JPS61185888A

JPS61185888A - 高周波加熱装置

Info

Publication number: JPS61185888A
Application number: JP2592985A
Authority: JP
Inventors: 豊高茂; 誠士神原; 竹本　正宏
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 1985-02-12
Filing date: 1985-02-12
Publication date: 1986-08-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は、電子レンジ等の高周波加熱装置におけるイン
バータ回路の制御に関するものである。

〈従来の技術〉第５図は、従来の電子レンジの回路図の一例であり、図
において、ｌは商用電源、２は整流平滑回路、３はイン
バータ回路、４はマグネトロン駆動回路、５はマグネト
ロンである。

整流平滑回路２は、商用電源１を整流平滑して直流電源
を作るもので、整流ブリッジ２１、チョークコイル２２
、平滑コンデンサ２３で構成されており、また、インバ
ータ回路３は、整流平滑回路２の直流出力を電源をけし
て動作し、出力をマグネトロン駆動回路４に供給するも
ので、マグネトロン駆動変圧器３１、共振コンデンサ３
２、ダンパ・ダイオード３３、スイッチング素子３４で
構成されている。

整流平滑回路２の直流出力側には、マグネトロン駆動変
圧器３１と共振コンデンサ３２で構成される並列共振回
路とスイッチング素子３４とが直列に接続され、ダンパ
・ダイオード３３は、スイッチング素子３４のコレクタ
ーエミッタ間に逆極性で接続されている。マグネトロン
駆動回路４は、マグネトロン５を発振させるもので、駆
動変圧器３１の２次巻線であるヒータ巻線３１ａをマグ
ネトロン５のヒータに接続し、また同じく２次巻線であ
る高圧巻線３１ｂには、高圧ダイオード４１と高圧コン
デンサ４２の直列回路が接続され、高圧ダイオード４１
に並列にマグネトロン５が接続されている。

６は電流検出器、７は制御部であり、制御部７は、マグ
ネトロン駆動変圧器３１に流れる電流をカレント・トラ
ンスからなる電流検出器６で検出し、その検出結果に基
づいてインバータ回路３を制御する。すなわち、制御部
７は検出回路７１、負荷検出回路７２、起動停止回路７
３、出力制御回路７４、駆動回路７５その他を備え、電
流検出器６の検出出力に応じた制御信号を駆動回路７５
から出力し、スイッチング素子３４をオンオフ駆動して
インバータ回路３の制御を行うのである。

〈発明が解決しようとする問題点〉上述の回路における電流検出器６はカレント・トランス
であり、コアの飽和を防ぐためには適度な大きさのコア
が必要でどうしても形状的に大きくなり、巻線比による
出力のための２次側出力の誤差が生じやすく信頼性に欠
け、またトランスは一般的にコスト高である等の問題が
ある。

本発明は、電流検出部の小形化、低コスト化をはかり、
上記のような問題点を解決することを目的としてなされ
たものである。

く問題点を解決するための手段〉上述の目的を達するために、本発明は、整流平滑回路の
平滑コンデンサに流れる電流によってインバータ回路の
電流を検知できることを見出し、平滑コンデンサに直列
に抵抗素子を挿入してその端子電圧により平滑コンデン
サに流れる電流を検出し、この検出結果に基づいてイン
バータ回路を制御するようにしたことを特徴としている
。

く作用〉本発明においては、カレント・トランスを使用せず安価
な抵抗素子で電流検出を行うため、トランスのようなス
ペースは不要で装置全体が小形化されるとともにコスト
も下がり、また検出精度もよく信頼性が向上される。

〈実施例〉次に、図示の実施例について説明する。

第１図は一実施例の回路図であり、第５図の従来例とは
、電流検出器６が使用されておらず、平滑コンデンサ２
３に直列に抵抗２４が挿入され、その両端に検出回路７
１の入力端子が接続されている点が異なっている。他の
部分は第５図と同様であり、同一部分には同一の符号を
付けて、説明は省略する。インバータ回路３の電流検知
は検出回路７１で比較することによって行われるのであ
り、その動作を第２図により以下に述べる。

