JPS61182520A - 容量式変位変換装置 - Google Patents

容量式変位変換装置

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JPS61182520A
JPS61182520A JP2312685A JP2312685A JPS61182520A JP S61182520 A JPS61182520 A JP S61182520A JP 2312685 A JP2312685 A JP 2312685A JP 2312685 A JP2312685 A JP 2312685A JP S61182520 A JPS61182520 A JP S61182520A
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electrode
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、圧力、張力等の物理量変化に基づく物理的変
位を静電容量を介して電気信号に変換する容量式変位変
換器に係り、特にケースとの間に発生する分布容量の影
響を排除した容量式変位変換器に関する。
〈従来技術〉 かかる容量式変位変換器は、各種プロセスの流量または
圧力等を静電容量の変化として検出し、電気信号へ変換
のうえ、遠方の受信部等へ伝送する場合などに用いられ
ている。
しかし、変位等を静電容量の変化として検出する容量式
変位変換器は、固定電極ならびに可動電極とケースとの
間に介在する分布容量が存在しこれ等の分布容量によシ
変換特性が非直線的になったシ測定誤差を生じたりする
問題を生じている。
そこで、これ等の問題を解決するために例えば「容量式
変位変換装置」(特開昭57−26711号)が提案さ
れている。第1図は容量形センサの構成側配置され、共
通電極MPと第1電極SP1とで静電容量C0が、共通
電極縦と第2電ill SF3とで静電容量C2がそれ
ぞれ形成されている。共通電極MPに検出すべき物理的
変位に応じた機械的変位力Pが印加されると共通電極M
Pが移動するため、静電容量C0、C2が変化する。第
1図(b)は(a)に対応する等価回路を示したもので
ある。図中Cはケースとの間に形成される分布容量を示
して・いる。
第2図はこの容量形センナを用いた前記提案の変換回路
を示している。静電容量C1とC2の接続点はインバー
タG1の入力端に接続され、その出力端と入力端との間
には定値電流制限回路CC0が負帰還接続されている。
インバータGlの出力端はnビ、トのカウンタCT  
の入力端CLに接続され、その出力端Qnはナントゲー
トG2管介して静電容量C0の第1電極側に接続され、
同時にインバータG3、ナントゲートGを介して静電容
量C2のm2に極側にこの様な構成によりナントゲート
G2と静電容量C1とでインバータGlへの第1の正帰
還ループ、ナントゲートG4と静電容量c2とでインバ
ータG0への第2の正帰還ループを形成しており、これ
等のループをカウンタCT、の出力によシナンドゲート
G2゜G4t−介して交互に切替えて発振を継続させて
いる。
カウンタCT  の出力はフィルタ回路FC1によシ平
滑する。
ナントゲートG2の出力(a) 1&:@ HIレベル
(第3図(4))とし、電圧+Eが生じているときは、
その立上りにより静電容量C1と、分布容量C5゜と静
電容量C2との合成容量C0とが直列に充電され、イン
バータG0の入力端は急激に一定電圧に達し第3図(B
)の通シはぼ垂直に立上る。従って、インバータGのス
レシホールドレペルvTH”基準とした分布容Bc  
の端子電圧変化e1は次式で示される。
O このときインバータG1の出力(C)は@Lルベル罠な
っている(第3図(C))と共に1インバータG0へ の入出力間に定値電流制限回路CC0が接続されて  
  1いる丸め、分布容量Cおよび静電容量C2の充電
O 電荷は定値電流制限回路CC1およびインバータG0の
出力インピーダンスを介して直ちに放電を開始するが、
この放電電流iは定値電流制限回路CC1によシ一定電
流値に規制されズることがら直線的t1は次式から得ら
れる〇 目l= el(cl+ c、)           
(2)(1)、(2)式から t1=C工〒             (3)トする
。インバータG1のスレッシホールドレベルvTHK達
するとインバータG1の出力(C)は反転し1Hルベル
となる結果、ナントゲートG2の出力(4)は1Lルベ
ルとなシ、(1)、(2)1式と同値で逆極性の充電と
放電が行なわれる。すなわち、ナントゲートG2の出力
(4)のI L aレベルかうI H@レベルへの変化
に対してゼロからEへの変化電圧(K−0)の充電が行
なわれ、(1)式を得る0′Hルベルかう@ t、 @
レベルへの変化に対しては(0−E)の変化電圧による
充電が行なわれ、(1)式と同値で逆極性の充電となる
。この逆極性の充電に対して、放電を定値電流制限回路
CC工による一定値の電流iによって行うことによシ、
放電時間1/、も放電時間t1と等しくなって次式が成
立する。
tl ” t’l              (4)
これ等の関係は、所定数のカウントの後カウンタCT 
の出力によシ靜電容量C2側に切替えられても同様でろ
るので、次式が成立する。
ts+ =C2”二 ′          (5)従
って、力9ンタCT1の出力Qnから得られるパIルス
信号の1H1期間は静電容量CIK、” L ”期間は
静電容量C2に対応したものとなり、これ′fcフィル
タ回路FC,で平均化すれにパルス信号のデーた値を与
える・ しかしながらこの様な変換回路では静電容量C1、C2
の値に比例したカウンタCT1の出力の”a1時開帳と
151時間幅の各信号が定値電流制限回路CCの定電流
特性に依存して決定されるため一定値電流制限回路CC
1の劣化が生じると誤差になる欠点を有している。例え
ば、第2図において定値電流制限回路CC1の劣化とし
て点線で示すごとに劣化抵抗R6Cが形成された場合に
は(1)式を考慮すると静電容量C側に切替えた場合と
静電容量C2側に切替えた場合とで生ずる端子電圧変化
e1とe2とが異なるため定値電流制限回路CC1を劣
化抵抗Rccでバイパスして流れる電流が静電容量C側
とC2側で異なることになり誤差要因を形成する欠点を
もつO 〈発明の目的〉 本発明は、この様な定値電流制限回路の特性劣化に依存
せずしかも更に分布容kを効果的に除去することのでき
