JPS6119051Y2 - - Google Patents

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JPS6119051Y2
JPS6119051Y2 JP8453881U JP8453881U JPS6119051Y2 JP S6119051 Y2 JPS6119051 Y2 JP S6119051Y2 JP 8453881 U JP8453881 U JP 8453881U JP 8453881 U JP8453881 U JP 8453881U JP S6119051 Y2 JPS6119051 Y2 JP S6119051Y2
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JP
Japan
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flange
gasket
peripheral wall
top plate
edge
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JP8453881U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はドラム缶等容器における金属薄板製
圧入形フランジの固定装置に関する。
一般に、ドラム缶の口金装置においては、天板
の立上がり筒部に下から圧入されたフランジと天
板との間にガスケツトが介在させられているが、
このガスケツトを常に適正な状態に圧縮して口金
部分の密封性を保持することが重要である。ここ
で、ガスケツトの適正な圧縮率は通常約30%であ
る。しかしながら、従来の口金装置においてはガ
スケツトを上記のような適正状態に圧縮すること
ができない場合が多い。すなわち、ガスケツトは
天板の立上がり筒部下端の内面とフランジの外方
突縁の上面とによつて挾圧せられるが、立上がり
筒部とフランジの製作誤差によりガスケツトの収
容空間部の大きさが不確定的であり、このためガ
スケツトの収容空間部が広くなつたり狭くなつた
りした。これは省資源化の立場から、天板および
フランジを薄い鋼板により製造した場合にとくに
顕著にあらわれる。そしてこのように天板とフラ
ンジとの間のガスケツトの収容空間部が広い場合
にはガスケツトの圧縮が不充分であり、したがつ
て密封性が悪い。逆に狭い場合にはガスケツトを
圧縮しすぎることになり、このためガスケツトが
フランジの周縁よりはみ出して密封性が低下し
た。とくに天板が薄板によりつくられている場合
には、ガスケツトの存在により天板がフランジよ
りも浮いてしまい、これによつてフランジが充分
固定されず、プラグの開閉時にフランジが強いト
ルクを受けると簡単に回転し、密封性が著しく低
下した。またガスケツトが過度に変形せしめられ
ると、その老化が早められ、ドラム缶等の容器は
長期の使用に耐えることができない。さらにプレ
スの上型の昇降ストロークの差異により圧搾力に
強弱が生じることによつても、ガスケツトの収容
空間部が広くなつたり狭くなつたりして、やはり
上記の場合と同様の問題が生じた。
この考案は、上記の問題を解決するためになさ
れたもので、天板の立上がり筒部とフランジとの
間に介在させられたガスケツトを常に適正な状態
に圧縮することができて、すぐれた密封性を保持
し得るドラム缶等容器における金属薄板製圧入形
フランジの固定装置を提供しようとするものであ
る。
この考案を、以下図面に示す実施例に基づいて
説明する。
第1図において、1はドラム缶の天板で、これ
は厚み0.4〜1.0mmの薄い鋼板よりなるものであ
る。2はこの天板1のフランジ装着部分に設けら
れた立上がり筒部、3はこれの下端部に一体に設
けられた外周縁に平面よりみて多角形状の裾部4
を有する段部で、この段部3より立上り筒部2に
連なる角部5はほゞ直角に曲げられている。6は
天板1の立上がり筒部2に圧入装着されたフラン
ジで、これは厚み1.2〜1.6mmの比較的薄い鋼板の
プレス加工品によりつくられたものである。フラ
ンジ6は雌ねじ8を有する略円筒形の周壁7と、
これの下端に一体に設けられた外方突縁9とを備
えており、外方突縁9の外周縁は天板1の裾部4
の内面に沿う平面よりみて多角形の形状を有して
いる。10はフランジ6の外方突縁9の内周縁に
周壁7に沿うように設けられた上方に開口した環
状のガスケツト収容凹部で、これは約1.0〜1.3mm
の深さを有するものである。この凹部10の底壁
10aより周壁7に連なる角部11はほゞ直角に
曲げられている。12はフランジ6の周壁7に下
端部に嵌め被せられてガスケツト収容凹部10内
に収められた環状ガスケツトで、周壁7の上端部
7aが天板1の立上がり筒部2の上端部2aに巻
き締められた状態において、ガスケツト12入り
凹部10の開口部がフランジ6の水平段部3と角
部5とにより塞がれて、ガスケツト12が圧縮せ
しめられている。このようにガスケツト12を収
容する凹部10が設けられているので、フランジ
6と天板1との間に常にガスケツト12を収める
