JPS61179837A - 点火栓電極用ニツケル基合金 - Google Patents
点火栓電極用ニツケル基合金Info
- Publication number
- JPS61179837A JPS61179837A JP1918385A JP1918385A JPS61179837A JP S61179837 A JPS61179837 A JP S61179837A JP 1918385 A JP1918385 A JP 1918385A JP 1918385 A JP1918385 A JP 1918385A JP S61179837 A JPS61179837 A JP S61179837A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spark plug
- base alloy
- alloy
- content
- plug electrodes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B1/00—Engines characterised by fuel-air mixture compression
- F02B1/02—Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition
- F02B1/04—Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition with fuel-air mixture admission into cylinder
Landscapes
- Spark Plugs (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野]
本発明は、ガソリンエンジンの点火栓電極の材料として
有用であり、耐熱耐食性が優れ、かつ加工性が改善され
たNi基合金に関する。
有用であり、耐熱耐食性が優れ、かつ加工性が改善され
たNi基合金に関する。
[発明の技術的背景とその問題点]
ガソリンエンジンの燃焼室には、シリンダ内で圧縮され
た爆燃ガスを点火爆発させるための点火栓が装着されて
いる0点火栓の軸心には電極が埋設され、その先端は点
火栓から燃焼室に突出して如 LI −F
[デ 占 −し −w I 117 −P つ
l 仁1台−伽 Xに営 午 か 印加することにより
スパーク放電が発生せしめられる。
た爆燃ガスを点火爆発させるための点火栓が装着されて
いる0点火栓の軸心には電極が埋設され、その先端は点
火栓から燃焼室に突出して如 LI −F
[デ 占 −し −w I 117 −P つ
l 仁1台−伽 Xに営 午 か 印加することにより
スパーク放電が発生せしめられる。
したがって、この点火栓電極の材料には、耐熱性が優れ
ることと並んで爆燃ガスの中の腐食成分によっても腐食
されないという特性が要求される。
ることと並んで爆燃ガスの中の腐食成分によっても腐食
されないという特性が要求される。
従来、このような電極材料としては、Cr 5重′量
%以下で、他にMnが5重量%以下、Siが5重量%以
下、残部が実質的にXiから成るXi基低合金が多用さ
れてきた。
%以下で、他にMnが5重量%以下、Siが5重量%以
下、残部が実質的にXiから成るXi基低合金が多用さ
れてきた。
しかしながら、最近、低燃費化、高性能化、各種の油種
の使用などの要請に基づき点火栓電極の使用環境は過酷
な状態になり、上記したような材料では充分に耐え得な
くなってきている。
の使用などの要請に基づき点火栓電極の使用環境は過酷
な状態になり、上記したような材料では充分に耐え得な
くなってきている。
そのため、耐食性に有効な成分であるCrを比較的多量
に含有せしめた例えばインコネルGOOのような旧基合
金が試用され始めている。
に含有せしめた例えばインコネルGOOのような旧基合
金が試用され始めている。
この高OrのNi基合金はたしかにその耐熱性、耐食性
が向上して有用であるが、しかし一方では次のような問
題を発生する。
が向上して有用であるが、しかし一方では次のような問
題を発生する。
すなわち、加工性の低下という問題である。 Crの含
有量を大たらしめていくと、得られるNi基合金の硬さ
は正の相関で増大する。したがって、この合金を冷間で
点火栓電極に強加工すると、電極にはクラック、ワレ等
が発生してしまい製品たり得なくなる。
有量を大たらしめていくと、得られるNi基合金の硬さ
は正の相関で増大する。したがって、この合金を冷間で
点火栓電極に強加工すると、電極にはクラック、ワレ等
が発生してしまい製品たり得なくなる。
このようなことから、加工性が改善された高CrのNi
基合金の開発は強く要求されている。
基合金の開発は強く要求されている。
[発明の目的]
本発明は、上記したXi基低合金と同様の硬さであって
加工性に優れ、高Cr含有であるため耐熱耐食性も優れ
ているので、点火栓電極の材料として有用な1基合金の
提供を目的とする。
加工性に優れ、高Cr含有であるため耐熱耐食性も優れ
ているので、点火栓電極の材料として有用な1基合金の
提供を目的とする。
[発明の概要]