る汎用性のある容量式変位変換装置を提供することを目
的とする。
〈発明の構成〉 この目的を達成する本発明の主要な構成は、容量式変位
変換装置でろって、共通電極に対して第1電極と第2電
極で形成されて検出すべき物理的変位に応じて変化する
一対の静電容量と、共通電極の電位を検出する増幅手段
と、基準電位に対して差動モードをなす1対の固定電圧
と増幅手段の出力に関連した共通モードの可変電圧とを
第1および第2電極に所定の切替手順で切替えて印加す
るスイッチ手段と、第1選択電圧と第2選択電圧を所定
の切替手順で切替えて固定容量を介して前記共通電極へ
印加する他のスイッチ手段と、前記増幅手段で検出した
前記共通電極の電圧が所定値になる様に前記可変電圧を
制御する帰還手段とを具備し、前記物理的変位に対応す
る前記可変電圧を出力するようにしたものである。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例について凶面に基づき説明する。
問、以下の説明においては同一機能を有する部分には同
一符号を付し適宜説明を省略する。
第4図は本発明の基本的概念を説明するための説明図で
ある。第4図(a)において第1電極SP1はスイッチ
S1を介して基準電位点に対して正の固定電圧+Eが印
加され、第2電極SP2はスイッチS2を介して基準電
位点に対して負の固定電圧−Eが印加されている。更に
、共通電極MPにはスイッチS5と固定容量Cc、t−
介して第1選択電圧、例えば可変電圧Vが印加されてい
る。共通電極MPの電位は電圧eとして取シ出される。
第4図(b)においては第1電極sp と第2電極SP
2がスイッチ83 、84を介して接続され、スイッチ
S3と84の接続点と基準電位点との間には可変電圧V
が印加されている。
ている。なお、第4図におけるcsOは分布容量を示す
以上の構成において、第1電極sp1と第2電極5P2
f:第1フェーズでは#!4図(a)の差動モードで、
第2フェーズでは第4図(b)の共通セードで励振する
。また、共通電極MPは第1フェーズでは第4図(a)
の可変電圧で、第2フェーズでは第4図(b)の基準電
圧でそれぞれ励振する。第4図の例では、とれ等の第1
フェーズと第2フェーズを繰返すことを特徴とする。
第5図はこの場合の各電極の電圧変化の様子を示したも
のである。館5図(a)は第1電極の電圧、(b)は第
2電極の電圧、(C)は共通電極の電圧の変化を各フェ
ーズに対して示している。
第6図は第4図に示す概念を具体的な形で実施した実施
例を示す。第1電極sp  はスイッチS1ヲ介して基
準電位点く対して正の固定電圧+Eが印加され、第2電
極SP はスイッチ821に介して基準電位点に対して
負の固定電圧−Eが印加されている。また、共通電極M
Pは、固定容量Cとスイッp を変更する作用がある。共通電極MPの電位は電圧eと
して取り出され、抵抗R1、を介して積分器Q0へ入力
される。抵抗R0と積分器Q0の入力の接続点と共通電
位点との間には同期整流用のスイッチSRが接続されて
いる。積分器Q0の出力端の電圧VはスイッチS5と固
定容量cc、 を介して共通電極計へ、またスイッチs
3.s4を介して第1電極SPI 、第2電極SP に
印力Uされている。各スイッチ80〜S6およびSRは
発振器O8Cの切替信号によ多制御される。
先ず第1フェーズではスイッチS0と82を同時にオン
にするので第1電極SP1には+Eの固定電圧、第2電
極SP2には−Eの固定電圧が印加され、圧Vが印加さ
れる。更に、第1フェーズではスイッチS5ヲオンにし
て固定容量Cc、t″介して共通電極MPへ可変電圧v
を、第2フェーズではスイッチS6をオンにして基準電
圧を印加する〇始めに1共通電極に電圧を印加するスイ
ッチS5、S6および固゛定容量Ccp′f:除外した
場合の動作を説明し、次に共通電極に電圧を印加する場
合についてその動作を説明する。
第2電極SP2には−Eの固定電圧が印加され、第2フ
ェーズではスイッチS3とS4f:同時にオンにするの
で第1電極SP1と第2電極SP2に共に可変電圧Vが
印加される。この第1フェーズと第2フェーズの励振の
繰り返しに伴う電荷移動量はC,(E −V) −C2
(E+V)であり、これにより共通電極Mpに発生する
電圧eは全容量(CI + C2+ C,0) を用い
て次式で与えられる。
C1(E  −V)−C2(E 十V)=  (c、+
C2”Cao)e  (6)ここで・各フェーズの励振
金繰り返し、系全体が安定した状態では共通電極硬の電
′圧eはゼロとなるので積分器Q1の出力の電圧Vは次
式で示され、共通電極MPの変位に比例した値となる。
共通電極MPとケースとの間の分布容量CSoはe =
 0”となる様に制御されるため影響を受けない。
次に、共通電極MPへ電圧を印加するスイッチS5゜S
6および固定容量cc、 t−併用した場合の動作につ
いて説明する。
この場合は、(6)弐に対応する式は次の(8)式とな
    iる。
C1(E −V) −C2(E +V) +Cc、V 
((1+C2”sO+ccp)e (8)この式でのe
 = Oになる条件はC1(E −■) −C2(E 
+V)=−CVKよって与えられ、静電容量CIKおけ
るp 電荷量と静電容量C2における電荷量との差がC,、V
たけ異なるときe = 0が得られる。即ち、静電容量
C1,C2の電荷の不平衡量が可変電圧Vにより制御さ
れて第6図に示す系はe == Oに収束する。
第1電極sp  、第2電極SP2と共通電極MPの間
の静電容量が共通電極のたわみ等の変位により変化する
と、静電容量C0,は変位により変化する成分C1,C
2と、変位が加えられないときの電極間固定容量成分C
9とに分けられ、例えば、c、=c、’ + c、、C
2C2” Cpの如く変位によって変化する成分が静電
容量C1,C2よりも小さい静電容量C、/ 、C2/
になる。
この場合に、静電容量C1,02に−用い几(8)式の
e = Qの条件は C□’(E−V)−C2’(E+V)=(2Cp−Cc
p)V     (9)として書き替えられ、ここでC
cp=ZC,に選定すると1、C,’(K −V) =
 02’(E + V)        gとなる。こ
の式から(7)式と同様な次式を得る。従って、固定容
量Cを電極間固定容量p Cの2倍に選定することにより、電極間固定容量Cpの
影響を除去することができる。
以上説明した様に第1、第2電極への差動モードの固定
