JPS61174071A - エレベ−タかご室の換気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エレベータのかご室内を換気する換気装置に
関し、特にエレベータの非常停止時における換気速度を
変化させるエレベータかご室の換気装置に関する。

〔従来の技術〕

この種の従来装置として実公昭５２−４３８８８号公報
に示されるものがあり、これを第３図に従来のエレベー
タかご室の換気装置の要部回路図として示す、同図にお
いて、（１）は平常時にエレベータに電力を供給し、電
力会社からの配電線から引き込まれる正規電源、（２）
は正規電源（１）が停電した場合に切替えられ、自家発
電設備から引き込まれる非常電源、（３）は上記正規電
源（１）の停電時に非常電源（２）に切替える電源切替
手段、（６）はかご室内に設けられた換気手段としての
換気扇を駆動する電動機、（７）はかご室内に設けられ
管理人によってのみ操作され季節の温度差により投入・
開放される換気扇スイッチ、（８）は非常電源（２）に
て電力が供給されると付勢され、常閉接点（８ａ）を閉
成する非常電源リレー、（４ｂ）はかご室が非常停止し
たことを検出する非常停止検出手段（４）（図示を省略
する〕の検出結果に基づいて消勢される非常検出リレー
（図示せず）の常閉接点である。　上記電源切替主段（
３）は、正規電源（１）にて供給されている間は付勢れ
ている正規電源リレー（３１）と、該正規電源リレー（
３１）の付勢時に閉成する常開接点（３ａ）、　（３ａ
）と、上記正規電源リレー（３１）の付勢時に開放する
常閉接点（３ｂ）　、（３ｂ）とを備えて構成される。

次に動作について説明する、平常時は、正規電源（１）
は電力を供給しており、非常電源（２）は電力を供給し
ていない。したがって電源切替手段（３）の正規電源リ
レー（３１）は付勢されて常開接点（３ａ）、（３ａ）
は閉成し、常閉接点（３ｂ）、（３ｂ）は開放している
。また、非常電源リレー（８）は消勢されているので常
開接点（８ａ）は開放している。また常閉接点（４ｂ）
は、平常時においては非常停止検出手段（４）にて非常
停止が検出されてれいないので、開放している。したが
って、季節等の温度差を考慮して必要に応じて管理人が
かご室内で換気扇スイッチ（７）を閉成すれば（１）−
（３ａ）−（７）−（８）−（３ａ）−（１）の回路で
電動機（６）は通電され、換気扇は動作してかご室内は
換気される。

次に、換気扇スイッチ（７）が開放されており、制御電
源の停電又は制御回路の故障等によってかごが非常停止
したとする。このとき、非常停止検出手段（４）の非常
検出リレーは消勢され常閉接点（４ｂ）は閉成する。し
たがって、（１）−（３ａ）−（４ｂ）−（ｅ）−（３
ａ）−（１）の回路により電動機（６）は通電され、換
気扇は非常停止前の換気速度と同一の速度で動作する。

次に、上記のように非常停止した場合において、正規電
源（１）も停電したとする。正規電源リレー（３１）は
消勢され常開接点（３ａ）　、　（３ａ）は開放し常閉
接点（３ｂ）　、（３ｂ）は閉成する。ここで非常電源
（２）が電力を供給し始めると非常電源リレーは付勢さ
れ、常開接点（８ａ）は閉成する。したがって（２）−
（３ｂ）−（８ａ）−（６）−（３ｂ）−（２）の回路
により電動機（６）は通電され、換気扇は非常停止前の
換気速度と同一の速度で動作する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来のエレベータかご室の換気装置は、以上のように構
成されているので換気扇スイッチ（７）が開放されてい
るときは制御電源の停電又は制御回路の故障等によって
かごが非常停止した場合でも換気扇による換気能力は非
常停止前と同一であ一般的にエレベータかご室に設けら
れた換気装置の換気能力は、ニレベータの平常時におけ
る使用状態において、快適となるように調整されいる。

すなわちエレベータの平常時における使用状態では乗客
の乗降の際に扉が開きエレベータホールの清涼な空気が
かご室内に流入するため、このことを考慮して換気装置
の換気能力が調整されている。