一定の大きさの空間部が確保されており、したが
つてガスケツト12の圧縮率を適正な約30%の値
にほぼ一定に保持することができる。
第2図は、天板1の立上がり筒部2に装着する
前のフランジ6を示している。フランジ6は、た
とえば厚さ1.4〜1.8mmの比較的薄いコイル材(図
示略)を円形に打ち抜き、さらにこれを抜締り加
工して、厚さ1.2〜1.6mmの周壁7と外方突縁9お
よびガスケツト収容凹部10を設けたのち、周壁
7に転造により雌ねじ8を設けることによりつく
られたものである。フランジ6をメツキ後、周壁
7の下端部にガスケツト12を嵌め被せる。この
ように、フランジ6は板材のプレス加工によりつ
くることができるので、その製造が容易かつ安価
であり、加工性にすぐれている。また雌ねじ8が
転造により形成されているから、表面が滑らかで
あり、メツキあるいは塗料が落ちにくい。フラン
ジ6には過剰強度は必要でなく、抜絞り後の周壁
7の厚みが上記のようなものであれば、これを天
板1の立上がり筒部2に取り付けることにより充
分な強度が得られるものである。また周壁7の下
端部、すなわち周壁7よりガスケツト収容凹部の
底壁10aに連なる角部11は、フランジ6の周
壁上端部7aを立上がり筒部2の上端部2aに巻
き締めるさいに支点となるので、この巻締めにお
いて周壁7が座屈しないように角部11はほゞ直
角に曲げられている。
第3図は、天板1の立上がり筒部2にフランジ
6を装着する状態を示している。同図において、
13はプレスの下型で、これにはフランジ6のガ
スケツト収容凹部10が嵌まり込む環状凹溝14
が設けられている。15はプレスの上型で、これ
にはフランジ6の周壁7と天板1の立上がり筒部
2とを嵌め入れる空間部16が設けられ、この空
間部16の頂壁にフランジ6の周壁上端部7aを
巻き締めるための巻込み用凹溝17が設けられる
とともに、空間部16の内側面18は雌ねじ8を
有する周壁7の座屈を防止するためにほゞ垂直と
なされている。上型15の外周縁部には天板1を
上から押え付ける環状の押え突部19が設けられ
る。
上記において、天板1の立上がり筒部2にフラ
ンジ6を装着するには、まず第2図に示すガスケ
ツト12付きフランジ6を天板1の立上がり筒部
2に下から嵌め入れ、これを下型13の上にのせ
る。このときフランジ6のガスケツト収容凹部1
0は下型13の環状凹溝14に嵌め入れられ、ま
たフランジ6の外方突縁9の平面よりみて多角形
の外周縁がこれと同形の天板1の裾部4に嵌め合
わせられている。つぎに上型15が降下している
と、第3図に示すように、立上がり筒部2とフラ
ンジ6の周壁7とが上型15の空間部16内に嵌
め入れられ、周壁7の上端部7aが巻込み用凹溝
17の壁面に沿つて外方に屈曲せしめられ、立上
がり筒部2の上端部2aに巻き締められる。この
とき天板1の段部3はフランジ6の外方突縁9に
上から押え付けられるとともに、裾部4の周辺部
が上型15の環状押え突部19により上から押え
付けられる。またフランジ6の雌ねじ8の内周縁
は空間部16の内側面18に沿うように案内され
ており、これによつてフランジ6の周壁7下端の
角部11が支点となつて周壁7が座屈することな
く、その上端部7aを立上がり筒部2の上端部2
aに巻き締めることができる。ガスケツト12が
フランジ6の収容凹部10内に嵌め込まれた状態
で、凹部10の開口部が天板1の水平段部3と角
部5とで塞がれる。したがつてガスケツト12が
つぶれて破壊されたりするようなことがなく、
ほゞ一定の圧縮率を保持することができる。
このようにフランジ6が天板1の立上がり筒部
2に装着された状態においては、第1図と第3図
に示すように、立上がり筒部2の上端がフランジ
6の外方に屈曲した周壁上端部7aの内面に密着
する必要がある。またフランジ6の外方突縁9の
多角形状の周縁部がこれと同形の裾部4に嵌め合
わされており、これによつてフランジ6の回転が
阻止されている。天板1の段部3とフランジ6の
外方突縁9とは相互に密接しており、これによつ
てドラム缶等容器の内容物とガスケツト12の接
触を防止することができ。ガスケツト12が侵さ
れない。また雌ねじ8の外周縁は立上がり筒部2
の内周面に当接している。立上がり筒部2下端の
ほゞ直角に曲げられた角部5は雌ねじ8の下縁に
おいて周壁7の外面に当接している。これによ
り、ガスケツト収容空間部の大きさがほゞ一定と
なり、ガスケツト12のはみ外しを防止すること
ができるとともに、圧縮率の設定を容易に行なう
ことができ、密封性がよい、すなわち、ガスケツ
ト収容凹部10によつて形成されるガスケツト収
容空間の大きさを確実に設定することができ、従
つて例えば約30%の圧縮率を得るには、ガスケツ
ト12の大きさをガスケツト収容空間の大きさよ
り約30%多くすればよいものである。なお、フラ
ンジ6の周壁上端部7aは巻込み易いように、雌
ねじ8を転造等により形成するさいに、予め若干
曲面状に曲げておくのが好ましい。
なお、上記実施例においては、フランジ6の平
面よりみて多角形の外方突縁9と天板1のこれと
同形の裾部4との嵌合わせにより、フランジ6の
回転が阻止されているが、この他たとえば外方突
