JPS59209433A - ドラム缶等容器の圧入形フランジの装着方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、ドラム缶等容器における圧入形フラングの
装着方法に関する。

この種のフランジをドラム缶の天板に装着するには、従
来フランジの筒部に環状ガスケットを嵌め被せ、このガ
スケット付き７ランジを天板の円筒口部に下から圧太し
、フランジの筒部の上端部を円筒口部の」二端邪に巻き
止めるａともに、フランジの鍔の多角形状外周Ｈを、天
板の円筒口部周辺の同じ多角形状の裾部の内面に圧着せ
しめていた。しかしながら、これでは７ランジや天板の
製作誤差により、あるいは多角形状の鍔と裾部のずれに
よって、鍔の外周縁と裾部との間に隙間ができ、あるい
はまたガスケットの硬度が大きい場合やガスケットの収
容空間部が小さすぎる場合にも、ガスケットにより天板
が押し上げられるので間隙ができ、このためドラム缶内
容物によりガスケットが膨潤したきい、これの一部が間
隙よりはみ出し、これによってパツキン性を失なって内
容物の漏洩事故が生じたり、あるいはガスケットが内容
物により早期に侵されて気密性を失なうという問題があ
った。

また従来は、ドラム缶の内容物に応じて、ブチルゴム、
シリコンゴム、アスベスト、テフロン等の種類の異なる
ガスケットを使用しており、ガスケットやドラム缶の存
庫量が多くなって非常（こ不経済であり、また誤って内
容物をこれに適合するガスケットと異なる種類のガスケ
ットを取り付けたドラム缶に入れた場合には、ガスケッ
トが速やかζこ侵されて内容物が漏洩するという問題が
あった。このような問題は、従来のフランジの鍔と天板
の裾部との間（こ隙間があくことに起因するものである
。

この発明は、上記の問題を解決するためになされたもの
で、その構成を以下図面に基づいて説明する。

白第１図と第２図において、この発明の方法はつぎのよ
うにして実施する。

まずドラム缶用圧入形フランジ（２）の多角形状（６）
と７ランジ（２）の雌ねじ部（５）を有する筒部（４）
との間にガスケット収容間隙（７）を形成し、このガス
ケット収容間隙（７）内番こガスケツ）　ｆ８１　’ｅ
　ｆｆＥめ入れる。このガスケット（８）としては、シ
リコンゴムよりなるガスケットをライニングにより取り
付１づるのが望ましいが、その他０−リングや断面角形
の環状ガスケットを使用してもよく、あるいはまたドラ
ム缶のいわゆるチャイム部分に封入するようｆｊクシ−
ング・コンパウンドを使用してもよい。

一方、天板（１）には、これの所定位置に天板（１）よ
り連設せられた水平断面多角形状の裾部（１１）と、こ
れの」二級より水平に伸びるように連なった環状段部（
２）と、これの内縁より傾斜面部（Ｊ４Ｊ（ｅ介して立
上がり状に連なった円筒口部０３）と（こよって構成さ
れた７ランジ固定部（１０）を形成しておき、このフラ
ンジ固定部（１０１の内側（こ、第２図に示すように、
上記ガスケント（８）付き７ランジ（２）を下から圧入
し、このフランジ（２）の筒部（４）の上端部（４ａ）
を円筒口部０３］の上端部（］　３　ａ　）　＋コ巻き
止めるとともに、環状突部（６）を傾斜面部（１４）の
内面に密着せしめて、環状突部（６）と、傾斜面部（１
４）と、鍔（３）の一部と、筒部（４）の下端部とによ
って囲まれた空間邪（１５１内にガスケット（８）を封
入する。

この第１実施例においては、天板ｆｌ＋の傾斜面部０４
）に環状四部０６１が円筒口部（１３）に沿うように予
め、設けられている。このためフランジ（２）、が天板
（１１のフランジ固定部ｔ１０１に圧入された状態では
、環状四部（１６）かフランジ（２）の環状突部（６）
と筒部（４）との間に上から入り込んでおり、これによ
って環状突部（６）が山形の傾斜面部０ωにより上から
被われるので、環状突部（６）と傾斜面部（Ｉ４）との
密着性が非常に良好であり、したがって気密性にすぐれ
ている。また環状四部（１ωが入り込んでいるだけ空間
部（］５１の容積が小さくなり、ガスケット（８）の使
用量が少１．１　＜てすむ利点がある。

