JPS6118035Y2 - - Google Patents

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JPS6118035Y2
JPS6118035Y2 JP1980021062U JP2106280U JPS6118035Y2 JP S6118035 Y2 JPS6118035 Y2 JP S6118035Y2 JP 1980021062 U JP1980021062 U JP 1980021062U JP 2106280 U JP2106280 U JP 2106280U JP S6118035 Y2 JPS6118035 Y2 JP S6118035Y2
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JP
Japan
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coil
annealed
base
bottom plate
pedestal
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JP1980021062U
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JPS56123860U (ja
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  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、バツチ式焼鈍炉におけるコイル支
持装置に関するもので、主として焼鈍中の積層コ
イル下端部に生ずる歪み発生を予防することがで
きる装置についての提案である。
図面に示す第１図は、従来のタイトコイルやオ
ープンコイルを焼鈍するためのバツチ式焼鈍炉に
ついて示すものである。通常この炉は、インナー
カバー１内のベース２上に、コイル受台３を設置
し、このコイル受台３上に直接焼鈍用コイル４を
積載し、該インナーカバー１内に雰囲気ガスを充
填して焼鈍するようになつている。しかして、こ
の従来焼鈍炉の場合、コイル４の支持構造に欠点
があり、積載したコイルの最下端部すなわちコイ
ル受台３と接する部分に歪みを発生し、歩止りの
低下を招く欠点があつた。このコイルに生ずる歪
みの原因は、前記コイル受台３を長い間使うこと
によつて、不均一な温度分布などによつて変形す
るので、その上に載置したコイル４が不均一に支
持されることになり、ひいてはその部分に集中応
力を発生して挫屈するのである。しかも、コイル
４とコイル受台３との材質が異る場合には、一般
に熱膨張に差があるため、両者の間で伸び量が異
なり、ひいてはコイル４が強制変位させられて歪
みを発生させるに至る。
そこで、この考案は、コイル受台の変形防止
（平坦度の確保）とコイルとの間に生ずる熱膨張
差を生じさせないようなコイル支持装置の提供を
目的として案出したものである。その構成の要旨
とするところは、インナーカバー内のベース上に
受台を設置し、その受台上にタイトコイル等の被
焼鈍材を載置して焼鈍する炉において、前記ベー
ス上に筒状の支持金具を設置し、その支持金物上
に前記コイル受台を載置し、そのコイル受台上に
は焼鈍コイルと同じ材質の敷板を置き、その敷板
上に該コイルを積載するようにした点にある。以
下にその構成に詳細を説明する。
図面の第２図は、この考案にかかるコイル支持
装置を示すもので、１はインナーカバー、２はベ
ース、３はコイル受台、４はコイルである。この
考案は、コイル４の歪みを解決するため、まず第
１にコイル受台３については、耐熱強度の大きい
材質のものを用いるのは勿論のこと、これを筒状
の支持金物５によつてベース２上空に支持するよ
うにした。これは、かかる受台３が昇温によつて
熱膨張するとき、ベース２に接していると自由な
伸びが阻害され変形するが、かように構成すると
その阻害要因（ベース）がなくなり、変形が完全
に防止できるようになる。すなわち、支持金物５
によつて中空に支持すれば、熱膨張が全体に均一
に作用し、変形することがなくなるため、その上
に支持するコイル４に良い影響を与えることにな
る。また、このコイル受台３の中空支持は、ベー
ス２上にヒーター６を設置するのに有効で、歪み
が出たときに裏返して使う際にも便利となる。な
お支持金物５の胴部に設けた通孔７は、雰囲気ガ
スをインナーカバー１内に均一に流すための流通
孔である。
歪み防止に対して、第２に、前記コイル受台３
とここに積載する焼鈍コイル４との間に、当該コ
イル４と同材質の敷板８を介挿させることであ
る。このようにコイル受台３上に前記敷板８を載
せておくと、コイル４とコイル受台３との熱膨張
差というものを、この敷板８で吸収し、積層コイ
ル４最下端部に悪い影響を与えないようになるの
である。その敷板８の厚さは、厚すぎるとそれ自
身の不均一温度分布による歪みが発生し、コイル
４を不均一に支持することになるので、あまり厚
くない方が良い。しかし、あまり薄すぎると、コ
イル受台３の熱膨張によつて変形させられるおそ
れがある。その最適厚さは、外径1500mm前後のと
き10〜15mmであるが、この範囲外でも効果は期待
できる。
次に実施例について説明する。
(1) 従来……コイル（Si鋼）、受台（耐熱鋳鋼
SCH22） 最外層部分のひずみの喰込みは45〜50
mmであつた。
(2) 本発明……コイル（Si鋼）、敷板（Si鋼）15
mm、1500mmφ、受台（耐熱鋳鋼
SCH22） 最外層部分のひずみの喰込みは20mm以
下であつた。
以上説明したようにこの考案コイル支持装置に
よれば、コイル受台自体の歪みが少なくなる他、
敷板の採用とも相俟つて、コイルの歪みがなくな
り歩止りが向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面の第１図は、従来のバツチ式焼鈍炉の断面
図、第２図は本考案にかかる装置を具えるバツチ
式焼鈍炉の断面図である。 １……インナーカバー、２……ベース、３……
コイル受台、４……コイル、５……支持金物、６
……ヒーター、７……通孔、８……敷板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. インナーカバー内のベース上に受台を設置し、
    その受台上に被焼鈍材を載置して焼鈍する炉にお
    いて、前記ベース上に筒状の支持金物を設置し、
    その支持金物上に前記コイル受台を載置し、その
    コイル受台上には焼鈍コイルと同じ材質の敷板に
    置き、その敷板上に該コイルを積載するように構
    成したことを特徴とするバツチ式焼鈍炉における
    コイル支持装置。
JP1980021062U 1980-02-22 1980-02-22 Expired JPS6118035Y2 (ja)

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JP1980021062U JPS6118035Y2 (ja) 1980-02-22 1980-02-22

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Publication Number Publication Date
JPS56123860U JPS56123860U (ja) 1981-09-21
JPS6118035Y2 true JPS6118035Y2 (ja) 1986-06-02

Family

ID=29617234

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101256519B1 (ko) * 2010-12-27 2013-04-22 주식회사 포스코 소둔공정용 열처리장치

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4944918A (ja) * 1972-09-04 1974-04-27
JPS5132406A (en) * 1974-09-04 1976-03-19 Nippon Steel Corp Sutoritsupukoirunokoonbatsuchishodonhoho

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JPS4944918A (ja) * 1972-09-04 1974-04-27
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JPS56123860U (ja) 1981-09-21

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