JPS61190766A - 磁気デイスク装置の組み立て方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 下向きに流れているクリーンエアの風の中で磁気ディス
ク装置を組み立てる際に、磁気ディスクが垂直となるよ
うな状態で作業を行ない、磁気ディスク面に塵埃が付着
するのを防止すると共に、磁気ディスクに付着している
塵埃を除去する。

〔産業上の利用分野〕

スピンドルに取付けられた複数の磁気ディスクをカバー
中に格納する密閉型の磁気ディスク装置が知られている
が、本発明は、このようにスピンドルに磁気ディスクが
複数枚取付けられて成る磁気ディスク装置の組み立て製
造方法に関する。

第３図は本発明の方法で組み立てられる磁気ディスク装
置を示す縦断面図である。１・・・は磁気ディスクで、
スピンドル２に固定されている。各磁気ディスクの表面
の記録面にデータを記録／再生するための磁気へラド３
は、ジンバルを介してヘッド・アーム４の先端に支持さ
れており、該ヘッド・アーム４が積層されてなるキャリ
フジ１０が回転軸５を中心にして、モータ６で回転駆動
させることにより、磁気ヘッド３が磁気ディスク１の所
定のトラックにシークされる。スピンドル２はモータ７
と連結され、該モータ７で磁気ディスクト・・が回転さ
れる。そして密閉型磁気ディスク装置においては、磁気
ディスクト・・、磁気ヘッド３・・・および磁気ヘッド
を駆動するヘッド・アーム４等の可動部は、ベース８お
よびカバー９で密閉された室１１中に内蔵される。

〔従来の技術〕

このような磁気ディスク装置を組み立て製造するには、
第４図の工程図に示すように、スピンドル２上に、磁性
塗膜面を有する円板すなわち磁気ディスクト・・がスペ
ーサリング１２と交互に重ねて組付けられ、次いで磁気
へ７ド３が取付けられたヘッド・アーム４・・・が組付
けられる。そしてカバー９を被せることで、組み立てが
一応完成する。

この状態で、窓穴１３からサーボヘッドを挿入し、磁気
ディスクト・・を回転させて、サーボ面１４にサーボ情
報が記録される。最後に、窓穴１３を蓋板で塞ぐことで
、磁気ディスク装置が完成する。

そしてこれらの作業は、室内をクリーンエアが循環して
いるクリーンルームで行なわれるが、特に塵埃を嫌う作
業は、第５図のようにクリーンエアの風を発生させ、そ
の中で行なわれる。すなわち組み立て作業は、間隔をお
いてコロ１５・・・を配設してなる作業台１６上に、装
置を載置して行なわれる。８は組み立て途中の装置のベ
ースであり、磁気ディスクト・・やヘッド・アーム４な
どが組付けられる。１７はクリーンブースであり、クリ
ーンエアを下向きに発生し、作業台１６の下から吸引さ
れる。そのため、作業台１６上では、下向きのクリーン
エアの風が流れることになり、装置を組み立てる際に発
生する塵埃は、クリーンエアの風で作業台１６の下方に
導かれる。なお実際には、コロ１５・・・の軸は紙面と
平行になっていて、紙面と垂直方向ちるラインが連続し
、組み立て途中の装置が、紙面と垂直方向に移送される
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

組み立て作業の際に、作業の内容によっては、１８で示
されているように、人体が装置の上方に覆い被さるよう
な姿勢となることもある。すると頭髪から発生するフケ
や皮膚から発生する塵埃などが、クリーンエアの風で吹
き飛ばされて、組み立て中の装置の磁気ディスクト・・
に付着する恐れがある。あるいはネジ締めの際に発生す
る切り粉が磁気ディスク面に付着することもある。特に
磁気ディスクト・・が水平に成っているために、最上部
の磁気ディスク１の上面以外は、クリーンエアの風の蔭
になるので、蔭の部分に一旦塵埃などが付着すると、除
去が困難である。磁気ディスク面に塵埃が付着したまま
になると、磁気ディスク１に情報を記録／再生する際に
、塵埃に磁気ヘッドが衝突してヘッドクラッシュを引き
起こしたり、磁気ヘッドの浮上が不安定となったり、あ
るいは磁気ディスク１の磁性膜が損傷して情報の記録／
再生が不可能となる。

