JPS6118933Y2 - - Google Patents

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JPS6118933Y2
JPS6118933Y2 JP17670979U JP17670979U JPS6118933Y2 JP S6118933 Y2 JPS6118933 Y2 JP S6118933Y2 JP 17670979 U JP17670979 U JP 17670979U JP 17670979 U JP17670979 U JP 17670979U JP S6118933 Y2 JPS6118933 Y2 JP S6118933Y2
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はポータブルゲーム盤に関する。
従来の技術と問題点 この種携帯に便利なポータブルゲーム盤とし
て、ケース内にゲーム部材を収納し、ケース外面
をゲーム盤面として使用する麻雀用の携行台板が
知られている。(実開昭47−32075号)しかし、こ
のゲーム盤は、ケースの外面をゲーム盤として使
用するとはいうものの単なる平滑な台として使用
するだけであつて、このケース外面に種極的にゲ
ーム部材の一部として構成されているものではな
かつた。それ故、従来のものはポータブルゲーム
盤とは云え、ケース外面がゲーム部材との関係に
おいて有機的な一部を成すものではないから未だ
十分にケース外面を利用しているとは云い難く、
特にアクシヨン性を有し、且つ動きなどが変化に
富むポータブルゲーム盤として利用することはで
きなかつた。
本考案は上記の問題点を解決すべくなされたも
ので、ケース本体を開いてその外面に形成される
ゲーム盤面と、ケース本体内に収納され前記ゲー
ム盤面に着脱自在に連結構成される補助ゲーム部
材と、ゲーム盤面上を移動する可動ゲーム部材と
の組合せにより、ゲーム盤面の限られた範囲内で
可動ゲーム部材自体が自走して競技を行なうもの
で、可動ゲーム部材が盤面上をうまく自走したり
あるいは盤面から落ちたりして、競技者にスリル
と変化に富んだ楽しさを与えることのできるアク
シヨン性に富んだゲーム盤を提供することを目的
とする。
問題点を解決するための手段 本考案に係るポータブルゲーム盤は、左右一対
のケース片からなるケース本体と、該ケース本体
に収納される可動ゲーム部材及び補助ゲーム部材
とからなり、前記各ケース片の一端にそれぞれ把
手を一体的に設けると共に、ケース片他端の側壁
の合せ目を軸支して前記把手部によつてケース本
体を開閉自在に形成し、各ケース片の外面にはゲ
ーム部材の一部を形成すべくゲーム盤面を設け、
且つ補助ゲーム部材は前記ゲーム盤面に対して着
脱自在に構成し、さらに前記可動ゲーム部材はゲ
ーム盤上を移動してゲーム動作を行なえるようゼ
ンマイユニツトを内蔵したことを特徴とする。
実施例 次に、この考案の実施例を説明する。
第1図〜第7図は、この考案の第一実施例であ
るポータブルリングゲーム盤を示す。このポータ
ブルボーリングゲーム盤は、ケース本体1と補助
ゲーム部材としての補助ケース9及びゲーム盤上
を小刻みに揺れながら進む可動ゲーム部材として
のボーリングボール21とより成る。第1図は当
該ポータブルボーリングゲームの全部品を携帯可
能に収納するケース本体1の外観を示し、第2図
はケース本体1を両開きして180゜展開した状態
を示す。このようにケース本体1はそれをほぼ二
等分割したに等しい形状の一対のケース片2A,
2Bより成り、両ケース片2A,2Bを対称的に
重ね合わせた下部を軸3に開閉自在に連結されて
いる。従つて、ケース本体1は、各ケース片2
A,2Bを両開きして180゜展開しそのまま裏返
すと、第3図の通りケース本体1の前後両側面
(つまりケース片2A,2Bの外側の正面)4
A,4Bが一連の平面のゲーム盤(ボーリング用
フロア)を形成する。この両側面4A,4Bに
は、ボーリング場のフロアを連想する模様が表示
されている。一対のケース片2A,2Bは、第2
