JPH0650405B2 - 静電荷像現像用トナ− - Google Patents

静電荷像現像用トナ−

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JPH0650405B2
JPH0650405B2 JP60115461A JP11546185A JPH0650405B2 JP H0650405 B2 JPH0650405 B2 JP H0650405B2 JP 60115461 A JP60115461 A JP 60115461A JP 11546185 A JP11546185 A JP 11546185A JP H0650405 B2 JPH0650405 B2 JP H0650405B2
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toner
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勇治 大原
孝司 原川
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Tomoegawa Co Ltd
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Tomoegawa Paper Co Ltd
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    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は電子写真、静電記録などにおける静電潜像を現
像するためのトナーに関し、とくに透明フイルム上に光
透過性のカラートナー画像を形成するのに適したトナー
に関する。
<従来の技術> 従来、電子写真法としては多数の方法が知られている
が、一般には光導電性物質を利用した感光体上に種々の
手段により静電荷像を形成し、次いで該潜像を主として
磁気ブラシ現像法により現像し、紙等の転写材にトナー
画像を転写した後、加熱あるいは圧力などにより定着し
てコピーを得ることがおこなわれている。
このような電子写真法等を用いた画像形成技術の利用
は、現代の情報複雑化、多様化にともない急激に広がっ
ている。それにつれてその画像形成技術もデジタル化、
カラー化等多角的な利用に応じられるものが要求され
る。これらの要求される技術の中で、透明フィルム上に
黒色又は有彩色のトナーにより文字、画像を形成したコ
ピーをオーバーヘッドプロジェクター(以下OHPと称
する)等により白色板等の被投影面上に投影することが
試みられている。
しかし、従来技術にあるトナーを使用してPPC電子複
写機等でOHP用のコピーを作った場合、そのトナー画
像が黒色以外のカラーの有彩色であっても得られる投影
画像は鮮明なカラーの有彩色にはならず、黒灰色になっ
てしまう。これはトナーの光透過性が悪いためにトナー
画像部分の光が被投影面まで到達できず、画像部分は影
として現れるためである。
<発明が解決しようとする問題点> 本発明はOHP等により鮮明なカラー画像を投影するの
に適した光透過性のあるトナーを提供するものである。
<問題点を解決するための手段> 本発明者らは、カラートナーに光透過性を保持させるた
めのトナーの材料構成について検討した結果、結着剤樹
脂としてロジン系線状ポリエステル樹脂及びエポキシ樹
脂を適用することが、又、加熱ロール定着の際のオフセ
ット現象を防止するための添加剤としてフィッシャー・
トロプシュワックスを配合することにより格段の効果を
見出したものである。
本発明でいうロジン系線状ポリエステル樹脂とは、ロジ
ングリシジルエステルとジカルボン酸誘導体又はその無
水物とを加熱反応させることにより得ることができる分
子側鎖にロジン基が規則的に配列されたポリエステル樹
脂である。具体的には、荒川化学社製の商品名ルナペー
ル1400等が挙げられ、このようなロジン系線状ポリ
エステル樹脂は光透過性、帯電の安定性の点ですぐれて
おり本発明に好適に使用しうるものである。
又、本発明でいうエポキシ樹脂は、エピクロルヒドリン
とビスフェノールAとを重縮合して得られる汎用エピビ
スタイプのほか、ゴム変性、脂肪酸変性、臭素化変性等
トナーに要求される諸特性に合わせて多くの変性エポキ
