ)アクリル酸を反応
させれば良い。
本発明で使用するグラフトポリマーの製造においては、
前記した3種のモノマー囚、(ロ)及び(q以外に、そ
れら以外の七ツマ−を併用して共重合することもできる
〔カーボン粉末〕
本発明で用いられるカーボン粉末としそは、一般に市販
されているカーボンブラック及びグラファイトの1種以
上をその目的に応じて組合せて用いれば良い。それらの
例とし【下記の商品名で示されるものをあげることがで
きる。
5pecial  Black5、Co1our Bl
ack LT。
、  Pr1ntex85.5pecial Blac
k230、Pr1ntex L (以上、Deguss
a社製)、ケッチェンブラックEC(日本イージー■製
)、デンカブラック(電気化学工業■製)、トーカブラ
ック”4300(東海カーボン■製)、旭190(旭カ
ーボン社製)、パルカンXC−72(Cabot社製)
、天然グラ7フイトcssp(日本黒鉛工業■製)、合
成グラフアイ) UFO−2(昭和電工■製)。
〔活性エネルギー線硬化屋結合剤〕
本発明で用いられる活性エネルギー線硬化型結合剤とし
ては、α、β不飽和二重結合をその分子内に1つ以上有
する化合物或はポリチオール化合物とジエン系化合物と
からなる組成物等で電子線、r線等の放射線と言われて
いる高エネルギー線の照射により、又は光開始剤もしく
は光開始剤と光増感剤とを添加して紫外線の照射により
硬化反応が起る化合物の1種以上をその目的に応じ【組
合せて用いることができる。
それらの例として下記の商品名で示されるもの等をあげ
ることができる。
フェノキシ基を有するモノアクリレートとしてアロエッ
クス■M−101、アロエックス■M−113、アロエ
ックス■M−117、ウレタン系アクリレートとし【ア
ロエックス■M−1100、アロエックス■M−120
0、オリゴエステル(メタ)アクリレートとしてアロエ
フ210M−5フ00.アロエツクス■M−6100、
アロエックス■M−6300、アロニツクス■M−71
00,70ニツクス■M −8030、アロニラ〉ス■
M−8060、アロエックス■M−8100、特殊アク
リレートとシテアロエックス■M−220,70ニツク
ス’M−215、アロエックス■M−315、アロエッ
クス0M−400(以上、東亜合成化学工業■製)、ト
リメチロールプロパンのトリ(メタ)アクリレート、ト
リメチロールプロパンのプレピレンオキサイド又はエチ
レンオキサイド付加物のトリ(メタ)アクリレート、1
6−ヘキサンシオールジ(メタ)アクリレート、ネオペ
ンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリ
スリトールのテトラ又はトリ(メタ)アクリレート、ジ
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラヒ
ドロフルフリル(メタ)アクリレート、エチルカルピト
ールアクリレート、両末端にプロペニル基の−りいた不
飽和アリルウレタンオリプマーとトリメチロールプロパ
ントリス(β−メルカプトプロピオネート)との組成物
、「U■・EB硬化技術」(■総合技術センター込昭和
57年10月30日に発行)記載のエポキシアクリレー
ト、けい皮酸化合物、その他の活性エネルギー線照射に
よる硬化が可能な化合物。
上記の光開始剤、光増感剤としては、前記した「U■・
EB硬化技術」に記載されている化合物、その他一般に
市販されているものが使用でき、それらの例として下記
のものをあげることができる。
ベンジルメチルケタール、ベンゾフェノン、ベンジル、
2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオフェノン、メチ
ルジェタノールアミン、ジメチルエタノールアミン、ト
リエチルアミン。
本発明のカーボンペーストにおいては、上記活性エネル
ギー線硬化型結合剤以外に、必要に応じて加熱硬化型結
合剤、有機溶剤、高分子量ポリマー、消泡剤等を配合す
ることができる。
〔加熱硬化型結合剤〕
本発明で使用できる加熱硬化型結合剤としては従来公知
の加熱硬化製樹脂例えばエポキシ樹脂、フェノール樹脂
、ジアリルフタレート樹脂、エリア樹脂、メラミン樹脂
、ポリイミド樹脂、アルキッド樹脂、シリコーン樹脂等
があげられる。
〔有機溶剤〕
本発明で使用できる有機溶剤としては、イソホロン、エ
チルカルピトール、アセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、ジメチルス
