JPS61189593A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPS61189593A
JPS61189593A JP2945685A JP2945685A JPS61189593A JP S61189593 A JPS61189593 A JP S61189593A JP 2945685 A JP2945685 A JP 2945685A JP 2945685 A JP2945685 A JP 2945685A JP S61189593 A JPS61189593 A JP S61189593A
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liquid crystal
charge
image
electric field
image forming
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修 谷口
伸二郎 岡田
安藤 裕二郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、画像形成装置に関し、特に、強誘電性液晶を
用いた画像形成装置に関する。
〔従来の技術〕
液晶素子は、装置を薄型化もしくは低消費電力化できる
長所から、従来もディスプレイや光シャッタなどの種々
の分野で利用されて来ているが、特に、ディスプレイの
分野における進歩は飛躍的である。
ディスプレイに利用される液晶素子は、一般に画素(画
像表示単位)をマトリクス状に配置するためにx−Yマ
トリクス電極構造が採用されている。このディスプレイ
素Tの駆動方法としては、走査電極群に順次周期的にア
ドレス信号を選択印加し、信号電極群には所定の情報信
号を前記アドレス信号と同期させて並列的に選択印加す
る時分割駆動が採用されている。
一方、マトリクス電極構造を用いないで、画像信号を液
晶素子に午える方法としては、例えば、長波長レーザな
どによる熱走査方式のものが知られている。この方式は
高密度のマトリクス電極を要しないので、リード線がは
るかに少なくすることができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の液晶素子ディスプレイとその駆動方法は、それぞ
れ下記のような問題点がある。
マトリクス方式のものは、画素数を多くするとデユーテ
ィ比が減少し、画像コントラストの低下やクロストーク
の発生などを招くばかりでなく。
画素を小さくして画像の解像力を向上させるにはマトリ
クス電極を高密度で配線する必要があり、製造が煩雑と
なる欠点を有している0画素毎に薄膜トラジスタ(TP
T)を設け1画素毎にスイッチングする方式も提案され
ているが、  TPTを画素毎に設ける手段がやはり煩
雑で、コストの点で改善の余地が大きい。
一方で、熱走査方式のものは、高密度でメモリ性のある
大画面表示を可能にする長所を有するものの、大出力の
レーザを必要とし、1画面の書き込みに長時間を要する
うえに、液晶素子の面積を大きくすると書き込み時間の
長大さが更に強調されるとあって拡大投影型ディスプレ
イにしか使用されないという欠点を有している。だから
と言って、書き込みを電子ビームにより行うと、 OR
丁と同様に電子ビームの拡がりのため解像力が制限され
、かつ装置の奥行きが大きくなってしまう等の欠点が避
けられない、これらの問題点を解決するために、本出願
人は既に特願昭      において、液晶層を挟持す
る導電体と電荷受容体とを備えた画像形成装置であって
、前記電荷受容体の前面もしくは一部分面に亘る一様な
極性の電荷を付与し、前記導電体との間に形成される電
場により、液晶の配列方向を一様に第1の安定状態とし
たのち、前記極性と反対極性の電荷を電荷受容体に付与
し、再び形成された電場により、液晶の配列方向を第2
の安定状態として画像を形成する装置を提案したが、画
像形成過程で、液晶層に電荷が加わらず、電荷受容層の
表裏にのみ電荷が残る状態を生じ、残像が発生する可能
性を有していた0本発明は、上記に鑑み、駆動素子の数
も少なく、微細で複雑な電極配線が不要で、高精細な画
像を小さな寸法の画面で表示できる画像形成装置であっ
て、しかも、残像が発生しない画像形成装置を提供する
ことを目的とする。
C問題点を解決するための手段〕 本発明において、問題点を解決するために講じられた手
段は、導電体と電荷受容体との間に液晶を挟持したセル
構造の液晶素子と、前記電荷受容体の表面に液晶の閾値
