JPS6118487A - 使用済乾電池の処理方法 - Google Patents

使用済乾電池の処理方法

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JPS6118487A
JPS6118487A JP59137913A JP13791384A JPS6118487A JP S6118487 A JPS6118487 A JP S6118487A JP 59137913 A JP59137913 A JP 59137913A JP 13791384 A JP13791384 A JP 13791384A JP S6118487 A JPS6118487 A JP S6118487A
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JP
Japan
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mercury
fume
exhaust gas
zinc
mixture
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Pending
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JP59137913A
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English (en)
Inventor
Yasuo Kaneko
康男 兼子
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KANEKO SHOJI KK
Original Assignee
KANEKO SHOJI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1訃へ1吸 (産業上の利用分野) 本発明は、使用済の乾電池を無公害で処理する方法に関
する。
(従来の技術) 現在、乾電池として、マンガン乾電池、アルカリ乾電池
、水銀電洩、酸化銀電涯等が用いられている。これらの
使用済乾電池には種々の金属や金属化合物が含有されて
いる。例えば、金属亜鉛の板や粉末、塩化亜鉛、酸化亜
鉛、二酸化マンガン、酸化水銀、水銀アマルガム、鉄板
等が含1れている。
(発明が解決しようとしている問題点)最近乾電池の使
用量が増大するにつれて、廃棄された乾電池からの水銀
等の金属による土壌汚染や地主水汚染が深刻な問題とな
ってきている。
発射の構成 (問題点を解決するための手#!9.)本発明は上記問
題点を解決するため、次の(イ)〜(ホ)の工程を有す
る使用済乾電池の処理方法を提供するものである。
(イ)使用済の乾電池を破砕し、破砕された電池屑を焙
焼炉により500〜1000°Cに加熱し、電池屑から
水銀および酸化亜鉛をヒユーム化させ、この混合ヒユー
ムを含む排ガスをファンで焙焼炉から導出し、冷却コン
デンサーで冷却することにより、冷却コンデンサーに水
銀を集めて回収する工程。
(ロ)水銀を回収した後の排ガスを、乾式集塵機に導い
て酸化亜鉛を回収する工程。
(ハ)焙焼炉から焼成物を取り出・して冷却するととも
に砕くことにより、鉄板と金属亜鉛粒と二酸化マンガン
粉末とが分離した状態の混合物を得る工。
程。
(ニ)前記混合物の少なくとも一部から、スフ17−ニ
ングによりアンダーサイズとして二酸化マンガン粉末を
回収する工)凱 (ホ)前記混合物の少な(と吃一部から、磁選機によっ
て鉄板を分離して回収する工程。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。第
1図は本発明方法を実施する乾電池の処理装置の一例を
示し、第2図はこの装置を用いた処理工程のフローチャ
ート図である。
(l腹畦 使用済乾電池はシュレッダ−破砕機1に投入されて破砕
される。
(菟隨異督袈 破砕された乾電池屑は、コンベア2によりホッパー3に
供給され、ホッパー3から焙焼炉としでのロータリーキ
ルン4に供給される。なお、焙焼炉として、流体焙焼炉
、多段焙焼炉、フラッシュ焙焼炉等を用いてもよい。ロ
ータリーキルン4内では、バーナー5により乾電池屑が