ルホキシド、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳
酸エチル、酢酸グリコールモノエチルエーテル、エチレ
ングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールモ
ノエチルエーテル、ジオキサン、ベンゼン、トルエン、
キシレン、メチレンクロライド、エチレンクロライド、
四塩化炭素、クロロホルム、エチレンクロルヒドリン、
ジクロルベンゼン、ジメチルフォルムアミド、テトラヒ
ドロフラン等があり、これらのうち単独又は2檻以上を
混合して用いることができる。
〔高分子量ポリマー〕
本発明で使用できる1分子量ポリマーとしては、一般の
熱可塑性樹脂、例えばポリビニルブチラール樹脂、塩ビ
樹脂、塩ビ・酢酸ビニル共14NM脂、塩ビ・酢酸ビニ
ル・ビニルアルコール共重合樹脂、エチレン・酢酸ビニ
ル共重合樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリ
ブタジェン樹脂、アクリロニトリル樹脂等があげられ、
これらのうちから曳糸性付与等の目的に応じて適宜選択
して使用される。
〔消泡剤等の添加剤〕
本発明で使用できる消泡剤等の添加剤としてはシリコー
ン系の消色剤(日本ユニカー−製商品名5AG−47な
ど)、平滑性向上剤(ダウコーニング■製商品名ペイン
タッド■Q)などをその目的に応じて用いれば良い。
〔カーボンペーストの製造〕
本発明のカーボンペーストは、一般の塗料の製造法に従
い各成分を混和することにより得られる。即ち、カーボ
ン粉末、グラフトポリマー、所定量の活性エネルギー線
硬化屋結合剤、その他必要に応じて加熱硬化型結合剤、
有機溶剤、高分子量ポリマー、消色剤等の添加剤を三本
ロール、ボールミル、サンドミル等の分散機を用いて混
和すれば良い。
この場合予めカーボン粉末とグラフトポリマーと少量の
溶剤をバタフライミキサー等を用いてブレミキシングを
行ない、その後他の原料を加えて分散機による混和を行
なえば、ブレミキシングを行なわない場合に比べより優
れた流動性を有するカーボンペーストを得ることができ
る。
グラフトポリマーの使用割合は、カーボン粉末100重
量部に対して5〜30重量部であり、10〜25重量部
が好ましい。
グラフトポリマーの使用量が5重量部未満では流動性向
上の効果が認められず、25重量部を越える場合には使
用量を増加させた割に、その効果が向上せず、更に炭素
皮膜抵抗器用途では抵抗値の温度ドリフトが大きくなる
等弊害が生ずる。
発明をさらに具体的に説明する。
なお、各側における部は重量部を表わす。
参考例1 〔マクロモノマー;MMA3000の合成例〕攪拌機、
還流冷却器、滴下ロート、温度計及びN、ガス吹き地目
を備えたガラスフラスコに溶剤として酢酸ブチル105
.5部を仕込み、N。
ガス導入下80〜85℃にてメチルメタクリレート10
0部、3−メルカプトプロピオン酸3.5部及びアゾビ
スイソブチロニトリル2部の混合溶液を4時間かゆて連
続的に滴下して重合を行なった。その後同温度で2時間
加熱した後95℃で1時間加熱して重合を終了した。得
られたプレポリマーの反応液の酸価を測定したところ0
.147■当量/lであった。又130℃、1時間加熱
減量によるプレポリマー濃度は30重量%であった。
ついでこの反応液200部に対してグリシジルメタクリ
レート5.4部(13倍当量/C00H)、触媒として
テトラブチルアンモニウムブロマイド1部(α49チ)
及び重合防止剤としてノ・イドロキノンモノメチルエー
テルQ、04部(200ppm)を加え反応温度95℃
にて8時間反応させた。得られた末端メタクリレート型
メチルメタクリレートマクロモノマーの反応液の酸化を
測定したところ0.001■当量/g以下であり、酸価
の減少に基づく反応率は99チ以上であった。GPCに
よるマクロモノマーのポリスチレン換算数平均分子量は
2820であり、重量平均分子量は4620でありた。
得られたマクロモノマーをMMA3000と称する。
参考例2 〔マクロモノマー;MMAloooの合成例〕参考例1
における3−メルカプトプロピオン酸5.5部を1(1
5部に変えた以外は同様の方法により数平均分子量10
30、重量平均分子量1580のマクロモノマーを得た
。これをMMAloooと称する。
参考例3 〔マクロモノマー; MMA 3000の合成例〕参考
例1における3−メルカプトプロピオン酸45部を2.
