JPS624748A - 熱可塑性樹脂材料 - Google Patents
熱可塑性樹脂材料Info
- Publication number
- JPS624748A JPS624748A JP14324685A JP14324685A JPS624748A JP S624748 A JPS624748 A JP S624748A JP 14324685 A JP14324685 A JP 14324685A JP 14324685 A JP14324685 A JP 14324685A JP S624748 A JPS624748 A JP S624748A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filler
- thermoplastic resin
- resin material
- examples
- ether ketone
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
耐摩耗性を必要とされる熱可塑性樹脂材料に関する。筆
記面との間で極めて大きな摩耗力を受ける筆記具のペン
先は典型的−例であり、その他、軸受けとか歯車なども
一例である。
記面との間で極めて大きな摩耗力を受ける筆記具のペン
先は典型的−例であり、その他、軸受けとか歯車なども
一例である。
(従来の技術)
熱可塑性樹脂材料の耐摩耗性を向上するために、#を摩
耗性に優れるガラスやカーボンなどの粉末や繊維状物な
どを充填材として使用することは知られている。
耗性に優れるガラスやカーボンなどの粉末や繊維状物な
どを充填材として使用することは知られている。
(発明゛が解決しようとする問題点)
上述したような充填材の使用は必ずしも耐摩耗性を向上
するとは限らない。むしろ、ポリアセタールとかポリア
ミドといったように比較的耐摩耗性に優れる熱可塑性樹
脂に対しては、往々にして耐摩耗性を悪くすることがあ
る。
するとは限らない。むしろ、ポリアセタールとかポリア
ミドといったように比較的耐摩耗性に優れる熱可塑性樹
脂に対しては、往々にして耐摩耗性を悪くすることがあ
る。
その理由としては熱可塑性樹脂と充填材との材質的接着
性の悪さもあるだろうし、また、摩耗力を受けた際、摩
擦熱エネルギーを摩耗しない分だけ充填材が選択的に受
け、高温化してしまい、充填材に接する熱可塑性樹脂表
面を局所的に溶かしてしまい密着力が低下することも考
えられる。更には、熱可塑性樹脂と充填材とが極端に異
なる耐摩耗性を有していることが、摩耗を受ける部分を
、かえって熱可塑性樹脂のみによる凹凸表面化させる原
因になっているようにも思われる。即ち、摩耗を受けた
面では充填材が突状に位置し、摩耗力のみならず物理的
剥魅力を受け、剥離後、あるいは繊維状の充填材を使用
した場合などに考えられる充填材の折損が。
性の悪さもあるだろうし、また、摩耗力を受けた際、摩
擦熱エネルギーを摩耗しない分だけ充填材が選択的に受
け、高温化してしまい、充填材に接する熱可塑性樹脂表
面を局所的に溶かしてしまい密着力が低下することも考
えられる。更には、熱可塑性樹脂と充填材とが極端に異
なる耐摩耗性を有していることが、摩耗を受ける部分を
、かえって熱可塑性樹脂のみによる凹凸表面化させる原
因になっているようにも思われる。即ち、摩耗を受けた
面では充填材が突状に位置し、摩耗力のみならず物理的
剥魅力を受け、剥離後、あるいは繊維状の充填材を使用
した場合などに考えられる充填材の折損が。
摩耗を受ける部分の凹所形成につながシ、凹所化した分
だけ同じ力に対しても圧力は高くなるので熱可塑性樹脂
はより早く摩耗してしまうと考えられる。
だけ同じ力に対しても圧力は高くなるので熱可塑性樹脂
はより早く摩耗してしまうと考えられる。
次に、別の問題点は2例えばカップリング剤の併用など
によって耐摩耗性を向上できたとしても、前述したよう
に充填材が摩耗を受ける部分において突状に位置してし
まうことが摩耗を受ける部分の摩擦抵抗を高めることで
ある。これは1例えば筆記具のペン先にあっては、樹脂
製ゆえの滑らかな書き味を損なうことを意味するし、他
の工業用材料においても滑らかさが損われることは無法
なエネルギーを必要とすることにつながることが多い。
によって耐摩耗性を向上できたとしても、前述したよう
に充填材が摩耗を受ける部分において突状に位置してし
