JPS61178834A - 多層樹脂製タンク及びその製造方法 - Google Patents
多層樹脂製タンク及びその製造方法Info
- Publication number
- JPS61178834A JPS61178834A JP60013610A JP1361085A JPS61178834A JP S61178834 A JPS61178834 A JP S61178834A JP 60013610 A JP60013610 A JP 60013610A JP 1361085 A JP1361085 A JP 1361085A JP S61178834 A JPS61178834 A JP S61178834A
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- JP
- Japan
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- nylon
- tank
- multilayer resin
- inner layer
- layer material
- Prior art date
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- Pending
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- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、耐薬品性の安価な合成樹脂製タンク及びその
製造方法に関する。
製造方法に関する。
従来、オイルタンクのようなタンクの材料としては、ナ
イロンが多用されている。それは、これらタンク材料に
ホ、優れた高温強度、耐熱性、耐油性及び透明性等が要
求されているからである。
イロンが多用されている。それは、これらタンク材料に
ホ、優れた高温強度、耐熱性、耐油性及び透明性等が要
求されているからである。
ナイロンは、強度、耐熱性、等熱可塑性樹脂の中では、
性能上非常にバランスのとれた材料である。しかしなが
ら、従来から唯一の欠点であるハロゲン化金属(ZnC
11、CaC11、等〕によるストレスクランクの問題
はユーザーを大いに悩ませている。1例として6−ナイ
ロンや6.6−ナイロンは、その底形品が亜鉛メッキ物
と直接接触した場合には、ストレスクランクの危険性が
大である。
性能上非常にバランスのとれた材料である。しかしなが
ら、従来から唯一の欠点であるハロゲン化金属(ZnC
11、CaC11、等〕によるストレスクランクの問題
はユーザーを大いに悩ませている。1例として6−ナイ
ロンや6.6−ナイロンは、その底形品が亜鉛メッキ物
と直接接触した場合には、ストレスクランクの危険性が
大である。
一般に6−ナイロンや6.6−tイロンハ、使用温度条
件が80℃以上で、冬期に散布される凍結防止剤が製品
に飛散すると、ストレスクラックの発生の可能性が大き
い。
件が80℃以上で、冬期に散布される凍結防止剤が製品
に飛散すると、ストレスクラックの発生の可能性が大き
い。
これらの対応策として、表面処理(塗装)方法、及び1
1−ナイロン、12−ナイロン又は6,12−ナイロン
等の低吸水性ナイロンを使用する方法が開発されている
。
1−ナイロン、12−ナイロン又は6,12−ナイロン
等の低吸水性ナイロンを使用する方法が開発されている
。
しかしながら、これらの方法のうち、塗装方法は現状で
は困難である。また低吸水性のナイロンを使用する場合
には、材料費が大幅に上がり(約6倍)、実用上好まし
くない。
は困難である。また低吸水性のナイロンを使用する場合
には、材料費が大幅に上がり(約6倍)、実用上好まし
くない。
本発明の目的は、ハロゲン化金属によるストレスクラン
ク発生を防止した、耐候性のナイロン製タンク及びその
製造方法を提供することにある。
ク発生を防止した、耐候性のナイロン製タンク及びその
製造方法を提供することにある。
本発明を概説すれば、本発明の第1の発明は内外2層の
多層樹脂製タンクに関する発明であって、内層材が、6
−ナイロン又はへ6−ナイロンで、カバーとしての外層
材が、オレフィン系熱可塑性樹脂又は内層材より低吸水
性のナイロンであることを特徴とする。
多層樹脂製タンクに関する発明であって、内層材が、6
−ナイロン又はへ6−ナイロンで、カバーとしての外層
材が、オレフィン系熱可塑性樹脂又は内層材より低吸水
性のナイロンであることを特徴とする。
また本発明の第2の発明は、上記第1の発明のタンクの
1例の製造方法に関する発明であって、内層材が6−ナ
イロン又はへ6−ナイロンで、カバーとしての外層材が
内層材より低吸水性のナイロンである内外2Nの多層樹
脂製タンクを製造する方法において、内外層両材料を、
2層成形用射出成形機により一体成形することを特徴と
する。
