JPS6117528Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6117528Y2 JPS6117528Y2 JP1977034410U JP3441077U JPS6117528Y2 JP S6117528 Y2 JPS6117528 Y2 JP S6117528Y2 JP 1977034410 U JP1977034410 U JP 1977034410U JP 3441077 U JP3441077 U JP 3441077U JP S6117528 Y2 JPS6117528 Y2 JP S6117528Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- turntable
- drive motor
- record
- spring
- damping mat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000013016 damping Methods 0.000 claims description 21
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 13
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 5
- 229920002545 silicone oil Polymers 0.000 claims description 3
- 239000010409 thin film Substances 0.000 claims description 3
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案はレコードプレーヤに係り、特にそのタ
ーンテーブルの二重構造に関するものである。
ーンテーブルの二重構造に関するものである。
フオノモータにおいて、ターンテーブルの駆動
装置には、駆動モータからベルトで動力を伝える
いわゆるベルトドライブ装置や、アイドラを介し
て駆動力を伝達するアイドラドライブ装置等があ
る。これらはベルト等で駆動モータの振動を減衰
するようなフイルター効果を有しているが、通常
駆動モータには常時一定の電力が加えられており
振動が大きく、又回転数も速く、ターンテーブル
を支えているモータボート等からも振動が伝わ
り、又ベルト等の厚みむら等でワウ・フラツタも
発生し、これらの改善が要望されていた。
装置には、駆動モータからベルトで動力を伝える
いわゆるベルトドライブ装置や、アイドラを介し
て駆動力を伝達するアイドラドライブ装置等があ
る。これらはベルト等で駆動モータの振動を減衰
するようなフイルター効果を有しているが、通常
駆動モータには常時一定の電力が加えられており
振動が大きく、又回転数も速く、ターンテーブル
を支えているモータボート等からも振動が伝わ
り、又ベルト等の厚みむら等でワウ・フラツタも
発生し、これらの改善が要望されていた。
この様な要望に対しダイレクトに駆動モータで
ターンテーブルを回転させ、ターンテーブルの回
転速度を検出し、その速度検出によつて駆動モー
タを制御するダイレクトドライブのサーボターン
テーブル装置も知られている。この様な装置によ
れば非直結型駆動用ターンテーブルの欠点は大巾
に改善されるが、駆動モータの振動等は完全に無
くすことはできず、やはり振動がターンテーブル
へ伝わつている。またスピーカのそばで再生した
場合キヤビネツトの音響振動がターンテーブルに
伝わつてレコードを振動させ、音質を害し、ハウ
リングの原因になつていた。また回転方向にコン
プライアンスをもたせたメカニカルフイルターを
介して、駆動モータの回転むら等をフイルターし
てターンテーブルを駆動しているものもあるが、
駆動モータ等の振動は全方向にあり、又音響振動
等はむしろ上下方向に多く発生しており、モータ
ーボードの振動等は何んら減衰されなかつた。
ターンテーブルを回転させ、ターンテーブルの回
転速度を検出し、その速度検出によつて駆動モー
タを制御するダイレクトドライブのサーボターン
テーブル装置も知られている。この様な装置によ
れば非直結型駆動用ターンテーブルの欠点は大巾
