JPS6118603Y2 - - Google Patents

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JPS6118603Y2
JPS6118603Y2 JP1976177024U JP17702476U JPS6118603Y2 JP S6118603 Y2 JPS6118603 Y2 JP S6118603Y2 JP 1976177024 U JP1976177024 U JP 1976177024U JP 17702476 U JP17702476 U JP 17702476U JP S6118603 Y2 JPS6118603 Y2 JP S6118603Y2
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JP
Japan
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locking member
iron piece
movable iron
latch
length
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JP1976177024U
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JPS5392165U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、回路遮断器における引外し機構に関
する。
回路遮断器は、通常、可動接触子を固定接触子
に対し開閉(又は接離)を行う開閉機構と、該開
閉機構の掛け金を係止して開閉機械の開動作(又
は遮断動作)を阻止すると共に、通電流が導通さ
れると上記掛け金を外して開閉機構に開動作を行
わしめる引外し機構とを有している。この引外し
機構として従来知られているものは、例えば特公
昭45年28949号に示される如く、過電流導通に伴
い、回動可能に取り付けられた可動鉄片を吸引し
回動させる電磁石装置と、この可動鉄片と開閉機
構の掛け金(特公昭45−28949号公報明細書に於
ける「操作杆15」に該当)との間にそれぞれ独
自の枢軸によつて回動自在に取り付けられた2個
の連動部材とを有しており、可動鉄片はその回動
動作を、それに隣接する第1の運動部材にすべり
接触しながら伝達して当該第1の運動部材を回動
し、これにより、続く第2の連動部材を運動させ
ることにより開閉機構の掛け金を引き外すように
なつていた。このように、従来の引外し機構で
は、運動伝達のための連動部材を複数個必要と
し、しかもこの運動部材は回動のためのスペース
をそれぞれ必要とし、このため大きな組立スペー
スを必要とし、また、各運動部材ごと枢軸によつ
て取り付けるので組立に多くの労力を要し、製立
精度も低くなり、更に、可動鉄片及び複数の運動
部材間の運動伝達は、こられ部材相互間にすべり
接触を介して行つているので、運動伝達に誤差が
生じやすく、作動精度も低くなるといつた欠点を
有していた。
本考案は叙上の点に鑑み、比較的少ない部材か
らなり、組立スペースが少なくて済み、組立か容
易で且つ作動精度の高い引外し機構を提供せんと
するものである。
以下、本考案を添付図面に示した実施例に基づ
き詳記する。
第1図は、ON状態にある回路遮断器10の内
部を示す縦断平面図である。該遮断器は、絶縁材
から作られる筐体11と、電源側端子板12に固
設された固定接触子14と、可動接触子16を固
定接触子14に開閉(又は接離)するよう作動す
る開閉機構17と、当該遮断器に過電流が導通さ
れると開閉機構17を起動して開動作若しくは遮
断動作せしめる引外し機構18とからなる。
開閉機構17は、遮断器10のON−OFF切換
を行う切換ハンドル20と、一端がハンドル20
に設けらた半円状溝22に嵌合されて回動可能に
取り付けられ且つ他端に可動接触子16が取り付
けらた回動部材24と、枢軸26により筐体11
に回動可能に取り付けられた掛け金28と、該掛
け金及び回動部材24の夫々のほぼ中央部分の間
に張設された引張ばね30とを有している。該ば
ねは、ON状態にあつては図示の如く、その両端
30′,30″を通るばね(引張)力作用線が半円
状溝22の左側及び枢軸26の右側を通るように
なされているので、回動部材24及び掛け金28
は共に時計方向に回動される如く付勢されるが、
掛け金28は以下に詳述する引外し機構18の係
止部材34に係止されており、このため回動部材
24はその一端に取り付けた可動接触子16を固
定接触子14に一定圧で当接せしめている。
次に、引外し機構18につき述べれば第1及び
第2図に明示される如く、筐体11に固定した負
荷側端子板36に接続され且つリード線40によ
つて可動接触子16と接続されている電磁石装置
42と、該装置に固設されたほぼL字形のヨーク
44と、該ヨークの先端に幅方向に間隔をおいて
設けられた取付突起45,45間に渡設された枢
軸46と、該枢軸に回動可能に取り付けられた可
動鉄片48と、該鉄片とは別体にして同枢軸46
に回動自在に取り付けられた前述の係止部材34
とを有している。電磁石装置42は通常のものと
同様、コイル52と、該コイルの内に挿入され且
つ内部に油と可動鉄片とを含むダツシユポツト部
材54とからなる。可動鉄片48は、その幅方向
で間隔をおかれ且つ夫々ヨークの取付突起45,
45の内側において枢軸46に取り付けられる取
付部56,57と、該取付部の一端部を相互連結
するよう取り付けられ且つ電磁石装置42のコイ
ル52の一端から突出する接極面60の上方に間
隔をおいて延出されている板状の被吸引部62と
一方の取付部56から上記被吸引部62と反対の
側へ延びる係止部材係合部64とを有している。
被吸引部62には開口63が設けられ、該開口に
は枢軸46上に取り付けられたコイルばね65の
一端65′が係合されており、これにより当該鉄
片48は反時計方向に向けて付勢されているが、
当該回路遮断器に過電流が導通されると被吸引部
62が接極面60に吸引され、従つて該鉄片はコ
イルばね65の力に抗して時計方向に回動される
如くなされている。係止部材34は、その幅方向
で間隔をおかれ且つ可動鉄片48の取付部56及
び57の夫々の内側において枢軸46に取付けら
れる取付部68,69及び該取付部の一端間に渡
設された連結部70とからなるU字形に形成され
ると共に、取付部68,69の他端間には枢軸7
2により絶縁材製のローラ74が回動自在に設け
られ、前述した掛け金28の係止は該ローラによ
つて行うようにしてある。枢軸72には、一方の
取付部68とローラ74の一端面との間におい
て、枢軸46に取り付けられたコイルばね75の
