JPS6117719Y2 - - Google Patents

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JPS6117719Y2
JPS6117719Y2 JP1982155580U JP15558082U JPS6117719Y2 JP S6117719 Y2 JPS6117719 Y2 JP S6117719Y2 JP 1982155580 U JP1982155580 U JP 1982155580U JP 15558082 U JP15558082 U JP 15558082U JP S6117719 Y2 JPS6117719 Y2 JP S6117719Y2
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JP
Japan
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slider
holder
blade
hook
blade body
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JP1982155580U
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JPS5959972U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、紙等を切断する際に用いられポケツ
トや筆箱等に極めて容易に収容できる消ゴム大の
小型ナイフに関する。
従来、この種の小型ナイフとしては、実開昭56
−111970号に開示されたものが知られている。
当該小型ナイフは、ホルダと、ホルダ内に出入
れ自在に設けた刃体と、刃体に取付けられてこれ
を作動する為のスライダと、ホルダとスライダと
の間に介設されて刃体を常にホルダ内に格納すべ
く付勢するスプリングとから構成されている。
この様な小型ナイフは、構造が簡単で部品点数
が少ないのでコストを著しく低減できると共に、
スプリングに依り刃体を自動的にホルダ内に格納
できるから安全であるという利点を有する。
然しながら、切断作業を行なう場合には、スプ
リングに抗してスライダを操作して刃体を突出さ
せ、この突出状態を維持して置かねばならないの
で、把持する指が非常に疲れると共に、切断作業
が行ない難い欠点があつた。
本考案は、叙上の問題点に鑑みこれを解消する
為に創案されたもので、その目的とする処は、刃
体の突出状態を指にて維持する必要がなく、これ
に依る疲れを防止して切断作業性を向上せしめる
様にした小型ナイフを提供するにある。
本考案の小型ナイフは、ホルダと、ホルダに対
して前後方向へ出入れ可能に設けられた刃体と、
ホルダに対して前後方向へ移動可能に設けられる
と共に刃体に取付けられてこれを格納位置から突
出位置まで作動する為のスライダと、ホルダ内に
於けるスライダの一部に設けられた掛部と、ホル
ダ内で前後方向に配され両端を除く部分が掛部の
下面に常に接触し得ると共に掛部の前後いずれか
一方に彎曲掛部が形成されるべくその両端をホル
ダに止着され彎曲掛部が掛部の前方に形成された
時には刃体を格納位置に彎曲部が掛部の後方に形
成された時には刃体を突出位置に夫々掛留保持し
得る弾性線体と、から構成した事に特徴が存す
る。
つまり、単一の弾性線体を用いて、これを刃体
の出入れ方向に沿つて弛ませた状態で配し、その
両端をホルダに止着し、他方、スライダには掛部
を設けてこれの下面が弾性線体の両端を除く部分
に常に接触し得る様にすると共に、スライダの掛
部を境にしてその前後いずれか一方に彎曲掛部が
造形される様にしたものである。
前記彎曲掛部がスライダの掛部の前方に形成さ
れる時は、スライダが後方且つ上方に弾圧されて
刃体は格納位置に掛留保持される。
格納位置からスライダを前進させると、掛部の
前方に形成されている彎曲掛部が漸次小さくな
り、死点を越えると今度は掛部の後方に彎曲掛部
が形成されてこれが次第に大きくなる。従つて、
その時の弾力に依り刃体はホルダから突出した突
出位置となり、この位置に掛留保持される。
刃体を格納位置にする場合は、前述と逆の順序
をたどり、刃体は極めて迅速に格納位置と突出位
置とをとり得る。
又、掛部の下面が弾性線体の両端を除く部分に
常に接触し得る様にしたから、スライダは常に上
側に付勢され、これに連結されている刃体も上側
に弾圧される事になる。この為、刃体の刃並びに
刃先がホルダに接触して損耗したり切損する事が
ない。
本考案は、斯くの如き構成を呈するから、次の