に改善されるが、駆動モータの振動等は完全に無
くすことはできず、やはり振動がターンテーブル
へ伝わつている。またスピーカのそばで再生した
場合キヤビネツトの音響振動がターンテーブルに
伝わつてレコードを振動させ、音質を害し、ハウ
リングの原因になつていた。また回転方向にコン
プライアンスをもたせたメカニカルフイルターを
介して、駆動モータの回転むら等をフイルターし
てターンテーブルを駆動しているものもあるが、
駆動モータ等の振動は全方向にあり、又音響振動
等はむしろ上下方向に多く発生しており、モータ
ーボードの振動等は何んら減衰されなかつた。
この様な弊害を除去するために第1及び第2の
ターンテーブルを用い、これら第1及び第2のタ
ーンテーブル間にゴム部材を介在させて、第1の
ターンテーブルに直結した駆動モータの振動をデ
イスクが載置される第2のターンテーブルに伝え
ない様に構成したものが実公昭31−2342号、実公
昭30−15148号等の公報に示されて公知である。
ターンテーブルを用い、これら第1及び第2のタ
ーンテーブル間にゴム部材を介在させて、第1の
ターンテーブルに直結した駆動モータの振動をデ
イスクが載置される第2のターンテーブルに伝え
ない様に構成したものが実公昭31−2342号、実公
昭30−15148号等の公報に示されて公知である。
然し、この様な構成ではデイスクが載置されて
いる第2のターンテーブルの回転を検出して駆動
モータをサーボしようとするとゴブ部材で第2の
ターンテーブルがふらつくために正確にターンテ
ーブルの回転を検出することが出来ない問題があ
つた。更にゴム部材を介在させたヾけでは第1及
び第2のターンテーブル間を平行に保つことが出
来ない問題があつた。
いる第2のターンテーブルの回転を検出して駆動
モータをサーボしようとするとゴブ部材で第2の
ターンテーブルがふらつくために正確にターンテ
ーブルの回転を検出することが出来ない問題があ
つた。更にゴム部材を介在させたヾけでは第1及
び第2のターンテーブル間を平行に保つことが出
来ない問題があつた。
本考案は上記の現状に鑑みて成されたもので、
振動が少なく、またハウリング等も発生しにくい
レコードプレーヤを得るために、ダイレクトドラ
イブサーボ装置の利点もそのままにし、サーボの
系には不安定な要素を加えることなく、更に駆動
モータ等の振動をレコード盤に伝えないようにフ
イルターを設けたレコードプレーヤを提供する様
にしたものであり、その手段はターンテーブル駆
動モータにより駆動される第1のターンテーブル
の回転速度を一定とする如く該第1のターンテー
ブルに検出手段を設けて該第1のターンテーブル
の回転速度に比例した出力をとり出して該駆動モ
ータを制御する駆動モータ制御手段を有し、上記
第1のターンテーブルと第2のターンテーブル間
に該第1のターンテーブルからの振動を減衰する
ため薄膜内にシリコンオイルの如き粘性抵抗材を
充填し、所定位置に透孔を有するダンピングマツ
トを介在させ、上記第1のターンテーブルに載置
した該ダンピングマツトの透孔位置に形成した母
螺にビスを挿通し、上記第2のターンテーブル下
面と該ビス間にスプリングを介在させ、上記ダン
ピングマツトの粘性抵抗材とスプリング並に該第
2のターンテーブルの質量からなるフイルターを
構成し、上記第1のターンテーブル上に突出した
シヤフトと嵌合する該第2のターンテーブルのス
ピンドル間に緩衝材を介して、該第2のターンテ
ーブルを回動自在に枢着して該第2のターンテー
ブル上にレコード盤を載置し得る様にしてなるこ
とを特徴とするレコードプレーヤによつて構成さ
れる。
振動が少なく、またハウリング等も発生しにくい
レコードプレーヤを得るために、ダイレクトドラ
イブサーボ装置の利点もそのままにし、サーボの
系には不安定な要素を加えることなく、更に駆動
モータ等の振動をレコード盤に伝えないようにフ
イルターを設けたレコードプレーヤを提供する様
にしたものであり、その手段はターンテーブル駆
動モータにより駆動される第1のターンテーブル
の回転速度を一定とする如く該第1のターンテー
ブルに検出手段を設けて該第1のターンテーブル
の回転速度に比例した出力をとり出して該駆動モ
ータを制御する駆動モータ制御手段を有し、上記
第1のターンテーブルと第2のターンテーブル間
