JPS61173999A - インキ誘導部材 - Google Patents

インキ誘導部材

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Publication number
JPS61173999A
JPS61173999A JP60015150A JP1515085A JPS61173999A JP S61173999 A JPS61173999 A JP S61173999A JP 60015150 A JP60015150 A JP 60015150A JP 1515085 A JP1515085 A JP 1515085A JP S61173999 A JPS61173999 A JP S61173999A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filler
particle size
synthetic resin
average particle
fillers
Prior art date
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Pending
Application number
JP60015150A
Other languages
English (en)
Inventor
正光 長浜
一孝 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Pentel Co Ltd filed Critical Pentel Co Ltd
Priority to JP60015150A priority Critical patent/JPS61173999A/ja
Publication of JPS61173999A publication Critical patent/JPS61173999A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) ペン先、小管式筆記具の小管ペン先内に挿入される細杆
体、ボールペンチップ、ボールペンのボール受座部材な
ど、耐摩耗性が必要とされる合成樹脂製のインキ誘導部
材に関する。
、(従来の技術) 耐摩耗性とか強度とかを向上することを目的として合成
樹脂製のインキ誘導部材に耐摩耗性の充填物を分散含有
せしめることは1例えば。
特開昭59−14998号公報などに開示されている。
一般忙、充填物の平均粒径は数10μmである。
(発明が解決しようとする問題点) 目的が耐摩耗性の向上にあっても、現実に得たものは、
逆に耐摩耗性が悪化してしまうことが多い。使用時、耐
摩耗性の充填物が母材たる合成樹脂から剥離するように
して脱落していくためであると思料される。。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、耐摩耗性の充填物を分散含有する合成樹脂製
のインキ誘導部材であって、前記充填物がα1μm以下
の平均粒径な有してなるインキ誘導部材を要旨とする。
合成樹脂としてはポリアセタールやポリアミドなど自身
の耐摩耗性が良好なものがよい。また、充填物としては
アルミニウム、アンチモン。
゛チタン、ホウ素、ス、ズ、ニオブ、ジルコニウム。
鉄、マグネシウム、ニッケル、コバルト、クロム、窒化
チタン、窒化硼素、チタン酸バリウム。
二酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化クロム。
クロム−モリブデン、マンガン−クロム、銅−二、ケル
、 金−銀、モリブデン−チタンなど種々例挙できるが
、耐インキネ錆性を有する硬質のものがよい。窒化チタ
ンとかアンチモンとかは好適なものの一例である。
充填物の平均粒径は0.1μm以下であるが、望ましく
は0.05μm以下とする。粒径分布は可及的に小さく
しても零にはならないためで、平均粒径が0.05μm
以下ならば実質的に0.1μm以上の粒径を有するもの
が無視できる。
充填物の分散含有量は2合成樹脂に対する割合で50%
程度でも均一分散せしめることが可能であるが、格別か
ように多量の使用をする必要はない。むしろ1代表的な
成形法である熱可塑性樹脂溶融物の押出成形法によって
製造する場合、樹脂分解による気泡が発生しないようす
るためには1%以下、好ましくは0.5%以下とするの
がよい。勿論、使用する充填物の種類によっても変わる
が、かようの少量使用で十分に耐摩耗性は向上し、また
、多量に使用したからといって必ずしもその分だけの耐
摩耗性向上が図れるとも限らない。
(作用) 本発明者らの考察を下記する。
合成樹脂が例えば紙面を相手として摩耗していくとき1
合成樹脂の分、子が紙面に引っ掛り。
゛あたかも糸をほぐし出すときのような力を受けるもの
と考えられる。所謂「なびき現象」の発生に関するもの
と考えられ、また、この観点で表面は滑らかになってい
るほど摩耗に対して良好であるはずである。
ところで、従来の大径の充填物を分散含有したものは9
本来の合成樹脂の滑らかな筆記タッチから大きくずれ、
ザラザラした感触を与える。
これは、仮に使用前の表面が滑らかにされたものであっ
ても、充填物を突出するような状態で摩耗していくこと
を示していると思われる。・そして、突出した充填物に