まうことが摩耗を受ける部分の摩擦抵抗を高めることで
ある。これは1例えば筆記具のペン先にあっては、樹脂
製ゆえの滑らかな書き味を損なうことを意味するし、他
の工業用材料においても滑らかさが損われることは無法
なエネルギーを必要とすることにつながることが多い。
(問題点を解決するための手段)
耐摩耗性を良好に、しかも、充填材による滑らかさの損
失も抑えられた熱可塑性樹脂材料を提供せんと1−てな
された本発明は、充填材を分散含有、してなる熱可塑性
樹脂材料において、前記充填材としてポリエーテルエー
テルケトン及び/又はポリエーテルイミドを使用したこ
とを特徴とする熱可塑性樹脂材料を要旨とする。
失も抑えられた熱可塑性樹脂材料を提供せんと1−てな
された本発明は、充填材を分散含有、してなる熱可塑性
樹脂材料において、前記充填材としてポリエーテルエー
テルケトン及び/又はポリエーテルイミドを使用したこ
とを特徴とする熱可塑性樹脂材料を要旨とする。
前述したことより、充填材に求められるのは。
耐摩耗性が良好なだけでなく、熱可塑性樹脂との密着性
も良好であり、また、充填材に接する熱可塑性樹脂表面
を選択的に溶かすことが仮におったとしても少なく、更
には摩耗された部分にお°いては自身の突状位置性が仮
にあったとしても少なく、そして、剥離とか折損し難い
ことである。
も良好であり、また、充填材に接する熱可塑性樹脂表面
を選択的に溶かすことが仮におったとしても少なく、更
には摩耗された部分にお°いては自身の突状位置性が仮
にあったとしても少なく、そして、剥離とか折損し難い
ことである。
このような条件を満足する充填材は極めて少ないが、僅
かにポリエーテルエーテルケトンとポリエーテルイミド
とは、ポリアセタールとかポリアミドといったように比
較的耐摩耗性に優れる熱可塑性樹脂、それでもなおかつ
決して十分な耐摩耗性を有するとは言えない熱可塑性樹
脂に対しても耐摩耗性を向上し、また、熱可塑性樹脂と
しての表面滑らかさを実質的に損わない0 ポリエーテルエーテルケトンとポリエーテルイミドの単
独または併用物よりなる充填材の。
かにポリエーテルエーテルケトンとポリエーテルイミド
とは、ポリアセタールとかポリアミドといったように比
較的耐摩耗性に優れる熱可塑性樹脂、それでもなおかつ
決して十分な耐摩耗性を有するとは言えない熱可塑性樹
脂に対しても耐摩耗性を向上し、また、熱可塑性樹脂と
しての表面滑らかさを実質的に損わない0 ポリエーテルエーテルケトンとポリエーテルイミドの単
独または併用物よりなる充填材の。
ポリアセタールやポリアミドといった1種もしくは2種
以上の組合せ物よりなる熱可塑性樹脂に対する分散含有
量は、充填材の粒径やアスペクト比とか、熱可塑性樹脂
の材質とか、それに成形手段などによっても菖々好適範
囲が変わるものの、一般に、かなりの広範囲にわたって
設定し得る。即ち、ポリエーテルエーテルケトンにして
もポリエーテルイミドにしても高い熱変形温度を有する
から、あまりに充填材の使用割合を高めると2例えば押
出成形温度が高くなって母材たる熱可塑性樹脂の劣化を
生じるなどということにもなりかねないが、それでもガ
ラスやカーボンといったものを充填材として使用する場
合に比べると極めて多量に使用できる。
以上の組合せ物よりなる熱可塑性樹脂に対する分散含有
量は、充填材の粒径やアスペクト比とか、熱可塑性樹脂
の材質とか、それに成形手段などによっても菖々好適範
囲が変わるものの、一般に、かなりの広範囲にわたって
設定し得る。即ち、ポリエーテルエーテルケトンにして
もポリエーテルイミドにしても高い熱変形温度を有する
から、あまりに充填材の使用割合を高めると2例えば押
出成形温度が高くなって母材たる熱可塑性樹脂の劣化を
生じるなどということにもなりかねないが、それでもガ
ラスやカーボンといったものを充填材として使用する場
合に比べると極めて多量に使用できる。
(実施例)
〈実施例1〉
ジュラコンU10−01(ポリプラスチック■製のポリ
アセタール)の粉砕物(平均粒径約80μff1)10
0重量部とポリエーテルエーテルケトン微粉(平均粒径
約75μ?71)3重量部とをミキサーで十分にトライ
ブレンドした後。
アセタール)の粉砕物(平均粒径約80μff1)10
0重量部とポリエーテルエーテルケトン微粉(平均粒径
約75μ?71)3重量部とをミキサーで十分にトライ
ブレンドした後。
スクリュ一式押出機(先端にはインキ通路のパターンを