に該第1のターンテーブルからの振動を減衰する
ため薄膜内にシリコンオイルの如き粘性抵抗材を
充填し、所定位置に透孔を有するダンピングマツ
トを介在させ、上記第1のターンテーブルに載置
した該ダンピングマツトの透孔位置に形成した母
螺にビスを挿通し、上記第2のターンテーブル下
面と該ビス間にスプリングを介在させ、上記ダン
ピングマツトの粘性抵抗材とスプリング並に該第
2のターンテーブルの質量からなるフイルターを
構成し、上記第1のターンテーブル上に突出した
シヤフトと嵌合する該第2のターンテーブルのス
ピンドル間に緩衝材を介して、該第2のターンテ
ーブルを回動自在に枢着して該第2のターンテー
ブル上にレコード盤を載置し得る様にしてなるこ
とを特徴とするレコードプレーヤによつて構成さ
れる。
本考案は第1のターンテーブル側に回転速度を
検出する検出手段を設けて、該検出手段で検出し
た回転速度出力をとり出して駆動モータをサーボ
する様にすることでダイレクトドライブサーボが
行なわれる。一方第2のターンテーブルとの間に
は粘性抵抗材だけでなく調整可能なスプリングが
介在されているために第1及び第2のターンテー
ブルの平行度を合せることが出来るだけでなく、
駆動時の回転と同時に遅れなく第2のターンテー
ブルを回転させることが出来る。更に第2のター
ンテーブルの質量とターンテーブルマツトの粘抵
抗材並にスプリングの弾性成分でフイルタが構成
されてモータ等の振動をデイスクに伝えず遮断す
ることが出来る。又フイルターの定数をスプリン
グを調整することで可変出来る様になされてい
る。
検出する検出手段を設けて、該検出手段で検出し
た回転速度出力をとり出して駆動モータをサーボ
する様にすることでダイレクトドライブサーボが
行なわれる。一方第2のターンテーブルとの間に
は粘性抵抗材だけでなく調整可能なスプリングが
介在されているために第1及び第2のターンテー
ブルの平行度を合せることが出来るだけでなく、
駆動時の回転と同時に遅れなく第2のターンテー
ブルを回転させることが出来る。更に第2のター
ンテーブルの質量とターンテーブルマツトの粘抵
抗材並にスプリングの弾性成分でフイルタが構成
されてモータ等の振動をデイスクに伝えず遮断す
ることが出来る。又フイルターの定数をスプリン
グを調整することで可変出来る様になされてい
る。
以下図面と共に本考案による実施例を説明しよ
う。
う。
第1図は本考案による一実施例を示すもので、
この実施例においてはモータボート1に駆動モー
タ2が取付けられ、シヤフト3に第1のターンテ
ーブルであるメインターンテーブル4が直接ドラ
イブされるよう回動自在に枢着されている。また
第1のターンテーブル4の外周のリム部の内側に
磁性層5を設ける該磁性層には一定のピツチでパ
ルスが記録されている、該磁性層5からの出力を
磁気ヘツド6により読み出し該第1のターンテー
ブルの回転速度に比例したパルスとして検出し、
該検出出力を復調し該復調出力により該第1のタ
ーンテーブルの速度が一定となるごとくサーボ増
巾器を用いて駆動モータ2の電圧をコントロール
する。この様なサーボ回路は種々公表されている
ため省略するが、上述のようにダイレクトドライ
ブのサーボによつて第1のターンテーブル4に一
定回転を得ていた。該第1のターンテーブル4の
上にダンピングマツト7が配設され、該ダンピン
グマツト上に第2のターンテーブルであるサブタ
ーンテーブル8が配設されている。第2のターン
テーブル8上にはゴムシート9が載置されてレコ
ード盤が乗せられる。ダンピングマツト7は第2
図に示す如き形状でその内部構造は第1図に示す
様にゴム等のうす膜の中にシリコンオイル等の粘
性抵抗分を有する粘性抵抗材を満している。該第
1のターンテーブル4には所定位置、例えば第2
図のダンピングマツト7に穿つた透孔13と同一
位置に母螺15を形成し、該ターンテーブル8の
下側より母螺内にビス11を挿通してナツト12
でビス11を固定する。第2のターンテーブル8
の下面と第1のターンテーブルのビス11間には
上記ダンピングマツト7の透孔を通じてスプリン
グ10が介在され、該スプリングの弾性成分と上
記ダンピングマツト7内の粘性抵抗材並に第1の
ターンテーブルの重量でフイルターを構成する。
上記スプリング10はナツト12の締め具合によ
つて第2のターンテーブル8の水平度を調整する
