JPS61183204A - 化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な化粕利、さらに詳しくは保湿おにび皮膚
老化の防止を目的とする化梧利に新規機能を付点し、生
体成分である酸性ムコ多糖類などの保湿成分の酸化的劣
化を防止し、かつ皮膚中の酸性ムコ多糖類の低分子化を
防ぐ化粧料に関するもので′ある。

〔従来の技術〕

哺乳動物の皮膚にはヒアルロン酸をはじめとし、コンド
ロイチン硫酸、コンドロイチン、などの酸性ムコ多糖類
が存在し皮膚１１械の維持。

水分保持１ｗＩ胞の保持、細胞間の滑り、菌類の侵入防
止などの機能を持っているが、加令どと、もに酸性ムコ
多糖が減少し皮膚の機能低下を１８くと言われている。

なかでもヒアルロン酸の減少は著るしく、減少にともな
い皮膚形状に大きな変化を来たすことも知られ−Ｃいる
（　Ｂｉｏｃｌｌｉｍ。

Ｂ　１ｏｐｈｙｓ、　ＡＣｔａ　、　５２，４３５　（
１９６１）　）所謂、乾燥肌、肌荒れ、ｌノわの発現等
である。

そこで近年保湿成分であるヒアルロン酸おにびその塩類
を化粧料に用いる傾向が特に強くなり、有効な保湿化粧
料として各秒開発され広く使用されている。

従来皮膚のシワ、肌荒れは皮膚の老化現象で特に、過酸
化物、光による影響が大きく、アスコルビン酸やトコフ
ェロールなどの抗酸化剤の塗布、経口摂取が最も安全か
つ有力な皮膚老化防止の方法ど考えられてきｉｔ　ｏま
た、老化皮膚の児か（Ｊ十の若返りは化粧ｉ’ｑ　ｔこ
ヒアルロン酸。

デオキシリボ核酸、コラーゲンタンパク質なと皮１＋ｉ
ｉ　４Ｍ成保湿成分の添加により行なわれていた。

これ等の方法は何れもＴ業性、経済性にｄ３いて優れた
方法であり、今後も最も有力な皮膚老化防１にあるいは
老化皮膚の若返り方法どして続けられるのは確実である
。

しかしながら、保湿効果は別として、老化皮膚の見かけ
上の若返り方法は問題の本質を解決する方法どけ思われ
ない。特に、皮膚透過による細胞の賦活化には分子量の
点からも疑問が奇ゼられ渦足すべぎものではなかった。

しかし、近年ヒアルロン酸に関する各方面での研究が進
み、自然老化、病的老化にヒアルロン酸が密着に関りし
ていることがわかりつつあり、特に、その含有率と年齢
との関係、更に関節液中のヒアルロン酸含量と関節炎の
関係など、各生体機能の老化現象どヒアルロン酸の関係
が解明されつつある。

これ等は何れも正富人に比ベヒアルに」ン酸の組織含量
の低下、尿中ＪＪ＋　ｆｉｔ　ｉｔの増加などが見られ
、ヒアル１１ン酸の化学的性質の変化、主に低分子化、
低粘性化に由来する現象と考えられている。

〔発明が解決しようどする問題点〕

生体組織内のヒアル［１ン酸の減少が皮膚老化および皮
膚の病的老化を誘光するが、ヒアルロン酸の減少はヒア
ルロン酸の生成能力の低下、組織内ヒアルロン酸の光酸
化的劣化による化学的性質の変化が考えられ、後者の場
合ヒアルロン酸が低分子化し代謝排出されてしまうもの
と考えられている。また近年、美容を目的にビタミンＣ
およびそのエステルあるいは塩が過剰に摂取され、さら
に化粧料に添加され、栄養補給。