有する吐出孔径30關のダイスをセット)で押し出しな
がら引き取り、直径0.8咽の円柱状物を得だ。
有する吐出孔径30關のダイスをセット)で押し出しな
がら引き取り、直径0.8咽の円柱状物を得だ。
〈実施例2〜4〉
実施例1において、ポリエーテルエーテルケトン微粉の
使用量を3重量部から5重量部(実施例2)、10重量
部(実施例3)、15重量部(実施例4)と変えた以外
、すべて実施例1と同様にした。
使用量を3重量部から5重量部(実施例2)、10重量
部(実施例3)、15重量部(実施例4)と変えた以外
、すべて実施例1と同様にした。
〈実施例5〉
実施例5において、ジュラコンU10−01をテナック
3010(旭化成工業■製のポリアセタール)に変えた
以外、すべて実施例3と同様にした。
3010(旭化成工業■製のポリアセタール)に変えた
以外、すべて実施例3と同様にした。
〈実施例6〜9〉
実施例1〜4において、ジュラコンU1〇−01をカネ
ボウナイロンMCI 61 (カネボウ合繊■製のポリ
アミド)に変えた以外、すべて実施例1〜4と同様にし
た。
ボウナイロンMCI 61 (カネボウ合繊■製のポリ
アミド)に変えた以外、すべて実施例1〜4と同様にし
た。
〈実施例10〜13〉
実施例1〜4において、ポリエーテルエーテルケトン微
粉を平均粒径が約37μmのものに変えた以外、すべて
実施例1〜4と同様にした。
粉を平均粒径が約37μmのものに変えた以外、すべて
実施例1〜4と同様にした。
〈実施例14〜17〉
実施例1〜4において1ポリエーテルエーテルケトン微
粉をポリエーテルイミド微粉(平均粒径約75μm)に
変えた以外、すべて実施例1〜4と同様にした。
粉をポリエーテルイミド微粉(平均粒径約75μm)に
変えた以外、すべて実施例1〜4と同様にした。
〈実施例18〉
実施例3において、ポリエーテルエーテルケトン微粉の
使用量を5重量部とし、ポリエーテルイミド5重量部と
併用した以外すべて実施例5と同様にした。
使用量を5重量部とし、ポリエーテルイミド5重量部と
併用した以外すべて実施例5と同様にした。
く比較例1〜3〉
実施例1.5.6においてポリエーテルエーテルケトン
を使用しなかった以外、すべて実施例1,5.6と同様
にした(順に、比較例1゜2.3)。
を使用しなかった以外、すべて実施例1,5.6と同様
にした(順に、比較例1゜2.3)。
(発明の効果)
各側で得たものについて摩耗量と摩擦係数とを調べた結
果を表−1に示す。尚、摩耗量は半球状にした先端を垂
直状態で200g荷重下。
果を表−1に示す。尚、摩耗量は半球状にした先端を垂
直状態で200g荷重下。
7 cm 7秒の速度で1000fi紙面上を動かした
後の測定値、また、摩擦係数は角度60°、100g荷
重下、7crn/秒の速度で紙面(JIS P320
1試験紙)上を動かしたときの測定値を示しである。
後の測定値、また、摩擦係数は角度60°、100g荷
重下、7crn/秒の速度で紙面(JIS P320
1試験紙)上を動かしたときの測定値を示しである。
表−1
表−1より9本発明の熱可塑性樹脂材料は。
耐摩性に優れ、また、、熱可塑性樹脂の本来の滑らかさ
も維持し得ることが判る。
も維持し得ることが判る。
Claims (1)
- 充填材を分散含有してなる熱可塑性樹脂材料において、
前記充填材としてポリエーテルエーテルケトン及び/又
はポリエーテルイミドを使用したことを特徴とする熱可
塑性樹脂材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14324685A JPS624748A (ja) | 1985-06-29 | 1985-06-29 | 熱可塑性樹脂材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14324685A JPS624748A (ja) | 1985-06-29 | 1985-06-29 | 熱可塑性樹脂材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS624748A true JPS624748A (ja) | 1987-01-10 |
Family