500〜1000°Cで加熱される。好まし斌は塩化亜
鉛の沸点735°Cと亜鉛の沸点907°の間、さらに
好ましくは約800°Cで加熱される。
乾電池層中の水銀アマルガムから水銀が揮発してヒユー
ムとなる。さらに、乾電池層中の酸化水銀が加熱還元さ
れ、還元された水銀が揮発してヒユームとなる。
乾電池層中の酸化亜鉛は、乾電池の電極として使用され
た黒鉛棒の炭素により還元されて揮発し、再びロータリ
ーキルン内で酸化されて酸化亜鉛のヒユームとなる。ま
た、金属亜鉛板、粉末亜鉛の一部も揮発して酸化亜鉛ヒ
ユームとなる。さらに塩化亜鉛もヒユーム化される。
鉄板や二酸化マンガン粉末は殆ど変化せずにロータリー
キルン3内に残る。亜鉛板や粉末亜鉛等の金属亜鉛は溶
解する。また、酸化亜鉛が上記のようにして還元された
後、その一部が溶解する。
溶解した金属亜鉛は粒状となっている。
池の成分例えば少量の銀は亜鉛と同じ経過を経て回収さ
れる。また、電極棒として用いられた黒鉛棒は一部が前
述したように還元剤として利用されるとともに、燃えて
排ガスとなる。
」L源東へ4冬」」祉ま 水銀ヒユームおよび酸化亜鉛、塩化亜鉛のヒユームを含
む排ガスは、77ン6の吸引作用によりロータリーキル
ン4から導出され、ダクト7を経てサイクロン81こ送
られる。サイクロン8で排ガス中のダストが捕集される
。捕集されたダストは、サイクロン8の下部から後述す
るコンベア9に送られ、ロータリーキルン4のホッパー
3に戻される。
排ガス中の水銀回収 排ガスは、サイクロン8からさらにダクト10を通って
冷却コンデンサー11に送られる。冷却コンデンサー1
1内にはパイプ12がほぼ垂直に配置されており、この
パイプ12内を冷却水のシャワーが流れるようになって
いる。冷却水は、冷却水プール13からポンプ14によ
りパイプ12の上端部に供給される。またパイプ12の
下端部で冷却水が回収され、冷却水プール13に戻され
るようになっている。排ガスは冷却コンデンサー11の
下部に導入され、上記パイプ11の開を通って上昇する
過程で急冷される。この冷却により、排ガス中の水銀が
凝集されて次第に大きな粒子となり、冷却コンデンサー
11の内側を滑り落ちて、下部に設けられた収集ロート
15に集められる。
なお、冷却水の温度は、ポンプ14の出口で20O′C
以下、水銀の回収効率を考慮すれば20〜50°Cとす
るのが゛シ子ましい。
水銀中の不純物の除去 収集ロート15に集められた水銀は、収集ロート15の
下端に設けられたバルブ16を開くことにより、スート
ホーイングマシン17に供給される。水銀には、水、ダ
スト、酸化亜鉛等の不純物が含まれており、スートホー
イングマシンJ7により除去される。すなわち、スート
ホーイングマシン17が回転することにより、比重の軽
い不純物が上部に浮き上がってくる。この不純物はポン
プ18で吸引されてコンベア9に送られ、ロータリー 
4 ル> 4のホッパー3に戻される。この後、スート
ホーイングマシン17の下部に溜まった水銀が少量の硝
酸で洗浄され、さらに不純物をR20で除去された後、
34.、SKgのボンベ21に詰められて再資源化され
る。
七’−’?’) uJ支111虹11 前述したようにして水銀を除去された排ガスは、ダクト
22を経て、乾式集塵機としてのバックフィルター23
に導かれる。バックフィルター23では排ガス中の酸化
亜鉛、塩化亜鉛が捕集される。
これら酸化亜鉛、塩化亜鉛の微粉末はバックフィル9−
231)下部に設けられたコンベア24がらホッパー2
5を経て、貯留部26に貯えられる。
この酸化亜鉛、塩化亜鉛の微粉末は粗酸化亜鉛鉱として
亜鉛精練メーカーに供給され再資源化される。
バックフィルター23から排出された排ガスは、金属や
金属化合物を含まず清浄なものとなる。
不揮発性焼成物の破砕 ロータリーキルン4に残された不揮発性の焼成物は、前
述したように鉄板、二酸化マン〃ン粉末。
溶融状態の金属亜鉛粒である。この焼成物は、ロータリ
ーキルン3がらホッパー30へ排出され、さらにボール
ミル31へ送られる。ボールミル31では、水をかける
ことにより焼成物が冷却されるとともに、軽く砕かれ、
鉄板、二酸化マンガン粉末、金属亜鉛粒に分離した状態
の混合物になる。
なお、上記の散水は水分が蒸発して冷却後の焼成物に残