電圧、共通モードの可変電圧の印加と、共通電極野への
固定容量金倉して可変電圧と基準電圧を印加する概念に
より、一対の静電容量Cよ。
C2の電荷の不平衡量を制御して、所定の不平衡点を安
定点とする負帰還系とし、浮遊容量の影響を受けない真
の静電容量の変化成分を検出することが出来る口 第7図は第4図に示す概念に対して7工−ズ分離して各
スイッチを切替えた場合の例を示したものでるる。すな
わち、第5図は第4図に示す概念に対して固定電圧と可
変電圧とを第1フェーズ、第2フェーズとして交互に切
替える構成としたが、第7図の場合は固定電圧と可変電
圧の印加を第1フェーズから第4フェーズに分離し、こ
れを繰返す構成としたものでおる。第1フェーズは差動
モード、第3フェーズは共通モード、第2および第4フ
ェーズは混合モードとなっている。
第8図は第4図に示す概念に対して第7図のフェーズ分
離をした場合の一実施例を示す。
静電容量C0と02の接続点はバッファゲートG5の入
力端に接続され、その出力端はインバータG6の入力端
に接続されている。バッファゲートG5の入力端とイン
バータG6の出力端との間には定値電流制限回路CC0
が負帰還接続されている。インバータG6の出力端はn
ビットのカウンタCT2の入力端CLに接続されその出
力端QnはナントゲートG7t−介してチャージャG8
の入力端に接続されている。チャージャG8はスイッチ
S、、S3を構成し、その入力端の論理信号によりスイ
ッチS又rzs3t−オンとし、正の固定電圧+E又は
可変電圧vt−第1電極SP1に供給し静電容量C,,
C2および分布容量C8゜を充電する。チャー兄、は例
えばC−MOSインバータで構成される。カワンタCT
2O反転出力端で。はナントゲートG9を介してチャー
ジャG10の入力端に接続されている。チャージャ01
0はスイッチS2.S4を構成し、その入力端の論理信
号によりスイッチS2又はS4をオンとし、負の固定電
圧−E又は可変電圧vt−第2電極SP2に供給し静電
容量C工、C2又は分布容量CsOを充電する。更にナ
ントゲートG7゜G9の入力の他端はインバータG6の
入力端と接続されている。カウンタCT の出力は積分
器Q2を介して電圧Vとして出力する。電圧Vはチャー
ジャGB 。
G1oK帰還される。第8図におけるスイッチS5゜S
6および固定容量Cは第4図に示すスイッチS5゜p S6および固定容量Cc、に対応し、共通電極MPに電
圧印加を行なうものである。
第8図に示す実施例の動作につき第7図に従って説明す
る。始めに、共通電極MPに電圧を印加するスイッチS
5.S6および固定容重cc、 t−除外した場合につ
いて説明し、次に共通電極MPK電圧を印加する場合に
ついて説明する。
第7図の第1フェーズではスイッチS1がオン、スイッ
チSがオフとなり、スイッチS2.S4が状態を変えな
いことから、チャージャG8より正の固定電圧子Eへ変
化する電圧がコンデンサC0に印加される。このときは
その立上シにより静電容量C1と、分布容量CsOと静
電容量C2との合成容量C0が直列に充電され、バ、7
7G5の入力端は急激に一定電圧に達し第7図(ト)に
示す通シはぼ垂直に立上る。
このときインバータG6の出力はl 1. ルベルにな
っていると共にバッファゲートG5の入力端とインバー
タG6の出力端との間には定値電流制限回路CC1が接
続されているので、直ちに放電を開始するがこの放電電
流iは一定電流値に規制されることから第7図(h) 
K点線で示した如く直線的に電圧eが低下し、これに伴
いバッファゲートG50入力電圧も低下しスレ、シーホ
ールド電圧vT□に達するとバッファゲートG5の出力
が低下し、カウンタCT2の出力端Qnはl Hlレベ
ルでろるのでチャージャG8はスイッチS1がオフにな
りS3が導通して静電容IkCIKは可変電圧Vが印加
され、第27エー ′せず、従ってチャージャ’10の
出力は変化しない。
この状態ではバッファゲートG5の入力端は6Lルベル
なので定値電流制限回路CC0は各静電容量の電荷を逆
方向に放電させる。分布容量CsOの両端の電圧が放電
により上昇しバッファG5のスレッシュホールド電圧v
THK達すると、パ、77G5の出力はaHルベルとな
り、第3フェーズに入る。
第3フェーズでは、バッファG5の出力が“Hルベルと
なるのでカウンタCT2の出力は反転する。
ただし、簡単なためカウンタCT2の出力端は1サイク
ルで反転するビット出力が選定されている。
この場合はカウンタCT2の出力端QnもバッファG5
の出力端も共K # a lレベルなのでチャージャこ
の後は第1フェーズと同じ様にして一足111L流値i
で放電がなされ分布容量CsOの両端の電圧がパ、ファ
ゲートG5のスレ、シーホールド電圧vTHに達すると
、バッファG5の出力はl L lレベル(IIIIC
切替りチャージャG はスイッチ82側に切替えらO れて第4フェーズに入る。
第4フェーズでは第2フェーズと同様に一定値iで第7
図(旬に点線で示すように各静電容量を逆方向に放電す
る。
以上の如くして、第1から第4フェーズ金繰り返し充放
電が反復されると分布容量CsOにはスレシホールドレ
ベルvTHに応じた電圧が平均電位として定められ、こ
れを中心として充放電が行なわれる。
以上の点を式で示すと次の様になる。第1フェーズおよ
び第2フェーズにおけるバッファゲートG5の入力端で
の平均電位に対する電圧変化e1は第7図(f)@に示
す電圧変化(E−V)t−考慮してこれを各静電容量で
分圧して次式を得る〇この電圧変化の定値電流制限回路
CCIKよる平均電位までの放電時間t1は tx =ax(Ct + Ct)/ I       
  03となる。式(ロ)、四から を得る。対称動作であるので放電時間1 l/はt1=
t、’となる。この関係は、第3フェーズおよび第4フ
ェーズでも同じであるので、第7図(f)@に示す電圧
変化(V−(−K))t−考慮して、放電時間t(=t
2′)は次式の通りとなる。
各電圧変化61 、 el’、C2、C2’が等しくな
るとit”12の関係が充されるので、この状態では(
14,81式より C(E −V) = C2(E + V)      
   H即ち、 を得る。(ロ)式のEの係数は共通電極野の変位に比例
するので、結局可変電圧Vは共通電極野の変位    
tK比例する。
第2図に示す従来技術の場合は、静電容量C0又はC2
が切替えられると、この静電容量に対応した電圧が共通
電極MPに発生する。ビれを定値電流制限回路CC1で