電圧を越える電荷を付与する電荷付与手段とを備えた画
像形成装置において、電荷受容体の電荷保持の時定数が
、液晶の画像形成最短時間間隔よりも短く、液晶の応答
時間よりも長いことを特徴とする画像形成装置である。
電荷付与手段としては、通常、イオン発生器が使用され
、液晶素子は基板面に杉皮された電極と電荷受容体との
間隙に液晶を封入したものが使用される。電極は、言う
もでもなく導電体である。
電荷受容体が電荷を保持するか、減衰させるかの時定数
は、その材料の体積抵抗率により決定されるので、上記
の時定数決定は液晶の性質に対応する電荷受容材料を選
択することにより行われる。
〔作 用〕
電荷付与手段は画像の書き込み手段であり、液晶素子は
その書き込み対象である。電荷付与手段から液晶素子へ
イオンが照射される際に、その電界の向きを正負いずれ
かに印加することにより、デジタル画像信号に対応させ
て、液晶素子の電荷受容体に電荷増を形成することがで
きる。そして、液晶を挟持して対向する導電体との間に
誘導的に発生する電界により、液晶の配列横行に変化が
生じる。
ただ、この時に、電荷受容層の電荷減衰は画像の書き換
えよりも短くなければ残像が発生し、液晶の応答速度よ
りも速過ぎると1画像形成が間に合わなくなるので、時
定数を清明に選択する。
〔実施例〕
以F、本発明を実施例と図面に用いて詳細に説明する。
第1図は、本発明による画像形成装置を模式的に示す断
面図である。第1図において、画像形成装置は、電荷付
勢手段としてイオン発生器201が配置され、古!!込
み対象として液晶素子202が配置されている。ここで
、イオン発生器201は1例えば特開昭54−7813
4号公報や特公昭5B−35874号公報などに記載の
ものを使用することができる。
イオン発生器201は、電極203に交流高電圧が印加
され、これと電極204との間に生じた電界により、気
体放電を発生させることによって絶縁層205を充放屯
する。そして、その充放電により、前記電極204の開
口部20Bに正又は負のイオン源が作られる。207は
絶縁部材で、前記電極204と更に外側の電極208と
の間隙を保つ。
液晶層7−202は、電荷受容体209と透明電極21
0との間をスペーサ211で所要の間隔に保ち。
その間に液晶層212が封入され、透明電極210は基
板213(ガラス、プラスッチクなど)の板面に形成さ
れている。
この透明電極210と前記イオン発生器201の外側電
極208との間に直流電圧を印加することによって、イ
オン発生器201の開11部20Bから液晶層f202
の電荷受容体209へ向けてイオンが照射されるが、こ
のときに電極204と208の間の電界の向きを選択す
ることによって、正又は負のイオンのうち何れか一方の
イオンが電極208に向けることができる。電極208
と電極210の間は、直流電界により正又は負のうち何
れか一方のイオンのみが電極210に向けて照射される
。従って、電極204にデジタル画像信号に応じた信号
電圧を印加することによって、電荷受容体208に画像
様のイオンが照射されて、電荷像を形成することができ
る。
第1図に示すイオン発生器201は、開口部20Bを1
画素とすることができ、従って開口部20Bを紙面垂直
方向に多数配置して開口部アレイを形成し、この開口部
アレイを矢標221の方向に走査すると、液晶素子20
2の全面にわたって画像像の電荷を与えることが可能と
なる。この方式においては開口数だけQ駆動素子は必要
とせず、電極203への交流印加電圧と電極204への
画像信号電圧の間でマトリックス駆動を行なわせること
により、駆動素子の数は大幅に減少させることができる
液晶212には、電荷受容体2094二の静電荷(例え
ば1図中eとして示されるもの)と、それに誘導されて
存在する電極210中の電荷(例えば、図中Φとして示
されるもの)とにより電荷が加わり、この電界により液
晶の配列方向に変化を生じさせる。液晶層212と電荷
受容体20Bとの間あるいは液晶層212と透明電極2
10との間には、配向制御膜、例えば、 Sin、5i
02 、 TiOなどの無機化合物の膜あるいはポリイ
ミド、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリエステ
ルなどの有機化合物の膜を設けることができ、透明電極
21Gの七に設けられたこれらの膜は絶縁膜としても機
能する。
ここで使用される液晶としては、メモリ性を有すること
が9ましく、ネマティック液晶、コレステリック液晶、