本発明者らは上記目的を達成すべく、インコネル600
をベースとするNi基合金における各成分の合金特性へ
の影響について追究したところ、下記組成の高C「のN
i基合金は必要とされる耐熱耐食性を損なうことなく、
硬さが低下して加工性が改善されるとの事実を見出し、
本発明の合金を開発するに到った。
をベースとするNi基合金における各成分の合金特性へ
の影響について追究したところ、下記組成の高C「のN
i基合金は必要とされる耐熱耐食性を損なうことなく、
硬さが低下して加工性が改善されるとの事実を見出し、
本発明の合金を開発するに到った。
すなわち、本発明の点火栓電極用ニッケル基合金は、C
r、 C、Niを必須成分とするNi基合金であって、
Cr12〜25重量%、 CO,05重量%以下(ただ
しOは含まない)、残部がNiであることを特徴とする
。
r、 C、Niを必須成分とするNi基合金であって、
Cr12〜25重量%、 CO,05重量%以下(ただ
しOは含まない)、残部がNiであることを特徴とする
。
まず、Crは合金の耐熱耐食性、とりわけ耐食性を向上
させるに有効な成分である。その効果は、含有量約10
重量%から急激に発揮されはじめ、約15重量%以上で
ほぼ飽和に達する傾向を示す、したがって、耐食性の向
上という点からいえば、Cr含有量が多ければ多いほど
好適であるが、しかし一方では高Cr化すると合金の硬
度 (例えばヴイッカース硬さ:Hマ)はほぼ直線的に
大きくなって加工性が低下するので、耐食性、硬さのバ
ランスからしてCr含有量は12〜25重量%とする。
させるに有効な成分である。その効果は、含有量約10
重量%から急激に発揮されはじめ、約15重量%以上で
ほぼ飽和に達する傾向を示す、したがって、耐食性の向
上という点からいえば、Cr含有量が多ければ多いほど
好適であるが、しかし一方では高Cr化すると合金の硬
度 (例えばヴイッカース硬さ:Hマ)はほぼ直線的に
大きくなって加工性が低下するので、耐食性、硬さのバ
ランスからしてCr含有量は12〜25重量%とする。
好ましくは15〜20重量%である。
炭素は合金の硬さに影響を与える成分であって、その含
有量が多くなればなるほど合金は硬くなる。ところで、
従来の点火栓電極の材料とじて用いられてきた上記Xi
基低合金の硬さは、Hマで約16oである。したがって
、Hマ180を基準として考えて、本発明合金にあって
は、C含有量を0.05重量%以下(ただし0は含まな
い)に設定する。好ましくは0.01〜0.13重量%
である。
有量が多くなればなるほど合金は硬くなる。ところで、
従来の点火栓電極の材料とじて用いられてきた上記Xi
基低合金の硬さは、Hマで約16oである。したがって
、Hマ180を基準として考えて、本発明合金にあって
は、C含有量を0.05重量%以下(ただし0は含まな
い)に設定する。好ましくは0.01〜0.13重量%
である。
旧はベース成分であって、本発明合金のバランス成分と
して機能する。
して機能する。
本発明の合金は以上3つの成分を必須とするが、その外
にインコネル600に含有されているFeのような他の
成分が20重量%以下配合されていてもよい。
にインコネル600に含有されているFeのような他の
成分が20重量%以下配合されていてもよい。
本発明の合金は、上記各成分をそれぞれ単独で又は相互
の合金若しくは炭化物を所定量比となるように混合し、
得られた混合物を例えば真空誘導溶解炉で溶融・合金化
して容易に調製することができる。
の合金若しくは炭化物を所定量比となるように混合し、
得られた混合物を例えば真空誘導溶解炉で溶融・合金化
して容易に調製することができる。
[発明の実施例]
実施例1,2.比較例1〜4
表示のように各成分の合金を真空誘導溶解炉にて溶融し
たのち鋳造しインゴットにした。
たのち鋳造しインゴットにした。
つぎに各インゴットに熱間、冷間加工を施した。冷間加
工時の加工率を75%とした。得られた線材(直径5層
厳φ)に800℃で焼鈍処理を施し、点火栓電極へラダ
ー用素材を得た。
工時の加工率を75%とした。得られた線材(直径5層
厳φ)に800℃で焼鈍処理を施し、点火栓電極へラダ
ー用素材を得た。
これら各素材につき、以下の仕様でその硬さ、加工性、
耐食性を測定した。
耐食性を測定した。
硬 さ:ヴイッカース硬さくHマ)を測定加工性:素材
に従来から行なわれている点火栓電極へラダー加工法と
同等のプレ ス加工を施し、そのときのクララ ク、ワレの発生有無を観察した。ク ラック、ワレなしを0、クラック、 ワレありをXで示した。
に従来から行なわれている点火栓電極へラダー加工法と
同等のプレ ス加工を施し、そのときのクララ ク、ワレの発生有無を観察した。ク ラック、ワレなしを0、クラック、 ワレありをXで示した。
耐食性:素材を大気中で1000℃に加熱して室温にま
で冷却する酸化処理を 100回繰返し、そのときの素
材の酸化増 量を測定し、その増量を素材の表面 積で除した値を算出した。単位二 tag/ad、この値が小さいものほど耐酸化性、つま
り耐食性に優れている ことを表わす。
で冷却する酸化処理を 100回繰返し、そのときの素
