JPS61178275A - 二輪車の前後輪操向制御装置 - Google Patents
二輪車の前後輪操向制御装置Info
- Publication number
- JPS61178275A JPS61178275A JP1860385A JP1860385A JPS61178275A JP S61178275 A JPS61178275 A JP S61178275A JP 1860385 A JP1860385 A JP 1860385A JP 1860385 A JP1860385 A JP 1860385A JP S61178275 A JPS61178275 A JP S61178275A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheels
- steering
- rear wheel
- steering angle
- wheel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分針〕
この発明は前後両車軸を共に操向可能に構成した二輪車
に関するものである。
に関するものである。
〔従来の技術、発明が解決せんとする問題点〕従来、自
動車においては前後両車軸を共に操向可能に構成したも
のが数多くみられる（例えば社団法人自動車技術会発行
、自動車技術１９８５年１月号第５８頁から６５頁）が
、二輪車においては前後両車軸を共に操向可能に構成し
たもの＼実用性が示唆されているに過ぎない０発明者等
は、このような二輪車を試作した結果、二輪車において
も、後輪を操舵することにより、高速運転時の操舵応答
性や低速運転時の安定性が改良される上、積載重量が増
加したときめ操縦性の改良に顕著な効果があることを発
見した。他方、二輪車における後輪舵取りの方法として
、前後輪を同方向へ舵取りするものと、反対方向へ舵取
りするものとがある。
動車においては前後両車軸を共に操向可能に構成したも
のが数多くみられる（例えば社団法人自動車技術会発行
、自動車技術１９８５年１月号第５８頁から６５頁）が
、二輪車においては前後両車軸を共に操向可能に構成し
たもの＼実用性が示唆されているに過ぎない０発明者等
は、このような二輪車を試作した結果、二輪車において
も、後輪を操舵することにより、高速運転時の操舵応答
性や低速運転時の安定性が改良される上、積載重量が増
加したときめ操縦性の改良に顕著な効果があることを発
見した。他方、二輪車における後輪舵取りの方法として
、前後輪を同方向へ舵取りするものと、反対方向へ舵取
りするものとがある。
実験の結果、前者は旋回性能が良好であり、後者は高速
安定性に勝るも、回転半径が大きくなる不具合のあるこ
とを発見した。
安定性に勝るも、回転半径が大きくなる不具合のあるこ
とを発見した。
〔発明の目的、問題を解決する発明の構成〕この発明は
如上の実験に基づいてなされたもので、操向操作が軽快
で、低速走行時における旋回半径が小さく、且つ高速走
行における安定性のすぐれた前後走行二輪車を得ること
を目的とするもので、車体枠に前フォークを介して支持
した前輪と、リヤアームを介して支持した後輪とを左右
転向可能に構成し、操向ハンドルを取付けた前フォーク
と後輪とを伝導リンクを介して結合し、操向ハンドルに
よって前後両輪を操向するように構成した二輪車におい
て、前記伝導リンク中にカム機構を介在させ、後輪の舵
取り角が当初は前輪と同方向に、次いで舵取り角が減じ
るように設定したものである。
如上の実験に基づいてなされたもので、操向操作が軽快
で、低速走行時における旋回半径が小さく、且つ高速走
行における安定性のすぐれた前後走行二輪車を得ること
を目的とするもので、車体枠に前フォークを介して支持
した前輪と、リヤアームを介して支持した後輪とを左右
転向可能に構成し、操向ハンドルを取付けた前フォーク
と後輪とを伝導リンクを介して結合し、操向ハンドルに
よって前後両輪を操向するように構成した二輪車におい
て、前記伝導リンク中にカム機構を介在させ、後輪の舵
取り角が当初は前輪と同方向に、次いで舵取り角が減じ
るように設定したものである。
以下、図示の実施例によってこの発明を説明すると、１
は自動二輪車であり、車体枠２の前端には操向軸３ａを
有する前フォーク３が左右転向自在に軸支され、前フォ
ーク３の下端には前輪４が、上端には操向ハンドル５が
設けられている。また、車体枠２の後部にはリヤアーム
６が枢軸６ａによって上下揺動自在に取付けられ、リヤ
アーム６の後端には左右転向可能な後輪７が支持されて
いる。
は自動二輪車であり、車体枠２の前端には操向軸３ａを
有する前フォーク３が左右転向自在に軸支され、前フォ
ーク３の下端には前輪４が、上端には操向ハンドル５が
設けられている。また、車体枠２の後部にはリヤアーム
６が枢軸６ａによって上下揺動自在に取付けられ、リヤ
アーム６の後端には左右転向可能な後輪７が支持されて