スメクティック液晶、さらにカイラルスメクティック液
晶等の強誘電性液晶など電界効果型液晶が最適である。
配向変化を生じさせる電界強度は、液晶の種類により変
化するが0.5〜IOX 106 V / m程度であ
り、これは与えるべき電荷量で表わすと液晶層212及
び電荷受容体208の誘電率によって変わるが1.5X
 44X 1G5ク一ロン/ゴ程度である。
電荷受容層209の厚さは、液晶層212へ分配印加さ
れる電圧へは余り影響を手元ないが、厚くなると電界の
拡がりにより解像力が劣化してくるので厚さは1画素の
大きさ程度、望ましくはその半分以Fがよい、たとえば
1画素の大きさが80ミクロンであったとすると、その
半分の30ミクロン程度以下の厚さとすることが望まし
い、静電荷により、電荷受容体209と電極21Gの間
には静電引力が働くので、電荷受容体209が変形しな
いように充分な密度でスペーサ211を設けることが好
ましい。
このように、外部から午えられた一定量の電荷による電
荷により実行的に液晶の配向変化を得る場合、強誘電性
液晶は、1010Ω・cm以tと高インピーダンスであ
る為電荷をリークさせることがなく最適である0強誘電
性液晶としてカイラルスメクテイック液晶があり、その
うち力イラルスメクテイックC相(SmGり又はH相(
SmHりの液晶が適している。又、この強誘電性液晶は
、電界に対して双安定性を有しており、しかも電界効果
により何れか一方の安定状態に配列したあと、かかる電
界を取り除いてもこの安定状態が維持されるので1本発
明の画像形成法において特に適したものである。
すなわち、本発明の好ましい具体例では、液晶層212
は強誘電性液晶が適しており、特に双安定性スメクティ
ック液晶によって得られる。この様な液晶層212の具
体例としては、カイラルスメクテイックC層(S腸C1
)又はH層(S層H零)が利用される。
強誘電性液晶の詳細については1例えば、′ル・ジュー
ルナル・ド・フィジーク・ルチール”(“LE JOU
RNAL DE PHYSIQUE LETTERS″
) 1975年、3B(L−89)号に掲載の「ブエロ
エレクトリック・リキッド・クリスタルスJ  (rF
erroelsctricLiquid Crysta
ls J )、“アプライド−74ジツクス・レターズ
(“^pplied PhyaickLetters”
) 1980年、 3B(11)号に掲載の「サブミク
ロ・セカンド・バイスティプル・エレクトロオプティッ
ク・スイッチング・イン・リキッド・クリスタルスJ 
)  (rsubsicro 5econd Bi −
5tavle  Electrooptic  Swi
tiching  in  LiquidCrysta
ls J )、′固体物理”11381年、1B(14
1)号に掲載の「液晶」等に記載されており1本発明で
はこれらに開示された双安定生を示す強誘電性液晶を用
いることができる。
強誘電性液晶化合物の具体例としては、デシロキシベン
ジリデン−E′−アミノ−2−メチルブチル シンナメ
ー) (DOBAMBG) 、ヘキシルオキシベンジリ
デン−E′−アミノ−2−クロロプロピルシンナメート
(HOBACPC)、4−o−(2−メチル)−ブチル
レゾルシリテン−4′−オクチルアニリン(HBRA8
)が挙げられる。
これらの材料を用いて素子を構成する場合、液晶化合物
がS腸1j相又はSmH零となるような温度状態に保持
する為、必要に応じて素子をヒーターが埋め込まれた銅
ブロック等により支持することができる。
第2図は、強誘電性液晶の動作説明のために、セルの例
を模式的に描いたものである。この際、便宜り前記の電
荷受容体と電荷の関係を電極構造で表わす。
電極301と301の間に液晶分子相302が電極面に
屯直になるよう配向したS■Qz相又HASmHX相の
液晶が対人されている。太線で示した線303が液晶分
子・を表わしていて、この液晶分子303はその分子に
直交した方向に双極モーメン) (Pi ) 304を
有している。電極301と301′の電極間に一定の内
偵以上の電圧を印加すると、液晶分子303のらせん構
造がほどけ、双極子モーメン)(PJL)304がすべ
て電界方向に向くよう、液晶分子303は配向方向を換
えることができる。液晶層′f−303は、細長い形状
を有しており、その長袖方向と短軸方向で屈折率異方性
を示し、従って例えばガラス面のF丁に互いにクロスニ
コルの偏光子をを置けば、電圧印加極性によって光学特
性が変わる液晶光学資3B素子となることは、容易に理