第２図Ｔａ）の波形は、駆動変圧器３１の電流波形を、
また第２図（ｂ）の波形は、スイッチング素子３４のコ
レクタ電流波形をそれぞれ示している。この図から、ス
イッチング素子３４が導通している期間の波形は両者共
通しており、スイッチング素子３４の導通中はそのコレ
クタ電流によって駆動変圧器３１の電流が供給されてい
ることがわかる。またスイッチング素子３４が非導通の
時には、そのコレクタ電圧波形は第２図ｔｅｌの波形の
ようになり、この時の駆動変圧器３１の電流は、駆動変
圧器３１と共振コンデンサ３２で構成された共振回路の
共振電流である。

一方、第２図（ｄｌの波形は、抵抗２４の端子電圧、す
なわち平滑コンデンサ２３の電流の波形を示すものであ
り、この第２図（ｄｌの波形は、第２図（ｂ）の波形と
比較してみると、第２図（ｂｌの波形を反転させて直流
成分を加えた形となっている。従って、この平滑コンデ
ンサ２３の電流を利用すれば、スイッチ、ング素子３４
のコレクタ電流、すなわち駆動変圧器３１の電流を検知
できるわけであり、抵抗２４の端子電圧を検出回路７１
に入力して平滑コンデンサ２３に流れる電流を検出し、
その検出結果に基づいた制御信号を駆動回路７５からス
イッチング素子３４に与えることにより、インバータ回
路３を制御することが可能となるのである。

第３図は、抵抗２４として布線を利用した実施例を示す
ものであり、８は基板、９は布線である。

布線９には出力取出部９ａ、９ｂが設けられており、こ
の出力取出部９ａ、９ｂ間が第１図に示す電流検出用の
抵抗２４として利用され、布線はリニアな特性を有して
いるので、布線９に流れる電流に正確に比例した電圧を
取出すことができる。また第４図に示すように、出力取
出部９ａ、９ｂ間をジャンパー線１０で接続し、これを
抵抗２４として利用することもできる。

いずれにしても、このように、基板８に抵抗２４を設け
て平滑コンデンサ２３の電流を検出すれば、検出部の小
形化と低コスト化が一層安易となる。

〈発明の効果〉上述のように、本発明は、インバータ回路に直流電源を
供給する整流平滑回路の平滑コンデンサに直列に抵抗素
子を挿入し、その端子電圧により平滑コンデンサに流れ
る電流を検出してインバータ回路を制御するものであり
、電流検出器としてトランスを利用する場合のような大
きなスペースは不要となり、また、トランスと比べて抵
抗のコストは極めて安く、検出精度も向上する利点があ
り、信顛性が高く、小形で安価な装置を得ることが可能
となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例の回路図、第２図ｔａｌ　
（ｂ）（Ｃ１（ｄ）は、同実施例の動作説明のための波
形図、第３図及び第４図は、それぞれ他の実施例の斜視図、第５図は、従来例の回路図である。１・・・商用電源、２・・・整流平滑回路３・・・イン
バータ回路、５・・・マグネトロン７・・・制御部、２
３・・・平滑コンデンサ２４・・・抵抗、３１・・・マ
グネトロン駆動変圧器３４・・・スイッチング素子、７
１・・・検出回路７５・・・駆動回路

Claims

【特許請求の範囲】

商用電源を整流平滑して直流電源を作る整流平滑回路と
、整流平滑回路の直流出力を電源として発振してマグネ
トロンを駆動するインバータ回路と、整流平滑回路の平
滑コンデンサに直列に挿入された抵抗素子の端子電圧に
より平滑コンデンサに流れる電流を検出し、この検出結
果に基づいてインバータ回路を制御する制御部とを備え
たことを特徴とする高周波加熱装置。