調整部材とフイルタ定数を可変する可変コンブラ
イアンス成分とを兼用している。又第1のターン
テーブル4上に突出したシヤフト3の先端は第2
のターンテーブル8のスピンドル下端に形成した
凹部と嵌拒するがこの嵌合はスピンドルに設けた
ゴム等の緩衝体で形成したガイドリング14によ
つて中心が一致する様に構成させている。
この実施例においてはモータボート1に駆動モー
タ2が取付けられ、シヤフト3に第1のターンテ
ーブルであるメインターンテーブル4が直接ドラ
イブされるよう回動自在に枢着されている。また
第1のターンテーブル4の外周のリム部の内側に
磁性層5を設ける該磁性層には一定のピツチでパ
ルスが記録されている、該磁性層5からの出力を
磁気ヘツド6により読み出し該第1のターンテー
ブルの回転速度に比例したパルスとして検出し、
該検出出力を復調し該復調出力により該第1のタ
ーンテーブルの速度が一定となるごとくサーボ増
巾器を用いて駆動モータ2の電圧をコントロール
する。この様なサーボ回路は種々公表されている
ため省略するが、上述のようにダイレクトドライ
ブのサーボによつて第1のターンテーブル4に一
定回転を得ていた。該第1のターンテーブル4の
上にダンピングマツト7が配設され、該ダンピン
グマツト上に第2のターンテーブルであるサブタ
ーンテーブル8が配設されている。第2のターン
テーブル8上にはゴムシート9が載置されてレコ
ード盤が乗せられる。ダンピングマツト7は第2
図に示す如き形状でその内部構造は第1図に示す
様にゴム等のうす膜の中にシリコンオイル等の粘
性抵抗分を有する粘性抵抗材を満している。該第
1のターンテーブル4には所定位置、例えば第2
図のダンピングマツト7に穿つた透孔13と同一
位置に母螺15を形成し、該ターンテーブル8の
下側より母螺内にビス11を挿通してナツト12
でビス11を固定する。第2のターンテーブル8
の下面と第1のターンテーブルのビス11間には
上記ダンピングマツト7の透孔を通じてスプリン
グ10が介在され、該スプリングの弾性成分と上
記ダンピングマツト7内の粘性抵抗材並に第1の
ターンテーブルの重量でフイルターを構成する。
上記スプリング10はナツト12の締め具合によ
つて第2のターンテーブル8の水平度を調整する
調整部材とフイルタ定数を可変する可変コンブラ
イアンス成分とを兼用している。又第1のターン
テーブル4上に突出したシヤフト3の先端は第2
のターンテーブル8のスピンドル下端に形成した
凹部と嵌拒するがこの嵌合はスピンドルに設けた
ゴム等の緩衝体で形成したガイドリング14によ
つて中心が一致する様に構成させている。
次に本考案のレコードプレーヤの動作を説明す
る。第1のターンテーブル4は通常のダイレクト
のサーボドライブ用駆動モータ2によつて駆動さ
れており、通常サーボループの周波数応答は数
HZでカツトオフとなつており、該カツトオフ周
波数以上は第1のターンテーブルの慣性力によつ
てワウ・フラツタを改善するようになされてい
る。又、スプリング10を介在させた為に粘抵抗
材だけの場合に比べて第1のターンテーブルが回
動してから第2のターンテーブルが回動するまで
の時間的な遅れはほとんどない様になり、1秒程
度で同時に立ち上げることが出来る。
る。第1のターンテーブル4は通常のダイレクト
のサーボドライブ用駆動モータ2によつて駆動さ
れており、通常サーボループの周波数応答は数
HZでカツトオフとなつており、該カツトオフ周
波数以上は第1のターンテーブルの慣性力によつ
てワウ・フラツタを改善するようになされてい
る。又、スプリング10を介在させた為に粘抵抗
材だけの場合に比べて第1のターンテーブルが回
動してから第2のターンテーブルが回動するまで
の時間的な遅れはほとんどない様になり、1秒程
度で同時に立ち上げることが出来る。
一方、駆動モータとして、例えばACモータを
用いた場合における振動は50Hz電源であれば2倍
の100Hz等の振動が大きく発生する。この振動は
通常回転方向のみならずあらゆる方向の振動成分
を含んでいる。この振動は第1のターンテーブル
4に伝わるが、第2のターンテーブル8にはその
質量と、ダンピングマツト7及びスプリング10
が持つている粘性抵抗成分及び弾性成分でフイル
ターされ大きく減衰される。ここでダンピングマ