本発明の技術的課題は、従来の磁気ディスク装置の組み
立て方法におけるこのような問題を解消し、各磁気ディ
スク面にクリーンエアの風の蔭が発生するのを防止し、
磁気ディスク面に塵埃が付着しにくく、また付着した塵
埃が容易に除去されるようにすることにある。

〔問題点を解決するための手段〕

第１図は本発明による磁気ディスク装置の組み立て方法
の基本原理を示す側面図である。矢印ａ１で示されるよ
うに、作業台１６上に下向きにクリーンエアの風を発生
させる点は従来と同じであるが、本発明では、このクリ
ーンエアの風が下向きに流れている作業台１６の上に、
組み立て途中の装置を、その磁気ディスクト・・が垂直
になるように載置される。組み立て作業は原則として、
このように磁気ディスクト・・が垂直で、クリーンエア
の流れの方向と平行になるようにして行なわれる。

〔作用〕

このように磁気ディスク面が総てクリーンエアの風の方
向と平行となるため、各磁気ディスクト・・の間をクリ
ーンエアが通過する。そのため作業時に発生した塵埃や
切り粉は、各磁気ディスクト・・間を通過して作業台１
６の下方に排出される。また磁気ディスク面に塵埃など
が付着したとしても、クリーンエアが磁気ディスク面を
なでるように流れるため、磁気ディスク面に付着してい
る塵埃を剥離する作用が発生し、塵埃が効果的に剥離さ
れて、排除される。

〔実施例〕

次に本発明による磁気ディスク装置の組み立て方法が実
際上どのように具体化されるかを実施例で説明する。第
２図は本発明の方法で磁気ディスク装置を組み立ててい
る状態の側面図である。従来の組み立てラインと同様に
、クリーンブース１７から発生したクリーンエアは、矢
印ａ１で示されるように、下向きに流れ、作業台１６の
コロ１５・・・間を下側に排出される０図示例では、組
み立て途中の装置を、その磁気ディスクト・・が垂直と
なるように載置するために、治具１９を使用し、咳治具
１９を介して作業台１６上に装置が載置されている。こ
の治具１９は、装置を作業台１６上に安定して保持でき
るようにベース部１９ａを有し、かつ装置ベース８を取
付は支持するための支持部１９ｂを有している。またこ
の治具１９は、治具自体がクリーンエアの流れの妨げと
ならないように、磁気ディスクト・・の下側や上側に延
びる部分の無い形状に成っている。装置自体に磁気ディ
スクト・・と直角な部分を有している場合は、該直角部
分が、磁気ディスクト・・の上側や下側に位置して、ク
リーンエアの流れを妨げることの無いように載置される
。

このように治具１９で組み立て途中の磁気ディスク装置
を作業台１６上に載置すると、クリーンエアが各磁気デ
ィスクト・・間を通り抜けるので、磁気ディスク面に付
着した塵埃が風力で剥離され、作業台１６の下方に排出
される。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、クリーンエアの風が組み
立て途中の装置の各磁気ディスクと平行方向に流れ、磁
気ディスク面に付着した塵埃を円滑に排除できるため、
作業中に発生した塵埃が磁気ディスク面に付着して、装
置の稼働時にヘッドクラッシュを招いたり、磁気ディス
ク面を損傷したりすることのない、長寿命の装置を製造
することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による磁気ディスク装置の組み立て方法
の基本原理を示す側面図、第２図は本発明方法の実施例
を示す側面図、第３図は本発明の方法で組み立てられる
磁気ディスク装置の断面図、第４図はこの磁気ディスク
装置の組み立て工程を示す図、第５図は従来の磁気ディ
スク装置の組み立て方法を示す側面図である。 図において、１・・・は磁気ディスク、３・・・は磁気
ヘッド、４・・・はヘッド・アーム、８はベース、９は
カバー、１６は作業台、１７はクリーンブース、１８は
作業者、１９は治具をそれぞれ示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. クリーンエアを上から下に向けて流し、クリーンエアの
   風の中で磁気ディスク装置を組み立てる際に、スピンド
   ル（２）に取付けられた磁気ディスク（１・・・）が垂
   直となるように設置し、各磁気ディスクがクリーンエア
   の流れ方向と平行になるようにすることを特徴とする磁
   気ディスク装置の組み立て方法。