図に示すようにほぼ均等肉厚の筐状をなすと共
に、各々二等分割したに等しい形状で一体に形成
された把手5A,5Bを有する。また、一対のケ
ース片2A,2Bは、その対応する位置に相互に
係合する一対のロツク片6A,6Bを有し、両者
の係合によつてケース本体1の閉止状態(第1
図)が保持されるようになつている。図中7,7
は第3図に示す姿勢とした各ケース片2A,2B
が同一レベルを保つべく各ケース片2A,2Bに
軸3のボス部8,8と高さに設けた脚片である。
次に、第5図に示すようにいずれか一のケース
片2Bの長手方向に連結し一連の平面(フロア)
のゲーム盤を形成する補助ゲーム部材としての補
助ケース9は、第2図に示すようにいずれか一の
ケース片2B内に収納可能な大きさ、形状に作ら
れている。この補助ケース9は、外ケース9aと
その中に納めた内ケース9bとより成り、両者は
止めねじ10,10…によつて結合され、かつ、
内ケース9bは、その長手方向に設けた長孔1
1,11…の範囲内でスライド可能とされてい
る。内ケース9bは、外ケース9aに設置したば
ね(図示省略)により常時第4図中のa矢印方向
に押されている。内ケース9bは、外ケース9a
の両側面部に露出する突起12,12を介し、前
記ばねの作用力に打勝つて反a矢印方向にスライ
ドさせることができる。内ケース9bは、後述の
ボーリングボールを収納する凹部13を有する
(第2図)。また、内ケース9bは、第4図のよう
にケース片2B(又は2A)の把手5B(又は5
A)を挾持する段部14,14と突起15,15
とを有し、第4図のように前記段部14と突起1
5とにより把手5B(又は5A)を挾持させる方
法によつて、そのケース片2B(又は2A)の長
手方向に安定に連結することができる。他方、外
ケース9aは、そのゲーム盤側にボーリングピン
を形どつた板状の起状自在なピン16…を10個有
する(第5図)。10個のピン16…は、ボーリン
グボールの進行方向手前側から逆三角形状に、か
つ、前後のピン同志が干渉し合つて共に倒れる配
置で設置されている。それぞれのピン16…は、
第6図に示すように基端部の軸16aを外ケース
9aの内面に突出する軸受突起17,17によつ
て回転自在に挾持され、内ケース9bのリブ18
の上縁により前記軸受突起17,17の間から抜
けないように支持されている。ピン16の基端部
は直角に屈曲してカムフオロア16bに形成さ
れ、内ケース9bのカム19と接触するように構
成されている。つまり、ピン16…が倒れた場
合、内ケース9bを第6図中の反a矢印方向に一
定のストロークスライドさせると、カムフオロア
17とカム19とが接触する作用効果の故にピン
16…を起立させることができる。第6図中20
は倒れたピン16を外ケース9aの上面と同レベ
ルに収納するためピン16と同形状に、かつ、ピ
ン16の厚さと等しい深さで外ケース9aの上面
(ゲーム盤面)に形成した凹部である。外ケース
9aの上面にも、第5図のようにボーリング場の
フロアを連想させる模様が、ケース片2A,2B
のそれと一連に表示されている。
次に、可動ゲーム部材たるボーリングボール2
1は、上記補助ケース9の凹部13内に入れてケ
ース1内に収納可能な大きさである。このボーリ
ングボール21は、第7図A,Bに示すようにぜ
んまいユニツト22を内蔵し、ぜんまいユニツト
22と連結した脚片23がボール外に突出し、脚
片23の平坦な下面でゲーム盤上に立ち、かつ、
前進するようになつている。
ぜんまいユニツト22は、ボール外の横方向に
突出する軸24aのつまみ24で巻く動力源とし
てのぜんまいばねと、ぜんまいばねの蓄積エネル
ギーを一定速度の回転動力として取り出すガバナ
及び回転伝達機構としての歯車列を閉鎖形状のユ
ニツトフレームに内蔵して成るもので、その一つ
の出力軸にカムプレート25が取り付けられてい
る。ぜんまいユニツト22は、その重心位置より
下方のつまみ24の軸24aの位置を、ボーリン
グボール21内に固定した支え26,26に揺動