解される。 本発明の液晶層P2O1は好ましく用いら
れる液晶セル構造は、その厚さが充分に薄く(例え(f
loIL以ド)することができる、このように液晶層が
薄くなるにしたい、第3図に示すように電界を印加して
いない状態でも液晶分子のらせん構造がほどけ、非らせ
ん構造を形成し、その双極子モーメントPまたはE′は
E向S (404)又は下向き(404’ )のどちら
か一方の安定状態をとる。このようなセルに第3図に示
す如く一定の閾値以りの極性の異なる電界E又はE′を
電圧印加手段401と401により付与すると、双極子
モーメントは、電界E又はE′の電界ベクトルに対応し
て上向き404又はf向き404と向きを変え、それに
応じて液晶分子は、第1の安定状態403かあるいは第
2の安定状態403の何れか一方に配向する。
このような強誘電性液晶を素子として用いることの利点
は、先にも述べたが2つある。その第1は、応答速度が
極めて速いことであり、第2は液晶分子の配向が双安定
性を有することである。第2の点を1例えば第3図によ
って更に説明すると、電界Eを印加すると液晶分子は第
1の安定状!403に配向するが、この状態は電界を切
っても安定である。又、逆向きの電界E′を印加すると
、液晶分子は第2の安定状態403に配向してその分子
の向きを変えるが、やはり電界を切ってもこの状態に留
まっている。又、与える電界Eが一定の閾値を越えない
限り、それぞれの配向状態にやはり維持されている。こ
のような応答速度の速さと、双安定性が有効に実現され
るにはセルとしては出来るだけ薄い方が好ましい、一般
的には0.5JL〜20fiL、特にlルー5jLが適
している。この種の強誘電性液晶を用いたマトリクス電
極構造を有する液晶素子は、例えばクラークとラガバル
により、米国特許第43fi7111234号公報で提
案されている。
第5図は、本発明の画像形成装置をディスプレイに適用
した際の態様の1例を示す構成図である。第4図に示す
液晶素子501は、反射型構造のもので、誘電体ミラー
502が配置されている。この誘電体ミラー502ha
一般的に可視光に対しては十分に高い反射率を有してお
り、具体的にはGe/MgF2(1/ 4λ) /  
Ce02(1/ 4人)7MgF2(1/ 4λ) /
 CeO2(1/ 4人)からなる多層膜が知られてい
る。さらに、本発明の装置では第1の安定状態と第2の
安定状態の間で生じ′る光学変調を得るために偏光ビー
ムスプリッタ−503が配置されている。
液晶素子501は、誘電体ミラー502を設けた電荷受
容体504とITOなどの透明電極505を設けたガラ
スなどの基体506の間に液晶層507を挟持したセル
構造を有しており1、このセル構造の間隔はスペーサ5
08で保持されている。
まず、画像形成に先立って、イオン発生器509より負
のイオンビームな電荷受容体504に全面に亘って照射
することによって均一に負電荷を与え、これによる電圧
Ea′が液晶層507に実質的に印加され、この際の電
圧が液晶の閾値電圧より大きくすると1例えば液晶が第
5図に示す第1の安定状態に配列した液晶510を均一
に生じることになる。
次にイオン発生器509より正のイオンビームを画像状
に電荷受容体504に照射する。この際、イオン発生器
509かあるいは液晶素子501を移動させで電荷受容
体504にイオンビームを走査することができる。この
イオンビームの照射により電荷受容体504には、図中
のΦ電荷が画像状に付与され、Ea’の電界方向とは逆
方向の電界Haが液晶層507に生じることになる。こ
の電圧Eaが液晶層507に生じることになる。この電
圧Haが閾値電圧を越えることによって第1の安定状態
に配列していた液晶510が第2の安定状態に配列した
液晶511に変化される。電荷受容体504に付与され
た電荷は、リークして消滅するとともに液晶507に印
加される電圧も消滅するが、本例の如く液晶層507が
強誘電性液晶の場合ではメモリー性をもっているので、
記録画像は保持される。
記録された画像をディスプレイするに当って、投射光5
12a、512b、512cが偏光ビームスプリッタ−
503を通して液晶素子501に照射され、液晶層に記
録された画像が投射スクリーン513に投射される。偏
光ビームスプリッタ−503の偏光方向を510で示さ
れる液晶の配列方向と平行又は直角方向とし、例えば投
射光512a、512b、512cは偏光ビームスプリ
ッタ−を503を通してP成分の偏光光として液晶素子
501に照射される。このP成分の偏光光のうち512