1例の製造方法に関する発明であって、内層材が6−ナ
イロン又はへ6−ナイロンで、カバーとしての外層材が
内層材より低吸水性のナイロンである内外2Nの多層樹
脂製タンクを製造する方法において、内外層両材料を、
2層成形用射出成形機により一体成形することを特徴と
する。
本発明において外層材として用いるオレフィン系熱可塑
性樹脂の例としては、ポリエチレン及びポリプロピレン
が挙げられ、また、低吸水性のナイロンの例としては、
11−ナイロン、12−ナイロン及び412−ナイロン
が挙げられる。しかしながら、本発明方法に従って、一
体成形する、いわゆるマルチコンポーネント射出成形法
を用いる場合は、内外両層の相性の点から、外層材はナ
イロン系とせざるを得ない。
性樹脂の例としては、ポリエチレン及びポリプロピレン
が挙げられ、また、低吸水性のナイロンの例としては、
11−ナイロン、12−ナイロン及び412−ナイロン
が挙げられる。しかしながら、本発明方法に従って、一
体成形する、いわゆるマルチコンポーネント射出成形法
を用いる場合は、内外両層の相性の点から、外層材はナ
イロン系とせざるを得ない。
本発明のタンクを添付図面に基づいて具体的に説明する
。
。
第1図〜第3図は、本発明の多層樹脂製タンクの1例の
断面概略図である。各図において、符号1はキャンプ内
層、2はキャンプ外層、3はタンク内層、4はタンク外
層、5は接合部を意味する。
断面概略図である。各図において、符号1はキャンプ内
層、2はキャンプ外層、3はタンク内層、4はタンク外
層、5は接合部を意味する。
各図から明らかなように、第1図は、内外2層共に上下
2分割したもの、第2図は外層のみを2分割したもの、
第3図は一体成形したものである。
2分割したもの、第2図は外層のみを2分割したもの、
第3図は一体成形したものである。
なお、上下の接合部を形成する接合方法は常法で行って
よく、その例としては、ねじ式、金具固定式、回転はめ
合い式、超音波溶着、スピン溶着及び熱板溶着式等があ
る。
よく、その例としては、ねじ式、金具固定式、回転はめ
合い式、超音波溶着、スピン溶着及び熱板溶着式等があ
る。
なおまた、前記各図は、オイルタンクを例としているが
、本発明のタンクはラジェータータンク等にも利用でき
るので、各図におけるキャンプは必須のものではない。
、本発明のタンクはラジェータータンク等にも利用でき
るので、各図におけるキャンプは必須のものではない。
要するに、融雪剤の飛散等に伴い、ハロゲン化金属と接
触する危険性のある場所に用いるタンクとして使用する
ことができる。
触する危険性のある場所に用いるタンクとして使用する
ことができる。
以下、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、
本発明はこれら実施例に限定されないO 実施例1 タンクの内層を上下2分割し、各々を射出底形又はブロ
ー成形法で6−ナイロン(又は6.6−ナイロン)材を
用いて成形する。次に、タンクの外層を、同様に2分割
し、各々を上記と同様の成形法でポリプロピレン(又は
ポリエチレン)材を用いて成形する。このようにして得
た各層を第1図に示すようにはめ合せ、上下を溶着法で
合体させる。常法で2層のキャップを作製して、第1図
に示すキャンプ付タンクを得た0実施例2 タンクの内層は、6−ナイロン(又は6.6−ナイロン
)材を用いて、ブロー成形法により一体成形する。外層
を実施例1と同様に成形し、。
本発明はこれら実施例に限定されないO 実施例1 タンクの内層を上下2分割し、各々を射出底形又はブロ
ー成形法で6−ナイロン(又は6.6−ナイロン)材を
用いて成形する。次に、タンクの外層を、同様に2分割
し、各々を上記と同様の成形法でポリプロピレン(又は
ポリエチレン)材を用いて成形する。このようにして得
た各層を第1図に示すようにはめ合せ、上下を溶着法で
合体させる。常法で2層のキャップを作製して、第1図
に示すキャンプ付タンクを得た0実施例2 タンクの内層は、6−ナイロン(又は6.6−ナイロン
)材を用いて、ブロー成形法により一体成形する。外層
を実施例1と同様に成形し、。
内層にはめ合せ、上下合体して、第2図に示すキャップ
付タンクを得た。
付タンクを得た。
前記各層において、ポリプロピレンの代CK、11−ナ
イロン、12−ナイロン及び6.12−ナイロン等の低
吸水性ナイロンも同様に使用することができた。
イロン、12−ナイロン及び6.12−ナイロン等の低
吸水性ナイロンも同様に使用することができた。
実施例3
内層が6−ナイロン(46−ナイロン)材、外層が11
−ナイロン(12−ナイロン又はへ12−ナイロン)材
とし、タンク及びキャップをそれぞれ2層成形用射出成
形機を用いて一体成形し、両者を合せて、第3図に示す
キャンプ付タンク金得た。
−ナイロン(12−ナイロン又はへ12−ナイロン)材
とし、タンク及びキャップをそれぞれ2層成形用射出成
形機を用いて一体成形し、両者を合せて、第3図に示す