可能に支持されている。足の甲の部分に似せた形
状の脚部23は、ボーリングボール21の転倒を
防ぐに十分な広さの平担な下面を有する構成で、
その垂直部23a,23aが上記ぜんまいユニツ
ト22の軸24aより下方の位置にピン27によ
つて回動可能に連結されている。そして、一方の
垂直部23aと一体に形成したカムフオロア28
のコ字状をなすカム溝29に、上記カムプレート
25の偏心ピン30が係合されている。第5図A
中の符号31はぜんまいユニツト22に常時第7
図A中の時計回り方向の回転モーメントを附勢す
る復元ばねであり、その他端はボール21に連結
されている。なお、ボール21及びぜんまいユニ
ツト22の重心の位置は、ぜんまいユニツト22
と脚片23とを連結したピン27の位置よりもボ
ールの進行方向前方(第7図Aの右方向)に若干
偏心して構成されている。
従つて、ぜんまいユニツト22が起動してカム
プレート25が一定方向に所定の速度で回転する
と、そのぜんまいユニツト22を附勢する復元ば
ね31の作用で偏心ピン30とカム溝29とのバ
ツクラツシユを解消しつつ、相対的静止の状態に
あるカムフオロア28及び脚片23に対し、ぜん
まいユニツト22及びボール21がピン27を中
心としてカムプレート25の回転速度に比例した
周期で第7図Aの左右方向に揺動する。その反動
として脚片23も小刻みに振動する。その際、ボ
ール21及びぜんまいユニツト22の重心がピン
27の位置よりも第7図A中の右方にあつて揺動
するため、その慣性効果として脚片23の振動の
度にボール21はその脚片23が平面上を滑るよ
うに少しづつ前進する。これを第5図のようにケ
ース本体1を展開したゲーム盤上におくと、ボー
リングボール21がピン16…に向つて滑るよう
に進む動作を呈するのである。
次に、上記構成のポータブルボーリングの遊び
方を説明する。まず、第1図のように全てを収納
したケース本体1は、その把手5A,5Bを握つ
てかばんのように軽便に持ち運ぶことができる。
遊びを開始するには、ロツク片6A,6Bの係合
を外し、第3図のように一対のケース片2A,2
Bを約180゜に両開きする。そして、中に収納さ
れているボーリングボール21及び補助ケース9
を取り出し、一対のケース片2A,2Bは展開し
たままの状態で第2図のように反転する。次に、
補助ケース9を第4図に示すように一方のケース
片2Bの把手5Bのところに連結する。しかる後
に、補強ケース9の両側面部に位置する突起1
2,12を介してその内ケース9bを第4図の反
a矢印方向にスライドさせ、第5図にように10本
のピン16…が垂直に起立させる。そこでボーリ
ングボール21は、つまみ24を回してぜんまい
ばねを十分に巻き締め、その脚片23bをゲーム
盤の手前側の端に立たせ、ピン16…に狙いを定
めて手を放す。すると、ボーリングボール21
は、既述のように小刻みに振動しつつピン16…
に向つて前進し、ボーリングボール21と接続す
る範囲のピン16…を押し倒す。そこで倒れたピ
ンの本数によつて得点を記録する。このボーリン
グゲームは、ボーリングボール21をどの向きに
狙いを定めて手を放すかによつて得点を左右する
から、まさに実際のボーリングと同質の面白さを
味うことができるのである。
ゲーム終了後は、ケース片と補助ケース9との
連結を外し、全てのピン16…を倒した状態で第
3図のように一のケース片2B内に納める。そし
て、ボール21も補助ケース9における内ケース
9bの凹部13に納めたあと、一対のケース片2
A,2Bを閉じて第1図のケース本体1の状態と
するのである。
次に、第8図〜第12図はこの考案の第二実施
例であるポータブルゴルフゲーム盤を示す。第8
図はケース本体1の外観を示し、第2図はケース
本体1を180゜展開した状態を示す。本実施例の
場合にもケース本体1はそれをほぼ二等分割した
に等しい一対のケース片4A,4Bより成り、両
者を対称的に重ね合わせた下部を軸3によつて開
閉自在に連結されている。従つて、このケース本
体1を180゜展開すると、ケース本体1の前後両