一定値iK放電電流を規制しているので、例えば第2図
に点線で示す様に劣化抵抗Rで定値電流制限回路CC1
が短絡されると共通C 電極MPに発生した静電容量CI、C2に対応する異な
った電圧により、放電特性が異なり誤差要因となる。こ
れに対して、第8図に示す実施例では静電容量C1又は
C2の大きさが異なってもこの異なった分だけ固定電圧
に対して可変電圧vft帰還して調節し、静電容量C1
,02には異なる振幅の電圧を印加して一定の量の電荷
を注入するようにして61=e2になる様にしたので、
定値電流制限回路CC1の特性が劣化しても本質的に誤
差要因とはならない。
したがって、後述する様に足値電流制限回MCC10代
りに抵抗器でも代用できる。この場合は充放電特性はエ
クスポーネンシャル状に変化するが、本質的に誤差には
ならない。
次に1第8図において共通電極MPへ電圧を印加するス
イッチS5.S6および固定静電容量Cc、を併用した
場合の動作について説明する。
この場合の平衡条件は次式で与えられる。
C1(E −V) + Cc、、V = C2(E +
 V) −Cc、、V   (ulここで仮りに、静電
容量CI、C2に電極間固定容量成分Cを含むものとし
て、CI =CI + c、、C2=C2’+C,とし
、更にC,= C’cpK選定すると(至)式はC’(
E −V) = C2’(E + V)       
a1となり、61式と同じ結果を得る。
ここで、(至)式の平衡条件を電荷量で見る。先ず、C
1=5Qpp、 C2−40pF、 Cp= 10pF
、  C1=70pF。
C2=50pF%Ccp=10pF、 E = 6ボル
トと仮定して+111式の各項を見ると、 C1’(E−V)=60X4.8=288  (ピコク
ーロン)C(E−V)=10X4.8=48  (1)
CV=10X1.2=12   (#   )p C’(E +V) =40 X7.2 =288  (
#   )c  (IC+V)=lOX7.2=72 
 (1)−CV=−10X1.2=−12(#   )
p となる。次に、この平衡状態を前記のCs =70 p
F −C2= so:pνにおける電荷量で比較すると
、前記の電荷量を次の様に加算して C1の場合・C1’(E −V) +C,(E −V)
 =336 (ピコクーロン)C2の場合・・・02′
(E+v)+C1(E+v)=360(1)となる。即
ち、この大きな静電容量C,、C2の電荷不平衡量を残
して増幅系を平衡させるところに真価があるのである。
第9図はシュミットトリガを用いた場合の本発明の他の
実施例である。第5図に示す概念を他励式で実現したも
のが第6図に示す実施例でちるが、これを自励式で実現
したものが第9図に示す実施例である。
共通電極MPと増幅1sG、□の入力端が接続されてい
る。増幅器G11は入力ヒステリシス応答を有し、例え
ばC−MOSロジ、クデバイスのシュミット・トリガを
使用する。増幅器G11の入出力端の間には抵抗R2が
接続され負帰還がかけられている。増幅器G1□の出力
端はカウンタCT30入力端CLに接続されると同時に
アンドゲートGユ2とナントゲートG13の各入力の一
端に接続されている。力9ンタCT3の出力端Qnはア
ンドゲートG1□とナントゲートG03の入力の他端に
各々接続される。出カ端丸は積分器Q2の入力端に接続
されている。アンドゲートG12の出力端はチャージャ
G8の入力端に、ナントゲートG13の出力端はチャー
ジャG100入カ端にそれぞれ接続されている。
次に、第9図に示す実施例につき第10図に示す波形図
を用いてその動作を説明する。
第10図(1)9はC工=C2の場合の各部の波形、(
2)はC1< C2の場合の各部の波形、(3)はcl
〉C2の場合の波形を示している。先ずV=Qと仮定す
ると、C1= 02の場合はチャージャG8.G1oか
らの電圧印加が静電容量C,,C2を介して相殺され、
増幅器G0、は時定数R2(CI + C2+ C50
)の単なる弛張発振の様に見かけ正動作して第1θ図(
1) (a)の様に一定周期の発振を続ける。次に、カ
ウンタcT3の出力が1H″レベルでかつ静電容量がc
lりC2の場合は、増幅器G111 アンドゲートG1
□、チャージャG8、静電容量C1および増幅器G1□
への正帰還による正チャージに対して、増幅器G工1、
ナントゲートG03、チャージャG  静電容量C2、
増幅器G1□lOゝ への負帰還による負チャージが勝り、増幅器G1、の入
力を減少させ、Toの減少が起る(第10図偉ン)。
次に、カウンタCT3の出力がlH@レベルで静電容量
がC1> 02の場合は、前記の負チャージに対して正
チャージが勝り、増幅器’11の入力を増加させT1を
増加させる(第10図(3λ)。
ここで、これ等の容量差で増幅器’110入力波形を変
動させる電圧eは、可変電圧Vが固定されているとすれ
ば電荷の移動量を考慮してとなる。89図では電圧eが
ゼロになるように可変電圧v′f、帰還させているので
(8)式でe=oとおくと を得る。可変電圧Vは共通電極MPの変位に比例した値
を与える。こむで(20)式では、電圧Cは分布容1l
CsOの影響を受け、ま念靜電容量C工又はC2の変化
に対して非直線性を示すが、6==Qに制御することK
よシ分布容量CsOの影響を受けず(21)式に示す直
線的関係を示す。この場合の各部の波形は第1O図(1
)に示す様K T1= T2の関係になる。
カウンタCT3の出力が1LルベルのT2期間ではチャ
ージャG8は+Ej−、チャージャ’10は−Eを静電
容量CI、C2へ固定的に印加される。一方、増幅器G
11はR2(C1+02+ C,。)の時定数をもって
弛張発振し、容量差に応動じない。第10図に示す実施
例では差動モードと共通モードが交互に繰返し印加され
る様にスイッチ81〜S4が制御されている。なシ、第
41i!!lKおけるスイッチSs 、 Ssに対応す
る動作圧ついては今までの説明と同様なので説明を省略
する。
第11図は可変電圧t−2線式線路に電流に変換して伝
送する実施例を示したものでめる。第5凶に示す概念を
他励式で実現したものが第6図に示す実施例であるが、
これを2線式線路に電流伝送する様にしたものがm11
図に示す実施例である。
電源E、は負荷Lt−介して2線式の伝送路11.12
に接続されている。伝送路Ax 、 t2の他端には定
電流回路CC2、ツェナダイオードD、%帰還抵抗R4
が直列に接続され、ツェナダイオードD20両端に回路
の電源電圧+Et−作っている。
