JPS6117557B2 - - Google Patents

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JPS6117557B2
JPS6117557B2 JP51053772A JP5377276A JPS6117557B2 JP S6117557 B2 JPS6117557 B2 JP S6117557B2 JP 51053772 A JP51053772 A JP 51053772A JP 5377276 A JP5377276 A JP 5377276A JP S6117557 B2 JPS6117557 B2 JP S6117557B2
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JP
Japan
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tank
housing
water
flocculation reaction
pipe
Prior art date
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Application number
JP51053772A
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English (en)
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JPS52137160A (en
Inventor
Tokutaro Arakawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ASAHI GIJUTSU KOGYO KK
Original Assignee
ASAHI GIJUTSU KOGYO KK
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Publication date
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Priority to JP5377276A priority Critical patent/JPS52137160A/ja
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は廃水特に洗車廃水を有効利用するこ
とにより洗車を行なう移動可能な廃水利用洗車装
置に関する。
従来、洗車装置用洗浄水再循環装置として、汚
水を車輛洗浄装置に近接する集水溜めから処理区
域に通過せしめ、汚水を処理して浄化し浄化水を
再使用するために貯水槽に通過せしめることから
なる自動車輌洗浄機械の水の再循環方法があるこ
とが知られており、またこの方法を達成する装置
として車輌に水をかけてこれを洗浄する手段と、
生じる汚水を集めるための集水溜めと、汚水を浄
化する浄化装置と、再使用のため浄化された水を
貯水槽に通す手段とからなる自動車輌洗浄装置が
あつた(特開昭49−119468号公報参照)。しかし
ながら、このものは自動車輌洗浄機械と結合して
使用するために、洗浄機とは別にその近傍に反応
槽、過器集合体および貯水槽等が並列的に、か
つ固定的に配設されることゝなつて、相当の設置
面積を必要とし、一旦設置したら移動が困難であ
るなどの難点があつた。またこのものは汚水の浄
化手段として、凝集剤の投与と活性炭等からなる
過層を通過させるだけといつた極めて簡単な浄
化器によりなされているために、未だ十分に浄化
が得られないことゝ、迅速かつ多量に連続的に浄
化できないという点で問題があつた。
この発明は上記の点に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは沈砂池と凝集反応槽と沈
澱分離槽と貯留槽およびこれらに付随する装置並
びに貯留槽の処理水を洗車水として使用する高圧
噴射機構とを有機的一体に連けいして一つのハウ
ジング内にコンパクトに収納し、洗車場において
設置面積をとることがなく、適宜洗車装置の移動
が可納となり、しかも廃水処理装置のハウジング
内へのコンパクトな収納に拘らず廃水処理水の流
路長を長くすることゝ、整流状態を多くすること
によつて、土砂を多量に含有した洗車廃水を前記
処理装置にて迅速かつ多量に連続的に処理し洗車
水として好適な清澄水が得られるように移動可能
な廃水利用洗車装置を一般に提供することにあ
る。
以下、この発明を図面に示す実施例により説明
する。
1はハウジングで、このハウジング内の左側半
分に後記する沈澱分離槽5を、右側半分に沈砂池
2、凝集剤貯槽3、凝集反応槽4、過器6、貯
留槽7および高圧噴射機構8がそれぞれ一体に組
込まれている(第1図参照)。
沈砂池2は図示のハウジング1の右側最上段に
位置し、その沈砂池2内は廃水中の土砂を除去す
るスクリーン9を介して前段と後段に分けられ
る。沈砂池2の前段の上部には廃水汲上げ管10
および凝集剤投入管11をそれぞれ備え、沈砂池
2の前段の廃水中の浮遊物を凝集剤にて凝集沈降
せしめ、その前段底部に溜つたスラツジS1を適宜
吸引ポンプ(図示せず)にて吸引する。廃水汲上
げ管10はその一部がハウジング1の外に配管さ
