JPS61178333A

JPS61178333A - 紙葉類排出装置

Info

Publication number: JPS61178333A
Application number: JP1943485A
Authority: JP
Inventors: Atsushi Iwai; 淳岩井
Original assignee: Sanden Corp
Current assignee: Sanden Corp
Priority date: 1985-02-04
Filing date: 1985-02-04
Publication date: 1986-08-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、多数蓄積した紙幣、クーポン券等の紙葉類の
排出装置に関するものである。

（従来の技術）従来、現金自動支払い機、クーポン券の引出し機等にお
いて、予め蓄積・収納した多数の紙幣やクーポン券等の
紙葉類から一枚のみを取出す場合°、該紙葉類との摩擦
力が大きい送り出しローラを排出方向に回転させ、紙葉
類との１９ｍ力が前記送り出しローラに比べて小さいフ
リクションローラを該送り出しローラに極く近接して配
置し、これを排出方向の逆方向に回転させ、蓄積した紙
葉類の上端（または下＠）をこの２つのローラ間に当て
ることにより、１番上（または１番下）の紙葉類のみを
前記送り出しローラの摩擦力で送り出し、２番目以降の
紙葉類を前記フリクションローラで停止させる如くなし
ていた。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら前記構成では、送り出しローラ及びフリク
ションローラの摩擦力と、これらの間隔とが微妙なバラ
ンスを保っている時にのみ調子良く作動するため、長く
使用していると摩耗や汚れ等によりローラの摩擦力が減
少し、このバランスが崩れてうまく作動しなくなったり
、また、その調整が困難であるという欠点があった。

（問題点を解決するための手段）本発明では前記問題点を解決するため、多数蓄積した紙
葉類５０の排出方向の先端部及び後端部の一の面をそれ
ぞれ支持する一対の係止部１４ａ、１６を有し、該係止
部の一方に近接し−Ｃ紙葉類排出口１５を設けた紙葉類
収納箱１０と、前記紙葉類５０の一の面の先端部寄りに
当接するよう配冒した紙葉類送り手段３０と、該紙葉類
送り手段３０を紙葉類５０の先端部が前記一方の係止部
より外れるまでυ１出方向と逆方向に動作さけた後、正
規の方向に動作させるよう制御する送り制御手段４０と
を備えた。

（作用）前記構成によれば、紙葉類送り手段３０の逆転によって
、多数蓄積した紙葉類５０のうちの一番下のものの先端
部が係止部１６より外され、その後、該紙葉類送り手段
３０の正規の方向の送りにより、該一番下の紙葉類５０
のみが紙葉類排出口１５より、その先端部から排出され
る。

（実施例）第１図から第６図は本発明の紙葉類収納装置の一実施例
を示す。図中、１０は紙葉類収納箱、２０は紙葉類押え
手段、３０は紙葉類送り手段、４０は送り制御手段、５
０は紙葉類である。

紙葉類収納箱１０は、多数の紙葉類５０をその内部１１
に収納・蓄積し得る大きさを有しており、その上面は開
口（１２）している。また、−側壁１３の底面１４近傍
には紙葉類排出口１５が設けられ、該紙葉類排出口１５
の内側上方には先端部が斜め上方に向けられた係止片１
６が設けられている。また、排出口１５に連続する底面
１４には一側壁１３に対向する側壁１７に向かって開口
部１８が形成されている。更に側壁１７近傍の底面１４
には上方に突出した段部１４ａが形成されている。前記
係止片１６及び段部１４ａは紙葉類５０の排出方向の先
端部及び後端部の下面をそれぞれ支持Ｊる一対の係止部
を構成する。

押え手段２０は、一端２１が折曲げられた押え板２２と
、一端が前記収納箱１０の上縁に取付けられ、他端が押
え板２２のヒンジ２３に取付けられた支持棒２４と、該
支持棒２４を収納箱１０の内部１］側へ付勢するコイル
バネ２５とからなっている。法理え板２２は収納箱１０
の内部１１に、その一端２１を係止片１６側に向けて収
容され、支持棒２４により底面１４側に押付けられる如
くなっている。

送り手段３０は、２つのローラ３１．３２と、該ローラ
３１．３２に取付けられたゴムベルト３３と、ローラ３
１（または３２）を回転させるモータ３４とからなって
おり、該ゴムベルト３３は、ＷＪ記収納箱１０の開口部
１８を通して、紙葉類５０の下面の先端部寄りに当接す
る如く設置されている。なお、この時、前記段部１４ａ
とゴムベルト３３との間に弛みスペース１９が形成され
る。

ここで、ローラ３２による押付力は一番下の紙葉類５１
を折り曲げるが、一番下の紙葉類５１が下から２番目の
紙葉類５０を折り曲げない程度に設定するものとする。

即ち、ローラ３２による押付力をＦ。、紙葉類５０を一
枚折り曲げるのに要する力をＦｌ、ローラ３２に取付け
られたゴムベルト３３と紙葉類５０との摩擦係数をμ。

、紙葉類５０同士の摩擦係数をμｍとした場合、該押付
力Ｆ。が次の２式を満足するよう設定する。

μｏＦｏくＦｌ　　　・・・・・・（１）μｍＦｏ＞Ｆ
ｌ　　　−−−−−−（２）送り制御手段、例えば制御
回路４０は、スタートスイッチ４１と、リレー４２．４
３と、タイマー４４．４５とからなっている。