側面4A′,4B′が第10図に示すように一挿の
平面より成るゲーム盤を形成する。この両側面4
A′,4B′には、第10図、第11図に示す通り
ゴルフコースを連想させるテイグランドa,マウ
ンドb,山c,バンカーdが形成されている。ケ
ース本体1を構成する一対のケース片4A,4B
には、二等分割された形状の把手5A,5Bが一
体的に形成されている。また、一対のケース片4
A,4Bは、その対応する位置に一対のロツク片
6A,6Bを有し、両者の係合によつてケース本
体1の閉止状態(第8図)を保持するようになつ
ている。図中7,7…は180゜展開し第3図及び
第4図のように反転した一対のケース片4A,4
Bが軸3を通すボス部8,8と同一レベルを保
ち、かつ、各ケース片1A,1Bの下縁を床面か
ら若干持ち上げた状態に支持するべく各ケース片
4A,4Bに設けた脚である。
次に、補助ゲーム部材としての2個の補助ケー
ス37,37′は、第9図に示すようにケース片
4B(又は4A)の中に順に重ねて収納可能な大
きさ、形状の筐状に形成されている。第12図に
示す通り、第一の補助ケース37は、その連結側
端部の下部に、上述の通りボス部8,8及び脚
7,7…によつて床面から若干持ち上げた状態に
支持されたケース片4A,4Bの下縁部に係合し
て連結する一対の上向きの連結フツク38,38
が突出され、他の三辺の中央上縁部には矩形の連
結窓39,39,39が設けられている。また、
第二の補助ケース37′には、その連結側端部の
中央上部に、前記第一の補助ケース37のいずれ
かの連結窓39に係合する下向きの連結爪39′
が突出されている。第一の補助ケース37を一の
ケース片4B(又は4Aでも可)の側方にその連
結フツク38,38で係合し、その第一の補助ケ
ース37に対しケース本体の長手方向の向きに第
二の補助ケース37′をその連結爪39′を連結窓
39へ入れて係合すると、第10図のような構成
に組立てることができる。また、第一の補助ケー
ス37を一のケース片4Aの長手方向に連結し、
さらに第二の補助ケース37′を同じくケース本
体の長手方向に前記第一の補助ケース37と連結
すると、第11図にような構成に組立てることが
できる。以下同様にして第一及び第二の補助ケー
ス37,37′の連結方向と連結位置を種々組合
わせることによつて18通りのゴルフコースを構
成することが可能である。補助ケース37,3
7′の上面37a,37a′は、第10図及び第1
1図に示す通り各ケース片4A,4Bと一連の平
面より成るゲーム盤を形成するのであり、第一の
補助ケース37の上面37aにはクロスバンカー
eを、第二の補助ケース37′の上面37a′には
グリーンfの模様と、カツプh及びピンjを立て
るピン孔gとが設けられゴルフコースの趣きを呈
するように構成されている。
次に、可動ゲーム部材たるゴルフボール21′
の構成は、上記ボーリングゲーム盤に用いた第7
図A,Bのボーリングボール21と同じであり、
同じ作動をするものであるから、その詳しい説明
は省略する。
次に、上記ゴルフゲームの遊び方についてその
特徴的なところを説明する。
ケース本体1は180゜展開してゲーム盤を形成
すると共に、第一及び第二の補助ケース37と3
7′を第10図又は第11図のように任意の方向
性で連結し、第二の補助ケース37′のピン孔g
にピンjを立てて所定のゴルフコースを形成す
る。ゴルフボール21′は、そのぜんまいユニツ
トにおけるぜんまいばねがゴルフコースの全長の
1/2〜1/3程度進むのが限度のエネルギを蓄積する
ものとして構成し、そのぜんまいばねを一杯に巻
いたゴルフボール21′をテイグランドaの位置
に立てその進む方向を狙い定めて手を放す。する
とゴルフボール21′はゲーム盤上を小刻みに振
動しつつ滑るように前進する。もしもゴルフボー
ル21がマウンドbや山cにぶつかつたり、バン
カーdに入るとそこに停止する。そうしたトラブ
ルがないときは、ぜんまいばねの続くかぎり前進
して止まる。そこで、ゴルフボール21′は止ま
つた位置で再びぜんまいばねを巻き、改めて狙つ
