JPS61186104A - 圧延装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、巻付は異速圧延により圧延材に生じた板反り
を修正し得るようにした圧延装置に関するものである。

［従来の技術］ 圧延材に圧延機出側で高張力を付加させると圧下率を増
大させることができ、その結果、圧延荷重が減少するこ
と、先進率が入側に移るためスリップが防止できること
、形状が安定し絞込みを防止できること、等の利点があ
る。このため従来は第２図に示すごとく、タンデムミル
の最終スタンドａとテンションリールＣとの間にテンシ
ョンプライドルロールｂを配設したもの、或いは第３図
に示すごとく、最終スタンドａとテンションリールＣと
の間にピンチロールｄを配設したもの、等がある。

一方、圧延機でダル目付けを行う場合には、タンデムミ
ルの最終スタンドで作業を行っている。

しかしながら、上述の８１のうち第２図に示すものにあ
っては、 （１）　　巻付はフリクションによる張力付加のため、
張力が大きく掛からない（摩擦係数に限界がある）。

α）　モーターパワーを上げて高張力を付加しようとす
ると板が蛇行し易くなる。

（至）　高張力を掛けようとするとプライドルロールの
本数が増加し、設備費が増大する。

等の問題があった。

又、第４図の装置では、押付【プカと摩擦フリクション
による張力付加に限界がある（ピンチ力に限界があり、
高張力を掛けられない）という問題があった。

更に、ダル目付けをタンデムミル中の何れかのスタンド
で行うと、そのスタンドでは摩擦係数が大きくなり、５
〜７％程度の圧下率しかとることができないという問題
があった。

このようなことから、上記の各問題点を解消するために
、第４図に示すごとくタンデムミルの最終スタンドａと
テンションリールＣとの間に、巻付は真速圧延を行うこ
とのできる装置ｅを配設したものが考えられている。こ
のようにすると、巻付はベルト効果とピンチ力で最終ス
タンドａの出側に高張力を付加することができ、このた
め最終スタンドａの圧下率を増加させることができるこ
と、装置ｅのロールにダルロールを使用して真速圧延を
行うことにより圧延材Ｓに約１〜３％の伸び率を与えら
れるため、装置ｅによりダル目を付けることができ、タ
ンデムミルでダル目を付ける必要がなく、タンデムミル
で高圧下を行うことができること、伸び率１〜３％で板
形状を良好に保てること、等の利点がある。

［発明が解決しようとする問題点〕 しかし、第４図に示すように巻付は真速圧延を行うと、
圧延材Ｓには張力下では、高速ロールｅ′側に図に示す
ごとき反り「が発生し、又パスラインを傾けた方向にも
反りＱが発生し、更に圧延材ＳとロールとのＩｎ！係数
が少ない方向に反りが生じる、等の問題があった。

本発明は、上述の観点に鑑み、圧延材に高張力を掛けて
圧延を行う場合にも圧延材に板反りが生じないようにす
ることを目的としてなしたものである。

［問題点を解決するための手段１ 本発明では、少なくとも複数の圧延スタンドを有する圧
延装置の最終段に巻付は異速圧延機を配設して圧下と表
面粗度調整を同時に行うようにした圧延装置において、
前記巻付は異速圧延機のワークロールの表面粗度にペア
ー差を付している。

［作　　　用］ 従って、本発明では、前記巻付は異速圧延機のロール表
面粗度にペアー差を付したワークロールにより圧下を行
うことにより圧延材の板反りの修正が行われる。

［実　施　例］ 以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつつ説明する
。

第１図は本発明の一実施例ｅ、図中１は複数のスタンド
から成るタンデムミル、２はタンデムミル１の最終スタ
ンド下流側に配設された巻付は異速圧延機、３はデフレ
クタロールである。

巻付は真速圧延ｌ！！２は低速側ロール２ａ、高速側ロ
ール２ｂを備え、夫々モーター２ｃ、２ｄにより駆動し
得るようになっている。又ロール２ａ、２ｂ外周表面の
表面粗度には圧延材Ｓの板反りを打消し１ｒＩるように
ペアー差が付しである。

斯かる圧延装置では、圧延材Ｓはタンデムミル１で圧延
された後巻付は異速圧延機３の低速側ロール３ａと高速
側ロール３ｂに巻付けられて巻付は真速圧延され、下流
側へ送られる。

巻付は異速圧延機２の下流側で例えば上に凸の反りが生
じる場合には、低速側ロール２ａは表面粗度が小さく摩
擦係数の小さいものを使用する。圧延材Ｓは摩擦係数の
小さいロール側へ反るため、この場合は低速側ロール２
ａ側へ反り、その結果圧延材Ｓの反りが打消され、平坦
な形状の板を得ることができる。

巻付は異速圧延機２の下流側で例えば下に凸の反りが生
じる場合には、高速側ロール２ｂは表面粗度が小さく摩
擦係数の小さいものを使用する。圧延材Ｓは高速側ロー
ル２ｂ側へ反り、その結果圧延材Ｓの反りが打消され、
平坦な形状の板を得ることができる。

なお、本発明は、上述の実施例に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え
得ることは勿論である。

［発明の効果］ 本発明の圧延！Ａ百によれば、圧延材に板反りが生じる
のを防止できるという優れた効果を秦し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の説明図、第２図は従来の一
例の説明図、第３図は従来の他の例の説明図、第４図は
第２図及び第３図の従来のものの欠点を解消した例の説
明図である。 図中１はタンデムミル、２は巻付は異速圧延機、２ａは
低速側ロール、２ｂは高速側ロールを示ず。 特　　許　　出　　願　　人 石川島播磨重工業株式会社 特　　許　　出　　願　　人 日本鋼管株式会社 第２図　　　　第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）少なくとも複数の圧延スタンドを有する圧延装置の
   最終段に巻付け異速圧延機を配設して圧下と表面粗度調
   整を同時に行うようにした圧延装置において、前記巻付
   け異速圧延機のワークロールの表面粗度にペアー差を付
   したことを特徴とする圧延装置。