一方、インバータG14 ” 15 ” 16 ’ コ
ンデンサC3、C4および抵抗R3はC−MO8回路に
よる発振器osc ’6構成している。インバータ’1
4〜G16はカスケードに接続されており、各電源端は
共通接続されている。これ等の電源端にはツェナダイオ
ードDの両端に接続されて電源電圧+Eが与えられてい
る。
ツェナダイオードDの両端にはまたC−MOSで構成さ
れたチャージャ’17.’18が直列に接続され、チャ
ージャ’17の入力端にはインバータ’14の入力端の
電圧が印加され、チャージャG18の入力端にはインバ
ータG14の出力端の電圧が印710 gれている。チ
ャージャG17はスイッチs’1. S3.’を構成し
、変位に関連した静電容量C1とC2が直列に接続され
ている。静電容t CI、C2の共通接続点は増幅器Q
3の入力端に接続され、この点の電圧et−増幅する。
増幅器Q3の出力端にはC−MO8回路によるスイッチ
G19が接続され、スイッチ’19はそれぞれインバー
タG14の入力端と出力端の各電圧で制御され同期整流
がなされ、電圧ef直流電圧eaK変換する。
この直流電圧eu積分器Q4で平滑され、2線式の伝送
路11.12の電流を制御するトランジスタQ5L/c
与えられる。
帰還抵抗Rtの中点に得られる帰還電圧とツェナダイオ
ードDの両端の電圧Eとの和の電圧を分圧した電圧は増
幅器Q6により増幅され、可変電圧Vとしてチャージャ
G17.G18の共通接続点に帰還される。
なお、増幅器Q3.Q4およびC6の各非反転入力端に
はツェナダイオードDの両端の電圧E t−1/2に分
圧した電圧を印加し、V2の電圧の点を動作基準点とし
である。
次に1以上の如く構成された第11図の動作につ  、
1いて第12図に示す波形図を用いて説明する。
第12図(1)は静電容量がC,<C2の場合において
可変電圧Vを固定したときの各部の電圧波形(2)は可
変電圧Vの帰還作用を考慮したときの各部の電圧波形を
それぞれ示す。
チャージャG17は発振器O8CのインバータG14容
itc 1に形成する第1電極SP1に印加する。また
チャージャG18はインバータ’14の出力の発振電圧
を受け、0とVの電圧を交互に電圧e2(第12図(1
1(dl )として静電容tC2を形成する第2電極S
P2に印加する。この場合に静電容量C0とC2の共通
接続点に発生する電圧eは電圧eB、1!2を静電容量
C1・C2,C,。で分圧した電圧(第12図(υ(C
))として4見られ下式の如くなる。
ここで、各電圧el、e2は 1!1 =E −V          (23)e2
= v            (24)として与えら
れている。この電圧eは増幅器Q3で増幅された後スイ
ッチ’19で同期整流され第12図(13(f)で示す
直流電圧C6とされる。この場合はC,<02の場合で
あるので電圧C4は動作基準点の電圧V2 K対して正
の電圧となっている。この直流電圧e、は積分器Q4に
伝達され、その出力でトランジスタQ5の制御電流を下
げ帰還抵抗R(の両端の電圧を下げ、増幅器C6t−介
して可変電圧Vの値を下げる。
この様にして可変電圧v′f:チャージャG17.G1
gK帰還することKより電圧eの振幅は減少し、振幅ゼ
ロに収束する。この状態が第12図(2)K示しである
。この状態ではe = 0でろるので、  (22)〜
(24)式を用いてe = 0とおくことにより、を得
る。可変電圧Vは出力電流に比例しているので、出力電
流は共通電極MPの変位に比例した値となっている。な
お、第11図に点線で示すスイッチS5.S6および固
定容量Cc、の動作は今までと同様なので説明を省略す
る。
第13図は第4図に示す基本的概念における共通電極へ
の印加電圧の選択を変えた場合の説明図で圧を印加する
に際し、第1.第2選択電圧として固定電圧子E、−E
を印加する点が異なっている。なお、第13図において
固定容量CとスイッチS5又p はG6を介して可変電圧V又は基準電圧を共通電極MP
に印加する点線で示した構成は、第4図に対応する記号
で示したものと同じ機能を有するので詳細説明は省略す
る。
第13図(ωにおいて静電容JI C1,C2の共通電
極MPに対して正の固定電圧+Eからスづツチ”7.固
定容量C8を介して給電操作を加え、同図(b)で負の
固定電源−EからスイッチS 固定容量C6を介して8
ゝ 給電操作を加える様忙構成されているのが特徴でるる。
第14図は第13図における各スイッチの操作手頴と各
電極の電位変化を示す波形図でるる。第7図の場合は固
定電圧と可変電圧の印加を第1フェーズから第47二−
ズにフェーズ分離したものでめったが、第14図の場合
は7工−ズ分離した点では第7図と共通しているが、発
振モードが入っている点が異なっている。即ち、第14
図(a)〜@に示すスイッチの切替操作により第1フェ
ーズから第4フェーズの全フェーズにわたり、必ずスイ
、f87゜G8のオンもしくはオフの操作を行なうこと
によって電圧eを全フェーズで強制的九発生させている
ことから、スイッチの切替操作釦より自励発振を行なう
ことが可能となる。即ち発振モードが附加される。これ
等のスイッチ操作によシ各電極に生ずる電圧変化は第1
4図(j)〜(1)K示しである。
第14図において、第1フェーズおよび帛2フェーズの
各フェーズには静電容量00又はC2に関する情報は全
く入らない。この点に関する効用は後述する。第3フェ
ーズの差動モード(第13因(a) )と第4フェーズ
の共通モード(第13図(b))で静電容量C□又ti
c2に関する情報を得る。この点で第7図では第1フェ
ーズと第2フェーズで静電容量C1に関する情報を、第
3フェーズと第4フェーズで静電容量C2に関する情報
を、それぞれ得ているのと異なる。第14図(h)、 
(i)の点線で示した波形は第13図に示すスイッチS
s 、 Ssを操作する場合のタイミングを示してWる
第15図は第13図に示す概念に対して第14図に示す
フェーズ分離をした場合の一実施例を示す。
第15図に示す実施例は第8図に示す実施例に対してバ
ッファゲートG5の入出力間に固定容量C8を接続し、
カウンタCT2の出力端Qnからアントゲ−) G20
を介してチャージャ ’1Gの入力端に接続されている
点が異なる。バッファゲートG5はC−MoacIシッ
クデバイスのゲートであり、図示の如< c −MOS
インバータを2個カスケードに接続したものでるり、後
段のC−MOSインバータが第13図のスイッチS7.