た方向に向つて手を放す。ゴルフボール21′の
方向性が悪くてゲーム盤の外へ落下したときは、
ペナルテイを課し又はOB扱いとしてやり直しを
する。かくしてグリーンf内のカツプhにゴルフ
ボール21′が転がり込むまでの手数をスコアと
して記録する。対戦者は共通のゴルフボール2
1′をホールアウトの単位毎に交互に使用してゲ
ームを行ない、手数の少ない者を勝ちとしてゲー
ムを行なう。しかも全員がホールアウトしたあと
は、第一、第二の補助ケース37,37′の連結
態様を第10図、第11図のように種々の組合わ
せで変更し、少なくとも1〜9ホール(9通り)
又は1〜18ホール(18通り)のゴルフコースを設
定して実際のゴルフと同様のスコア争いを楽しむ
ことができる。
次に、第13図〜第19図はこの考案の第三実
施例であつてポータブル的であてゲーム盤を示
す。
第13図は、この考案に係るポーダル的あてゲ
ーム盤を携帯可能に収納したケース本体1の外観
を示し、第14図は前記ケース本体1を開いて
180゜展開した状態を示す。このようにケース本
体1はそれをほぼ二等分割したに等しい箱形状の
一対のケース片4A,4Bより成り、両者を対称
的に重ね合わせた下部を軸3によつて開閉自在に
連結されている。従つて、このケース本体1を
180゜展開すると、ケース本体1の前後両側面4
A′,4B′が第15図に示すように一連の平面よ
り成るゲーム盤を形成する。この両側面4A′,
4B′には、海戦の雰囲気を盛り上げる波模様が表
示されている。ケース本体1を構成する一対のケ
ース片4A,4Bには、二等分割された形状の把
手5A,5Bが一体的に形成されている。また、
一対のケース片4A,4Bは、その対応する位置
に一対のロツク片6A,6Bを有し、両者の係合
によつてケース本体1の閉止状態(第13図)を
保持するようになつている。図中7,7…は180
゜展開し第15図のように裏返した一対のケース
片4A,4Bが軸3を通すボス部8,8と同一レ
ベルを保つべく各ケース片4A,4Bに設けた脚
片である。
次に、補助ゲーム部材としての2個の補助ケー
ス39,39は、第14図に示すようにケース片
4B(又はケース片4A)の中に収納可能な大き
さ、形状の筐状に形成されている。この補助ケー
ス39は、その裏面部(第14図で見える側)
に、上記ケース本体1の把手5A,5Bのグリツ
プを挾持する突起38,38とリブ49,49と
を有する。この補助ケース39は、第16図に示
すようにその突起38,38とリブ49,49と
によつてケース片4B(又は4A)のグリツプを
挾持させる方法により展開したケース片4A,4
Bの長手方向に連結することができ、第15図の
通りの連結状態が得られる。補助ケース37の上
面37aも第15図の通り各ケース片4A,4B
と一連の平面より成るゲーム盤を形成する。その
上面37aにも波模様が表示されている。
次に、可動ゲーム部材たる走行体40は、やは
り上記ケース本体1内に収納可能な大きさで、第
17図に示すように魚雷の形状になつている。こ
の走行体40は、第18図に示すようにいわゆる
三輪車であり、ぜんまいユニツト41を内蔵し、
このぜんまいユニツト41によつて左右一対の駆
動輪42,42を回転し走行するように構成され
ている。ぜんまいユニツト41は、走行体40の
上方に突出するぜんまい軸43aのつまみ43に
よつて巻く動力源としてのぜんまいばねと、ぜん
まいばねの蓄積エネルギを一定の速度で取り出す
ガバナ及び回転伝達機構としての歯車列を閉鎖形
状のユニツトフレームに内蔵して成るもので、そ
の一つの出力軸にクラウンギヤ44が取り付けら
れている。左右一対の駆動輪42,42は、共通
の軸45に対し、回転角にして180゜の位相差を
もつて若干偏心して取り付けられ、その軸45は
魚雷形状の外皮下ケース46から直立する支持板
47,47によつて回転自在に支持されている。
軸45にはピニオン48が固定して取り付けら
れ、これが上記ぜんまいユニツト41のクラウン
ギヤ44とかみ合わされいる。走行体40の後部