ID=15334286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14324685A Pending JPS624748A (ja) | 1985-06-29 | 1985-06-29 | 熱可塑性樹脂材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS624748A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5247017A (en) * | 1989-07-04 | 1993-09-21 | Teijin Limited | Aromatic polyamide resin composition for compression molding |
CN109354865A (zh) * | 2018-11-13 | 2019-02-19 | 曹佳男 | 一种高阻燃高耐磨塑料粒子及其制备方法 |
-
1985
- 1985-06-29 JP JP14324685A patent/JPS624748A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5247017A (en) * | 1989-07-04 | 1993-09-21 | Teijin Limited | Aromatic polyamide resin composition for compression molding |
CN109354865A (zh) * | 2018-11-13 | 2019-02-19 | 曹佳男 | 一种高阻燃高耐磨塑料粒子及其制备方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4957554B2 (ja) | 樹脂成形材料 | |
WO2013047625A1 (ja) | 樹脂組成物及びそれを用いた摺動部材 | |
JP2014034428A (ja) | 紙送りローラおよび画像形成装置 | |
US4563495A (en) | Resinous composition for sliding members | |
WO1990007413A1 (en) | Ultrahigh-molecular polyethylene sheet and production thereof | |
JP2006097006A (ja) | 導電性樹脂組成物の製造方法及び用途 | |
JPS624748A (ja) | 熱可塑性樹脂材料 | |
CA1078538A (en) | Extrudable adhesive | |
US5635299A (en) | Sliding member usable in dry and wet states and method of manufacturing the member | |
CN101010386A (zh) | 具有树脂和vgcf的导电复合材料、其制备方法和用途 | |
JP2006249187A (ja) | シールリング | |
JPS6333465A (ja) | ポリアセタ−ル樹脂組成物の製造方法 | |
JP6694577B2 (ja) | 紙送りローラおよびその製造方法 | |
JP2001521554A (ja) | ポリアセタール組成物、及びその耐磨耗性を改善し、摩擦を低減するための方法 | |
EP1477523A4 (en) | ELASTOMERIC COMPOSITION AND PAPER SUPPLY ROLL | |
CN221296770U (zh) | 一种包覆型聚合物蜡微粉体 | |
JP4024514B2 (ja) | ポリエーテル芳香族ケトン樹脂組成物並びにフィルム及びシート | |
JPH0417147B2 (ja) | ||
JP7507603B2 (ja) | 液体吐出装置 | |
US6844051B1 (en) | Separation fingers for electro photographic devices | |
JPS6366652B2 (ja) | ||
JP4109822B2 (ja) | 流体潤滑用樹脂組成物 | |
JP2006028231A (ja) | ポリアミド樹脂組成物、摺動部品、および、ポリアミド樹脂組成物の製造方法。 | |
JP2001089630A (ja) | 自己潤滑性ポリアセタール樹脂組成物 | |
JP2007297588A (ja) | フェノール樹脂成形材料 |