皮膚のシミ、色素沈着防止にかなりの効果が認められて
いる。しかし、ヒアルロン酸等酸性ムコ多糖類は銅、鉄
などの金属イオンとアスコルビン酸存在下において著し
い低粘性化をＩＧき、ヒアルロン酸の酸化的低分子が起
っていることを示している。（Ｓ、　Ｆ、　Ｗｏｎｇ　
ｅｔ、　ａｌ、　Ｊｏｕｒｎａｌ　　ｏｆ　’Ｉｎｏｒ
ｇａｎｉｃ　　Ｂｉｏｃｌ）ｅｍｉｓｔｒｙ　　１４，
１２７，１９８１）すなわち、皮膚組成をはじめとする
生体組成内には、鉄は勿論、銅等の各種金属イオンを含
み、正常のバランス下にアスコルビン酸等も含まれてい
る。最近の傾向として、アスコルビン酸を多く摂取する
ようになり、ヒアルロン酸等酸性ムコ多糖類の酸化的劣
化を促進する方向に向っている。そこで本発明者らは多
量のアスコルビン酸、鉄、銅などの金属イオンの存在下
においてもヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸およびそ
の塩等の低分子化を防ぎ引いては皮膚内とヒアルロン酸
、コンドロイチンＩｉｉ！Ｉ酸の分解を抑制すべく方法
を探索した。

〔問題を解決するだめの手段〕　゛ 本発明者等は鋭意研究の結果、ヒアルロン酸。

コンドロイチン硫酸、コンドロイチン、デルマクン硫酸
、ヘパリンなどの酸性ムコ多糖類を多量に含むラット水
晶体の微量成分の分析を行い、微量ながら尿酸の存在を
確認しその定量法の確立に成功した。（Ｊｉｋｅｉ　　
Ｍｅｄ、Ｊ、３２　ｉｎ　ｐｒｅＳＳ） この知見をもとに化粧料につき検討した結果、本発明者
らは保湿および皮膚老化の防止を目的とする化粧料成分
中に尿酸またはその塩類を共存せしめることにより、皮
膚組成中および皮膚表面塗した酸性ムコ多糖類の低分子
化を防止できることを見出し、本発明を完成したもので
ある。

即ち本発明は化粧料成分中に尿酸またはその塩類を０．
０１〜１．０重量％配合するか、更にそれに酸性ムコ多
糖類を０．０１〜５重量％配合してなる化粧料に関する
。

この結果加令とともに起る皮１ｉ紺織中および皮膚表面
の酸性ムコ多糖類の酸化的劣化を防止し、接続的な皮膚
の適度な「潤い」と「はり」を保つ化粧料を提供するこ
とができた。

本発明でいう尿酸またはその塩類とは、尿酸。

尿酸ナトリウム、尿酸カリウム、尿酸カルシウム、尿酸
水素ナトリウム、尿酸水素カリウム。

尿酸水素カルシウム、尿酸水素アンモニウム。

尿酸アミノ酸塩、尿酸アミン塩などをいい、添加量は０
．０１〜１．０手早％であり、０．０１重量％以下では
目的とづる効果か得られず、　１．０重量％以上は溶解
性と効果の貞で必要ない。

本発明でいう酸性ムコ多糖類とはヒアルロン酸、ヒアル
ロン酸プ［−リウム、ヒアルロン酸カリウム、コンドロ
イチン、コンドロイチン硫酸。

］ンド［］イヂン硫酸ナトリウム、デルマタン硫酸、デ
ルマタン硫酸リトリウム、ヘパリンなどであり、添加量
は０．０１〜５重岨％の範囲であり、０．０１重量％以
下では目的と１−る保湿効果が得られず、５％以」−は
効果と経済性から必要ない。

なお、保湿を目的としてグリセリン、ソルビ１〜−ル、
プロピレングリコール、キ１ナンタンカム、ポリビニル
アルコールなどを適宜使用しても良い。

本発明の化粧料は直接皮膚に使用することから　［）Ｈ
は４〜１０好ましくは４〜８が望ましい。

本発明化粧オ′３１はその性状が液状、乳液、クリーム
状、ゼリー状など、どのような形態であっても効果に影
響なく使用し１１する。

本発明の効果を実験Ｎｏ、　１〜７で示したく表１〜２
）ヒアルロン酸す１〜リウム（純度９８％）の０．１％
水溶液１００ｍρに尿酸を添加して、粘度の経時安定１
１をｉ１１定した。

