JPS61180092A - フレキシブルチユ−ブ用継手 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はフレキシブルチューブ用継手に係り、特に、ガ
ス、水道用の屋内配管として用いられるアニユラ−型の
フレキシブルチューブ用のメカニカル継手に関するもの
である。

（従来技術及び問題点） 近年、たとえば、ガス協会誌昭和５８年３月号２６頁〜
３２Ｃ１配管技術１９８０年７月号１０６頁〜１１１頁
に見られるように、ガス、水道の配管にフレキシブルチ
ューブが多用されつつあろう即ち、がス或いは水道管に
ねじを切り、エルゴ・ティーとのねじ結合を行なう従来
の配管工事に比して、フレキシブルチューブの特性を生
かした配管工事においてはねじ切り加工もなく、したが
って結合部も少ないため、もれ発生の危険ケ所も少くて
済み、配管工事費が安くかつ安全性にすぐれているとい
う利点がある。

フレキシブルチューブの継手には、その用途から気密性
にすぐれていることはもちろんのこと、配管の長さに応
じて現地にて簡単に組立てられる施工性が要求される。

かかる要求に応じるため従来、たとえば実開昭５１−１
４２６２２号公報に見られるフレキシブルの継手として
、第２図に示すように係止リング２を介して袋ナツト３
によりコネクター４に接続されるフレキシブルチューブ
１の端物に・ぐッキン８をサンドイッチすることにより
気密性を確保した継手があるが、締付けに際して過度の
締付けＫよるフレキシブルチューブの破損によるリーク
のおそれがあり、また、・母ツキンがフリーの状態で締
付けを行なうものであるため設計通りの位置に・やッキ
ンを配置することが難かしい。

さらに、フレキシブルチューブに過度の曲げ荷重を負荷
したときに、コネクター４とパツキン８とフレキシブル
チューブ１の端部とで構成されるシール面がずれて、リ
ークのおそれがある等の欠点がある。

（問題を解決するための手段） そこで、本発明者らはフレキシブルチューブの本来の機
能であるフレキシビリティを損なうことなく、すなわち
、苛酷な曲げ配管を行なっても耐リーク性を劣化させな
いアニユラ−型のフレキシブルチューブのメカニカル継
手を提供するへく種種の検討を行なった結果、従来の７
レキシグルチユーブを結合するメカニカル継手に改良を
加え、フレキシブルチューブの端部近傍の係止リング側
から少くとも１個以上の溝部にシールリングを装着する
ことによって前記の問題を一挙に解決しつるという全く
新たな知見を得て本発明を成したものである。

（発明の構成・作用） 即ち本発明は、フレキシブルチューブ、係止リング、袋
ナツト、コネクターにより構成される継手において、前
記フレキシブルチューブの端部から数山離して前記係止
リングを装置すると共に、前記係止リング装着箇所まで
の数山に亘って前記係止リングを隣接する側から少くと
も１個以上の溝部にシールリングを装着するとともに、
前記袋ナツトのめねじと相結合する前記コネクターのお
ねじの先端に、前記シールリングとの間に密封面を形成
するリップ部を設けたことを特徴とするフレキシブルチ
ューブ用継手である。

つぎに、本発明を図面に基づいて詳細に述べる。

第１図は、本発明の継手の一態様を示すもので、その締
付完了の状態での継手全体の断面図である。

同図において、フレキシブルチューブ１には、同フレキ
シブルチューブ１の端部から数山離れた溝部に係止リン
グ２が装着されており、前記係止リング２は袋ナツト３
に嵌合されている。前記袋ナツト３はコネクター４とね
じ結合される。

前記コネクター４のねじの先端には、リップ部５が設け
られている。前記リップ部５の内面側にショルダー面６
を設け、前記リップ部５に前記フレキシブルチューブｌ
の端部が装入されている。

さらにフレキシブルチューブ１の端部から係止リング２
の装着箇所までの数山に亘りて係止リングに隣接する側
から少くとも１個以上の溝部九シールリング７が装着さ
れている。

この場合、係止リングをフレキシブルチューブの端部か
ら数山離して装着するのは、まず、第一にシールリング
を装着する溝部を確保するためであるが、さらに、貧血
りを生じたフレキシブルチューブをリップ部内に装着し
たときに、このように係止リングの装着箇所が数山離し
であると、フレキシブルチューブの先端の山の外周面の
１箇所はリップ部の内面に近づきあるいは接触し、これ
に対称な山の外周面はリップ部の内面から離れて装着さ
れるけれども係止リング側に近いフレキシブルチューブ
は所定の位置に近く装着することができるので、フレキ
シブルチューブとリップ部とのクリアランスは周方向に
亘ってほぼ均一となり、従って、係止リングに隣接した
溝部にシールリングを装着すれば、装着されたシールリ
ングの密封面圧も周方向に亘って均一になる。なお、シ
ールリングの数は、１個でもよいが、複数個用いれば、
さらに密封性が増す。一方、係止リング装着個所が端部
から数山離してあっても、フレキシブルチューブの最先
端近くの溝部にシールリングを１個装着したのでは、フ
レキシブルチューブに貧血’）が生じているときには、
前述の理由により、山の外周の接触が不均一になるので
、装着されたシールリングの周方向の密封面圧も不均一
になり、面圧低下が避けられず所期の目的を達し得ない
。

また、係止リングをフレキシブルチューブの端部に近く
装着すると、貧血りを生じているときに、リップ部内に
フレキシブルチューブを装着すると袋ナツトとコネクタ
ーのねじが合わなかりたり、シールリングの周方向の密
封面圧の不均一が避けられず、この場合も所期の目的を
達し得々い。