G8に対応している。第15図に点線で示したスイッチ
8s 、 Ssおよび固定容量Cc、は第13図に示し
たG5.G6.CcpK対応する。
第14図の第1フェーズと第2フェーズではカウンタC
T2の出力端Qnの出力が1L@レベルのときにはスイ
ッチS3と84がオンになり、第1電極SP1、第2電
極SP2にはそれぞれ固定電圧Vが印加されたままの状
態となる。この状態ではバッファゲートG5のスレッシ
ホールドレベル−全基準K LテxK示す波形図では簡
単なためlサイクルのカワントで力9ンタCT2が切り
替わる場合の波形を示してめる。この場合の共通電極M
Pでの電圧eの変化e3は となる。定値電流制限回路CC1での電流をiとすれば
、放電時間t3Fi t3 =、 (C1+ C2+ C,0+ CO) e
s     (27)重 で与えられる。
インバータG6の所定数の変化忙よりカウンタCT2の
出力端Qnのレベルが反転し1Haレベル(なると第1
4図の第3フェーズおよび第4フェーズで示されるよう
に第3フェーズでは差動モードの電圧が、第4フェーズ
では共通モードの電圧がそ値となる。
定値電流制限回路CC1での電流iによる放電時間t4
は となる。式(26)〜(29)から を得る。
第16図は静電容量C,,C2の大小による波形の相違
を示す波形図である。可変電圧Vをゼロとじ帰ぞれ示し
ている。対称動作であるのでi3  t3  であシ、
この時間(t+t′)は静電容量c1.c2の値により
変化しない。これに対して、(t4” t4’)は静電
容量C1,C2の大小により変化する。C,< C2の
場合は第16図(2)の波形の如< (t3+ t3/
 )>(t4 + t4’ )となり、カウンタCT2
の出力の平均電圧は減少し可変電圧Vは小さくなり、C
0〉C2の場合は第16図(3)の波形となり(2)の
場合とは逆に可変電圧Vは増大する。可変電圧Vは静電
容量C1゜CK帰還されカウンタCT2の出力電圧がゼ
ロになる様に制御されて安定する。このときf3 ” 
*4となる。従って(30) 、 (31)式よりt3
=!4とおいてを得る。(32)式のEの係数は共通電
極MPの変位に比例するので、結局、可変電圧Vは共通
電極をの  ′変位に比例する〇 なお、第15図に示す実施例においてバッファ)の入出
力端間に付加されている固定容量C8により、静電容量
C,、C2の有無にかかわらず発振を維持することが可
能となり、このため第8図に示す実施例の如く静電容量
C1と02とを交互に使用する必要性をなくシ、実施に
際しての自由度が増大する。
即ち、第14図に示す各スイッチの操作手順を実行する
第15図の実施例では第1フェーズおよび第2フェーズ
には静電容量C1又はC2に関する情報が全く入らない
空スロットを構成している。従って、この空スロットを
センサの温度、誘電体の誘電率などセンサを構成する静
電容量C1又はC2の情報に対する補正が要求される他
の情報を挿入する情報スロットとして使用することがで
きる。空スロ。
トへの情報の挿入は任意の固定容量を介してCI。
C2,CoK準する電圧の印加により、静電容量C0゜
C2の様に有効量としであるいは固定客fCoのように
無効量として自由に選択して実行することができる。
また、固定容量coの附加は、バッファゲートG5、イ
ンバータG6がレベルを反転させるときの微少時間帯で
の定値電流制限回路CC0の電流減少、すなわち反転に
至るときの静電容量CI、C2を介してのバッファゲー
トG5への正帰還ループにある伝搬遅れ要素に関連する
第17図に示す遅速効果を解消するのく役立っている。
つまり、バッファゲートG5への最短の正帰還ループと
しての固定容量C6は定値電流制限回路CC,の電流低
下に先立つ反転を実現させ微少不安定誤差要因を解消す
るのく役立っているのである。
なお、定値電流制限回路CC,の代りKこれを抵抗器R
4のみで構成するときには、式(27)、 (29)式
はそれぞれ次の式(33)、 (34)に置換される。
式(27)、 (29)におけるi3.f4は63,6
4に対して比例関係にるるか、(33) 、 (34)
式におけるt3.t4はe3+e4に対して非直線関係
[6ることを示している。第18図はこの場合の第16
図に対応する波形図でib、第19図は電圧eの相対的
変化に対応する放電時間の相対的変化を示したものでる
る。この場合においてもt31=t4′の条件は53 
=64として導出され、結局(32)式が得られる。つ
まり13′=t4′による平衡を求める場合には(33
) 、 (34)式に示すごとに非直線性を示す場合で
も変位に比例した出力を得ることができる。従って、定
値電流制限回路CC1が劣化し劣化抵抗R6,でその両
端が短絡されたと想定されるときでも誤差要因とはなら
ない。
第20図は第15図に示す実施例に対して単一電源で回
路を構成したときの実施例を示している。
即ち、第15図の実施例ではゼロが動作上の基準電位点
でめったが、第20図では)、/2に動作上の基準電位
点を移すことにより単一電源で動作ぢぜることかできる
。つまり、第15図に対してV2の電位点をゼロ、÷E
の電位点を+V2、共通電位点を−E/2 、(V−V
2 )をVとそれぞれみなすことにより第20図におけ
る実施例は第15図における実施例と同様に動作する。
第21図は第16図に対応する第20図における波形図
である。
なお、第8図、第9図、第15図における各実施例にお
いても、第20図における単一電源での動作を考慮する
と、第11図に示すごとに2線式線路九電流に変換して
伝送する様にすることができる。
#!22図は第8図に示す実施例を若干変形した実施例
で6る。第8図に示す実施例ではインバータGの出力を
定値電流制限回路CC1を介してバッフアゲートG5の
入力端に負帰還したが、第22図の構成では抵抗R5を
介して負帰還をかけている。また、第22図の実施例で
はカウンタCT2へはバッフアゲ) Gsの出力が直接
与えられている。静電容iic。
