JPS61182446A - エンジンのアイドル制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａ突上の利用分野） 本発明は、エンジンのアイドル制御装置に関する。

（従来の技術） 一般に、エンジン始動時の運松安定性を確保するために
、スロットル弁のアイドル開度（最小開度）をチョーク
弁の開度に応じて自動的に調節する７ア一ストアイドル
カム機構を備えた電気式オートチターフ装置がある。

この電気式オートチターフ装置としては、従来例えばＰ
ＩＳ３図に示すようなものがあった（特公昭５６−４１
８１８号公報参照）。

チョーク弁５の弁軸３には７アーストアイドルカム６が
取付けられ、ファーストアイドルカム６の動きはリンク
８！構９を介してスロットル弁シバ−１８に伝えられ、
チョーク弁５の開作動に連動してスロットル弁１２のア
イドル開度が＠節されるようになっている。

チ１−り弁軸３には図示しない渦巻き状のバイメタルが
連結され、チョーク弁５を閉じる方向の力が加えられで
いる。

ファーストアイドルカム６にエンジンのｍｓ状態を知ら
せるため、ワックス等の熱膨張体を充有した感温器２４
と、この感温器２４をエンジン始動時から加熱するヒー
ター２５を備え、ワックスの体積膨張により突出するピ
ン２６とリンク機構１９を介してファーストアイドルカ
ム６が回松駆動されようになっている。

始動時はバイメタルの付勢力によりチョーク弁５は最大
閉位置（最小開度）に保持されるとともに、ファースト
アイドルカム６を介してエンジン始動に必要なスロット
ル弁１２のアイドル開度が確保される。

この始動時にヒーター２５は通電され、感温器２４内の
ワックスが加熱されて体積膨張を始める。

これにより感温器２４はピン２６を徐々に押し出し、リ
ンクＰＩｊ、４？１１９を介してファーストアイドルカ
ム６を時計方向に回動させる。このファーストアイドル
カム６の回動により、スロットル弁１２の開度は通常の
アイドル開度まで自動的に減少調節され、暖機が進むの
に伴って通常運転時のアイドル回転数まで下げられる。

（発明が解決しようとする問題点） ところで、始動後のエンジンの暖機状態は外気温によっ
て左右され、極寒冷時は暖機が終了するまでにかなりの
時間がかがる。

しかしながら、電気式オートチョーク装置の７アースト
アイドルカム６はヒーター２５の加熱により自動的に作
動するため、７アーストアイドルカム６は外気温度に大
きく左右されることなく、はぼ一定時間で作動を終了す
る。このため、極寒冷時には潤滑油および冷却水等のエ
ンジン温度が十分に上昇しない内に、ファーストアイド
ルカム６は作動を終了（カム落ち）してスロットル弁１
２を通常運転時のアイドル開度まで減少させてしまうの
で、エンジンがストールすることがある。　また、この
暖機時のアイドル安定性を確保するために、通常運転時
のアイドル回転数を高めに設定する必要が生じ、暖機後
の燃費悪化や騒音増大を招くという問題があった。

本発明は、上記問題点を解決することを目的とする。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、電気式オートチョーク装置を備えた気化器に
おいて、上記スロットル弁の上流側と下流側を連絡する
バイパス通路を形成し、該バイパス通路の途中に燃料を
供給する通路を接続し、該バイパス通路をエンジン温度
が所定値以下のとき開く制御手段を設ける。

（作用） 極寒冷時、エンジンが十分に暖機しない内に７アースト
アイドルカム槻構が作動を終了（カム落ち）してスロッ
トル弁が通常運転時のアイドル開度まで減少した場合、
上記バイパス通路からスロットル弁を迂回して混合気を
追加供給し、アイドル回転数を上げてやる。これにより
、暖機時の運転安定性を確保でき、またｉｎ後のアイド
ル回転数を低下させることが可能となる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。

なお、従来例と同一構成部には同一符号を付す。

第１図に示すように、スロットル弁１２のアイドル開度
をチョーク弁５の開作動に連動して自動的に調節する７
アーストアイドルカム８！構１を設ける。

吸気通路２のスロットル弁１２の上流側と下流側を連絡
するバイパス通路４を形成する。

バイパス通路４の上流側開口部には絞り１６を形成し、
バイパス通路４がらスロットル弁１２前後の差圧に応じ
て吸入空気が流れるようにする。

バイパス通路４の途中には燃料供給通路７をジェット１
７を介して接続し、バイパス通路４を流れる吸入空気に
燃料が吸い出されるようにする。

バイパス・通路４の途中にはこれを開閉するツレ／イド
パルプ９を介装する。

エンジン温度を検出する手段として、エンジンのウォー
タジャケット１３に水温スイッチ１１を取付け、ソレノ
イドバルブ１０はこの水温スイッチ１１を介して電源に
接続する。水温スイッチ１１は冷却水温度が例えば７５
°Ｃの設定値以下でＯＮとなり、ソレノイドバルブ１０
を通電する。