材の酸化増 量を測定し、その増量を素材の表面 積で除した値を算出した。単位二 tag/ad、この値が小さいものほど耐酸化性、つま
り耐食性に優れている ことを表わす。
以上の結果を一括して表に示した。
[4明の効果〕
以上の説明で明らかなように、本発明の合金は耐食性が
優れていると同時にHマが小さく加工性に優れているの
で、点火栓電極用の合金として有用であり、その工業的
価値は大である。
優れていると同時にHマが小さく加工性に優れているの
で、点火栓電極用の合金として有用であり、その工業的
価値は大である。
Claims (1)
- クロム、炭素、ニッケルを必須成分とするニッケル基合
金であって、クロム12〜25重量%、炭素0.05重
量%以下(ただし0は含まない)、残部がニッケルから
成ることを特徴とする点火栓電極用ニッケル基合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1918385A JPS61179837A (ja) | 1985-02-05 | 1985-02-05 | 点火栓電極用ニツケル基合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1918385A JPS61179837A (ja) | 1985-02-05 | 1985-02-05 | 点火栓電極用ニツケル基合金 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61179837A true JPS61179837A (ja) | 1986-08-12 |
Family
ID=11992220
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1918385A Pending JPS61179837A (ja) | 1985-02-05 | 1985-02-05 | 点火栓電極用ニツケル基合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61179837A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6244545A (ja) * | 1985-08-21 | 1987-02-26 | Ngk Spark Plug Co Ltd | スパ−クプラグ用電極材料 |
EP0518707A2 (en) * | 1991-06-13 | 1992-12-16 | Ngk Spark Plug Co., Ltd | Spark plug with a platinum tip on its outer electrode |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58221252A (ja) * | 1982-04-20 | 1983-12-22 | ハンチントン・アロイス・インコ−ポレ−テツド | 冷間加工可能な固溶体合金 |
JPS599610A (ja) * | 1982-07-09 | 1984-01-19 | Hitachi Denshi Ltd | 自動合焦装置 |
JPS61163228A (ja) * | 1985-01-16 | 1986-07-23 | Ngk Spark Plug Co Ltd | スパ−クプラグの電極材料 |
-
1985
- 1985-02-05 JP JP1918385A patent/JPS61179837A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58221252A (ja) * | 1982-04-20 | 1983-12-22 | ハンチントン・アロイス・インコ−ポレ−テツド | 冷間加工可能な固溶体合金 |
JPS599610A (ja) * | 1982-07-09 | 1984-01-19 | Hitachi Denshi Ltd | 自動合焦装置 |
JPS61163228A (ja) * | 1985-01-16 | 1986-07-23 | Ngk Spark Plug Co Ltd | スパ−クプラグの電極材料 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6244545A (ja) * | 1985-08-21 | 1987-02-26 | Ngk Spark Plug Co Ltd | スパ−クプラグ用電極材料 |
EP0518707A2 (en) * | 1991-06-13 | 1992-12-16 | Ngk Spark Plug Co., Ltd | Spark plug with a platinum tip on its outer electrode |
EP0518707B1 (en) * | 1991-06-13 | 1996-05-15 | Ngk Spark Plug Co., Ltd | Spark plug with a platinum tip on its outer electrode |
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