対して応力が集中し。
この応力によって充填物が脱落し、脱落した後には窪み
が残るから1合成樹脂表面は甚々しい凹凸状となり、こ
れまた集中した応力によって上記した「糸はぐし」を受
けることになるであろう。即ち、従来のものは摩耗を受
けている状態にあって2突出状態にある充填物と充填物
脱落後の合成樹脂表面とがどんどん新しく形成されてい
(ものと考えられる。これに対し2本発明のインキ誘導
部材が分散含有する充填物は極めて小さい。従って、突
出状態にあったり、窪みを形成しているかも知れないが
、影響は実際上無視できる程度なのであろう。充填物を
分散含有しない純粋に合成樹脂だけで作ったものの表面
をいくら滑らかに仕上げたとしても完全に平担化する訳
でもない。
更に、充填物の分散状態も影響を及ぼしているものと考
えられる。例えば10μm径の充填物と0.1μm径の
充填物とを重量的に等量使用した場合、数的に後者は前
者の100万倍となる。前者の使用量が後者の使用量の
100倍であったとしても1万倍である。分散状態は極
めて均一化し1個々の充填物間の距離も小さい。分散状
態が均一であるほど耐摩耗性にとって好都合であること
ば冑首できるし、また、距離間の小さい充填物は「糸は
ぐし」の分断にも寄与するものと思われる。
以上の考察が正しいのか、また、全てなのか1を損わず
、「なびき現象」も抑えられたものを得ることができる
ことからして、十分に妥当性を有するものと確信する。
(実施例) 〈実施例1〉 ジュラコンU10−01 (ポリプラスチック■製のポ
リアセタール)の粉砕物(平均粒径:約80μm)1[
]00重量と窒化チタン微粉(平均粒径:約0.03μ
m ) 0.05重量部とをミキサーで十分にトライブ
レンドした後、スクリュ一式押出機(先端にはインキ通
路のパターンを有する吐出孔径30mmのダイスをセッ
ト)で押し出しながら引き取り、直径0.8mmの円柱
状物を得た。
〈実施例2〜5〉 実施例1において、窒化チタン微粉の使用量を0.05
重量部から0.1重量部(実施例2)。
02重量部(実施例3)、0.5重量部(実施例4)、
1.0重量部(実施例5)と変えた以外、すべて実施例
1と同様にした。
〈実施例6〉 実施例3において、′)ニラコンU10−01をテナッ
ク3010(旭化成工業■製のポリアセタール)に変え
た以外、すべて実施例3と同様にした。
〈実施例7〉 実施例3において、ジュラコン[J 10−0 +をカ
ネボウナイロンMC+ 61 (カネボウ合繊■製のポ
リアミド)に変えた以外、すべて実施例5と同様にした
〈実施例8〉 実施例3において、窒化チタン微粉を平均粒径が約0.
08μmのもの尾変えた以外、すべて実施例3と同様に
した。
〈実施例9〉 実施例3において、窒化チタン微粉をアンチモン微粉(
平均粒径:約0,04μm)に変えた以外、すべて実施
例3と同様にした。
く比較例1〉 実施例3において、窒化チタン微粉を平均粒径が約10
μmのものに変えた以外、すべて実施例3と同様にした
〈比較例2〉 比較例1において、窒化チタンの使用量を0.2重量部
から100重量部に変えた以外、すべて比較例1と同様
にした。
〈比較例3〜5〉 実施例1.6.7において、窒化チタン微粉を使用しな
かった以外、すべて実施例1,6゜7と同様にした(順
に、比較例3,4.5)。
(発明の効果) 各側で得たものについて摩耗量と摩擦係数とを調べた結
果を表−1に示す。尚、摩耗量は半球状にした先端を垂
直状態で200g荷重下、71/秒の速度で1000m
紙面上を動かした後の測定値、また、摩擦係数は角度6
0°、ioog荷重下荷重−/秒の速度で紙面(JIS
 P3201試験紙)上を動かしたときの測定値を示し
である。
表−1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 耐摩耗性の充填物を分散含有する合成樹脂製のインキ誘
    導部材であり、前記充填物が0.1μm以下の平均粒径
    を有してなるインキ誘導部材。
JP60015150A 1985-01-29 1985-01-29 インキ誘導部材 Pending JPS61173999A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60015150A JPS61173999A (ja) 1985-01-29 1985-01-29 インキ誘導部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60015150A JPS61173999A (ja) 1985-01-29 1985-01-29 インキ誘導部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61173999A true JPS61173999A (ja) 1986-08-05

Family

ID=11880772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60015150A Pending JPS61173999A (ja) 1985-01-29 1985-01-29 インキ誘導部材

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