キャンプ付タンク金得た。
以上説明したように、本発明に従って、ナイロンタンク
(本体〕の外側に耐ストレスクランク性の良好なオレフ
ィン系の熱可塑性樹脂又は、低吸水性のナイロンをカバ
ーとして被覆することにより、ハロゲン化金属によるナ
イロンへのアタックを防止することが可能となる。
(本体〕の外側に耐ストレスクランク性の良好なオレフ
ィン系の熱可塑性樹脂又は、低吸水性のナイロンをカバ
ーとして被覆することにより、ハロゲン化金属によるナ
イロンへのアタックを防止することが可能となる。
また、低吸水性のナイロン材のみを使用したタンクに比
べて、コスト上有利となる。
べて、コスト上有利となる。
本発明のタンクは、オイルタンク及びラジェータータン
クとして有用である。
クとして有用である。
第1図〜第3図は、本発明の多重樹脂製タンクの1例の
断面概略図である。
断面概略図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、内層材が、6−ナイロン又は6,6−ナイロンで、
カバーとしての外層材が、オレフィン系熱可塑性樹脂又
は内層材より低吸水性のナイロンであることを特徴とす
る内外2層の多層樹脂製タンク。 2、内層材が6−ナイロン又は6,6−ナイロンで、カ
バーとしての外層材が内層材より低吸水性のナイロンで
ある内外2層の多層樹脂製タンクを製造する方法におい
て、内外層両材料を、2層成形用射出成形機により一体
成形することを特徴とする内外2層の多層樹脂製タンク
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60013610A JPS61178834A (ja) | 1985-01-29 | 1985-01-29 | 多層樹脂製タンク及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60013610A JPS61178834A (ja) | 1985-01-29 | 1985-01-29 | 多層樹脂製タンク及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61178834A true JPS61178834A (ja) | 1986-08-11 |
Family
ID=11837995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60013610A Pending JPS61178834A (ja) | 1985-01-29 | 1985-01-29 | 多層樹脂製タンク及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61178834A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01172333U (ja) * | 1988-05-20 | 1989-12-06 | ||
JP2001033037A (ja) * | 1999-07-02 | 2001-02-09 | Beru Ag | セラミック加熱ロッド及び該セラミック加熱ロッドを備えたグロープラグ及びこれらの製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5361479A (en) * | 1976-11-13 | 1978-06-01 | Nitsusan Jiyushi Kk | Packaging container for plastic agricultural medicine |
-
1985
- 1985-01-29 JP JP60013610A patent/JPS61178834A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5361479A (en) * | 1976-11-13 | 1978-06-01 | Nitsusan Jiyushi Kk | Packaging container for plastic agricultural medicine |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01172333U (ja) * | 1988-05-20 | 1989-12-06 | ||
JPH071941Y2 (ja) * | 1988-05-20 | 1995-01-25 | 三菱農機株式会社 | ハーベスタノッタのドア装置 |
JP2001033037A (ja) * | 1999-07-02 | 2001-02-09 | Beru Ag | セラミック加熱ロッド及び該セラミック加熱ロッドを備えたグロープラグ及びこれらの製造方法 |
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