次に前記装置の動作について説明する。当初、多数の紙
葉類５０は、その排出方向の先端部の下面が前記係止片
１６上に、また、後端部の下面が段部１４ａ上に係止さ
れ、上面が押え板２２により押え付けられて収納されて
いる。この状態で、スタートスイッチ４１をオンすると
、リレー４２に駆＃Ｊ電流が流れ、その接点ｒ　１１１
．　ｒ　１１２．　ｒ１１３がオンする。該スタートス
イッチ４１は−Ｈオンした後、直ちにオフするが、接点
ｒ１１１によりリレー４２への駆動電流は保持され、接
点ｒ１１１、　ｒ　１１２．　ｒ　１１３はオンし続け
る。

前記接点ｒ　１１１．　ｒ　１１２．　ｒ　１１３のオ
ンにより、クイマー４４が起動されるともに、モータ３
４に駆動電流が流される。この時、モータ３４は逆転し
、ゴムベルト３３を矢印６１の方向へ移動させる。

ゴムベルト３３の移動により収納された紙葉類５０のう
ち、一番下の紙葉類５１が第２図に示すようにその略中
央部分が弛みスペース１９内に収容され、先端部が係止
片１６より外れる。

タイマー４４は所定時間ＴＩ（最下層の紙葉類５１の先
端部が係止片１６から外れる為にかかる時間）経過後、
その接点ｓ１をオンし、リレー４３、タイマー４５に駆
動電流を流す。リレー４３に駆動電流が流れると、その
接点ｒ１２１．ｒ１２２が切替わり、モータ３４にこれ
までと逆方向の電流が流れ、正規の方向に回転し始める
。

ゴムベルト３３は矢印６２方向に移動を開始し、紙葉類
５１は排出口１５の方向に進むが、押え板２２により次
の紙葉類５２が係止片１６に押付けられ、係止片１６と
紙葉類５０との間に隙間がなくなっている為、該紙葉類
５１は係止片１６の下側を進むことになり、排出口１５
より排出される。

タイマー４５は所定時間Ｔ２（最下層の紙葉類５１が外
部に排出されるのに要する時間）経過後、その接点Ｓ２
をオフし、リレー４２への駆動電流を切断し、モータ３
４への電流供給を停止する。以下、同様に紙葉類５０の
うち、一枚のみを次々に取出すことができる。

なお、タイマー４４．４５はそれぞれリレー４２が復帰
すると同時に元の状態に復帰する。

また、ゴムベルト３３は、ゴムローラ、その伯の送り手
段を用いても良い。

なお、実施例では略水平方向に紙葉類を収納・蓄積し、
これを略水平方向に排出する装置の例を示したが、これ
に限られることなく、例えば上下方向に収納・蓄積し、
更に排出する装置に適用することもできる。

（発明の効果）以上説明したように本発明によれば、多数蓄積した紙葉
類の排出方向の先端部及び後端部の一の面をそれぞれ支
持する一対の係止部を有し、該係止部の一方に近接して
紙葉類排出口を設けた紙葉類収納箱と、前記紙葉類の一
の面の先端部寄りに当接するよう配置した紙葉類送り手
段と、該紙葉類送り手段を紙葉類の先端部が前記一方の
係止部より外れるまで排出方向と逆方向に動作させた後
、正規の方向に動作させるよう制御する送り制御手段と
を備えたため、紙葉類送り手段の逆転によって、多数蓄
積した紙葉類のうちの一番下のものの先端部が係止部よ
り外され、その後、該紙葉類送り手段の正規の方向の送
りにより、該一番下の紙葉類のみが紙葉類排出口より、
その先端部から排出されることになるので、従来の如き
細かい調整を必要とせず、常に紙葉類のうち、最下層の
紙葉類のみを取出すことができ、また、予め紙葉類送り
手段の摩擦力を大きめに設定しておけば、多少力れても
機能は損われない等の利点がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の紙葉類排出装置の一実施例を示すもので
、第１図はその側部断面図、第２図はゴムベルトを逆転
した時の状態を示す側部断面図、第３図はゴムベルトを
正転させた時の状態を示す側部断面図、第４図は収納箱
の斜視図、第５図は制御回路を示ず回路図、第６図は制
御回路の動作のようすを示す図である。１０・・・収納箱、１４ａ・・・段部、１５・・・紙葉
類排出口、１６・・・係止片、２０・・・押え手段、３
０・・・送り手段、４０・・・制御回路、５０・・・紙
葉類。

Claims

【特許請求の範囲】

多数蓄積した紙葉類の排出方向の先端部及び後端部の一
の面をそれぞれ支持する一対の係止部を有し、該係止部
の一方に近接して紙葉類排出口を設けた紙葉類収納箱と
、前記紙葉類の一の面の先端部寄りに当接するよう配置
した紙葉類送り手段と、該紙葉類送り手段を紙葉類の先
端部が前記一方の係止部より外れるまで排出方向と逆方
向に動作させた後、正規の方向に動作させるよう制御す
る送り制御手段とを備えたことを特徴とする紙葉類排出
装置。