に位置するスクリユー59の軸50に取り付けた
ピニオン51も、前記クラウンギヤ44とかみ合
わせられ、ぜんまいユニツト41によつてスクリ
ユー49が回転されるようになつている(第19
図)。軸50は、外皮下ケース46から直立する
軸受52によつて支持されている。図中符号の5
3は潜望鏡をもじつた目玉表示部であり、これは
ぜんまいユニツト41を迂回して左右の駆動輪4
2,42の直上を支持枠54,54及び左右の支
持枠54,54の後端を連接する軸55と一体に
構成されている。支持枠54において駆動輪42
の直上部分は円弧部54aに形成し、該円弧部5
4aから下向きに直下の駆動輪42と当接する爪
56が設けられている。軸56は、上記支持板4
7,47の軸受凹部57,57によつて回動自在
に支持され、目玉表示部53は直立して外皮上ケ
ース58の開口部61を通じて外部に突出し上下
方向に出入りするようになつている。図中符号の
60は前輪である。
上記構成の走行体40は、つまみ43を回して
ぜんまいユニツト41のぜんまいばねを巻き、平
面上に置いて手を放すと、駆動輪42,42が回
転すると共にスクリユー49が回転し、まるで魚
雷が水中を進むが如くに前進する。その上、左右
の駆動輪42,42が軸45に対し180゜の位相
差をもつて偏心して取り付けられているため、駆
動輪の半周毎に走行体40は蛇行して進み上下左
右に揺れる。従つて、走行体40の走行する方向
性は定かでない。しかも、偏心した駆動輪42と
爪56が当接する支持枠54を介して目玉表示部
53が駆動輪42,42の半周毎に上下し、まる
でのぞいたりかくれたりしながら進む景観を呈す
る。
次に、第3図中62…は潜水艦の意匠で形成し
た的体である。
次に、上記的あてゲームの遊び方の要点を説明
する。
ケース本体1を180゜展開してゲーム盤を形成
し、その把手5A,5Bのところに補助ゲーム部
材として補助ケース39,39を連結し一連のゲ
ーム盤を形成する。次に、ゲーム盤の両端の部位
に所定数の的定数31…を所定の態様に並べて置
く。次に、走行体40は、そのつまみ43を回し
てぜんまいばねを巻き、対戦する二人が交互にゲ
ーム盤上における自陣の的体62の直前の位置に
置き相手の的体62…によくねらいを定めて(方
向性を決めて)手を放す。すると、走行体40は
その駆動輪42,42が偏心しているが故に蛇行
して進み、なかなか想定したコースを走らない
が、途中でゲーム盤外に落下することなく相手方
の的体62に当るとこれをゲーム盤外に押し落
す。相手方の的体62を落した数の多少又はいず
れが早く相手方の的体を全て落すかによつて勝敗
を決する。
次に、第20図〜第24図はこの考案の第四実
施例であつてポータブル相撲ゲーム盤を示す。
第20図はポータブル相撲ゲームを携帯可能に
収納したケース本体1の外観を示し、第21図は
前記ケース本体1を開いて180゜展開した状態を
示す。このようにケース本体1はそれをほぼ二等
分割したに等しい筐形状の一対のケース片4A,
4Bより成り、両者を対称的に重ね合わせた下部
を軸3によつて開閉自在に連結されている。従つ
て、このケース本体1を180゜展開して第26図
のように反転すると、ケース本体1の前後両側面
4A′,4B′が一連の平面のゲーム盤を形成す
る。この両側面4A′,4B′には相撲の土俵a″及
び仕切線b″の模様が表示されている。ケース本
体1を構成する一対のケース片4A,4Bには、
やはり二等分割された形状の把手5A,5Bが一
体的に形成されている。また、一対のケース片4
A,4Bには、その対応する位置に一対のロツク
片6A,6Bを有し、両者の係合によつてケース
本体1の閉止状態(第20図の状態)を保持する
ようになつている。図中7,7…は軸3を通すボ
ス部8,8と同一レベルに設けた脚片である。
次に、可動ゲーム部材として力士の形状に形成
された2個一対(2個以上であれば可)の相撲人
形86,86は、第2図に示す通り一方のケース
片4Aに収納可能な大きさになつている。この相