ｒｌお、その他年２図において、０７）はプレスの下型
で、これにはフランジ（２）がのせられている。

（１８）はプレスの上型で、これ（こは７ランジ（２）
の筒部上！’１１シ部（４ａ）を天板（１）の円筒口部
上端部（１３ａ）ζこ巻き止めるための巻込め用凹溝０
９）が設けられるとともに、外周縁部に天板（１）の環
状段部（１２を上から押え付けるための環状押え突部（
２０）が設けられている。なお、この押え突部（２０）
は場合によ上端部（１３ａ）を７ランジ（２）の筒部上
端部（４ａ）に巻き止めたさいの上下両型＋１７）　ｆ
１８＋の狭圧力１こよって環状突部（６）を傾斜面部（
１４）の内面に密着さゼるようにしてもよい。

第３図〜第５図は、この発明の第２実施例を示すもので
ある。この第２実施例（こおいて上記第１実施例の場合
と異ｒｌる点は、天板（１）の傾斜面部−に環状四部ａ
６１を予め設けることすく、天板ｆｉ＋の円筒口部上端
部（１３ａ）をフランジ（２）の筒部」二端部（４ａ）
に巻き止めるさいに、上型（１８）の押え突部（２０）
によって天板ｆｌｌの傾斜面部（１４）を環状突部（６
）の外側近くにおいて上から抑圧して変形させ、これに
よって環状突部（６）を傾斜面部（１４１ｉこ内面に密
着せしめる点にある。このためガスケント（８）を収容
する空間部０５１は上記第１実施例の場合よりも広い。

なお第５図に示すように、」二型（１８）の押え突部（
２０＋　ｉこよって押圧変形せしめられた天板（１）の
環状段部（功と傾斜面部−との間の屈曲部（Ｔ））は、
天板素材の弾発力（いわゆるスプリングバック）（こよ
り抑圧変形前の傾Ｓｔｔ態ζこ戻ろうとする力が常に作
用することになるので、この屈曲部チ）の両側において
環状段部（１２）の外周縁が鍔（３）の外周縁に、また
傾斜面部（１４）の内面が環状突部（６）の上端部外周
縁ｆこそれぞれしっかりと押え付けられること番こ戸り
、気密性がさらに向上するものである。

この第２実施例のその他の点は、上記第１実ｈθ６例の
場合と同様であり、図面において同一のものには同一の
符号を付した。

ｆ、ｆお、上記実施例（こおいては、７ランジ（２）の
鍔（３）の環状突部（６）がプレス加工により形成され
ており、環状突部（６）ｌこ対応して鍔（３）の裏側に
環状凹溝が形成されているが、鍔（３）を北からプレス
加工するとと（こより環状突部（６）だけを形成して環
状凹溝を形成しない場合もある。またプレス加工による
ことすく、その他素拐の切削加工により鍔（３）の上面
に環状突部（６）を形成してもよ、い。また７ランジ（
２）の筒部（４）の内面（こは雌ねじ部（５）を切削加
工により設けている力？へ、このような雌ねじ部（５）
は転造により設けても勿論よい。

なおガスケント（８）としてライニング・ガスケットを
用いれば、その取付は作業が非常に簡単であるし、また
ガスケント（８）のライニング作業のさい、環状突部（
６）の存在により液状のガスケット素相が流れ落ちず、
作業が行ｆλい易いという利点がある。ざらにガスケッ
ト（８）としてシーリングフンパウンドを使用した場合
にも同様の利点がある。またガスケット（８）としては
その他ゴガスケツトを使用しても勿論よい。