様な優れた効果を奏する事ができる。
(1) ホルダ、刃体、スライダ、掛部、弾性線体に
て構成したので、刃体の突出状態を指に依り維
持する事がなく、これに依る疲れを防止して切
断作業性を向上させる事ができる。
(2) 掛部と弾性線体とに依りスライダ並びに刃体
が常時上側へ付勢される様にしたので、刃体の
刃や刃先がホルダに接触せず、これに依る損耗
及び切損を防ぐ事ができる。
(3) 単一の弾性線体を用いるだけで、刃体を格納
位置から突出位置へ、或はこの逆へ極めて迅速
に移動させる事ができる。
(4) 単一の弾性線体を用いるだけで、刃体を格納
位置と突出位置に確実に掛留保持する事ができ
る。
(5) 従来の小型ナイフと同様に構造が簡単で部品
点数が少ないので、コストの低減を図り得る。
以下、本考案の実施例に就いて述解する。
第1図は、本考案の実施例に係る小型ナイフの
構造を示す平面図。第2図は、その正面図。第3
図は、蓋体を取外して更に一部を破断して示す正
面図。第4図は、第2図の−断面図。第5図
は、第2図の−断面図。第6図は、刃体を突
出位置にした場合の第3図と同様図である。
小型ナイフ1は、ホルダ2、刃体3、スライダ
4、掛部5、弾性線体6とからその主要部が構成
されている。
ホルダ2は、本体7と蓋体8とを備え、本体7
の内部にはその前端から刃体3とスライダ4を摺
動自在に案内する案内溝9が形成されていると共
に、その後方位置には組立時に使用するストツパ
10が設けられている。
本体7の裏側には、ポケツト等に引掛ける為の
ハンガ11が形設され、後方下部の隅には、紐等
を結び止める為の通し穴12が穿設されている。
蓋体8は、本体7の表側に嵌着されるものであ
り、これには案内溝9に沿つて長孔13が開穿さ
れて居り、蓋体8の裏面には刃体3の表面に接合
してこれを案内する為の突条14が長孔13と平
行に造形してある。
本体7及び蓋体8は、合成樹脂等で成形され、
刃体3、スライダ4、弾性線体6を内装した後は
合体される。両者は固着しても良いし、分離可能
に取付けても良い。
刃体3は、薄鋼板に依り作製されて平行四辺形
状を呈し、その下縁には刃15が先端には刃先1
6が夫々形成され、後部にはスライダ4と連結す
る為の貫孔17が穿設されている。
スライダ4は、合成樹脂等で作製され、平板状
の摺動部18とこの表側に突設した円柱状の掛部
5とを備えている。
摺動部18は、案内溝9内に位置し、掛部5は
長孔13を経て表側に外突している。
掛部5上部で摺動部18の表側には、略三角形
状の隆起部19が形成され、ここを除く掛部5の
周囲の摺動部には半円状の割溝20が削設される
と共に、掛部5の下面には弾性線体6との接触を
確実化する為に掛溝21が半円状に形設されてい
る。
掛部5は、弾性線体6と相俟つてスライダ4を
掛留させる機能と、指に依りスライダ4を進退さ
せる機能と、刃体3との連結を司どる機能とを併
備している。
弾性線体6は、バネ材等で作製された線状のも
ので、その断面形状は円状を呈し、刃体3の進退
方向に沿つて弛んだ状態でその両端がホルダ2の
前後に設けた止部22,23に止着されている。
止部22,23は、案内溝9より下方に位置し
ていて弾性線体6の両端を除く部分が上方に弛ま
せてあり、掛部5の下面、即ち掛溝21に常に接
触する様にしている。この為、弾性線体6には、
一つの彎曲掛部24が形成され、これは掛部5の
前方若しくは後方に形成される。
弾性線体6は、刃体3とスライダ4との間に配
され、スライダ4の隆起部19が存する事に依り
これらに干渉する事なく変形できる。
次に、作用を説明する。
第1図乃至第5図は、刃体3がホルダ2内に収
容された格納位置を示している。
この場合、スライダ4の掛部5は、長孔13の
後端にあり、弾性線体6の彎曲掛部24は掛部5
の前方に形成されている。従つて、刃体3及びス
ライダ4は、後方且つ上方に弾圧され、格納位置
に掛留保持されている。
この様な状態から、スライダ4の掛部5に指を
掛けてこれを前方に押すと、前方に形成されてい
た彎曲掛部24は漸次小さくなり、死点を越える
と今度は掛部5の後方に彎曲掛部24が形成され
てこれが次第に大きくなつて行く。従つて、スラ
イダ4から指を放すと、刃体3及びスライダ4は
勢いよく前進し、前方且つ上方に弾圧されながら
第6図に示す突出位置に掛留保持される。
刃体3及びスライダ4を突出位置から格納位置
にする場合は、前述の逆の要領で行なう。
掛部5の下面は、弾性線体6に常に接触してい
るので、格納位置及び突出位置はもとよりその間
に於ても刃体3及びスライダ4は上方に付勢さ
れ、刃体3の刃15や刃先16がホルダ2の一部