ツト7が有する粘性抵抗成分を大きく選択するこ
とによつてカツトオフのQを臨界制動以上、即ち
過制動に近く設定してありほとんど上記粘性抵抗
成分と質量との減衰に近くする。これによつて第
1のターンテーブル4の振動成分は第2のターン
テーブル8に共振することなく減衰させることが
でき、例えば上記フイルターのカツトオフ周波数
を10Hzに設定すれば100Hzでは20dB以上の減衰が
得られ、上下振動に対しても減衰する。又モータ
ボード1の振動や、キヤビネツトの空洞共振等が
スピーカーからの音圧で発生するが、この振動、
特に上下振動が第1のターンテーブル4に伝わり
振動させるが、この振動も減衰させることが出来
る。一方、音圧が直接上部よりレコード盤を介し
て第2のターンテーブル8へも加わるがこれに対
してもダンピングマツト7が有する粘性抵抗成分
で制動することによつて第2のターンテーブル自
体の共振も大巾に減衰せしめられる。このために
ハウリングに非常に強いレコードプレーヤを実現
することが出来る。
用いた場合における振動は50Hz電源であれば2倍
の100Hz等の振動が大きく発生する。この振動は
通常回転方向のみならずあらゆる方向の振動成分
を含んでいる。この振動は第1のターンテーブル
4に伝わるが、第2のターンテーブル8にはその
質量と、ダンピングマツト7及びスプリング10
が持つている粘性抵抗成分及び弾性成分でフイル
ターされ大きく減衰される。ここでダンピングマ
ツト7が有する粘性抵抗成分を大きく選択するこ
とによつてカツトオフのQを臨界制動以上、即ち
過制動に近く設定してありほとんど上記粘性抵抗
成分と質量との減衰に近くする。これによつて第
1のターンテーブル4の振動成分は第2のターン
テーブル8に共振することなく減衰させることが
でき、例えば上記フイルターのカツトオフ周波数
を10Hzに設定すれば100Hzでは20dB以上の減衰が
得られ、上下振動に対しても減衰する。又モータ
ボード1の振動や、キヤビネツトの空洞共振等が
スピーカーからの音圧で発生するが、この振動、
特に上下振動が第1のターンテーブル4に伝わり
振動させるが、この振動も減衰させることが出来
る。一方、音圧が直接上部よりレコード盤を介し
て第2のターンテーブル8へも加わるがこれに対
してもダンピングマツト7が有する粘性抵抗成分
で制動することによつて第2のターンテーブル自
体の共振も大巾に減衰せしめられる。このために
ハウリングに非常に強いレコードプレーヤを実現
することが出来る。
以上説明したように本考案によれば第2のター
ンテーブルの振動を全方向共大巾に少なくするこ
とができると共に音圧による振動も減衰でき、ハ
ウリングが発生しにくいばかりでなく、ハウリン
グしなくともそれより小さい音圧でも振動しない
ため分解度の良に再生が得られる。又、スプリン
グ調整でフイルターの定数を可変出来ずだけでな
く第1及び第2のターンテーブル間の平行度調整
も出来る。更に第1のターンテーブル回動時に実
質的に第2のターンテーブルが第1のターンテー
ブルに固定されたと同様の動作をするため第1及
び第2のターンテーブルの回転時の立ち上りを
略々同じにすることが出来る。
ンテーブルの振動を全方向共大巾に少なくするこ
とができると共に音圧による振動も減衰でき、ハ
ウリングが発生しにくいばかりでなく、ハウリン
グしなくともそれより小さい音圧でも振動しない
ため分解度の良に再生が得られる。又、スプリン
グ調整でフイルターの定数を可変出来ずだけでな
く第1及び第2のターンテーブル間の平行度調整
も出来る。更に第1のターンテーブル回動時に実
質的に第2のターンテーブルが第1のターンテー
ブルに固定されたと同様の動作をするため第1及
び第2のターンテーブルの回転時の立ち上りを
略々同じにすることが出来る。
本考案ではターンテーブルをダイレクトドライ
ブするものに於いて、第1のターンテーブル側で
サーボを行なつているので駆動モータシヤフトに
対し緩衝材で浮かせてしまつたターンテーブル側
でサーボする場合の様にターンテーブルがふらつ
いてサーボを行うことが出来なくなることはな
く、再生されてレコードは充分に上記した各種振
動を減衰し得る点で大なる特徴を有する。
ブするものに於いて、第1のターンテーブル側で
サーボを行なつているので駆動モータシヤフトに