1部に変えた以外は同様の方法により数平均分子量51
00、重量平均分子量8260のマクロモノマーを得た
。これをMMA3000と称する。
参考例4 〔マクロモノマー;5tsoooの合成例〕攪拌機、還
流冷却器、滴下ロート2本、温度計及びガス吹き込み口
を備えつけたガラスフラスコに、スチレン3001’l
S、 酢酸フfk300部を仕込み、一方の滴下ロート
(滴下ロー)Aと称する)Kメチレフ300部、もう一
方のロート(滴下ロートBと称する)Kアゾビスイソブ
チロニトリル12.5部、6−メルカプトプロピオン5
1212部、酢酸ブチル230部の混合液を入れた。窒
素ガス導入後反応液を加熱昇温して90℃に保った後、
滴下ロー)Aを4時間、滴下ロー)Bを10時間かけて
滴下した。更に2時間加熱するとスチレンの重合転化率
は92.5チとなった。
窒素バブリングから空気バブリングに変換後、ハイドロ
キノンモノメチルエーテルQ、3部、グリシジルメタク
リレート27.0部、テトラブチルアンモニウムブロマ
イド7.5部を添加して90℃で9時間反応させた。酸
価から求めた反応転化率は9tO−であった。
反応液を10倍量のメタノールに沈澱させて80℃で減
圧乾燥し、固形状のスチレンマクロモノマー912部を
得た。GPCKよるポリスチレン換算分子量は、470
0(数平均)及び9400(重量平均)であった。この
マクロモノマーを5tsoooと称する。
参考例5 〔グラフトポリマー−1の合成例〕 マクロモノマーMMA3000の反応液ヲ60部(固形
分換算、30部)、アクリル酸を40部、ステアリルメ
タクリレートを30部、アゾビスイソブチロニトリルを
3部、3−メルカプトプロピオン酸を[133部、混合
溶剤(25ゾ %o1%エタノール+75巷o1%テトラヒドロフラン
)を270部をフラスコに仕込み、N。
ガス導入下で攪拌しながら70℃にて7Hrラジ力ル重
合させ仕込比率MMA3000(!10部)/AA(4
0部)/SMA(30部)で重量平均分子量253.0
00のグラフトポリマーを得た。このグラフトポリマー
をクラフトポリマー翫1とする。
参考例6 〔グラフトポリマー−2〜翫21の合成例〕参考例5と
同様の方法により表−1の仕込組成比率に従った重合を
行ない、グラ7トボリマー翫2〜Na19を得た。
実施例1 (プレミキシング) 100ccポリプロピレン製カツプに下記重量のカーボ
ン粉末、グラフトポリマー11klの合成液、アセトン
を計量し、よく掻き混ぜた後ふたをして1晩放置した。
骨1)グラファイトC85P  3g 骨2)デンカブラック    ill +3)Printex L     Q、8jlグラフ
トポリマーNIL1 1.9(固形分として) アセトン       8Jl テトラヒドロフラン  51 畳1)日本黒鉛■製 畳2)電気化学工業■製 41)3)Degussa社製 (混和) 上記のプレミキシングしたカーボン組成物に電子線硬化
型結合剤としてアロ=ツクス0M−309を1211及
びテトラヒドロフルフリルアクリレートを8II加えて
よく掻きまぜた後セラミック三本o−ル(Otto H
errmann社製)を用いロール間隙0.05mで6
回通過させ、本発明のカーボンペーストを得た。このカ
ーボンペーストをJISK5701記載のスズレッドメ
ーターによりその流動性を調べたところDa。
(60秒後の広がり)が36調であった。
またこのカーボンペーストは用いた低沸点溶剤の臭気が
若干残っているものの、ガスクロマトグラフィーで調べ
た結果残溶剤量は使用した溶剤の51sであった。これ
は三本ロールによる混和の際蒸発したもので実質的に無
溶剤カーボンペーストと呼べるものであった。
実施例2〜17 実施例1のプレミキシングにおけるグラフトポリマーN
&1をグラフトポリマm−2〜グラフトポリマーNa1
7に代えた以外は実施例1と同様の方法で実施例2〜1
7の結果を得た。その結果を表−1に示す。
比較例1 実施例1のプレミキシングにおいて、グラフトポリマー
Fll11を使用しなかりた他は実施例1と同様の方法
でカーボンペーストを得た。その結果を表−1に示す。
比較例2〜5 実施例1のプレミキシングにおけるグラフトポリマー−
1をグラフトポリマー−18又はグラフトポリマー11
に19又は市販の分散剤D i ape rbyk −
101(Byk−Mat l 1nckrodt社製)
、又は市販の分散剤ディスノ々ロンKS−873N(楠
本化成■製)に代えた以外は実施例1と同様の方法でカ
ーボンペーストを得た。
その結果を表−1に示す。
(注釈) ■ ()内の値はグラフトポリマー合成時の仕込組成比
率を示す。
