JPS61179458A - 電子写真現像剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真法、静電印刷法などに用いられる現
倫剤に関し、特に安定した電荷制御性を有する静電荷像
現像用トナーに関する。

〔従来の技術及び問題点〕

従来電子写真法としては、米国特許第２２９７６９１号
、＠２５５７８０９号明細書等に記載されている如く、
光導電悸絶縁層を一様に帯電させ、次いでその層を露光
せしめ、その露光された部分上の電荷を消散させる事に
よって電気的な潜偉を形成し、更に該潜倫にトナーと呼
はれる着色された電荷をもった微粉末を付着せしめる事
によって可視化させ（現像工８り、得られた可視倫を転
写紙等の転写材に転写せしめ九後（転写工程）、加熱、
圧力或いはその他適当な定着法によって永久定着せしめ
る（定着工程）工程からなる。

一般に現像工程に於いて、静電荷像の可視化は摩擦帯電
によ）静電荷像の潜像電荷とは逆極性の電荷を有するト
ナーを前記静電荷像に静電気的に付着せしめるか（正規
現像法）、同極性の電荷を有するトナーをバイアス電圧
をかけて電荷の無い又は弱い所に押し込む（反転現像法
）事により達成される。

又、トナーは通常スチレン樹脂、アクリル樹脂、エポキ
シ樹脂、ポリエステル樹脂の如き結着樹脂にカーボンブ
ラック等の着色剤、場合により磁性微粉末を含有せしめ
ると共に、トナーに前記摩擦帯電によ）所望の電荷が付
与される様に電荷制御剤が添加される。

かかる電荷制御剤としてはオイルブラック、ランプブラ
ック、ニグロシン、フタロシアニンブルー、ローズベン
ガル、Ｏｒ、Ｃｏ含金錯塩染料、アンモニウム塩、ピリ
ジニウム塩等が広く用いられているが、これらの電荷制
御剤を用いたトナーは帯電力、経時安定性、温湿度安定
性が充分でなく、又、従来の多くの電荷制御剤は熱可塑
性樹脂中に均一に分散溶解する事が極めて困難であ〕、
帯電量の分布が不均一となり静電荷像を忠実に顕像化す
る事ができず信頼性を欠く事になる場合が多い。

又従来の電荷制御剤は着色化合物が多く極めて限定され
た色相のトナーにしか使用できないという欠点がある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明者らは前記の諸条件を満足させる電荷制御剤を開
発すべく鋭意研究の結果下記一般式〔１〕又は〔幻で示
される燐酸モノエステルの金属塩をトナー中に含有せし
める事によル上記の問題点を解決できる事を見出した。

即ち、本発明の目的は結着樹脂との相溶性が良好であル
、正又は負に充分にかつ均一に帯電する現像剤を提供す
る事にある。

本発明の他の目的は帯電性に関して経時的安定性、温湿
度安定性に優れ、かつ帯電量の立ち上が磁性に優れた現
像剤を提供する事にある。

本発明の他の目的は反復画像形成能の優れた（劣化し難
い、寿命の長い）現像剤を提供する事にある。

本発明の他の目的は黒用、及び透明性の良い鮮明なカラ
ー用現像剤を提供する事にある。

かかる目的を達成しうる本発明の電子写真現像剤は着色
剤と、結着樹脂と、下記一般式〔Ｉ〕又は〔ＩＩ〕であ
らわされる燐酸モノエステルの金属塩とを必須成分とし
て含有することを特徴とするものである。

（■１ Ｃ式〔０、式（ｌｌ＃ｃおいてＲは炭素数１乃至３２の
直鎖もしくは分岐の炭化水素基でｌｈｂ、Ｍは２価以上
の金属であ夛、思は１〜６、ｎは０〜５の整数である。