この発明による圧入形フランジの装着方法は、ドラム缶
の他にガロン缶等の同種の容器にも同様番こ適用可能で
ある。

この発明の方法は、上述のように、ドラム缶を有する鍔
（３）に環状突部（６）を上方突出状に設けて、環状突
部（６）と７ランジ（２）の筒部（４）との間にガスケ
ット収容間隙（７）を形成し、このガスケット収容間隙
（７）内にガスケット（８）を嵌め入れ、ドラム缶容器
の天板（１）ｌこ連設せられた水平断面多角形状の裾部
（１１）と、これの上縁より水平に伸びるように連なっ
た環状段部（１２）と、これの内縁より傾斜面部０４１
を介して立上がり状に連なった円筒口部αＪとによって
構成された７ランジ固定部［０１）内側に、上記ガスケ
ント（８）付きフランジ（２）を下から圧入し、このフ
ランジ（２）の筒部（４）の上端部（４ａ）を円筒口部
０３）の上端部（ｉ３ａ）に巻き止めるとともに、環状
突部（６）を傾斜面部Ｉの内面に密着せしめて、環状突
部（６）と、傾斜面部０４１と、鍔（３）の一部と、筒
部（４）の下端部とによって囲まれた空間部０５）内に
ガスケット（８）を封入するものであるから、ガスケッ
ト（８）を空間部（１５１内（こ確実に封入することが
できて、天板（１）のフランジ（２）取付は部分を完全
に密封することができ、したがって従来のようにガスケ
ット（８）のはみ出しによりパツキン性を損ない、内容
物の漏洩事故が生じたり、あるいはガスケットか内容物
により早期に侵されて気密性を失なうというようなおそ
れが全くない。またフランジ（２）の環状突部（６）と
天板（１）の傾斜面部Ｑ４１とが確実に密着しているた
め、ガスケット（８）が内容物番こ触れることがほとん
どすく、このため内容物の種類に応じてこれ番こ適合す
る数種のガスケットをドラム缶等の容器に取り付ける面
倒もｆｉ　＜　ｆｉす、ガスケット（８）としては１種
類のものを使用するだけで足り、このためフランジ（２
）の装着作業か非常に簡単であるし、ガスケット（８）
やドラム缶等容器の存庫量も少なくてすむので非常に経
済的である。また従来のようにガスケットの種類を誤っ
たためにドラム缶等容器の内容物の漏洩事故が生じると
いうような心配も皆無となり〜従来技術の問題をすべて
解決することができるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の第１実施例の方法に使用するフラン
ジと天板の部分縦断面図で、７ランジを天板に装着する
前の状態を示している。第２図は第１図のフランジを天
板に装着した状態を示すプレスの部分縦断面図、第３図
はこの発明の第２実施例の方法に使用する７ランジと天
板の部分縦断面図で、フランジを天板に装着する前の状
態を示し、かつプレスの上型の一部が示されている。第
４図は第３図のフランジを天板に装着した状態を示すプ
レスの部分縦断面図、第５図はフランジが装着された天
板の部分縦断面図である。 （１）・・・天板、（２）・・・フランジ、（３）・拳
・鍔、（３ａ）・Ｏ・多角形状外周縁、（４）・・・筒
部、（４ａ）・・・上端部、（５）・・・雌ねじ部、（
６）・・・環状突部、（７）ｅ・・ガスケット収容間隙
、（８）・ｌガスケット、００）・・・７ランジ固定部
、ｆｉｌｌ・・・裾部、（１２＋　−−−９状段部、０
３１−−−円筒口部、（１３ａ）・・・」二端部、０４
）・・・傾斜面部、０５１・・・空間部。 以　　上 外４名 第１図 ３ａ 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 縁（３ａ）を有する鍔（３１）こ環状突部（６）を上方
   突出状に設けて、環状突部（６）と７ランジ（２）の筒
   部（４）との間にガスケット収容間隙（７）を形成し、
   このガスケット収容間隙（７）内にガスケット（８）を
   嵌め入れ、ドラム缶等容器の天板（１）に連設せられた
   水平断面多角形状の裾部（１１）と、これの上縁より水
   平に伸びるように連なった環状段部（１２１と、これの
   内縁より傾斜面部０４）を介して立上がり状番こ連なっ
   た円筒口部（１３）とによって構成された７ラング固定
   部（１０）の内側に、上記ガスケット（８）付き７ラン
   ジ（２）を下から圧入し、この７ランジ（２）の筒部（
   ４）の上端部（４ａ）を円筒口部（１３）の上端部（１
   ３ａ）に巻き止めるとともｔこ、環状突部（６）を傾斜
   面部（１４１の内面に密着せしめて、環状突部（６）と
   、傾斜面部ａ４１と、鍔（３＋の一部と、前部（４）の
   下端部とによって囲まれた空間部（１５）内にガスケッ
   ト（８）を封入することを特徴とするドラム缶等容器に
   おける圧入形フランジの装着方法。