なお、ここでいう係止リング装着までの数山とは、フレ
キシブルチューブの寸法にもよるが４山〜５山程度あれ
ば所期の目的を達成するのに充分である。またフレキシ
ブルチューブに装着するシールリングの装着数は１個以
上２〜４個あれば所期の目的を達成するのに充分である
。

また、シールリングの形状は内半径側はフレキシブルチ
ューブの溝の形状に合致させ、外半径側は円形の断面形
状となるのが好ましい。材質的にはＪＩＳ　Ｂ　２４０
１の規定に準拠するＯ　ＩＪソング材質であれば充分で
ある。

また、本発明においては、コネクターねじの先端に、Ｉ
Ｊ、７’部を有することが非常に重要な構成条件の一つ
である。すなわち、リップ部は前述の如く、密封面を構
成する１要素であるとともに、リップ部の先端は係止リ
ングと衝接することで、リップ部内のフレキシブルチュ
ーブおよびシールリングに過度の圧縮量を与えることな
く、所定の密封面が安定して得られるという働きをなす
ものである。

継手を形成せしめるに当つては先ずフレキシブルチュー
ブＩＫ袋ナツト３を装着し、ついで係止リング２および
シールリング７を装着した状態で、コネクター４のりラ
グ部５に装入する。この状態から、袋ナツト３とコネク
ター４のねじ結合をおこない、す、プ部５の先端と係止
リング２および係止リング２と袋ナツト３とがそれぞれ
接触するまで締付けることにより、す、プ部５とフレキ
シブルチューブ１との間隙をシールリング７によって充
填し、密封する。

本発明は、継手を形成せしめるに当って、フレキシブル
チューブの先端に与える変形が少なく、また、シールリ
ングはアニユラ−型のフレキシブルチューブに特有の円
筒状の溝を有効に利用して装着されるのでシールリング
は施工時に所定の位置からずれることがない。また、袋
ナツト３から露出しているフレキシブルチューブ１に苛
酷な曲げ荷重を負荷した場合に、前述の如く係止リング
２は袋ナツト３に嵌合されていることと、ねじ締付けに
よって、リップ部の先端と係止リンブト袋ナツトとが接
触して強く結合されることによって、曲げ荷重に伴なう
フレキシブルチューブの変形は係止リングから曲げ荷重
を負荷するま′でのフレキシブルチューブの変形によっ
て吸収され、リップ部内のフレキシブルチューブの所定
の設定軸心からのずれは小さく抑えられ、シールリング
が柔軟性を有するので、リークを生ずる程のずれとはな
らず、これによって充分な密封が保たれる。

以下実施例により本発明の効果をさらに具体的に示す。

（実施例） アニユラ−型のＳＵＳ　３０４のフレキシブルチューブ
、最大外径２５．４ｍ、最小内径１９鴫、波高３ＩＩＩ
Ｉ＋、平均板厚０．５　ｍ、ピッチ２．５ｍに、外径３
０＋ａ＋、内径２０ｗｍ、巾３ｆｆｉ１１．内径側の半
径１．５−〇係止リングをフレキシブルの端部から４山
と５山目との間の溝に装着し、外径３０゛畷、リップ部
長さ８．５　ｗｍ　、端部厚さ２■のり、プ部をもつコ
ネクターにＭ３２のねじで袋ナツトを締めつけて、フレ
キシブルチューブの端部から３つの溝にシールリングと
して外径２６　ｔｍ　、断面直径２．４１のゴム類の０
りングを装着した本発明のフレキシブルチューブ用継手
およびリップ部がなく、コネクターとフレキシブルチュ
ーブとの間にがスケットシールリングをサンドイッチし
た第２図の如き構成の比較継手について、継手部の諸性
能評価を行なった結果、１０に９ｆ／α２の水圧を１分
間加える耐圧試験、３　ｋｇ　ｆ　／ａｎ”の空気圧を
加える気密試験、袋ナツトに２１０に９ｆ−画の衝撃力
を加えたあと３ゆｆ　／ｃｔｎ”の空気圧を１分間加え
る衝撃試験におりて、本発明継手は洩れることなくすべ
て完全であった。比較継手は耐圧試験気密試験は合格し
たが、衝撃試験で洩れた。

さらに、本発明継手をＡｒガ″ス１０　ｋｇ　ｆ　／ｃ
ｙｒ”のガス配管として使用したが、石ケン水試験によ
る洩れ検査では異常は認められなかった。

（発明の効果〕 以上の実施例からも明らかなように、本発明による継手
は実用上すぐれた気密性を有する継手であり、工業上き
わめて有用なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のフレキシブルチューブ用継手の一態様
を示す要部の断面図、第２図は従来の継手の構造を示す
断面図である。 １・・・フレキシブルチューブ ２・・・係止リング　　　　３・・・袋ナツト４・・・
コネクター　　　　５・・・リップ部６・・・リップ部
のショルダー ７・・・シールリング　　　８・・・ノ４ッキン第１図 第２国

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. フレキシブルチューブ、係止リング、袋ナット、コネク
   ターにより構成される継手において、前記フレキシブル
   チューブの端部から数山離して前記係止リングを装着す
   ると共に、前記係止リング装着箇所までの数山に亘って
   前記係止リングに隣接する側から少くとも１個以上の溝
   部にシールリングを装着するとともに、前記袋ナットの
   めねじと相結合する前記コネクターのおねじの先端に、
   前記シールリングとの間に密封面を形成するリップ部を
   設けたことを特徴とするフレキシブルチューブ用継手。