JPS6011093B2 - 溶解および再溶解装置から生ずるスカムおよび溶融ドロスを処理する方法および装置 - Google Patents

溶解および再溶解装置から生ずるスカムおよび溶融ドロスを処理する方法および装置

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JPS6011093B2 JP56021610A JP2161081A JPS6011093B2 JP S6011093 B2 JPS6011093 B2 JP S6011093B2 JP 56021610 A JP56021610 A JP 56021610A JP 2161081 A JP2161081 A JP 2161081A JP S6011093 B2 JPS6011093 B2 JP S6011093B2
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Description

【発明の詳細な説明】 アルミニウム製練の溶解および再溶解装置で発生し、溶
解炉からドロス槽へ注出されるスカムおよび溶融ドロス
をドロス槽からほぼ水平に配置された回転する冷却管へ
供給し、その内面が1部ドロスによってぬれ、ドロスが
冷却管を1機から他端へ移動し、その際ドロスの少なく
とも表面が融点以下に冷却され、粒化され、粉砕され、
次にふるい分けによって金属力粒とほぼダスト状の金属
酸化物を含む微粒分とに分離する、スカムおよび溶融ド
ロスを処理する方法および装置に関する。
金属の溶解および再溶解の際に生ずるスカムおよび溶融
ドロスは純金属を高率に含む。そのためこの排棄物を補
集して固有の回収装置に送る。西独公開特許公報第27
13281号によれば高温のアルミニウムドロスを回転
する開放した冷却ドラムに送り、この中で冷却する。開
放ドラム内の冷却および反転により金属アルミニウムの
1部が空気供給によって燃焼する。そのためドロスの温
度上昇が生じ、これをさらに冷却効果を増大して補償し
なければならない。同時に燃焼によってアルミニウムの
損失が大きくなる。酸化アルミニウムの利用価値はアル
ミニウムより著しく低いので、装置の経済性も損われる
。本発明の目的は金属アルミニウムまたは類似金属たと
えば亜鉛もしくは鉛の回収率を改善することである。
高温の溶融ドロスの冷却は空気遮断下とくに不活性ガス
雰囲気下に行われる。同時に装置サイズは回収装置をで
きるだけ発生場所の近くに設置するように小さくされる
。さらに冷却期と粉砕期を分離することによって生成物
の改善が達成され、その際金属生成物は粒状相中に高く
なり、ダスト中または微粒子相中には酸化物および他の
不純物の大部分が含まれる。もう1つの改善はふるい分
け部の除廃によって達成され、その際酸化物の多い微細
ダストは他の粒分から分離される。本発明の目的はドロ
スの冷却を空気遮断下とくに不活性ガス雰囲気下に行い
、粒化したドロスを次に自生粉砕処理し、とくにふるい
分けによって金属力粒と主としてダスト状の金属酸化物
を含む微粒分とに分離することによって達成される。
本発明の方法の他の特徴は特許請求の範囲第2項〜第5
項に記載される。この方法を実施する本発明の装置は冷
却管が自生粉砕ミルの内側に配置され、冷却管の入口側
にフードおよびドロス槽をこのフードと気密に結合する
装置が備えられていることを特徴とする。
本発明の装置の他の特徴は特許請求の範囲第7項〜第1
5項に記載される。次に本発明を図面により説明する。
本発明によるスカムおよび溶融ドロスの処理装置は中心
に冷却管1が配置され、この管へ溶融ドロスがドロス槽
8から汲取装置5により供給される。
この処理装置には補助装置としてリフトテーブル9が含
まれ、ドロス槽8はフオークリフトによりこのテーブル
に配置され、ドロス汲取の間フード6のシール装置に対
して圧着されるので、冷却管への空気侵入はほとんど防
止される。この空気侵入防止によりドロスが冷却管内に
拡がる際、アルミニウムは燃焼せず、温度上昇が生じな