aと512cは第1の安定状態に配列している液晶51
0wo通過し、誘電体ミラー502で反射され、そのま
まP成分の偏光光として偏光ビームスプリッタ−を通過
した光512a’と512c’となる。一方、Pdt分
の偏光光のうち、投射光512bは、第2の安定状態に
配列している液晶511を通過し、誘電体ミラー502
で反射され、S成分を含む偏光光に変調され、この光の
うちS成分の偏光光のみが偏光ビームスプリッタ−50
3で反射された光512b ”となり、この光が投射ス
クリーン513に投影されて、液晶素子501に記録さ
れた画像が投射スクリーン513に映し出される。
本実施例においては、電荷受容体504は偏光光が通過
しない状態で用いられるので、複屈折性を有していても
、偏光光の方向を変えないような方向に電荷受容体50
4の方向を定める必要はない利点がある。
本発明の別の具体例では、液晶層としてスメクティック
層を用い、イオン発生器により印加された電界の存在下
に等吉相状態まで加熱したあと、スメクテイック相まで
急冷することによって電界が印加された個所では透明状
態のスメクティック相とすることができ、一方電界が印
加されていない個所では光散乱状態のスメクティック相
とすることができる。第6図(イ)および(ロ)に示す
液晶素子601は、ガラスなどの透明支持体802、こ
の上に設けたストライプ状の透明電極11103 、 
 スペーサ604と電荷受容体805で構成されるセル
構造体に液晶層60Bが配置されている。この際、電荷
受容体805は白色又は着色処理が施されていることが
好ましい、イオン発生器607は、モータ808により
駆動されるポールネジ609に支持され、矢印flIO
の方向に往復動作する。液晶層80Bへの加熱は、スト
ライプ状の透明電極803を通電することによって行な
われる。この通電は、イオン発生器607の動きと同期
して行なわれ、画像のイオンが電荷受容体805に付与
されるわずか前又はほぼ同時に順次通電し、加熱する。
また、加熱手段としてはストライプ状電極を用いず、赤
外線ヒータをイオン発生器607とともに走査すること
もできる。
h記の画像形成装置において、繰り返し画像を形成する
ためには、電荷受容体に残っている静電荷像の除去と、
液晶層の画像の消去を行う必要がある。第7図は、画像
形成過程における電荷状態を模式的に示す部分断面図で
、第7図(イ)において、電荷受容体701へ画像状に
負電荷をケえると、液晶層702を挟んで対向する電極
703に逆極性の電荷が誘起され、電荷受容体701と
液晶層702との両方に電荷が加わり、液晶の配列を変
化させる。この場合、電荷受容体として通常の絶縁性物
質を使用すると、与えられた電荷が減衰する時定数は数
七秒乃至数時間となる。一方で、液晶層の抵抗率は、材
質や精製度にも依存するが、10Q〜1011Ω・C層
程度で、時定数にすると1ミリ秒乃至0.1秒程度とな
る。従って、この時定数の相違により、第7図(イ)の
状態から0.1!+後には、第7図(ロ)に示されるよ
うに、液晶層702には電界が加わらず、電荷受容層7
01の表面および裏面にのみ電荷が存在する状態になる
。液晶層702の配列変化が起こる前に電界が加わらな
くなると、画像形成が行われないので、液晶層702の
応答速度はその時定数よりも速くなければならない、応
答速度は印加電界にも依存し、電界が強ければ速く、電
界が弱ければ遅いので、液晶の抵抗値が小さい場合に電
荷量を大きく与えることにより画像形成が可能となるこ
ともある。また、電荷を与える速度も重要であって、液
晶702の電荷減衰の時定数よりも短時間で電荷を与え
ないと、画像形成はやはり不可能となるが、第1図で示
した本発明の電荷付与手段は、高速動作が可能で、!0
マイクロ秒以内に各画素の電荷を付与することができる
ので、特に好適である。
第7図(ロ)の状態の電荷を完全に消去することは困難
で、例えば、表面側の電荷を除くためにACコロナ放電
を印加したとしても、裏面側に存在する逆極性の電荷に
より、第7図(ハ)に示すように、表面に電荷が残り、
この状態から液晶層702の電荷が減衰した後は、第7
図(ニ)に示される電荷状態になる。この状態から液晶
層の画像を消去する目的で一様にΦ電荷を与えたとして
も、第7図(ホ)に示すような電荷状態になり、液晶層
702の電荷が減衰したのちには、第7図(へ)に示す
電荷分布になり1表面に電荷のムラが残ったままになる
。なお、これらの画像消去のための電荷付与も、液晶の
時定数以内の時間で与えなければならないのはもちろん