■ AAニアクリル酸 ■ SMA ;ステアリルメタクリレートOBMA;ブ
チルメタクリレート ■ 仙仏;2ウリルメタクリレート @  St;スチレン ■ DM;ジメチルア2ノエチルメタクリレート(i)
  MR−200; 2−メタクリロイルオキシエチル
アシッドホスフェート (i)  AMPS;2−アクリルアミド−2−メチル
プルピルスルホン酸 @  F A ; CH、=CHCOOC鴇CHt C
n F<4 (n =6)@PE−330;ポリエチレ
ングリコールのモノメタクリレート(Mn+430) @  D!5perbyk−101;Byk−Mall
inckrodt社製分散剤 @ デイスバロンKS−873N;楠本化成■製分散剤 参考例7 実施例13において、グラフトポリマー413の使用量
11iを0.25I Q、301 t25II。
tso、pと変え【カーボンペーストを得た。それらに
ついて流動性を測定し、グラフトポリマーの使用量とD
6゜との関係をグラフに表わし、それを第1図に示した
。第1図かられかるように、グラフトポリマーの使用量
がカーボン粉末100部に対し、5部未満では流動性が
悪く、25部を越えるとその効果が低下することがわか
る。
応用例1 実施例1のプレミキシングにおけるグラフトポリマーム
1をグラフトポリマーA15に変え、実施例1の混和に
おけるアロニツクス■M−30912Jl及びテトラヒ
ドロフルフリルアクリレ−)8f9をアロニツクス[F
]M−3098,8J+、ナト2ヒドロフルフリルアク
リレート5.81及びポリビニルブチラール樹脂0.4
J’に変えた以外は実施例1と同様の方法によりスクリ
ーン印刷用カーボンペーストを得た。
このペーストの流動性はり、  (スプレ、トメも −ターによ吟6秒後の広がり)=38■、D6゜=30
1111でありスクリーン印刷を行なったところ鮮明な
印刷を行なうことができた。
また比較例10カーボンペーストを用いてスクリーン印
刷を行なうたところスキージからペーストが落ちず連続
印刷が不可能であった。
(3)発明の効果 本発明のカーボンペーストは、各実施例、応用例におけ
るスプレ、トメ−ターを用いたり、、D6の値から明ら
かなように、流動性にひじように優れ、実質的に無溶剤
のものであって、導電性カーボンペースト、カーボン系
塗料等として工業的に有用なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は参考例7におけるグラフトポリマーの使用量と
り、どの関係を表わすグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、カーボン粉末および活性エネルギー線硬化型結合剤
    からなるカーボンペーストに対して、親水性官能基を有
    するモノマー(A)5〜60重量%、下記に示すモノマ
    ー(B)10〜85重量%及び疎水性のマクロモノマー
    (C)15重量%以上を共重合してなるグラフトポリマ
    ーを、カーボン粉末100重量部に対して5〜30重量
    部配合してなるカーボンペースト。 モノマー(B): 下記(1)式又は(2)式で表わされる化合物及びスチ
    レン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、シク
    ロヘキシルアクリレート、シクロヘキシルメタクリレー
    ト、ベンジルアクリレート、ベンジルメタクリレート、
    アクリロニトリルから選ばれた1種以上のモノマー。 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) R_2COOCH=CH_2・・・・・・・・・(2)
    ただし、XはH又はCH_3であり、R_1は炭素数2
    0以下のアルキル基又はCH_2CH_2CnF2n+
    1(nは平均が8以下の正数)であり、R_2は炭素数
    17以下のアルキル基である。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07166114A (ja) * 1993-10-12 1995-06-27 Orient Chem Ind Ltd 発色性記録材料用修正液
WO1997019118A1 (en) * 1995-11-21 1997-05-29 Akzo Nobel N.V. Water-dissipatable polymers and their use in aqueous systems

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