れ、この配管の途中のポンプ12にてハウジング
1の外に設けた洗車廃水槽A中の廃水をストレー
ナー13を介して汲上げを行ないその汲上げ量を
流量計14にて適宜調整するものである。凝集剤
投入管11は沈砂池2の下方に位置する凝集剤貯
槽3とポンプ15を介して連けいしている。一
方、沈砂池2の後段はもぐり壁16と溢流壁17
とにより所定間隔をおいて交互に仕切られてお
り、この沈砂池2の後段にてスクリーン9を経た
廃水が整流されるとゝもに廃水の流路長を長くし
比重差による廃水中の浮遊物の沈澱を促進せし
め、かつ後段の底部を傾斜させ、こゝに溜まるス
ラツジが滑りながら最下底部に溜まるようにして
いる。なお、浮遊物の凝集反応を一層促進させる
ために必要あらば、沈砂池2の後段の最終仕切室
18内に凝集助剤槽19からポンプ41を介して
汲上げた凝集助剤を投入せしめればよく、これに
より沈砂池内の浮遊物の凝集沈降を一層活発なら
しめることができる。こうして沈砂池2から溢流
した上澄水は沈砂池2と隣接する凝集反応槽4へ
と流入する。該凝集反応槽4は下部に透孔21を
有する第1仕切板20と上部に透孔23を有する
第2仕切板22とにより3等分に室を仕切られ
4′,4″,4、該各室の中央に垂下する軸棒2
4の上下にそれぞれ設けた3枚の羽根25を一組
とする急速撹拌翼26と第1緩速撹拌翼27と該
第1緩速撹拌翼27と連動する第2緩速撹拌翼2
7′との各撹拌翼をモーター28,28′および変
速ギヤー(図示せず)にて回転せしめ、沈砂池2
からの上澄水が流入する第1室4′の急速撹拌翼
26の回転数を100〜160rpmとし、第2室4″の
第1緩速撹拌翼27の回転数および第3室4の
第2緩速撹拌翼27′の回転数をそれぞれ40〜
80rpm、20〜40rpmとする。しかして、まず急速
撹拌翼26の回転により第1室4′内の水は渦巻
き状となつて撹拌されるため浮遊物と凝集剤との
凝集反応が一段と活発になりフロツクが形成され
て沈澱するとゝもにこゝで遠心分離が行なわれ、
比重の大きい粒子は沈澱物となつて壁面を伝わり
ながら底部に沈降し、比重の小さい粒子はスカム
となつて水面に浮上する。こうして沈澱物とスカ
ムとに分離した水がさらに第1仕切板20の下部
の透孔21を通つて第2室4″の第1緩速回転翼
27にて撹拌され、緩やかな撹拌によつてより大
きく密な沈降性のよいフロツクを形成し、最後に
第3室4で第2仕切板22の上部の透孔23を
通つた水が第2緩速回転翼27′により第1緩速
回転翼27の約半分の回転数にて撹拌されること
により、成長したフロツクを破壊せずに沈降速度
を早めることができる。沈澱分離槽5はハウジン
グ1内の左側半分を占める大きさとし、前記凝集
反応槽4と隣接しその水面が凝集反応槽4の水面
と同一面に位置する如くなつている。該沈澱分離
槽5の中央には笠形筒状のフード29が配設さ
れ、このフード29の下部に多数の吐出孔31を
有する吐出管30を配し、該吐出管30と凝集反
応槽4の第3室出口孔32との間を一定の落差を
設けて管33で連けいする。また沈澱分離槽5の
底部はろう斗状とし、その底部の中間および最下
部から沈澱分離槽5の底部に溜つたスラツジS2
適宜、吸引ポンプ(図示せず)にてハウジング1
の外に引抜きできるようにし、かつ沈澱分離槽5
の上端に所定間隔をおいてV形の切込溝34を設
け、この槽上部周縁に底部を傾斜させた集水桝3
5を設ける。しかして、凝集反応槽4の出口孔3
2から流出した水は吐出管30に形成した多数の
吐出孔31から勢いよく四方に吐出されるが、該
吐出水はフード29にて仕切られているためにフ
ード29の下部からでないとフード29の外に出
られないからフード29の外の水はフード29に
よつて整流されながら次第に水かさを増し槽上部
の切込溝34から溢流して集水桝35へと溜まる
ようになる。このとき沈澱分離槽5内の水の滞溜
時間を長くすることにより浮遊物の凝集分離が一
層効果的に行なわれる。こうして集水桝35に溜
まつた水は集水桝35の最下底部から管36を介
して過器6へと流入する。該過器6は沈澱分
離槽5の下部に隣接し凝集反応槽4の下方に位置
する如くして配した貯留槽7内を図示の如く仕切
板37にて前段と後段とに仕切つたその前段に配
設されていて、その過器6の網目は40μ程度の
布製のマルチフイルターからなるものである。し
たがつてこの過器6を通つた処理水は貯留槽7
の仕切板37の空隙38を通り貯留槽7の後段に
貯留する。しかして貯留槽7の後段の水はその透
視度が1m以上となり、洗車水として好適な清澄
度の高い水が得られる。また貯留槽7内の水位は
制御盤39を介してレベル計40にて制御され
る。8は高圧噴射機構で、前記貯留槽7に隣接し
て配設されており、該機構は前記貯留槽7からの
清澄水を管42を通してマグネツトスイツチ43
にて流量調整を行ない、これを水タンク(図示せ
ず)に送り、水タンクと洗剤タンク(図示せず)
からの混合液をモータ44にてVベルト45を介
して駆動されるプランジヤーポンプ46に送り、
こゝで高圧流体となし、これを吐出口47から外
部へと取出し得るようにしたものである。
なお、本実施例では特にPH調整については述
べなかつたが、PH調整を必要とする場合は沈砂
池や凝集反応槽内にPH調整剤を適宜投入するよ
うにすればよい。
この発明は上述の説明から判るように、沈砂池