いる。
８はエンジンであり、駆動チェーン８を介して後輪７を
駆動する。１１は燃料タンク、１２は座席である。
駆動する。１１は燃料タンク、１２は座席である。
後輪Ｔには第３図、第４図で示すように、車軸１３が固
定され、車軸１３は軸箱１４に回動自在に軸支されてい
る。軸箱１４はリヤアーム６の内側に突設した上下２本
の支腕１５．１５に、上下のピン１６．１６によって回
動可能に支持されでいる。
定され、車軸１３は軸箱１４に回動自在に軸支されてい
る。軸箱１４はリヤアーム６の内側に突設した上下２本
の支腕１５．１５に、上下のピン１６．１６によって回
動可能に支持されでいる。
リヤアーム６の後端には、駆動軸１７が軸支されており
、駆動軸１７は外端にスプロケット１８と、内端に自在
継手１９を有し、自在継手１９を介して車軸１３に連結
されている。なお、自在継手１９の折曲がり点と後輪７
の接地点とは、二輪車の幅方向の中心面上に位置してい
る。軸箱１４には側方にアーム１４ａが突設され、ター
ンバックル２１、ベルクランク２２を介して伝導部材た
るプッシュプルワイヤ２３の内索に連結されており、内
索の摺動に伴って後輪６が左右に転向するように構成さ
れている。
、駆動軸１７は外端にスプロケット１８と、内端に自在
継手１９を有し、自在継手１９を介して車軸１３に連結
されている。なお、自在継手１９の折曲がり点と後輪７
の接地点とは、二輪車の幅方向の中心面上に位置してい
る。軸箱１４には側方にアーム１４ａが突設され、ター
ンバックル２１、ベルクランク２２を介して伝導部材た
るプッシュプルワイヤ２３の内索に連結されており、内
索の摺動に伴って後輪６が左右に転向するように構成さ
れている。
一万、プッシュプルワイヤ２３の他端は、第１図および
第５図で示すように、前記操向軸３ａに固定したアーム
形のカム装置２４に連結されている。
第５図で示すように、前記操向軸３ａに固定したアーム
形のカム装置２４に連結されている。
すなわち、カム装置２４は操向軸３ａに固着されたカム
部材２５、および車体枠２１１ｔ−取付けた支持板２ａ
へ揺動自在に枢着され、そのカム部材２５に従動するア
ーム形の従動子２６とからなっており、前記プッシュプ
ルワイヤ２３の他端は、アーム形従動子２６の遊端に連
結されている。２７．２７は従動子２６に設けられ、カ
ム部材２５の両面に接して従動するローラである。゛よ
つそ、操向ノ）ンドル５を回動操作すればカム部材２５
が回動し、アーム形従動子２Ｂが揺動してワイヤ２３の
他端を一４＝ 押し、或いは引いて、後輪７を左或いは右に転向させる
。
部材２５、および車体枠２１１ｔ−取付けた支持板２ａ
へ揺動自在に枢着され、そのカム部材２５に従動するア
ーム形の従動子２６とからなっており、前記プッシュプ
ルワイヤ２３の他端は、アーム形従動子２６の遊端に連
結されている。２７．２７は従動子２６に設けられ、カ
ム部材２５の両面に接して従動するローラである。゛よ
つそ、操向ノ）ンドル５を回動操作すればカム部材２５
が回動し、アーム形従動子２Ｂが揺動してワイヤ２３の
他端を一４＝ 押し、或いは引いて、後輪７を左或いは右に転向させる
。
こ＼で、前輪４と後輪７との関係を説明する。
第６図で示すように、この実施例においては、操向ハン
ドル５と一体的に回動する前輪４が、左右１５°まで転
向される間、後輪Ｔも同方向へそれの約２０％程度の角
度だけ転向する。前輪４が１５〜３０°転向する間に後
輪７は徐々に転向角度を減じ・前輪４が３０°転向した
位置では後輪は正しく前後方向を指向する。前輪４が３
０°を越えて最大舵取り角まで左右に転向されるとき、
後輪７は徐々に前輪４とは逆の方向へ転向する。
ドル５と一体的に回動する前輪４が、左右１５°まで転
向される間、後輪Ｔも同方向へそれの約２０％程度の角
度だけ転向する。前輪４が１５〜３０°転向する間に後
輪７は徐々に転向角度を減じ・前輪４が３０°転向した
位置では後輪は正しく前後方向を指向する。前輪４が３
０°を越えて最大舵取り角まで左右に転向されるとき、
後輪７は徐々に前輪４とは逆の方向へ転向する。
以上のように、この発明は操向ノ１ンドルと後輪との間
の伝導リンク中にカム機構を介在させ、後輪の舵取り角
が当初は前輪と同方向に、次いで舵取り角が減じるよう
に設定したから、よって、二輪車が低速で大きく舵取り
せんとするときは、前後輪が共に反対方向へ転向される
ので、急速に車体の方向が変化し、少ない回転半径で旋
回可能となる、′！ｆた、比較的高い速度で走行してい
るときには、通常舵取り角が小さい。このときは前後輪
が共に同方向へ向けて舵取りされるので、車体の方向変
化が少なく高い操縦安定性が得られる。壕だ、とれらの
効果を得るのに、操向ハンドルと後輪との間の伝導リン
ク中にカム機構を介在させるだけの簡単な構成であり、
製造が容易で高い実用性を有する効果がある。
の伝導リンク中にカム機構を介在させ、後輪の舵取り角
が当初は前輪と同方向に、次いで舵取り角が減じるよう