次に動作について説明する。

エンジンの始動時、図示するようにチョーク弁５は最大
閉位置に保持されて燃料供給量を増加（空燃比を濃く）
させるとともに、７フーストアイドルカム槻構１はスロ
ットル弁１２のアイドル開度を調節して吸入空気量を増
大させ、アイドル安定性を確保する。

始動後、７フーストアイドルカム磯構１はヒーターの加
熱による感温器の作動によりスロットル弁１２のアイド
ル開度を段階的に減少して調節し、エンジンの吸入空気
量は第２図に示すように徐々に減少する。

このｒｒＬＰ／！ｉ運転時に冷却水温度が設定値（７５
℃）以下である間、水温スイッチ１１はＯＮとなり、ソ
レノイドバルブ１０はバイパス通路４を開いている。

エンジンの暖機が十分に行われない内に７アーストアイ
ドルカム１＋ＩＮが作動を終了（カム落ち）してスロッ
トル弁１２が通常運転時のアイドル開度に戻された場合
、水温スイッチ１１がらの信号によりツレ／イドバルブ
１０は引き続きバイパス通路４を開いている。したがっ
て、図中矢印で示すように、バイパス通路４からスロッ
トル弁１２の前後差圧に応じて空気が燃料とともに吸気
通路２に噴出し、スロットル弁１２を通過した混合気と
合流してエンジンに吸入される。このバイパス通路４か
らの追加混合気によりアイドル回転数を増大させ、アイ
ドル安定性を確保する。

暖機が十分に行われ、冷却水温度が設定値（７５℃）を
越えて上昇すると、水温スイッチ１１はＯＦＦ’となり
、ソレノイドバルブ１０はバイパス通路４を閉鎖し、こ
れにより通常のアイドル回転数まで下げられる。

このように、暖機が終了するまでバイパス通路４から追
加空気を供給するため、通常のアイドル開度は暖機終了
後の運転条件のみを考慮すれば良く、通常運転時のアイ
ドル回転数を最小限に抑えられる。

なお、７ア一ストアイドルカム機構１がスロットル弁１
２をアイドル開度に戻す前に冷却水温度が設定値を越え
たときは、バイパス混合気の供給が不要になるため、バ
イパス通路４は先に閉シ、無駄な燃料の供給は行われな
い。つまり、バイパス混合気は実際のエンジン温度に応
じて必要量のみ供給されるのである。

なお、他の実施例として、ファーストアイドルカム機構
１の作動の終了（カム落ち）を検出する手段を設けて、
スロットル弁１２がアイドル開度に戻ると同時にバイパ
ス通路４を開くように構成（ただし、冷却水温度が設定
値以下のとき）しても良い。

また、エンジンの温度を感知する手段として、水温スイ
ッチ１１に換えてオイルパンの潤滑油の温度を感知して
０Ｎ−ＯＦＦする油温スイッチを設けるか、あるいはシ
リング−ブロックあるいはインテークマニホールド等の
壁温を感知するセンサーを設けても良い。

（発明の効果） 以上のように本発明は、電気式オートチａ−り装置によ
るアイドルアップが停止後も、エンジン温度に応じてバ
イパス通路から混合気を追加供給するようにしたため、
暖機時のアイドル安定性を向上させ、また暖機後のアイ
ドル回転数を低下させることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す該略構成図、第２図は暖
機時の吸入空気量の変化を示すグラフである。第３図は
従来例を示す断面図である。 １・・・７アーストアイドルカム８！構、２・・・吸気
通路、４・・・バイパス通路、５・・・チョーク弁、７
・・・燃料供給通路、１０・・・ツレ／イドバルブ、１
１・・・水温スイッチ、１２・・・スロットル弁 特許出願人　　　　　　日産自動車株式会社第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　電気式オートチョーク装置を備えた気化器において、
   上記スロットル弁の上流側と下流側を連絡するバイパス
   通路を形成し、該バイパス通路の途中に燃料を供給する
   通路を接続し、該バイパス通路をエンジン温度が所定値
   以下のときに開く制御手段を設けたことを特徴とするエ
   ンジンのアイドル制御装置。