シ樹脂が本発明に供しうる。中でも比較的高い溶融粘度
特性を有する末端エポキシ基の含有量の高い高純度エポ
キシ樹脂(例えば東都化成社製エポトートYD904)
が本発明に好適に使用しうる。
本発明では上記に述べたポリエステル樹脂およびエポキ
シ樹脂を混合することにより結着剤樹脂として使用しう
るものであるが、好ましくはポリエステル樹脂60〜9
0重量部に対しエポキシ樹脂40〜10重量部程度の混
合比で混合した樹脂系がよい。
本発明において適用される上記のロジン系線状ポリエス
テル樹脂及びエポキシ樹脂は、他のスチレン系樹脂等に
比べて、光透過性がよいとの利点のほかに、ポリエステ
ル樹脂自体が負の帯電極性を有するので光透過性を阻害
する有色の含金属化合物からなる電荷制御剤の配合量を
著しく少なくするか無配合にすることができ、又、耐塩
化ビニール性を有する等の効果を奏する。
本発明に係るトナーにおいて使用される着色剤はOHP
により投影されるカラー画像を鮮明になしうる染料又は
顔料が使用される。例えばアントラキノン、カルコオイ
ルブルー、クロームイエロー、ウルトラマリンブルー、
デュポンオイルレッド、キノリンイエロー、メチレンブ
リークロライド、フタロシアニンブルー、マラカイトグ
リーンオクサレート、ローズベンガルおよびそれらの混
合物が使用され、これらは現像により可視像又はOHP
の投影画像を鮮明に形成することがでるように適宜な量
でトナー中に含有させることが必要である。
本発明に係るトナーにおいて使用されるフィッシャー・
トロプシュワックスは、石炭より合成石油を炭化水素合
成法により製造する際、副生するワックスで例えばサゾ
ール公社製の商品名「サゾールワックス」として市販さ
れているものである。化学構造は少数のメチル分枝をも
つ飽和の長い直鎖炭化水素であり、イソパラフィン含有
量は約10%である。通常のパラフィンワックスに比較
してより長い直鎖構造をもち、又、マイクロワックスに
比較して側鎖が少なく直鎖状分子である。結晶構造は板
状結晶で一般化学式CnH2n+2、平均分子量が約680、
炭素数の分布がC33からC120 までのものが本発明のト
ナーに適用される。
又、本発明でいうフィッシャー・トロプシュワックスは
酸価3〜30mg・KOH/gを有する酸化タイプのもの(商
品名、サゾールワックスA1、A2等)も包含されるも
のである。トナー中に包含させるフィッシャー・トロプ
シュワックスの量は、トナーの樹脂成分、着色剤および
トナー添加剤の種類ならびにそれらの使用量によって異
なるが、一般にトナー樹脂成分100重量部当たり2〜
40重量部、好ましくは5〜20重量部である。
本発明におけるフィッシャー・トロプシュワックスの効
果は結着剤樹脂の光透過性を良好な状態で維持できるこ
とにある。すなわち、従来技術による熱ロール定着用の
トナーには、オフセット現象を防止するために低分子量
ポリオレフィンのごとき離型剤を配合し溶融トナーに離
型性を付与することが一般におこなわれている。しかる
にこのような公知の離型剤は結着剤樹脂に対する相溶性
が不良のため結着剤樹脂中での分散状態が悪く、これを
OHP等光透過性を要求されるトナーに配合すると光の
散乱、乱反射により著しく光透過性が阻害される。
本発明でいうフィッシャー・トロプシュワックスは、そ
れ自体従来の離型剤並かそれ以上のオフセット防止効果
があり、しかも結着剤樹脂との相溶性が良いので結着剤
樹脂中での分散状態が良く、従って光透過性がきわめて
トナーを得ることができる。
つまり、フィッシャー・トロプシュワックスは結着剤樹
脂中にあって光透過性に問題を生ずる従来の低分子量ポ
リオレフィン等の離型剤を配合しなくてもよい。
又、本発明に係るトナーには、例えばニグロシン、含金
染料等の各種電荷制御剤、疎水性シリカ等の流動化剤、
脂肪酸金属塩等のクリーニング剤、炭酸カルシウム等の
充填剤その他の添加剤を必要に応じて適宜配合すること
がおこなわれる。
上記の材料を使用して本発明のトナーを作製するには、
各成分を所定の割合に予備混合した後、エクストルーダ
ー、熱ロール等で溶融混練し、次いでハンマーミル等で
粗粉砕後ジェットミルで微粉砕し、分級機で分級して8
〜20μm位の平均粒子径に調製すればよい。
なお本発明のトナーは、OHP用以外の通常の転写紙上
へのカラーコピーとしても兼用可能であるし、又、着色