撲人形86は、第23図A,Bに示す通りそのボ
デイケース86a内にぜんまいユニツト87を内
蔵し、このぜんまいユニツト87によつて左右の
足88,88を交互に駆動されるようになつてい
る。ぜんまいユニツト87は、相撲人形86の肩
を貫通して横方向に突出するぜんまい軸90のつ
まみ90aによつて巻く動力源としてのぜんまい
ばねと、該ぜんまいばねの蓄積エネルギを一定の
回転動力として取り出すガバナ及び回転伝達機構
としての歯車列とを閉鎖形状のユニツトフレーム
に内蔵して成るもので、その一つの出力軸91に
偏心カム92が取り付けられている。出力軸91
はぜんまいユニツト7の両側に突出し、その両端
に偏心カム92,92が取り付けられていると共
に、そのカムリフト180゜対称の関係になつてい
る。左右の足88,88はその垂直部88a,8
8aがぜんまいユニツト87の両側面部に沿つて
配設され、その下部の上下方向の長孔94に通し
たピン95により自在支持されている。ピン95
はぜんまいユニツト87のユニツトケースに固定
されている。また、垂直部88aの相当位置に上
記偏心カム93がはまつて内接する上下方向の長
孔96が設けられている。従つて、相撲人形86
は、偏心カム93が1回転すると、垂直部88a
は上下動を伴なつて前後方向(第23図Bの左右
方向)に一往復の揺動をし、左右の偏心カム9
3,93のカムリフト180゜の位相差を有するた
め両足が交互に前後に駆動されまるで人が歩くよ
うに進むのである。このため、両足88,88の
裏面は平坦で相撲人形の直立及び歩行に支障ない
形状の接地面積を有する。図中88bは両足8
8,88の内向きへの踏んばりをきかすための支
えバーである。相撲人形86の両腕は、上腕97
aと前腕97bとより成り、第24図A,Bに示
す通り上腕97aの肩関節98は第23図Aに示
す通りボデイケース86aに回転自在に連結さ
れ、上腕97aと前腕97bとのひじ関節部はピ
ン99により屈曲自在に連結されている。従つ
て、この相撲人形86は、第24図A,Bに示す
通り上腕97aと前腕97bとを種々変形させて
種々な相撲ポーズをとらせることができる。
次に、図中100A,100Bは二分割された
補助ゲーム部材としての組立式土俵であつて、こ
れは第21図に示す通り一方のケース片4B内に
収納可能な大きさであり、ゲーム盤上において円
形に組立てることが可能である。
次に、上記ポータブル相撲ゲーム盤の遊び方を
説明する。
第20図のように全ての構成部品を収納し携帯
可能な状態としたケース本体1は、その把手5
A,5Bを握つてかばんのように軽便に持ち運ぶ
ことができる。ゲームを始めるにあつては、まず
ロツク片6A,6Bの係合を外し、第25図のよ
うに一対のケース片4A,4Bを両開きし180゜
展開する。そして、ケース片4A,4B中に収納
されている相撲人形86,86及び組立式土俵1
00A,100Bを取り出し、展開したケース本
体1はそのまま第26図の姿勢に反転する。次
に、ケース本体1のゲーム盤上に補助部材として
の組立式土俵100A,100Bを組立てて置
く。そして、相撲人形86,86は対戦者が各々
つまみ90aを回してぜんまいばねを巻き、か
つ、両腕を思い思いの相撲ポーズにして土俵の仕
切縁上に対峙させ手を放す。すると、各相撲人形
86,86は両足88,88で歩くように前進し
て組み合い押し合つて、勢いの良いもの又は相撲
ポーズの効果的であつたものが押し勝ち又は相手
を転がしてまるで実際の相撲を見る如くに勝敗を
決する。従つて、対戦者は自己の相撲人形86の
相撲ポーズに工夫をこらす等して相撲ゲームを楽
しむことができるのである。
考案の効果 本考案は上記の構成であるからケース本体と、
ケース本体を展開したときその外面に形成される
ゲーム盤面と、ゲーム盤面に着脱自在に連結され
る補助ゲーム部材と、ゲーム盤面上を移動する可
動ゲーム部材との組合せにより変化に富むゲーム
盤を構成することができ、しかもこのポータブル
ゲーム盤は卓上等において簡単に組立ててスペー
スをとらずに楽しむことができると共に、ケース