らない程度に行ない、乾式操業とする。次のスクリーニ
ング作業において焼成物が乾いていなければならないか
らである。なお、上記焼成物は、その他の破砕機や超音
波振動機により砕くようにしてもよい。
スクリーニングによるニ  マンガンロ上記の混合物は
ボールミル31がら振動篩32に送られる。振動篩32
は傾斜して設けられており、0.2−0.5+am+好
ましくは0.5mm程度の篩目を有しており、アンダー
サイ°ズとして二酸化マンガン粉末、オーバーサイズと
して鉄板、金属亜鉛粒に分離される。二酸化マンガン粉
末は振動篩32の下部から排出され貯留部33に貯えら
れる。
回収された二酸化マンガン粉末は、Fe−Mn合金。
51−Mn合金の原料として再資源化される。
磁゛による  、金 亜鉛量の  ロ オーバーサイズの鉄板と金属亜鉛粒は振動篩32から、
コンベア35(こ送られる。コンベア35での搬送途中
で磁選1!!36により鉄板がコンベア35かち取り除
かれて貯留部37に貯えられる。
磁選機36はコンベア36aに磁E36bを設けること
によって構成されている。回収された鉄板は製鋼用スク
ラップとして再資源化される。コンベア35に残った金
属亜鉛粒はさらに送られて貯留部38に貯えられる。
金属亜鉛粒のインボッY化 上記のようにして回収された金属亜鉛粒はシュート41
からルツボ類40に入れられ、バーナー42で500〜
800℃,好ましくは約600゜Cで加熱されて、溶解
される。この後、鋳型43に入れられてインゴット化さ
れる。この溶解の際、少量の石灰宛炭材を加えるため、
スカムが生じるがこのスカムはロータリーキルン4のホ
ッパー3に投入される。また、ルツボ類40の排ガスに
は少量の亜鉛ヒユーム(再酸化されて酸化亜鉛となる)
が含まれている。この排ガスは7アン44により導出さ
れて、ローカルグクト45がらグクト7に導かれ、ロー
タリーキルン4からの排ガスと合流する。ルツボ類40
からの排ガス中の酸化亜鉛は最終的にはバックフィルタ
ー23で回収される。
なお、本発明は上記実施例に制約されず、種々の態様が
可能である。例えば、鉄板、二酸化マンガン粉末、金属
亜鉛粒を含有する不揮発性の焼成物から、磁選機によっ
て鉄板を回収した後に、スクリーニングにより、金属亜
鉛粒と二酸化マンガン粉末を分離してそれぞれを回収す
るようにしてもよい。
発明の詳 細な説明したように、本発明によれば、乾電池を無公害
で処理できるとともに、乾電池中の水銀。
鉄、亜鉛、酸化亜鉛、二酸化マンガン等の有用な物質を
再資源化することがで外る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明を実施する装置の一例を示す概略図、第
2図は70−シート図である。 1・・・シュレッダ−破砕機、2・・・ロータリーキル
ン(焙焼炉)、6・・・ファン、11・・・冷却コンデ
ンサー、23・・・バックフィルター(乾式集塵機)、
31・・、ボールミル、32・・・振動篩、36・・・
磁選機・出願人 兼子商事株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 次の(イ)〜(ホ)の工程を有する使用済乾電池の処理
    方法。 (イ)使用済の乾電池を破砕し、破砕された電池屑を焙
    焼炉により500〜1000℃に加熱し、電池屑から水
    銀および酸化亜鉛をヒューム化させ、この混合ヒューム
    を含む排ガスをファンで焙焼炉から導出し、冷却コンデ
    ンサーで冷却することにより、冷却コンデンサーに水銀
    を集めて回収する工程。 (ロ)水銀を回収した後の排ガスを、乾式集塵機に導い
    て酸化亜鉛を回収する工程。 (ハ)焙焼炉から焼成物を取り出して冷却するとともに
    砕くことにより、鉄板と金属亜鉛粒と二酸化マンガン粉
    末とが分離した状態の混合物を得る工程。 (ニ)前記混合物の少なくとも一部から、スクリーニン
    グによりアンダーサイズとして二酸化マンガン粉末を回
    収する工程。 (ホ)前記混合物の少なくとも一部から、磁選機によっ
    て鉄板を分離して回収する工程。
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