に設定したから、よって、二輪車が低速で大きく舵取り
せんとするときは、前後輪が共に反対方向へ転向される
ので、急速に車体の方向が変化し、少ない回転半径で旋
回可能となる、′！ｆた、比較的高い速度で走行してい
るときには、通常舵取り角が小さい。このときは前後輪
が共に同方向へ向けて舵取りされるので、車体の方向変
化が少なく高い操縦安定性が得られる。壕だ、とれらの
効果を得るのに、操向ハンドルと後輪との間の伝導リン
ク中にカム機構を介在させるだけの簡単な構成であり、
製造が容易で高い実用性を有する効果がある。
図面はこの発明の一実施例を示すもので、第１図は第２
図中、２４で示す部分の一部を断面した拡大側面図、第
２図は自動二輪車の側面図、第３図はその■−■断面図
、第４図はそのＩＶ −ＴＶ断面図、第５図は第１図中
の矢視７図、第６図は前後輪の操向特性を示す特性図で
ある。 ３ａ ・・・・操向軸、１９・・・・自在継手、２４Φ
・・・カム装量、２５・・・・カム部材、２６拳・・・
アーム形の従動子、２７・・・・ローラ。
図中、２４で示す部分の一部を断面した拡大側面図、第
２図は自動二輪車の側面図、第３図はその■−■断面図
、第４図はそのＩＶ −ＴＶ断面図、第５図は第１図中
の矢視７図、第６図は前後輪の操向特性を示す特性図で
ある。 ３ａ ・・・・操向軸、１９・・・・自在継手、２４Φ
・・・カム装量、２５・・・・カム部材、２６拳・・・
アーム形の従動子、２７・・・・ローラ。
Claims (4)
- （１）車体枠に前フォークを介して支持した前輪と、リ
ヤアームを介して支持した後輪とを左右転向可能に構成
し、操向ハンドルを取付けた前フォークと後輪とを伝導
リンクを介して結合し、操向ハンドルによつて前後両輪
を操向するように構成した二輪車において、前記伝導リ
ンク中にカム機構を介在させ、後輪の舵取り角が当初は
前輪と同方向に、次いで舵取り角が減じるように設定し
てなる前後輪操向制御装置。 - （２）後輪の舵取り角が当初は前輪と同方向に、次いで
舵取り角が減じ、前輪が最大角度まで舵取りされたとき
、後輪は前輪と反対の方向へ舵取りされている特許請求
の範囲第１項記載の前後輪操向制御装置。 - （３）前フォークと後輪とを結合する伝導リンクは、プ
ッシュプルワイヤである特許請求の範囲第１項記載の前
後輪操向制御装置。 - （４）後輪は前輪の舵取り角より小さく設定されている
特許請求の範囲第１項記載の前後輪操向制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1860385A JPS61178275A (ja) | 1985-02-04 | 1985-02-04 | 二輪車の前後輪操向制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1860385A JPS61178275A (ja) | 1985-02-04 | 1985-02-04 | 二輪車の前後輪操向制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61178275A true JPS61178275A (ja) | 1986-08-09 |
Family
ID=11976215
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1860385A Pending JPS61178275A (ja) | 1985-02-04 | 1985-02-04 | 二輪車の前後輪操向制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61178275A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0214990A (ja) * | 1988-06-30 | 1990-01-18 | Yamaha Motor Co Ltd | 自動二輪車の前後輪操舵装置 |
| JP2008105455A (ja) * | 2006-10-23 | 2008-05-08 | Yamaha Motor Co Ltd | 車両 |
-
1985
- 1985-02-04 JP JP1860385A patent/JPS61178275A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0214990A (ja) * | 1988-06-30 | 1990-01-18 | Yamaha Motor Co Ltd | 自動二輪車の前後輪操舵装置 |
| JP2008105455A (ja) * | 2006-10-23 | 2008-05-08 | Yamaha Motor Co Ltd | 車両 |
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