い。汲取装置5は2つのバケット型アームを有し、この
アームは交互に溶融ドロスを汲上げ、その回転軸の方向
で冷却管1の入口のほうへ導く。水平に配置された冷却
管内のドロスの前進運動を促進するため、ドロスの運動
方向に傾斜する入口円錐12が配置される。この手段に
より冷却管からドロス槽8へドロスが逆流することが避
けられる。冷却管1は2重壁に形成され、その間隙に冷
却液体たとえば水が導かれる。冷却管1は連続的に回転
するので、ドロスは冷却管の円形断面の1部のみしかぬ
らこず、自重によって前へ押される。この運動の間ドロ
スは壁との接触によって冷却され、最後に粒化した形で
排出口13から自生粉砕ミル2の入口14へ導かれる。
ドロスの水平輸送を実施するため入口14はほぼら線形
に配置されたウェプ15を有し、これによって粒化した
ドロスの1部をつねに入口部分に保留することが保証さ
れ、それによって簡単なシ−ルが生ずる。自生粉砕ミル
2はそのもっとも簡単な形式の場合冷却管1と共通の駆
動装置16を有し、両方の構造部分は同じ回転数で回転
する。自生粉砕ミルは連続的回転および混合によって固
体ドロス粒子の摩滅および粉砕に作用し、ダスト分およ
び所定の粒度分布を有する力粒が発生する。大きい粒子
は自生粉砕ミルの外周に沈積するので、排出物は微粒子
であり、汲取装置5のように排出装置10を通って、ミ
ルの駆動装置と固定結合したふるい分け部7へ排出され
る。ふるい分け部は排出された材料を粗粒分17と微粒
分18に分割する。槌粒分17はほぼ純粋の金属アルミ
ニウムを含み、微粒分18は主として酸化アルミニウム
または他のダスト状不純物を含む。ふるい分け部7は作
業の間ダスト吸出装置11によって排気され、それによ
って微粒分18のダスト量が減少し、金属アルミニウム
の相対含量を上昇することができる。冷却管1は独自の
駆動装置を備えることもでき、その際回転は自生粉砕ミ
ルとは無関係に行われる。
そのため冷却管1は自生粉砕ミルの端整3および4の固
有のローラベアリングに回転可能に支持される。それに
よって両方の装置はそれぞれ最適の回転数で回転する。
直径の影響が除去される。さらに処理装置は汲取装置5
と反対側にすでに冷却されたドロスの供給装置19を有
し、このドロスは次に所望の粒度に粉砕される。
供聯合装置19は冷却作業の間気密に閉鎖されるので、
空気交換は行われない。溶融ドロスを空気遮断下に迅速
に冷却することが重要である。冷却管の管容積がこれに
接続する装置とともに約2あと計算される場合、この容
積は約lk9の金属アルミニウムを酸化しうる約800
夕の酸素を含む。これはアルミニウム含量約50%のド
ロス300k9のチャージの場合、実際上問題とならな
い1%以下の焼減りに相当する。冷却管1の溶融ドロス
の入口範囲の内面が平滑であり、ドロスが固着しうる組
込体を備えないことが重要である。このような冷却管を
作業する場合、自動的平滑化効果が認められ、すなわち
比較的短時間に管壁にアルミニウムの薄いクラストが形
成され、これによってさらにアルミニウムが暁付くこと
が防止される。第2図は第1図のA−A線断面図である
冷却管の排出口13はドロスの最大粒径を制限する大き
い孔を有する。もっと大きい塊を供給する場合これを他
の方法で粉砕しなければならない。自生粉砕ミル2の入
口14のら線形ウェブは1条のみからなり、ドロス粒子
の送りに作用する。ミルの駆動は2つのローラ16を介
して行われ、このローラにすべての回転構造部分すなわ
ちミル、ふるい分け部および冷却管が回転可能に支持さ
れる。2つのローラ16は図示されていない共通のモー
タによって駆動される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による処理装置の縦断面図、第2図は第
1図A−A線断面図である。 1・・・・・・冷却管、2・・・・・・自生粉砕ミル、
5・・・・・・汲取装置、6・・・・・・フード、7・
・・・・・ふるい分け部、8……ドロス槽、9……リフ
トテーフル、13……排出口、17・・…・粗粒分、1