一端75′が係合され反時計方向に向けて付勢さ
れており、従つて該ローラが掛け金28の先端に
圧接されて当該掛け金の係止を確実ならしめてい
る。一方、係止部材34の上記連結部70の一端
には横方向に延出する鉄片係合部76が設けられ
ており、可動鉄片48が時計方向に回動されると
係止部材係合部64により係合されるようになさ
れている。但し、これら両係合部64及び76
は、図示の如く、接触子14,16のON状態す
なわち引外しコイル52の非励磁状態にあつて
は、その回動方向において間隔をあけており、従
つて可動鉄片が時計方向に回動されても両係合部
が直ちに係合されることはない。この間較は、鉄
片係合部76を適宜曲げることにより調節するこ
とができる。また、係止部材34は、その枢軸4
6から一端のローラ74までの距離を、枢軸
46から鉄片係合部76までの距離より短か
くしてあり、従つて鉄片係合部76が係止部材係
合部64により係合されて回動され、掛け金28
をローラ74から外すに要する力を小さくて済む
ようにしてある。尚同様の理由から可動鉄片48
はその枢軸46から被吸引部側の端部までの距離
(正確には、接極面60から被吸引部62に加わ
る吸引磁力の作用点までの距離)を、枢軸4
6から係止部材係合部64までに至る距離よ
り大きくしてある。
今、当該回路遮断器に所定量以上の過電流が流
れ引外し指令が発せられると、電磁石装置42が
作動して可動鉄片48が接極面60に吸引され、
該鉄片が所定量だけ時計方向に回動されると、そ
の係止部材係合部64が鉄片係合部76を係合し
て係止部材34を時計方向に回動し、ローラー7
4と掛け金28との係合が外される。外された掛
け金28は引張ばね30の引張力により時計方向
に回動され、ばね30の取付部30′が半円状溝
22より右側へ移動すると同時に、回動部材24
が反時計方向に回動されて可動接触点16を固定
接触点14から引離すこととなる。
叙上のように、本考案の引外し機構は、従来の
ものに比べ、可動鉄片の係止部材係合部64と係
止部材とはその回動方向に於いて所定間隔だけ離
して設定されるので、可動鉄片は所定値以上の過
電流が通り上記所定間隔だけ確実に回動した時点
で係止部材と係合するので、誤差動の少ない遮断
作動を行うことができる。更に、可動鉄片と係止
部材とが同軸上にあり、回転中心を同じくするこ
とから、可動鉄片が回動して係止部材を連動する
とき、両部材間には全くすべりがなく、しかも係
止部材34は回転自在に取り付けられたロール7
4を介して掛け金28に係止されるので、当該係
止部材34を掛け金から外すときに、従来の引外
し装置に於ける如く両部材間にすべり摩擦が生ず
ることがない。
そしてまた本考案の引外し機構は従来のものに
比べ少ない運動部材、即ち、可動鉄片48の外に
1個の係止部材34を含むだけであり、しかもこ
れら可動鉄片及び係止部材を同軸上に取り付ける
ようにしたので組立てが容易であり、且つ組立ス
ペースを少なくすることができるだけでなく組立
誤差が少なく、従つてこの点でも精度の高い作動
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る引外し機構が組み込まれ
た回路遮断器の内部を示す縦断面図、第2図は本
考案に係る引外し機構の斜視図である。 14:固定接触子、16:可動接触子、18:
引外し機構、28:掛け金、34:係止部材、4
2:電磁石装置、46:枢軸、48:可動鉄片、
60:接極面、62:被吸引部、64:係止部材
係合部、74:ローラ、76:鉄片係合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 開閉機構の操作により固定接触子に接離すると
    ともに開動作方向に付勢された可動接触子と、こ
    の可動接触子の開動作を阻子する掛け金と、この
    掛け金を係止する係止部材と、引外し指令によつ
    て動作する電磁石装置と、この電磁石装置により
    駆動されて前記係止部材を駆動し前記掛け金の係
    止を解く可動鉄片とを備えた回路遮断器におい
    て、前記係止部材と前記可動鉄片とをそれぞれL
    字形に形成し、係止部材の前記掛け金に作用する
    側の一辺と可動鉄片の前記電磁石装置に吸引され
    る側の一辺とを互に反対に向けて、この係止部材
    と可動鉄片とを回動自在に同軸に軸支するととも
    に、係止部材の他辺の先端に係合部を形成し、可
    動鉄片の他辺の先端に可動鉄片が電磁石装置に吸
    引された際に前記係合部と係合して係止部材を押
    圧する係止部材係合部を形成し、かつ、前記係止
    部材の一辺の長さを他辺の長さより小さくし、前
    記可動鉄片の一辺の長さを他辺よの長さより大き
    くしたことを特徴とする回路遮断器の引外し機
    構。
JP1976177024U 1976-12-27 1976-12-27 Expired JPS6118603Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1976177024U JPS6118603Y2 (ja) 1976-12-27 1976-12-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976177024U JPS6118603Y2 (ja) 1976-12-27 1976-12-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5392165U JPS5392165U (ja) 1978-07-27
JPS6118603Y2 true JPS6118603Y2 (ja) 1986-06-05

Family

ID=28784318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1976177024U Expired JPS6118603Y2 (ja) 1976-12-27 1976-12-27

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JP (1) JPS6118603Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5220354Y2 (ja) * 1972-05-16 1977-05-11

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JPS5392165U (ja) 1978-07-27

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