に対しては第8図の場合はナントゲートG7とc−yD
sで構成されたインバータとして機能するチャージャG
8を介して正帰還がかけられたが、第22図の場合には
アンドゲートG2□とC−MOSで構成されたバッファ
ゲートとして機能するチャージャG2□を介して正帰還
をかけている。その論理動作は第8図の場合と同じであ
る。チャージャG2□を構成する後段がスイッチS1.
C3に対応している。静電容量C2側に対してはC1側
の場合と同様にバッファゲートG5の出力からアンドゲ
ートG28、チャージャG24を介して帰還がかけられ
ている@チャージャG22を構成する後段がスイッチs
2,84に対応している。
その動作は第8図におけると同様であるので詳細説明を
省略するが、各部の波形を第23図に示す。
この場合の波形図はカウンタCT2が2サイクルの入力
変化に対して反転する出力端Qnが選定されている場合
を示している。第23図はC1=02の場合の各部の波
形を示しているが、C1=C2の状態から第24図(1
ンに示す様にc>cの状態になると、e>〉C2となシ
、第24図(υ(b)に示す様にTl > T2となる
。このため、このデユティブイクルの変化によシカウン
タCT2の出力電圧の平均値が上昇して積分器Q2の可
変電圧Vを第24図(2) (cJ K示す様に下げ、
第24@(1)から(2)の状態に変化し、最終的には
第23図に示す様K el ’: C2の状態に戻す。
この状態では第8図に示す様に可変電圧Vは共通電極M
Pの変位に比例する。
〈発明の効果〉 以上、実施例とともに具体的に説明した様に1本発明に
よれば以下の効果がるる。
(1)  第1発明によれば、差動モードの固定電圧と
共通そ−ドの可変電圧とを所定の切替手順で切替えて検
出すべき静電容量の第1.第2の固定電極へ印加し、更
に固定容量を介して共通電極へ選択電圧を印加して切替
に伴う共通電極からの発生電圧を一定に保持する様に制
御したので第1. 第2容量へ制御された1電荷の不平
衡量1を与えることが出来た。この結果、第1容量およ
び第2容量の不変成分をも排除した検出が可能になった
字た、増幅手段に自励発振形の増幅回路を用いた場合に
従来技術に準する元値″#L流制限回鮎による発振定数
を用いてその特性劣化Kg1存することなく、分布容量
の影響を除去することができ、スイッチの切替えを他励
で行なう場合にもまた増幅系を自励発振させてスイッチ
の切替えを自励式で行なう場合にも適用できる容量式変
位変換装置を実現した。
(2)第2発明によれば、第1発明による効果に加えて
、固定容量を有する正帰還手段を設け、7工−ズ分離を
したので、空スロットを有するフェーズを生じさせるこ
とができ、この中に補正用の他の情報をも挿入でき多面
的な使用を可能にする。
更に1固定容量を附加することにより静電容量C1,C
2を介しての正帰還ループにある伝搬遅れに基づく遅速
効果を解消する効果も有する。
(3) 第3発明によれば、第1発明による効果に加え
て更に2線式線路に通ずる電流値へ変換することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は容量形センサの構成を示す構成図、第2図は第
1図に示す容量形センサを用いた従来の容量式変位変換
装置、第3図は第2図に示す装置の各部の波形を示す波
形図、第4図は本発明の概念を示す説明図、第5図は第
4図に示す各電極の電圧波形を示す波形図、第6図は第
4図に示す概念を具体的な形で実施する実施例、第7図
は第4図に示す概念に対してフェーズ分離した場合の波
形図、第8図は第4図に示す概念に対して第7図の7工
−ズ分離をした場合の実施例、第9図はシュミットトリ
ガを用いた場合の本発明の実施例を示す回路図、第10
図は第9図に示す実施例の各部の電圧波形を示す波形図
、第11図Fi2線式変位変換装置として構成した本発
明の実施例を示す回路図、第12図は第11図の各部の
電圧波形を示す波形図、第13図は第4図に示す概念に
対して発振モードを追加した場合の概念を説明する説明
図、第14図は第13図におけるスイッチ操作を示す波
形図、第15図は第13図に示す概念に対して第14図
のスイッチ操作をした場合の実施例を示す回路図、第1
6図は第15図における各部の波形を示す波形図、第1
7図は第15図における遅速効果を説明する波形図、第
18図は第15図における定値電流制限回路の代りに抵
抗器で置換したときの第16図に対応する波形図、第1
9図は第15図に訃ける定値電流制限回路の代りに抵抗
器、で置換したときの非直線性を説明する特性図、第2
0図は第15図に示す実施例に対して単一電源で回路を
構成したときの回路図、第21図は第20図における各
部の波形を示す波形図、第22図は第8図に対する変形
実施例を示す回路図、第23図は第22図に示す実施例
の各部の波形を示す波形図、第24図は第22図におけ
る静電容量の大小による各部の波形の相違を説明する波
形図で6る。 C1,C2・・・静電容量、csO・・・分布容量、8
P1 中筒1電極、8P2・・・第2電極、MP・・・
共通電極、ccl・・・定値電流制限回路、+E、−E
・・・固定電圧、■・・・可変電圧−8t ”’ Ss
スイッチ、  Ql、Q2…積分器”8”10−’17
”18  ”’チャージャ、CTI 、 C70、CT
3 ”・カヮンタ、G5・・・バッファゲート、G6・
・・インバータ、OSC・・・発振器、co・・・固定
容量、cc2・・・足電流回路。 第1図 SP+ 第2図 句     心   Og     ω   嶌〜−+
+++−−−−− (e  ε  ミ  ω  ト へ   ^   へ 第2・ 1図 手続補正書(自発)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)共通電極に対して第1電極と第2電極で形成され
    て検出すべき物理的変位に応じて変化する一対の静電容
    量と、前記共通電極の電位を検出する増幅手段と、基準