8…・・・微粒分。 Fi9.1F‘9.2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アルミニウム製練の溶解および再溶解装置で発生し
    、溶解炉からドロス槽へ注出されるスカムおよび溶融ド
    ロスをドロス槽からほぼ水平に配置された回転する冷却
    管へ供給し、その内面が1部ドロスによってぬれ、ドロ
    スが冷却管を1端から他端へ移動し、その際ドロスは少
    なくとも表面が融点以下に冷却され、粒化され、粉砕さ
    れ、次にふるい分けによって金属カ粒とほぼダスト状の
    金属酸化物を含む微粒分とに分離する、スカムおよび溶
    融ドロスを処理する方法において、この方法過程を空気
    遮断下または不活性ガス雰囲気中で行い、溶融ドロスを
    汲取装置により冷却管へ導入し、冷却後に粒化した形の
    ドロスを自生粉砕処理することを特徴とする溶解および
    再溶融装置から生ずるスカムおよび溶融ドロスを処理す
    る方法。 2 冷却したドロスを冷却管と粉砕ドラムの間のシール
    剤として利用する特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 冷却をドロス供給の間に間欠的に行う特許請求の範
    囲第1項記載の方法。 4 ふるい分けの間に微細ダストの1部を吸出す特許請
    求の範囲第1項記載の方法。 5 アルミニウム製練の溶解および再溶解装置で発生し
    、溶解炉からドロス槽へ注出されるスカムおよび溶融ド
    ロスをドロス槽からほぼ水平に配置された回転する冷却
    管へ供給し、その内面が1部ドロスによってぬれ、ドロ
    スが冷却管を1端から他端へ移動し、その際ドロスの少
    なくとも表面が融点以下に冷却され、粒化され、粉砕さ
    れ、次にふるい分けによって金属力粒とほぼダスト状の
    金属酸化物を含む微粒分とに分離する、スカムおよび溶
    融ドロスを処理する装置において、冷却管1が自生粉砕
    ミル2の内側に配置され、冷却管1の入口側に汲取装置
    5を有するフード6およびドロス槽8をこのフード6と
    気密に結合する装置が備えられていることを特徴とする
    溶解および再溶解装置から生ずるスカム溶融ドロスを処
    理する装置。 6 冷却管1が自生粉砕ミル2と同軸に配置され、かつ
    このミルの端壁3,4に支持されている特許請求の範囲
    第5項記載の装置。 7 冷却管1が自生粉砕ミル2に対し相対的に回転可能
    に支持され、かつ固有の駆動装置を備えている特許請求
    の範囲第5項または第6項記載の装置。 8 冷却管1が水冷された2重壁によって形成され、か
    つ内面の少なくとも入口側に平滑な内壁を有する特許請
    求の範囲第6項記載の装置。 9 ドロス槽がドロス取出の間ドロス槽と気密結合する
    ためフード6に対し押し付けられている特許請求の範囲
    第5項記載の装置。 10 冷却管1がドロスの輸送方向に入口円錐を有する
    特許請求の範囲第5項記載の装置。 11 冷却管1が自生粉砕ミル2と固定的に結合され、
    これと共通の駆動装置を有する特許請求の範囲第5項記
    載の装置。 12 自生粉砕ミル2がその延長部にふるい分け部7と
    して形成された同軸の排出管を有し、この排出管の直径
    が自生粉砕ミル2の直径より小さい特許請求の範囲第5
    項記載の装置。 13 ふるい分け部9にダスト吸引装置11が接続され
    ている特許請求の範囲第5項記載の装置。
JP56021610A 1980-02-18 1981-02-18 溶解および再溶解装置から生ずるスカムおよび溶融ドロスを処理する方法および装置 Expired JPS6011093B2 (ja)

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