剤としてカーボンブラックを使用し通常のモノクロコピ
ー用トナーとしても適用できる。
さらに又、本発明は負帯電性二成分現像剤に限定される
ことなく、適当な正帯電性電荷制御剤を配合することに
より正帯電性二成分現像剤に、又、適当な磁性材料を選
択配合することにより一成分現像剤としても実施するこ
とができる。
<実施例> 以下本発明を実施例をもって詳述する。
実施例1 上記組成分をプレミックスした後エクストルーダーで溶
融混練し、冷却した後ジェットミル粉砕機にて微粉砕
し、分級して粒径15μmの赤色の負帯電性トナーを得
た。
このトナー6重量部を酸化鉄粉キャリヤー100重量部
と混合して二成分系現像剤を作製した。ブローオフ法に
よるこのトナーの帯電量は−16μc/gであった。
この現像剤をSe感光体およびテフロン/シリコン加工
オイルレスの加熱定着機構を内蔵するPPC電子複写機
に適用し、OHP用透明フィルムを転写材としてこれに
カラートナー画像をコピーしスーパーファクスOHP2
880(リコー社製)にて投影したところ、フィルム上
の赤色トナー画像の色彩がそのまま鮮明な投影画像の色
彩として得られた。
一方、転写材に上質紙を使用し5000枚の連続コピー
をおこなったところ、熱ロールでのオフセット現象の発
生がなく常に安定した鮮明なカラー画像を得ることがで
きた。
実施例2 実施例1におけるトナー組成分の染料の代わりにアント
ラキノン系の着色染料(サンドズS−RLS、サンドズ
社製)を適用した同様の製造方法にて青色の負帯電性ト
ナーを得た。
このトナー6重量部と酸化鉄粉キャリヤー100重量部
とを混合して得た現像剤をSe感光体およびテフロン/
シリコン加工オイルレスの加熱定着機構を有するPPC
複写機に適用したところ、実施例1と同様の結果を得る
ことができた。
実施例3 実施例1におけるトナー組成分中のサゾールワックスH
1の代わりに、酸価25〜30mgKOH/gを有する酸化タ
イプのフィッシャー・トロプシュワックス(サゾールワ
ックスA1)を適用し同様の製造方法にて赤色の負帯電
性トナーを得た。
このトナー6重量部と酸化鉄粉キャリヤー100重量部
とを混合して得た現像剤をSe感光体およびテフロン/
シリコン加工オイルレスの加熱定着機構を有するPPC
複写機に適用したところ、実施例1と同様の結果を得
た。
比較例1 上記組成分を実施例1と同様の製造方法に供し、赤色の
負帯電性トナーを得た。
このトナー6重量部を酸化鉄粉キャリヤー100重量部
と混合して二成分系現像剤を作製した。この現像剤をS
e感光体を有するPPC複写機に適用し、実施例1と同
要領で評価したところ、OHPによる投影画像は黒灰色
画像となり、トナーの光透過性が不十分であることが確
認された。
比較例2 上記組成分を実施例1と同様の製造方法に供し、赤色の
負帯電性トナーを得た。
このトナー6重量部を酸化鉄粉キャリヤー100重量部
と混合して二成分系現像剤を作製した。この現像剤をS
e感光体を有するPPC複写機に適用し、実施例1と同
要領で評価したところ、OHPによる投影画像は黒灰色
画像となり、トナーの光透過性が不十分であることが確
認された。
<発明の効果> 本発明は以上の構成からなるので光透過性のすぐれたト
ナーを得ることができ、OHPの投影用として従来技術
では不可能であった鮮明な投影画像を得ることができ
た。さらに加えて本発明のトナーは通常の一般紙への画
像形成用としてもすぐれた特性を有するので、トナーの
広範な用途展開が可能となった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロジン系線状ポリエステル樹脂、エポキシ
    樹脂、着色剤およびフィッシャー・トロプシュワックス
    を含有することを特徴とする静電荷像現像用トナー。
JP60115461A 1985-05-30 1985-05-30 静電荷像現像用トナ− Expired - Lifetime JPH0650405B2 (ja)

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JPS61273555A JPS61273555A (ja) 1986-12-03
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