と凝集反応槽と沈澱分離槽と貯留槽およびこれら
に付随する装置並びに貯留槽の処理水を洗車水と
して使用する高圧噴射機構とを有機的一体に連け
いして一つのハウジング内にコンパクトに収納し
たので、洗車場において設置面積もそれだけ少な
くて済み、作業面積を狭めることがないばかりか
適宜洗車装置を移動できるという優れた効果を奏
する。特に洗車装置の移動ができるようにしたゝ
めに、水の便が悪い所、例えば高地や山中あるい
は水の全く出ない砂漠地方等において本発明装置
をそこの場所まで運搬して持運びできる結果、こ
のような場所でも高圧噴射機構にホースをつない
で簡単に洗車が可能となる点においてその威力を
遺憾なく発揮するものである。しかも上記一連の
処理装置のハウジング内へのコンパクトな収納に
も拘らず、沈砂池、凝集反応槽、沈澱分離槽およ
び貯留槽のそれぞれにおいて廃水の流路長が長く
なるようにしたことゝ廃水の整流化とが得られる
ことと相俟つて土砂を多量に含有した洗車廃水を
前記処理装置にて迅速かつ多量に連続的に処理で
き、洗車水として好適な清澄水が得られるという
従来にない優れた効果を奏する。特に洗車廃水は
その性質上、土砂を多量に含んでいるため、該廃
水を従来のように集水溜めからいきなりポンプで
汲み上げて反応槽に投入した場合、十分に土砂を
取り除くことができなかつたものが、本装置によ
つて簡単かつ迅速に除去でき、しかも従来のよう
な積層構造の過手段を用いていないために、目
詰りもなく迅速でかつ多量に処理でき、本装置に
よつて効果的に過処理が可能となり、長期使用
に耐えることゝなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の略示的正面図、第2図は同
右側面図、第3図はこの発明の廃水処理工程を示
す略示的説明図である。 1……ハウジング、2……沈砂池、3……凝集
剤貯槽、4……凝集反応槽、5……沈澱分離槽、
6……過器、7……貯留槽、8……高圧噴射機
構、9……スクリーン、10……廃水汲上管、1
1……凝集剤投入管、26……急速撹拌翼、2
7,27′……緩速撹拌翼。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 スクリーンを介して沈砂池を前段と後段に仕
    切り、その前段上部に廃水汲上げ管および凝集剤
    投入管をそれぞれ備え、該沈砂池の後段にもぐり
    壁と溢流壁とにより所定間隔をおいて交互に仕切
    り、該沈砂池を1つのハウジング内の右側最上段
    に設置し、該沈砂池と連けいする凝集反応槽を前
    記沈砂池に隣接した位置の前記ハウジング内の右
    側上段に設け、該凝集反応槽を下部に透孔を有す
    る第1仕切板と上部に透孔を有する第2仕切板と
    により3室に仕切り、第1の室に急速撹拌翼を、
    第2の室に第1緩速撹拌翼を、第3の室に第2緩
    速撹拌翼をそれぞれ設け、前記凝集反応槽と隣接
    し、その水面が凝集反応槽の水面と同一面に位置
    する如く前記ハウジング内の左側半分を占める大
    きさの沈澱分離槽を設け、該沈澱分離槽の中央に
    笠形筒状のフードを配設し、該フードの下部に多
    数の吐出孔を有する吐出管を配し、該吐出管と凝
    集反応槽の第3室出口孔との間を一定の落差を設
    けて管で連けいし、かつ沈澱分離槽の上部周縁に
    傾斜させて設けた集水桝と管を介して連けいした
    貯留槽を、沈澱分離槽の下部に隣接し凝集反応槽
    の下方に位置する如く前記ハウジング内の右側下
    段に配設し、その貯留槽内を空隙付き仕切板にて
    前段と後段に仕切り、その前段に過器を配設
    し、該過器を前記集水桝に連けいし、さらに前
    記貯留槽に隣接し凝集反応槽の下方に位置する如
    く前記ハウジング内の右側下段に設置した処理水
    利用の高圧噴射機構を前記貯留槽の後段に連けい
    し、全体として一つのハウジング内にそれぞれ有
    機的一体に連けい組込んだことを特徴とする移動
    可能な廃水利用洗車装置。
JP5377276A 1976-05-13 1976-05-13 Apparatus for washing vehicle by utilizing waste water Granted JPS52137160A (en)

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JPS52137160A JPS52137160A (en) 1977-11-16
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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003093802A (ja) * 2001-09-27 2003-04-02 Daicel Chem Ind Ltd 排水処理装置及びその運転方法
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JPS49119468A (ja) * 1973-03-06 1974-11-14

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