である。さて上記の如く、電荷のムラが残ったままで次
の画像形成を行うと、前回の画像が残像として現われた
りする不都合がある。この不都合を防ぐために、第7図
(イ)の状態のうちに電荷受容体702表面の電荷を除
電すれば上記の問題はなくなるが、既に説明したとおり
、一様かつ完全に除電するのは困難であり、しかも、時
期的に液晶の配列変化が起こった後であって第7図(ロ
)の状態になる前でなければならないという制限を受け
るので、液晶層の抵抗値が非常に大きい場合を除き、実
質的に不可能である。また、この時に画像が消去されて
しまうことも起こり得る。第7図(ロ)の状態からの除
電を行うには、液晶の時定数よりも十分長い時間をかけ
れば不可能ではない。
本発明において最も好適な方法は、電荷受容層701の
抵抗値を低くして除電工程を不要にすることで、電荷が
不均一に蓄積されることがなく、常に同一の条件で画像
形成が可能になる6本発明の装置においては、電荷付与
手段を走査して画像形成を行うので、画像を書き換える
最短時間間隔はこの走査時間よりも長く、この時間間隔
以内に電荷が減衰することが好ましいので、電荷受容層
701の電荷減衰の時定数が前記画像形成最短時間間隔
よりも小であればよい、該時定数のミニマム制限は液晶
の配列変化の応答時間により決定され、当然その応答時
間以上の間、電荷を保持するものでなければならない0
例えば、液晶の応答時間が10ミリ秒1画像形成最短時
間間隔が3秒であったとすると、電荷受容体の電荷減衰
の時定数は10ミリ秒以上である必要があり、かつ3秒
以下であることが望ましい、そして、これに相当する電
荷受容体の体積抵抗率は、誘電率によっても多少変動す
るものの、3X1G”Ω・CM−10”Ω・C■となる
。このような値は、やや低い体積抵抗率を有する絶縁体
で得られるものであって、ナイロン、酢酸セルロース、
フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ソーダガラ
ス等を電荷受容体として薄い層状で用いることができる
。また、軟質塩化ビニル樹脂のように可塑剤の混入によ
り低抵抗化されたものは、必要に応じて、可塑材の浸出
を防止するバリア層をコーティングして用いることもで
きる。
〔発明の効果〕
以上、説明したとおり、本発明によれば、電荷受容体を
設けた液晶素子にイオン源を走査して書き込むことによ
り、微細な電極配線が不要となって、駆動素子の数を減
少させ、高精細な画像表示を小さな寸法で実現すること
ができ、また、電荷受容層の電荷保持の時定数が画像形
成最短時間間隔よりも小さく、かつ液晶の応答時間より
も大きくすることにより、除電工程を不要にして、電荷
のムラが蓄積することなく常に一様な画像形成がti(
俺な画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を模式的に示す断面図、第2図および第
3図は本発明に使用する液晶素子を模式的に示す斜視図
、第4図は本発明の!実施例の構成図、第5図は液晶層
の配向変化を示す平面図。 第6図は本発明の別な一実施例の断面図、第7図は画像
形成過程における電荷状態を模式的に示す断面図である
。 201、509.1li07−  TIE荷付r手段、
202、501.801・・・ 液晶素子、209、5
04.805.701  ・・・ 電荷受容体、212
、507.808.702  ・・・ 液晶層、203
、208.301.703  ・・・ 電極。 出鮪人  キャノン株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 導電体と電荷受容体との間に液晶を挟持したセル構造の
    液晶素子と、前記電荷受容体の表面に液晶の閾値電圧を
    超える電荷を付与する電荷付与手段とを備えた画像形成
    装置において、電荷受容体の電荷保持の時定数が、液晶
    の画像形成最短時間間隔よりも短く、液晶の応答時間よ
    りも長いことを特徴とする画像形成装置。
JP2945685A 1985-02-19 1985-02-19 画像形成装置 Pending JPS61189593A (ja)

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JP2945685A JPS61189593A (ja) 1985-02-19 1985-02-19 画像形成装置

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