本体内に収納して携帯可能であり、保管にも便利
である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図はこの考案の第一実施例を示
し、第1図はケース本体の斜視図、第2図と第3
図はケースの展開図、第4図はケース片と補助ケ
ースとの連結を示す斜視図、第5図はゲーム中の
斜視図、第6図は補助ケースの断面図、第7図
A,Bはボーリングボールの断面図である。第8
図〜第12図はこの考案の第二実施例を示し、第
8図はケースの斜視図、第9図はケースの展開
図、第10図と第11図はゲーム中を示す斜視
図、第12図は補助ケースの連結を示す斜視図で
ある。第13図〜第19図はこの考案の第三実施
例を示し、第13図はケースの斜視図、第14図
はケースの展開図、第15図はゲーム中の斜視
図、第16図は補助ケースの連結を示す斜視図、
第17図は走行体の斜視図、第18図は走行体の
分解図、第19図は走行体の断面図である。第2
0図〜第24図はこの考案の第四実施例を示し、
第20図はケースの斜視図、第21図はケースの
展開図、第22図はゲーム中の斜視図、第23図
A,Bは相撲人形の断面図、第24図A,Bは相
撲人形の斜視図である。 1……ケース、4A,4B……ケース片、5
A,5B……把手、4A′,4B′……前後両側面
(ゲーム盤)、21……ボーリングボール(ゲーム
部材)、21′……ゴルフボール(ゲーム部材)、
40……走行体(ゲーム部材)、86……相撲人
形(ゲーム部材)、22,41,69,87……
ぜんまいユニツト、9,37,37′,39……
補助ケース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 右左一対のケース片からなるケース本体と、該
    ケース本体内に収納される可動ゲーム部材及び補
    助ゲーム部材とからなり、前記各ケース片の一端
    にそれぞれ把手を一体的に設けると共に、ケース
    片他端の側壁の合せ目を軸支して前記把手部によ
    つてケース本体を開閉自在に形成し、各ケース片
    の外面にはゲーム部材の一部を形成すべくゲーム
    盤面を設け、且つ補助ゲーム部材は前記ゲーム盤
    面に対して着脱自在に構成し、さらに前記可能ゲ
    ーム部材はゲーム盤上を移動してゲーム動作を行
    なえるようゼンマイユニツトを内蔵したことを特
    徴とするポータブルゲーム盤。
JP17670979U 1979-12-20 1979-12-20 Expired JPS6118933Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17670979U JPS6118933Y2 (ja) 1979-12-20 1979-12-20

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17670979U JPS6118933Y2 (ja) 1979-12-20 1979-12-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5693287U JPS5693287U (ja) 1981-07-24
JPS6118933Y2 true JPS6118933Y2 (ja) 1986-06-07

Family

ID=29687328

Family Applications (1)

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JP17670979U Expired JPS6118933Y2 (ja) 1979-12-20 1979-12-20

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JPS5693287U (ja) 1981-07-24

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