したがって、従来のエレベータかご室の換気装置では、
換気扇スイッチが閉成されているときは、かごが非常停
止して、乗客がかご室内に長時間とじ込められた場合に
エレベーホールからの清涼な空気の流入がなくなるため
換気装置の換気能力が不足し、乗客に不快感を与えると
いう問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、換気扇スイッチが閉成された状態で制御電源
の停電又は制御回路の故障等によってかごが非常停止し
た場合でも、かご内を快適な状態に換気して乗客に不快
感を与えないようにすることのできるエレベータかご室
の換気装置を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明に係るエレベータかご室の換気装置は、エレベー
タの非常停止を検出し、該検出結果に基づいてエレベー
タのかご室を換気する換気手段を非常停止前の換気速度
より高速で換気する構成である。

〔作用〕

本発明においては、エレベータかご室が非常停止した時
に、換気扇が平常時よりも高速で運転されるため、エレ
ベータホールの清涼な空気がかご室内に流入しなくても
、かご室内が十分に換気される。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図及び第２図に基づいて
説明する。

第１図に本実施例の全体回路ブロック図、第２図に本実
施例の要部回路図を示し、上記各図において本実施例に
係るエレベータかご室の換気装置は、平常時にエレベー
タに電力を供給する正規電源（１）と、該正規電源（１
）による電力供給が停止した場合に電力を供給する非常
電源（２）と、上記正規電源（１）の電力供給の停止に
より非常電源（２）に切替える電源切替手段（３）と、
制御電源の停電・制御回路の故障・天災等に基づくエレ
ベータの非常停止を検知する非常停止検出手段（４）と
、該非常停止検出手段（４）の検出結果又は上記電源ｖ
Ｊ替手段（３）の＋Ａ替動作に基づき換気手段の電動機
（８）の換気速度を非常停止前の換気速度より高速度に
換気する指令を発する速度変換手段（５）と、かご室内
に設けられ管理人によってのみ操作され季節の温度差に
より投入・開放される換気扇スイッチ（７）とを備えて
なり、上記速度変換手段（５）の指令に基づいて換気手
段の電動４１（８）を動作させる構成である。

上記正規電源（１）、非常電源（２）、電源切替手段（
３）、電動機（６）の各構成及び接続構成については前
記従来装置と同じ構震であり説明を省略する。

上記速度変換手段（５）は、正規電源（１）及び非常電
源（２）の出力端に接続される電源入力端子（５１）と
、該電源入力端子（５１）にて入力される電力を電動機
（６）に接続する負荷出力端子（５２）と、Ｌ配電動機
（６）を高速に回転させる電力を入力する高速運転用端
子（５３）と、上記電動機（６）を低速に回転させる電
力を入力する低速運転用端子（５４）と、上記高速運転
用端子（５３）又は低速運転用端子（５４）を正規電源
（１）又は非常電源（２）に接続する電源入力端子（５
５）とを備え構成される。

非常停止検出手段（４）は、エレベータのかごが非常停
＋ｈ　したことを検出すると消勢する非常検出リレー（
図示を省略する）の励磁動作に基づき開放する常閉接点
（４ｂｌ）、（４ｂ２）と開成する常閉接点（４δ）と
を各々並列に接続した回路構成とし、この並列接片回路
を電動機（ｌｌｔ）に直列接続して構成される。

換気扇スイッチ（７）は、上記非常停止検出手段（０の
常閉接点（４ｂｌ）と上記高速運転用端子（５３）との
間に接続されるスイッチ（７１）と、常閉接点（４ｂ２
）と低速運転用端子（５４）との間に接続されるスイッ
チ（７２）と、常閉接点（４ａ）と低速運転用端子（５
４）との間に接続されるスイッチ（７３）とを備えてな
り、上記スイッチ（７１）、（７３）が開状態の時には
スイッチ（７２）を閉状態とする連動スイッチとして構
成される。

次に本実施例に係るエレベータがご室の換気装置の動作
について説明する。まず、平常時は、正規電源（１）は
電力を供給してちおり、非常電源（２）は電力を供給し
ていない。したがって、正規電源リレー（３１）は付勢
されて常閉接点（３ａ）　、　（３ａ）は閉成し、常閉
接点（３ｂ）、（３ｂ）は開放している。