縁9と天板1とを重ね合わせて凹凸加工を施すこ
とにより、フランジ6の回転を阻止するようにし
てもよい。また実施例ではフランジ6の周壁上端
部7aがプレスにより天板1の立上がり筒部2に
巻き締められているが、これはその他ロールを備
えた巻締め装置を使用してもよい。
この考案にかゞる口金装置は、ドラム缶の他に
ガロン缶等の同種の容器にも同様に適用可能であ
る。
この考案によるドラム缶等容器における金属薄
板製圧入形フランジの固定装置は、上述のよう
に、金属薄板製天板1に裾部4と、裾部4の上縁
に略直角状に連なる水平段部3と、水平段部3の
内側縁に角部5を介して略直角状に連なる垂直立
上がり筒部2とが設けられ、筒形の周壁7とこれ
の下縁に一体に設けられた外方突縁9とよりな
り、かつ周壁7にその上端部7aを残して転造に
より形成された雌ねじ部8が設けられている金属
薄板製圧入形フランジ6の外方突縁9に、周壁7
の下縁に沿う上方に開口した環状のガスケツト収
容凹部10が設けられ、周壁7に嵌め被せられた
環状ガスケツト12がガスケツト収容凹部10内
に収められ、フランジ6の周壁上端部7aが天板
1の垂直立上がり筒部2の上端部2aに巻き締め
られた状態において、ガスケツト12入り凹部1
0の開口部がフランジ6の水平段部3と角部5と
により塞がれて、ガスケツト12が圧縮せしめら
れているものであるから、ガスケツト12を常に
適正な状態に圧縮することができ、このために天
板1に圧入形フランジ6を非常に密封性良く固定
することができる。しかもガスケツト収容空間の
大きさをきわめて容易にかつ確実に設定すること
ができるため、ガスケツト12の圧縮率の設定も
容易にかつ確実に行なうことができ、これによつ
て長期の使用に耐え得ることができるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
は部分縦断面図、第2図は天板に装着前のガスケ
ツト付きフランジ部分縦断面図、第3図はプレス
状態の部分縦断面図である。 1……天板、2……立上がり筒部、2a……上
端部、3……段部、4……裾部、6……フラン
ジ、7……周壁、7a……上端部、8……雌ね
じ、9……外方突縁、10……ガスケツト収容凹
部、12……ガスケツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属薄板製天板1に裾部4と、裾部4の上縁に
    略直角状に連なる水平段部3と、水平段部3の内
    側縁に角部5を介して略直角状に連なる垂直立上
    がり筒部2とが設けられ、筒形の周壁7とこれの
    下縁に一体に設けられた外方突縁9とよりなり、
    かつ周壁7にその上端部7aを残して転造により
    形成された雌ねじ部8が設けられている金属薄板
    製圧入形フランジ6の外方突縁9に、周壁7の下
    縁に沿う上方に開口した環状のガスケツト収容凹
    部10が設けられ、周壁7に嵌め被せられた環状
    ガスケツト12がガスケツト収容凹部10内に収
    められ、フランジ6の周壁上端部7aが天板1の
    垂直立上がり筒部2の上端部2aに巻き締められ
    た状態においてガスケツト12入り凹部10の開
    口部がフランジ6の水平段部3と角部5とによつ
    て塞がれて、ガスケツト12が圧縮せしめられて
    いる、ドラム缶等容器における金属薄板製圧入形
    フランジの固定装置。
JP8453881U 1981-06-08 1981-06-08 Expired JPS6119051Y2 (ja)

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JP8453881U JPS6119051Y2 (ja) 1981-06-08 1981-06-08

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JPS57196639U JPS57196639U (ja) 1982-12-13
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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59209433A (ja) * 1983-05-12 1984-11-28 Yamato Tekkosho:Kk ドラム缶等容器の圧入形フランジの装着方法
NL8801900A (nl) * 1988-07-28 1990-02-16 Leer Koninklijke Emballage Werkwijze voor het vervaardigen van een sluiting voor een houder, sluiting, houderdeel alsmede schroefdraadvormling.
JP3318199B2 (ja) * 1996-05-31 2002-08-26 日鐵ドラム株式会社 内面塗装ドラムの製造方法

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