） 本発明の現像剤用結着樹脂としては従来から用いられて
いる殆んどすべての樹脂を用いる事ができ、特に高化式
７０−テスターによる軟化温度が９０〜１６０Ｃであル
、かつ、ガラス転移温度がＳａＣ以上のものが好ましい
。例を挙げると、スチレン樹脂、アクリル樹脂、スチレ
ン−アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、
スチレン−ブタジェン樹脂“、ポリエチレン樹脂、ポリ
プロピレン樹脂、クマロン、インデン樹脂、ロジン樹脂
等がある。これらの樹脂は単独で用いるか又は２１！ｒ
以上混合して用いる事もできる◎ 本発明に係る電荷制御剤である燐酸モノエステルの金属
塩は上記結着樹脂１００重量部に対し０．１〜２０重量
部の範囲で用いる事ができる。

該電荷制御剤の添加量が０．１重量部未満であると効果
が充分に揮発されず、又２０′ｘ量部を越えると樹脂と
の均一混合性が困難となりトナーの帯電量が高すぎるば
かシでなく帯電量分布が拡がシ画偉の劣化が生じ好まし
くない。更に好ましい範囲としては結着樹脂１００重量
部に対わされるものであ）、式中Ｒで示される炭素数１
〜３２の直鎖もしくは分岐の炭化水素基としては直鎖又
は分岐のアルキル、アルクニル、アリール、アルキルア
リール、アルケニルアリール基等があ〕、例えばメチル
、エチル、プロピル、メチル、ペンチル、ペプチル、ヘ
キシル、オクチル、ノニル、デフシル、ドデシル、ウン
デシル、トリデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オ
クタデシル、エイ；シル、トコシル、オフタコシル、ド
リア；メチル、エチニル、ブテニル、オクテニル、デセ
ニル、トリデセニル、テトラデセニル、オクタデセニル
、エイコセニル、ベンタコセニル、ヘプタコセニル、オ
フタコセニル、ノナコセニル、トリアコンテニル、ドデ
カジェニル、ヘキサデカジェニル、オクタコサジェニル
、２−へキシルデシル、２−テトラテシルオクタデシル
、ｐ−ノニルフェニル基等が挙げられる。

又、Ｍで示される２価以上の金属としては、Ｍｇ、Ｃａ
＊５ｒ、Ｂａ等のアルカリ土類金Ｊ［＊　”ｎｅｃｕ。

Ｎｉ、Ｏｏ、Ｆ＊、Ｍｎ、Ｃａ、Ｐｂ、Ｃｊｒ、Ｔユ等
の２価の遷移金属；ムｌＪ＊ｅＴｉ、　Ｖ、　Ｍｎ、Ｃ
ｏ、　Ｎｉ、Ｇａ、Ｐｄ＊　５ｒｂ　Ｐｂ、　Ｚｒ　等
の３価以上の金ＩＩ４が挙げられる。。

本発明の電荷制御剤である燐酸モノエステルの金属塩の
具体例を以下に示す。

― Ｈ 本発明の現偉剤には上記の結着樹脂及び電荷制御剤の他
に従来から用いられている種々の着色剤を用いる事がで
きる。即ち黒色トナーの場合カーボンブラック、ニグロ
シン染料、又、黒色以外のカラートナーの場合、モノア
ゾ系、ジスアゾ系、ベンジジン系、アンスラキノン系、
ローダミン系、銅フタロシアニン系の染原Ｒｅが用いら
れる。

又、現儂機構上又は画倫を向上せしめる目的を兼ね微粉
磁性粉体を用いる事もできる。磁性粉体としてはフェラ
イト、マグネタイト等強磁性を示す元素を含む合金ある
いは化合物を挙げる事ができ、該磁性粉体は平均粒径ｏ
、０５〜１μの微粉末の形て結着樹脂中に３０〜７０重
量％の量を分散せしめ用いる事ができる。

又、トナー中く含有される公知の特性改良剤としてオフ
セット防止剤、流動化剤等があるが適宜用いても何ら本
発明を阻害するものではない。

〔実施例〕

以下、本発明を実施例によ〕説明するが、本発明はこれ
らの実施例に何ら限定されるものではない。

実施例１ スチレン−アクリル樹脂　　　　　１００重量部化合物
１　　　　　　　　　　　　３重量部カーボンブラック
　　　　　　　１０重量部をボールミルにて混合粉砕後
、ロールミルにて熔融混練し、冷却後、ハンマーｚ　−
Ａ’　Ｋて粗粉砕し、次いでエアージェット方式による
微粉砕機にて微粉砕した。得られた微粉末を風力分級機
にて分級し３〜２５μを選択しこれに対してコロイダル
シリカ０．５重量％を添加してトナーとした。