室温放置、粘度測定は３０°Ｃ 粘度は３９．４Ｃ３ 尿酸の添加によりヒアルロン酸水溶液は安定に保たれた
。

コンドロイチン硫酸すｌ〜リウム０．５％水溶液１００
ｄで表−１と同様な方法で保存し、粘度を測定した。

］ 尿酸を添加するとアスコルビン酸、硫酸鉄の存在下でも
安定に保つことができた。

以下に本発明化粧料の配合例を示す。

〈実施例１　化粧水〉 尿　　酸　　　　　　　　　　　　　　　　　　０．５
ソルビ１〜−ル　　　　　　　３，０ グリセロール　　　　　　　ｉ、。

］ハク酸す１〜リウム　　　　　０．３防腐剤　　　　
　　　　　　　０．０５香　　料　　　　　　　　　　
　　　　　　　微量エタノール　　　　　　　　１０．
０ 水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　８５．１５
〈実施例２　栄養化粧水〉 尿酸ナトリウム　　　　　　　１．０ −〇− ヒアルロン酸ナトリウム　　　０．３ ソルビトール　　　　　　　　３．０ 酒石酸す］・リウム　　　　　０，２ リン酸水素ブーｈリウム　　　　０．２防腐剤　　　　
　　　　　　　０．１ 香　　料　　　　　　　　　　　　　　　　　　微量水
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　９５．２〈実
施例３　液状パック判〉 尿　酸　　　　　　　　　　　１．０ ポリビニルピロリドン　　　１５．０ ヒアルロン酸す］〜リウム　　　０．０１プロピレング
リコール　　　３．０ エタノール　　　　　　　　１０．０ 香　　料　　　　　　　　　　　　　　　　　微量水　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　７０．９９〈実
施例４　エモリエン１〜クリーム〉尿酸アンモニウム　
　　　　　１．０ ステアリン酸　　　　　　　２．０ ステアリルアルコール　　　７．０ 還元ラノリン　　　　　　　　２．〇 スクワラン　　　　　　　　５．０ ＰＯＥセヂルエ−７／Ｉ／（２５ＦＯ）　　　３．０ス
テアリン酸モノグリセリド　　　　３．０香　別　　　
　　　　　　　　　　微量防腐剤　　　　　　　　　　
　　　微量プロピレングリコール　　　　　　５．０水
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　７２．０４′実施例５　エモリエン１〜ローション〉
尿　酸　　　　　　　　　　　　　ｉ、。

マイクロクリスタリンワックス　　　１．０ミツロウ　
　　　　　　　　　　　　２．０ラノリン　　　　　　
　　　　　　　２．０流動パラフイン　　　　　　　　
　３０．０ソルビタンオレー１−　　　　　　　　４　
、０ソルビタンオレー１−ＦＯ（２０＞　　　　１．０
ステアリン酸アルミニウム　　　　０．２］ンドロイチ
ンｔｉｌｌす１〜リウム　　　５，０香オ′ジ・防腐剤
　　　　　　　　　　微量精製水　　　　　　　　　　
　　　５３．８（発明の効果） 実施例１〜５の化粧料を作成し、実施例１については日
本スキ一連盟の１８歳〜４５歳までのインストラクタ−
１１名に入浴後右傾に当配合品。

左傾に尿酸無添加量を使用し２ケ月後の皮膚の状況を判
断した。なお、評価は自己申告で行った。

実施例２については２５〜４９歳の家庭の主婦３８人に
左右の手に１日１回以上使用してもらい、２ケ月後の手
荒れその他感触について評価。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）保湿および皮膚老化の防止を目的とする化粧料成
   分中に尿酸またはその塩類０．０１〜１．０重量％を配
   合している化粧料
2. （２）保湿および皮膚老化の防止を目的とする化粧料成
   分中に尿酸またはその塩類０．０１〜１．０重量％、酸
   性ムコ多糖類０．０１〜５重量％を配合してなる化粧料