    電位に対して差動モードをなす1対の固定電圧と前記増
    幅手段の出力に関連した共通モードの可変電圧とを前記
    第1および第2電極に所定の切替手順で切替えて印加す
    るスイッチ手段と、第1選択電圧と第2選択電圧を所定
    の切替手順で切替えて固定容量を介して前記共通電極へ
    印加する他のスイッチ手段と、前記増幅手段で検出した
    前記共通電極の電圧が所定値になる様に前記可変電圧を
    制御する帰還手段とを具備し、前記物理的変位に対応す
    る前記可変電圧を出力する容量式変位変換装置。
  2. (2)前記切替手順として前記第1および第2電極に差
    動モードの前記固定電圧と共通モードの前記可変電圧と
    を交互に印加し、更に前記共通電極へ前記第1選択電圧
    として前記可変電圧、前記第2選択電圧として前記基準
    電位からの基準電圧をそれぞれ前記固定容量を介して交
    互に印加することを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の容量式変位変換装置。
  3. (3)前記増幅手段として前記共通電極の電位を所定の
    閾値に基いて検出しその検出電位を前記閾値へ戻すため
    の負帰還手段を有する第1増幅回路と、前記第1増幅回
    路の出力変化周期を計数するカウンタ回路と、前記カウ
    ンタ回路の任意ビットの出力レベルに応動して前記可変
    電圧を増減する第2増幅回路とを備え、前記第1増幅回
    路の出力レベルと前記カウンタ回路の出力レベルとに関
    連して前記スイッチ手段を切替え、少くとも前記第1増
    幅回路の出力レベルに関連して前記他のスイッチ手段を
    切替える自励発振形増幅手段を使用したことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の容量式変位変換装置。
  4. (4)前記切替手順として前記第1および第2電極に対
    して差動モードの前記固定電圧を印加する第1フェーズ
    と、前記第1電極に対して前記可変電圧を印加し前記第
    2電極に対して所定極性の前記固定電圧を印加する第2
    フェーズと、前記第1および第2電極に対して共通モー
    ドの前記可変電圧を印加する第3フェーズと、前記第1
    電極に対して前記極性とは逆極性の前記固定電圧を印加
    し前記第2電極に対して前記可変電圧を印加する第4フ
    ェーズを含む各フェーズを繰り返すことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の容量式変位変換装置。
  5. (5)共通電極に対して第1電極と第2電極で形成され
    て検出すべき物理的変位に応じて変化する一対の静電容
    量と、前記共通電極の電位を検出する増幅手段と、基準
    電位に対して差動モードをなす1対の固定電圧と前記増
    幅手段の出力に関連した共通モードの可変電圧とを前記
    第1および第2電極に所定の切替手順で切替えて印加す
    るスイッチ手段と、前記共通電極に一端が接続された固
    定容量と、前記増幅手段で検出した前記共通電極の電圧
    が所定値になる様に前記可変電圧を制御する帰還手段と
    を具備し前記固定容量の他端に前記増幅手段の入力電圧
    と同相の固定電圧を印加し前記物理的変位に対応する前
    記可変電圧を出力する容量式変位変換装置。
  6. (6)前記切替手順として、前記第1および第2電極に
    対して共通モードの前記可変電圧を印加し前記固定容量
    の他端に所定極性の前記第2固定電圧を印加する第1フ
    ェーズと、前記第1および第2電極に対して共通モード
    の前記可変電圧を印加し前記固定容量の他端に前記極性
    とは逆極性の前記第2固定電圧を印加する第2フェーズ
    と、前記第1および第2電極に対して差動モードの前記
    第1固定電圧を印加し前記固定容量の他端に前記所定極
    性の第2固定電圧を印加する第3フェーズと、前記第1
    および第2電極に対して共通モードの前記可変電圧を印
    加し前記固定容量の他端に前記極性とは逆極性の前記第
    2固定電圧を印加する第4フェーズを含む各フェーズを
    繰り返して前記可変電圧を出力することを特徴とする特
    許請求の範囲第5項記載の容量式変位変換装置。
  7. (7)共通電極に対して第1電極と第2電極で形成され
    て検出すべき物理的変位に応じて変化する一対の静電容
    量と、前記共通電極の電位を検出する増幅手段と、基準
    電位に対して差動モードをなす1対の固定電圧と前記増
    幅手段の出力に関連した共通モードの可変電圧とを前記
    第1および第2電極に所定の切替手順で切替えて印加す
    るスイッチ手段と、二線を介して外部から給電を受けて
    内部回路を附勢する電圧安定化手段と、前記増幅手段の
    出力に応動して前記二線を流れる電流を調整する電流調
    整手段と、前記二線に流れる電流に比例した電圧を前記
    可変電圧として帰還するための電流・電圧変換手段とを
    備え、前記物理的変位に対応する前記二線を流れる電流
    を伝送する容量式変位変換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005315694A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 電子部品装置
JP2010252195A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Act Lsi:Kk Cv変換回路

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