また常閉接点（４ｂｌ）　、　（４ｂ２）は開放し、常
閉接点（４ａ）は閉成している。したがって必要に応じ
て管理人がかご室内で換気扇スイッチ（７）のスイッチ
（７１）を閉成すればスイッチ（７３）は閉成し、スイ
・ンチ（７２）は開放され、（１）−（３ａ）−（５１
）−（５２）−（１３）−（４ａ）−（７３）−（５４
）−（５５）−（３ａ）−（１）の回路で電動機（６）
は通電され、換気扇は低速運転で動作してがご室内は換
気される。

次に上記の状態で制御電源の停電又は制御回路の故障等
によってかごが非常停止したとする。このとき、非常検
出手段（８）が上記かごの非常停止を検出することによ
り非常検出リレーは消勢され常閉接点（４ｂｌ）、（４
ｂ２）は閉成し、常閉接点（４ａ）は開放する。したが
って、（ヱ）−（３ａ）−（５１）−（５２）−（４ｂ
ｌ）−（７１）−（５３）−（５５）−（３ａ）−（１
）ノ回路により電動機（６）には通電され、換気扇は非
常停止ヒ前の低速運転から高速運転へ動作が移行する。

次に換気扇スイッチ（７）のスイッチ（７１）、（７３
）が開放されスイッチ（７２）が閉成されており、制御
電源の停電又は制御回路の故障によってエレベータのか
ごが非常停止したとする。このとき非常停止検出手段（
４）は消勢され常閉接点（４ｂｌ）　、（４ｂ２）は閉
成され、常閉接点（４ａ）は開放する。したがって、（
１）−（３ａ）−（５１）−（５２）−（４ｂ２）−（
７２）−（５４）−（５５Ｌ（３ａ）−（１）の回路に
より電動機（６）は通電され、換気扇は非常停止前の運
転停止から低速運転にて動作を開始する。

次に、上記のように非常停止した場合において、正規電
源（１）も停電したとする。正規電源リレー（３１）は
消勢され常開接点（３ａ）　、　（３ａ）は開放し、常
閉接点（３ｂ）　、　（３ｂ）は閉成する。非常停止検
出手段（４）の非常検出リレーは消勢され常閉接点（４
ｂｌ）、（４ｂ２）が閉成し、常開接点（４ａ）が開放
となる。したがって（２）　−（３ｂ）−（５１）−（
５２）−（１３）−（４ｂ２）−（７２）−（５４）−
（５５）−（３ｂ）−（２）の回路により電動機（６）
は通電され、換気扇は非常停止前の運転停止から低速運
転にて動作を開始する。

このようにして、かご室が非常停止した場合でも非常停
止上する以前の換気扇の換気能力よりも能力を向丘させ
ることができる。

〔発明の効果〕

以−ヒのように、本発明によれば、エレベータのかご室
が非常停止したとき、かご室内換気用の換気扇をかご室
が非常停止する以前の状態より高速で動作させる構成を
採ったことから、非常停止時においてかご室に長時間乗
客が閉じ込められるような状態であっても、かご室内を
快適な状態を保持し、乗客に不快感を与えないようにす
ることができる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るエレベータかご室の換
気装置の全体回路ブロック図、第２図は第１図に示す実
施例の要部回路図、第３図に従来装置の要部回路図を示
す。 （１）・・・正規電源、　　　（２）・・・非常電源、
（３）・・・電源切替手段、　（４）・・・非常停止検
出手段、（５）・・・速度変換手段、　（６）換気手段
（電動機）なお、各図中同一符号は同−又は相当部分を
示すものとする。 代　　理　　人　　　大　　岩　　増　　雄ゴ　２１　
　　　　　　　２月　３− 手続補正書（自発）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. エレベータのかご室内を換気する換気手段と、上記エレ
   ベータの非常停止を検出する非常停止検出手段と、該非
   常停止検出手段の検出結果に基づいて上記換気手段の換
   気速度を非常停止前の換気速度より高速度に換気する指
   令を発する速度変換手段と備えてなり、上記速度変換手
   段の指令に基づいて換気手段を動作させる構成としたこ
   とを特徴とするエレベータかご室の換気手段。