対し緩衝材で浮かせてしまつたターンテーブル側
でサーボする場合の様にターンテーブルがふらつ
いてサーボを行うことが出来なくなることはな
く、再生されてレコードは充分に上記した各種振
動を減衰し得る点で大なる特徴を有する。
第1図は本考案による一実施例を示すレコード
プレーヤの側断面図、第2図は本考案のレコード
プレーヤに用いるダンピングマツトの斜視図であ
る。 1……モータボード、2……駆動モータ、3…
…シヤフト、4……第1のターンテーブル、5…
…磁性層、6……磁気ヘツド、7……ダンピング
マツト、8……第2のターンテーブル、9……ゴ
ムシート、10……スプリング。
プレーヤの側断面図、第2図は本考案のレコード
プレーヤに用いるダンピングマツトの斜視図であ
る。 1……モータボード、2……駆動モータ、3…
…シヤフト、4……第1のターンテーブル、5…
…磁性層、6……磁気ヘツド、7……ダンピング
マツト、8……第2のターンテーブル、9……ゴ
ムシート、10……スプリング。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ターンテーブル駆動モータにより駆動される
第1のターンテーブルの回転速度を一定とする
如く該第1のターンテーブルに検出手段を設け
て該第1のターンテーブルの回転速度に比例し
た出力をとり出して該駆動モータを制御する駆
動モータ制御手段を有し、上記第1のターンテ
ーブルと第2のターンテーブル間に該第1のタ
ーンテーブルからの振動を減衰するため薄膜内
にシリコンオイルの如き粘性抵抗材を充填し、
所定位置に透孔を有するダンピングマツトを介
在させ、上記第1のターンテーブルに載置した
該ダンピングマツトの透孔位置に形成した母螺
にビスを挿通し、上記第2のターンテーブル下
面と該ビス間にスプリングを介在させ、上記ダ
ンピングマツトの粘性抵抗材とスプリング並に
該第2のターンテーブルの質量からなるフイル
ターを構成し、上記第1のターンテーブル上に
突出したシヤフトと嵌合する該第2のターンテ
ーブルのスピンドル間に緩衝材を介して、該第
2のターンテーブルを回動自在に枢着して該第
2のターンテーブル上にレコード盤を載置し得
る様にしてなることを特徴とするレコードプレ
ーヤ。 (2) 前記第2のターンテーブルのレコード盤載置
置面が前記第1のターンテーブルのレコード盤
載置面に対して平行になるように前記第1及び
第2のターンテーブル間に配設したスプリング
を調整する様にしてなることを特徴とする実用
新案登録請求の範囲第1項記載のレコードプレ
ーヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977034410U JPS6117528Y2 (ja) | 1977-03-23 | 1977-03-23 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977034410U JPS6117528Y2 (ja) | 1977-03-23 | 1977-03-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5438007U JPS5438007U (ja) | 1979-03-13 |
JPS6117528Y2 true JPS6117528Y2 (ja) | 1986-05-29 |
Family
ID=28891733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977034410U Expired JPS6117528Y2 (ja) | 1977-03-23 | 1977-03-23 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6117528Y2 (ja) |
-
1977
- 1977-03-23 JP JP1977034410U patent/JPS6117528Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5438007U (ja) | 1979-03-13 |
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