に接触する事がなく、これらの損耗や切損を防止
し得る。
第7図は、本考案の他の実施例に係る小型ナイ
フの構造を示す一部を縦断した正面図である。
同実施例では、格納位置と突出位置に於て、ス
ライダ4がホルダ2に確実に掛止される様にした
ものである。
掛部5には小さな窪所25を、ホルダ2の蓋体
8には前後に離間する二つの小さな突起26,2
7を設け、刃体3及びスライダ4を格納位置にし
た場合には窪所25と後側の突起27とが掛合
し、突出位置にした場合には窪所25と前側の突
起26が掛合する様にしている。
これらの掛合に際しては、割溝20が有効に作
用する。つまり、割溝20に依り摺動部18に対
して掛部5が上下方向に揺動する弾性を発揮する
からである。
勿論、窪所及び突起の設ける位置は前述に限定
される事はなく、更に窪所と突起を逆にしたり、
後側の突起を排して格納位置での掛合を省略する
事も可能である。
尚、掛部5は、三つの機能を併備させる必要は
なく、各機能毎の部分をスライダ4に設けても良
い。
弾性線体6の断面形状は、円状に限らず例えば
矩形断面でも差支えない。
弾性線体6の両端をホルダ2に止着する構造
は、ホルダ2に止部を設ける以外に、例えば穴を
設ける事ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係る小型ナイフの
構造を示す平面図。第2図は、その正面図。第3
図は、蓋体を取外して更に一部を破断して示す正
面図。第4図は、第2図の−断面図。第5図
は、第2図の−断面図。第6図は、刃体を突
出位置にした場合の第3図と同様図。第7図は、
本考案の他の実施例に係る小型ナイフの構造を示
す一部を縦断した正面図である。 1……小型ナイフ、2……ホルダ、3……刃
体、4……スライダ、5……掛部、6……弾性線
体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ホルダと、ホルダに対して前後方向へ出入れ可
    能に設けられた刃体と、ホルダに対して前後方向
    へ移動可能に設けられると共に刃体に取付けられ
    てこれを格納位置から突出位置まで作動する為の
    スライダと、ホルダ内に於けるスライダの一部に
    設けられた掛部と、ホルダ内で前後方向に配され
    両端を除く部分が掛部の下面に常に接触し得ると
    共に掛部の前後いずれか一方に彎曲掛部が形成さ
    れるべくその両端をホルダに止着され彎曲掛部が
    掛部の前方に形成された時には刃体を格納位置に
    彎曲掛部が掛部の後方に形成された時には刃体を
    突出位置に夫々掛留保持し得る弾性線体と、から
    構成した事を特徴とする小型ナイフ。
JP15558082U 1982-10-13 1982-10-13 小型ナイフ Granted JPS5959972U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15558082U JPS5959972U (ja) 1982-10-13 1982-10-13 小型ナイフ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15558082U JPS5959972U (ja) 1982-10-13 1982-10-13 小型ナイフ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5959972U JPS5959972U (ja) 1984-04-19
JPS6117719Y2 true JPS6117719Y2 (ja) 1986-05-30

Family

ID=30343571

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15558082U Granted JPS5959972U (ja) 1982-10-13 1982-10-13 小型ナイフ

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JP (1) JPS5959972U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56111970U (ja) * 1980-01-28 1981-08-29

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5959972U (ja) 1984-04-19

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