このトナー４重量部に対してフェライトキャリアー１０
０重量部を混合して現像剤とした。

該現像剤を用いてリコーＣ株）＃複写機ＦＴ４０３０を
用いて画出しを行なったところ、かぶ）の無い鮮明な黒
色画像が得られた。その画像は１０万枚複写後も画像の
劣化（画像濃度の低下、かぶ少等）は認められなかった
。

又、３ａｃ、ａｏ％相対湿度及び１５Ｃ１２０％相対湿
度の各環境下に於ても絵抜けの無い鮮明な画像が得られ
た〇 実施例２ スチレン−アクリル樹脂　　　　　１００重量部化合物
１　　　　　　　　　　　　３重量部をボールミルにて
混合粉砕後、実施例１と全く同様の方法にて現像剤を調
整し画出しを行なうた所かぶりの無い鮮明な赤色の画像
が得られた。

その画像は５万枚複写後も画質の劣化は認められなかっ
た。又、環境の変化に於ても鮮明な画像が得られる事が
認められた。

実施例３ スチレン−アクリル樹脂　　　　　１００重量部化合物
４　　　　　　　　　　　　３重量部をボールミルにて
混合粉砕後、実施例１と全く同様の方法にて現像剤を調
整し画出しを行なった所かぶ）の無い鮮明な青色の画像
が得られた。

その画像は５万枚複写後も画質の劣化は認められ表かっ
た。又、環境の変化に於ても鮮明な画像が得られる事が
認められた。

実施例４ エポキシ樹脂　　　　　　　　　１００重量部化合物２
　　　　　　　　　　　　　４重量部ローダミン系染料
（Ｓｏｌｖｅｎｔ　Ｒ６（！４９）　　５重量部をボー
ルミルにて混合粉砕後、実施例１と全く同様にしてトナ
ーを作成した。得られたトナー１０重量部とキャリアー
鉄粉１００重量部を混合し現像剤を調整した。シャープ
（株）＃複写機５Ｆ７７０を用いて画出しを行なったと
ころかぶりの無い鮮明な画像が得られた。その画像Ｆ１
２万枚複写後も画質の劣化は認められなかった。又、環
境の変化に於ても鮮明な画像が得られる事が認められた
。

比較例１ 実施例１〜４に於て化合物１．２及び４を除いて他は全
く同様にして現像剤を調整し画出しを行なったところい
ずれも初期画像に於てかぶシの発生が認められ画像品位
も著しく劣つ九ものであった。

〔発明の効果〕

本発明社前記一般式（ｒ）又は（１）で表わされる燐酸
モノエステｋＯ金属塩をトナーの一成分として用いる事
により、良好な正又は負に帯電するトナーｔ−ｍ造する
事ができ、かつ、反覆画像形成能に優れかつ環境に於け
る画像の依存性の少ないトナーを得る事ができる。又、
上記物質は白色固体の為黒色トナー以外のカラートナー
にも適用できる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、着色剤と、結着樹脂と、下記一般式〔 I 〕又は〔
   II〕であらわされる燐酸モノエステルの金属塩とを必須
   成分として含有することを特徴とする電子写真現像剤。 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 （式〔 I 〕、式〔II〕においてＲは炭素数１乃至３２
   の直鎖もしくは分岐の炭化水素基であり、Ｍは２価以上
   の金属であり、ｍは１〜６、ｎは０〜５の整数である。 ） ２、燐酸モノエステルの金属塩の含有量が結着樹脂１０
   ０重量部に対して０．１〜２０重量部である特許請求の
   範囲第１項記載の電子写真現像剤。 ３、結着樹脂が、高化式フローテスターによる軟化温度
   が９０〜１６０℃であり、かつ、ガラス転移温度が５０
   ℃以上のものである特許請求の範囲第１項又は第２項記
   載の電子写真現像剤。